JP2640474B2 - シート供給装置 - Google Patents

シート供給装置

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JP2640474B2
JP2640474B2 JP62286450A JP28645087A JP2640474B2 JP 2640474 B2 JP2640474 B2 JP 2640474B2 JP 62286450 A JP62286450 A JP 62286450A JP 28645087 A JP28645087 A JP 28645087A JP 2640474 B2 JP2640474 B2 JP 2640474B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録装置や分類計数装置など複数枚のシー
トを連続的に処理していくシート処理装置に対しシート
を自動的に供給するシート供給装置に関する。
〔従来の技術〕
シート処理装置にシート供給装置を着脱可能に結合す
る方法には、シート処理装置の外装に設けた受け部に結
合する方法、シート処理装置のシート送り機構のシャー
シに設けた受け部に結合する方法、あるいはシート処理
装置のシート送りローラの軸を用いて結合する方法など
がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記3つの結合方法にはそれぞれ一長一短
がある。
シート供給装置より供給されるシートは一般にシート
処理装置のシート送りローラに向かって送り込まれるこ
とになり、このシート送り込み方向の精度がシート送り
の信頼性を左右することになる。
したがって、シート送りの信頼性は、外装に設けた受
け部に結合する方法よりシャーシに設けた受け部に結合
する方法の方が高く、また、シャーシに設けた受け部に
結合するよりシート送りローラの軸に結合する方がさら
に信頼性が高くなる。
信頼性確保のため、部品精度を上げ、組立て調整等の
対策を行う場合は、前記信頼性の高さと反対の順でコス
ト上不利になる。
しかし、シート送りローラは一般にシート処理装置の
奥の方に位置しており、シート供給装置の着脱性は外装
結合の場合が最良であり、シャーシ結合の場合が次に良
く、シート送りローラに結合する場合が最も評価が低か
った。
また、シート供給装置の駆動力をシート処理装置のシ
ート送りローラの軸より得る場合、該シート送りローラ
の軸に設けられた歯車(ギヤ)とシート供給装置に設け
られた歯車を結合させて動力伝達を行うため、両者の結
合時の位置精度を上げることが必要となり、結合部の部
品に高い精度と強度の部品を使用するため、高価、大
型、重い等の問題が発生したり、部品精度を上げた場合
には、組立時の微調整が必ず必要となり、上記対策を行
わない場合には信頼性が低下するという問題もあった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、シート供給装置を駆動する時
の負荷により該シート供給装置の被動ギヤに歯飛びが生
じるような不具合を無くし、使用時のシート処理装置に
対する変位を一層確実に防止し、さらに、装置全体の小
型化を図ることができるシート供給装置を提供すること
である。
第1の本発明は、シート処理装置の外装の内部に配設
されたシート送りローラの軸にシート供給装置の結合部
溝を係合させるとともにシート供給装置の一部をシート
処理装置の外装に係合させることにより前記シート処理
装置に対して位置決め結合され、シート処理装置に位置
決め結合された状態で前記シート送りローラのローラギ
ヤと噛合って該シート送りローラの軸から駆動力を受け
る被動ギヤを有し、前記被動ギヤは、シート供給装置を
シート処理装置に位置決め結合された状態で、該被動ギ
ヤの軸心と前記シート送りローラの軸心とを結ぶ線分が
前記結合部溝の中心線に対し略直角となる位置に配置さ
れているように構成したシート供給装置により、上記目
的を達成するものである。
第2の本発明は、シート処理装置の外装の内部に配設
されたシート送りローラの軸にシート供給装置の結合部
溝を係合させるとともにシート供給装置の一部をシート
処理装置の外装に係合させることにより前記シート処理
装置に対して位置決め結合され、シート処理装置に位置
決め結合した時に前記シート送りローラの軸に設けられ
た第1のギヤに噛合って該シート送りローラから駆動力
を受ける第2のギヤを有し、前記シート処理装置に位置
決め結合した状態で前記第1のギヤの軸心と前記第2の
ギヤの軸心を結ぶ線が前記結合部溝の中心線の方向と略
直角を成すように構成したシート供給装置により、上記
目的を達成するものである。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明を適用したシート供給装置を備えた記
録装置の要部縦断面を示す。
第1図において、プリンタ等の記録装置内には、シー
ト送りローラ1が回転可能に軸支され、その前方には、
該シート送りローラ1と平行に設置されたガイドレール
2に沿って往復動するキャリッジ3が設けられ、該キャ
リッジ3上に記録ヘッド4が搭載されている。
前記シート送りローラ1の周面にはシート(用紙やプ
ラスチック薄板などの記録媒体)5に摩擦搬送力を付与
するためのピンチローラ6、6が圧接されており、ま
た、該シート送りローラ1の周囲にはシート案内用のペ
ーパーガイド7が設けられている。
以上の記録装置の上部にはシート供給装置(カットシ
ートフィーダー)8が取り外し可能に装着されている。
シート供給装置8は、そのシート収納部に収納された
複数枚のシートを1枚づつ記録装置内へ自動的に供給す
るとともに、記録済みのシート5を自動的に排出するも
のである。
このシート供給装置8には、記録装置に装着した時シ
ート送りローラ1の軸に設けたローラギヤ(第7図中の
ローラギヤ1a)と連結されるギヤ列と駆動可能に連結さ
れた給紙ローラ11および排紙ローラ12が設けられてい
る。
こうして、前記シート供給装置8は、装着時、記録装
置内のシート送りモータでシート送りローラ1を回転さ
せ、その動力をシート供給装置の前記ギヤ列を介して給
紙ローラ11および排紙ローラ12へ伝達することにより、
シート5の自動給紙および自動排紙を行い、排出された
シート5をスタッカー9に堆積(積み重ね)するよう構
成されている。
前記給紙ローラ11の軸部にはクラッチが取付けられて
おり、シート送りモータの回転方向を切換えることによ
り該クラッチをON、OFFさせ、該給紙ローラ11の回転を
制御するよう構成されている。
第2図は前記シート供給装置8の斜視図であり、第3
図はシート収納部に普通のシートを積載した時の該シー
ト収納部の縦断面図、第4図はシート収納部にハガキ等
の厚紙を積載した時の該シート収納部の縦断面図であ
る。
第2図〜第4図において、前記給紙ローラ11の周面に
向けて積載板18がスプリング19により付勢され、シート
無し状態では該積載板18は給紙ローラ11直接圧接され
る。
前記積載板18は左右に2枚設けられ、各積載板18、18
はガイド軸21に沿って独立してシート5の巾方向に移動
可能な左右2個のホッパーガイド20、20のそれぞれに対
し回動可能に支持されている。
左右のホッパーガイド20、20の間には、前記ガイド軸
21に沿って独立して左右方向に移動可能なセンターガイ
ド22が装着されている。
このセンターガイド22には上方へ延びるホッパーワイ
ヤー23が取付けられており、前記積載板18と前記給紙ロ
ーラ11との間に押圧支持されたシート5の上半部分を案
内支持している。
シート供給装置8の前面にはフロントカバー24が着脱
可能に取付けられており、該フロントカバー24の内側に
は、板ばね24bによって前記排紙ローラ12の周面に押圧
された排紙ピンチローラ24aが取付けられている。この
排紙ピンチローラ24aは複数位置に設けられた各排紙ロ
ーラ12に対応して配置されている。
前記排紙ローラ12は通常、記録装置のシート送りロー
ラ1(第1図)と連動してほぼ同じ周速(通常若干大き
い周速)で駆動され、前記排紙ピンチローラ24aを該排
紙ローラ12に圧接させることにより、記録装置から送り
出される記録済みのシート5を確実に引き上げ、スタッ
カー9(第1図)内へ堆積させるよう構成されている。
前記スタッカー9には上方へ延びるスタッカーワイヤ
ー25が着脱可能に取付けられ、該スタッカー9に堆積さ
れたシート5を案内支持している。
シート供給装置8の底面前部の左右には下方へ突出す
る脚部41、41が設けられ、各脚部41の先端部には装着時
シート送りローラ1(第1図)の軸に係合する前方開口
型の略水平の溝42が形成されている。
また、記録装置の右側の壁部26には、前記脚部41より
所定距離だけ後方の位置に爪部材27が設けられている。
この爪部材27はピン43まわりで回動可能に枢着されると
ともにスプリング44によって前方へ付勢されている。
シート供給装置8を記録装置へ装着した状態では、前
記左右の脚部41、41の溝42、42がシート送りローラ1
(第1図)の軸に係合し、右側の壁部26に取付けられた
爪部材27が記録装置の頂部の鍵部45(第13図)に掛止す
ることにより、シート供給装置8は記録装置に対し確実
に固定させることができる。
第2図〜第4図において、左右の積層板18、18はそれ
ぞれ左右ホッパーガイド20、20の上端部に設けた枢軸4
6、46まわりで回動可能に支持されている。
一方、各ポッパーガイド20を左右移動可能に支持する
前記ガイド軸21の一端(第2図中の右端)部にはリリー
スレバー28が揺動可能に支持され、該リリースレバー28
の先端には左右の積載板18、18に係合するリリース軸28
aが連結されている。
したがって、前記リリースレバー28を回動操作するこ
とにより、各積載板18、18を押圧スプリング19、19(第
3図、第4図)に抗して給紙ローラ11から離反させるこ
とができる。
左右のホッパーガイド20、20の外側下端部でかつ積載
板18、18の前側には、該積載板18、18上の複数のシート
(普通のシート)5を1枚づつ分離するための分離爪
(分離手段)20a、20aが設けられている。
一方、左右の積載板18、18のシート収納部(シート積
載面)には、進退方向に移動可能なガイド部材18a、18a
が取付けられている。
すなわち、各ガイド部材18a、18aがシート収納面から
後退(退避)すると、積載板18、18のシート収納部全体
が平坦化されて普通のシートなどを供給する状態にな
り、給紙ローラ11を駆動してシート供給を行うとき、積
載シートは左右のホッパーガイド20、20で案内されかつ
前記分離爪20a、20aで1枚づつ分離されて記録装置内へ
供給される。
この時、前記センターガイド22に取付けられた摩擦式
のセンターセパレーター(分離手段)29は後方へ退避さ
れている。
前記各ガイド部材18a、18aを前進させて積載面から突
出させると、前記ホッパーガイド20、20および前記分離
爪20a、20aは使用されない状態となり、前記センターセ
パレーター29を使用位置に突出させることによりハガギ
等の厚いシートを供給するのに好適な状態になる。
すなわち、左右の積載板18、18上面のガイド部材18
a、18a内側に収納されるハガキ等の厚い積載シートは、
給紙ローラ11を駆動してシート供給するとき、左右のガ
イド部材18a、18aで案内され、かつ前記摩擦式センター
セパレーター(分離手段)19で1枚づつ分離されて記録
装置内へ供給される。
分離爪20a、20aを使用する第3図においは、シート収
納部の複数のシート5は、給紙ローラ11が回転して送り
力が付与されると、ホッパーガイド20、20で案内されか
つ最上層のシートが分離爪20a、20aを乗り越える際に該
シートの先端がカールすることにより、1枚づつ確実に
分離し搬送(供給)することができる。
一方、ホッパーガイド20、20および分離爪20a、20aを
使用せず、直立させたガイド部材18a、18aおよび突出さ
せた摩擦式の分離手段29を使用する第4図は、ハガキな
ど腰の強いシート5を供給するのに好適な状態である。
すなわち、シート収納部に収納されるシート5がハガ
キ等の厚紙である場合、前述の分離爪20a方式ではカー
ルしにくく、1枚だけを確実に分離させることが困難と
なるため、ホッパーガイド20、20上の分離爪20a、20aを
用いず、センターガイド22に進退可能に取付けられた摩
擦式の分離手段であるセンターセパレーター29を用いて
前記厚紙(腰の強いシート)5の分離を行う。
前記センターセパレーター29の先端は適度な角度を与
えられており、前記給紙ローラ11により送り出される厚
紙5が該センターセパレーター29の傾斜部を通過する
際、前記給紙ローラ11に最も近い最上層のシートのみを
送り出すことができる。
ここで、前記センターセパレーター29は、先端にポリ
エステルシートなどによりバネ性を持たせた摩擦係数の
高い部材、例えば発泡エレタンなどを設け、前記厚紙を
前記センターセパレーター29との摩擦を利用して分離す
るよう構成することができる。
第5図は前記センターセパレーター29およびガイド部
材18aの動作を例示する。
前述のとおり、前記分離爪20a、20aと前記センパレー
ター29は同時に使用されず、択一的に使用されるので、
分離爪20a、20aを用いる時はセンターセパレーター29は
シート搬送経路外へ退避させる必要がある。また、逆
に、前記センターセパレーター29を用いる時はシート搬
送経路内に前記分離爪20a、20aが位置しないように動作
させる必要がある。
そこで、前記センターセパレーター29を可動式とし、
前記分離爪20a、20aを用いる時は該センターセパレータ
ー29がシート搬送経路から離反(退避)するよう構成さ
れている。
この場合、積載板18、18に支持されかつ該積載板に対
して移動(突出退避)可能なガイド部材18a、18aを設
け、該ガイド部材18a、18aを使用位置に突出させて分離
爪20a、20aより内側をシート搬送経路とするとき、前記
センターセパレーター29もこれに連動して使用位置(シ
ート搬送経路内)へ突出するよう構成することが好まし
い。
第5図はこのガイド部材18a、18aとセンターセパレー
ター29の連動機構を例示する図である。
第5図においては、左右のガイド部材18a、18aと中間
部のセンターセパレーター29がリンク機構で連結され、
装置に設けたソレノイド47を用いて該リンク機構を駆動
することにより、ガイド部材18a、18aおよびセンターセ
パレーター29を自動的にかつ同時に使用位置または退避
位置へ移動させるよう構成されている。
こうして、シート収納部(積載板18上)に収納された
複数枚のシート5を1枚づつ供給するシート供給装置に
おいて、シート収納部に収納された複数枚のシート5よ
り1枚を分離供給する機構を有しかつ収納されたシート
5の腰の強さ(厚さ)等の特性に合わせて選択しうる複
数の分離手段20a、20a、29が設けられ、選択された分離
手段以外の分離手段をシート供給経路外に退避させかつ
退避位置に保持する構成のシート供給装置を得ることが
できる。
また、前記複数の分離手段20a、20a、29の選択はシー
ト収納部18に設けたガイド部材18aの移動によって行う
よう構成されている。
さらに、前記複数の分離手段20a、29の選択は該分離
手段29のシート供給経路外への退避並びにシート収納部
に設けたガイド部材18aの移動によって行われ、前記分
離手段29の退避操作に連動して前記ガイド部材18aの移
動が行われるよう構成されている。
第6図はシート供給装置8を記録装置に装着した状態
での排紙機構を模式的に示す縦断面図であり、以下第6
図を参照して排紙機構について説明する。
第6図において、排紙ローラ12の前方を覆うように着
脱可能に設けられたフロントカバー24の内面には、板ば
ね24bを介して排紙ピンチローラ24aが取付けられてお
り、該排紙ピンチローラ24a(通常複数個)はそれぞれ
の板ばね24bのばね力で対応する各排紙ローラ12の前側
に圧接されている。
記録装置から送り出されるシート5は前記排紙ローラ
12の回転力および前記排紙ピンチローラ24aの圧接力に
よりスタッカー9へ搬送される。
したがって、排紙ローラ12のシート搬送力は前記排紙
ピンチローラ24aの圧接力によって高められており、記
録装置内のシート送りローラ1の搬送力がなくなった後
でも記録装置からのシートを該排紙ローラ12によって確
実にシート送りすることができる。
従来の記録装置では、シート送りローラ1の搬送力
(シート送り)は記録ヘッド4より下方のピンチローラ
6(第6図)の位置で消失するので、シート5の下端に
記録ヘッド4およびピンチローラ6間の距離に相当する
記録不可能な領域(下端余白)があり、シート5の無駄
並びに画像配列の制約が生じていた。
これに対し、実施例構造では、排紙ローラ12をシート
送りローラ1と同期して略同一周速で駆動するとともに
これに圧接する排紙ピンチローラ24aを設けたので、排
紙ローラ12に大きな(確実な)シート送り力を持たせ、
シート送りローラ1の搬送力が無くなった後でも該排紙
ローラ12のみでシート送りを行うことができ、下端余白
を生じることなくシート5の下端まで記録することが可
能になる。
したがって、記録装置にシート供給装置8を装着した
時、これを検出して排紙ローラ12の駆動を制約すれば、
シート5に対する記録可能範囲を適宜増大させることが
でき、必要に応じて下端余白無しの状態まで増大させる
ことができる。
また、排紙ローラ12の周速はシート送りローラ1の周
速より若干速く(例えば約0.2〜0.8%)設定され、排紙
ローラ12とシート送りローラ1の間でシート5に弛みを
生じることなく確実に搬送できるようになっている。
しかし、排紙ローラ12の回転速度がシート送りローラ
1より速いと、シート5の厚さ等のバラツキにより、排
紙ローラ12とシート送りローラ1との間のシート5の張
力が増大して搬送負荷が大きくなるため、シート送り精
度が低下する場合がある。
そのため、実施例構造では、第7図に示すごとく、排
紙ローラ12の端にフリクションクラッチ15が設けられ、
該排紙ローラ12に一定以上の負荷が作用すると該排紙ロ
ーラ12の回転速度が遅くなる機構が設けられている。こ
うすることにより、常に一定の搬送負荷でシート5を送
りことができ、シート送り精度の低下を防止することが
できる。
第7図はシート送りローラ1の軸上のローラギヤ1aか
ら給紙ローラ11および排紙ローラ12へ動力を伝達するギ
ヤ列を示し、第8図および第9図は給紙ローラ11の軸に
装着されたクラッチを示す。
第7図において、記録装置内のシート送りローラ1の
軸に固定したローラギヤ1aはシート供給装置8に軸支し
たギヤ13aに噛合っており、これらのギヤ1a、13aの噛合
いによってシート送りローラ1の駆動力がシート供給装
置8へ伝達される。
一方、給紙ローラ11の軸には、第8図および第9図に
示すごとく、給紙ギヤ17、クラッチ16およびクラッチギ
ヤ14が取付けられており、該給紙ギヤ17は給紙ローラ11
と直結しており、該クラッチ16および該クラッチギヤ14
は給紙ローラ11の軸を支軸として回転可能である。ま
た、第8図および第9図に示すごとく、前記クラッチギ
ヤ14のフランジ面にはクラッチ爪14aが設けられてお
り、該クラッチギヤ14が回転すると該クラッチ爪14aが
前記クラッチ16の外周上を摺動する。
さらに、給紙ローラ11の軸はワンウェイクラッチ(不
図示)により軸支されており、矢印A方向へのみ回転可
能になっている。
第8図はクラッチONの状態を示し、クラッチ16の外周
に形成された切欠き孔16aを通してクラッチ爪14aが侵入
して給紙ギヤ17と係合している。この状態ではクラッチ
ギヤ14の回転が給紙ギヤ17へ伝達され、給紙ローラ11が
回転する。
第7図において、ローラギヤ1aの駆動力は、シート供
給装置8に設けたギヤ列13a〜13eを介して前記クラッチ
ギヤ14へ伝達される。したがって、クラッチギヤ14は、
給紙ローラ11の回転の有無にかかわらず、記録装置内の
シート送りローラ1の軸に設けたローラギヤ1aが回転ず
れば常に回転する。
排紙ローラ12の軸にはフリクションクラッチギヤ15
(第7図)が取付けられており、第7図に示すごとく、
前記クラッチギヤ14と該フリクションクラッチギヤ15と
の間はギヤ列13f〜13hによって噛合い結合されており、
該クラッチギヤ14の回転が排紙ローラ12へ伝達されるよ
う構成されている。
第10図はクラッチ爪14a(第8、第9図)が摺動する
クラッチ16の周面の展開図である。
第10図において、クラッチ16の周面にはHP1、HP2のス
トッパがあり、S1は前記切欠き孔16aを示す。
HP1側の領域SHP1とHP2側の領域SHP2の境界にLaおよび
Lbの境界線があり、前記クラッチ爪14aがHP1からHP2へ
移動するときはHP1→Lb→HP2を移動し、HP2からHP1へ移
動するときはHP2→La→HP1を移動するようになってい
る。
クラッチ爪14aがHP2からHP1へ移動する方向が前記シ
ート送りローラ1が正送り(FWD)を行う方向であり、H
P1からHP2へ移動する方向が逆送り(REV)を行う方向で
ある。
第8図〜第10図において、クラッチ爪14aが任意の位
置にあっても、該クラッチ爪14aを切欠き孔S1(16a)に
確実に挿入させるために初期化動作が行われ、該クラッ
チ爪14aはHP1へ移動する。HP1からS1までの距離は一定
であるから、HP1にクラッチ爪14aが位置しておればこれ
をS1へ確実に移動させることは容易である。
前記初期化動作は、クラッチ爪14aがS1およびS1とLb
で囲まれる領域にあるとき該クラッチ爪14aをHP1方向へ
移動させると、該クラッチ爪14aがS1内へ挿入されクラ
ッチONの状態となってしまうため、これを避けるために
クラッチ爪14aを初期にHP2へ移動させて実施される。
前記クラッチ爪14aはSHP2→HP1へ確実に移動するか
ら、初期化動作は全てHP2へ該クラッチ爪14a移動させ、
その後HP1へ移動させる動作によって行うことができ
る。
第11図はクラッチシーケンスのフローチャートであ
り、次に第11図を参照してクラッチ制御について説明す
る。
まず、記録装置内には、第1図に示すごとく、シート
供給装置8の有無を検知するCSFセンサー31とシート5
の有無を検知するシートセンサー30が設けられており、
CSFセンサー31がONでシートセンサー30がOFFであるとフ
ィーダーモードとなって初期化が始まる。
第11図において、ステップF1で印刷キーをオンにする
とステップF2B進んでCSFセンサー31がON(シート供給装
置有り)か否かを判別し、ONであればステップF3へ進ん
でシートセンサー30がON(シート有り)か否かを判別す
る。
ステップF2でシート供給装置無しであれば印刷1が行
われる。
ステップF3でシート有りであれば印刷2が行われる。
ステップF3でシート無しであれば、ステップF4へ進
み、REV(戻し送り)で10行分およびFWD(進み送り)で
10行分シート送りローラ1を回転させ、前述のクラッチ
爪14aをHP1(第10図)へ移動させる。
次にステップF5へ進んで戻し方向に4行分回転させ、
クラッチ爪14aをHP1からS1(第10図)の孔へ移動させて
クラッチONの状態にする。
次にステップF6で送り方向へ1行分シート送りすると
給紙動作が始まり、記録装置内へシート5が供給されて
いく。
そして、ステップF7で記録装置内のシートセンサー30
でシート有無を検知しながら該センサー30がON(シート
有り)になるまで給紙動作を行う。
シートセンサー30がONになった後、ステップF8の3行
送り4行戻しの動作を行ってクラッチ16をOFFの状態に
する。
さらに、次のステップF9へ進んでシート5を記録位置
まで搬送する。
ここで、ステップF8においては、戻し(REV)送りで
クラッチ16をOFFの状態にするとともに、第12図中のX
で示すごとく、シート5の戻し送り(REV)によって該
シート5をピンチローラ6の押圧から離反させるととも
に該シート5をカールさせ、もって、該シート5の巾方
向の一方がピンチローラ6へ喰い込んで斜行するような
不具合現象を同時に解消することができる。
また、前述のとおり、シート供給装置8が記録装置に
装着されている時、該記録装置のシート搬送力が無くな
った後でも該シート供給装置8の排紙ローラ12の引き上
げ力(搬送力)でシート送りを正確に制御できるので、
下端余白を生じることなくシート下端まで自由に印字す
ることができる。
第12図は本発明によるシート供給装置8を装着した記
録装置の要部の縦断面図である。
第12図において、シートセンサー30から前方のピンチ
ローラ6までの距離をA行とし、該シートセンサー30か
ら記録ヘッド4までの距離をB行とすると、シート供給
装置8を装着しない時はシート5に(B−A)行分の下
端余白が生じる。
そこで、第11図のフローチャート中に示すごとく、シ
ート供給装置8の有無によりシート5の印字範囲を変え
る制御を行うことができる。
第11図において、シート供給装置8(第12図)が装着
されない状態では「印刷1」の制御を行い、シート供給
装置8が装着された状態では「印刷2」の制御を行う。
「印刷1」においては、印刷中にシートセンサー30
(第12図)のON/OFFを読み取り、該シートセンサー30が
OFF(シート無し)になってからA行までシート5をシ
ート送りし、「印刷2」においては、該シートセンサー
30がOFFになってからB行までシート5をシート送りす
る制御を行いながら、記録ヘッド4でシート5に記録し
ていくことができる。
このような印字制御を行えば、シート供給装置8を装
着することによってシート5の印字可能範囲を拡大する
ことができる。
次にシート供給装置8の記録装置への着脱について説
明する。
第13図はシート供給装置8を記録装置上部へ結合した
状態を示す右側面図である。
第13図において、シート供給装置8の右側板26Rおよ
び左側板26L(不図示)には、記録装置のシート送りロ
ーラ1の軸48と係合する溝42が形成されている。この溝
42は記録装置の鉛直方向に対して直角方向に形成され、
その開口部は前方に向いている。図示の例では前記左右
の溝42、42は、左右の側板26L、26Rから下方へ延びる左
右の脚部41、41に形成されている。
装着する時は、シート供給装置8をシート送りローラ
1の軸48の後上方より降ろし、前記結合用の溝42、42の
上面の壁にシート送りローラ1の軸48を当てた後、該シ
ート供給装置8を手前へスライドさせて該軸48を溝42内
へ結合させる。
この時、各溝42、42の上面の壁が下面の壁より長く前
方へ突出しているので、シート送りローラ1の軸48との
嵌合を容易に行うことができる。
前記右側板26Rには、第13図に示すごとく、ピン43に
回動可能に枢着されかつスプリング44で時計方向(係合
部が前方へ)に付勢された爪部材27が取付けられてい
る。
第13図に示す装着状態では、前記爪部材27は記録装置
の外装に設けられた係合部45内に挿入され、該爪部材27
の先端爪部を前方へ付勢するスプリング44のばね力によ
りシート供給装置8が記録装置から外れるのを防止して
いる。
ここで、前記シート供給装置8は、ギヤ13aとシート
送りローラ1のローラギヤ1aとの噛合いで記録装置のシ
ート送りモータからの動力が伝達される。
そこで、シート供給装置8の給紙ローラ11あるいは排
紙ローラ12を駆動する時の負荷が作用すると、該シート
供給装置側の前記ギヤ13aはローラギヤ1aから矢印A方
向へ離反する方向へ移動しようとする。このため、従来
のシート供給装置では、前記ギヤ13aとローラギヤ1aと
の噛合いが不充分となったり歯飛び等の不具合の原因と
なっていた。
しかし、第13図に示す本発明によるシート供給装置8
においては、前記ギヤ13aがローラギヤ1aの鉛直方向真
上に位置するよう取付けられているので、該ギヤ13aが
上記負荷によって矢印A方向に移動しようとしても、多
少の矢印A方向の変位は生じるが、その変位が接線方向
でもあり歯飛びが生じるような不具合には至らない。
前記シート供給装置8を前記記録装置より取り外す際
は、前記爪部材27の先端爪部を矢印C方向に回動させて
記録装置の外装に設けた係合部45から離反させた状態の
ままで、シート供給装置8を矢印B方向(後上方向)へ
回動させながら該記録装置から取り外す。
その際、爪部材の解除方向(矢印C方向)とシート供
給装置8の取外し方向(矢印B方向の回転させる方向)
とが略同一方向に選定されているので、シート供給装置
8を記録装置から容易に取外すことができる。
第14図はシート供給装置8と記録装置との結合部の他
の実施例構造の右側面図である。
第14図の構造は、第13図の構造における回動可能な爪
部材27およびスプリング44の代わりに、右側板26Rに下
方への突出部26aを形成するとともに記録装置の外装10
の上部に凹部10aを形成し、前記突出部26aを上方から凹
部10aに挿入させるようにしたものである。
第14図の結合構造は以上の点で第13図の結合構造と相
違しており、その他の部分は第13図の場合と実質上同じ
であり、対応する部分をそれぞれ同一符号で表示しその
詳細説明は省略する。
この第14図のシート供給装置8の結合構造によれば、
シート搬送時の負荷が作用すると、シート供給装置8に
は結合溝42、42の開口部と正反対の方向へ移動させるよ
うな矢印A方向の力が作用する。
よって、前記結合溝42を鉛直方向と直角の方向(略水
平方向)に向けて形成すれば、記録装置の外装10に係合
する位置決め用突出部26aが該外装10に押圧衝当するの
で、シート供給装置8がこの外装10より離脱することは
ない。
第1図および第2図において、排出ローラ12および排
出ピンチローラ24aから成るシート搬送手段を通して上
方へ排出されるシート5はスタッカー9上に堆積される
が、該スタッカー9には処理後のシート(堆積されたシ
ート)5を保持する延長面を形成するスタッカーワイヤ
ー25が取付けられている。
然して、このスタッカー9(具体的にはスタッカーワ
イヤー25)のシート堆積面と反対の面(後側の面)に
は、前記積載板18および前記ホッパーワイヤー23から成
るシート収納部に収納されたシート5を案内保持するた
めの突起部25a、25aが設けられている。
この突起部25a、25aを設けることにより、シート収納
部のシート5が第1図中二点鎖線Yで示すように座屈し
て上半部がカールを描いてずれ落ちるなどの不具合が防
止され、給紙ローラ11によるシート搬送を正確に行うこ
とが可能になった。
なお、前記スタッカーワイヤー25の裏面に設けるシー
トガイド用の突起部25aは、第1図および第2図に示す
ごとワイヤー自体の曲げ成形で一体的に形成する他、ス
トレートなスタッカーワイヤー25にプラスチック等で別
途成形した部材を接着等で固着することによって設ける
ことも可能である。
第15図は第1図および第2図中のフロントカバー24の
内側を示す部分斜視図である。
第1図、第2図および第15図において、フロントカバ
ー24は、その内側で、排紙ローラ12および排紙ピンチロ
ーラ24aから成るシート排出手段を通してスタッカー9
へ搬送されるシート5を案内する案内手段を構成してお
り、該フロントカバー24の内面にはシート巾方向に所定
間隔ごとに配置された複数の縦方向案内リブ51が形成さ
れている。
然して、前記複数の案内リブ51のうちの適当数のも
の、例えば所定間隔位置にある左右2個の案内リブ(案
内手段)51には、前記スタッカー9(前記スタッカーワ
イヤー25を含む)上に保管(堆積)されたシート5の座
屈転倒を防止するための当接突起部52が設けられてい
る。
このフロントカバー24で形成する案内手段に前記当接
突起部52を設けることにより、シート5のサイズ等に関
係なく、スタッカー9上の堆積シート5が第1図中の二
点鎖線Zで示すように座屈する不具合現象が防止され、
処理後のシート5をスタッカー9(スタッカーワイヤー
25を含む)上に正しい堆積姿勢で保管することが可能に
なった。
第2図に示すごとく、左右のホッパーガイド20、20の
間にはガイド軸21に沿って左右に移動可能なセンターガ
イド22が設けられ、該センターガイド22にはハガキ等の
腰の強い(厚い)シート5を分離供給するのに好適な摩
擦方式の分離手段(センターセパレーター)29が移動
(進退)可能に取付けられている。
然して、この分離手段29には、第4図および第5図に
示すごとく、その分離部29aよりシート搬送方向前方
(第4図および第4図中では下側)にシート5の座屈を
防止するためのシートガイド部55が一体に設けられてい
る。
前記シートガイド部55は、シート5が座屈して記録装
置のペーパーガイドとシート供給装置8との間の隙間内
へ二点鎖線Wで示すごとく侵入する不具合を防止するた
めのものであり、特にハガキ等の厚紙を用いる際に、ク
ラッチ16(第9図)をオフにするためあるいはシート5
の斜行を矯正するためにシート5を逆送りする際に生じ
やすい上記二点鎖線Wで示すようなバックリング(座
屈)を阻止するのに有効である。
前記シートガイド部55は中央の分離手段29と一体に設
けられるので、ハガキ等の厚紙を供給する時の上記座屈
を防止するのに有効であるとともに、分離爪20a、20aを
使用して普通シートを供給する時には分離手段29の退避
と同時に退避させることができる。
したがって、部品点数を増やすことなく、しかも余分
のスペースを要することなく、ハガキ等の厚紙を使用す
る時など必要な時に自動的に使用位置にセットでき、不
使用時には自動的に退避させうるシートガイド部を構成
することができた。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、第1の本発明のシー
ト供給装置によれば、シート処理装置の外装の内部に配
設されたシート送りローラの軸にシート供給装置の結合
部溝を係合させるとともにシート供給装置の一部をシー
ト処理装置の外装に係合させることにより前記シート処
理装置に対して位置決め結合され、シート処理装置に位
置決め結合された状態で前記シート送りローラのローラ
ギヤと噛合って該シート送りローラの軸から駆動力を受
ける被動ギヤを有し、前記被動ギヤは、シート供給装置
をシート処理装置に位置決め結合された状態で、該被動
ギヤの軸心と前記シート送りローラの軸心とを結ぶ線分
が前記結合部溝の中心線に対し略直角となる位置に配置
されているように構成したので、駆動ギヤと被動ギヤの
軸心間を結ぶ線分の方向が結合部溝の中心線に対し略直
角となるようにしたことから、駆動時の負荷により被動
ギヤが結合部溝の中心線の方向に変位しようとしても、
その変位が接線方向であるために歯飛びが生じるような
不具合を防止することができ、シート供給装置をシート
処理装置の外装に係合させることから、シート時のシー
ト処理装置に対する変位を一層確実に防止することがで
き、さらに、シート送りローラをシート処理装置の外装
の内部に配設することから、装置全体の小型化を図るこ
とができるシート供給装置が提供される。』 また、第2の本発明によれば、シート処理装置の外装
の内部に配設されたシート送りローラの軸にシート供給
装置の結合部溝を係合させるとともにシート供給装置の
一部をシート処理装置の外装に係合させることにより前
記シート処理装置に対して位置決め結合され、シート処
理装置に位置決め結合した時に前記シート送りローラの
軸に設けられた第1のギヤに噛合って該シート送りロー
ラから駆動力を受ける第2のギヤを有し、前記シート処
理装置に位置決め結合した状態で前記第1のギヤの軸心
と前記第2のギヤの軸心を結ぶ線が前記結合部溝の中心
線の方向と略直角を成すように構成したので、上記第1
の本発明と同様の効果を奏し得るシート供給装置が提供
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるシート供給装置を備え
た記録装置の要部縦断面図、第2図は第1図のシート供
給装置の斜視図、第3図は分離爪を使用する給紙機構の
縦断面図、第4図はセンターセパレーターを使用する給
紙機構の縦断面図、第5図は第4図のセンターセパレー
ターおよびガイド部材の連動機構の側面図、第6図は第
1図の排紙機構を示す縦断面図、第7図は第2図のシー
ト供給装置の動力伝達機構を示す側面図、第8図は給紙
ローラのクラッチ機構のオン状態の部分斜視図、第9図
は第8図のオフ状態での部分斜視図、第10図は第8図の
クラッチの周面の展開図、第11図は第8図のクラッチの
動作シーケンスのフローチャート、第12図は本発明の一
実施例よるシート供給装置を備えた記録装置の要部縦断
面図、第13図はシート供給装置と記録装置との結合部構
造の側面図、第14図はシート供給装置と記録装置との結
合部構造の他の例を示す側面図、第15図は第1図中のフ
ロントカバーの内側部分斜視図である。 1……シート送りローラ、1a……ローラギヤ、4……記
録ヘッド、5……シート、8……シート供給装置、9…
…スタッカー、11……給紙ローラ、12……排紙ローラ、
13a〜13h……ギヤ列、16……クラッチ、18……積載板
(シート収納部)、18a……ガイド部材、20……ホッパ
ーガイド、20a……分離爪、22……センターガイド、23
……ホッパーワイヤー、24……フロントカバー、24a…
…突起部、27……爪部材(ロック部材)、29……センタ
ーセパレーター(分離手段)、42……結合用の溝、48…
…シート送りローラの軸、51……案内リブ(案内手
段)、52……当接突起部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 修 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 北爪 康一郎 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダイワ精工株式会社内 (72)発明者 跡部 隆 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダイワ精工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−262353(JP,A) 特開 昭59−87187(JP,A) 実開 昭62−163331(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録装置や分類計数装置などのシート処理
    装置にシートを1枚づつ供給する着脱可能なシート供給
    装置において、 シート処理装置の外装の内部に配設されたシート送りロ
    ーラの軸にシート供給装置の結合部溝を係合させるとと
    もにシート供給装置の一部をシート処理装置の外装に係
    合させることにより前記シート処理装置に対して位置決
    め結合され、 シート処理装置に位置決め結合された状態で前記シート
    送りローラのローラギヤと噛合って該シート送りローラ
    の軸から駆動力を受ける被動ギヤを有し、 前記被動ギヤは、シート供給装置をシート処理装置に位
    置決め結合された状態で、該被動ギヤの軸心と前記シー
    ト送りローラの軸心とを結ぶ線分が前記結合部溝の中心
    線に対し略直角となる位置に配置されていることを特徴
    とするシート供給装置。
  2. 【請求項2】記録装置や分類計数装置などのシート処理
    装置に対して該シート処理装置のシート送りローラの軸
    を利用して着脱可能に装着され、前記シート送りローラ
    から駆動力を得て前記シート処理装置にシートを1枚づ
    つ供給するシート供給装置において、 シート処理装置の外装の内部に配設されたシート送りロ
    ーラの軸にシート供給装置の結合部溝を係合させるとと
    もにシート供給装置の一部をシート処理装置の外装に係
    合させることにより前記シート処理装置に対して位置決
    め結合され、 シート処理装置に位置決め結合した時に前記シート送り
    ローラの軸に設けられた第1のギヤに噛合って該シート
    送りローラから駆動力を受ける第2のギヤを有し、 前記シート処理装置に位置決め結合した状態で前記第1
    のギヤの軸心と前記第2のギヤの軸心を結ぶ線が前記結
    合部溝の中心線の方向と略直角を成すことを特徴とする
    シート供給装置。
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