JPH03172666A - ロックアップトルコン付無段変速機の制御装置 - Google Patents

ロックアップトルコン付無段変速機の制御装置

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JPH03172666A
JPH03172666A JP1311605A JP31160589A JPH03172666A JP H03172666 A JPH03172666 A JP H03172666A JP 1311605 A JP1311605 A JP 1311605A JP 31160589 A JP31160589 A JP 31160589A JP H03172666 A JPH03172666 A JP H03172666A
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acceleration
shift
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Yoshiji Sato
佳司 佐藤
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H2061/6604Special control features generally applicable to continuously variable gearings
    • F16H2061/6608Control of clutches, or brakes for forward-reverse shift

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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等の車両の駆動系においてロックアッ
プ付トルクコンバータとベルト式無段変速機とを組合わ
せて搭載したロックアツプトルコン付無段変速機の制御
装置に関し、詳しくは、ロックアツプ領域での加速時の
ロックアツプクラッチとダウンシフトの制御に関する。
〔従来の技術〕
一般にロックアップ付トルクコンバータを使用した駆動
系では、発進時においてトルクコンバータのトルク増幅
作用を利用すると、発進性能が強化し、スムーズ性が向
上する。また発進後は、ロックアツプすることによりト
ルクコンバータの動力損失がなくなって燃費向上になる
。このため、かかる利点を得るためにロックアツプクラ
ッチをいかに制御するか種々提案されている。
ここで、上記ロックアツプクラッチ付トルクコンバータ
と無段変速機とを組合わせた駆動系では、無段変速機の
各変速段が変速比の最大、最小以外は特定できず、連続
的に変速制御されることから自動変速機の場合とは各別
にロックアツプ制御する必要がある。
そこで従来、上記無段変速機と組合わせたロックアツプ
クラッチ付トルクコンバータの制御に関しては、例えば
特開昭63−303259号公報の先行技術がある。こ
こで、発進時に無段変速機が変速開始すると略同時にロ
ックアツプクラッチを係合し、変速全域をロックアツプ
領域に制御する゛ことが示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記先行技術のものにあっては、変速域での
アクセル踏込みによる加速時にもロックアツプ状態であ
るため、トルクコンバータのトルク増幅作用を利用する
ことができない。また、加速時に直ちにダウンシフトす
るが、エンジン回転数とプライマリプーリ回転数とは一
致して上昇し、このためにエンジン出力の一部が回転数
を上昇せしめることに用いられることから、加速後所定
時間遅れてエンジン回転数とプライマリプーリ回転数と
が充分上昇し、その回転数変化が減少傾向になる時点で
ないと大きい加速度、駆動力が生じないことになり、加
速応答性に欠ける等の問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、ロックアツプ領域での加速時にトルク
コンバータのトルク増幅作用を行い、加速応答性を向上
するようにロックアツプクラッチおよびダウンシフトを
最適制御することが可能なロックアツプトルコン付無段
変速機の制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の制御装置は、無段変
速機の入力端にロックアツプクラッチ付トルクコンバー
タを備え、上記ロックアツプクラッチによるロックアツ
プ領域を車速、エンジン回転数、プーリ比および速度比
で定めるように制御する制御系において、ロックアツプ
領域での加速度を判断する加速判定部と、上記加速判定
部からの加速信号により直ちにロックアツプ解除するロ
ックアツプ解除決定部と、上記加速判定部からの加速信
号によりダウンシフトを所定時間遅らせる変速遅延部と
、変速速度を所定時間低下せしめる変速速度変更部とを
備えるものである。
〔作   用〕
上記構成に基づき、車両発進後無段変速機が変速開始し
た後は、トルクコンバータの速度比等によるカップリン
グ判断でロックアツプクラッチが係合してロックアツプ
領域に制御されている。そしてこの状態でアクセル踏込
みにより加速する場合は、加速信号がロックアツプ解除
決定部に入力して一時的にトルクコンバータの作動に戻
り、変速遅延部でダウンシフトが遅延制御されることで
、エンジン回転数のみ良好に吹上り、トルクコンバータ
が最大限トルク増幅作用して駆動力等を応答よく増大す
るようになる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、ロックアツプトルコン付無段変速機の
駆動系の概略について述べる。符号lはエンジンであり
、クランク軸2がトルクコンバータ装置31前後進切換
装置4.無段変速機5およびディファレンシャル装置6
に順次伝動構成される。
トルクコンバータ装置3は、クランク軸2がドライブプ
レートlOを介してコンバータカバーitおよびトルク
コンバータ12のポンプインペラ12aに連結する。ト
ルクコンバータ12のタービンランナ12bはタービン
軸13に連結し、ステータ12cはワンウェイクラッチ
14により案内されている。タービンランナ12bと一
体的なロックアツプクラッチ15は、ドライブプレート
lOに係合または解放可能に設置され、エンジン動力を
トルクコンバータ12またはロックアツプクラッチ15
を介して伝達する。
前後進切換装置4は、ダブルピニオン式プラネタリギヤ
teを有し、サンギヤleaにタービン軸13が入力し
、キャリア16bからプライマリ軸20が出力する。そ
してサンギヤ16aとリングギヤleeとの間にフォワ
ードクラッチ17を、リングギヤleeとケースとの間
にリバースブレーキ18を有し、フオーワードクラッチ
17の係合でプラネタリギヤlBを一体化してタービン
軸13とプライマリ軸20とを直結する。また、リバー
スブレーキ18の係合でプライマリ軸20に逆転した動
力を出力し、フォワードクラッチ17とリバースブレー
キ18の解放でプラネタリギヤ1Bをフリーにする。
無段変速機5は、プライマリ軸20に油圧シリンダ21
を有するプーリ間隔可変式のプライマリプーリ22が、
セカンダリ軸23にも同様に油圧シリンダ24を有する
セカンダリプーリ25が設けられ、ブライマツプーリ2
2とセカンダリプーリ25との間に駆動ベルト2Bが巻
付けられる。ここで、プライマリシリンダ21の方が受
圧面積が大きく設定され、そのプライマリ圧により駆動
ベルト2Bのプライマリプーリ22、セカンダリプーリ
25に対する巻付は径の比率を変えて無段変速するよう
になっている。
ディファレンシャル装置6は、セカンダリ軸23に一対
のりダクションギャ27を介して出力軸28が連結し、
この出力軸28のドライブギヤ29がファイナルギヤ3
0に噛合う。そしてファイナルギヤ80の差動装置31
が、車軸32を介して左右の車輪33に連結している。
一方、無段変速機制御用の高い油圧源を得るため、無段
変速機5にメインオイルポンプ34が設けられ、このメ
インオイルポンプ34がポンプドライブ軸35を介して
クランク軸2に直結する。また、トルクコンバータ12
.  ロックアツプクラッチ15および前後進切換制御
用の低い油圧源を得るため、トルクコンバータ装置3に
サブオイルポンプ3Bが設けられ、このサブオイルポン
プ3Bがポンプ軸37を介してコンバータカバーllに
直結する。
第3図において、油圧制御系について述べる。
先ず、無段変速機油圧制御系について述べると、オイル
パン40と連通する高圧用のメインオイルポンプ34か
らのライン圧油路41がライン圧制御弁42に連通して
高いライン圧が生じ、このライン圧が油路43を介して
セカンダリシリンダ24に常に供給されている。ライン
圧はさらに、油路44を介して変速速度制御弁45に導
かれ、油路4Bによりプライマリシリンダ21に給排油
してプライマリ圧が生じるようになっている。また、後
述のサブオイルポンプ3Bからの作動圧油路47は、レ
デューシング弁48に連通して常に一定の油圧が生じ、
このレデューシング油路49.50がライン圧制御弁4
2のソレノイド弁51.変速速度制御弁45のソレノイ
ド弁52に連通ずる。
ソレノイド弁51は、制御ユニット80からのデユーテ
ィ信号でオン・オフしてパルス状の制御圧が生じ、この
制御圧をアキュムレータ53で平滑化してライン圧制御
弁42に作用する。そして変速比l。
エンジントルクTe、トルクコンバータトルク増幅率等
に応じ、ライン圧PLを制御する。
変速速度制御弁45のソレノイド弁52も同様にデユー
ティ信号でパルス状の制御圧が生じて、変速速度制御弁
45を給油と排油の2位置に動作する。
そして、デユーティ比により2位置の動作状態を変えて
プライマリシリンダ21への給排油の流量を制御し、変
速比Iと変化速度dI/dtとを変えて変速制御する。
無段変速機の変速制御は目標変速比による制御ばかりで
なく、目標エンジン回転数による制御でも同等である。
次いで、トルクコンバータ等の油圧制御系について述べ
ると、サブオイルポンプ3Bからの油路60はレギュレ
ータ弁61に連通して、所定の低い作動圧が生じる。こ
の作動圧油路62はロックアツプ制御弁B3に連通し、
このロックアツプ制御弁63から油路64によりトルク
コンバータ12に、油路65によりロックアツプクラッ
チ15のリリース室6Bに連通ずる。一方、このロック
アツプ制御弁63のソレノイド弁B7には、上述のレデ
ューシング圧の油路68が連通ずる。そして制御ユニッ
ト80からのロックアツプ信号がない場合は、油路62
と65とによりリリース室66経由でトルクコンバータ
12に給油し、ロックアツプ信号が出力すると、油路6
2と64とにより作動圧をロックアツプクラッチ15に
作用してロックアツプする。
また、油路62から分岐する作動圧油路69は、セレク
ト弁70.油路71および72を介してフォワードクラ
ッチ17.  リバースブレーキ18に連通する。セレ
フト弁70は、パーキング(P)、リバース(R)。
ニュートラル(N)、ドライブ(D)の各レンジに応じ
て切換えるもので、Dレンジでは油路B9と71とによ
りフォーワードクラッチ17に給油し、Rレンジでは油
路69と72とでリバースブレーキ18に給油し、P、
 Nのレンジではフォワードクラッチ17とリバースブ
レーキ18を排油する。
第1図において電子制御系について述べる。
先ず、エンジン回転数Ne、プライマリプーリ回転数N
p、セカンダリプーリ回転数Ns、スロットル開度θ、
シフト位置の各センサ81ないし85を有する。
そこで、変速速度制御系について述べると、制御ユニッ
ト80で、プライマリプーリ回転数センサ82、セカン
ダリプーリ回転数センサ83のプライマリプーリ回転数
Np、セカンダリプーリ回転数Nsは実変速比算出部8
Bに人力し、実変速比1−Np/Nsにより実変速比l
を算出する。この実変速比lとスロットル開度センサ8
4のスロットル開度θおよびシフト位置センサからのシ
フト位置は目標プライマリプーリ回転数検索部87に人
力し、R,D、 スポーティドライブ(Ds)の各レン
ジ毎に変速パターンに基づく1−θのテーブルを用いて
目標プライマリプーリ回転数NPDを検索する。
目標プライマリプーリ回転数NPCとセカンダリプーリ
回転数Nsは目標変速比算出部88に入力し、目標変速
比isが、l5−NPC/Nsにより算出される。そし
てこの目標変速比1sは目標変速速度算出部89に入力
し、一定時間の目標変速比isの変化量により目標変速
比変化速度dis/dtを算出する。そしてこれらの実
変速比1.目標変速比Is、および目標変速比変化速度
dis/dtは変速速度算出部90に入力し、変速速度
di/dtを以下により算出する。
di/dt =に1(is−1)+に2・dls/dt
上記式において、Kl 、に2は定数、l5−1は目標
と実際の変速比偏差の制御量、dls/dLは制御系の
遅れ補正要素である。
上記変速速度dl/dt 、実変速比lは、デユーティ
比検索部91に入力する。ここで操作量のデユーティ比
りが、D−f (di/dt 、 I)の関係で設定さ
れることから、アップシフトとダウンシフトにおいてデ
ユーティ比りがdi/dt−1のテーブルを用いて検索
される。そしてこのデユーティ信号が、駆動部l口5を
介してソレノイド弁52に出力する。
ロックアツプ制御系について述べると、エンジン回転数
センサ81.ブライマリプーリ回転数センサ82のエン
ジン回転数Ne、プライマリプーリ回転数Npが入力す
る速度比算出部92を有し、トルクコンバータ人、出力
側の速度比eをe−Np/Noにより算出する。この速
度比eとエンジン回転数Noはトルクコンバータ状態判
断部93に入力する。ここで、トルクコンバータ12の
コンバータ領域とカップリング領域を判断するのに設定
速度比bsが設定されているが、回転数差ΔN (N。
−Np)が小さいことも条件にしてショックを軽減する
ため、設定速度比e、がエンジン回転数N。
の増大関数で設定してあり、この設定速度比esに対し
e≧e、の場合にカップリング領域と判断する。
またロックアツプクラッチ15によるロックアツプ領域
を、車速、エンジン回転数、プーリ比および速度比の関
数によって制御することもできる。
上記目標変速比isは変速開始判断部94に入力し、無
段変速機5の機構上の最大変速比2.5に対し、目標変
速比isがis≧2.5では変速開始前、目標変速比I
sが1s<2.5では変速開始後を判断する。ここで、
電子制御系の目標変速比算出部88では、目標変速比I
sが2.5より大きい領域でも目標プライマリプーリ回
転数NPDとセカンダリプーリ回転数Ngとの比で計算
されており、このため制御系の遅れを加味して目標変速
比Isが2.5より大きい所定の値になった時点で変速
開始を判断する。
そして上記トルクコンバータ状態、変速開始。
シフト位置、セカンダリプーリ回転数Nsの信号はロッ
クアツプ決定部95に入力し、速度比eと設定速度比e
5とがe≧esのカップリング判断。
変速開始判断、DまたはDsのレンジ、セカンダリ回転
−数プーリNsとセカンダリプーリ回転数の設定!i!
NsoとがNs≧NSQのすべての条件を満足する場合
に、ロックアツプクラッチ15のロックアツブ・オンを
決定する。そしてこのロックアツプ信号が、駆動部96
を介してソレノイド弁67に出力する。
ライン圧制御系について述べると、スロットル開度θと
エンジン回転数Neが入力するエンジントルク算出部9
7を有し、トルク特性からエンジントルクTOを求める
。またトルクコンバータ12のトルク増幅作用で無段変
速機5への人力トルクが変化するのに対応し、速度比e
が入力するトルク増幅率検索部98を有し、トルク増幅
率のテーブルによりトルク増幅率αを検索し、人力トル
ク算出部99で入力トルクTIをTI−α・Teにより
求める。
一方、実変速比Iは必要ライン圧設定部100に入力し
、単位トルク当りの必要ライン圧PLuを求め、これと
入力トルクTIが目標ライン圧設定部101に入力して
、目標ライン圧PLをPL −PI、u・Tlにより算
出する。ここで、ライン圧制御弁42の特性上エンジン
回転数Noによりポンプ吐出圧が変化するのに伴いライ
ン圧最大値P1、■が変動するのを補正するため、エン
ジン回転数Noと実変速比量が入力する弁特性補正部1
02を有する。
そして、Ne−1のテーブルにより、ライン圧最大値P
Llを常に一定化する。かかる目標ライン圧PL、ライ
ン圧最大値PLmはデユーティ比検索部103に入力し
、ライン圧最大値P I、mに対する目標ライン圧PL
の割合で目標ライン圧PI、に相当するデユーティ比り
を定めるのであり、このデユーティ信号りが、駆動部1
04を介してソレノイド弁51に出力する。
更に、ロックアツプ領域での加速時の制御系について述
べる。
先ず、ロックアツプ信号と目標変速比isが人力する加
速判定部73を有し、ロックアツプ信号入力時に目標変
速比1sが設定値Cに対しls≦Cの場合は、ロックア
ツプ領域での加速を判断する。加速判定部78の出力は
ロックアツプ解除決定部74に人力し、加速の場合はロ
ックアツプ決定部95に解除信号を出力する。また、加
速判定部73の出力は変速遅延部75に入力し、加速の
場合はデユーティ比検索部91で一定時間デューティ比
りの値を前の状態に保持し、ダウンシフトの変速を遅延
するように構成されている。
次いで、このように構成された制御装置の作用について
述べる。
先ず、NまたはPレンジでエンジン1を始動すると、ク
ランク軸2によりトルクコンバータ装置3は駆動するが
、前後進切換装置4で遮断されて無段変速機5にはエン
ジン動力が入力しない。−方、このときポンプドライブ
軸35とコンバータカバー11によりメインオイルポン
プ34.サブオイルポンプ3Bが駆動され、油圧制御系
のライン圧制御弁42.レギュレータ弁61.レデュー
シング弁48により所定の油圧が生じている。ここで、
ライン圧はセカンダリシリンダ24にのみ供給されて、
駆動ベルト26をセカンダリプーリ25側に移行するこ
とで、変速比最大の低速段になっている。また停車時に
は、選択部94からロックアツプ・オフの信号がソレノ
イド弁67に出力し、ロックアツプ制御弁63をロック
アツプクラッチ15のリリース側に切換えているので、
作動圧はリリース室66を介してトルクコンバータ12
に流れ、このためロックアツプクラッチ15がオフして
トルクコンバータ12が作動状態になる。
そこで、Dレンジにシフトすると、セレクト弁70によ
りフォワードクラッチ17に給油されるため、プラネタ
リギヤ1Bが一体化してタービン軸13とプライマリ軸
20とを直結し、前進位置になる。このため、エンジン
動力がトルクコンバータ12を介して無段変速機5のプ
ライマリ軸20に入力し、プライマリプーリ22.セカ
ンダリプーリ25と駆動ベルト2Bにより最も低い低速
段の動力がセカンダリ軸23に出力し、これがディファ
レンシャル装置6を介して車輪33に伝達し、アクセル
解放でも走行可能となる。従って、このアクセル解放ま
たはアクセル踏込みにより発進する。
ところで、かかる変速比最大の発進時には、トルクコン
バータ12が小さい速度比eによりトルク増幅作用して
おり、この増幅率αがトルク増幅率検索部98で検索さ
れてこの分目機ライン圧PLは大きくなる。従って、ラ
イン圧制御弁42によるライン圧は最大変速比やエンジ
ントルクに応じた分により増大し、セカンダリプーリ2
5における押付力はトルク増幅分も含んだトルクをスリ
ップすること無く伝達することを可能にする。
またこの発進は、第5図(a)の変速パターンの最大変
速比のライン18.より低速側で行われ、実際の変速比
は最大の2.5にホールドされている。
しかるに、変速制御系では、セカンダリプーリ回転数N
sの上昇に伴いそれとプライマリプーリ回転数Npとで
実変速比1が、この実変速比iとスロットル開度θとで
目標プライマリプーリ回転数NPDが、これらの目標プ
ライマリプーリ回転数NPD、セカンダリプーリ回転数
Nsより目標変速比算出部88.目標変速速度算出部8
9で目標変速比lS。
目標変速比変化速度dis/dtが算出される。そして
変速速度算出部90では、これらの目標変速比Is。
実変速比1.目標変速比変化速度dis/diにより変
速速度dl/dtの制御量を求め、デユーティ比検索部
91では制御量に対応したデユーティ比りの操作量を求
めている。そこでIs< 2.5の条件になり、ソレノ
イド弁52にデユーティ信号が出力して変速速度制御弁
45が動作し、プライマリシリンダ21に給油されてプ
ライマリ圧が生じると、第5図(a)の最大変速比のラ
インLLの所定の点Pから変速を開始してアップシフト
する。
一方、上記変速開始は変速開始判断部94で判断されて
、変速開始と同時にその信号がロックアツプ決定部95
に入力する。このときトルクコンバータ状態判断部93
では、速度比eと設定速度比e。
との関係でカップリング領域の有無が判断されており、
通常は既にカップリング領域になることで、変速開始時
にロックアツプが決定される。
そこで、上記ロックアツプ信号の出力でソレノイド弁B
7がロックアツプ制御弁63をトルクコンバータ側に切
換えることで、作動圧はトルクコンバータ12に封じ込
められてロックアツプクラッチ15に作用し、こうして
ロックアツプクラッチ15は、ドライブプレートIOに
係合してロックアツプする。
従ってエンジン動力は、ロックアツプクラッチ15によ
り効率よく伝達することになり、第5図(a)の変速開
始時の変速比最大のラインJ!、と最小のライン19.
との間の変速全域がロックアツプ領域になる。
このロックアツプ状態では、e−1のためトルク増幅率
αも1になり、これ以降はライン圧が実変速比Iとエン
ジントルクTeの要素のみで制Hされる。
ところで、上述の無段変速機5が変速開始してロックア
ツプクラッチ15が係合した状態での車両走行時におい
て、第5図(a)の例えば最小変速比ライン1■の点Q
でアクセル踏込みにより加速する場合は、第4図のフロ
ーチャートが実行され、第5図(b)のタイムチャート
のように動作する。
即ち、目標変速比isが設定値C以上に増大変化するこ
とから、加速判定部73で加速と判断され、この加速信
号によりロックアツプ解除決定部74でロックアツプ決
定部95のロックアツプ信号が直ちに消失される。そこ
でソレノイド弁67により、ロックアツプ制御弁63は
油路65を介してロックアツプクラッチ15のリリース
室6Bに給油するように切換わり、このためロックアツ
プクラッチ15が解除してトルクコンバータ12に作動
油が流れ、トルクコンバータ12の作動状態に戻る。
一方このとき、加速信号により変速遅延部75でデユー
ティ比検索部91のデユーティ比りが所定の時間t。だ
け前の状態に保持されるため、実変速比lは前の最小変
速比111でブライマリプーリ回転数N pは低いレベ
ルを保つ。このため、エンジン出力はエンジン回転数の
上昇に有効に用いられてエンジン回転数Neのみが急激
に吹上り、これに伴いトルクコンバータ12では大きい
速度比が生じて多大にトルク増幅作用を発揮し、駆動力
と共に加速度の急増を促す。
そして所定の時間t。を経過すると、デユーティ比検索
部91から目標変速比1sと実変速比1との偏差等に応
じたデユーティ信号がソレノイド弁52に出力して、変
速速度制御弁45によりプライマリ圧は低下し、実変速
比1が目標変速比Isに追従するように増大してダウン
シフト制御される。そこで、プライマリプーリ回転数N
pもダウンシフト制御とトルクコンバータ増幅作用とで
迅速に上昇することになる。
また変速遅延部75からの信号により変速速度d1/d
iを所定時間低下せしめる変速速度変更部110により
、変速速度を制御するようになっている。
一方、上記トルクコンバータI2による作動時のエンジ
ン回転数Neとプライマリプーリ回転数Npとの速度比
eは速度比算出部92で検出されており、e≧e5の時
点でトルクコンバータ状態判断部93のスリップ判断に
基づいて再びロックアツプされ、元の状態に戻るのであ
る。
以上、本発明の実施例について述べたが、ロックアツプ
制御をマツプ等で行う場合等にも適用し得る。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によれば、ロックアツプ
トルコン付無段変速機において、ロックアツプ領域での
加速時には一時的にトルクコンバータの作動に戻り、変
速も遅延するように制御されるので、加速の際にトルク
コンバータの増幅作用が最大限発揮されて、駆動力、加
速度も応答よく増大して加速性能が向上する。
さらに、加速時のエンジン回転数の吹上りがよいことで
、加速感も向上する。
また、加速判定の信号により一時的にロックアツプ解除
、ダウンシフト遅延制御するものであるから、制御が容
易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のロックアツプトルコン付無段変速機の
制御装置の実施例を示すブロック図、第2図は無段変速
機の一例を示すスケルトン図、第3図は同油圧制御系の
回路図、 第4図は加速時のロックアツプ制御の作用のフローチャ
ート図、 第5図(a)は変速パターンのロックアツプとコンバー
タ作動の領域を示す図、(b)は加速時のロックアツプ
制御の状態を示すタイムチャート図である。 5・・・無段変速機、12・・・トルクコンバータ、1
5・・・ロックアツプクラッチ、67・・・ロックアツ
プ用ソレノイド弁、73・・・加速判定部、74・・・
ロックアツプ解除決定部、75・・・変速遅延部、92
・・・速度比算出部、93・・・トルクコンバータ状態
判断部、95・・・ロックアツプ決定部、110・・・
変速速度変更部第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 無段変速機の入力側にロックアップクラッチ付トルクコ
    ンバータを備え、上記ロックアップクラッチによるロッ
    クアップ領域を車速、エンジン回転数、プーリ比および
    速度比で定めるように制御する制御系において、 ロックアップ領域での加速度を判断する加速判定部と、 上記加速判定部からの加速信号により直ちにロックアッ
    プ解除するロックアップ解除決定部と、上記加速判定部
    からの加速信号によりダウンシフトを所定時間遅らせる
    変速遅延部と、 変速速度を所定時間低下せしめる変速速度変更部とを備
    えることを特徴とするロックアップトルコン付無段変速
    機の制御装置。
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