JPH03284548A - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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JPH03284548A
JPH03284548A JP8442390A JP8442390A JPH03284548A JP H03284548 A JPH03284548 A JP H03284548A JP 8442390 A JP8442390 A JP 8442390A JP 8442390 A JP8442390 A JP 8442390A JP H03284548 A JPH03284548 A JP H03284548A
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sheet
roller
recording
feeding
recording sheet
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JP8442390A
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Takehiko Kiyohara
武彦 清原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積載された記録シート(カットシート)を、
−枚づつ分離して、記録部等の処理部へ送り出すための
自動給紙装置に関する。
〔従来の技術〕
プリンタ、複写機、ファクシミリなどの記録装置は、記
録情報に応じて、記録ヘッドのエネルギー発生体を駆動
することにより、紙やプラスチック薄板等の記録シート
(被記録材)に画像を記録していくように構成されてい
る。
上記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、
ワイヤドツト式、サーマル式、レーザービーム式などに
分けることができる。
また、記録装置で使用される記録シートは、普通紙の他
、ハガキや封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の特殊シ
ートなどがある。
記録シートの供給は、手差しで挿入する他、自動給紙装
置によって自動的に送り込むことが行なわれる。
前記自動給紙装置は、一般に、給送ローラを回転させて
記録シートを送り出す給紙駆動部と記録シートを積載保
持するシート積載手段とを備えており、記録装置の搬送
系と同期して前記給紙駆動部を駆動することにより、記
録シートを一枚づつ分離給紙するように構成されている
また、自動給紙装置には、記録装置内に組み込まれる内
蔵型の他、着脱自在に装着される外装型のものがある。
以上のような自動給紙装置として、給紙軸とともに回転
する給送ローラと、複数枚の記録シートを積載可能なシ
ート積載板と、該シート積載板を前記給送ローラに向け
て付勢することにより前記記録シートを該給送ローラに
圧接可能なバネ付勢手段と、前記給送ローラの給送方向
前方に配置された乗り上げ斜面から成る土手分離手段と
、を有する構成のものが知られている。
また、従来のこの種の自動給紙装置では、2個の給送ロ
ーラを使用し、少なくとも一方の給送ローラを給紙軸に
沿って位置調節可能とし、積載シートの側縁をガイドす
るシートガイドと前記給送ローラとを係合させ、シート
幅に合わせて前記シートガイドの位置tIiI節を行な
う時、該シートガイドの動きを利用して前記給送ローラ
を調節位置へ移動させるように構成されていた。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕しかし、上記従
来の自動給紙装置では、給送ローラを移動させることに
よりどんなサイズの記録シートにも対応できる反面、給
紙軸および給送ローラの双方に案内用の溝および突起を
形成し、しかも円滑な移動調節を確保するため前記溝お
よび突起の工作精度を高める必要があり、構造が複雑で
コストアップになるという技術的課題があった。
また、給送ローラの移動をシートガイドの移動に連動さ
せると、シートガイドのスライドJiI構に負荷が作用
し、該シートガイドの移動自体が不円滑になり、該シー
トガイドの位置調節の度に記録シート側縁を押さえる力
にバラツキが住じ、給紙時に記録シートの変形や斜行が
発生し易いという技術的UiBもあった。
さらに、上記土手分離手段を使用する自動給紙装置にあ
っては、分離爪を使用する場合とは異なり、2枚目以下
のシートが土手分動手段の斜面に乗り上げたり、引き出
されるシートによって2枚目以下のシートが引きずり出
されて、記録シートの重送が生じるのを防止するため、
積載シートは常に圧接しておく必要がある。
一方、記録装置の搬送ローラで記録シートを確実に引き
込むためには、前記給送ローラが停止した時の摩擦抵抗
(ブレーキ)を無(すか軽微なものにする必要がある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもの
であり、土手分離手段を使用する場合でも、複雑でコス
トの嵩む構造を必要とせず、簡単かつ安価な構成で、i
l!載シートを1枚づつ確実に分離でき、しかも、シー
トガイドの移動を円滑にして記録シートの正確な案内を
容易に行なうことにより給紙時の記録シートの変形や斜
行を防止し得る自動給紙装置を揚供することを目的とす
る。
〔!Il!j!解決のための手段〕
本発明は、給紙軸とともに回転する給送ローラと、複数
枚の記録シートを積載可能なシート積載板と、該シート
積載板を前記給送ローラに向けて付勢することにより前
記記録シートを該給送ローラに圧接可能なバネ付勢手段
と、前記給送ローラの給送方向前方に配置された乗り上
げ斜面から成る土手分動手段と、を有する自動給紙装置
において、前記給送ローラとして断面が等半径面および
不等半径面を有する半月形ローラを使用し、該給送ロー
ラを前記給紙軸上の一定の3箇所に固定するとともに、
各給送ローラに隣接して、前記等半径面より若干低くか
つ前記不等半径面より高い記録シートとの当接部を有し
、咳等半径面以外の範囲で前記記録シートに圧接する自
由回転ローラまたはガイド部材を配設する構成とするこ
とにより、土手分離手段を使用する場合でも、複雑でコ
ストの嵩む構造を必要とせず、簡単かつ安価な構成で、
積載された記録シートを1枚づつ確実に分離でき、しか
も、シートガイドの移動を円滑にして記録シートの正確
な案内を容易に行なうことにより給紙時の記録シートの
変形や斜行を防止し得る自動給紙装置を提供するもので
ある。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明による自動給紙装置の一実施例を第2図
中の線1−1から見た正面図であり、第2図は第1図中
の線■−Hに沿った断面図であり、第3図は第1図の自
動給紙装置を記録装置に装着した状態での断面図であり
、第4図は第3図の平面図である。
第1図〜第4図において、自動給紙装置50の枠体51
は一体構造を成しており、その左側部分にはギヤボック
ス部51Aが、中間部分にはシート積載板支持部51B
が、右側部分にはカバ一部51Cが、それぞれ形成され
ている。
給紙軸52は、シート積載板支持部51Bの上方を通り
、その両端部はギヤボックス部51Aおよびカバ一部5
1Cで、回転自在に軸支されている。
前記給紙軸52上の所定間隔毎の3箇所には、給送ロー
ラ53が一体的に形成されている。
すなわち、前記給紙軸52および前記3個の給送ローラ
53は、プラスチックモールド等で一体成形されている
また、前記給紙軸52の両端軸支部以外の部分は、図示
のように、十字形断面をしており、剛性の保持と軽量化
が図られている。
前記枠体51のシート積載板支持部51Bには、複数枚
の記録シート(カットシート)54を積載可能なシート
積載板55が上下方向移動可能に安定保持されており、
該シート積載板55は、枠体51との間に装着された圧
接用バネ56(第2図)によって、前記3個の給送ロー
ラ53に向けて付勢されている。
したがって、前記シート積載板55に積載された記録シ
ート54は、前記バネ56によって、前記給送ローラ5
3に向けて常に付勢されている。
前記シート積載板55には、積載記録シート54の側縁
に当接してその位置を規制するためのシートガイド65
が、シート幅方向に移動可能に装着されている。
該シートガイド65は、図示の例では、枠体51のカバ
一部51Cの垂直内壁の表面66と協働して、積載シー
ト54の両側位置を案内するものであり、記録シート5
4としてサイズの異なるシートを使用する場合、あるい
は、同一サイズでも縦送りするか横送りするかによって
、該シートガイド65が調節される。
また、前記3個の給送ローラ53は、例えば、定形サイ
ズのシートを使用する場合、縦方向に給紙する時は、第
1図中の右側の2個の給送ローラ53でシート54の給
送を行ない、横方向に給紙する時は3個全てのローラ5
3で給送するような位置関係に設けられている。
前記給送ローラ53の給送方向前方、または前記シート
積載板55の前端と隣接する位置には、最上層の記録シ
ート54が乗り上げ可能な乗り上げ斜面から成る土手分
離手段57が設けられている。
本実施例では、前記土手分離手段57は、枠体51と一
部に形成されている。
前記給送ローラ53としては、断面が等半径面および不
等半径面を有する半月形状(またはD形)をした半月形
ローラが使用されている。
前記等半径面は、記録シート54に圧接して該記録シー
トを給送する周面であり、前記不等半径面は、給紙待機
位置(基準位置または初期位置)の前後所定回転範囲に
おいて、記録シート54から離れる周面である。
本実施例の前記自動給紙装置50は、記録装置10に外
付は方式で装着され、該記録装置10の搬送ローラ駆動
源等からの動力を利用して駆動されるものである。
本実施例では、給送ローラ53のシート給送方向前側で
あって、前記土手分離手段57に隣接する積Ii!板5
5上の位置に、自由回転ローラ302が配置されている
すなわち、前記給紙軸52のシート給送方向前側には、
該給紙軸52と平行な支持軸301が回転自在に軸支さ
れており、該支持軸301上の各給送ローラ53と対応
する位置(3箇所)に自由回転ローラ302が一体的に
形成されている。
各自由回転ローラ302の位置および半径は、積載され
た記録シート54に対し、各給送ローラ53の前記等半
径面より若干離れ(若干引っ込み)かつ前記不等半径面
よりは近い(突出する)周面を有するように選定されて
いる。
したがって、前記自由回転ローラ302は、給送ローラ
53の等半径面が積載シート54に当接しない時、該給
送ローラに代わって当接し、積載記録シート54に常に
圧接力を付与するとともに、記録装置側からの引き出し
に対しては、はとんど抵抗(ブレーキ)とならないよう
に構成されている。
前記支持軸301の両端部は枠体51のギヤボックス部
51Aおよびカバ一部51Cで回転自在に軸支されてい
る。
本実施例では、前記支持軸301および自由回転ローラ
302もプラスチックモールド等で一体成形され、また
、支持軸301は、給紙軸52と同様、両端軸部を除い
て、十字形断面をしており、剛性の保持と軽量化が図ら
れている。
なお、前記自由回転ローラ302は、給送ローラ53の
前側でかつ積載板55前端部に配置されているので、常
に、土手分離手段57の至近位置で積載記録シート54
の浮き上がりを規制することができ、給紙時の記録シー
ト54の分離性を一層向上させ得るという効果がある。
場合によっては、前記自由回転ローラ302を前記給送
ローラ53の後側に配置することもできる。
また、前記給送ローラ53および自由回転ローラ302
の配置は、4箇所以上とすることもできるが、図示のよ
うにな配!で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカ
ットシートのような定形シートを縦、横いずれの方向か
ら給紙する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接さ
せることができ、記録シート54の変形や斜行を防止す
ることができ、安定した給紙動作を行なうことができる
第5図は前記給紙軸52上の前記給送ローラ53および
前記支持軸301上の自由回転ローラ302の水平方向
断面図であり、第6図は第5図中の線■−■に沿った断
面図であり、第7図は第5図中の線■−■から見た端面
図である。
第5図〜第7図において、3個の給送ローラ53は、前
記給紙軸52とともに硬質プラスチック等で一体成形さ
れており、各給送ローラ53の外周面(図示の例では等
半径面の範囲)にはゴム層59が接着等で固着されてい
る。
前記給送ローラ53の周面(ゴム層も含む)は、前述の
ごとく、給送力を生じる等半径面および記録シート54
から離れる不等半径面を有しており、その断面形状は、
図示のごとく、円形の一部を弦で切り落とした半月形ま
たはD形をしている。
一方、前記給紙軸52と平行に配置された支持軸301
は、3個の自由回転ローラ302とともに硬質プラスチ
ック等(摩擦係数の小さな材質が好ましい)で一体成形
されている。
この支持軸301は、その両端部で枠体51に回転自在
に軸支されており、したがって、3個の自由回転ローラ
302は支持軸301とともに一体となって自由に回転
する。
前記各自由回転ローラ302の位置および外径は、積載
された記録シート54に対し、前記給送ローラ53の給
紙面外径(等半径面)より若干則れ(低く)、該給送ロ
ーラの切欠き部(不等半径面)よりは近い(高い)周面
(記録シート54との当接部)を有するように選定され
ている。
したがって、前記自由回転ローラ302は、給送ローラ
53の等半径面が記録シート54に当接しない時、これ
に代わって当接するように構成されている。
一方、前記シートガイド65は、シート積載板55上の
記録シート54の側面を案内するためのものであり、第
18図および第19図を参照して後述するように、前記
シート積載板55に対し、シート幅方向所定範囲にわた
って移動(スライド)可能に取り付けられている。
なお、前記シートガイド65は、前記給送ローラ53お
よび自由回転ローラ302に対して移動する(図示の例
では上下方向)ので、これら給送ローラ53および自由
回転ローラ302と当接しない位置に装着されている。
また、本実施例では、前記シートガイド65は左側のみ
に設けられており、右側のシートガイドに相当する機能
は、枠体51のカバ一部51Cの内側壁面で発揮させる
ように構成されている。
ただし、必要に応じて位置il1節可能なシートガイド
を左右両側に配置することもできる。
以上により、本発明による自動給紙装置、すなわち、給
紙軸52とともに回転する給送ローラ53と、複数枚の
記録シート54を積載可能なシート積載板55と、該シ
ート積載板を前記給送ローラに向けて付勢することによ
り前記記録シート54を該給送ローラに圧接可能なバネ
付勢手段56と、前記給送ローラ53の給送方向前方に
配置された乗り上げ斜面から成る土手分離手段57と、
を有する自動給紙装置において、前記給送ローラ53と
して断面が等半径面および不等半径面を有する半月形ロ
ーラを使用し、該給送ローラを前記給紙軸52上の一定
の3箇所に固定するとともに、各給送ローラ53に隣接
して、前記等半径面より若干低くかつ前記不等半径面よ
り高い記録シートとの当接部を存し、該等半径面以外の
範囲で前記記録シート54に圧接する自由回転ローラ3
02を配設することを特徴とする自動給紙装置50が構
成されている。
前述した本発明実施例の自動給紙装置50は、記録装置
lOに着脱自在に装着され、かつ該記録装置10の駆動
源(例えば、シート搬送手段駆動用のモータなど)を利
用して、シー1i送ローラと同期駆動されるものである
なお、記録部!10は、自動給紙装置50を装着する時
は第3図および第4図に示すように立てた状態で使用さ
れ、自動給紙装置50を装着せず単独で使用する時は、
第8図に示すように、横置き状態でも使用できるもので
ある。
第3図および第8図を用いて、前記記録装置10の概略
構成を説明する。
第3図および第8図において、記録装置(例えば、バブ
ルジェット記録法を用いるもので、記録液の液滴を形成
するため熱エネルギーを利用する記録液を用いて像を形
成する記録部W)10の上面(立ち姿勢では前面)には
シート挿入口11およびシート排出口12が形成され、
シート挿入口11から挿入される記録シートは、シート
搬送ローラを兼ねるプラテンローラ14の周面に密着さ
れ、略U字形に形成される記録シート搬送路に沿って矢
印A方向に搬送され、記録へラド15に対面する記録部
を通過する間に記録され、記録後シート排出口12から
上方(立ち姿勢では前面)へ排出される。
ここで、給紙トレイ16は、記録装置10の上面に開閉
可能に枢着されており、使用時(記録時)には開いて給
紙トレイとして機能するが、非使用時(収納保管時など
)には第3図中の実線で示すように閉じた位置にセット
され、シート挿入口11、ソート排出口12およびその
他のスイッチ類や表示器などが配設された記録装置10
の上面を被って保護するカバー16として機能するもの
である。
第3図において、記録へラド15は、プラテンローラ1
4と平行なガイド軸21.21に沿って往復動するキャ
リッジ22上に搭載されている。
なお、図示の記録へラド15は、インクジェットヘッド
の場合を例示し、インクタンクと一体に構成されている
記録ヘッド15の搬送方向上流側には、記録シートをプ
ラテンローラ14に圧接するためのシート押さえ部材2
3が配置されている。
このシート押さえ部材23は、不図示のバネによってプ
ラテンローラ14の周面に圧接されている。
また、前記シート押さえ部材23の圧接力は、レバー操
作等により解除することができる。
さらに、シート排出口12の位置には、記録シートの排
出を補助するための拍車26および排紙ローラ27が配
設されている。
第14図は、記録装置10の底面(立てた姿勢では自動
給紙袋W50が装着される背面)を示す図である。
記録装置10の背面には第2のシート挿入口28が形成
され、この挿入口2Bから記録ヘッド15と搬送ローラ
(プラテンローラ)14との間の記録部を通って前記シ
ート排出口12へ至るほぼ直線状の第2の記録シート搬
送路が略水平方向に延びるように構成されている。
この第2の記録シート搬送路は、記録部W10を立てた
時に使用可能なものであり、湾曲していないことから、
ハガキや封筒などの厚いシート、あるいはプラスチック
シートなどの特殊シートのように、腰の強い記録シート
でも容易にシート送りできるという利点がある。
この立てた姿勢で、第3図および第4図に示すように、
前記自動給紙装置50が着脱自在に装着され、背面(立
てた時)のシート挿入口28から記録シート54が1枚
づつ自動給紙される。
そこで、自動給紙装置50は、入口(シート挿入口)2
8からこの直線状の搬送路に記録シート54を送り込む
ように位置決めされて、記録装置lOの背面(入口28
の開口面)に着脱自在に取付けられている。
記録装置10に自動給紙装置50を装着する時は、図示
の例では、前記給紙トレイ16は第3図ウニ点11線で
示すように開放位置にセットされ、その場合は排紙トレ
イとして使用される。
自動給紙装置50から前記シート挿入孔28を通して給
送された記録シート54は、まず、前記搬送ローラ14
と前記シート押さえ部材23との間に送り込まれ、路間
−周速で同期回転する搬送ローラ14および給送ローラ
53によって給紙位1(i!!常、頭出し位W)まで給
送される。
半月形の給送ローラ53が初期位置へ戻ってシート給送
力が解除された後記録動作が開始され、前記搬送ローラ
14によって搬送しながら記録シート54に対して記録
が行なわれる。
搬送ローラ14で送られる記録シート54は、シート排
出口12の近傍に配設された排紙ローラ27と拍車26
との間へ送り込まれ、以後、同期駆動される搬送ローラ
エ4および排紙ローラ27によって搬送される。
この排紙ローラ27も前記搬送ローラ14と路間−周速
で同期駆動されるものであり、その後の記録動作中など
においては、記録シート54は搬送ローラ14および排
紙ローラ27によって搬送され、記録を終えた記録シー
ト54は排紙トレイ(記録装置10の給紙トレイを兼ね
るカバー)I6上へ排紙される。
なお、搬送ローラ14、あるいは該搬送ローラと排紙ロ
ーラ27によって記録シート54が引き出されたり、搬
送される場合は、自動給紙装置50内に記録シート54
が存在しても、この時の記録シート54は回転自在の前
記自由回転ローラ302のみに圧接されており、給送ロ
ーラ53からは離れているので、記録シート54はほと
んど抵抗無く引き出すことができ、記録シート搬送時の
ブレーキ作用を無くすことができ、また、2枚目以降の
連れ出しく重送)も防止することができる。
自動給紙装置50を記録装置lOに装着した状態では、
シート搬送ローラ14の軸に固定されたギヤ(記録装置
flOからの出力ギヤ)71と自動給紙装置50のギヤ
ボックス51Aに設けた人力ギヤ72が噛み合う(第1
図および第3図)。
したがって、入力ギヤ72は記録装置10のシート搬送
に同期して回転駆動される。
この入力ギヤの回転は、ギヤ73を介して給紙軸52上
のギヤ(クラッチギヤ)74に伝達される。
ここで、ギヤ74と給紙軸52との間には、回転バネク
ラッチ75が設けられている。
この一回転バネクラッチ75は、次のように作動するも
のである。
すなわち、給紙信号に基づいて行われるシート搬送ロー
ラ(プラテンローラ)14の少量の逆回転(搬送方向と
逆の方向の回転)に連動して、回転バネクラッチ75は
、給送ローラ53が記録シート54から離れた基準位置
または初期位置で逆転し、この逆転時の動きによってコ
ントロールレバー(フック)等のコントロール手段との
記録方向回転防止のための係止が外され、バネクラッチ
75がオフからオンに切換えられる。
なお、給送ローラ53が記録シート54から離れた状態
でも、断面真円形の前記自由回転ローラ302は給送ロ
ーラ53に隣接する位置で記録シート54に圧接してい
る。
クラッチオンの状態で搬送ローラ(プラテンローラ)1
4の所定量記録方向回転に連動して給送ローラ(D形ロ
ーラまたは半月形ローラ)53を略−回転回動させるこ
とにより、記録シート54を1枚だけ分離してプラテン
ローラ14のシート引き込み部を越えた位置まで給紙し
、初期位置(給送ローラ53と記録シート54との間に
隙間が生じる位置)に戻ったところで、前記コントロー
ル手段を再び記録方向回転防止位置に係止させ、バネク
ラッチ75をオフにしてプラテンローラ14と給送ロー
ラ53との連動を遮断し、該給送ローラ53を停止させ
る。
こうして、給送ローラ53(給紙軸52)の一回転の間
に記録シート54が1枚だけ分離給送される。
第9図は上記一回転バネクラッチ75の構造を示す縦断
面図であり、第10図〜第13図は第9図中のコントロ
ールレバー(コントロール手段)および制御il環を示
す図である。
前記給紙軸52に取り付けられた一回転バネクラッチ7
5は、前記クラッチギヤ(入力ギヤ)74と一体のボス
部(巻き胴部)76と、コイル状のクラッチバネ77と
、クラッチドラム78と、制御環79とを備えている。
また、第1O図〜第13図に示すように、前記制御環7
9には、クラッチ動作を制御するためのコントロール手
段(コントロールレバー)8(1、コントロールバネ8
1により半径方向内方および軸方向に圧接されている。
前記クラッチドラム78は給紙軸52に平行ピッチ等に
より固定され、一体的に回転する。
一方、ボス部76を有するクラッチギヤ74は給紙軸5
2に回転自在に嵌合されている。 前記ボス部76およ
び前記クラッチドラム78の周面にはクラッチバネ受は
部が設けられており、コイル状のクラッチバネ77が双
方に跨がって環装されている。
クラッチバネ77の一端は、クラッチドラム78に形成
された六82に係合され、該クラッチドラム78と常時
連結されている。
クラッチバネ77の他端は、前記クラッチバネ77の外
周に回転可能に嵌合された制御環79に形成された切欠
き83に引っ掛けられている。
制御環79は、第10図〜第13図に示すような形状を
しており、第10図の平面図における左回転が給送ロー
ラ53の給紙方向に対応している。
コントロールレバー80は、枠体51のギヤボックス部
51A内に設けられた軸84に回動自在に嵌合され、第
1θ図および第11図に示すように、前記コントロール
バネ81により、制御環79に対し、軸方向(第11図
中の右方向)および半径方向内方へ付勢されている。
給紙待機状態(給送ローラ53の基準非接触位W)にお
いては、コントロールレバー80は、制御環79の切欠
き85に引っ掛かって止まっている。
この時、記録シート54は、前記自由回転ローラ302
に圧接されている。
制御部から給紙指令があると、まず、搬送ローラ14が
所定量逆転され、これに同期して、伝達手段(クラッチ
ギヤ)74およびクラッチバネ77を介して、制御環7
9が逆回転方向(すなわち右回転方向)へ所定のステッ
プ数だけ回転する。
この時の回転は、前記搬送ローラ14を逆回転させて前
記クラッチギヤ74を、そのボス部(巻き胴部)76に
巻き付いているクラッチバネ77の弛み方向に回転させ
ることになるが、実際には、給紙軸52(給送ローラ5
3)は記録シート54との接触等の負荷が実質上零であ
るため、クラッチバネ77の初期時の巻き締めトルクが
働き、クラッチギヤ(伝達手段)74の回動が伝達され
、クラッチバネ77のバネ端が引っ掛けられている制御
環79は、所定のステップ数だけ逆回転方向に回転する
この制御環79の逆方向回転により、コントロールレバ
ー80は、制御環79の切欠き85の斜面部86に沿っ
て制御環半径方向外側へ移動し、面87.88に沿って
滑るようになる。
次に、制御環79を正方向に略1回転させる。
すなわち、搬送ローラ14の回転と同期してクラッチギ
ヤ74を正方向に回転させると、そのボス部76に巻き
付けられたクラッチバネ77が締まる方向に回転するこ
とになり、該ボス部76、該クラッチバネ77およびク
ラッチドラム78が一体的に回転し、トルクが給紙軸5
2およびこれと一体の給送ローラ53へ伝達され、正方
向へ回転駆動される。 同時に、前記クラッチバネ77
の一端に係合された制御環79も同じ方向に回転させら
れる。
この時の回転および前記コントロールバネ81の付勢力
により、コントロールレバー80は面88上へ移動する
とともに、面87へ押し付けられ、面87および面88
に沿って摺動する。
この正方向回転により、給送ローラ53が駆動されて記
録シート54の給送が開始される。
所定角度正回転すると、コントロールレバー80は、ま
ず斜面93により面89へ下陣し、さらに面94によっ
て続いて面89に接するように誘導され、さらに正回転
するとコントロールレバー80の先端が制御環79の切
欠き85に引っ掛かって該制御環79の回転が停止する
すなわち、所定角度正回転すると、コントロールレバー
80は、まず斜面93により面89へ落とされ、面87
.89に沿って所定角度滑る。
さらに正方向に回転すると、コントロールレバー80は
斜面94に沿って持ち上げられた後、面89.90に沿
って滑る。
さらに正回転し、1回転すると、面89.90から、衝
突して落ち込む位置に形成された前記切欠き85に嵌ま
り込み、該切欠き85内に係止され、制御環79の回転
が停止する。
この制御環79の停止により、前記一回転バネクラッチ
75は、再びクラッチオフの状態になる。
以上の動きをまとめると、制御環79の初期の逆転(所
定の数パルス)により、給送ローラ53を1回転させる
ための給紙トリガーがかかり、そこから制御環79を正
方向に1回転させる間に給送ローラ53が回転駆動され
、給送ローラ53および制御環79が1回転して初期位
置に戻ったところで、前記コントロールレバー80が再
び切欠き85に嵌まり込んでクラッチオフの状態となり
、各給送ローラ53が基準位置で停止する。
こうして、搬送ローラ14と同期して給送ローラ53が
1回転して給紙動作が終了する。
前述の逆転トリガーのパルス数は、記録装置10の搬送
ローラ駆動用のモータの回転によって給送ローラ53が
逆回転した時、コントロールレバー80が制御環79の
斜面部86に沿って移動し、確実に切欠き85から離脱
して面87.88上へ移動するものであり、また、給送
ローラ53が他の部分、例えば、記録シート54などに
干渉してシートズレなどの悪影響を与えないものであれ
ばよい。
以上の一回転バネクラッチ75によれば、給送ローラ5
3が確実に1回転するように制御されるので、給紙待機
状態において、記録シート54が所定の初期位置よりも
給送方向へ突出した位置、すなわち、土手分離手段57
を越えただ位置へ連れ込まれた状態となり、記録装置1
0内への必要給送量が減少することを防止することがで
きる。
すなわち、記録シート54に圧接される等半径面の設定
範囲により、給送ローラ53が1回転しないうちに給紙
が完了しても、その後に制御環79が初期位置に戻り、
さらに給送ローラ53の回転を停止した後も、駆動源は
記録シート54を引き出すために回転するので、制御環
79の回転が足りなくてコントロールレバー80との保
合カ不確実となることは無く、したがって、制御環79
が常に初期位置(半月またはD形断面の切欠き部が記録
シート54に接触せずに対面し、前記自由回転ローラ3
02のみが記録シート54に圧接される位置)に戻るよ
うに制御される。
また、このため、位置ズレや滑り等が生じ給紙ミスしか
けた場合でも、確実に再給紙することができる。
次に、記録装置IOと自動給紙装置500着脱自在の結
合構造について説明する。
第14図は記録装置10の自動給紙装置装着面を示す背
面図であり、第15図は自動給紙装置50の装着面(前
面)を示す斜視図であり、第16図は記録装置10と自
動給紙装置50との結合状態を示す水平断面図であり、
第17図は第16図の状態からロックを解除した状態を
示す。
まず、記録装置10の背面側には、第14図、第16図
および第17図に示すごとく、プラテンローラ14と同
期回転する前記出力ギヤ71が軸支されており、一方、
自動給紙装置50の装着面側には、第15図〜第17図
に示すごとく、給送ローラ53(給紙軸52)へ回転力
を伝達し得る前記入力ギヤ72が軸支されており、結合
時にこれらのギヤ71.72を噛合せることにより給送
ローラ53の駆動力が自動給紙装置側へ伝達される。
記録装置10内には、プラテンローラ14およびシート
a送モータ34等の軸受部を支持する枠部材35が設け
られており、ケース部分は該枠部材35に取付けられて
いる。
自動給紙装置50には、レバー101と先端フック10
2を有するフック部材103が揺動可能でかつ前後方向
に所定量移動可能に取付けられており、このフック部材
103は引張りばね104によって内方へ付勢されてい
る。
一方、記録装置10の前記枠部材35の前記フック10
2に対応する位置には、該フック102がケースの開口
を通して進入する開口201が形成され、フック102
は該開口201の周縁部に係合するようになっている。
第16図および第17図に示すごとく、該開口201の
周縁部には、前記フック102との係合が円滑に行われ
るように玉縁状部分が形成されている。
第16図のフック102を係合させた状態では引張ばね
104が伸長(例えば、1〜2a+m)され、そのばね
力によって自動給紙装置50は記録装置10に圧接され
て結合されている。
フック部材103はレバー101を摘んで回動させるこ
とにより第17図に示すようにロック解除され、自動給
紙装置50を記録装置10から離脱させることができる
この結合状態での圧接力は、合計3箇所の当接面で浮け
られいる。
第14図〜第16図に示すように、自動給紙袋W50側
には、当接基準面となる第1の当接面105並びに第2
および第3の当接面106.107が形成されている。
前記当接基準面105は図示のように前記入力ギヤ72
の近くに設けられている。
この当接基準面105の相手面となる基準当接面202
は、強度剛性の高い前記枠部材35に形成されており、
その位置はギヤ71.72の噛合部の近くに選定されて
いる。
また、結合部の圧接力を付与する前記フック部材103
の作用線は、図示のように、3つの当接面105.10
6.107の位置を考慮して安定した結合が得られる位
置に選定されている。
なお、第2、第3の当接面106.107は、記録装置
lOの背面に直接当接させることもでき。
前記フック部材103等から成る圧接手段は、左右のバ
ランスをさらに向上させるような場合には、左右2箇所
に設けることもできる。
また、自動給紙装置50の装着面には、位置決めビン2
03.204が形成されており、これらのピン203.
204を記録袋N10の背面に形成された位置決め孔2
05.206に嵌合させることによって、自動給紙装置
50の記録装置10に対する位置決めが行われる。
なお、位置決め孔205.206のうちの一方の孔20
5は第14図に示すように、長孔になついる。
第18図は前記シート積載板55と前記シートガイド6
5を示す平面図であり、第19図は第18図中の線XI
X−XIXに沿った断面図である。
第18図および第19図において、シート積載板55の
紙幅方向所定範囲に案内溝111が形成され、シートガ
イド65の下部には前記案内溝111に沿って摺動可能
な係合部112が形成されている。
前記保合部112の上面は、第19図に示すように、シ
ート積載板55の上面と同一面を形成しており、積載記
録シート54を同一面上に積載し得るようになっている
第20図は本発明による自動給紙装置の第2の実施例を
示す正面図であり、第21図は第20図中の線xx +
 −xx rに沿った断面図であり、第22図は第20
図の平面図である。
本実施例は、第1図〜第19図の第1の実施例における
自由回転ローラ302に代えて、前記シート積載板55
上の記録シート54と当接可能なガイド部材311を設
けたものである。
給送ローラ53は、シート幅方向の所定の3箇所に固定
的に配置されている。
すなわち、本実施例では、別途製作された3個の給送ロ
ーラ53が、駆動軸としての給紙軸52上に、ノックピ
ン止めまたは圧入嵌合等の固定手段番こより、回転方向
および軸方向とも相対移動不可能に固定されている。
前記各給送ローラ53の周面は、前述の場合と同様、給
送力を生じる等半径面および記録シート54から離れる
不等半径面を有しており、その断面形状は、図示のごと
く、円弧の一部を弦で切り落とした半月形またはD形を
している。
また、各給送ローラ53の周面(少なくとも等半径面)
には、ゴム層等の摩擦面が設けられ、給紙力の確保が図
られている。
前記ガイド部材311は、各給送ローラ53のシート幅
方向近傍位置(シたがって、3箇所)に略垂直の板状を
成して設けられている。
また、各ガイド部材311は、自動給紙装置50の枠体
51と一体に形成されており、図示の例では、ギヤボッ
クス部51Aとカバ一部51Cとの間を連結するように
形成されたステー312から後方へ延びるように一体的
に形成されている。
また、給送ローラ53の軸(給紙軸)52は、各ガイド
部材311を貫通する位置にあり、したがって、各ガイ
ド部材311には、給紙軸52が挿通するための開口3
I3(第21図)が形成されている。
前記各ガイド部材311は、前記各給送ローラ53の等
半径面(記録シート54に圧接して給送する周面)より
若干低く (記録シート54から芳干離れ)かつ不等半
径面(半月部)より高く(記録シート54側へ突出し)
、該給送ローラ53がシート積載板55上の記録シート
54と接触しない時、これに代わって、該記録シート5
4と当接可能な形状寸法を存している。
さらに、給送ローラ53およびガイド部材311の位置
が固定していることから、本実施例においても、シート
ガイド65は、これらの部材とは実質上非接触状態で配
置されており、シート積載板55上に単独でシート幅方
向移動可能に装着されている。
本実施例は、以上の点で前述の第1図〜第19図の実施
例と相違しているが、その他の部分は実質上同じ構造を
しており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示し、
それらの詳細説明は省略する。
以上により、本発明による自動給紙装置、すなわち、給
紙軸52とともに回転する給送ローラ53と、複数枚の
記録シート54を積載可能なシート積載板55と、該シ
ート積載板を前記給送ローラに向けて付勢することによ
り前記記録シート54を該給送ローラ53に圧接可能な
バネ付勢手段56と、前記給送ローラ53の給送方向前
方に配置された乗り上げ斜面から成る土手分離手段57
と、を有する自動給紙装置において、前記給送ローラ5
3として断面が等半径面および不等半径面を有する半月
形ローラを使用し、該給送ローラ53を前記給紙軸52
上の一定の3箇所に固定するとともに、各給送ローラ5
3に隣接して、前記等半径面より若干低くかつ前記不等
半径面より高い記録シートとの当接部を有し、該等半径
面板外の範囲で前記記録シート54に圧接するガイド部
材311を配設することを特徴とする自動給紙装置が構
成されている。
本実施例によれば、前述の第1の実施例に比べ、自由回
転ローラ302およびその支持軸301を省略すること
ができ、また、これらに代わるガイド部材311は枠体
51と一体成形できるので、給紙装置の小型軽量化およ
びコストダウンを図ることができた。
なお、前記給送ローラ53およびガイド部材311の配
置は、4箇所以上とすることもできるが、図示のように
な配置で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカット
シートのような定形シートを縦、横いずれの方向から給
紙する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接させる
ことができ、記録シート54の変形や斜行を防止するこ
とができ、安定した給紙動作を行なうことができる。
第23図は本発明による自動給紙装置の第3の実施例を
示す正面図であり、第24回は第23図中の線XXfV
−XXTVに沿った断面図であり、第25図は第23図
の平面図である。
本実施例は、第20図〜第22図の第2の実施例におけ
る略垂直板状のガイド部材311を、スプーン状または
下方突出弧状の断面形状の所定幅(図示の例では給紙幅
の全幅)の平板状のガイド部材に変更したものである。
給送ローラ53は、第2の実施例の場合と同様、給紙軸
52のシート幅方向の3箇所に固定的に配置されている
すなわち、3個の給送ローラ53は、それぞれ、回転駆
動力伝達可能に軸支された給紙軸52に対し、回転方向
および軸方向とも相対移動不可能に固定されている。
図示の例では、咳ガイド部材311が全幅に形成されて
いることから、各給送ローラ53に対応する領域には、
該給送ローラ53を受は入れるための開口314が形成
されている。
本実施例の各ガイド部材311は、図示のように、各給
送ローラ53と略同じ給紙方向位置で積載板55上の記
録シート54に圧接可能な形状をしている。
各ガイド部材311の下方湾曲部は、前記各給送ローラ
53の等半径面(記録シート54に圧接して給送する周
面)より若干低く(記録シート54から若干離れ)かつ
不等半径面(半月部)より高く(記録シート54側へ突
出し)、該給送ローラ53がシート積載板55上の記録
シート54と接触しない時、これに代わって、該記録シ
ート54と圧接可能な形状寸法を有している。
また、各ガイド部材311は、自動給紙装置50の枠体
51と一体に形成されており、図示の例では、ギヤボッ
クス部51Aとカバ一部51Cとの間を連結するように
形成されたステー312から後方へ延びるように一体的
に形成されている。
本実施例は、以上の点で前述の第1図〜第22図の各実
施例と相違しているが、その他の部分は実質上同じ構造
をしており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示し
、それらの詳細説明は省略する。
なお、本実施例においても、全ての給送ローラ53およ
びガイド部材311の位置が固定していることから、シ
ートガイド65は、これらの部材とは非接触状態にあり
、シート積載板55上に単独でシート幅方向移動可能に
装着されている。
また、前記給送ローラ53およびガイド部材311の配
置は、4箇所以上とすることもできるが、図示のように
な配置で3箇所に設けておけば、例えば、葉書やカット
シートのような定形シートを縦、横いずれの方向から給
紙する場合でも、少なくとも2個のローラを圧接させる
ことができ、記録シート54の変形や斜行を防止するこ
とができ、安定した給紙動作を行なうことができる。
以上説明した実施例によれば、土手分離手段57で積載
記録シート54を1枚づつ分離する自動給紙装置におい
て、所定間隔位置に3個の給送ローラ53を固定配置し
たので、スライド機構などの高精度で複雑な機構を必要
とせず、簡単かつ安価な構造で、給紙時の記録シート5
4の斜行や変形を確実に防止でき、円滑な給紙動作を行
ない得る自動給紙装置が得られた。
また、給送ローラ53の基準位置で該給送ローラ53と
積載記録シート54との圧接を解除するとともに、該基
準位置で記録シートを押さえる自由回転ローラ302ま
たはガイド部材311を給紙軸52とは別の支持軸30
1または単独に設けたので、該基準位置における給紙軸
52の負荷(圧接力等)を無くすことができ、バネクラ
・ノチ等を介して該給紙軸52を回転駆動する時の駆動
効率を向上させることができ、さらに、駆動源としての
モータの小型化、消費電力の!i減、構造の簡単化によ
る軽量小型化およびコストダウンを図ることが可能にな
った。
さらに、シートガイド65は、給送ローラ53等と係合
せずに、単独で位置調節する構造にしたので、該シート
ガイド65のスライド機構にかかる負荷(力)を無(す
ことができ、該シートガイド65の操作ごとの記録シー
ト側縁当接力のバラツキを無くして一定の力で記録シー
ト54を案内することができ、したがって、給紙時の記
録シート54の斜行や変形を確実に防止し得る自動給紙
装置が得られた。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、給紙
軸とともに回転する給送ローラと、複数枚の記録シート
を積載可能なシート積載板と、該シート積載板を前記給
送ローラに向けて付勢することにより前記記録シートを
該給送ローラに圧接可能なバネ付勢手段と、前記給送ロ
ーラの給送方向前方に配置された乗り上げ斜面から成る
土手分離手段と、を有する自動給紙装置において、前記
給送ローラとして断面が等半径面および不等半径面を有
する半月形ローラを使用し、該給送ローラを前記給紙軸
上の一定の3箇所に固定するとともに、各給送ローラに
隣接して、前記等半径面より若干低くかつ前記不等半径
面より高い記録シートとの当接部を有し、該等半径面板
外の範囲で前記記録シートに圧接する自由回転ローラま
たはガイド部材を配設する構成としたので、土手分離手
段を使用する場合でも、複雑でコストの嵩む構造を必要
とせず、簡単かつ安価な構成で、積載された記録シート
を1枚づつ確実に分離でき、しかも、シートガイドの移
動を円滑にして記録シートの正確な案内を容易に行なう
ことにより給紙時の記録シートの変形や斜行を防止し得
る自動給紙装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による自動給紙装置の一部破
断正面図、第2図は第1図中の線■−■に沿った断面図
、第3図は第1図の自動給紙装置を記録装置に装着した
状態を示す断面図、第4図は第3図の平面図、第5図は
第1図中の給送ローラおよび自由回転ローラの詳細を示
す部分水平断面図、第6図は第5図中の線VI−Vlに
沿った断面図、第7図は第5図中の線■−■から見た端
面図、第8図は第3図中の記録装置を横置き姿勢で使用
する状態を示す模式的斜視図、第9図は第1図中の一回
転バネクラッチの詳細を示す縦断面図、第1O図は第9
図中の制御環およびコントロールレバーを示す正面図、
第11図は第10図中の線XT−XIから見た側面図、
第12図は第10図中の線xn−xnから見た制御環の
側面図、第13図は第10図中の線xm−xmから見た
制御環の側面図、第14図は第3図中の記録装置の自動
給紙装置装着面を示す背面図、第15図は第1図の自動
給紙装置を記録装置への装着面から見た斜視図、第16
図は第3図の記録装置と自動給紙装置との結合部のロッ
ク状態を示す要部断面図、第17図は第16図において
ロック解除した状態を示す要部断面図、第18回は第1
図の自動給紙装置のシート積載板およびシートガイドを
示す平面図、第19図は第18図中の線X[X−XIX
に沿った断面図、第20図は本発明の第2の実施例によ
る自動給紙装置の正面図、第21図は第20図中の線X
XI−XXIに沿った断面図、第22図は第20図の平
面図、第23図は本発明の第3の実施例による自動給紙
装置の正面図、第24図は第23図中の線XXTV−X
XrVに沿った断面図、第25図は第23図の平面図で
ある。 以下に、図面中の主要な構成部分を表す符号を列挙する
。 10−・・−記録装置、14−−一搬送ローラ、15・
・・・・・記録ヘッド、2 B−−−−シート挿入口、
34−搬送モータ、50・−・−自動給紙装置、51枠
体、5:2−−−−−・−給紙軸、53−・・−・−給
送ローラ、54−・・−記録シート、55−−−−シー
ト積載板、56・−圧接用バネ、57−−−−−土手分
離手段、65・−シートガイド、71−−−一出力ギヤ
、72−・−人力ギヤ、74−−−一・フランチギヤ、
75・・−−−−−一回転バネクラッチ、76−・・・
−ボス部、77・・−・−クラッチバネ、79−・−−
−−一制御環、80−・・・・・−コントロールレバー
(コントロール手段)、81・・−コントロールバネ、
103−−−−−−−フック部材、111−案内溝(シ
ート積載板)、112−−−・−係合部(シートガイド
)、3 自由回転ローラ、3 ・−−−−ステー、313 14−・−関口(ガイ 01−・−支持軸、302・・・・・ 11−−−−ガイド部材、312 ・−m−開口(ガイド部材)、3 ド部材)。 第15図 第18図 第19図 0 0

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)給紙軸とともに回転する給送ローラと、複数枚の
    記録シートを積載可能なシート積載板と、該シート積載
    板を前記給送ローラに向けて付勢することにより前記記
    録シートを該給送ローラに圧接可能なバネ付勢手段と、
    前記給送ローラの給送方向前方に配置された乗り上げ斜
    面から成る土手分離手段と、を有する自動給紙装置にお
    いて、前記給送ローラとして断面が等半径面および不等
    半径面を有する半月形ローラを使用し、該給送ローラを
    前記給紙軸上の一定の3箇所に固定するとともに、各給
    送ローラに隣接して、前記等半径面より若干低くかつ前
    記不等半径面より高い記録シートとの当接部を有し、該
    等半径面以外の範囲で前記記録シートに圧接する自由回
    転ローラまたはガイド部材を配設することを特徴とする
    自動給紙装置。
  2. (2)前記給送ローラの駆動力伝達機構に、該給送ロー
    ラが前記記録シートに接触しない基準位置にある時クラ
    ッチのオン・オフ動作が行なわれる一回転バネクラッチ
    を設けることを特徴とする請求項1に記載の自動給紙装
    置。
  3. (3)前記給送ローラによって送り出された記録シート
    は、該給送ローラが停止した後、記録装置内の搬送ロー
    ラによって引き出されることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の自動給紙装置。
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