JPH09202475A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH09202475A
JPH09202475A JP907396A JP907396A JPH09202475A JP H09202475 A JPH09202475 A JP H09202475A JP 907396 A JP907396 A JP 907396A JP 907396 A JP907396 A JP 907396A JP H09202475 A JPH09202475 A JP H09202475A
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JP
Japan
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paper
paper feed
sheet
tray
roller
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Application number
JP907396A
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English (en)
Inventor
Kazunaga Hisama
数修 久間
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09202475A publication Critical patent/JPH09202475A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙トレイを傾けて画像形成装置の小型化を
図り、且つ、簡単な構造で用紙の重送を防止する。 【解決手段】 給紙トレイ4を給紙方向に向けて下方に
傾けて支持することで画像形成装置の小型化及び設置ス
ペースの縮小化に寄与する。給紙期間の初期では給紙ロ
ーラ2に対して給紙トレイ4とフリクションパッド10
を相対的に給紙ローラ2側に進出させ、用紙3の先端を
用紙搬送部に受け渡したときに、給紙トレイ4とフリク
ションパッド10を給紙ローラ2に対して相対的に退避
させる。給紙期間中は給紙ローラ2を連続駆動する。こ
れにより、給紙ローラ2を連続駆動しても間歇的な給紙
を可能にし、レジストローラの省略を可能にする。さら
に、給紙ローラ2に対して給紙トレイ4を離反させると
きに、給紙経路中に紙戻し部材12を進出させ、引きず
り出された後続の用紙3を給紙トレイ4に押し戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリン
タ、複写機等の画像形成装置に用紙を給紙する給紙装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、画像形成装置の設置スペースを縮
小するために小型化の要望が強い。小型の画像形成装置
の場合には大型の給紙装置との組み合わせはなく、給紙
トレイにより給紙する構成を採用し、さらに、給紙方向
に向かうに従い下方に向かうように給紙トレイを傾けて
画像形成装置の本体に装着することにより、画像形成装
置の本体の側面から給紙トレイが大きく突出する状態を
避けている。
【0003】一方、画像形成装置は小型化のみならず低
コスト化が要望されている。低コストの給紙装置は、用
紙を分離するための構造として一般的にはフリクション
パッド方式を採用している。具体的には、例えば、特開
平2−198989号公報に記載されているように、給
紙トレイ上の用紙と、摩擦係数の高いフリクションパッ
ドとに給紙ローラを接触させ、給紙ローラを回転させて
給紙トレイ上の用紙を引き出し、給紙ローラとフリクシ
ョンパッドとの間で用紙の重送を阻止する構造である。
この場合、用紙を間歇的に給紙するために、給紙ローラ
を最上層の用紙及びフリクションパッドの上方に退避さ
せ、下流側に配列したレジストローラに用紙を受け渡
し、この間、シート制限部材により用紙の浮きを押えて
いる。
【0004】また、外周の一部に切欠き部が形成された
半月形の給紙ローラを用い、通常は給紙ローラの切欠き
部を用紙に対向させ、この状態から給紙ローラを一回転
させて一枚部を用紙を引き出し、その用紙の先端をレジ
ストローラに受け渡した状態では、レジストローラによ
り用紙を搬送するときに給紙ローラが負荷とならないよ
うに、給紙ローラをその切欠き部を用紙に対向させて停
止状態に維持するようにした給紙装置がある。
【0005】なお、フリクションパッド方式を採用して
も用紙が重なって送られてしまうことがあるため、種々
の検出装置が考えられている。例えば、特開平4−32
3665号公報に記載されているように、一定電位を発
生するエレクトレットと電位センサとの間に用紙を通
し、このときの電位センサの出力をモニタすることによ
り、重送の有無を検出することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置の設置ス
ペースを小さくするために、給紙トレイを比較的急角度
で傾けると、給紙する最上層の用紙に続いて次層の用紙
までが給紙トレイの先端から奥に突っ込んでしまいジャ
ムや重送の原因になる。また、従来の給紙装置は、用紙
を間歇的に給紙するために、間歇的に駆動される給紙ロ
ーラの下流側に、給紙ローラから給紙された用紙を搬送
するレジストローラを必要とし、低コスト化に制限があ
る。
【0007】そこで、本発明は、省スペースのために給
紙トレイを急角度に傾けても用紙を一枚ずつ確実に給紙
することができ、また、給紙期間中は給紙ローラを連続
回転させて用紙を給紙及び搬送することによりレジスト
ローラを省略し、給紙ローラに対して給紙トレイ及びフ
リクションパッドを相対的に退避させることにより用紙
の間欠的給紙を可能にする給紙装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
給紙期間中は連続駆動されて用紙を用紙搬送部に受け渡
す給紙ローラを設け、給紙方向に向かうに従い下方に向
けて傾斜する姿勢で用紙を積載し、給紙期間の初期には
最上層の前記用紙を前記給紙ローラに圧接し、前記用紙
の先端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記給紙
ローラに対して相対的に退避する給紙トレイを設け、前
記給紙トレイの先端縁の近傍に配置され、給紙期間の初
期には前記給紙ローラに弾性的に接触し、前記用紙の先
端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記給紙ロー
ラに対して相対的に退避するフリクションパッドを設
け、前記給紙トレイの先端縁の近傍に配置され、給紙期
間の初期には前記用紙の給紙経路から退避し、前記用紙
の先端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記用紙
の給紙経路中に進出して次層以下の前記用紙を前記給紙
トレイ側に押し戻す紙戻し部材を設けた。したがって、
給紙ローラは給紙期間中に連続駆動されるため給紙トレ
イ上の用紙を引き出して下流側の用紙搬送部に受け渡
す。その後、給紙トレイとフリクションパッドとが給紙
ローラに対して相対的に退避するため給紙ローラは給紙
力を失う。また、次層の用紙がフリクションパッド側に
侵入した場合には給紙経路に進出する用紙戻し部材によ
り給紙トレイ側に戻される。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙トレイと、フリクションパッドと、紙
戻し部材との動作を制御する回転自在のカムを給紙ロー
ラと共通の駆動源に連結して設けた。したがって、給紙
期間中は、給紙ローラの回転運動に同期して、給紙トレ
イとフリクションパッドと紙戻し部材との動作がカムに
より制御される。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙トレイと、フリクションパッドとの動
作を制御する回転自在のカムを給紙ローラと共通の駆動
源に連結して設け、紙戻し部材は前記給紙トレイの動作
に連動させるように構成した。したがって、給紙期間中
は、給紙ローラの回転運動に同期して、給紙トレイとフ
リクションパッドとの動作がカムにより制御され、紙戻
し部材は給紙トレイの動作に同期して給紙経路に対して
進退する。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを設
けた。したがって、給紙トレイが給紙ローラに対して相
対的に退避したときに、紙戻し部材の移動軌跡を越える
用紙の浮きが用紙押えにより阻止される。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを設
けた。したがって、給紙トレイが給紙ローラから退避し
たときに、紙戻し部材の移動軌跡を越える用紙の浮きが
用紙押えにより阻止される。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを設
けた。したがって、給紙トレイが給紙ローラから退避し
たときに、紙戻し部材の移動軌跡を越える用紙の浮きが
用紙押えにより阻止される。
【0014】請求項7記載の発明は、給紙期間中は連続
駆動されて用紙を用紙搬送部に受け渡す給紙ローラと、
前記給紙ローラと共通の駆動源に連結された回転自在の
カムとを設け、給紙方向に向かうに従い下方に向けて傾
斜する姿勢で給紙方向と直交する回動軸心をもって回動
自在に保持されて用紙を積載し、前記カムの回転動作に
制御されて給紙期間の初期には最上層の前記用紙を前記
給紙ローラに圧接し、前記用紙の先端が前記用紙搬送部
に受け渡されたときに前記給紙ローラから退避する給紙
トレイを設け、前記給紙トレイの先端縁の近傍に配置さ
れ、前記カムの回転動作に制御されて給紙期間の初期に
は前記給紙ローラに弾性的に接触し、前記用紙の先端が
前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記給紙ローラか
ら退避するフリクションパッドを設け、前記給紙トレイ
の先端を前記給紙ローラから離反させるときに前記用紙
の先端縁を押圧する案内面を前記給紙トレイの先端に対
向して配置し、前記給紙トレイの前記フリクションパッ
ド側の先端付近の上面に、前記フリクションパッド側に
向かうに従い前記給紙ローラの外周面に接近する方向に
くの字形に傾斜するトレイ傾斜面を形成した。したがっ
て、給紙ローラは給紙期間中に連続駆動されるため給紙
トレイ上の用紙を引き出して下流側の用紙搬送部に受け
渡す。その後、給紙トレイとフリクションパッドとがカ
ムにより制御されて給紙ローラから退避するため給紙ロ
ーラは給紙力を失う。また、次層以下の用紙が最上層の
用紙との摩擦によりフリクションパッド側に引きずられ
た場合には、給紙ローラから給紙トレイが退避するとき
に用紙の先端が案内面により押圧されるが、給紙トレイ
の先端付近にはくの字形のトレイ傾斜面が形成されてい
るため、用紙をトレイ傾斜面に沿って容易に押し戻すこ
とが可能となる。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを設
けた。したがって、給紙トレイが給紙ローラから退避し
たときに、案内面を越える用紙の浮きが用紙押えにより
阻止される。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、トレイ傾斜面を摩擦係数が小さい材料によ
り形成した。したがって、給紙ローラから給紙トレイが
退避したときの用紙の先端が案内面から受ける圧力によ
り、給紙トレイ上の用紙が給紙方向とは逆方向に戻され
るが、トレイ傾斜面は摩擦係数が小さいために抵抗が低
減される。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
設けた。したがって、トレイ傾斜面は摩擦抵抗が小さ
く、且つ、給紙トレイが給紙ローラから退避したとき
に、案内面を越える用紙の浮きが用紙押えにより阻止さ
れるため、用紙の戻し作用がさらに促進される。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項7記載の
発明において、トレイ傾斜面は給紙トレイのフリクショ
ンパッド側の先端付近の上面に用紙の幅方向に沿って所
定の間隔を開けて配列されたリブの上面に形成されてい
る。したがって、給紙ローラから給紙トレイが退避した
ときの用紙の先端が案内面から受ける圧力により、給紙
トレイ上の用紙が給紙方向とは逆方向に戻されるが、ト
レイ傾斜面は用紙との接触面積が小さいために抵抗が低
減される。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、トレイ傾斜面を摩擦係数が小さい材料
により形成し、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
設けた。したがって、トレイ傾斜面に対する用紙の摩擦
抵抗が極めて小さくなり、且つ、給紙トレイが給紙ロー
ラから退避したときに、案内面を越える用紙の浮きが用
紙押えにより阻止されるため、用紙の戻し作用が著しく
高められる。
【0020】請求項13記載の発明は、給紙期間中は連
続駆動されて用紙を用紙搬送部に受け渡す給紙ローラ
と、前記給紙ローラと共通の駆動源に連結された回転自
在のカムとを設け、給紙方向に向かうに従い下方に向け
て傾斜する姿勢で給紙方向と直交する回動軸心をもって
回動自在に保持されて用紙を積載し、前記カムの回転動
作に制御されて給紙期間の初期には最上層の前記用紙を
前記給紙ローラに圧接し、前記用紙の先端が前記用紙搬
送部に受け渡されたときに前記給紙ローラから退避する
給紙トレイを設け、前記給紙トレイの先端縁の近傍に配
置され、前記カムの回転動作に制御されて給紙期間の初
期には前記給紙ローラに弾性的に接触し、前記用紙の先
端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記給紙ロー
ラから退避するフリクションパッドを設け、前記フリク
ションパッドの前記給紙トレイ側の後端付近の上面に、
前記給紙トレイ側に向かうに従い前記給紙ローラの外周
面から離反する方向にくの字形に傾斜するパッド傾斜面
を形成した。したがって、給紙ローラは給紙期間中に連
続駆動されるため給紙トレイ上の用紙を引き出して下流
側の用紙搬送部に受け渡す。その後、給紙トレイとフリ
クションパッドとがカムにより制御されて給紙ローラか
ら退避するため給紙ローラは給紙力を失う。また、次層
以下の用紙が最上層の用紙との摩擦によりフリクション
パッド側に引きずられることがあるが、フリクションパ
ッドの後端付近の上面には給紙トレイ側に向かうに従い
給紙ローラの外周面から離反する方向にくの字形に傾斜
するパッド傾斜面が形成されているため、次層以下の用
紙はパッド傾斜面により給紙方向とは逆方向に戻され
る。
【0021】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押え
を設けた。したがって、パッド傾斜面からの用紙の浮き
が用紙押えにより防止される。
【0022】請求項15記載の発明は、請求項13記載
の発明において、パッド傾斜面を摩擦係数が小さい材料
により形成した。したがって、パッド傾斜面の滑りの良
さにより用紙の戻し作用が促進される。
【0023】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押え
を設けた。したがって、パッド傾斜面上での用紙の滑り
が良くなり、さらに、用紙押えによりパッド傾斜面から
の用紙の浮きが用紙押えにより防止されるため、用紙の
戻し作用がさらに促進される。
【0024】請求項17記載の発明は、給紙期間中は連
続駆動されて用紙を用紙搬送部に受け渡す給紙ローラ
と、前記給紙ローラに対向する対向ローラと、給紙方向
に向かうに従い下方に向けて傾斜する姿勢で用紙を積載
する給紙トレイと、前記給紙トレイの先端縁の近傍に配
置されたフリクションパッドとを設け、前記給紙ローラ
を給紙期間の初期の期間では前記給紙トレイ上の前記用
紙と前記フリクションパッドと前記対向ローラとに接触
させるように進出させ、前記用紙の先端が前記用紙搬送
部に受け渡されたときに前記給紙ローラを逆方向に退避
させる進出退避駆動機構を設けた。したがって、給紙ロ
ーラは給紙期間中に連続駆動されるため給紙トレイ上の
用紙を引き出して用紙搬送部に受け渡す。その後の期間
では、給紙ローラが給紙トレイ、フリクションパッド、
対向ローラから退避するため、最上層の用紙との摩擦力
により次層の用紙が引きずり出されたとしても、重送が
阻止される。
【0025】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の発明において、給紙ローラの進出退避動作に連動し、
給紙期間の初期には用紙の給紙経路から退避し、前記用
紙の先端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記用
紙の給紙経路中に進出するストッパを給紙トレイの先端
縁の近傍に配置した。したがって、給紙トレイ内の用紙
のフリクションパッド側への滑落がストッパにより阻止
される。
【0026】請求項19記載の発明は、請求項17記載
の発明において、給紙ローラの進出退避動作に連動し、
給紙期間の初期には用紙の給紙経路から退避し、前記用
紙の先端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記用
紙の給紙経路中に進出して次層以下の前記用紙を前記給
紙トレイ側に押し戻す紙戻し部材を前記給紙トレイの先
端縁の近傍に配置した。したがって、給紙される最上層
の用紙との摩擦により次層以下の用紙が引き出されたと
しても、紙戻し部材により給紙方向とは逆方向に戻され
る。
【0027】
【発明の実施の形態】請求項1及び2記載の発明の実施
の一形態を図1及び図2に基づいて説明する。本実施の
形態、及びこれに続く他の形態における給紙装置1は、
プリンタ、複写機等の画像形成装置の本体(図示せず)
に装着されるものである。図中、2は給紙ローラであ
る。この給紙ローラ2の下流側には、図示しないが表面
にトナー画像が形成される感光体、ローラやべルトを用
いた用紙搬送部、定着ローラ等が配列されている。感光
体上のトナー画像を用紙に転写する転写器として、回転
する転写ローラを用いた場合には、感光体と転写ローラ
とは、本発明における用紙搬送部としての機能をも有す
ることになる。
【0028】そして、多数枚の用紙3を積層状態で保持
する給紙トレイ4が設けられている。図2に示すよう
に、この給紙トレイ4は、給紙方向に向かうに従い下方
に向けて傾斜する姿勢で給紙方向と直交する回動軸心
(支点軸5)により給紙カセット6に回動自在に保持さ
れ、スプリング7により前記給紙ローラ2側に付勢され
ている。給紙カセット6の先端には用紙3の先端縁を揃
える案内面8が形成されている。給紙トレイ4の先端縁
の近傍には、スプリング9により上方に付勢されたフリ
クションパッド10と、スプリング11により上方に付
勢された紙戻し部材12とが設けられている。フリクシ
ョンパッド10の上面にはコルク等の摩擦係数の高い摩
擦板13が設けられている。また、紙戻し部材12の上
部には上昇時に用紙3を給紙トレイ側に押し戻す押圧斜
面14が形成されている。給紙される用紙3を案内する
案内板15は、フリクションパッド10と紙戻し部材1
2との上方への移動を許容するために一部が切り欠かれ
ている。また、給紙カセット6の案内面8の一部には紙
戻し部材12の先端部の進入を許容する切欠(図示せ
ず)が形成されている。フリクションパッド10は給紙
ローラ2と平行な軸16により回動自在に保持されてい
るが、紙戻し部材12は図示しないガイドにより鉛直方
向に摺動自在に保持されている。
【0029】図1に示すように、前記給紙ローラ2と一
体に回転する駆動軸17には駆動源であるモータ(図示
せず)により駆動されるギヤ18が固定されているとと
もに、スプリングクラッチ19と、このスプリングクラ
ッチ19により駆動軸17から回転力を伝達されるカム
20とが装着されている。このカム20は複数の突部2
1,22,23が一体に形成されている。そして、前記
給紙トレイ4の側面には突部21により押圧される軸2
4が立設され、前記フリクションパッド10の側面には
突部22により押圧される軸25が立設され、前記紙戻
し部材12の側面には突部23により押圧される軸26
が立設されている。
【0030】前記給紙ローラ2は給紙期間中は連続的に
駆動されるが、カム20はスプリングクラッチ19が動
力伝達状態のときにのみ回転する。すなわち、駆動軸1
7の端部の下方には、ソレノイド27のプランジャ28
に連結された係止爪29がスプリング30により一方向
に付勢されて軸31を中心に回動自在に設けられてい
る。スプリングクラッチ19は一端に係止爪29に係合
するリング32を有し、ソレノイド27に駆動される係
止爪29にリング32が係合しているときには動力遮断
状態に維持され、リング32が係止爪29から解放され
た場合には駆動軸17の回転をカム20に伝達する動力
伝達状態に維持される。
【0031】ここで、カム20の動作は次のように設定
されている。給紙期間の初期では、突部23により紙戻
し部材12の軸26を押圧し、紙戻し部材12をスプリ
ング11の力に抗して給紙経路の下方に退避させる。突
部21,22は軸24,25を解放し、給紙トレイ4を
スプリング7の力により上方に進出させ、フリクション
パッド10をスプリング9の力により上方に進出させ
る。用紙3が給紙ローラ2の下流側の用紙搬送部に達し
たとき、及び、給紙期間以外の通常時には、突部21,
22により軸24,25を押圧し、給紙トレイ4及びフ
リクションパッド10を下方に退避させ、突部23は軸
26を解放し、紙戻し部材12を給紙経路中に進出させ
る。
【0032】このような構成において、図2(a)に示
すように、通常は前述したカム20の動作により給紙ト
レイ4とフリクションパッド10とを下方に退避させ、
紙戻し部材12を給紙経路中に進出させる。これによ
り、給紙トレイ4が斜めに傾いているために用紙3が自
重で下方に下がろうとしても、用紙3の下方への滑りは
紙戻し部材12により阻止される。
【0033】印字信号を受けると、給紙ローラ2が駆動
軸17とともに駆動され、図2(b)に示すように、給
紙期間の初期では、前述したカム20の動作により紙戻
し部材12を給紙経路の下方に退避させ、給紙トレイ4
とフリクションパッド10とを上方に進出させる。これ
により、給紙トレイ4上の用紙3とフリクションパッド
10とは給紙ローラ2に圧接され、最上層の用紙3が給
紙ローラ2により引き出される。複数の用紙3が引き出
された場合にはフリクションパッド10により次層以下
の用紙3の進行が阻止され、最上層の用紙3のみが給紙
ローラ2により搬送される。
【0034】搬送された用紙3が下流側の用紙搬送部に
受け渡されると、図示しない用紙センサの検出信号によ
りソレノイド27が励磁され、スプリングクラッチ19
が動力伝達状態に維持され、カム20の回転により、図
2(c)に示すように、給紙トレイ4とフリクションパ
ッド10とを下方に退避させ、紙戻し部材12を給紙経
路中に進出させる。このように、給紙トレイ4とフリク
ションパッド10とが下方に退避しているため、下流側
の用紙搬送部により搬送される用紙3の後端部が給紙ロ
ーラ2の下を通過する状態であっても、用紙搬送部に与
える負荷を小さくし、用紙3を円滑に搬送することがで
き、また、給紙ローラ2を連続的に回転させても給紙ト
レイ4上の用紙3を間歇的に給紙することができる。さ
らに、紙戻し部材12は、給紙経路中に進出する過程
で、フリクションパッド10の後端に引きずり出された
次層以下の用紙3、或いは、滑り降りようとする用紙3
を給紙トレイ4側に押し戻すことができる。これによ
り、用紙3の重送を効果的に防止することができる。
【0035】次に、請求項3記載の発明の実施の一形態
を図3及び図4に基づいて説明する。前実施の形態にお
いて説明した部分と同一部分は同一符号を用い説明も省
略する(以下同様)。本実施の形態は、前実施の形態に
おいて説明した紙戻し部材12に代えて、軸34を中心
に回動する紙戻し部材35を設けた。この紙戻し部材3
5は、給紙トレイ4の先端部の下面に押圧される突片3
6を下端に有し、給紙トレイ4上の用紙3を給紙方向と
は逆方向に押圧する押圧片37を上端に有する。すなわ
ち、この紙戻し部材35は、給紙トレイ4が下方に退避
するときにその給紙トレイ4により突片36が押されて
押圧片37が給紙経路中に進出する方向に軸34を中心
に回動し、給紙トレイ4が給紙ローラ2側に進出すると
きに、押圧片37が給紙経路の下方に退避する方向に自
重により回動するように構成されている。したがって、
本実施の形態におけるカム20は、給紙トレイ4の軸2
4を押圧する突部21とフリクションパッド10の軸2
5を押圧する突部22との二つしか有していない。
【0036】このような構成において、図4(a)に示
すように、通常はカム20の動作により給紙トレイ4と
フリクションパッド10とを下方に退避させ、紙戻し部
材35を給紙経路中に進出させる。これにより、給紙ト
レイ4が斜めに傾いているために用紙3が自重で下方に
下がろうとしても、用紙3の下方への滑りは紙戻し部材
35の押圧片37により阻止される。
【0037】給紙期間の初期では、図4(b)に示すよ
うに、カム20の動作により給紙トレイ4とフリクショ
ンパッド10とを上方に進出させる。このときの給紙ト
レイ4の退避動作により紙戻し部材35が給紙経路の下
方に退避する。これにより、給紙トレイ4上の用紙3と
フリクションパッド10とは給紙ローラ2に圧接され、
最上層の用紙3が給紙ローラ2により引き出される。複
数の用紙3が引き出された場合にはフリクションパッド
10により次層以下の用紙3の進行が阻止され、最上層
の用紙3のみが給紙ローラ2により搬送される。
【0038】搬送された用紙3が下流側の用紙搬送部に
受け渡されると、前述した制御にしたがってカム20が
回転するので、図4(c)に示すように、給紙トレイ4
とフリクションパッド10とを下方に退避させ、紙戻し
部材35の押圧片37を給紙経路中に進出させる。この
ときの紙戻し部材35の進出動作の過程で、フリクショ
ンパッド10の後端に引きずり出された次層以下の用紙
3、或いは、滑り降りようとする用紙3を紙戻し部材2
5の押圧片37により給紙トレイ4側に押し戻すことが
できる。これにより、用紙3の重送を効果的に防止する
ことができる。
【0039】次に、請求項4及び5記載の発明の実施の
一形態を図5及び図6に基づいて説明する。本実施の形
態は、図1及び図2において説明した構成に、給紙トレ
イ4上の用紙3を押える用紙押え38を追加した構成で
ある。この用紙押え38は、例えば、ポリエチレンテレ
フタレート等の可撓性のフィルムにより形成されて固定
的に設けた支持板39により一端が保持され、用紙3に
対する圧力は用紙3の浮きを押える程度に弱い値に設定
されている。
【0040】図6(a)は通常の状態、図6(b)は給
紙期間の初期状態、図6(c)は用紙3が下流の用紙搬
送部に受け渡された状態である。図6(c)に示すよう
に、給紙ローラ2により引き出される最上層の用紙3以
外の次層の用紙3が浮いたとしても、給紙トレイ4が給
紙ローラ2から退避したときに、紙戻し部材12の移動
軌跡を越える用紙3の浮きを用紙押え38により阻止す
ることができる。これにより、フリクションパッド10
側に引きずり出された用紙3を、紙戻し部材12により
確実に給紙トレイ4に戻すことができる。
【0041】次に、請求項6記載の発明の実施の一形態
を図7及び図8に基づいて説明する。本実施の形態は、
図3及び図4において説明した構成に、給紙トレイ4上
の用紙3を押える用紙押え37を追加した構成である。
【0042】図8(a)は通常の状態、図8(b)は給
紙期間の初期状態、図8(c)は用紙3が下流の用紙搬
送部に受け渡された状態である。図8(c)に示すよう
に、給紙ローラ2により引き出される最上層の用紙3以
外の次層の用紙3が浮いたとしても、給紙トレイ4が給
紙ローラ2から退避したときに、紙戻し部材35の移動
軌跡を越える用紙3の浮きを用紙押え38により阻止す
ることができる。これにより、フリクションパッド10
側に引きずり出された用紙3を、紙戻し部材35により
確実に給紙トレイ4に戻すことができる。これにより、
用紙3の重送を効果的に防止することができる。
【0043】次に、請求項7記載の発明の実施の一形態
を図9及び図10に基づいて説明する。本実施の形態に
おいても、前実施の形態と同様に、駆動軸17と一体に
駆動される給紙ローラ2、フリクションパッド10、支
点軸5を中心に回動する給紙トレイ4、突部21,22
を有するカム20、係止爪29により動作が制御される
スプリングクラッチ19、を備えている。給紙ローラ2
の外周には回転自在の対向ローラ40が圧接されてい
る。また、給紙カセット6の先端部には、給紙トレイ4
の先端を給紙ローラ2から離反させるときに用紙3の先
端縁を押圧する案内面8が形成されている。しかして、
給紙トレイ4のフリクションパッド10側の先端付近の
上面には、フリクションパッド10側に向かうに従い給
紙ローラ2の外周面に接近する方向にくの字形に傾斜す
るトレイ傾斜面41が形成されている。
【0044】このような構成において、図10(a)に
示すように、通常は前述したカム20の動作により給紙
トレイ4とフリクションパッド10とを下方に退避させ
る。
【0045】印字信号を受けると、給紙ローラ2が駆動
軸17とともに駆動され、図10(b)に示すように、
給紙期間の初期では、カム20の動作により給紙トレイ
4とフリクションパッド10とを上方に進出させる。こ
れにより、給紙トレイ4上の用紙3とフリクションパッ
ド10とは給紙ローラ2に圧接され、最上層の用紙3が
給紙ローラ2により引き出される。複数の用紙3が引き
出された場合にはフリクションパッド10により次層以
下の用紙3の進行が阻止され、フリクションパッド10
を通過した用紙3のみが給紙ローラ2と対向ローラ40
とにより搬送される。
【0046】搬送された用紙3が下流側の用紙搬送部に
受け渡されると、カム20の回転により、給紙トレイ4
とフリクションパッド10とを下方に退避させる。これ
までの間に次層以下の用紙3が最上層の用紙3との摩擦
によりフリクションパッド10側に引きずられた場合に
は、給紙ローラ2から給紙トレイ4が退避するときに用
紙3の先端が案内面18により押圧されるが、給紙トレ
イ4の先端付近にはくの字形のトレイ傾斜面41が形成
されているため、そのトレイ傾斜面41では用紙4が水
平に近づくことになり、用紙3をトレイ傾斜面41に沿
って容易に押し戻すことが可能となる。
【0047】本実施の形態では、給紙ローラ2には対向
ローラ40が圧接されているので、この給紙ローラ2と
対向ローラ40とを、用紙搬送部の構成部品として考え
ることができる。したがって、給紙トレイ4上の用紙3
が給紙ローラ2により引き出され、その先端縁が給紙ロ
ーラ2と対向ローラ40とのニップ部に受け渡されたと
きに、給紙トレイ4とフリクションパッド10とを図1
0(c)に示すように給紙ローラ2から退避させてもよ
い。
【0048】次に請求項8記載の発明の実施の一形態を
図11及び図12に基づいて説明する。本実施の形態
は、図9及び図10に示した構成に、支持板39に保持
された用紙押え38を追加した構成である。
【0049】図12(a)は通常の状態、図12(b)
は給紙期間の初期の状態、図12(c)は用紙3が給紙
ローラ2と対向ローラ40とのニップ部に受け渡された
状態である。この例では、給紙ローラ2により引き出さ
れる最上層の用紙3以外の次層の用紙3が浮いたとして
も、給紙トレイ4が給紙ローラ2から退避したときに、
案内面8の上縁を越える用紙3の浮きを用紙押え38に
より阻止することができる。これにより、フリクション
パッド10側に引きずり出された用紙3を、案内面8に
より確実に給紙トレイ4に戻すことができる。
【0050】次に、請求項9記載の発明の実施の一形態
を図13及び図14に基づいて説明する。本実施の形態
は、給紙トレイ4の先端付近の上面にフッ素樹脂等の摩
擦係数の小さなシート42を貼付してトレイ傾斜面41
を形成した。他の構成は図9及び図10に示した構成と
同様である。
【0051】図14(a)は通常の状態、図14(b)
は給紙期間の初期の状態、図14(c)は用紙3が給紙
ローラ2と対向ローラ40とのニップ部に受け渡された
状態である。この例では、トレイ傾斜面41の摩擦係数
が小さいので用紙3の滑りが良くなる。したがって、フ
リクションパッド10側に引きずり出された用紙3を、
案内面8によりさらに確実に給紙トレイ4に戻すことが
できる。
【0052】次に、請求項10記載の発明の実施の一形
態を図15及び図16に基づいて説明する。本実施の形
態は、図13及び図14に示した構成に、用紙押え38
を追加した構成である。
【0053】図16(a)は通常の状態、図16(b)
は給紙期間の初期の状態、図16(c)は用紙3が給紙
ローラ2と対向ローラ40とのニップ部に受け渡された
状態である。この例では、トレイ傾斜面41の摩擦係数
が小さいので用紙3の滑りが良くなる。さらに、給紙ト
レイ4が給紙ローラ2から退避したときに、案内面8の
上縁を越える用紙3の浮きが用紙押え38により阻止さ
れるため、用紙3の戻し作用がさらに促進される。
【0054】次に、請求項11記載の発明の実施の一形
態を図17及び図18に基づいて説明する。本実施の形
態におけるトレイ傾斜面41は、給紙トレイ4のフリク
ションパッド10側の先端付近の上面に用紙3の幅方向
に沿って所定の間隔を開けて配列されたリブ43の上面
に形成されている。他の構成は図9及び図10に示した
構成と同様である。
【0055】図18(a)は通常の状態、図18(b)
は給紙期間の初期の状態、図18(c)は用紙3が給紙
ローラ2と対向ローラ40とのニップ部に受け渡された
状態である。図18(c)に示すように、給紙ローラ2
から給紙トレイ4が退避したときの用紙3の先端が案内
面8から受ける圧力により、給紙トレイ4上の用紙3が
給紙方向とは逆方向に戻されるが、リブ43の上面に形
成されたトレイ傾斜面41は用紙4との接触面積が小さ
いために抵抗が低減される。したがって、フリクション
パッド10に引きずり出された用紙3を確実に戻すこと
ができる。
【0056】さらに、請求項12記載の発明の実施の一
形態を図19及び図20に基づいて説明する。本実施の
形態は、図17及び図18に示した構成と同様に、給紙
トレイ4の先端付近の上面に形成されたリブ43の上面
に、フッ素樹脂等の摩擦係数が小さいシート(図示せ
ず)を貼付してトレイ傾斜面41を形成し、さらに、給
紙トレイ4上の用紙を押える用紙押え38を設けた。
【0057】図20(a)は通常の状態、図20(b)
は給紙期間の初期の状態、図20(c)は用紙3が給紙
ローラ2と対向ローラ40とのニップ部に受け渡された
状態である。この例では、トレイ傾斜面41が摩擦係数
が小さく、さらに面積が小さいため、トレイ傾斜面41
に対する用紙3の摩擦抵抗が極めて小さくなる。且つ、
給紙トレイ4が給紙ローラ2から退避したときに、案内
面8の上縁を越える用紙3の浮きが用紙押え38により
阻止されるため、用紙3の戻し作用が著しく高められ
る。
【0058】次に、請求項13記載の発明の実施の一形
態を図21及び図22に基づいて説明する。本実施の形
態においても、前実施の形態と同様に、駆動軸17と一
体に駆動される給紙ローラ2、フリクションパッド1
0、支点軸5を中心に回動する給紙トレイ4、突部2
1,22を有するカム20、係止爪29により動作が制
御されるスプリングクラッチ19、を備えている。しか
して、フリクションパッド10の給紙トレイ4側の後端
付近の上面には、給紙トレイ4側に向かうに従い給紙ロ
ーラ2の外周面から離反する方向にくの字形に傾斜する
パッド傾斜面44が形成されている。
【0059】図22(a)は通常の状態、図22(b)
は給紙期間の初期の状態、図22(c)は給紙ローラ2
により引き出された用紙3の先端が下流側の用紙搬送部
に受け渡された状態である。この場合も、次層以下の用
紙3が最上層の用紙3との摩擦によりフリクションパッ
ド10側に引きずられることがあるが、フリクションパ
ッド10の後端付近の上面には給紙トレイ4側に向かう
に従い給紙ローラ2の外周面から離反する方向にくの字
形に傾斜するパッド傾斜面44が形成されているため、
次層以下の用紙3はパッド傾斜面44により滑らされて
給紙方向とは逆方向に戻される。これにより、用紙3の
重送を効果的に防止することができる。
【0060】次に、請求項14記載の発明の実施の一形
態を図23及び図24に基づいて説明する。本実施の形
態は、図21及び図22に示した構成に、給紙トレイ4
上の用紙3を押える用紙押え38を追加した構成であ
る。
【0061】図24(a)は通常の状態、図24(b)
は給紙期間の初期の状態、図24(c)は給紙ローラ2
により引き出された用紙3の先端が下流側の用紙搬送部
に受け渡された状態である。この例では、パッド傾斜面
44からの用紙3の浮きを用紙押え38により防止する
ことができるので、フリクションパッド10の上に引き
ずり出された用紙3をパッド傾斜面44により確実に給
紙トレイ4側に戻すことができる。
【0062】次に、請求項15記載の発明の実施の一形
態を図25及び図26に基づいて説明する。本実施の形
態は、フリクションパッド10の給紙トレイ4側の上面
にフッ素樹脂等の摩擦係数の小さいシート45を貼付し
てパッド傾斜面44を形成した。他の構成は図21及び
図22において説明した構成と同様である。
【0063】図26(a)は通常の状態、図26(b)
は給紙期間の初期の状態、図26(c)は給紙ローラ2
により引き出された用紙3の先端が下流側の用紙搬送部
に受け渡された状態である。この例では、パッド傾斜面
44の滑りの良さにより、パッド傾斜面44に引きずり
出された用紙3を、より効果的に給紙トレイ4側に滑ら
せて戻すことができる。
【0064】次に、請求項16記載の発明の実施の一形
態を図27及び図28に基づいて説明する。本実施の形
態は、図25及び図26に示す構成に、給紙トレイ4上
の用紙3を押える用紙押え38を追加した構成である。
【0065】図28(a)は通常の状態、図28(b)
は給紙期間の初期の状態、図28(c)は給紙ローラ2
により引き出された用紙3の先端が下流側の用紙搬送部
に受け渡された状態である。この例では、パッド傾斜面
44の摩擦係数が小さいのでパッド傾斜面44上での用
紙3の滑りが良くなり、さらに、用紙押え38によりパ
ッド傾斜面44からの用紙3の浮きが防止されるため、
パッド傾斜面44に引きずり出された用紙3をより確実
に給紙トレイ4側に滑らせて戻すことができる。
【0066】次に、請求項17記載の発明の実施の一形
態を図29に基づいて説明する。給紙トレイ4、フリク
ションパッド10、給紙ローラ2と対向する対向ローラ
40については、これまで述べた実施の形態と同様であ
る。給紙ローラ2の下流側には、表面にトナー画像が形
成される感光体46、感光体46上のトナー画像を用紙
3に転写する転写ローラ47、用紙3に転写されたトナ
ーに熱を与える定着ローラ48、この定着ローラ48に
用紙3を圧接する加圧ローラ49等が配列されている。
感光体46と転写ローラ47とは、本発明における用紙
搬送部50としての機能をも有している。
【0067】本実施の形態は、給紙ローラ2を給紙期間
の初期の期間では給紙トレイ4上の用紙3とフリクショ
ンパッド10と対向ローラ40とに接触させるように進
出させ、用紙3の先端が用紙搬送部50に受け渡された
ときに給紙ローラ2を逆方向(上方)に退避させる進出
退避駆動機構51を設けた点に特長がある。この進出退
避駆動機構51は、基端が駆動軸52に固定され先端で
給紙ローラ2の駆動軸17の両端を回転自在に支持する
揺動アーム53と、この揺動アーム53を駆動軸52と
ともに回動させる正逆回転自在のモータ(図示せず)と
よりなる。本実施の形態では、給紙トレイ4とフリクシ
ョンパッド10とは、それぞれスプリング7,11によ
り上方に付勢されていればよく、進出退避させる必要が
ないので前述したカム20は不要である。
【0068】このような構成において、図29(a)に
示すように、給紙を行わない通常時は、給紙ローラ2は
給紙トレイ4、フリクションパッド10、対向ローラ4
0から離れた上方の退避位置に位置する。
【0069】印字信号を受けると、給紙ローラ2が回転
軸17とともに駆動され、同時に、図29(b)に示す
ように、給紙期間の初期では、モータが揺動アーム53
を駆動軸52とともに時計方向に所定角度回動させる。
これにより、給紙ローラ2が、給紙トレイ4上の用紙3
とフリクションパッド10と対向ローラ40とに圧接さ
れる。これにより、最上層の用紙3が給紙ローラ2によ
り引き出される。複数の用紙3が引き出された場合には
フリクションパッド10により次層以下の用紙3の進行
が阻止され、フリクションパッド10を通過した用紙3
のみが給紙ローラ2と対向ローラ40とよりなる用紙搬
送部50に受け渡される。
【0070】搬送された用紙3が用紙搬送部50に受け
渡されると、図示しない用紙センサの検出信号により、
図29(c)に示すように、モータが逆転して揺動アー
ム53を駆動軸52とともに反時計方向に所定角度回動
させる。
【0071】このように、給紙ローラ2は給紙期間中に
連続駆動されるため給紙トレイ4上の用紙3を引き出し
て用紙搬送部50に受け渡す。その後の期間では、給紙
ローラ2が給紙トレイ4、フリクションパッド10、対
向ローラ40から退避するため、最上層の用紙3との摩
擦力により次層の用紙3が引きずり出されたとしても、
給紙ローラ2は搬送力を失うため、用紙3の重送を阻止
することができる。
【0072】次に、請求項18記載の発明の実施の一形
態を図30に基づいて説明する。本実施の形態は、給紙
ローラ2の進出退避動作に連動し、給紙期間の初期には
用紙3の給紙経路から退避し、用紙3の先端が用紙搬送
部50に受け渡されたときに用紙3の給紙経路中に進出
するストッパ54を給紙トレイ4の先端縁の近傍に配置
した点に特長がある。ストッパ54は、給紙経路の外側
となる位置でスプリング55により上方に付勢されて上
下動自在に保持された昇降部材56に連結されている。
そして、昇降部材56の上端を押圧する押圧体57が駆
動軸17の両端に回転自在に設けられている。この押圧
体57は揺動アーム53の下方への回動動作時に昇降部
材56を押圧するため、駆動軸52を中心とする半径上
に設けられた弧状のガイド(図示せず)により常に垂直
な姿勢で変位するように支持されている。他の構成は図
29に示した構成と同様である。
【0073】このような構成において、図30(b)に
示すように、揺動アーム53を時計方向に回動させた給
紙期間の初期では、昇降部材56が押圧体57に押圧さ
れるためストッパ54が給紙経路の下方に退避する。こ
れにより、給紙トレイ4上の用紙3はストッパ54に妨
げられることなく引き出される。
【0074】図30(c)に示すように用紙3が用紙搬
送部50に受け渡された状態、或いは、図30(a)に
示すように給紙をしない通常時の状態では、給紙ローラ
2を上方に退避させることにより昇降部材56がスプリ
ング55の付勢力で上昇するので、ストッパ54が給紙
経路中に進出する。これにより、給紙トレイ4上の用紙
3のフリクションパッド10側への滑落を防止すること
ができる。
【0075】次に、請求項19記載の発明の実施の一形
態を図31に基づいて説明する。本実施の形態は、給紙
ローラ2の進出退避動作に連動し、給紙期間の初期には
用紙3の給紙経路から退避し、用紙3の先端が用紙搬送
部50に受け渡されたときに用紙3の給紙経路中に進出
して次層以下の用紙3を給紙トレイ4側に押し戻す紙戻
し部材58を給紙トレイ4の先端縁の近傍に配置した点
に特長がある。紙戻し部材58はスプリング(図示せ
ず)により時計方向に付勢されて軸59を中心に回動自
在に保持され、その側面には給紙経路の外側となる位置
まで延出する円形軸状の突部60が設けられている。そ
して、この突部60を押圧することにより紙戻し部材5
8を反時計方向に回動させて給紙経路の下方に退避させ
るリング状の押圧体61が給紙ローラ2の端部に設けら
れている。
【0076】このような構成において、図31(b)に
示すように、揺動アーム53を時計方向に回動させた給
紙期間の初期では、紙戻し部材58が押圧体61に押圧
されて給紙経路の下方に退避する。これにより、給紙ト
レイ4上の用紙3は紙戻し部材58に妨げられることな
く引き出される。
【0077】用紙3が用紙搬送部50に受け渡された図
31(c)の状態、或いは、給紙をしない図31(a)
に示す状態では、給紙ローラ2を上方に退避させること
により紙戻し部材58がスプリングの付勢力で時計方向
に回動して給紙経路中に進出する。したがって、給紙ロ
ーラ2により引き出される最上層の用紙3との摩擦によ
り次層以下の用紙3がフリクションパッド10側に引き
ずり出されたとしても、その用紙3を紙戻し部材58に
より給紙トレイ4側に押し戻すことができる。これによ
り、次の給紙に際し、用紙3の分離作用を容易にするこ
とができる。
【0078】なお、本実施の形態では、紙戻し部材58
の軸59は給紙カセット6のスペース内に配置されてい
るが、給紙カセット6の一部は紙戻し部材58の回動動
作を許容するように切り欠かれているものである。ま
た、この紙戻し部材58は、給紙カセット6の内部又は
外部の何れに設けてもよいものである。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、給紙トレイを給
紙方向に向かうに従い下方に向けて傾けて設けたので、
画像形成装置の小型化及び設置スペースの縮小化に寄与
することができる。また、給紙トレイ上の用紙とフリク
ションパッドとが接触する給紙ローラを給紙期間中は連
続駆動することにより、給紙ローラは給紙トレイ上の用
紙を引き出すだけでなく用紙搬送部に受け渡すことがで
きる。用紙が用紙搬送部に受け渡されたときには給紙ト
レイとフリクションパッドとを給紙ローラに対して相対
的に退避させるようにしたので、給紙ローラを連続回転
させても給紙力を失わせて用紙を間歇的に給紙すること
ができる。これにより、レジストローラを省略すること
ができる。さらに、給紙期間の初期には用紙の給紙経路
から退避し、用紙の先端が用紙搬送部に受け渡されたと
きに給紙経路中に進出して次層以下の用紙を給紙トレイ
側に押し戻す紙戻し部材を設けたので、用紙の重送をよ
り効果的に防止することができる。
【0080】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙トレイと、フリクションパッドと、紙
戻し部材との動作を制御する回転自在のカムを給紙ロー
ラと共通の駆動源に連結して設けたので、給紙期間中
は、給紙ローラの回転運動に同期して、給紙トレイとフ
リクションパッドと紙戻し部材との動作をカムにより制
御することができる。また、給紙トレイとフリクション
パッドと紙戻し部材とを駆動する駆動源を別個に設ける
必要がなく、したがって、駆動系の構造を簡略化するこ
とができる。
【0081】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙トレイと、フリクションパッドとの動
作を制御する回転自在のカムを給紙ローラと共通の駆動
源に連結して設け、紙戻し部材は前記給紙トレイの動作
に連動させるように構成したので、給紙期間中は、給紙
ローラの回転運動に同期して、給紙トレイとフリクショ
ンパッドとの動作をカムにより制御し、紙戻し部材を給
紙トレイの動作に同期して給紙経路に対して進退させる
ことができる。また、給紙トレイとフリクションパッド
と紙戻し部材とを駆動する駆動源を別個に設ける必要が
なく、したがって、駆動系の構造を簡略化することがで
きる。
【0082】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを設
けたので、給紙ローラにより引き出される最上層の用紙
以外の次層の用紙が浮いたとしても、給紙トレイが給紙
ローラから退避したときに、紙戻し部材の移動軌跡を越
える用紙の浮きを用紙押えにより阻止することができ
る。これにより、フリクションパッド側に引きずり出さ
れた用紙を、紙戻し部材により確実に給紙トレイに戻す
ことができる。
【0083】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを設
けたので、給紙ローラにより引き出される最上層の用紙
以外の次層の用紙が浮いたとしても、給紙トレイが給紙
ローラから退避したときに、紙戻し部材の移動軌跡を越
える用紙の浮きを用紙押えにより阻止することができ
る。これにより、フリクションパッド側に引きずり出さ
れた用紙を、紙戻し部材により確実に給紙トレイに戻す
ことができる。
【0084】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを設
けたので、給紙ローラにより引き出される最上層の用紙
以外の次層の用紙が浮いたとしても、給紙トレイが給紙
ローラから退避したときに、紙戻し部材の移動軌跡を越
える用紙の浮きを用紙押えにより阻止することができ
る。これにより、フリクションパッド側に引きずり出さ
れた用紙を、紙戻し部材により確実に給紙トレイに戻す
ことができる。
【0085】請求項7記載の発明は、給紙トレイを給紙
方向に向かうに従い下方に向けて傾けて設けたので、画
像形成装置の小型化及び設置スペースの縮小化に寄与す
ることができる。また、給紙トレイ上の用紙とフリクシ
ョンパッドとに接触する給紙ローラを給紙期間中は連続
駆動することにより、給紙ローラは給紙トレイ上の用紙
を引き出すだけでなく用紙搬送部に受け渡すことができ
る。用紙が用紙搬送部に受け渡されたときには給紙トレ
イとフリクションパッドとを給紙ローラに対して相対的
に退避させるようにしたので、給紙ローラを連続回転さ
せても給紙力を失わせて用紙を間歇的に給紙することが
できる。これにより、レジストローラを省略することが
できる。この場合、給紙ローラに対する給紙トレイとフ
リクションパッドとの進出退避動作を、給紙ローラと共
通の駆動源によって駆動されるカムで制御するように構
成したので、駆動系の構造を簡略化することができる。
さらに、給紙トレイの先端に対向する位置に、給紙トレ
イの先端を給紙ローラから離反させるときに用紙の先端
縁を押圧する案内面を形成し、給紙トレイのフリクショ
ンパッド側の先端付近の上面に、フリクションパッド側
に向かうに従い給紙ローラの外周面に接近する方向にく
の字形に傾斜するトレイ傾斜面を形成したので、次層以
下の用紙が最上層の用紙との摩擦によりフリクションパ
ッド側に引きずられた場合には、給紙ローラから給紙ト
レイが退避するときに用紙の先端が案内面により押圧さ
れるが、給紙トレイの先端付近にはくの字形のトレイ傾
斜面が形成されているため、用紙をトレイ傾斜面に沿っ
て容易に押し戻すことができ、これにより、用紙の重送
をより効果的に防止することができる。
【0086】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを設
けたので、給紙トレイが給紙ローラから退避したとき
に、案内面を越える用紙の浮きを阻止することができ、
これにより、案内面による用紙の戻し作用をさらに促進
することができる。
【0087】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、トレイ傾斜面を摩擦係数が小さい材料によ
り形成したので、給紙ローラから給紙トレイが退避した
ときの用紙の先端が案内面から受ける圧力により、給紙
トレイ上の用紙が給紙方向とは逆方向に戻されるが、ト
レイ傾斜面は摩擦係数が小さいために抵抗が低減される
ため、案内面による用紙の戻し作用をさらに促進するこ
とができる。
【0088】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
設けたので、トレイ傾斜面は摩擦抵抗が小さく、且つ、
給紙トレイが給紙ローラから退避したときに、案内面を
越える用紙の浮きを用紙押えにより阻止することがで
き、したがって、案内面による用紙の戻し作用をさらに
促進することができる。
【0089】請求項11記載の発明は、請求項7記載の
発明において、トレイ傾斜面は給紙トレイのフリクショ
ンパッド側の先端付近の上面に用紙の幅方向に沿って所
定の間隔を開けて配列されたリブの上面に形成されてい
るので、給紙ローラから給紙トレイが退避したときの用
紙の先端が案内面から受ける圧力により、給紙トレイ上
の用紙が給紙方向とは逆方向に戻されるが、トレイ傾斜
面は用紙との接触面積が小さいために抵抗を低減するこ
とができる。したがって、案内面による用紙の戻し作用
をさらに促進することができる。
【0090】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、トレイ傾斜面を摩擦係数が小さい材料
により形成し、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
設けたので、トレイ傾斜面に対する用紙の摩擦抵抗が極
めて小さくなり、且つ、給紙トレイが給紙ローラから退
避したときに、案内面を越える用紙の浮きを用紙押えに
より阻止することができ、したがって、案内面による用
紙の戻し作用を著しく向上させることができる。
【0091】請求項13記載の発明は、給紙トレイを給
紙方向に向かうに従い下方に向けて傾けて設けたので、
画像形成装置の小型化及び設置スペースの縮小化に寄与
することができる。また、給紙トレイ上の用紙とフリク
ションパッドとに接触する給紙ローラを給紙期間中は連
続駆動することにより、給紙ローラは給紙トレイ上の用
紙を引き出すだけでなく用紙搬送部に受け渡すことがで
きる。用紙が用紙搬送部に受け渡されたときには給紙ト
レイとフリクションパッドとを給紙ローラに対して相対
的に退避させるようにしたので、給紙ローラを連続回転
させても給紙力を失わせて用紙を間歇的に給紙すること
ができる。これにより、レジストローラを省略すること
ができる。この場合、給紙ローラに対する給紙トレイと
フリクションパッドとの進出退避動作を、給紙ローラと
共通の駆動源によって駆動されるカムで制御するように
構成したので、駆動系の構造を簡略化することができ
る。さらに、次層以下の用紙が最上層の用紙との摩擦に
よりフリクションパッド側に引きずられることがある
が、フリクションパッドの後端付近の上面に給紙トレイ
側に向かうに従い給紙ローラの外周面から離反する方向
にくの字形に傾斜するパッド傾斜面を形成したので、次
層以下の用紙をパッド傾斜面により給紙トレイ側に戻す
ることができ、これにより、用紙の重送を効果的に防止
することができる。
【0092】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押え
を設けたので、フリクションパッドのパッド傾斜面から
の用紙の浮きを用紙押えにより防止することができる。
これにより、パッド傾斜面に引きずり出された用紙を確
実に給紙トレイ側に戻すことができる。
【0093】請求項15記載の発明は、請求項13記載
の発明において、パッド傾斜面を摩擦係数が小さい材料
により形成したので、パッド傾斜面の滑りの良さにより
用紙の戻し作用をさらに促進することができる。
【0094】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押え
を設けたので、パッド傾斜面上での用紙の滑りが良くな
り、さらに、用紙押えによりパッド傾斜面からの用紙の
浮きが防止されるため、パッド傾斜面による用紙の戻し
作用をさらに促進することができる。
【0095】請求項17記載の発明は、給紙トレイを給
紙方向に向かうに従い下方に向けて傾けて設けたので、
画像形成装置の小型化及び設置スペースの縮小化に寄与
することができる。また、給紙トレイ上の用紙とフリク
ションパッドとに接触する給紙ローラを給紙期間中は連
続駆動することにより、給紙ローラは給紙トレイ上の用
紙を引き出すだけでなく用紙搬送部に受け渡すことがで
きる。用紙が用紙搬送部に受け渡されたときには、給紙
ローラを給紙トレイとフリクションパッドと対向ローラ
から退避するようにしたので、給紙ローラを連続回転さ
せても給紙力を失わせて用紙を間歇的に給紙することが
できる。これにより、レジストローラを省略することが
できる。さらに、給紙ローラが給紙トレイ、フリクショ
ンパッド、対向ローラから退避するため、最上層の用紙
との摩擦力により次層の用紙が引きずり出されたとして
も、用紙の重送を阻止することができる。
【0096】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の発明において、給紙ローラの進出退避動作に連動し、
給紙期間の初期には用紙の給紙経路から退避し、用紙の
先端が用紙搬送部に受け渡されたときに用紙の給紙経路
中に進出するストッパを給紙トレイの先端縁の近傍に配
置したので、給紙トレイ内の用紙のフリクションパッド
側への滑落を阻止することができ、これにより、次の給
紙の際に、フリクションパッドによる用紙の分離作用を
容易にすることができる。
【0097】請求項19記載の発明は、請求項17記載
の発明において、給紙ローラの進出退避動作に連動し、
給紙期間の初期には用紙の給紙経路から退避し、用紙の
先端が用紙搬送部に受け渡されたときに用紙の給紙経路
中に進出して次層以下の用紙を給紙トレイ側に押し戻す
紙戻し部材を給紙トレイの先端縁の近傍に配置したの
で、給紙される最上層の用紙との摩擦により次層以下の
用紙が引き出されたとしても、その用紙を紙戻し部材に
より給紙方向とは逆方向に戻し、用紙の重送を効果的に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2記載の発明の実施の一形態を示
す斜視図である。
【図2】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)は
給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が用
紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図3】請求項3記載の発明の実施の一形態を示す斜視
図である。
【図4】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)は
給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が用
紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図5】請求項4及び5記載の発明の実施の一形態を示
す斜視図である。
【図6】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)は
給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が用
紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図7】請求項6記載の発明の実施の一形態を示す斜視
図である。
【図8】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)は
給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が用
紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図9】請求項7記載の発明の実施の一形態を示す斜視
図である。
【図10】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図11】請求項8記載の発明の実施の一形態を示す斜
視図である。
【図12】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図13】請求項9記載の発明の実施の一形態を示す斜
視図である。
【図14】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図15】請求項10記載の発明の実施の一形態を示す
斜視図である。
【図16】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図17】請求項11記載の発明の実施の一形態を示す
斜視図である。
【図18】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図19】請求項12記載の発明の実施の一形態を示す
斜視図である。
【図20】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図21】請求項13記載の発明の実施の一形態を示す
斜視図である。
【図22】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図23】請求項14記載の発明の実施の一形態を示す
斜視図である。
【図24】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図25】請求項15記載の発明の実施の一形態を示す
斜視図である。
【図26】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図27】請求項16記載の発明の実施の一形態を示す
斜視図である。
【図28】(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)
は給紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が
用紙搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図29】請求項17記載の発明の実施の一形態を示す
もので(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)は給
紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が用紙
搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図30】請求項18記載の発明の実施の一形態を示す
もので(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)は給
紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が用紙
搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【図31】請求項19記載の発明の実施の一形態を示す
もので(a)は通常時の状態を示す側面図、(b)は給
紙期間の初期の状態を示す側面図、(c)は用紙が用紙
搬送部に受け渡された状態を示す側面図である。
【符号の説明】
2 給紙ローラ 3 用紙 4 給紙トレイ 5 回動軸心 8 案内面 10 フリクションパッド 12 紙戻し部材 20 カム 35 紙戻し部材 38 用紙押え 40 対向ローラ 41 トレイ傾斜面 43 リブ 44 パッド傾斜面 50 用紙搬送部 51 進出退避駆動機構 54 ストッパ 58 紙戻し部材

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙期間中は連続駆動されて用紙を用紙
    搬送部に受け渡す給紙ローラと、 給紙方向に向かうに従い下方に向けて傾斜する姿勢で用
    紙を積載し、給紙期間の初期には最上層の前記用紙を前
    記給紙ローラに圧接し、前記用紙の先端が前記用紙搬送
    部に受け渡されたときに前記給紙ローラに対して相対的
    に退避する給紙トレイと、 前記給紙トレイの先端縁の近傍に配置され、給紙期間の
    初期には前記給紙ローラに弾性的に接触し、前記用紙の
    先端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記給紙ロ
    ーラに対して相対的に退避するフリクションパッドと、 前記給紙トレイの先端縁の近傍に配置され、給紙期間の
    初期には前記用紙の給紙経路から退避し、前記用紙の先
    端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記用紙の給
    紙経路中に進出して次層以下の前記用紙を前記給紙トレ
    イ側に押し戻す紙戻し部材と、を備えたことを特徴とす
    る給紙装置。
  2. 【請求項2】 給紙トレイと、フリクションパッドと、
    紙戻し部材との動作を制御する回転自在のカムを給紙ロ
    ーラと共通の駆動源に連結して設けたことを特長とする
    請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 給紙トレイと、フリクションパッドとの
    動作を制御する回転自在のカムを給紙ローラと共通の駆
    動源に連結して設け、紙戻し部材は前記給紙トレイの動
    作に連動させるように構成したことを特長とする請求項
    1記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
    設けたことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
    設けたことを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
    設けたことを特徴とする請求項3記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 給紙期間中は連続駆動されて用紙を用紙
    搬送部に受け渡す給紙ローラと、 前記給紙ローラと共通の駆動源に連結された回転自在の
    カムと、 給紙方向に向かうに従い下方に向けて傾斜する姿勢で給
    紙方向と直交する回動軸心をもって回動自在に保持され
    て用紙を積載し、前記カムの回転動作に制御されて給紙
    期間の初期には最上層の前記用紙を前記給紙ローラに圧
    接し、前記用紙の先端が前記用紙搬送部に受け渡された
    ときに前記給紙ローラから退避する給紙トレイと、 前記給紙トレイの先端縁の近傍に配置され、前記カムの
    回転動作に制御されて給紙期間の初期には前記給紙ロー
    ラに弾性的に接触し、前記用紙の先端が前記用紙搬送部
    に受け渡されたときに前記給紙ローラから退避するフリ
    クションパッドと、 前記給紙トレイの先端に対向して配置され、前記給紙ト
    レイの先端を前記給紙ローラから離反させるときに前記
    用紙の先端縁を押圧する案内面と、 前記給紙トレイの前記フリクションパッド側の先端付近
    の上面に形成され、前記フリクションパッド側に向かう
    に従い前記給紙ローラの外周面に接近する方向にくの字
    形に傾斜するトレイ傾斜面と、を備えたことを特徴とす
    る給紙装置。
  8. 【請求項8】 給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
    設けたことを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】 トレイ傾斜面を摩擦係数が小さい材料に
    より形成したことを特徴とする請求項7記載の給紙装
    置。
  10. 【請求項10】 給紙トレイ上の用紙を押える用紙押え
    を設けたことを特徴とする請求項9記載の給紙装置。
  11. 【請求項11】 トレイ傾斜面は給紙トレイのフリクシ
    ョンパッド側の先端付近の上面に用紙の幅方向に沿って
    所定の間隔を開けて配列されたリブの上面に形成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  12. 【請求項12】 トレイ傾斜面を摩擦係数が小さい材料
    により形成し、給紙トレイ上の用紙を押える用紙押えを
    設けたことを特徴とする請求項11記載の給紙装置。
  13. 【請求項13】 給紙期間中は連続駆動されて用紙を用
    紙搬送部に受け渡す給紙ローラと、 前記給紙ローラと共通の駆動源に連結された回転自在の
    カムと、 給紙方向に向かうに従い下方に向けて傾斜する姿勢で給
    紙方向と直交する回動軸心をもって回動自在に保持され
    て用紙を積載し、前記カムの回転動作に制御されて給紙
    期間の初期には最上層の前記用紙を前記給紙ローラに圧
    接し、前記用紙の先端が前記用紙搬送部に受け渡された
    ときに前記給紙ローラから退避する給紙トレイと、 前記給紙トレイの先端縁の近傍に配置され、前記カムの
    回転動作に制御されて給紙期間の初期には前記給紙ロー
    ラに弾性的に接触し、前記用紙の先端が前記用紙搬送部
    に受け渡されたときに前記給紙ローラから退避するフリ
    クションパッドと、 前記フリクションパッドの前記給紙トレイ側の後端付近
    の上面に形成され、前記給紙トレイ側に向かうに従い前
    記給紙ローラの外周面から離反する方向にくの字形に傾
    斜するパッド傾斜面と、を備えたことを特徴とする給紙
    装置。
  14. 【請求項14】 給紙トレイ上の用紙を押える用紙押え
    を設けたことを特徴とする請求項13記載の給紙装置。
  15. 【請求項15】 パッド傾斜面を摩擦係数が小さい材料
    により形成したことを特徴とする請求項13記載の給紙
    装置。
  16. 【請求項16】 給紙トレイ上の用紙を押える用紙押え
    を設けたことを特徴とする請求項15記載の給紙装置。
  17. 【請求項17】 給紙期間中は連続駆動されて用紙を用
    紙搬送部に受け渡す給紙ローラと、 前記給紙ローラに対向する対向ローラと、 給紙方向に向かうに従い下方に向けて傾斜する姿勢で用
    紙を積載する給紙トレイと、 前記給紙トレイの先端縁の近傍に配置されたフリクショ
    ンパッドと、 前記給紙ローラを給紙期間の初期の期間では前記給紙ト
    レイ上の前記用紙と前記フリクションパッドと前記対向
    ローラとに接触させるように進出させ、前記用紙の先端
    が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記給紙ローラ
    を逆方向に退避させる進出退避駆動機構と、を備えたこ
    とを特徴とする給紙装置。
  18. 【請求項18】 給紙ローラの進出退避動作に連動し、
    給紙期間の初期には用紙の給紙経路から退避し、前記用
    紙の先端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記用
    紙の給紙経路中に進出するストッパを給紙トレイの先端
    縁の近傍に配置したことを特徴とする請求項17記載の
    給紙装置。
  19. 【請求項19】 給紙ローラの進出退避動作に連動し、
    給紙期間の初期には用紙の給紙経路から退避し、前記用
    紙の先端が前記用紙搬送部に受け渡されたときに前記用
    紙の給紙経路中に進出して次層以下の前記用紙を前記給
    紙トレイ側に押し戻す紙戻し部材を前記給紙トレイの先
    端縁の近傍に配置したことを特徴とする請求項17記載
    の給紙装置。
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