JP2707353B2 - 自動給紙装置 - Google Patents
自動給紙装置Info
- Publication number
- JP2707353B2 JP2707353B2 JP2084422A JP8442290A JP2707353B2 JP 2707353 B2 JP2707353 B2 JP 2707353B2 JP 2084422 A JP2084422 A JP 2084422A JP 8442290 A JP8442290 A JP 8442290A JP 2707353 B2 JP2707353 B2 JP 2707353B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- roller
- feeding
- recording
- feed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積載された記録シート(カットシート)
を、一枚づつ分離して、記録部等の処理部へ送り出すた
めの自動給紙装置に関する。
を、一枚づつ分離して、記録部等の処理部へ送り出すた
めの自動給紙装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリなどの記録装置は、
記録情報に応じて、記録ヘッドのエネルギー発生体を駆
動することにより、紙やプラスチック薄板等の記録シー
ト(被記録材)に画像を記録していくように構成されて
いる。
記録情報に応じて、記録ヘッドのエネルギー発生体を駆
動することにより、紙やプラスチック薄板等の記録シー
ト(被記録材)に画像を記録していくように構成されて
いる。
上記記録装置は、記録方式により、インクジェット
式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式な
どに分けることができる。
式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式な
どに分けることができる。
また、記録装置で使用される記録シートは、普通紙の
他、ハガキや封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の特殊
シートなどがある。
他、ハガキや封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の特殊
シートなどがある。
記録シートの供給は、手差しで挿入する他、自動給紙
装置によって自動的に送り込むことが行なわれる。
装置によって自動的に送り込むことが行なわれる。
前記自動給紙装置は、一般に、給送ローラを回転させ
て記録シートを送り出す給紙駆動部と記録シートを積載
保持するシート積載手段とを備えており、記録装置の搬
送系と同期して前記給紙駆動部を駆動することにより、
記録シートを一枚づつ分離給紙するように構成されてい
る。
て記録シートを送り出す給紙駆動部と記録シートを積載
保持するシート積載手段とを備えており、記録装置の搬
送系と同期して前記給紙駆動部を駆動することにより、
記録シートを一枚づつ分離給紙するように構成されてい
る。
また、自動給紙装置には、記録装置内に組み込まれる
内蔵型の他、着脱自在に装着される外装型のものがあ
る。
内蔵型の他、着脱自在に装着される外装型のものがあ
る。
以上のような自動給紙装置として、給紙軸とともに回
転する給送ローラと、複数枚の記録シートを積載可能な
シート積載板と、該シート積載板を前記給送ローラに向
けて付勢することにより前記記録シートを該給送ローラ
に圧接可能なバネ付勢手段と、前記給送ローラの給送方
向前方に配置された乗り上げ斜面から成る土手分離手段
と、を有する構成のものが知られている。
転する給送ローラと、複数枚の記録シートを積載可能な
シート積載板と、該シート積載板を前記給送ローラに向
けて付勢することにより前記記録シートを該給送ローラ
に圧接可能なバネ付勢手段と、前記給送ローラの給送方
向前方に配置された乗り上げ斜面から成る土手分離手段
と、を有する構成のものが知られている。
ところで、上記土手分離手段を使用する自動給紙装置
にあっては、分離爪を使用する場合とは異なり、常に積
載シートを給送ローラに圧接しておく必要がある。
にあっては、分離爪を使用する場合とは異なり、常に積
載シートを給送ローラに圧接しておく必要がある。
その理由は、圧接力が不足または無くなると、2枚目
以下のシートが浮き上がって斜面に乗り上げ、1枚だけ
分離することが難しくなり、さらに、記録装置の搬送手
段で引き込まれる1枚目のシートによって2枚目以下の
シートが引きずり出され易くなり、これらが原因となっ
て記録シートの重送が生じるからである。
以下のシートが浮き上がって斜面に乗り上げ、1枚だけ
分離することが難しくなり、さらに、記録装置の搬送手
段で引き込まれる1枚目のシートによって2枚目以下の
シートが引きずり出され易くなり、これらが原因となっ
て記録シートの重送が生じるからである。
一方、記録装置の搬送ローラで記録シートを確実に引
き込むためには、前記給送ローラが停止した時の摩擦抵
抗(ブレーキ)を無くすか軽微なものにする必要があ
る。
き込むためには、前記給送ローラが停止した時の摩擦抵
抗(ブレーキ)を無くすか軽微なものにする必要があ
る。
そこで、従来のこの種の自動給紙装置では、上記条件
を満たすため、給送ローラの駆動力伝達機構(伝動機
構)にワンウエイクラッチが設けられていた。
を満たすため、給送ローラの駆動力伝達機構(伝動機
構)にワンウエイクラッチが設けられていた。
この種の従来技術を開示するものに、特公昭58−6633
号、特開昭60−25776号、特公昭63−67477号などがあ
る。
号、特開昭60−25776号、特公昭63−67477号などがあ
る。
しかし、このワンウエイクラッチを設ける構成では、
構造が複雑で大型になり、コストが嵩むという問題があ
った。
構造が複雑で大型になり、コストが嵩むという問題があ
った。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、積載シートを確実に1枚づつ
分離するとともに、給送ローラ停止時でも記録シートを
円滑に引き出すことができる自動給紙装置を、給送ロー
ラ駆動系にワンウエイクラッチ等の複雑な構造を必要と
せず、簡単かつ小型で安価な構成で提供することであ
る。
であり、本発明の目的は、積載シートを確実に1枚づつ
分離するとともに、給送ローラ停止時でも記録シートを
円滑に引き出すことができる自動給紙装置を、給送ロー
ラ駆動系にワンウエイクラッチ等の複雑な構造を必要と
せず、簡単かつ小型で安価な構成で提供することであ
る。
請求項1の本発明は、上記目的を達成するため、給送
ローラとして半月形ローラを使用し、これに、給送ロー
ラより給送方向上流側の位置で非給送時に記録シートに
当接する自由回転ローラと給送ローラより給送方向下流
側の位置に配置された乗り上げ斜面から成る土手分離手
段とを組み合わせるものである。
ローラとして半月形ローラを使用し、これに、給送ロー
ラより給送方向上流側の位置で非給送時に記録シートに
当接する自由回転ローラと給送ローラより給送方向下流
側の位置に配置された乗り上げ斜面から成る土手分離手
段とを組み合わせるものである。
また、請求項5の本発明は、上記目的を達成するた
め、給送ローラとして半月形ローラを使用し、これに、
給送ローラの近傍に非給送時に記録シートに当接するガ
イド部材と給送ローラより給送方向下流側の位置に配置
された乗り上げ斜面から成る土手分離手段とを組み合わ
せるものである。
め、給送ローラとして半月形ローラを使用し、これに、
給送ローラの近傍に非給送時に記録シートに当接するガ
イド部材と給送ローラより給送方向下流側の位置に配置
された乗り上げ斜面から成る土手分離手段とを組み合わ
せるものである。
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明による自動給紙装置の一実施例を第2
図中の線I−Iから見た正面図であり、第2図は第1図
中の線II−IIに沿った断面図であり、第3図は第1図の
自動給紙装置を記録装置に装着した状態での断面図であ
り、第4図は第3図の平面図である。
図中の線I−Iから見た正面図であり、第2図は第1図
中の線II−IIに沿った断面図であり、第3図は第1図の
自動給紙装置を記録装置に装着した状態での断面図であ
り、第4図は第3図の平面図である。
第1図〜第4図において、自動給紙装置50の枠体51は
一体構造を成しており、その左側部分にはギヤボックス
部51Aが、中間部分にはシート積載板支持部51Bが、右側
部分にはカバー部51Cが、それぞれ形成されている。
一体構造を成しており、その左側部分にはギヤボックス
部51Aが、中間部分にはシート積載板支持部51Bが、右側
部分にはカバー部51Cが、それぞれ形成されている。
給紙軸52は、シート積載板支持部51Bの上方を通り、
その両端部はギヤボックス部51Aおよびカバー部51Cで、
回転自在に軸支されている。
その両端部はギヤボックス部51Aおよびカバー部51Cで、
回転自在に軸支されている。
給紙軸52には、2個の給送ローラ53(53Aおよび53B)
が一体的に回転するように装着されており、図示の例で
は、一方の給送ローラ53Aは軸52に沿ってシート幅方向
移動可能に装着され、他方の給送ローラ53Bは軸52に固
定されている。
が一体的に回転するように装着されており、図示の例で
は、一方の給送ローラ53Aは軸52に沿ってシート幅方向
移動可能に装着され、他方の給送ローラ53Bは軸52に固
定されている。
前記枠体51のシート積載板支持部51Bには、複数枚の
記録シート(カットシート)54を積載可能なシート積載
板55が上下方向移動可能に安定保持されており、該シー
ト積載板55は、枠体51との間に装着された圧接用バネ56
(第2図)によって、前記給送ローラ53A、53Bに向けて
付勢されている。
記録シート(カットシート)54を積載可能なシート積載
板55が上下方向移動可能に安定保持されており、該シー
ト積載板55は、枠体51との間に装着された圧接用バネ56
(第2図)によって、前記給送ローラ53A、53Bに向けて
付勢されている。
したがって、前記シート積載板55に積載された記録シ
ート54は、前記バネ56によって、前記給送ローラ53A、5
3Bに向けて常に付勢されている。
ート54は、前記バネ56によって、前記給送ローラ53A、5
3Bに向けて常に付勢されている。
前記記録シート54としてサイズの異なるシートを使用
する場合、あるいは、同一サイズでも縦送りするか横送
りするかによって、後述するシートガイド65とともに前
記給送ローラ53Aの位置を調節し得るように構成されて
いる。
する場合、あるいは、同一サイズでも縦送りするか横送
りするかによって、後述するシートガイド65とともに前
記給送ローラ53Aの位置を調節し得るように構成されて
いる。
前記給送ローラ53(53A、53Bの総称符号)の給送方向
前方、または前記シート積載板55の前端と隣接する位置
には、最上層の記録シート54が乗り上げ可能な乗り上げ
斜面から成る土手分離手段57が設けられている。
前方、または前記シート積載板55の前端と隣接する位置
には、最上層の記録シート54が乗り上げ可能な乗り上げ
斜面から成る土手分離手段57が設けられている。
本実施例では、前記土手分離手段57は、枠体51と一部
に形成されている。
に形成されている。
前記給送ローラ53としては、断面が等半径面および不
等半径面を有する半月形状(またはD形)をした半月形
ローラが使用されている。
等半径面を有する半月形状(またはD形)をした半月形
ローラが使用されている。
前記等半径面は、記録シート54に圧接して該記録シー
トを給送する周面であり、前記不等半径面は、給紙待機
位置(基準位置または初期位置)の前後所定回転範囲に
おいて、記録シート54から離れる周面である。
トを給送する周面であり、前記不等半径面は、給紙待機
位置(基準位置または初期位置)の前後所定回転範囲に
おいて、記録シート54から離れる周面である。
本実施例の前記自動給紙装置50は、記録装置10に外付
け方式で装着され、該記録装置10の搬送ローラ駆動源等
からの動力を利用して駆動されるものである。
け方式で装着され、該記録装置10の搬送ローラ駆動源等
からの動力を利用して駆動されるものである。
前記給紙軸52のシート給送方向後側には、該給紙軸52
と平行な支持軸301が設けられている。
と平行な支持軸301が設けられている。
この支持軸301の両端部は枠体51のギヤボックス部51A
およびカバー部51Cで保持されており、該支持軸301は通
常固定状態で取り付けられている。
およびカバー部51Cで保持されており、該支持軸301は通
常固定状態で取り付けられている。
前記支持軸301上の前記給送ローラ53A、53Bのそれぞ
れに対応する位置には、これらの給送ローラに隣接する
自由回転ローラ302A、302Bが回転自在に軸支されてい
る。
れに対応する位置には、これらの給送ローラに隣接する
自由回転ローラ302A、302Bが回転自在に軸支されてい
る。
一方の自由回転ローラ302Aは対応する給送ローラ53A
とともに軸301に沿ってシート幅方向移動可能に装着さ
れ、他方の自由回転ローラ302Bは軸301に対し回転自在
ではあるが、シート幅方向には一定位置に装着されてい
る。
とともに軸301に沿ってシート幅方向移動可能に装着さ
れ、他方の自由回転ローラ302Bは軸301に対し回転自在
ではあるが、シート幅方向には一定位置に装着されてい
る。
第5図は前記給紙軸52上の前記給送ローラ53Aおよび
前記支持軸301上の自由回転ローラ302Aの水平方向断面
図であり、第6図は第5図中の線VI−VIに沿った断面図
であり、第7図は第5図中の線VII−VIIから見た端面図
である。
前記支持軸301上の自由回転ローラ302Aの水平方向断面
図であり、第6図は第5図中の線VI−VIに沿った断面図
であり、第7図は第5図中の線VII−VIIから見た端面図
である。
第5図〜第7図において、給送ローラ53Aは、硬質プ
ラスチック等で形成され前記給紙軸52に嵌合されたボス
部58と該ボス部の外周面に装着等で固着されたゴム層59
とから成っている。
ラスチック等で形成され前記給紙軸52に嵌合されたボス
部58と該ボス部の外周面に装着等で固着されたゴム層59
とから成っている。
前記ゴム層59の部分を含む給送ローラ周面は、前述の
ごとく、給送力を生じる等半径面および記録シート54か
ら離れる不等半径面を有しており、その断面形状は、図
示のごとく、円弧の一部を弦で切り落とした半月形また
はD形をしている。
ごとく、給送力を生じる等半径面および記録シート54か
ら離れる不等半径面を有しており、その断面形状は、図
示のごとく、円弧の一部を弦で切り落とした半月形また
はD形をしている。
前記ボス部58は、その内径面に形成された軸方向の突
起60を給紙軸52に形成された軸方向溝61に係合させて嵌
合することにより、給紙軸52と一体的に回転するととも
に軸方向所定範囲で摺動(スライド)可能に取り付けら
れている。
起60を給紙軸52に形成された軸方向溝61に係合させて嵌
合することにより、給紙軸52と一体的に回転するととも
に軸方向所定範囲で摺動(スライド)可能に取り付けら
れている。
前記ボス部58には、給送ローラ部より小径でかつ給紙
軸52と同心で軸方向に延びる円筒部62が設けられ、第円
筒部62にはシートガイド65が上下動可能に係合する円周
溝63が一体的に形成されている。
軸52と同心で軸方向に延びる円筒部62が設けられ、第円
筒部62にはシートガイド65が上下動可能に係合する円周
溝63が一体的に形成されている。
一方、給紙軸52と平行に配置された支持軸301上に
は、前記給送ローラ53Aに隣接して、自由回転ローラ302
Aが回転自在に軸支されている。
は、前記給送ローラ53Aに隣接して、自由回転ローラ302
Aが回転自在に軸支されている。
この自由回転ローラ302Aにも軸方向に延びるボス部30
3が形成され、該ボス部303には、前記シートガイド65の
上下方向の切欠き304が摺動自在に係合する抜け止め用
の円周溝が305形成されている。
3が形成され、該ボス部303には、前記シートガイド65の
上下方向の切欠き304が摺動自在に係合する抜け止め用
の円周溝が305形成されている。
なお、前記シードガイド65は、シート積載板55上の記
録シート54の側面を案内するためのものであり、該シー
ト積載板55に対し、シート幅方向に位置調節可能に取り
付けられている。
録シート54の側面を案内するためのものであり、該シー
ト積載板55に対し、シート幅方向に位置調節可能に取り
付けられている。
こうして、前記給送ローラ53Aと前記自由回転ローラ3
02Aとは、前記シートガイド65を介して、常に一定の位
置関係でシート幅方向に移動するように装着されてい
る。
02Aとは、前記シートガイド65を介して、常に一定の位
置関係でシート幅方向に移動するように装着されてい
る。
前記自由回転ローラ302(302Aおよび302Bの総称)の
位置および外径は、積載された記録シート54に対し、前
記給送ローラ53(53Aおよび53Bの総称)の給紙面外径
(等半径面)より若干離れ(若干引っ込み)、該給送ロ
ーラの切欠き部(不等半径面)よりは近い(突出する)
周面を形成するように選定されている。
位置および外径は、積載された記録シート54に対し、前
記給送ローラ53(53Aおよび53Bの総称)の給紙面外径
(等半径面)より若干離れ(若干引っ込み)、該給送ロ
ーラの切欠き部(不等半径面)よりは近い(突出する)
周面を形成するように選定されている。
前記自由回転ローラ302は、例えば、硬質プラスチッ
クなど比較的摩擦係数の小さな材質で作られている。
クなど比較的摩擦係数の小さな材質で作られている。
また、シートガイド65は、第18図および第19図を参照
して後述するように、前記シート積載板55に対し、シー
ト幅方向所定範囲にわたって移動(スライド)可能に取
り付けられている。
して後述するように、前記シート積載板55に対し、シー
ト幅方向所定範囲にわたって移動(スライド)可能に取
り付けられている。
なお、前記シートガイド65は、前記シート積載板55と
ともに、前記給送ローラ53および自由回転ローラ302に
対して移動する(図示の例では上下方向)ので、前記円
周溝63との係合前端部113は、シート積載板55の上下位
置(記録シート54の積載高さ)に関係無く、適正に係合
するように略垂直に形成されている。
ともに、前記給送ローラ53および自由回転ローラ302に
対して移動する(図示の例では上下方向)ので、前記円
周溝63との係合前端部113は、シート積載板55の上下位
置(記録シート54の積載高さ)に関係無く、適正に係合
するように略垂直に形成されている。
同様の理由から、該シートガイド65の前記切欠き304
も略垂直に形成されている。
も略垂直に形成されている。
第1図中の右側の給送ローラ53Bおよび自由回転ロー
ラ302Bは、給紙軸52の一定位置に取り付けられ、以上説
明した給送ローラ53Aおよび自由回転ローラ302Aと実質
上面対称の構造を有している。
ラ302Bは、給紙軸52の一定位置に取り付けられ、以上説
明した給送ローラ53Aおよび自由回転ローラ302Aと実質
上面対称の構造を有している。
ただし、給送ローラ53Bが給紙軸52に固定され、自由
回転ローラ302Bが支持軸301に回転自在ではあるが軸方
向位置が規制されていることから、図示の例では、それ
らの円周溝63および305が省略され、その分ボス部58お
よび303に対応する部分が削減されている。
回転ローラ302Bが支持軸301に回転自在ではあるが軸方
向位置が規制されていることから、図示の例では、それ
らの円周溝63および305が省略され、その分ボス部58お
よび303に対応する部分が削減されている。
また、前記シートガイド65に相当する機能は、枠対51
のカバー部51Cの内側壁面で発揮させるように構成され
ている。
のカバー部51Cの内側壁面で発揮させるように構成され
ている。
なお、右側の給送ローラ53Bおよび自由回転ローラ302
Bを位置調節可能にするとともに、右側にもシートガイ
ド65またはこれらに相当する部品を設け、左右対称に構
成できるのは勿論である。
Bを位置調節可能にするとともに、右側にもシートガイ
ド65またはこれらに相当する部品を設け、左右対称に構
成できるのは勿論である。
以上により、本発明による自動給紙装置、すなわち、
給紙軸52とともに回転する給送ローラ53A、53Bと、複数
枚の記録シート54を積載可能なシート積載板55と、該シ
ート積載板55を前記給送ローラ53A、53Bに向けて付勢す
ることにより前記記録シート54を該給送ローラ53A、53B
に圧接可能なバネ付勢手段56と、前記給送ローラ53A、5
3Bの給送方向前方に配置された乗り上げ斜面から成る土
手分離手段57と、を有する自動給紙装置において、前記
給送ローラ53として断面が等半径面および不等半径面を
有する半月形ローラを使用し、前記給紙軸52と平行に設
置した支持軸301に、積載された記録シートに対し前記
等半径面より若干離れた周面を有しかつ前記記録シート
54に当接可能な自由回転ローラ302A、302Bを軸支するこ
とを特徴とする自動給紙装置50が構成されている。
給紙軸52とともに回転する給送ローラ53A、53Bと、複数
枚の記録シート54を積載可能なシート積載板55と、該シ
ート積載板55を前記給送ローラ53A、53Bに向けて付勢す
ることにより前記記録シート54を該給送ローラ53A、53B
に圧接可能なバネ付勢手段56と、前記給送ローラ53A、5
3Bの給送方向前方に配置された乗り上げ斜面から成る土
手分離手段57と、を有する自動給紙装置において、前記
給送ローラ53として断面が等半径面および不等半径面を
有する半月形ローラを使用し、前記給紙軸52と平行に設
置した支持軸301に、積載された記録シートに対し前記
等半径面より若干離れた周面を有しかつ前記記録シート
54に当接可能な自由回転ローラ302A、302Bを軸支するこ
とを特徴とする自動給紙装置50が構成されている。
前述した本発明実施例の自動給紙装置50は、記録装置
10に着脱自在に装着され、かつ該記録装置10の駆動源
(例えば、シート搬送手段駆動用のモータなど)を利用
して、シート搬送ローラと同期駆動されるものである。
10に着脱自在に装着され、かつ該記録装置10の駆動源
(例えば、シート搬送手段駆動用のモータなど)を利用
して、シート搬送ローラと同期駆動されるものである。
なお、記録装置10は、自動給紙装置50を装着する時は
第3図および第4図に示すように立てた状態で使用さ
れ、自動給紙装置50を装着せず単独で使用する時は、第
8図に示すように、横置き状態でも使用できるものであ
る。
第3図および第4図に示すように立てた状態で使用さ
れ、自動給紙装置50を装着せず単独で使用する時は、第
8図に示すように、横置き状態でも使用できるものであ
る。
第3図および第8図を用いて、前記記録装置10の概略
構成を説明する。
構成を説明する。
第3図および第8図において、記録装置(例えば、バ
ブルジェット記録法を用いるもので、記録液の液滴を形
成するため熱エネルギーを利用する記録液を用いて像を
形成する記録装置)10の上面(立ち姿勢では前面)には
シート挿入口11およびシート排出口12が形成され、シー
ト挿入口11から挿入される記録シートは、シート搬送ロ
ーラを兼ねるプラテンローラ14の周面に密着され、略U
字形に形成される記録シート搬送路に沿って矢印A方向
に搬送され、記録ヘッド15に対面する記録部を通過する
間に記録され、記録後シート排出口12から上方(立ち姿
勢では前面)へ排出される。
ブルジェット記録法を用いるもので、記録液の液滴を形
成するため熱エネルギーを利用する記録液を用いて像を
形成する記録装置)10の上面(立ち姿勢では前面)には
シート挿入口11およびシート排出口12が形成され、シー
ト挿入口11から挿入される記録シートは、シート搬送ロ
ーラを兼ねるプラテンローラ14の周面に密着され、略U
字形に形成される記録シート搬送路に沿って矢印A方向
に搬送され、記録ヘッド15に対面する記録部を通過する
間に記録され、記録後シート排出口12から上方(立ち姿
勢では前面)へ排出される。
ここで、給紙トレイ16は、記録装置10の上面に開閉可
能に枢着されており、使用時(記録時)には開いて給紙
トレイとして機能するが、非使用時(収納保管時など)
には第3図中の実線で示すように閉じた位置にセットさ
れ、シート挿入口11、シート排出口12およびその他のス
イッチ類や表示器などが配設された記録装置10の上面を
被って保護するカバー16として機能するものである。
能に枢着されており、使用時(記録時)には開いて給紙
トレイとして機能するが、非使用時(収納保管時など)
には第3図中の実線で示すように閉じた位置にセットさ
れ、シート挿入口11、シート排出口12およびその他のス
イッチ類や表示器などが配設された記録装置10の上面を
被って保護するカバー16として機能するものである。
第3図において、記録ヘッド15は、プラテンローラ14
と平行なガイド軸21、21に沿って往復動するキャリッジ
22上に搭載されている。
と平行なガイド軸21、21に沿って往復動するキャリッジ
22上に搭載されている。
なお、図示の記録ヘッド15は、インクジェットヘッド
の場合を例示し、インクタンクと一体に構成されてい
る。
の場合を例示し、インクタンクと一体に構成されてい
る。
記録ヘッド15の搬送方向上流側には、記録シートをプ
ラテンローラ14に圧接するためのシート押さえ部材23が
配置されている。
ラテンローラ14に圧接するためのシート押さえ部材23が
配置されている。
このシート押さえ部材23は、不図示のバネによってプ
ラテンローラ14の周面に圧接されている。
ラテンローラ14の周面に圧接されている。
また、前記シート押さえ部材23の圧接力は、レバー操
作等により解除することができる。
作等により解除することができる。
さらに、シート排出口12の位置には、記録シートの排
出を補助するための拍車26および排紙ローラ27が配設さ
れている。
出を補助するための拍車26および排紙ローラ27が配設さ
れている。
第14図は、記録装置10の底面(立てた姿勢では自動給
紙装置50が装着される背面)を示す図である。
紙装置50が装着される背面)を示す図である。
記録装置10の背面には第2のシート挿入口28が形成さ
れ、この挿入口28から記録ヘッド15と搬送ローラ(プラ
テンローラ)14との間の記録部を通って前記シート排出
口12へ至るほぼ直線状の第2の記録シート搬送路が略水
平方向に延びるように構成されている。
れ、この挿入口28から記録ヘッド15と搬送ローラ(プラ
テンローラ)14との間の記録部を通って前記シート排出
口12へ至るほぼ直線状の第2の記録シート搬送路が略水
平方向に延びるように構成されている。
この第2の記録シート搬送路は、記録装置10を立てた
時に使用可能なものであり、湾曲していないことから、
ハガキや封筒などの厚いシート、あるいはプラスチック
シートなどの特殊シートのように、腰の強い記録シート
でも容易にシート送りできるという利点がある。
時に使用可能なものであり、湾曲していないことから、
ハガキや封筒などの厚いシート、あるいはプラスチック
シートなどの特殊シートのように、腰の強い記録シート
でも容易にシート送りできるという利点がある。
この立てた姿勢で、第3図および第4図に示すよう
に、前記自動給紙装置50が着脱自在に装着され、背面
(立てた時)のシート挿入口28から記録シート54が1枚
づつ自動給紙される。
に、前記自動給紙装置50が着脱自在に装着され、背面
(立てた時)のシート挿入口28から記録シート54が1枚
づつ自動給紙される。
そこで、自動給紙装置50は、入口(シート挿入口)28
からこの直線状の搬送路に記録シート54を送り込むよう
に位置決めされて、記録装置10の背面(入口28の開口
面)に着脱自在に取付けられている。
からこの直線状の搬送路に記録シート54を送り込むよう
に位置決めされて、記録装置10の背面(入口28の開口
面)に着脱自在に取付けられている。
記録装置10に自動給紙装置50を装着する時は、図示の
例では、前記給紙トレイ16は第3図中二点鎖線で示すよ
うに開放位置にセットされ、その場合は排紙トレイとし
て使用される。
例では、前記給紙トレイ16は第3図中二点鎖線で示すよ
うに開放位置にセットされ、その場合は排紙トレイとし
て使用される。
自動給紙装置50から前記シート挿入孔28を通して給送
された記録シート54は、まず、前記搬送ローラ14と前記
シート押さえ部材23との間に送り込まれ、略同一周速で
同期回転する搬送ローラ14および給送ローラ53によって
給紙位置(通常、頭出し位置)まで給送される。
された記録シート54は、まず、前記搬送ローラ14と前記
シート押さえ部材23との間に送り込まれ、略同一周速で
同期回転する搬送ローラ14および給送ローラ53によって
給紙位置(通常、頭出し位置)まで給送される。
半月形の給送ローラ53が初期位置へ戻ってシート給送
力が解除された後記録動作が開始され、前記搬送ローラ
14によって搬送しながら記録シート54に対して記録が行
なわれる。
力が解除された後記録動作が開始され、前記搬送ローラ
14によって搬送しながら記録シート54に対して記録が行
なわれる。
搬送ローラ14で送られる記録シート54は、シート排出
口12の近傍に配設された排紙ローラ27と拍車26との間へ
送り込まれ、以後、同期駆動される搬送ローラ14および
排紙ローラ27によって搬送される。
口12の近傍に配設された排紙ローラ27と拍車26との間へ
送り込まれ、以後、同期駆動される搬送ローラ14および
排紙ローラ27によって搬送される。
この排紙ローラ27も前記搬送ローラ14と略同一周速で
同期駆動されるものであり、その後の記録動作中などに
おいては、記録シート54は搬送ローラ14および排紙ロー
ラ27によって搬送され、記録を終えた記録シート54は排
紙トレイ(記録装置10の給紙トレイを兼ねるカバー)16
上へ排紙される。
同期駆動されるものであり、その後の記録動作中などに
おいては、記録シート54は搬送ローラ14および排紙ロー
ラ27によって搬送され、記録を終えた記録シート54は排
紙トレイ(記録装置10の給紙トレイを兼ねるカバー)16
上へ排紙される。
なお、搬送ローラ14、あるいは該搬送ローラと排紙ロ
ーラ27によって記録シート54が引き出されたり、搬送さ
れる場合は、自動給紙装置50内に記録シート54が存在し
ても、この時の記録シート54は回転自在の前記自由回転
ローラ302のみに圧接されており、給送ローラ53からは
離れているので、記録シート54はほとんど抵抗無く引き
出すことができ、記録シート搬送時のブレーキ作用を無
くすことができ、また、2枚目以降の連れ出し(重送)
も防止することができる。
ーラ27によって記録シート54が引き出されたり、搬送さ
れる場合は、自動給紙装置50内に記録シート54が存在し
ても、この時の記録シート54は回転自在の前記自由回転
ローラ302のみに圧接されており、給送ローラ53からは
離れているので、記録シート54はほとんど抵抗無く引き
出すことができ、記録シート搬送時のブレーキ作用を無
くすことができ、また、2枚目以降の連れ出し(重送)
も防止することができる。
自動給紙装置50を記録装置10に装着した状態では、シ
ート搬送ローラ14の軸に固定されたギヤ(記録装置10か
らの出力ギヤ)71と自動給紙装置50のギヤボックス51A
に設けた入力ギヤ72が噛み合う(第1図および第3
図)。
ート搬送ローラ14の軸に固定されたギヤ(記録装置10か
らの出力ギヤ)71と自動給紙装置50のギヤボックス51A
に設けた入力ギヤ72が噛み合う(第1図および第3
図)。
したがって、入力ギヤ72は記録装置10のシート搬送に
同期して回転駆動される。
同期して回転駆動される。
この入力ギヤの回転は、ギヤ73を介して給紙軸52上の
ギヤ(クラッチギヤ)74に伝達される。
ギヤ(クラッチギヤ)74に伝達される。
ここで、ギヤ74と給紙軸52との間には、一回転バネク
ラッチ75が設けられている。
ラッチ75が設けられている。
この一回転バネクラッチ75は、次のように作動するも
のである。
のである。
すなわち、給紙信号に基づいて行われるシート搬送ロ
ーラ(プラテンローラ)14の少量の逆回転(搬送方向と
逆の方向の回転)に連動して、一回転バネクラッチ75
は、給送ローラ53が記録シート54から離れた基準位置ま
たは初期位置で逆転し、この逆転時の動きによってコン
トロールレバー(フック)等のコントロール手段との記
録方向回転防止のための係止が外され、バネクラッチ75
がオフからオンに切換えられる。
ーラ(プラテンローラ)14の少量の逆回転(搬送方向と
逆の方向の回転)に連動して、一回転バネクラッチ75
は、給送ローラ53が記録シート54から離れた基準位置ま
たは初期位置で逆転し、この逆転時の動きによってコン
トロールレバー(フック)等のコントロール手段との記
録方向回転防止のための係止が外され、バネクラッチ75
がオフからオンに切換えられる。
なお、給送ローラ53が記録シート54から離れた状態で
も、断面真円形の前記自由回転ローラ302は給送ローラ5
3に隣接する位置で記録シート54に圧接している。
も、断面真円形の前記自由回転ローラ302は給送ローラ5
3に隣接する位置で記録シート54に圧接している。
クラッチオンの状態で搬送ローラ(プラテンローラ)
14の所定量記録方向回転に連動して給送ローラ(D形ロ
ーラまたは半月形ローラ)53を略一回転回動させること
により、記録シート54を1枚だけ分離してプラテンロー
ラ14のシート引き込み部を越えた位置まで給紙し、初期
位置(給送ローラ53と記録シート54との間に隙間が生じ
る位置)に戻ったところで、前記コントロール手段を再
び記録方向回転防止位置に係止させ、バネクラッチ75を
オフにしてプラテンローラ14と給送ローラ53との連動を
遮断し、該給送ローラ53を停止させる。
14の所定量記録方向回転に連動して給送ローラ(D形ロ
ーラまたは半月形ローラ)53を略一回転回動させること
により、記録シート54を1枚だけ分離してプラテンロー
ラ14のシート引き込み部を越えた位置まで給紙し、初期
位置(給送ローラ53と記録シート54との間に隙間が生じ
る位置)に戻ったところで、前記コントロール手段を再
び記録方向回転防止位置に係止させ、バネクラッチ75を
オフにしてプラテンローラ14と給送ローラ53との連動を
遮断し、該給送ローラ53を停止させる。
こうして、給送ローラ53(給紙軸52)の一回転の間に
記録シート54が1枚だけ分離給送される。
記録シート54が1枚だけ分離給送される。
第9図は上記一回転バネクラッチ75の構造を示す縦断
面図であり、第10図〜第13図は第9図中のコントロール
レバー(コントロール手段)および制御環を示す図であ
る。
面図であり、第10図〜第13図は第9図中のコントロール
レバー(コントロール手段)および制御環を示す図であ
る。
前記給紙軸52に取り付けられた一回転バネクラッチ75
は、前記クラッチギヤ(入力ギヤ)74と一体のボス部
(巻き胴部)76と、コイル状のクラッチバネ77と、クラ
ッチドラム78と、制御環79とを備えている。
は、前記クラッチギヤ(入力ギヤ)74と一体のボス部
(巻き胴部)76と、コイル状のクラッチバネ77と、クラ
ッチドラム78と、制御環79とを備えている。
また、第10図〜第13図に示すように、前記制御環79に
は、クラッチ動作を制御するためのコントロール手段
(コントロールレバー)80が、コントロールバネ81によ
り半径方向内方および軸方向に圧接されている。
は、クラッチ動作を制御するためのコントロール手段
(コントロールレバー)80が、コントロールバネ81によ
り半径方向内方および軸方向に圧接されている。
前記クラッチドラム78は給紙軸52に平行ピッチ等によ
り固定され、一体的に回転する。
り固定され、一体的に回転する。
一方、ボス部76を有するクラッチギヤ74は給紙軸52に
回転自在に嵌合されている。前記ボス部76および前記ク
ラッチドラム78の周面にはクラッチバネ受け部が設けら
れており、コイル状のクラッチバネ77が双方に跨がって
環装されている。
回転自在に嵌合されている。前記ボス部76および前記ク
ラッチドラム78の周面にはクラッチバネ受け部が設けら
れており、コイル状のクラッチバネ77が双方に跨がって
環装されている。
クラッチバネ77の一端は、クラッチドラム78に形成さ
れた穴82に係合され、該クラッチドラム78と常時連結さ
れている。
れた穴82に係合され、該クラッチドラム78と常時連結さ
れている。
クラッチバネ77の他端は、前記クラッチバネ77の外周
に回転可能に嵌合された制御環79に形成された切欠き83
に引っ掛けられている。
に回転可能に嵌合された制御環79に形成された切欠き83
に引っ掛けられている。
制御環79は、第10図〜第13図に示すような形状をして
おり、第10図の平面図における左回転が給送ローラ53の
給紙方向に対応している。
おり、第10図の平面図における左回転が給送ローラ53の
給紙方向に対応している。
コントロールレバー80は、枠体51のギヤボックス部51
A内に設けられた軸84に回動自在に嵌合され、第10図お
よび第11図に示すように、前記コントロールバネ81によ
り、制御環79に対し、軸方向(第11図中の右方向)およ
び半径方向内方へ付勢されている。
A内に設けられた軸84に回動自在に嵌合され、第10図お
よび第11図に示すように、前記コントロールバネ81によ
り、制御環79に対し、軸方向(第11図中の右方向)およ
び半径方向内方へ付勢されている。
給紙待機状態(給送ローラ53の基準非接触位置)にお
いては、コントロールレバー80は、制御環79の切欠き85
に引っ掛かって止まっている。
いては、コントロールレバー80は、制御環79の切欠き85
に引っ掛かって止まっている。
この時、記録シート54は、前記自由回転ローラ302A、
302Bに圧接されている。
302Bに圧接されている。
制御部から給紙指令があると、まず、搬送ローラ14が
所定量逆転され、これに同期して、伝達手段(クラッチ
ギヤ)74およびクラッチバネ77を介して、制御環79が逆
回転方向(すなわち右回転方向)へ所定のステップ数だ
け回転する。
所定量逆転され、これに同期して、伝達手段(クラッチ
ギヤ)74およびクラッチバネ77を介して、制御環79が逆
回転方向(すなわち右回転方向)へ所定のステップ数だ
け回転する。
この時の回転は、前記搬送ローラ14を逆回転させて前
記クラッチギヤ74を、そのボス部(巻き胴部)76に巻き
付いているクラッチバネ77の弛み方向に回転させること
になるが、実際には、給紙軸52は記録シート54との接触
等の負荷が無いため、クラッチバネ77の初期時の巻き締
めトルクが働き、クラッチギヤ(伝達手段)74の回動が
伝達され、クラッチバネ77のバネ端が引っ掛けられてい
る制御環79は、所定のステップ数だけ逆回転方向に回転
する。
記クラッチギヤ74を、そのボス部(巻き胴部)76に巻き
付いているクラッチバネ77の弛み方向に回転させること
になるが、実際には、給紙軸52は記録シート54との接触
等の負荷が無いため、クラッチバネ77の初期時の巻き締
めトルクが働き、クラッチギヤ(伝達手段)74の回動が
伝達され、クラッチバネ77のバネ端が引っ掛けられてい
る制御環79は、所定のステップ数だけ逆回転方向に回転
する。
この制御環79の逆方向回転により、コントロールレバ
ー80は、制御環79の切欠き85の斜面部86に沿って制御環
半径方向外側へ移動し、面87、88に沿って滑るようにな
る。
ー80は、制御環79の切欠き85の斜面部86に沿って制御環
半径方向外側へ移動し、面87、88に沿って滑るようにな
る。
次に、制御環79を正方向に略1回転させる。
すなわち、搬送ローラ14の回転と同期してクラッチギ
ヤ74を正方向に回転させると、そのボス部76に巻き付け
られたクラッチバネ77が締まる方向に回転することにな
り、該ボス部76、該クラッチバネ77およびクラッチドラ
ム78が一体的に回転し、トルクが給紙軸52および給送ロ
ーラ53へ伝達され、正方向へ回転駆動させる。
ヤ74を正方向に回転させると、そのボス部76に巻き付け
られたクラッチバネ77が締まる方向に回転することにな
り、該ボス部76、該クラッチバネ77およびクラッチドラ
ム78が一体的に回転し、トルクが給紙軸52および給送ロ
ーラ53へ伝達され、正方向へ回転駆動させる。
同時に、前記クラッチバネ77の一端に係合された制御
環79も同じ方向に回転させられる。
環79も同じ方向に回転させられる。
この時の回転および前記コントロールバネ81の付勢力
により、コントロールレバー80は面88上へ移動するとと
もに、面87へ押し付けられ、面87および面88に沿って摺
動する。
により、コントロールレバー80は面88上へ移動するとと
もに、面87へ押し付けられ、面87および面88に沿って摺
動する。
この正方向回転により、給送ローラ53が駆動されて記
録シート54の給送が開始される。
録シート54の給送が開始される。
所定角度正回転すると、コントロールレバー80は、ま
ず斜面93により面89へ下降し、さらに面94によって続い
て面89に接するように誘導され、さらに正回転するとコ
ントロールレバー80の先端が制御環79の切欠き85に引っ
掛かって該制御環79の回転が停止する。
ず斜面93により面89へ下降し、さらに面94によって続い
て面89に接するように誘導され、さらに正回転するとコ
ントロールレバー80の先端が制御環79の切欠き85に引っ
掛かって該制御環79の回転が停止する。
すなわち、所定角度正回転すると、コントロールレバ
ー80は、まず斜面93により面89へ落とされ、面87、89に
沿って所定角度滑る。
ー80は、まず斜面93により面89へ落とされ、面87、89に
沿って所定角度滑る。
さらに正方向に回転すると、コントロールレバー80は
斜面94に沿って持ち上げられた後、面89、90に沿って滑
る。
斜面94に沿って持ち上げられた後、面89、90に沿って滑
る。
さらに正回転し、1回転すると、面89、90から、衝突
して落ち込む位置に形成された前記切欠き85に嵌まり込
み、該切欠き85内に係止され、制御環79の回転が停止す
る。
して落ち込む位置に形成された前記切欠き85に嵌まり込
み、該切欠き85内に係止され、制御環79の回転が停止す
る。
この制御環79の停止により、前記一回転バネクラッチ
75は、再びクラッチオフの状態になる。
75は、再びクラッチオフの状態になる。
以上の動きをまとめると、制御環79の初期の逆転(所
定の数パルス)により、給送ローラ53を1回転させるた
めの給紙トリガーがかかり、そこから制御環79を正方向
に1回転させる間に給送ローラ53が回転駆動され、給送
ローラ53および制御環79が1回転して初期位置に戻った
ところで、前記コントロールレバー80が再び切欠き85に
嵌まり込んでクラッチオフの状態となり、給送ローラ53
が基準位置で停止する。
定の数パルス)により、給送ローラ53を1回転させるた
めの給紙トリガーがかかり、そこから制御環79を正方向
に1回転させる間に給送ローラ53が回転駆動され、給送
ローラ53および制御環79が1回転して初期位置に戻った
ところで、前記コントロールレバー80が再び切欠き85に
嵌まり込んでクラッチオフの状態となり、給送ローラ53
が基準位置で停止する。
こうして、搬送ローラ14と同期して給送ローラ53が1
回転して給紙動作が終了する。
回転して給紙動作が終了する。
前述の逆転トリガーのパルス数は、記録装置10の搬送
ローラ駆動用のモータの回転によって給送ローラ53が逆
回転した時、コントロールレバー80が制御環79の斜面部
86に沿って移動し、確実に切欠き85から離脱して面87、
88上へ移動するものであり、また、給送ローラ53が他の
部分、例えば、記録シート54などに干渉してシートズレ
などの悪影響を与えないものであればよい。
ローラ駆動用のモータの回転によって給送ローラ53が逆
回転した時、コントロールレバー80が制御環79の斜面部
86に沿って移動し、確実に切欠き85から離脱して面87、
88上へ移動するものであり、また、給送ローラ53が他の
部分、例えば、記録シート54などに干渉してシートズレ
などの悪影響を与えないものであればよい。
以上の一回転バネクラッチ75によれば、給送ローラ53
が確実に1回転するように制御されるので、給紙待機状
態において、記録シート54が所定の初期位置よりも給送
方向へ突出した位置、すなわち、土手分離手段57を越え
たた位置へ連れ込まれた状態となり、記録装置10内への
必要給送量が減少することを防止することができる。
が確実に1回転するように制御されるので、給紙待機状
態において、記録シート54が所定の初期位置よりも給送
方向へ突出した位置、すなわち、土手分離手段57を越え
たた位置へ連れ込まれた状態となり、記録装置10内への
必要給送量が減少することを防止することができる。
すなわち、記録シート54に圧接される等半径面の設定
範囲により、給送ローラ53が1回転しないうちに給紙が
完了しても、その後に制御環79が初期位置に戻り、さら
に給送ローラ53の回転を停止した後も、駆動源は記録シ
ート54を引き出すために回転するので、制御環79の回転
が足りなくてコントロールレバー80との係合が不確実と
なることは無く、したがって、制御環79が常に初期位置
(半月またはD形断面の切欠き部が記録シート54に接触
せずに対面し、前記自由回転ローラ302のみが記録シー
ト54に圧接される位置)に戻るように制御される。
範囲により、給送ローラ53が1回転しないうちに給紙が
完了しても、その後に制御環79が初期位置に戻り、さら
に給送ローラ53の回転を停止した後も、駆動源は記録シ
ート54を引き出すために回転するので、制御環79の回転
が足りなくてコントロールレバー80との係合が不確実と
なることは無く、したがって、制御環79が常に初期位置
(半月またはD形断面の切欠き部が記録シート54に接触
せずに対面し、前記自由回転ローラ302のみが記録シー
ト54に圧接される位置)に戻るように制御される。
また、このため、位置ズレや滑り等が生じ給紙ミスし
かけた場合でも、確実に再給紙することができる。
かけた場合でも、確実に再給紙することができる。
次に、記録装置10と自動給紙装置50の着脱自在の結合
構造について説明する。
構造について説明する。
第14図は記録装置10の自動給紙装置装着面を示す背面
図であり、第15図は自動給紙装置50の装着面(前面)を
示す斜視図であり、第16図は記録装置10と自動給紙装置
50との結合状態を示す水平断面図であり、第17図は第16
図の状態からロックを解除した状態を示す。
図であり、第15図は自動給紙装置50の装着面(前面)を
示す斜視図であり、第16図は記録装置10と自動給紙装置
50との結合状態を示す水平断面図であり、第17図は第16
図の状態からロックを解除した状態を示す。
まず、記録装置10の背面側には、第14図、第16図およ
び第17図に示すごとく、プラテンローラ14と同期回転す
る前記出力ギヤ71が軸支されており、一方、自動給紙装
置50の装着面側には、第15図〜第17図に示すごとく、給
送ローラ53(給紙軸52)へ回転力を伝達し得る前記入力
ギヤ72が軸支されており、結合時にこれらのギヤ71、72
を噛合せることにより給送ローラ53の駆動力が自動給紙
装置側へ伝達される。
び第17図に示すごとく、プラテンローラ14と同期回転す
る前記出力ギヤ71が軸支されており、一方、自動給紙装
置50の装着面側には、第15図〜第17図に示すごとく、給
送ローラ53(給紙軸52)へ回転力を伝達し得る前記入力
ギヤ72が軸支されており、結合時にこれらのギヤ71、72
を噛合せることにより給送ローラ53の駆動力が自動給紙
装置側へ伝達される。
記録装置10内には、プラテンローラ14およびシート搬
送モータ34等の軸受部を支持する枠部材35が設けられて
おり、ケース部分は該枠部材35に取付けられている。
送モータ34等の軸受部を支持する枠部材35が設けられて
おり、ケース部分は該枠部材35に取付けられている。
自動給紙装置50には、レバー101と先端フック102を有
するフック部材103が揺動可能でかつ前後方向に所定量
移動可能に取付けられており、このフック部材103は引
張りばね104によって内方へ付勢されている。
するフック部材103が揺動可能でかつ前後方向に所定量
移動可能に取付けられており、このフック部材103は引
張りばね104によって内方へ付勢されている。
一方、記録装置10の前記枠部材35の前記フック102に
対応する位置には、該フック102がケースの開口を通し
て進入する開口201が形成され、フック102は該開口201
の周縁部に係合するようになっている。第16図および第
17図に示すごとく、該開口201の周縁部には、前記フッ
ク102との係合が円滑に行われるように玉縁状部分が形
成されている。
対応する位置には、該フック102がケースの開口を通し
て進入する開口201が形成され、フック102は該開口201
の周縁部に係合するようになっている。第16図および第
17図に示すごとく、該開口201の周縁部には、前記フッ
ク102との係合が円滑に行われるように玉縁状部分が形
成されている。
第16図のフック102を係合させた状態では引張ばね104
が伸長(例えば、1〜2mm)され、そのばね力によって
自動給紙装置50は記録装置10に圧接されて結合されてい
る。
が伸長(例えば、1〜2mm)され、そのばね力によって
自動給紙装置50は記録装置10に圧接されて結合されてい
る。
フック部材103はレバー101を摘んで回動させることに
より第17図に示すようにロック解除され、自動給紙装置
50を記録装置10から離脱させることができる。
より第17図に示すようにロック解除され、自動給紙装置
50を記録装置10から離脱させることができる。
この結合状態での圧接力は、合計3箇所の当接面で浮
けられいる。
けられいる。
第14図〜第16図に示すように、自動給紙装置50側に
は、当接基準面となる第1の当接面105並びに第2およ
び第3の当接面106、107が形成されている。前記当接基
準面105は図示のように前記入力ギヤ72の近くに設けら
れている。
は、当接基準面となる第1の当接面105並びに第2およ
び第3の当接面106、107が形成されている。前記当接基
準面105は図示のように前記入力ギヤ72の近くに設けら
れている。
この当接基準面105の相手面となる基準当接面202は、
強度剛性の高い前記枠部材35に形成されており、その位
置はギヤ71、72の噛合部の近くに選定されている。
強度剛性の高い前記枠部材35に形成されており、その位
置はギヤ71、72の噛合部の近くに選定されている。
また、結合部の圧接力を付与する前記フック部材103
の作用線は、図示のように、3つの当接面105、106、10
7の位置を考慮して安定した結合が得られる位置に選定
されている。
の作用線は、図示のように、3つの当接面105、106、10
7の位置を考慮して安定した結合が得られる位置に選定
されている。
なお、第2、第3の当接面106、107は、記録装置10の
背面に直接当接させることもできる。
背面に直接当接させることもできる。
前記フック部材103等から成る圧接手段は、左右のバ
ランスをさらに向上させるような場合には、左右2箇所
に設けることもできる。
ランスをさらに向上させるような場合には、左右2箇所
に設けることもできる。
また、自動給紙装置50の装着面には、位置決めピン20
3、204が形成されており、これらのピン203、204を記録
装置10の背面に形成された位置決め孔205、206に嵌合さ
せることによって、自動給紙装置50の記録装置10に対す
る位置決めが行われる。
3、204が形成されており、これらのピン203、204を記録
装置10の背面に形成された位置決め孔205、206に嵌合さ
せることによって、自動給紙装置50の記録装置10に対す
る位置決めが行われる。
なお、位置決め孔205、206のうちの一方の孔205は第1
4図に示すように、長孔になっている。
4図に示すように、長孔になっている。
第18図は前記シート積載板55と前記シートガイド65を
示す平面図であり、第19図は第18図中の線XIX−XIXに沿
った断面図である。
示す平面図であり、第19図は第18図中の線XIX−XIXに沿
った断面図である。
第18図および第19図において、シート積載板55の紙幅
方向所定範囲に案内溝111が形成され、シートガイド65
の下部には前記案内溝111に沿って摺動可能な係合部112
が形成されている。
方向所定範囲に案内溝111が形成され、シートガイド65
の下部には前記案内溝111に沿って摺動可能な係合部112
が形成されている。
前記係合部112の上面は、第19図に示すように、シー
ト積載板55の上面と同一面を形成しており、積載記録シ
ート54を同一面上に積載し得るようになっている。
ト積載板55の上面と同一面を形成しており、積載記録シ
ート54を同一面上に積載し得るようになっている。
シートガイド65の前端部113が前記給送ローラ53Aの円
周溝63(第5図および第7図)に係合され、また、該シ
ートガイド65に形成された略垂直方向の切欠き304が前
記自由回転ローラ302Aの円周溝305に摺動自在に係合さ
れているので、該シートガイド65を紙幅に合わせて移動
させる時、前記給送ローラ53Aおよびこれに隣接する自
由回転ローラ302Aも同時に移動し、常に、所定の位置に
調節し得るようになっている。
周溝63(第5図および第7図)に係合され、また、該シ
ートガイド65に形成された略垂直方向の切欠き304が前
記自由回転ローラ302Aの円周溝305に摺動自在に係合さ
れているので、該シートガイド65を紙幅に合わせて移動
させる時、前記給送ローラ53Aおよびこれに隣接する自
由回転ローラ302Aも同時に移動し、常に、所定の位置に
調節し得るようになっている。
第20図は本発明による自動給紙装置の第2の実施例を
示す正面図であり、第21図は第20図中の線XXI−XXIに沿
った断面図であり、第22図は第20図の平面図である。
示す正面図であり、第21図は第20図中の線XXI−XXIに沿
った断面図であり、第22図は第20図の平面図である。
本実施例においては、給送ローラ53および自由回転ロ
ーラ302はそれぞれ3箇所の所定位置に固定的に配置さ
れ、また、各給送ローラ53とその軸(給紙軸)52はプラ
スチックモールド等で一体に形成され、さらに、各自由
回転ローラ302とその軸(支持軸)301もプラスチックモ
ールド等で一体に形成されている。
ーラ302はそれぞれ3箇所の所定位置に固定的に配置さ
れ、また、各給送ローラ53とその軸(給紙軸)52はプラ
スチックモールド等で一体に形成され、さらに、各自由
回転ローラ302とその軸(支持軸)301もプラスチックモ
ールド等で一体に形成されている。
また、本実施例の給紙軸52および支持軸301は、図示
のように、十字形断面をしており、剛性の保持と軽量化
が図られている。
のように、十字形断面をしており、剛性の保持と軽量化
が図られている。
なお、本実施例では、給送ローラ53のシート給送方向
前側に自由回転ローラ302が配置されている。
前側に自由回転ローラ302が配置されている。
さらに、給送ローラ53および自由回転ローラ302の位
置が固定していることから、シートガイド65とこれらの
ローラ53、302とは係合しておらず、該シートガイド65
はシート積載板55上に単独でシート幅方向移動可能に装
着されている。
置が固定していることから、シートガイド65とこれらの
ローラ53、302とは係合しておらず、該シートガイド65
はシート積載板55上に単独でシート幅方向移動可能に装
着されている。
本実施例は、以上の点で前述の第1図〜第19図の実施
例と相違しているが、その他の部分は実質上同じ構造を
しており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示し、
それらの詳細説明は省略する。
例と相違しているが、その他の部分は実質上同じ構造を
しており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示し、
それらの詳細説明は省略する。
前述の実施例のように、給送ローラ53の後側に自由回
転ローラ302を配置する構成は、積載板55上の記録シー
ト54の浮き上がりを防止するシート押さえ効果の面では
すぐれているが、本実施例のように、給送ローラ53の前
側に自由回転ローラ302を配置する構成は、常に、土手
分離手段57の至近位置で積載記録シート54の浮き上がり
を規制するので、給紙開始時の記録シート54の分離性を
一層向上させ得るという効果がある。
転ローラ302を配置する構成は、積載板55上の記録シー
ト54の浮き上がりを防止するシート押さえ効果の面では
すぐれているが、本実施例のように、給送ローラ53の前
側に自由回転ローラ302を配置する構成は、常に、土手
分離手段57の至近位置で積載記録シート54の浮き上がり
を規制するので、給紙開始時の記録シート54の分離性を
一層向上させ得るという効果がある。
また、前記給送ローラ53および自由回転ローラ302の
配置は、4箇所以上とすることもできるが、図示のよう
にな配置で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカッ
トシートのような定形シートを縦、横いずれの方向から
給紙する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接させ
ることができ、記録シート54の変形や斜行を防止するこ
とができ、安定した給紙動作を行なうことができる。
配置は、4箇所以上とすることもできるが、図示のよう
にな配置で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカッ
トシートのような定形シートを縦、横いずれの方向から
給紙する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接させ
ることができ、記録シート54の変形や斜行を防止するこ
とができ、安定した給紙動作を行なうことができる。
第23図は本発明による自動給紙装置の第3の実施例を
示す正面図であり、第24図は第23図中の線XXIV−XXIVに
沿った断面図であり、第25図は第23図の平面図である。
示す正面図であり、第24図は第23図中の線XXIV−XXIVに
沿った断面図であり、第25図は第23図の平面図である。
本実施例は、第20図〜第22図の第2の実施例における
自由回転ローラ302に代えて、前記シート積載板55上の
記録シート54と当接可能なガイド部材311を設けたもの
である。
自由回転ローラ302に代えて、前記シート積載板55上の
記録シート54と当接可能なガイド部材311を設けたもの
である。
給送ローラ53は、シート幅方向の所定の3箇所に固定
的に配置されている。
的に配置されている。
ただし、本実施例では、各給送ローラ53は、回転駆動
力伝達可能に軸支された給紙軸52に対し、回転方向およ
び軸方向とも相対移動不可能に固定されている。
力伝達可能に軸支された給紙軸52に対し、回転方向およ
び軸方向とも相対移動不可能に固定されている。
すなわち、本実施例の各給送ローラ53は、第4図中の
給紙ローラ53Bと実質上同じ構造を有し、給紙軸52に対
して実質上同じ構造で固定されている。
給紙ローラ53Bと実質上同じ構造を有し、給紙軸52に対
して実質上同じ構造で固定されている。
前記ガイド部材311は、各給送ローラ53のシート幅方
向近傍位置に略垂直の板状を成して設けられている。
向近傍位置に略垂直の板状を成して設けられている。
また、各ガイド部材311は、自動給紙装置50の枠体51
と一体に形成されており、図示の例では、ギヤボックス
部51Aとカバー部51Cとの間を連結するように形成された
ステー312から後方へ延びるように一体的に形成されて
いる。
と一体に形成されており、図示の例では、ギヤボックス
部51Aとカバー部51Cとの間を連結するように形成された
ステー312から後方へ延びるように一体的に形成されて
いる。
また、給送ローラ53の軸(給紙軸)52は、各ガイド部
材311を貫通する位置にあり、したがって、各ガイド部
材311には、給紙軸52が挿通するための開口313(第24
図)が形成されている。
材311を貫通する位置にあり、したがって、各ガイド部
材311には、給紙軸52が挿通するための開口313(第24
図)が形成されている。
前記各ガイド部材311は、前記各給送ローラ53の等半
径面(記録シート54に圧接して給送する周面)より若干
低く(記録シート54から離れ)かつ不等半径面(半月
部)より高く(記録シート54側へ突出し)、前記シート
積載板55上の記録シート54と当接可能な形状寸法を有し
ている。
径面(記録シート54に圧接して給送する周面)より若干
低く(記録シート54から離れ)かつ不等半径面(半月
部)より高く(記録シート54側へ突出し)、前記シート
積載板55上の記録シート54と当接可能な形状寸法を有し
ている。
さらに、給送ローラ53およびガイド部材311の位置が
固定していることから、シートガイド65とこれらの部材
とは離反しており、該シートガイド65はシート積載板55
上に単独でシート幅方向移動可能に装着されている。
固定していることから、シートガイド65とこれらの部材
とは離反しており、該シートガイド65はシート積載板55
上に単独でシート幅方向移動可能に装着されている。
本実施例は、以上の点で前述の第1図〜第22図の各実
施例と相違しているが、その他の部分は実質上同じ構造
をしており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示
し、それらの詳細説明は省略する。
施例と相違しているが、その他の部分は実質上同じ構造
をしており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示
し、それらの詳細説明は省略する。
以上により、本発明による自動給紙装置、すなわち、
給紙軸52とともに回転する給送ローラ53と、複数枚の記
録シート54を積載可能なシート積載板55と、該シート積
載板を前記給送ローラ53に向けて付勢することにより前
記記録シートを該給送ローラに圧接可能なバネ付勢手段
56と、前記給送ローラの給送方向前方に配置された乗り
上げ斜面から成る土手分離手段57と、を有する自動給紙
装置において、前記給送ローラとして断面が等半径面お
よび不等半径面を有する半月形ローラ53を使用し、前記
給送ローラの近傍に、前記等半径面より若干低くかつ前
記シート積載板55上の記録シート54と当接可能なガイド
部材311を配置することを特徴とする自動給紙装置が構
成される。
給紙軸52とともに回転する給送ローラ53と、複数枚の記
録シート54を積載可能なシート積載板55と、該シート積
載板を前記給送ローラ53に向けて付勢することにより前
記記録シートを該給送ローラに圧接可能なバネ付勢手段
56と、前記給送ローラの給送方向前方に配置された乗り
上げ斜面から成る土手分離手段57と、を有する自動給紙
装置において、前記給送ローラとして断面が等半径面お
よび不等半径面を有する半月形ローラ53を使用し、前記
給送ローラの近傍に、前記等半径面より若干低くかつ前
記シート積載板55上の記録シート54と当接可能なガイド
部材311を配置することを特徴とする自動給紙装置が構
成される。
本実施例によれば、前述の各実施例に比べ、自由回転
ローラ302およびその支持軸を省略でき、また、それに
対応するガイド部材311は枠体51と一体成形できるの
で、給紙装置の小型軽量化およびコストダウンを図るこ
とができた。
ローラ302およびその支持軸を省略でき、また、それに
対応するガイド部材311は枠体51と一体成形できるの
で、給紙装置の小型軽量化およびコストダウンを図るこ
とができた。
なお、前記給送ローラ53およびガイド部材311の配置
は、4箇所以上とすることもできるが、図示のようにな
配置で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカットシ
ートのような定形シートを縦、横いずれの方向から給紙
する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接させるこ
とができ、記録シート54の変形や斜行を防止することが
でき、安定した給紙動作を行なうことができる。
は、4箇所以上とすることもできるが、図示のようにな
配置で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカットシ
ートのような定形シートを縦、横いずれの方向から給紙
する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接させるこ
とができ、記録シート54の変形や斜行を防止することが
でき、安定した給紙動作を行なうことができる。
第26図は本発明による自動給紙装置の第4の実施例を
示す正面図であり、第27図は第26図中の線XXVII−XXVII
に沿った断面図であり、第28図は第26図の平面図であ
る。
示す正面図であり、第27図は第26図中の線XXVII−XXVII
に沿った断面図であり、第28図は第26図の平面図であ
る。
本実施例は、第23図〜第25図の第3の実施例における
略垂直板状のガイド部材311を、スプーン状または下方
突出弧状の断面形状の所定幅(図示の例では給紙幅の全
幅)の平板状のガイド部材に変更したものである。
略垂直板状のガイド部材311を、スプーン状または下方
突出弧状の断面形状の所定幅(図示の例では給紙幅の全
幅)の平板状のガイド部材に変更したものである。
図示の例では、該ガイド部材311の給送ローラ53の領
域には、開口314が形成されている。
域には、開口314が形成されている。
給送ローラ53は、第3の実施例の場合と同様、給紙軸
52のシート幅方向の3箇所に固定的に配置されている。
52のシート幅方向の3箇所に固定的に配置されている。
すなわち、3個の給送ローラ53は、それぞれ、回転駆
動力伝達可能に軸支された給紙軸52に対し、回転方向お
よび軸方向とも相対移動不可能に固定されており、した
がって、各給送ローラ53は、第4図中の給紙ローラ53B
と実質上同じ構造を有し、給紙軸52に対して実質上同じ
構造で固定されている。
動力伝達可能に軸支された給紙軸52に対し、回転方向お
よび軸方向とも相対移動不可能に固定されており、した
がって、各給送ローラ53は、第4図中の給紙ローラ53B
と実質上同じ構造を有し、給紙軸52に対して実質上同じ
構造で固定されている。
本実施例の各ガイド部材311は、図示のように、各給
送ローラ53と略同じ給紙方向位置で、積載板55上の記録
シート54に圧接可能な形状をしている。
送ローラ53と略同じ給紙方向位置で、積載板55上の記録
シート54に圧接可能な形状をしている。
各ガイド部材311の下方湾曲部は、前記各給送ローラ5
3の等半径面(記録シート54に圧接して給送する周面)
より若干低くかつ不等半径面(半月部)より高く、前記
シート積載板55上の記録シート54と当接可能な形状寸法
を有している。
3の等半径面(記録シート54に圧接して給送する周面)
より若干低くかつ不等半径面(半月部)より高く、前記
シート積載板55上の記録シート54と当接可能な形状寸法
を有している。
また、各ガイド部材311は、自動給紙装置50の枠体51
と一体に形成されており、図示の例では、ギヤボックス
部51Aとカバー部51Cとの間を連結するように形成された
ステー312から後方へ延びるように一体的に形成されて
いる。
と一体に形成されており、図示の例では、ギヤボックス
部51Aとカバー部51Cとの間を連結するように形成された
ステー312から後方へ延びるように一体的に形成されて
いる。
本実施例は、以上の点で前述の第1図〜第25図の各実
施例の相違しているが、その他の部分は実質上同じ構造
をしており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示
し、それらの詳細説明は省略する。
施例の相違しているが、その他の部分は実質上同じ構造
をしており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示
し、それらの詳細説明は省略する。
なお、本実施例においても、全ての給送ローラ53およ
びガイド部材311の位置が固定していることから、シー
トガイド65とこれらの部材とは離反しており、該シート
ガイド65はシート積載板55上に単独でシート幅方向移動
可能に装着されている。
びガイド部材311の位置が固定していることから、シー
トガイド65とこれらの部材とは離反しており、該シート
ガイド65はシート積載板55上に単独でシート幅方向移動
可能に装着されている。
また、前記給送ローラ53およびガイド部材311の配置
は、4箇所以上とすることもできるが、図示のようにな
配置で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカットシ
ートのような定形シートを縦、横いずれの方向から給紙
する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接させるこ
とができ、記録シート54の変形や斜行を防止することが
でき、安定した給紙動作を行なうことができる。
は、4箇所以上とすることもできるが、図示のようにな
配置で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカットシ
ートのような定形シートを縦、横いずれの方向から給紙
する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接させるこ
とができ、記録シート54の変形や斜行を防止することが
でき、安定した給紙動作を行なうことができる。
以上説明した各実施例によれば、基準位置で給送ロー
ラ53と積載記録シート54との圧接を解除するとともに、
該基準位置で記録シートを押さえる自由回転ローラ302
またはガイド部材311を給紙軸52とは別の支持軸301また
は単独に設けたので、該基準位置における給紙軸52の負
荷(圧接力等)を無くすことができ、バネクラッチ等を
介して該給紙軸52を回転駆動する時の駆動効率を向上さ
せることができ、さらに、駆動源としてのモータの小型
化、消費電力の節減、構造の簡単化による軽量小型化お
よびコストダウンを図ることが可能になった。
ラ53と積載記録シート54との圧接を解除するとともに、
該基準位置で記録シートを押さえる自由回転ローラ302
またはガイド部材311を給紙軸52とは別の支持軸301また
は単独に設けたので、該基準位置における給紙軸52の負
荷(圧接力等)を無くすことができ、バネクラッチ等を
介して該給紙軸52を回転駆動する時の駆動効率を向上さ
せることができ、さらに、駆動源としてのモータの小型
化、消費電力の節減、構造の簡単化による軽量小型化お
よびコストダウンを図ることが可能になった。
以上の説明から明らかなごとく、請求項1の自動給紙
装置によれば、給送ローラとして半月形ローラを使用
し、これに給送ローラより給送方向上流側の位置で非給
送時に記録シートに当接する自由回転ローラと給送ロー
ラより給送方向下流側の位置に配置された乗り上げ斜面
から成る土手分離手段とを組み合わせる構成にしたの
で、積載シートを確実に1枚づつ分離するとともに、給
送ローラ停止時でも記録シートを円滑に引き出すことが
できる自動給紙装置を、給送ローラ駆動系にワンウエイ
クラッチ等の複雑な構造を必要とせず、簡単かつ小型で
安価な構成で提供することができる。
装置によれば、給送ローラとして半月形ローラを使用
し、これに給送ローラより給送方向上流側の位置で非給
送時に記録シートに当接する自由回転ローラと給送ロー
ラより給送方向下流側の位置に配置された乗り上げ斜面
から成る土手分離手段とを組み合わせる構成にしたの
で、積載シートを確実に1枚づつ分離するとともに、給
送ローラ停止時でも記録シートを円滑に引き出すことが
できる自動給紙装置を、給送ローラ駆動系にワンウエイ
クラッチ等の複雑な構造を必要とせず、簡単かつ小型で
安価な構成で提供することができる。
また、請求項5の自動給紙装置によれば、給送ローラ
として半月形ローラを使用し、これに、給送ローラの近
傍に非給送時に記録シートに当接するガイド部材と給送
ローラより給送方向下流側の位置に配置された乗り上げ
斜面から成る土手分離手段とを組み合わせる構成にした
ので、積載シートを確実に1枚づつ分離するとともに、
給送ローラ停止時でも記録シートを円滑に引き出すこと
ができる自動給紙装置を、給送ローラ駆動系にワンウエ
イクラッチ等の複雑な構造を必要とせず、簡単かつ小型
で安価な構成で提供することができる。
として半月形ローラを使用し、これに、給送ローラの近
傍に非給送時に記録シートに当接するガイド部材と給送
ローラより給送方向下流側の位置に配置された乗り上げ
斜面から成る土手分離手段とを組み合わせる構成にした
ので、積載シートを確実に1枚づつ分離するとともに、
給送ローラ停止時でも記録シートを円滑に引き出すこと
ができる自動給紙装置を、給送ローラ駆動系にワンウエ
イクラッチ等の複雑な構造を必要とせず、簡単かつ小型
で安価な構成で提供することができる。
第1図は本発明の一実施例による自動給紙装置の一部破
断正面図、第2図は第1図中の線II−IIに沿った断面
図、第3図は第1図の自動給紙装置を記録装置に装着し
た状態を示す断面図、第4図は第3図の平面図、第5図
は第1図中の給送ローラおよび自由回転ローラの詳細を
示す水平断面図、第6図は第5図中の線VI−VIに沿った
断面図、第7図は第5図中の線VII−VIIから見た端面
図、第8図は第3図中の記録装置を横置き姿勢で使用す
る状態を示す模式的斜視図、第9図は第1図中の一回転
バネクラッチの詳細を示す縦断面図、第10図は第9図中
の制御環およびコントロールレバーを示す正面図、第11
図は第10図中の線XI−XIから見た側面図、第12図は第10
図中の線XII−XIIから見た制御環の側面図、第13図は第
10図中の線XIII−XIIIから見た制御環の側面図、第14図
は第3図中の記録装置の自動給紙装置装着面を示す背面
図、第15図は第1図の自動給紙装置を記録装置への装着
面から見た斜視図、第16図は第3図の記録装置と自動給
紙装置との結合部のロック状態を示す要部断面図、第17
図は第16図においてロック解除した状態を示す要部断面
図、第18図は第1図の自動給紙装置のシート積載板およ
びシートガイドを示す平面図、第19図は第18図中の線XI
X−XIXに沿った断面図、第20図は本発明の第2の実施例
による自動給紙装置の正面図、第21図は第20図中の線XX
I−XXIに沿った断面図、第22図は第20図の平面図、第23
図は本発明の第3の実施例による自動給紙装置の正面
図、第24図は第23図中の線XXIV−XXIVに沿った断面図、
第25図は第23図の平面図、第26図は本発明の第4の実施
例による自動給紙装置の正面図、第27図は第26図中の線
XXVII−XXVIIに沿った断面図、第28図は第26図の平面図
である。 以下に、図面中の主要な構成部分を表す符号を列挙す
る。 10……記録装置、14……搬送ローラ、15……記録ヘッ
ド、28……シート挿入口、34……搬送モータ、50……自
動給紙装置、51……枠体、52……給紙軸、53(53A、53
B)……給送ローラ、54……記録シート、55……シート
積載板、56……圧接用バネ、57……土手分離手段、58…
…ボス部(給送ローラ)、63……円周溝、65……シート
ガイド、71……出力ギヤ、72……入力ギヤ、74……クラ
ッチギヤ、75……一回転バネクラッチ、76……ボス部、
77……クラッチバネ、79……制御環、80……コントロー
ルレバー(コントロール手段)、81……コントロールバ
ネ、103……フック部材、111……案内溝(シート積載
板)、112……係合部(シートガイド)、301……支持
軸、302(302A、302B)……自由回転ローラ、304……切
欠き(シートガイド)、305……円周溝(自由回転ロー
ラ)、311……ガイド部材、312……ステー、313……開
口、314……開口。
断正面図、第2図は第1図中の線II−IIに沿った断面
図、第3図は第1図の自動給紙装置を記録装置に装着し
た状態を示す断面図、第4図は第3図の平面図、第5図
は第1図中の給送ローラおよび自由回転ローラの詳細を
示す水平断面図、第6図は第5図中の線VI−VIに沿った
断面図、第7図は第5図中の線VII−VIIから見た端面
図、第8図は第3図中の記録装置を横置き姿勢で使用す
る状態を示す模式的斜視図、第9図は第1図中の一回転
バネクラッチの詳細を示す縦断面図、第10図は第9図中
の制御環およびコントロールレバーを示す正面図、第11
図は第10図中の線XI−XIから見た側面図、第12図は第10
図中の線XII−XIIから見た制御環の側面図、第13図は第
10図中の線XIII−XIIIから見た制御環の側面図、第14図
は第3図中の記録装置の自動給紙装置装着面を示す背面
図、第15図は第1図の自動給紙装置を記録装置への装着
面から見た斜視図、第16図は第3図の記録装置と自動給
紙装置との結合部のロック状態を示す要部断面図、第17
図は第16図においてロック解除した状態を示す要部断面
図、第18図は第1図の自動給紙装置のシート積載板およ
びシートガイドを示す平面図、第19図は第18図中の線XI
X−XIXに沿った断面図、第20図は本発明の第2の実施例
による自動給紙装置の正面図、第21図は第20図中の線XX
I−XXIに沿った断面図、第22図は第20図の平面図、第23
図は本発明の第3の実施例による自動給紙装置の正面
図、第24図は第23図中の線XXIV−XXIVに沿った断面図、
第25図は第23図の平面図、第26図は本発明の第4の実施
例による自動給紙装置の正面図、第27図は第26図中の線
XXVII−XXVIIに沿った断面図、第28図は第26図の平面図
である。 以下に、図面中の主要な構成部分を表す符号を列挙す
る。 10……記録装置、14……搬送ローラ、15……記録ヘッ
ド、28……シート挿入口、34……搬送モータ、50……自
動給紙装置、51……枠体、52……給紙軸、53(53A、53
B)……給送ローラ、54……記録シート、55……シート
積載板、56……圧接用バネ、57……土手分離手段、58…
…ボス部(給送ローラ)、63……円周溝、65……シート
ガイド、71……出力ギヤ、72……入力ギヤ、74……クラ
ッチギヤ、75……一回転バネクラッチ、76……ボス部、
77……クラッチバネ、79……制御環、80……コントロー
ルレバー(コントロール手段)、81……コントロールバ
ネ、103……フック部材、111……案内溝(シート積載
板)、112……係合部(シートガイド)、301……支持
軸、302(302A、302B)……自由回転ローラ、304……切
欠き(シートガイド)、305……円周溝(自由回転ロー
ラ)、311……ガイド部材、312……ステー、313……開
口、314……開口。
Claims (7)
- 【請求項1】給紙軸とともに回転する給送ローラと、複
数枚の記録シートを積載可能なシート積載板と、該シー
ト積載板を前記給送ローラに向けて付勢することにより
前記記録シートを該給送ローラに圧接可能な付勢手段
と、前記給送ローラの給送方向前方に配置された乗り上
げ斜面から成る土手分離手段と、を有する自動給紙装置
において、 前記給送ローラとして断面が等半径面および不等半径面
を有する半月形ローラを使用し、前記給紙軸の給送方向
上流側の位置で該給紙軸と平行に設置された支持軸に、
積載された記録シートに対し前記等半径面より若干離れ
た周面を有しかつ前記記録シートに当接可能な自由回転
ローラを軸支することを特徴とする自動給紙装置。 - 【請求項2】前記給送ローラの駆動力伝達機構に、該給
送ローラが前記記録シートに接触しない基準位置にある
時クラッチのオン・オフ動作が行なわれる一回転バネク
ラッチを設けることを特徴とする請求項1に記載の自動
給紙装置。 - 【請求項3】前記給送ローラによって送り出された記録
シートは、該給送ローラが停止した後、記録装置内の搬
送ローラによって引き出されることを特徴とする請求項
1または2に記載の自動給紙装置。 - 【請求項4】前記給送ローラおよび前記自由回転ローラ
の少なくとも1組が、記録シートの幅を案内するシート
ガイドと係合され、該シートガイドとともにシート幅方
向に位置調節可能であることを特徴とする請求項1に記
載の自動給紙装置。 - 【請求項5】給紙軸とともに回転する給送ローラと、複
数枚の記録シートを積載可能なシート積載板と、該シー
ト積載板を前記給送ローラに向けて付勢することにより
前記記録シートを該給送ローラに圧接可能なバネ付勢手
段と、前記給送ローラの給送方向前方に配置された乗り
上げ斜面から成る土手分離手段と、を有する自動給紙装
置において、前記給送ローラとして断面が等半径面およ
び不等半径面を有する半月形ローラを使用し、前記給送
ローラの近傍に、前記等半径面より若干低くかつ前記シ
ート積載板上の記録シートと当接可能なガイド部材を配
置することを特徴とする自動給紙装置。 - 【請求項6】前記給送ローラの駆動力伝達機構に、該給
送ローラが前記記録シートに接触しない基準位置にある
時クラッチのオン・オフ動作が行なわれる一回転バネク
ラッチを設けることを特徴とする請求項5に記載の自動
給紙装置。 - 【請求項7】前記給送ローラによって送り出された記録
シートは、該給送ローラが停止した後、記録装置内の搬
送ローラによって引き出されることを特徴とする請求項
5または6に記載の自動給紙装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2084422A JP2707353B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 自動給紙装置 |
EP91103696A EP0446840B1 (en) | 1990-03-12 | 1991-03-11 | Automatic paper feed apparatus |
DE69122530T DE69122530T2 (de) | 1990-03-12 | 1991-03-11 | Automatischer Apparat zum Zuführen von Papier |
US08/479,187 US5741008A (en) | 1990-03-12 | 1995-06-07 | Automatic paper feed apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2084422A JP2707353B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 自動給紙装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03284547A JPH03284547A (ja) | 1991-12-16 |
JP2707353B2 true JP2707353B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=13830151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2084422A Expired - Fee Related JP2707353B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-30 | 自動給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2707353B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150046872A (ko) * | 2013-10-23 | 2015-05-04 | 노틸러스효성 주식회사 | 금융자동화기기의 매체 스택 장치 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3311157B2 (ja) * | 1994-07-29 | 2002-08-05 | キヤノン株式会社 | シート材給送装置及び記録装置 |
DE69517251T2 (de) * | 1994-07-29 | 2000-11-23 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Apparat zum Zuführen von Bögen |
DE69529439T2 (de) * | 1994-07-29 | 2003-06-26 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Apparat zum Zuführen von Bögen |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5739389Y2 (ja) * | 1978-10-31 | 1982-08-30 | ||
JPS5848645U (ja) * | 1981-09-25 | 1983-04-01 | ニスカ株式会社 | 給紙装置 |
JPH0717285B2 (ja) * | 1986-02-14 | 1995-03-01 | キヤノン株式会社 | シ−ト給送装置 |
JPH0317066Y2 (ja) * | 1986-03-31 | 1991-04-11 | ||
JPH0729068Y2 (ja) * | 1988-09-07 | 1995-07-05 | 沖電気工業株式会社 | 自動給紙装置 |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP2084422A patent/JP2707353B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150046872A (ko) * | 2013-10-23 | 2015-05-04 | 노틸러스효성 주식회사 | 금융자동화기기의 매체 스택 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03284547A (ja) | 1991-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4688957A (en) | Feeder for office machines for individual sheet or continuous forms | |
JP3818368B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
EP1683643B1 (en) | Read/write processing device with paper release on jam detection | |
US5480132A (en) | Sheet transport apparatus with disengagement means to allow reverse sheet movement | |
JPH0117972B2 (ja) | ||
JP2707353B2 (ja) | 自動給紙装置 | |
JP2008080649A (ja) | 搬送機構及びそれを備えた記録装置 | |
JP4735283B2 (ja) | 紙葉類処理装置 | |
JP2008132628A (ja) | 搬送機構、それを備えた記録装置、及び搬送機構の制御方法 | |
JP4025732B2 (ja) | 媒体搬送装置 | |
EP0294055A1 (en) | A paper feeding apparatus, E.G. for use in a printer | |
JP2649593B2 (ja) | 自動給紙装置 | |
JP3778264B2 (ja) | ロール紙弛み形成装置及び該ロール紙弛み形成装置を備えた記録装置 | |
EP0446840B1 (en) | Automatic paper feed apparatus | |
JP3861975B2 (ja) | 給紙装置、ロール紙カセット、記録装置 | |
JPH03284548A (ja) | 自動給紙装置 | |
JPH08169595A (ja) | シート材給送装置及び記録装置 | |
JPH03259828A (ja) | 自動給紙装置 | |
JPH10129063A (ja) | 熱転写記録装置 | |
JP2515595B2 (ja) | 自動給紙装置 | |
JP2640474B2 (ja) | シート供給装置 | |
JP3186814B2 (ja) | 小型プリンタ | |
JPH0348100Y2 (ja) | ||
JP3015142B2 (ja) | 自動給紙装置及び記録装置 | |
JPH0880650A (ja) | プリンタの給紙装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |