JP2015218891A - 自動変速機の制御方法及び制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御方法及び制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両のドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による自動変速機の低速側への変速要求時に、ドライバーが加速に備えて身構える体勢を取った後に車両が大きく加速するようにして、ドライバーの加速期待に応えるようにする。【解決手段】上記変速要求時(ステップS4の判定がYESであるとき)において、ロックアップクラッチを解放側へ作動させるクラッチ解放側作動工程(ステップS10,S11)と、上記クラッチ解放側作動工程の後、上記自動変速機を低速側へ変速させる変速工程(ステップS14)と、上記変速要求時から所定期間中は、上記クラッチ解放側作動工程での上記ロックアップクラッチの解放側への作動を制限するクラッチ解放側作動制限工程(ステップS8)とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載されかつロックアップクラッチ付き流体伝動装置を有する自動変速機の制御方法及び制御装置に関する技術分野に属する。
従来より、ロックアップクラッチが設けられたトルクコンバータのようなロックアップクラッチ付き流体伝動装置を有する自動変速機はよく知られている。この種の自動変速機では、通常、車両のドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による自動変速機の低速側への変速要求時(加速要求時)に、直ちに自動変速機を低速側へ変速させるようにしている。
しかし、上記変速要求時に直ちに低速側への変速を行うと、流体伝動装置の入力回転数(エンジン回転数)と出力回転数(タービン回転数)との差回転がなくなり、この結果、流体伝動装置のトルク増幅作用が得られず、十分な加速応答性が得られないという問題がある。
そこで、例えば特許文献1では、上記変速要求時に直ちにロックアップクラッチを解放し、その後に低速側への変速を行うようにすることで、上記変速要求時から低速側への変速開始までの間に、トルクコンバータのトルク増幅作用を利用して加速応答性を向上させるようにしている。
特許第2813670号公報
ところで、本発明者らは、鋭意研究の結果、ドライバーがアクセルペダルを踏み込んだときには、先ず加速に備えて身構える体勢を取り(反射的に首筋を緊張させ)、この体勢が取れた後に車両が大きく加速することを期待するということが分かった。
しかし、上記特許文献1のように、上記変速要求時に直ちにロックアップクラッチを解放すると、ドライバーが上記体勢を取るよりも早いタイミングで大きく加速することになり、ドライバーの上記期待に応えることが困難になる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両のドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による自動変速機の低速側への変速要求時(加速要求時)に、ドライバーが加速に備えて身構える体勢を取った後に車両が大きく加速するようにして、ドライバーの加速期待に応えるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、車両に搭載されかつロックアップクラッチ付き流体伝動装置を有する自動変速機の制御として、上記車両のドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による上記自動変速機の低速側への変速要求時において、上記ロックアップクラッチを解放側へ作動させるクラッチ解放側作動工程と、該クラッチ解放側作動工程の後、上記自動変速機を低速側へ変速させる変速工程と、を備えた、自動変速機の制御方法を対象として、上記変速要求時から所定期間中は、上記クラッチ解放側作動工程での上記ロックアップクラッチの解放側への作動を制限するクラッチ解放側作動制限工程を備えるようにした。
このことにより、ドライバーの低速側への変速要求時(加速要求時)から所定期間中は、クラッチ解放側作動工程でのロックアップクラッチの解放側への作動が制限されるので、その所定期間中は、流体伝動装置のトルク増幅作用による車両の加速も制限される。これにより、ドライバーは、その所定期間中に、加速に備えて身構える体勢を取ることができる。上記所定期間を、その身構える体勢を取るのに必要な時間を確保することが可能な期間であって出来る限り短時間となるような期間に設定しておくことで、ドライバーが上記体勢を取った後、即座にロックアップクラッチが解放側へ作動して、流体伝動装置のトルク増幅作用により車両が大きく加速する。したがって、ドライバーが上記体勢を取った後の、加速を期待するタイミングで、流体伝動装置のトルク増幅作用により車両を大きく加速させることができ、ドライバーの加速期待に応えることができる。
上記自動変速機の制御方法において、上記クラッチ解放側作動工程は、上記ロックアップクラッチのスリップ制御により、該ロックアップクラッチを解放側へ作動させる工程であることが好ましい。
このことで、ロックアップクラッチの解放側への作動の制限後に、ロックアップクラッチを完全に解放するのではなく、スリップ制御とすることで、ドライバーに、身構える体勢を取った直後に急激な加速感を与えることなく、滑らかな加速感を与えることができる。
上記スリップ制御は、上記ロックアップクラッチの入力回転数と出力回転数との差回転数が、予め設定した目標差回転数になるように、ロックアップクラッチを解放側へ作動させる制御であり、上記差回転数が上記目標差回転数に達したときに、上記スリップ制御を停止し、該停止後に、上記変速工程を実行することが好ましい。
こうすることで、目標差回転数を適切に設定することにより、ドライバーに滑らかな加速感を与えつつ、比較的大きな加速が得られ、上記差回転数が上記目標差回転数に達した以降は、低速側への変速により大きな加速が得られるようになる。
上記自動変速機の制御方法において、上記クラッチ解放側作動制限工程は、上記クラッチ解放側作動工程での上記ロックアップクラッチの解放側への作動を禁止する工程であることが好ましい。
このことにより、変速要求時から所定期間中、流体伝動装置のトルク増幅作用による車両の加速を最小限に抑えることができ、この結果、ドライバーが、上記所定期間中に、加速に備えて身構える体勢を十分に取ることができる。
上記自動変速機の制御方法において、上記クラッチ解放側作動制限工程において、少なくとも、上記変速要求時における上記アクセルペダル踏み込み操作の踏み込み速度に応じて、上記所定期間を変更することが好ましい。
すなわち、アクセルペダル踏み込み操作の踏み込み速度が速いほど、ドライバーが身構える体勢を取るのに必要な時間が長くなる。したがって、アクセルペダル踏み込み操作の踏み込み速度に応じて、所定期間を変更することで、ドライバーが身構える体勢を取るのに必要な時間を適切に確保することができる。
本発明の別の態様は、車両に搭載されかつロックアップクラッチ付き流体伝動装置を有する自動変速機と、該自動変速機の変速及び上記ロックアップクラッチの作動を制御する制御手段とを備え、該制御手段が、上記車両のドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による上記自動変速機の低速側への変速要求時において、上記ロックアップクラッチを解放側へ作動させるクラッチ解放側作動部と、上記クラッチ解放側作動部による上記ロックアップクラッチの解放側への作動後、上記自動変速機を低速側へ変速させる変速部と、を有する、自動変速機の制御装置の発明であり、この発明では、上記制御手段は、上記変速要求時から所定期間中は、上記クラッチ解放側作動部による上記ロックアップクラッチの解放側への作動を制限するクラッチ解放側作動制限部を更に有する、という構成とする。
この発明により、上記自動変速機の制御方法の発明と同様に、ドライバーが加速に備えて身構える体勢を取った後の、加速を期待するタイミングで、流体伝動装置のトルク増幅作用により車両を大きく加速させることができ、ドライバーの加速期待に応えることができる。
以上説明したように、本発明の自動変速機の制御方法及び制御装置によると、変速要求時から所定期間中は、ロックアップクラッチの解放側への作動を制限するようにしたことにより、ドライバーが加速に備えて身構える体勢を取った後の、加速を期待するタイミングで、流体伝動装置のトルク増幅作用により車両を大きく加速させることができ、ドライバーの加速期待に応えることができる。
本発明の実施形態に係る自動変速機の制御装置の概略構成を示すブロック図である。 変速マップの一例を示す図である。 コントロールユニットの制御動作を示すフローチャートである。 第1及び第2タイマー値を可変とする場合の、該第1及び第2タイマー値を設定するためのフローチャートである。 コントロールユニットの制御による自動変速機の動作(第3速から第2速への変速時の動作)を示すタイムチャートである。 上記実施形態の変形例を示す図3相当のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動変速機の制御装置の概略構成を示す。図1において、破線で示す矢印は、信号の流れを示し、実線で示す矢印は、エンジン5からの動力伝達の流れを示す。
自動変速機1は、車両のエンジンルーム内にエンジン5と共に搭載されるものであって、ロックアップクラッチ3が設けられたトルクコンバータ2(ロックアップクラッチ付き流体伝動装置)と、変速機構4とを有している。ロックアップクラッチ3は、ロックアップクラッチ用アクチュエータ3a(例えばソレノイドバルブ)の作動により、締結及び解放動作がなされるように構成されている。また、変速機構4は、変速制御用アクチュエータ4a(例えばソレノイドバルブ)により、自動変速機1の変速段(本実施形態では、前進第1速乃至第6速及び後退速)が変更されるように構成されている。尚、自動変速機1としては、変速を自動的に行うものであればどのようなものであってもよく、例えば無段変速機であってもよい。
上記トルクコンバータ2は、詳細な図示は省略するが、エンジン5の出力軸に連結されたコンバータケース内に固設されたポンプと、該ポンプに対向して配置され、該ポンプにより作動油(ATF)を介して駆動されるタービンと、上記ポンプと上記タービンとの間に介設されかつ固定の変速機ケースにワンウェイクラッチを介して支持されてトルク増大作用を行うステータとを備えている。上記タービンの回転は、タービンシャフトを介して、タービンシャフトと一体の変速機構4の入力軸に出力され、こうして、エンジン5からの動力がトルクコンバータ2を介して変速機構4に伝達される。
上記トルクコンバータ2の上記コンバータケースと上記タービンとの間に、ロックアップクラッチ3が設けられている。このロックアップクラッチ3は、その締結により、上記コンバータケースを介してエンジン5の出力軸と上記タービンとを直結するように構成されている。ロックアップクラッチ3の締結時(スリップ制御時を含む)には、エンジン5からの動力が、ロックアップクラッチ3を介して変速機構4に伝達されることになる。
上記車両には、該車両の車速を検出する車速センサ11と、該車両のドライバーのアクセルペダルの操作によるアクセル開度を検出するアクセル開度センサ12と、エンジン5の回転数(つまり、ロックアップクラッチ3の入力回転数)を検出するエンジン回転数センサ13と、上記タービンの回転数(つまり、ロックアップクラッチ3の出力回転数)を検出するタービン回転数センサ14と、上記ドライバーが操作する変速レンジの位置(Dレンジ、Rレンジ、Pレンジ等)を検出するレンジ位置センサ15と、上記車両が走行する走行路の勾配を検出する勾配センサ16と、上記作動油(ATF)の温度を検出するATF温度センサ17と、エンジン5の冷却水の温度を検出するエンジン水温センサ18と、これらセンサ11〜18からのセンサ値の信号が入力されるコントロールユニット30とが設けられている。
コントロールユニット30は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、電気信号の入出力をする入出力(I/O)バスと、を備えている。
そして、コントロールユニット30は、上記入力信号に基づいて、エンジン5の作動を制御するとともに、変速制御用アクチュエータ4a及びロックアップクラッチ用アクチュエータ3aの作動を制御することで、自動変速機1の変速及びロックアップクラッチ3の作動をそれぞれ制御する。したがって、コントロールユニット30は、自動変速機1の変速及びロックアップクラッチ3の作動を制御する制御手段を構成する。
コントロールユニット30は、車速センサ11による車速と、アクセル開度センサ12によるアクセル開度とから、例えば図2に示すような変速マップに基づいて変速段を決定し、その決定した変速段が現在の変速段と異なるとき(変速マップにおいて車速及びアクセル開度の座標位置が変速ラインを跨いだとき)に、シフトダウン又はシフトアップの条件が成立して変速が必要であるとする変速判定を行い、これにより、変速制御用アクチュエータ4aに対して、変速指示の信号を出力して、変速のために必要な変速制御を行う。尚、シフトダウン時とシフトアップ時とでは、ヒステリシスにより変速マップの変速ラインが異なる。
コントロールユニット30には、クラッチ解放側作動部30aと、変速部30bと、クラッチ解放側作動制限部30cとが設けられている。
上記クラッチ解放側作動部30aは、上記車両のドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による自動変速機1の低速側への変速要求時(つまり、アクセル開度の増大により図2のシフトダウンの変速ラインを跨いだことにより、シフトダウン条件が成立して低速側への変速が必要であるとする変速判定が行われたとき)において、ロックアップクラッチ3を解放側へ作動させる。この変速要求時の前は、通常、定常走行状態ないしそれに近い状態であり、この状態では、ロックアップクラッチ3は、完全に締結された状態にあるか、又は、ロックアップクラッチ3のすべり量(ロックアップクラッチ3の入力回転数と出力回転数との差回転数)が、所定値以下(後述の目標差回転数よりもかなり小さい値)とされた状態にある。
上記変速部30bは、上記クラッチ解放側作動部30aによるロックアップクラッチ3の解放側への作動後、自動変速機1を低速側へ変速させる(変速制御用アクチュエータ4aに対して変速指示の信号を出力して、低速側への変速制御を行う)。
上記クラッチ解放側作動制限部30cは、上記変速要求時(上記変速判定時)から第1所定時間T1が経過するまでの間(上記変速要求時から所定期間中)、上記クラッチ解放側作動部30aによるロックアップクラッチ3の解放側への作動を制限する。本実施形態では、ロックアップクラッチ3の解放側への作動を禁止し、ロックアップクラッチ3のすべり量を増大させない。つまり、上記変速要求時の前に、ロックアップクラッチ3が完全に締結された状態にあれば、その完全締結状態を維持する。そして、上記第1所定時間T1が経過すると、クラッチ解放側作動部30aがロックアップクラッチ3を解放側へ作動させることになる。
このように上記変速要求時から第1所定時間T1が経過するまでの間は、ロックアップクラッチ3の解放側への作動が制限されるので、その第1所定時間T1の間は、トルクコンバータ2のトルク増幅作用による車両の加速も制限される。これにより、ドライバーは、第1所定時間T1の間に、加速に備えて身構える体勢を取ることができる。上記第1所定時間T1は、ドライバーが加速に備えて身構える体勢を取るために必要な時間であって出来る限り短い時間(例えば0.1s〜0.5s)に設定される。そして、ドライバーが上記体勢を取った後、即座にロックアップクラッチ3が解放側へ作動して、トルクコンバータ2のトルク増幅作用により車両が大きく加速することになる。
上記第1所定時間T1は、可変とすることが好ましい。この場合、クラッチ解放側作動制限部30cは、上記変速要求時における上記アクセルペダル踏み込み操作の踏み込み速度(アクセル開度の増大速度)、勾配センサ16による走行路の勾配、ATF温度センサ17によるATF温度、及び、水温センサ18によるエンジン冷却水温度に基づいて、上記第1所定時間T1を変更する。本実施形態では、上記踏み込み速度の値に対応する時間、上記走行路の勾配の値に対応する時間、上記ATF温度の値に対応する時間、及び、上記エンジン冷却水温度の値に対応する時間が、マップ等によりそれぞれ予め設定されており、これら対応する時間のうち最大の時間を、上記第1所定時間T1とする。
上記踏み込み速度の値に対応する時間は、該踏み込み速度が速いほど長い時間に設定されている。これは、踏み込み速度が速いと、車両が大きく加速するために、ドライバーが身構える体勢を取るのに必要な時間が長くなるからである。
上記走行路の勾配の値に対応する時間は、登り坂の場合、該走行路の勾配が大きいほど短い時間に設定され、下り坂の場合、該走行路の勾配が大きいほど長い時間に設定される。これは、上り坂で走行路の勾配が大きいと、車両が加速し難くなるために、ドライバーが身構える体勢を取るのに必要な時間が短くて済む一方、下り坂で走行路の勾配が大きいと、車両が加速し易くなるために、ドライバーが身構える体勢を取るのに必要な時間が長くなるからである。
上記ATF温度の値に対応する時間は、該ATF温度が高いほど長い時間に設定され、上記エンジン冷却水温度の値に対応する時間は、該エンジン冷却水温度が高いほど長い時間に設定される。これは、これらの温度が高いと、車両が加速し易くなるために、ドライバーが身構える体勢を取るのに必要な時間が長くなるからである。
尚、上記第1所定時間T1は、上記踏み込み速度、上記走行路の勾配、上記ATF温度、及び、上記エンジン冷却水温度の少なくとも1つに基づいて、変更するようにしてもよい。特に少なくとも上記踏み込み速度に基づいて、上記第1所定時間T1を変更することが好ましい。
上記クラッチ解放側作動部30aは、上記変速要求時から第1所定時間T1が経過したときに、ロックアップクラッチ3を解放側へ作動させることになる。本実施形態では、クラッチ解放側作動部30aは、ロックアップクラッチ3のスリップ制御により、ロックアップクラッチ3を解放側へ作動させる。すなわち、ロックアップクラッチ3を完全に解放すると、ドライバーに、身構える体勢を取った直後に急激な加速感を与えることになり、却って違和感を与える可能性がある。これに対し、スリップ制御とすることで、ドライバーに、身構える体勢を取った直後に急激な加速感を与えることなく、滑らかな加速感を与えることができる。
本実施形態では、上記スリップ制御は、ロックアップクラッチ3の入力回転数(エンジン回転数センサ13によるエンジン回転数)と出力回転数(タービン回転数センサ14によるタービン回転数)との差回転数が、予め設定した目標差回転数N0になるように、ロックアップクラッチ3を解放側へ作動させる制御である。上記目標差回転数N0は、ドライバーに滑らかな加速感を与えつつ、比較的大きな加速が得られるような差回転数であって、例えば200rpm〜500rpmに設定される。上記スリップ制御は、上記差回転数が上記目標差回転数に達したときに停止する。
上記変速部30bは、上記スリップ制御の停止後に、自動変速機1を低速側へ変速させる。本実施形態では、上記変速要求時(上記変速判定時)から第2所定時間T2が経過したときに、変速制御用アクチュエータ4aに対して変速指示の信号を出力して、低速側への変速を開始させる。上記第2所定時間T2は、上記差回転数が上記目標差回転数N0に達した以降に上記変速指示の信号の出力タイミングとなるような時間であって出来る限り短い時間(例えば0.7s〜2s)に設定される。上記第2所定時間T2も、上記第1所定時間T1と同様に、可変とすることが好ましく、この場合、上記第1所定時間T1に対応して、第2所定時間T2を設定する(第1所定時間T1が長くなるほど、第2所定時間T2を長くする)。
本実施形態では、上記差回転数が上記目標差回転数N0に達した以降でかつ上記変速指示の信号が出力されるまでは、クラッチ解放側作動部30aは、上記差回転数を、上記目標差回転数N0から、変速時における通常の差回転数(例えば約100rpm)になるまで徐々に小さくしていく(締結側へ戻していく)。そして、変速中は通常の差回転数を維持する。ここで、通常の差回転数になるまでに上記変速指示の信号が出力される場合もあり、この場合には、変速中に、通常の差回転数になるまで上記差回転数を小さくする。変速が完了すると、ロックアップクラッチ3を完全に締結する(差回転数を0にする)。
尚、上記スリップ制御の停止後直ぐに、自動変速機1を低速側へ変速させるようにすることも可能である。この場合、変速中に、通常の差回転数になるまで上記差回転数を小さくすることになる。また、上記第2所定時間T2の設定は不要になる。
上記コントロールユニット30の制御動作を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップS1で、各センサ11〜18からのセンサ値の信号を読み込み、次のステップS2で、変速レンジの位置がDレンジであるか否かを判定する。このステップS2の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、ステップS2の判定がYESであるときには、ステップS3に進む。
上記ステップS3では、アクセルペダルの踏み込み操作があったか否か(アクセル開度が増大したか否か)を判定する。このステップS3の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、ステップS3の判定がYESであるときには、ステップS4に進む。
上記ステップS4では、シフトダウン条件が成立して低速側への変速が必要であるとする変速判定が行われたか否か、つまり、ドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による自動変速機1の低速側への変速要求があったか否かを判定する。このステップS4の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、ステップS4の判定がYESであるときには、ステップS5に進む。
上記ステップS5では、第1及び第2タイマー値を設定する。これら第1及び第2タイマー値は、上記第1及び第2所定時間T1,T2にそれぞれ対応する値である。ここでは、第1及び第2タイマー値は、予め設定された一定値とするが、後述のフローチャート(図4参照)により、可変とするのが好ましい。
次のステップS6では、タイマーのカウントを開始し、次のステップS7で、タイマーのカウント値が上記第1タイマー値になったか否か、つまり、タイマーのカウント開始(上記変速判定が行われたとき)から第1所定時間T1が経過したか否かを判定する。
上記ステップS7の判定がNOであるときには、ステップS8に進んで、ロックアップクラッチ3の解放側への作動を禁止し、次のステップS9で、シフトダウンも禁止して、上記ステップS7に戻る。上記ステップS8は、クラッチ解放側作動制限部30cにより実行される。
一方、上記ステップS7の判定がYESになると、ステップS10に進んで、目標スリップ量(目標差回転数)を設定し、次のステップS11で、ロックアップクラッチ3の入力回転数と出力回転数との差回転数が、上記目標差回転数になるように、ロックアップクラッチを解放側へ作動させるスリップ制御を実行する。また、シフトダウンは、引き続き禁止する。上記ステップS10,S11は、クラッチ解放側作動部30aにより実行される。
次のステップS12では、タイマーのカウント値が上記第2タイマー値になったか否か、つまり、タイマーのカウント開始(上記変速判定が行われたとき)から第2所定時間T2が経過したか否かを判定する。
上記ステップS12の判定がNOであるときには、当該ステップS12の動作を繰り返す一方、ステップS12の判定がYESになると、ステップS13に進んで、タイマーのカウントを停止するとともに、カウント値をリセットする。
次のステップS14で、変速制御用アクチュエータ4aに対してシフトダウンの変速指示の信号を出力して、そのシフトダウンのために必要な変速制御を行い、しかる後にリターンする。上記ステップS14は、変速部30bにより実行される。
図4は、上記ステップS5において、第1及び第2タイマー値を可変とする場合の、該第1及び第2タイマー値を設定するためのフローチャートを示す。
ステップS21で、アクセルペダルの踏み込み操作によるアクセル開度の増大変化からアクセルペダルの踏み込み速度を算出し、次のステップS22で、その踏み込み速度に対応したタイマー値を設定する。
次のステップS23で、勾配センサ16による、車両が走行する走行路の勾配に対応したタイマー値を設定し、次のステップS24で、ATF温度センサ17によるATF温度に対応したタイマー値を設定し、次のステップS25で、水温センサ18によるエンジン冷却水温度に対応したタイマー値を設定する。
次のステップS26では、上記設定したタイマー値のうち最大のタイマー値を、第1タイマー値に設定し、次のステップS27で、上記第1タイマー値に応じて第2タイマー値を設定し、しかる後に終了する(すなわち、上記ステップS6に進む)。
上記コントロールユニット30の制御による自動変速機1の動作を、図5のタイムチャートにより説明する。ここでは、第3速から第2速への変速時の動作を説明する。
第3速での定常走行状態で車両が走行中(ロックアップクラッチ3は、完全に締結された状態にあり、ロックアップクラッチ3の入力回転数と出力回転数との差回転数は0である)、ドライバーのアクセルペダル踏み込み操作によりアクセル開度が増大して、図2の変速マップにおいて、車速及びアクセル開度の座標位置が3→2変速ラインを跨いだとする。これにより、コントロールユニット30は、第3速から第2速へのシフトダウン条件が成立して、第3速から第2速への変速が必要であるとする変速判定を行う。
上記変速判定から第1所定時間T1が経過するまでの間は、ロックアップクラッチ3の解放側への作動が禁止され、上記差回転数は0のままである。このとき、アクセル開度の増大によりエンジン回転数が上昇するが、上記差回転数が0であるので、トルクコンバータ2のトルク増幅作用は生じず、車両の加速度はそれ程大きくはならない。
上記変速判定から第1所定時間T1が経過すると、ロックアップクラッチ3の上記スリップ制御により、ロックアップクラッチ3が解放側へ作動する。このとき、アクセル開度の増大によりエンジン回転数が増大するが、ロックアップクラッチ3の解放側への作動により、エンジン回転数の上昇速度が、タービン回転数の上昇速度よりも大きくなり、上記差回転数が大きくなっていく。この結果、トルクコンバータ2のトルク増幅作用により、車両の加速度が大きくなっていく。
上記差回転数が目標差回転数N0に達すると、上記スリップ制御が停止され、今度はロックアップクラッチ3を締結側へ戻していき、変速時における通常の差回転数にする。このとき、上記差回転数が小さくなってトルクコンバータ2のトルク増幅作用による加速度は小さくなるが、エンジン回転数を低下させないようにしてタービン回転数を引き上げることで、加速度の低下を小さくする。
上記差回転数が目標差回転数N0から上記通常の差回転数になるまでの間に、又は、上記通常の差回転数になった後に(図5では、上記差回転数が目標差回転数N0から上記通常の差回転数になるまでの間に)、上記変速判定からの経過時間が第2所定時間T2となって、変速制御用アクチュエータ4aに対して、第3速から第2速への変速指示の信号が出力されて、第3速から第2速への必要な変速制御がなされる。そして、第3速から第2速への変速が完了すると、ロックアップクラッチ3が完全に締結された状態になる(差回転数が0になる)。第3速から第2速への変速指示の信号が出力されて第3速から第2速への変速が開始すると、当該変速により大きな加速が得られる。
したがって、本実施形態では、ドライバーの低速側への変速要求時(加速要求時)から第1所定時間T1が経過するまでの間、ロックアップクラッチ3の解放側への作動が制限(本実施形態では、禁止)されるので、その第1所定時間T1の間は、トルクコンバータ2のトルク増幅作用による車両の加速を最小限に抑えることができる。これにより、ドライバーは、その所定時間の間に、加速に備えて身構える体勢を取ることができる。そして、ドライバーが上記体勢を取った後、即座にロックアップクラッチ3が解放側へ作動して、トルクコンバータ2のトルク増幅作用により車両が大きく加速する。したがって、ドライバーが上記体勢を取った後の、加速を期待するタイミングで、トルクコンバータ2のトルク増幅作用により車両を大きく加速させることができ、ドライバーの加速期待に応えることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、ドライバーの低速側への変速要求時(加速要求時)から第1所定時間T1が経過するまでの間、ロックアップクラッチ3の解放側への作動を禁止した(ロックアップクラッチ3のすべり量の増大量を0にした)が、すべり量の増大量を、予め設定された設定値以下とするようにしてもよい。すなわち、すべり量の増大によるトルクコンバータ2のトルク増幅作用により車両が加速したとしても、その加速をドライバーが殆ど感じずに上記体勢を取れるような、すべり量の増大量であれば、問題はない。このようにすべり量の増大量を設定値以下にする場合のコントロールユニット30の制御動作は、図6のようになる。図6のステップS51〜S57及びS59〜S64の制御動作は、図3のステップS1〜S7及びS9〜S14の制御動作とそれぞれ同じであり、図3のステップS8の、ロックアップクラッチ3の解放側への作動を禁止する、という動作が、図6のステップS58では、すべり量の増大量を設定値以下にする、という動作になる。
また、上記実施形態では、ロックアップクラッチ3の解放側への作動を制限する所定期間を、タイマーによる時間(第1所定時間)で設定したが、上記変速要求時から、車速、エンジン回転数又はタービン回転数の変化が所定閾値以上となるまでの期間(第1所定時間と同様な時間が得られるような期間)としてもよい。
さらに、上記実施形態では、クラッチ解放側作動部30aは、ロックアップクラッチ3のスリップ制御により、ロックアップクラッチ3を解放側へ作動させるようにしたが、これに限らず、ロックアップクラッチ3を完全に解放するようにしてもよい。但し、ドライバーに、身構える体勢を取った直後に急激な加速感を与えないようにして、滑らかな加速感を与えるためには、上記実施形態のようなスリップ制御が好ましい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、車両に搭載されかつロックアップクラッチ付き流体伝動装置を有する自動変速機の制御方法及び制御装置に有用である。
1 自動変速機
2 トルクコンバータ(ロックアップクラッチ付き流体伝動装置)
3 ロックアップクラッチ
30 コントロールユニット(制御手段)
30a クラッチ解放側作動部
30b 変速部
30c クラッチ解放側作動制限部

Claims (6)

  1. 車両に搭載されかつロックアップクラッチ付き流体伝動装置を有する自動変速機の制御として、上記車両のドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による上記自動変速機の低速側への変速要求時において、上記ロックアップクラッチを解放側へ作動させるクラッチ解放側作動工程と、該クラッチ解放側作動工程の後、上記自動変速機を低速側へ変速させる変速工程と、を備えた、自動変速機の制御方法であって、
    上記変速要求時から所定期間中は、上記クラッチ解放側作動工程での上記ロックアップクラッチの解放側への作動を制限するクラッチ解放側作動制限工程を備えることを特徴とする自動変速機の制御方法。
  2. 請求項1記載の自動変速機の制御方法において、
    上記クラッチ解放側作動工程は、上記ロックアップクラッチのスリップ制御により、該ロックアップクラッチを解放側へ作動させる工程であることを特徴とする自動変速機の制御方法。
  3. 請求項2記載の自動変速機の制御方法において、
    上記スリップ制御は、上記ロックアップクラッチの入力回転数と出力回転数との差回転数が、予め設定した目標差回転数になるように、ロックアップクラッチを解放側へ作動させる制御であり、
    上記差回転数が上記目標差回転数に達したときに、上記スリップ制御を停止し、該停止後に、上記変速工程を実行することを特徴とする自動変速機の制御方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動変速機の制御方法において、
    上記クラッチ解放側作動制限工程は、上記クラッチ解放側作動工程での上記ロックアップクラッチの解放側への作動を禁止する工程であることを特徴とする自動変速機の制御方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動変速機の制御方法において、
    上記クラッチ解放側作動制限工程において、少なくとも、上記変速要求時における上記アクセルペダル踏み込み操作の踏み込み速度に応じて、上記所定期間を変更することを特徴とする自動変速機の制御方法。
  6. 車両に搭載されかつロックアップクラッチ付き流体伝動装置を有する自動変速機と、該自動変速機の変速及び上記ロックアップクラッチの作動を制御する制御手段とを備え、該制御手段が、上記車両のドライバーのアクセルペダル踏み込み操作による上記自動変速機の低速側への変速要求時において、上記ロックアップクラッチを解放側へ作動させるクラッチ解放側作動部と、上記クラッチ解放側作動部による上記ロックアップクラッチの解放側への作動後、上記自動変速機を低速側へ変速させる変速部と、を有する、自動変速機の制御装置であって、
    上記制御手段は、上記変速要求時から所定期間中は、上記クラッチ解放側作動部による上記ロックアップクラッチの解放側への作動を制限するクラッチ解放側作動制限部を更に有することを特徴とする自動変速機の制御装置。
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