JPH0317065Y2 - - Google Patents

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JPH0317065Y2
JPH0317065Y2 JP4771186U JP4771186U JPH0317065Y2 JP H0317065 Y2 JPH0317065 Y2 JP H0317065Y2 JP 4771186 U JP4771186 U JP 4771186U JP 4771186 U JP4771186 U JP 4771186U JP H0317065 Y2 JPH0317065 Y2 JP H0317065Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリンタの自動給紙装置に適用され
る紙送り用クラツチ装置に係り、特に紙送り軸に
一方向のみの回転を伝達するクラツチ装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
コンピユータシステム、オフイスオートメーシ
ヨンシステム等の出力装置の1つとしてプリンタ
があり、特開昭57−1780号公報等で知られてい
る。
第16図はこの種プリンタの外観図を示すもの
で、1はプリンタユニツト、2はプリンタユニツ
ト1上に着脱可能にセツトされた自動給紙ユニツ
トである。
上記自動給紙ユニツト2において、その第1の
マガジン3内に収容されている用紙(図示せず)
をプリンタユニツト1のプラテン部(図示せず)
へ送り込むための駆動力及び印字終了の用紙を第
2のマガジン4へ送り出すための駆動力はプリン
タユニツト1に内蔵した駆動源(図示せず)から
付与され、そしてこれら送りのための制御指令も
プリンタユニツト1から与えられるようになつて
いる。
しかるに、第1のマガジン3からプラテンへの
枚葉紙送りは給紙ユニツト2に設けた紙送りロー
ラにより行なわれ、そしてプリンタユニツト1の
プラテンに咥え込まれた後の行送り及び第2マガ
ジン4への排紙はプラテンの正回転動作によつて
行なわれる。従つて、プラテンの正回転による紙
送り時には、給紙ユニツトの紙送りローラ装置は
駆動系から切り離しておく必要がある。紙送り軸
と駆動系との離接には、一般に一方向性のクラツ
チが利用されている(実開昭60−8054号)。
第17図乃至20図はこの種従来のクラツチを
示すもので、5は給紙ユニツト2に回転可能に軸
着された紙送り軸であり、この軸5にはドライブ
デイスク6が回転可能に取り付けられ、このドラ
イブデイスク6はプラテンと連繋される歯車列と
噛合する歯車6aを備えている。8は上記軸5に
ドライブデイスク6に隣接して回転可能に取り付
けたクラツチデイスクで、このクラツチデイスク
8の外周面にはエンドレスの案内溝8aが形成さ
れていると共に、この案内溝8aにはクラツチオ
フの正回転用ストツパ8bが形成され、さらに、
このストツパ8bから所定角度離して窓穴8cが
形成されている。9は上記ドライブデイスク6に
ピン10により回動可能に取り付けたラチエツト
爪で、このラチエツト爪9はばね11により、そ
の先端が案内溝8aに押圧係合されるよう付勢さ
れている。また、案内溝8a内の窓穴8cと対応
する部分には、ドライブデイスク6の正回転時は
ラチエツト爪9が窓穴8cを避けるように案内す
るとともにドライブデイスク6の逆回転時にはラ
チエツト爪9を窓穴8cへ案内する案内面8dが
形成されている。12はクラツチデイスク8の内
方に位置して送り軸5に固着されたドライブギア
で、このドライブギア12には窓穴8cから突出
するラチエツト爪9が係合されるが、この両者は
ドライブデイスク6が正回転するとき係止してド
ライブデイスク6の回転をドライブギア8に伝達
する、即ちクラツチオンとなるようにしてある。
上記のように構成された従来の紙送り用クラツ
チにおいて、第1のマガジン3内に用紙を補給な
どしてプリンタをスタートする場合は、まず、手
動によりプラテン軸を正方向(紙送り方向)に所
望角度(約180度)回転させる。こによりドライ
ブデイスク6が同一方向に回転し、そしてラチエ
ツト爪9の先端がストツパ8bに係合すると、そ
のままの状態でクラツチデイスク8を同一方向に
回転させ、ドライブデイスク6とクラツチデイス
ク8間の相対的位置関係を設定する。即ち、ラチ
エツト爪9と窓穴8cの関係を一定に保つ。
この状態でプリンタユニツト1の自動運転のス
イツチを投入すると、制御装置が内蔵するプログ
ラムによつてプラテンは回転し始める。これによ
り、まずドライブデイスク6が所定角度逆回転し
てストツパ8bの位置にあるラチエツト爪9が案
内溝8a内を摺動しながら移動して、第18図の
2点鎖線及び第20図に示す如く窓穴8c内に投
入したドライブギア12に係合する。
次にプログラムによる正回転方向指令によりプ
ラテンが正回転すると、ドライブデイスク6も正
回転すると同時に、ラチエツト爪9を介して係合
されたドライブギア12もドライブデイスク6と
一体に同一方向に回転する。これにより紙送り軸
5が回転するため、マガジン3内の用紙はプラテ
ン部へ送り出され、そしてプラテンに達した時点
で上記回転は停止する。その後は逆回転指令によ
りプラテンを介してドライブデイスク6が逆回転
され、上記クラツチの係合状態を解放する。
次にプログラムは印字手順に移行し、通常の印
字動作が行なわれることになる。このとき、プラ
テンは正回転され、かつドライブデイスク6も同
一方向に回転するが、ラチエツト爪9は案内溝8
e(窓穴8cの無い方の溝)を通り、ストツパ8
bに案内され、クラツチはオフ状態におかれてい
るため、その回転は紙送り軸5に伝達されること
がない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の紙送り用クラツチでは、プ
リンタの動作開始に際し、ドライブデイスク6と
クラツチデイスク8との相対位置関係を設定する
とき、即ちクラツチを初期設定する時、案内溝8
aに対するラチエツト爪9の位置がたまたま第1
8図の2点鎖線に示すラチエツト9′の関係にあ
れば、ドライブデイスク6が正回転しても案内面
8dを通つてストツパ8bに達し、以後正常に作
動するが、ラチエツト爪9が第17図の実線に示
すように窓穴8cと対向する案内通路8eの武分
にあると、ドライブデイスク6が正回転するとき
の振動などがよりラチエツト爪9が案内通路8e
から窓穴8c内に落ち込み、ドライブギア12に
係合され、クラツチオンとなり、給紙を開始して
しまう。このことは、オン状態にあるクラツチの
ドライブデイスク6を所定角度逆回転してラチエ
ツト爪9を窓穴8cから移動させた後、ドライブ
デイスク6を正回転してラチエツト爪9を案内面
8dで案内通路8e側へ誘導しクラツチをオフに
しようとしても、その案内通路8eの途中でクラ
ツチオンになつてしまい、プリントモードになつ
ていないプリンタユニツトに対しては紙送りミス
となる問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記のような問題点を解決するためな
されたもので、クラツチデイスクに対するドライ
ブデイスクの正、逆回転操作によるクラツチのオ
ン、オフ切換えをミスなく確実にした紙送り用ク
ラツチ装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る紙送り用クラツチ装置は、給紙ユ
ニツトの紙送り軸に回転可能に取り付けれたドラ
イブデイスクと、このドライブデイスクに隣接し
て上記紙送り軸に回転可能に取り付けられ、かつ
外周面に爪案内溝を形成したクラツチデイスク
と、このクラツチデイスクの内側に位置して上記
紙送り軸に固定されたドライブギアとを有し、上
記ドライブデイスクには、上記クラツチデイスク
の爪案内溝に押圧摺接し爪案内溝に形成した窓穴
を通して上記ドライブギアにドライブデイスクの
正回転時に係止するラチエツト爪を回動可能に取
り付けると共に、上記案内溝内の上記窓穴に対応
する部分に窓穴を通るクラツチオン用爪案内通路
と窓穴を通らないクラツチオフ用爪案内通路を平
行して形成し、この両爪案内通路間を案内溝の円
周方向に延びる隔壁により区画すると共に、隔壁
の一端にはラチエツト爪をクラツチオン用爪案内
通路へ誘導する案内面を、他端にはラチエツト爪
をクラツチオフ用爪案内通路へ誘導する案内面を
それぞれ形成したものである。
〔考案の作用〕
本考案においては、隔壁がクラツチオフ用及び
クラツチオン用の爪案内通路間を完全に隔絶する
から、クラツチオフ用爪案内通路からクラツチオ
ン用爪案内通路へみだりに移行することがなくな
り、ドライブデイスクの正、逆回転動作によるク
ラツチのオン、オフ切換えを確実にする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第15図
について説明する。
第1図及び第2図は本考案に係るクラツチ装置
を備えた自動給紙ユニツトの一部切欠きの正面図
及びその側面図を示すものである。図において、
20は自動給紙ユニツトで、プリンタユニツト1
の上部に着脱可能にセツトできるフレーム本体2
1を備え、このフレーム本体21を構成する左右
側板21a,21b間には紙送り軸22が回転可
能に横架され、紙送り軸22にはワンウエイクラ
ツチを介してゴム製の給紙ローラ23が取り付け
られている。24は上記フレーム本体21に紙送
り軸22の後方に位置して取り付けた第1のマガ
ジンで、この第1のマガジン24は未印字の用紙
P(第3図参照)を積層収容するもので、用紙P
全体を給紙ローラ23に押し付けるためのプレツ
シヤプレート24aを備え、このプレツシヤプレ
ート24aにはコイルばね24bによつて押圧力
が付与されるようになつている。また、上記フレ
ーム本体21には、第3図に示すように紙送り軸
22の前方に位置して第2のマガジン25が設け
られており、この第2のマガジン25は印字終了
の用紙P′を収容するものである。26は第2のマ
ガジン25の前部に設けた排紙ローラで、このロ
ーラ26はフレーム側板21a,21b間に回転
可能に横架したローラ軸27に取り付けられてい
る。28はプリンタユニツト1のプラテンで、そ
の軸28aの両端はプリンタユニツト1のフレー
ム29に回転可能に軸着され、この軸28aには
上記自動給紙ユニツト20のフレーム本体21の
下端部20aが係脱可能に係合されていると共
に、歯車列30を介して小形直流モータ31に連
結されている。32はモータ31の制御回路で、
給紙及び排紙のためのモータ制御を行なう機能を
備えている。また、33は上記プリテン軸28a
に取り付けたプラテンギアで、これには給紙ユニ
ツト20のフレーム本体21に取り付けた中間ギ
ア34が噛合されている。35は上記フレーム本
体21の側板21a間に回転可能に横架した回転
伝達軸で、この軸35の一端には上記中間ギア3
4に噛合するギア36が取り付けられ、その他端
には上記紙送り軸22及び排紙ローラ軸27を駆
動するギア37が取り付けられている。
38は紙送り軸22に一方向(紙送り出し方
向)のみの回転を伝達するためのクラツチで、紙
送り軸22の一端部に回転自在に取り付けたドラ
イブデイスク39と、このドライブデイスク39
に隣接して紙送り軸22に回転可能に取り付けた
クラツチデイスク40と、このクラツチデイスク
40の内側に位置して紙送り軸22に固着したド
ライブギア41と、上記ドライブデイスク39の
周縁側にクラツチデイスク40側へ突設したピン
42に回動可能に、かつ左右方向(クラツチデイ
スク40の厚さ方向)に揺動可能に枢支したラチ
エツト爪43とを備え、上記ラチエツト爪43
は、その先端がクラツチデイスク40の外周面に
形成したエンドレス状の案内溝40aに常時押し
付けられるように巻ばね44によつて付勢されて
いると共に、案内溝40a内には、第6図乃至第
15図に示す如くラチエツト爪43の先端が投入
してドライブギア41に係合する窓穴40bが形
成され、さらに窓穴40bと対応する案内溝40
a内には円周方向に延びる隔壁45を形成し、こ
の隔壁45により平行する2条の爪案内通路4
6,47を形成する。そして隔壁45の一端に
は、ドライブデイスク39の正回転時(第12図
及び第13図の矢印A方向)に案内溝40aを摺
持するラチエツト爪43を一方の爪案内通路46
(非窓穴40b側通路)へ誘導する案内面48が
形成され、また、隔壁45の他端には、ドライブ
デイスク39の逆回転時(第13図の矢印B方
向)にラチエツト爪43を他方の爪案内通路47
(窓穴40b側通路)側へ誘導する案内面49が
形成されている。また、案内溝40a内には窓穴
40bから所望角度離して、ドライブデイスク3
9の正回転時にラチエツト爪43の先端が係合す
るクラツチオフ用のストツパ50が形成されてい
る。
第1図及び第2図において、51は上記回転伝
達軸35の回転をそのギア37を介してドライブ
デイスク39のボス部に形成したギア39aに伝
達する歯車列、52は回転伝達軸35の回転を上
記歯車列51を通して排紙ローラ軸27に伝達す
る歯車列であり、これら歯車列52,53はフレ
ーム本体21の側板21bに取り付けられてい
る。54は上記クラツチデイスク40のイナーシ
ヤによる過回転を防止するためのブレーキ装置で
ある。
次に、上記のように構成された本実施例の動作
について説明する。
まず、自動給紙ユニツト20がプリンタユニツ
ト1にセツトされ、かつ第1のマガジン24内に
用紙Pが積層収容された状態において、プリンタ
ユニツト1の自動運転スイツチが投入されると、
制御回路32からモータ31に対し、例えば印字
行数の約7行分に相当する角度の逆回転指令が与
えられ、モータ31を逆回転させると共に、歯車
列30を介してプラテン28を同方向に回転さ
せ、さらにその回転をプラテンギア33→中間ギ
ア34→ギア36→伝達軸35→ギア37→歯車
列52を介してクラツチ38のドライブデイスク
39に伝達する。これによりドライブデイスク3
9が第11図の矢印B方向に逆回転するため、こ
れに支持したラチエツト爪43はストツパ50と
係合している位置から案内溝40a内を矢印B方
向に移動し、そして案内面49によつて爪案内通
路47へ誘導され、この爪案内通路47内を矢印
C方向に移動して窓穴40bに達すると、ラチエ
ツト爪43の先端部は窓穴40bを通してドライ
ブギア41に係合し停止する。即ちクラツチ38
がオンされたことになる。
クラツチオンの状態で、制御回路32からモー
タ31に対し第1のマガジン24からプラテン2
8に達するまでの紙送り指令を与え、これにより
モータ31を正回転動作させて、その回転を上述
する回転伝達系を介しクラツチ38に伝達し、同
時に紙送り軸22及び給紙ローラ23を第3図の
矢印方向に回転させる。給紙ローラ23が第3図
の矢印方向に回転すると、第1マガジン24内の
最上層の用紙Pが一枚分離され、プラテン28の
方向へ第3図の如く送り出される。この用紙P
は、さらにマガジン24の底板24c、マガジン
25の底板25a及びプリンタデフレクタ54で
ガイドされながらプラテン28とこれに圧接する
ピンチローラ55間に達し、両者の回転に伴い咥
え込まれる。そして用紙Pの咥え込み端縁がセン
サ56で検知されると、さらに3行分に相当する
角度正回転させ停止させる。
次に、制御回路32はモータ31に対し、例え
ば4行分に相当する逆回転指令を与え、モータ3
1を逆回転動作させ、クラツチ38のドライブデ
イスク39をさらに矢印B方向へ回転してラチエ
ツト爪43を第12図に示す位置まで移動させ停
止させる。これによりクラツチ38をオフにする
と同時に、プラテン28を第4図の矢印方向へ4
行相当分逆回転することでプラテン28とピンチ
ローラ55間に咥え込まれている用紙Pの端縁部
をマガジン24側へ戻し、プラテン28とピンチ
ローラ55から開放して第4図に示す如く撓みを
生じさせる。これにより用紙Pの端縁をプラテン
28とピンチローラ55との接線に揃えて当接さ
せ、用紙Pのスキユーを防止する。
上記スキユー防止動作が終了すると、制御回路
32からモータ31に対し端縁を揃えた用紙Pを
印字位置まで送り出す紙送り指令を与え、モータ
31を正回転動作させる。これにより撓み状態に
ある用紙Pはプラテン28の正回転に伴い印字側
へデフレクタ54でガイドされながら送り出され
ると同時に、ドライブデイスク39の正回転に伴
いラチエツト爪43は、第13図に示す如く案内
面48を通して爪案内通路46へ誘導され、さら
に爪案内通路46内を第14図に示す如く矢印D
方向に移動し、そして第11図に示す如くストツ
パ50と係合した状態ではクラツチデイスク40
も一体に正回転されることになる。
上記給紙動作によりセンサ56が用紙端縁を検
知すると、制御回路32からモータ31に対し、
例えば16行分(又は46行分)に相当する紙送り指
令が与えられ、これによりモータ31を正回転駆
動してプラテン28を回転させ、用紙Pに対する
印字開始位置の頭出しを行なわせる。その後はプ
リンタユニツト1でのプリント動作に関連した紙
送り制御を行なうと共に、印字終了した用紙P′は
第5図に示す如くガードホルダ57、フロントカ
バー58及び底板25aにガイドされて第2のマ
ガジン25へ送り出され、そしてプラテン28を
離れた用紙P′は排紙ローラ26によりマガジン2
5内へ送り込まれ積層される。このとき、クラツ
チ38はオフ状態に保持され、ドライブデイスク
39及びラチエツト爪43とストツパ50を介し
て結合されたクラツチデイスク40は一体に空転
(正回転)する。
上記のような本実施例にあつては、クラツチデ
イスク40に形成したクラツチオフ用の爪案内通
路46とクラツチオン用の爪案内通路47とを隔
壁45により完全に隔絶して、ラチエツト爪43
が一方から他方へみだりに移行できないようにし
てあるから、ドライブデイスク39の正、逆回転
動作によるクラツチ38のオン、オフを確実にす
ることができ、給紙ミスが発生することがない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の紙送り用クラツチ装置に
よれば、クラツチデイスクの外周面に形成した案
内溝内に、ラチエツト爪陥入窓穴に対応して円周
方向に延びる隔壁を形成し、この隔壁によりクラ
ツチオフ用爪案内通路とクラツチオン用爪案内通
路間を隔絶すると共に、隔壁の一端にはラチエツ
ト爪をクラツチオフ用爪案内通路へ誘導する案内
面を、また他端にはラチエツト爪をクラツチオフ
用爪案内通路へ誘導する案内面をそれぞれ設けた
ものであるから、ラチエツト爪がドライブデイス
クの正逆回転に伴いクラツチデイスクの外周案内
溝を摺接するとき、一方の爪案内通路から他方の
爪案内通路へみだりに移行するのを未然に防止で
き、これに伴いドライブデイスクの正逆回転によ
るクラツチがオン、オフが確実になり、給紙ミス
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る紙送り用クラツチ装置を
備えた給紙ユニツト及びプリンタユニツトの一部
切欠きの正面図、第2図はその側面図、第3図乃
至第5図は本考案における給紙ユニツトの給紙、
スキユー及び排紙の動作状態を示す縦断側面図、
第6図は本考案におけるクラツチデイスクの斜視
図、第7図はその側面図、第8図乃至第10図は
それぞれ第7図の−線、−線及び−
線に沿う断面図、第11図乃至第14図は本考案
におけるクラツチデイスクとラチエツト爪との関
係を示す説明図、第15図は第11図の−
線に沿う断面図、第16図はプリンタユニツト
及び給紙ユニツトの全体を示す外観図、第17図
は従来におけるクラツチ状態の正面図、第18図
は第17図のXI−XI線に沿う断面図、第19
図及び第20図はその説明図である。 1……プリンタユニツト、20……給紙ユニツ
ト、22……紙送り軸、23……給紙ローラ、2
4,25……マガジン、26……排紙ローラ、2
8……プラテン、31……モータ、32……制御
回路、38……クラツチ、39……ドライブデイ
スク、40……クラツチデイスク、40a……案
内溝、40b……窓穴、41……ドライブギア、
42……枢支ピン、43……ラチエツト爪、44
……ばね、46,47……爪案内通路、48,4
9……案内面、50……ストツパ、51,52…
…歯車列。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給紙ユニツトの紙送り軸に回転可能に取り付け
    られたドライブデイスクと、このドライブデイス
    クに隣接して上記紙送り軸に回転可能に取り付け
    られ、かつ外周面に爪案内溝を形成したクラツチ
    デイスクと、このクラツチデイスクの内側に位置
    して上記紙送り軸に固定されたドライブギアとを
    有し、上記ドライブデイスクには上記クラツチデ
    イスクの爪案内溝に押圧摺接し爪案内溝に形成し
    た窓穴を通して上記ドライブギアにドライブデイ
    スクの正回転時に係止するラチエツト爪を回動可
    能に取り付けると共に、上記案内溝内の上記窓穴
    に対応する部分に窓穴を通るクラツチオン用爪案
    内通路と窓穴を通らないクラツチオフ用爪案内通
    路を平行して形成し、この両爪案内通路間を案内
    溝の円周方向に延びる隔壁により区画すると共
    に、隔壁の一端にはラチエツト爪をクラツチオン
    用爪案内通路へ誘導する案内面を、他端にはラチ
    エツト爪をクラツチオフ用爪案内通路へ誘導する
    案内面をそぞれ形成したことを特徴とする紙送り
    用クラツチ装置。
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