JP2814479B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2814479B2
JP2814479B2 JP61010683A JP1068386A JP2814479B2 JP 2814479 B2 JP2814479 B2 JP 2814479B2 JP 61010683 A JP61010683 A JP 61010683A JP 1068386 A JP1068386 A JP 1068386A JP 2814479 B2 JP2814479 B2 JP 2814479B2
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恒久 野木村
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【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、鍵盤による演奏モードの切換えの際にも最
適なチヤンネル割当てができるようにした電子楽器に関
する。 〔発明の背景〕 従来より複数の発音チヤンネルを有し、該発音チヤン
ネルに発生すべき楽音を割当てて、複数の楽音を同時に
発生する電子楽器が種々開発されている。 この種の電子楽器において、鍵盤の演奏モードをノー
マルモードと、キーボードスプリツトモードとに切換え
て演奏するようにした場合、限られた数の発音チヤンネ
ルを有効に割当てて使用することが必要になり、モード
切換えによつて割当て態様を変更せねばならなくなる。 このような電子楽器の一つの例として例えば8つの発
音チヤンネルを有する8音ポリフオニツクの場合、キー
ボードスプリツトモードにあつては、第1チヤンネルか
ら第4チヤンネルまでは、高音域の鍵盤操作にもとづく
メロデイ音を発生するものとし、第5チヤンネルから第
8チヤンネルまでは、低音域の鍵盤操作にもとづく自動
伴奏音を発生するようにし、ノーマルモードにあつて
は、上記第1チヤンネルから第8チヤンネルを全ての音
域の鍵盤操作にもとづく楽音を発生するようにすること
が行われている。 しかし、このようにキーボードスプリツトモードにお
いて使用するチヤンネルを固定的にメロデイ音発生用と
自動伴奏音発生用とに分割するようにすると、モード切
換え時の発音状態の変化が不自然となる場合がある。 即ち、ノーマルモードにおいて、高音域の鍵が上述し
た第5チヤンネルから第8チヤンネルのいずれかのチヤ
ンネルに割当てられている状態で、しかも押鍵によつて
発音継続中に、モード切換操作によりキーボードスプリ
ツトモードに切換えられると、当該チヤンネルは自動伴
奏音発生用のチヤンネルであるから強制的にその内容が
クリアされ、従つて当該楽音は発生が一時中止し、再度
第1チヤンネルから第4チヤンネルのうちの空チヤンネ
ルに割当てられることで発音を再開せねばならない等の
問題があつた。 〔発明の目的〕 この発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、演
奏モードの切換えがなされた際にも、自然な発音状態の
変化をもたらすことの可能な電子楽音を提供することを
目的とする。 〔発明の要点〕 この発明は、上記目的を達成するため、鍵盤の演奏モ
ードが第1モードから第2モードに切換えられた際、特
定領域の鍵操作に基づく楽音が、所定チヤンネル数以上
ある場合は、そのうちの所定数の発音チヤンネルを第2
モードでも続けて特定領域の鍵操作に対応する楽音を割
当てる発音チヤンネルとして設定し、上記切換えの際に
特定領域の鍵操作に基づく楽音が所定数より少ない数の
発音チヤンネルに割当てられている場合は、その発音チ
ヤンネルを含む所定数の発音チヤンネルを特定領域の鍵
操作に基づく楽音を割当てる発音チヤンネルとして設定
し、この特定領域の鍵操作に対応して楽音を発生する発
音チヤンネル数を除く残余の数の発音チヤンネルで、特
定領域以外の領域の鍵操作に対応した楽音を発生するよ
うにしたことを要点とする。 〔実施例〕 以下この発明を図面に示す一実施例につき詳述する。 第1図は、本実施例の回路構成を示し、図中1は、マ
イクロプロセツサ等より成るCPUであり、本実施例の全
ての動作を制御する。このCPU1を中心とする動作につい
ては誤述するようにフローチヤートによつて説明する。 このCPU1はコモンバス2に接続される。そして、この
コモンバス2には、複数の音階に対応する鍵が設けられ
た鍵盤3−1、ノーマルモード(第1モード)とキーボ
ードスプリツトモード(第2モード)とに切換えて、鍵
盤3−1の演奏モードを指定するモード切換スイツチ3
−2のほか、音色、リズム、自動伴奏のモード(例えば
フインガードやワンフインガーコード等)を指定する各
種スイツチが設けられている鍵盤3が接続される。 上記キーボード3の鍵盤3−1やモード切換スイツチ
3−2などの各種スイツチの操作はCPU1にて検出され
て、対応する処理制御がなされる。即ち、ノーマルモー
ドにモード切換スイツチ3−2が切換えられているとき
には、鍵盤3−1を用いて、最大8個までの楽音による
演奏が行われる。また、キーボードスプリツトモードに
あるときは所定音階の鍵を境に、上方側(高音側)の鍵
(特定領域の鍵)の操作によつてメロデイの演奏が行わ
れ、下方側(低温側)の鍵(特定領域以外の領域の鍵)
操作によつて、例えば和音(コード)の指定がなされ、
それにともなつて自動的に、ベース音あるいはアルペジ
オ音が発生することになる。従つて、下方側の鍵操作に
基づく楽音は、実際に押鍵していない楽音も自動的に発
生することになる。なお、下方側の鍵操作に基づく楽音
は必ず上方側の鍵操作に基づく楽音よりも音高が低く、
従つてそのキーコード(オクターブとノートを示す)も
例えば必ず小の値をとるとする。さて、このようなキー
ボードスプリツトモードでは、本実施例では、上方側の
鍵操作に基づく楽音は最大4音発生可能であり、下方側
の鍵操作に基づく楽音も最大4音発生可能である。 このキーボード3の操作に基づく各種処理を行うため
に、コモンバス2に対し押鍵状態バツフア4、チヤンネ
ルバツフア5、メロデイ鍵キーオフバツフア6、伴奏音
キーオフバツフア7が接続されている。これらバツフア
4〜7は、ひとつのRAMをエリア分割して構成してもよ
く、あるいは独立のメモリを使用してもよい。 そして、上記押鍵状態バツフア4は、押鍵されている
鍵のキーコードと、キーオンの情報を記憶する。そして
離鍵にともない押鍵時に設定したキーコードを入力した
エリアにキーコードとキーオフの情報を再設定する。そ
してキーオフされたエリアの情報は新たな鍵の操作によ
つて書替えられることになる。そのエリアは後述する発
音チヤンネルの数に対応して8個に分割されている。 チヤンネルバツフア5は、実際に発音されている楽音
のキーコードとキーオン/オフの情報を記憶するもの
で、ノーマルモードでは、発音終了とともにその内容は
クリアされるが、キーボードスプリツトモードでは、消
音した後も、そのキーコードとキーオンの情報を記憶し
て、次の上方側の領域(メロデイ音域)の押鍵や下方側
の領域(伴奏領域)の鍵操作にもとづく自動伴奏による
楽音のチヤンネル割当て制御に使用する。このチヤンネ
ルバツフア5も8個に分割されている。 メロデイ鍵キーオフバツフア6は、4段構成であつ
て、キーボードスプリツトモード時のみ使用するもの
で、上方側の鍵でメロデイ演奏すべく押鍵がなされる都
度このバツフア6の内容は下段から上段側へ1段ずつシ
フトし、最下段に特定のコード“HAT"が入力し、当該鍵
が離鍵されると、そのキーコードとキーオン情報が“HA
T"が入力していない段でより上位側の段にセツトされ
る。従つて、最も過去に離鍵された鍵に対するキーコー
ドとキーオンの情報が最上段側に記憶される。また例え
ば4音の楽音が発生しているときは、全ての段に“HAT"
が設定されることになる。 従つて、キーボードスプリツト時においては、チヤン
ネルバツフア5とメロデイ鍵キーオフバツフア6の内容
によつて、どのチヤンネルをメロデイ音発生に使用する
かわかるようになる。 伴奏音キーオフバツフア7は、メロデイ鍵キーオフバ
ツフア6と同様の機能を、伴奏音に対して実現するもの
であつて、4段構成となつている。そして、自動伴奏音
として発生する楽音の発音タイミングで、全て1段(上
段側へ)シフトし、最下段に“HAT"なるコードを入力
し、且つその発音していた楽音を消音するタイミング
で、その楽音に対応するキーコードとキーオン情報を、
“HAT"が入力されていない段で、より上位側の段に設定
される。 従つて、キーボードスプリツト時においては、チヤン
ネルバツフア5と伴奏音キーオフバツフア7の内容によ
つて、どのチヤンネルを伴奏音発生に使用するかわかる
ようになる。 第1図中符号8は、楽音発生装置であつて、8音まで
同時に発生可能となつていて、8個の発音チヤンネルを
有する。この発音チヤンネルは、別個の独立したハード
ウエアによる楽音発生回路(トーンジエネレータ)で構
成してもよいし、あるいは、8チヤンネルの時分割処理
によつて8音までの楽音を発生できる楽音発生回路にて
実現するようにしてもよい。 そして、この楽音発生装置8から出力される楽音はサ
ウンドシステム9にて音響に変換出力されることにな
る。 以上の回路構成の電子楽器にあつて、ノーマルモード
では、上述したように、鍵盤3−1の操作によつて、同
時8個までの鍵操作がCPU1にて検出され、当該キーコー
ドとキーオン/オフ情報が押鍵状態バツフア4の空チヤ
ンネルに対応する段に入力記録され、逐次更新記録され
るようになる。なお、キーオフ時には、既に押鍵したキ
ーコードとキーオン情報が入力している段を検知し、そ
のキーオン情報と、キーオフ情報に書替える。 また、押鍵状態バツフア4の書きかえ動作と同様の動
作がチヤンネルバツフア5でも行われ、このチヤンネル
バツフア5の内容に従つて、楽音発生装置8は制御され
て、当該楽音が発生する。なお、このノーマルモードで
は、離鍵にともない当該キーコードが入つているチヤン
ネルバツフア5の段の内容はクリヤされる。 さて、次にこのノーマルモードからキーボードスプリ
ツトモードにモード切換スイツチ3−2を使用してモー
ド切換をした場合の動作につき第2図を参照して説明す
る。 先ずステツプS1にて、押鍵状態バツフア4の整順処理
を行う。即ち、モード切換スイツチ3−2の切換操作の
タイミングで、押鍵状態バツフアには、操作鍵(押鍵中
のもの、過去に押鍵、離鍵がなされたものも、あわせて
最も新しい8つの鍵)の動作に応じたキーコード、キー
オン/オフ情報が入つているわけであるが、この情報
を、高音側から押鍵中のものを優先に上段から順になら
べ、しかも鍵域分割される上方側(メロデイ音域側)の
鍵のみで、4音までを最上位段から4つの段に入力し、
それ以外の鍵に対応するキーコード、キーオン/オフを
5段目以下の段に入力記憶する。 従つて、上方側の鍵について楽音が発生中である場
合、最大4音まで、それに対応するキーコード及びキー
オン情報が押鍵状態バツフア4の上4段に設定される。 次に、ステツプS2に移り、押鍵中のメロデイ音域側の
鍵の数だけ“HAT"を下段側からメロデイ鍵キーオフバツ
フア6に入力する。なおその他の段のメロデイ鍵キーオ
フバツフア6の内容、ならびに全ての段の伴奏音キーオ
フバツフア7の内容をクリアする。 そして、次にステツプS3に進み、メロデイ音域で、押
鍵中の鍵についてのみその情報を残し全て他の情報をク
リアし、且つチヤンネルバツフア5のメロデイ音域で押
鍵中の鍵についてのみその情報を残し、全ての他の情報
をクリアする。そして、CPU1は楽音発生装置8に対し
て、メロデイ音域で押鍵中の楽音に対応する発音チヤン
ネルについてはその状態を保持し、その他の発音チヤン
ネルについて消音処理をする。 その結果、このステツプS1〜S3の処理によつて、上方
側の音域の押鍵中の鍵に対応する楽音が割当てられてい
る発音チヤンネルに対応するエリアのみチヤンネルバツ
フア5にキーコード、キーオン情報が記憶され、且つそ
の発音チヤンネルの数分だけ“HAT"なる情報がメロデイ
鍵キーオフバツフアに記憶される。 そして、この状態で鍵盤3−1で新たな押鍵操作がな
されると、第3図に示す一連の処理が実行される。な
お、押鍵状態バツフア4の記憶状態は、所定音数、つま
りメロデイ音として4音、伴奏音として4音以内の押
鍵、離鍵もしくは発音、消音にともない、逐次そのキー
コード及びキーオン/オフ情報が記憶されるのであつ
て、特に第3図及び後述する第4図にあつては詳述しな
い。 さて、ステツプT1において、所定音数以内の押鍵かと
いうことが判別され、メロデイ音として5音以上、伴奏
音として5音以上の発音指定がなされたときは、ノンオ
ペレーシヨンとして、この処理を終了する。 そして、ステツプT1において、所定音数以内のキーオ
ンであれば、YESの判断がなされ、ステツプT2に移る。 ステツプT2においては、そのキーコードは、メロデイ
音域の楽音に対応するか否かジヤツジし、もしYESの判
断がなされると、ステツプT3に進みメロデイ鍵キーオフ
バツフア6の最上段のレジスタの内容はキーオン状態で
あるかジヤツジする。いま、ステツプS2によつて、メロ
デイ音域の押鍵が4個より少ない場合は、少なくとも最
上段の内容はクリアされてオールゼロ状態となつてくる
(尚、その他の段の内容は、押鍵中の鍵数に相当する数
だけ“HAT"が記憶されたものとなつている。)。 従つて、いまモード切換直後の新押鍵であるからステ
ツプT3ではNOの判断をし、ステツプT4に進み、チヤンネ
ルバツフア5の最上段の内容をCPU1は読出し、キーオン
状態か検出する。もしキーオン状態であれば、メロデイ
音域の鍵操作による発音が継続中であるか、あるいは後
述する伴奏音が割当てられたチヤンネルに対応するかで
あるから、当該チヤンネルに押鍵に対応する楽音を割当
てるといけない為、YESの判断をして、次の段のチヤン
ネルバツフア5の内容をジヤツジすべくステツプT5に進
みアドレスインクリメントし、再びチヤンネルバツフア
5の次の段の内容を検出する。 このようにしてステツプT4、T5をくり返しキーオン状
態でない段がみつかると、ステツプT6に進み、当該チヤ
ンネルバツフア5に、そのキーコードを、キーオン情報
と共に入力し、しかる後対応する発音チヤンネルで、そ
のキーコードに対応する楽音を発生する発音処理を実行
する。 そして次にステツプT7において、メロデイ鍵キーオフ
バツフア6の内容を1段ずつ上位側へシフトし、ステツ
プT8にて、最下段のメロデイ鍵キーオフバツフア6へ
“HAT"を入力することで一連の処理を終了する。 このようにして、4音までメロデイ音が発音された後
は、後述するようにキーオフ時の処理によつてメロデイ
鍵キーオフバツフア6には離鍵された鍵のキーコードと
キーオン情報がセツトされるから、新たな押鍵によつ
て、ステツプT1〜T3の処理の後、ステツプT9へ進み、メ
ロデイ鍵キーオフバツフア6の最上段の内容とチヤンネ
ルバツフア5の最上段の内容とは一致するかジヤツジす
る。もし一致しなければ、チヤンネルバツフア5のアド
レスをステツプT10にてインクリメントし、CPU1は次の
段のチヤンネルバツフア5の内容を読出し、メロデイ鍵
キーオフバツフア6の内容を一致するか検出する。 このようにしてステツプT9、T10の処理によつて、一
致検出されると、その発音チヤンネルは過去においてメ
ロデイ音の発音を行つたものであるから、その発音チヤ
ンネルに、今回の押鍵による楽音を割当てればよいこと
になる。従つて、次にステツプT6へ進み上述したのと同
様の処理によつて、楽音発生装置8の当該発音チヤンネ
ルから押鍵に対応する楽音を発生するようにする。 このようにして、次々とメロデイ音域の発音に対する
処理が実行される。そして、同様に伴奏音についての処
理も、ステツプT2にてNOと判断されて、ステツプT11
進み、伴奏音に対する発音処理を実行する。 このステツプT11は、上述したステツプT3からT10の処
理に対応する処理T3′〜T10′であつて、ステツプT3
対応するステツプT3′では、伴奏音キーオフバツフア7
の先頭アドレスはキーオン状態であるか検出することに
なり、ステツプT7に対応するステツプT7′では伴奏音キ
ーオフバツフア7を1段ずつ上位側へシフトアツプする
ことになり、ステツプT8に対応するステツプT8′では最
下段の伴奏音キーオフバツフア7に“HAT"を入力するこ
とになり、ステツプT9に対応するステツプT9′では、伴
奏音キーオフバツフア7の内容とチヤンネルバツフア5
の内容と一致するか検出することになる。その他のステ
ツプは、メロデイ音に対応する処理と同じである。 このようにして、伴奏音についても、4音まで伴奏音
が発音された後は、キーオフ時の処理によつて伴奏音キ
ーオフバツフア7にはキーオフされた楽音のキーコード
とキーオン情報がセツトされるから、新たな発音処理に
よつて、ステツプT1、T2の処理に続く、ステツプT3′の
処理の後、ステツプT9′へ進み、伴奏音キーオフバツフ
ア7の最上段の内容とチヤンネルバツフア5の最上段の
内容とは一致するかジヤツジする。もし一致しなけれ
ば、チヤンネルバツフア5のアドレスをステツプT10
にてインクリメントし、次の段のチヤンネルバツフア5
の内容を読出し、伴奏音キーオフバツフア7の内容と一
致するか検出する。 このようにして、ステツプT9′、T10′の処理によつ
て、一致検出されると、その発音チヤンネルは過去にお
いて伴奏音の発音を行つたものであるから、その発音チ
ヤンネルに、今回の伴奏音を割当てればよいことにな
る。このようにして、伴奏音についても、伴奏音域の鍵
操作にもとづく伴奏音(コード音、ベース音、アルパジ
オ音等)が、最大同時4音まで楽音発生装置8から発生
することになる。 次に、第4図を参照して、キーボードスプリツトモー
ドでのキーオフ時の処理について説明する。ステツプU1
において、キーオフされたキーコードは、メロデイ音域
の鍵が、離鍵されて発生したものであれば、YESの判断
がされた後、ステツプU2に進み、そのキーコードの最上
位ビツトに1をたてて、キーオフコードを、キーオンコ
ードに変換する。つまり、キーコードと、キーオン情報
を発生する。 次にステツプU3において、チヤンネルバツフア5の先
頭(最上段)のアドレスの内容を読出し次のステツプU4
において、チヤンネルバツフア5の内容をキーオフされ
たキーコードとの一致比較がなされ、不一致が検出され
ればステツプU5にてアドレスインクリメントがなされ、
ステツプU4にもどる。以下同様にして、発音を割当てた
発音チヤンネルに対応する段のキーコードと、今回キー
オフされたキーコードとは、一致検出がなされるため、
ステツプU4に続けて、ステツプU6へ進みその発音チヤン
ネルについて、楽音発生装置8の消音処理をする。 そして、次のステツプU7へ進み、メロデイ鍵キーオフ
バツフア6の最上段の内容は“HAT"か否かジヤツジす
る。もし、“HAT"ならば、4音すべて発音状態であつた
から、YESの判断をして、ステツプU8に進み、消音した
楽音の当該キーオンコードを、メロデイ鍵キーオフバツ
フア6にセツトしてその処理を終了する。 もし、現在3音まで発音しているのであれば、最上段
のメロデイ鍵キーオフバツフア6には、既に離鍵操作さ
れた鍵に対応するキーコードが入力している為、次の段
以下のメロデイ鍵キーオフバツフア6に、当該キーコー
ドを入力すべく、ステツプU7でNOの判断してステツプU9
へ進み、アドレスインクリメントし、ステツプU10で最
終段を越えたかジヤツジし、NOの判断がなされたとき、
ステツプU7へもどる。 このような繰返しによつて、最も前に離鍵された鍵の
キーコードが、メロデイ鍵キーオフバツフア7の最上段
にセツトされ、その後離鍵されたものが、次の段にセツ
トされ、…というように古い順に記憶されることにな
る。 従つて、第3図におけるステツプT3、T9、T6にてメロ
デイ鍵キーオフバツフア6の先頭アドレスのキーコード
が割当てられている発音チヤンネルに、新たな鍵操作に
よる楽音を割当てることになり、最も古く離鍵がなされ
た発音チヤンネルに、新たな楽音を割当てることにな
る。 さて、以上はメロデイ音域の鍵の離鍵時の動作であつ
たが、伴奏音の消音時においても、ステツプU1に続け
て、ステツプU11に進む。 このステツプU11においては、メロデイ音についての
処理U2〜U10と同様の処理U2′〜U10′を実行することに
なる。なお、ステツプU7′では伴奏音キーオフバツフア
7の当該アドレスの内容が“HAT"であるか否かをジヤツ
ジすることになり、ステツプU9′では、伴奏音キーオフ
バツフア7のアドレスをインクリメントすることにな
り、ステツプU8′では、キーオンコードを、伴奏音キー
オフバツフア7の当該アドレスにセツトするようにな
る。その他の動作は、メロデイ音の消音処理と全く同様
であり、その結果、伴奏音についても、最も古くキーオ
フされたキーコードが伴奏音キーオフバツフア7の最上
段にセツトされる為、次の伴奏音の発音時には、そのキ
ーコードが記憶されているチヤンネルバツフア5の段に
対応する発音チヤンネルに当該伴奏音を割当てることに
なる。 このように、本実施例にあつては、メーマルモードか
らキーボードスプリツトモードに切換えられた際、メロ
デイ音域の鍵操作に基づく楽音が4個以上発音中であれ
ば、そのうち4音まで高音側から選択して、キーボード
スプリツトモードでも継続して発音するようになり、切
換の際にメロデイ音を発音している発音チヤンネルを以
後継続して、メロデイ音を発生する発音チヤンネルとす
ることになる。また、4音より少ない楽音が上記モード
切換の際、発音中であればその楽音はキーボードスプリ
ツトモードでも発音を継続することになり、当該発音チ
ヤンネルのほかにその他の発音チヤンネルを含めて4音
の楽音を発音する4つの発音チヤンネルがメロデイ音発
生用として割当てられることになる。 そして、それ以外の発音チヤンネルについてはキーボ
ードスプリツトモードに切換えられた際に全て発音を停
止し、以後自動伴奏音を新たに発生することになる。 従つて、本実施例では、ノーマルモードからキーボー
ドスプリツトモードへ発音状態の切換えを行つたとき
も、最も自然に発音態様が変化することになり、例え
ば、ノーマルモードで全音域の演奏を行つた後キーボー
ドスプリツトモードにして、自動伴奏を行う演奏に移行
するときも、メロデイ音域の鍵については、最大4音ま
で途切れることなく楽音が生成でき、限られた数の発音
チヤンネルを使用するにも拘らず有効なチヤンネル割当
てが実現できる。 そして、またこのキーボードスプリツトモードからノ
ーマルモードへ再びモード切換えを行つた場合は、上述
した処理と同様に、キーボードスプリツトモードでのメ
ロデイ音域の鍵操作によつて楽音を発生中の発音チヤン
ネルを、それ以後も継続して、その楽音を発生するよう
にし、伴奏音を割当てていた発音チヤンネルは、出力楽
音を一時中止し、モード切換後、再び鍵盤の操作状態を
CPU1が検出し、発音割当てを再度行うようにする。この
ようにすることによつて自然な発音態様の切換えを可能
とする。 なお、上記実施例では、離鍵後に、当該鍵のキーコー
ドを記憶するメモリ(メロデイ鍵キーオフバツフア6、
伴奏音キーオフバツフア7)をメロデイ音、伴奏音につ
いて夫々設けると共に、発音チヤンネルの数に対応する
エリアをもつチヤンネルバツフア5にもそのキーコード
を記憶させ、このキーコードどおしの一致検出によつ
て、夫々の発音チヤンネルが、メロデイ音域の楽音を発
生するのか、自動伴奏音を発生するのかを認識して、チ
ヤンネル割当てが行われるようになつていたが、そのほ
かに、チヤンネルナンバ自体を直接モード切換時にメロ
デイ用と伴奏音用とに、ふりわけて記憶することによ
り、以後必ずそのふりわけられたチヤンネルナンバを参
照しながらチヤンネル割当てを実行するようにしてもよ
い。このようにしても、全く同様のチヤンネル割当て処
理が実行される。 また、上記実施例では、キーボードスプリツトモード
での2系列の楽音について音色等を異ならせることにつ
いては何ら言久しなかつたが、夫々各チヤンネルがどち
らの楽音をうけ持つかが決定した後は、夫々のチヤンネ
ルで異なる音色等の楽音を発生するようにすることも可
能である。 その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形、
応用可能である。 〔発明の効果〕 以上詳述したように本発明によれば、限られた数の発
音チヤンネルをモード切換えがなされたときも有効に使
用でき、且つモード切換時の発音状態の変化も、最適な
ものとすることが出来るなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例を示し、第1図はその回路構成
図、第2図は、メーマルモードからキーボードスプリツ
トモードに切換えたときの動作を示すフローチヤート、
第3図は、キーボードスプリツトモードでのキーオン時
の動作を示すフローチヤート、第4図は、同モードでの
キーオフ時の動作を示すフローチヤートである。 1……CPU、3……キーボード、3−1……鍵盤、3−
2……モード切換スイツチ、4……押鍵状態バツフア、
5……チヤンネルバツフア、6……メロデイ鍵キーオフ
バツフア、7……伴奏音キーオフバツフア。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数の発音チャンネルを有し、同時に複数の楽音を
    この複数の発音チャンネルにて発音可能な電子楽器にお
    いて、 第1モードでは、全領域の鍵操作による楽音を上記複数
    の発音チャンネルから発生することを指示し、第2モー
    ドでは、特定領域の鍵操作による楽音を所定数の発音チ
    ャンネルから発生することを指示し且つ上記特定領域以
    外の鍵操作による楽音を残余の数の発音チャンネルから
    発生することを指示する鍵盤と、 上記鍵盤の演奏モードが上記第1モードから上記第2モ
    ードに切換えられた際、上記特定領域の鍵操作に基づく
    楽音が、上記所定数以上の発音チャンネルに割当てられ
    ている場合、そのうちの所定数の発音チャンネルを上記
    第2モードにおいても続けて上記特定領域の鍵操作に対
    応する楽音を割当てる発音チャンネルとして設定すると
    ともに、上記第1モードから上記第2モードに切換えら
    れた際、上記特定領域の鍵操作に基づく楽音が、上記所
    定数より少ない数の発音チャンネルに割当てられている
    場合、その発音チャンネルを含む上記所定数の発音チャ
    ンネルを上記特定領域の鍵操作に基づく楽音を割当てる
    発音チャンネルとして設定し、更にこの特定領域の鍵操
    作に対応して楽音を発生する発音チャンネル数を除く残
    余の数の発音チャンネルにて、上記特定領域以外の領域
    の鍵操作に対応して楽音を発生するよう設定する設定手
    段と を具備したことを特徴とする電子楽器。
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