JPH03169297A - ステッピングモータ制御方法 - Google Patents

ステッピングモータ制御方法

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JPH03169297A
JPH03169297A JP30463289A JP30463289A JPH03169297A JP H03169297 A JPH03169297 A JP H03169297A JP 30463289 A JP30463289 A JP 30463289A JP 30463289 A JP30463289 A JP 30463289A JP H03169297 A JPH03169297 A JP H03169297A
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JP
Japan
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stepping motor
excitation
angular displacement
excitation current
noise
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JP30463289A
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Jiro Tanuma
田沼 二郎
Tadashi Kasai
笠井 忠
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ステッピングモー夕制御方法に関する。
(従来の技術) 〈背景〉 プリンタ、ファクシミリ装置、複写機、その他各種の事
務機器において、ステッピングモータは広く使用されて
いる。このステッピングモー夕は、1個のパルスによっ
て一定の回転角だけロータを回転させることができるた
め、その制御性の良さから高精度に対象物を搬送する場
合等に適したモータである。
ここで、ステッピングモー夕を使用したプリンタを例に
とってその動作を説明する。
プリンタのプラテンには印字用紙が巻き付けられるが、
この印字用紙を印字動作に同期させて搬送するいわゆる
ラインフィードを行なうために、ラインフィードモー夕
が設けられる。このラインフィードモー夕もステッピン
グモータから威る。
そのラインフィードモー夕には、所定のタイミングで給
紙を行ない、ホスト側から印字用紙のラインフィード量
に対応する回転角だけプラテンを回転させるためのパル
スが供給される。ラインフィートモータは、このパルス
に基づいてプラテンを回転駆動し、指定された量だけ印
字用紙を搬送する。
〈プリンタの制御回路〉 さて、第2図にはそのようなプリンタの制御回路のブロ
ック図を示した。
図において、パスライン1には、マイクロプロセッサ2
と、リード・オンリ・メモリ (ROM)3と、ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)4と、駆動回路5と、
インタフェース(I/F)制御部7と、印字部9とが接
続されている。マイクロプロセッサ2は、このプリンタ
の制御のための演算を行なう回路である。リード・オン
リ・メモノ3は、その動作プログラム等を格納するため
のメモリである。又、ランダム・アクセス・メモリ4は
、演算等の動作に必要な種々のデータを格納するための
メモリである。駆動回路5は、ラインフィートモータ(
LFモータ)6に対しその駆動用のパルスを出力する回
路である。インタフェース制御部7は、ホスト側からイ
ンタフェースコネクタ(I/Fコネクタ)8を介して入
力するシリアルデータを受け入れ、又、インタフェース
コネクタ8を介して所定の情報をホスl・側へ送る回路
である。印字部9は、マイクロプロセッサ2の制御によ
って印字用紙に所定の印字を行なう印字ヘッド、及び、
種々のメカニズムから構成される部分である。
〈モータ駆動回路〉 このような第2図の回路図中のラインフィードモータ6
の駆動回路5について、その具体的な結線図を第3図に
示す。
図において、このステッピングモータ6は、1対の励磁
コイル41.42により形成される合成磁界のベクトル
を回転させてロータを回転させる2相励磁式ステッピン
グモータからなる。各励磁コイル41.42には、それ
ぞれに供給する励磁電流を独立に可変制御することので
きる励磁回路が接続されている。
第3図では、励磁コイル41に供給ずる駆動電流を制御
する励磁回路のみを図示し、42のそれば同一構成なの
で図示を省略した。
この励磁回路は、端子47から制御信号Sl1が供給さ
れ、端子43から励磁コイル4lに供給される励磁電流
の電流値を決定する制御信号S1。が供給される。この
回路は、その制御信号S12をアナログ変換するD/A
変換回路44と、コンパレータ45と、単安定マルチバ
イブレータ46と、ゲート回路50とを有している。又
、励磁コイル41への励磁電流のオン・オフタイミング
と、その方向を決定するための、トランジスタTl1〜
トランジスタTI4と、ダイオードD1〜D4とからな
るスイッチ回路が設けられている。
更に、励磁コイル41に供給される励磁電流をモニタし
、これをコンパレータ45の反転入力端子に導くための
フィードバック回路が設けられ、これは、抵抗RIO、
抵抗Rl+及びコンデンサC1とにより構成される。な
お、ゲート回路50は、3つのインバータ51,51.
53と、2つのノアゲーh54,55とから構成されて
いる。
〈駆動回路の基本動作〉 第3図のステッピングモータ駆動回路は、次のように動
作する。
まず端子47からモータを駆動すべき制御信号S.が入
力し、端子47がハイレベルになると、同時に端子43
から所定の電流値に該当するデジタル信号(PWM信号
)がD/Δ変換器44に入力する。これにより、アナロ
グ変換された信号がコンパレータ45の非反転入力端子
に入力し、コンパレータ45の出力が立ち上がる。単安
定マルチバイブレーク46は、当初その出力をローレベ
ルにしており、コンパレータ45の立ち下がりによって
トリガされ、一定時間その出力をハイレベルにする回路
である。
こうしてゲート回路50に端子47からハイレベルの信
号が入力し、単安定マルチバイブレータ46からローレ
ベルの信号が入力すると、インバータ52の出力がハイ
レベル、インバータ53の出力がロウレベル、ノアゲー
ト54の出力がロウレベル、ノアゲート55の出力がハ
イレベルとなる。従ってスイッチ回路60において、ト
ランジスタTI1とT 14とがオンする。その結果、
図中矢印6■で示したように、励磁コイル41に励磁電
流が流れる。この電流に比例した電圧が、フィードバッ
ク回路の抵抗RIQの端子電圧となり、この電圧が抵抗
Rllを介してコンパレータ45の反転入力端子にフィ
ードバックされる。スイッチ回路60において、l・ラ
ンジスタTllとTI4がオンした後、励磁コイル41
の励磁電流はしだいに増加する。
第4図にその様子を示す。
時刻t。にスイッチ回路がオンし、時刻t,に達すると
検出電流値がコンパレータ45の非反転入力端子に入力
した設定電流値を越える。これによりコンパレータ45
の出力が立ち下がる。このタイミングで単安定マルチバ
イブレータ46の出力はハイレベルとなり、ノアゲート
55の出力がロウレベルに切換わる。ゲート回路50の
他の出力は変わらない。その結果、トランジスタTI4
がオフとなる。トランジスタTI4がオフして、励磁コ
イル41の励磁電流がなくなると、抵抗RIOによる検
出信号がなくなり、コンパレータ45は再びその出力を
立ち上がらせる。一方、単安定マルチハイブレータ46
の出力は一定時間△tの後口一レベルとなり、再びトラ
ンジスタTI4を才ン?する。
このような動作が、第4図、時刻t3で示した時まで繰
り返され一定の電流値が維持されて、時刻t3で第3図
の端子47から入力する制御信号S,Iがローレベルと
なる。その結果、トランジスタTl1オフとなって、励
磁コイル41の励磁電流がOになる。なお、ダイオード
D1〜D4は、このようにトランジスタTll〜Tzが
オン・オフした場合に、励磁コイル41に流れ続けよう
とする電流をバイパスさせるために設けられている、い
わゆる転流ダイオードである。
さて第3図において、今度はゲート回路50の端子47
からの入力がロウレベルになって、先の場合と反対に、
トランジスタT+■がオンし、トランジスタTI3がオ
ンする。これによって、励磁コイル4lには、矢印61
と反対方向の励磁電流が流れる。第4図に示した時刻t
4以後の動作は、先に説明した時刻t1〜t4の場合と
同様である。
即ち、この第3図のステッピングモータ駆動回路によれ
ば、コンバレータ45の入力端子に入力する電流制御の
ための信号電圧に応じた一定の電流が、励磁コイル41
に供給されることになる。
〈マイクロステップ制御〉 さてここで、第3図に示したステツビングモータ6を微
少角度ずつ滑らかに回転させ、いわゆるマイクロステッ
プ制御をさせるために、励磁コイル41.42に対し供
給される励磁電流を連続的に制御する方法を説明する。
第5図は、第3図に示した励磁コイル41の電流方向を
制御する制御信号S11[同図(a)]と、その電流値
を制御する制御信号S12[同図(b)]と、励磁電流
S13[同図(c)コと、同様に励磁コイル42の電流
方向を制御する制御信号S21[同図(d)]と、その
電流値を制御する制御信号S22[同図(8)]と、励
磁電流S23のレベル変化を、それぞれ示したタイミン
グチャートである。
第5図(a).(d)に示すように、2つの励磁コイル
41.42 (第3図)に供給される励磁q ?流の方向制御用の制御信号S,ll+ 321は、そ
れぞれπ/2ずれて設定されている。
これに対して、各励磁コイル41.42の励磁電流制御
用の信号S1■,S2■は各々D/A変換され第5図(
b),(e)に示すような周期波形となる。これら励磁
電流の方向制御信号Sll, S2■と励磁電流制御用
信号SI2,S2■とにより励磁コイル41.42には
各々第5図(C).(f)で示すように電気角で互いに
π/2ずれた正弦波状の駆動電流が流れる。このように
制御することによって、ステッピングモー夕のロータを
微小角度ずつ滑らかに回転させることができる。
尚、第5図(b),(e)の波形はデータとして予めR
OM3に格納しており、マイクロプロセッサ2はそのデ
ータを読出して、この(b)(C)の波形となるパター
ンを駆動回路5に出力する。
以上の説明をもとに、第2図に戻ってプリンタの動作を
説明する。
ホスト側から、インタフェースコネクク8を介1.  
0 ?てインタフェース制御部7に印字開始命令が入力され
ると、マイクロプロセッサ2はその命令を受けて駆動回
路5にラインフィード信号を供給する。駆動回路5は、
そのラインフィード信号を受けて、ラインフィードモー
タ6に対し制御信号Sll,  S21,  SI2,
  S2■を供給する。これによって、ラインフィード
モータ6は回転を開始し給紙が行なわれる。この動作に
よって、プリンタが印字可能な状態になると、マイクロ
プロセッサ2はI/F制御部7を介してホスト側に印字
可能な状態であることを知らせる。
次に、ホスト側が印字データを送出すると、インタフェ
ース制御部7を介してRAM3に格納される。そして、
マイクロプロセッサ2がこの印字データを読出し、所定
の印字信号を作成して印字部9を駆動する。この印字動
作と並行して、マイクロプロセッサ2は、ラインフィー
ドモータ6をマイクロステップで回転させるよう、駆動
回路5に駆動信号を退出する。このように、用紙を滑ら
かに搬送しながら印字を行ない、印字動作が終了1 l したらプリンタから用紙を排出する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、プリンタはオフィスで用いられることが多く
低騒音化が要求される。特に、印字音の発生しないノン
インパクトプリンタにおいては、その要求が厳しく、モ
ータ音の低減がプリンタを設計するに当たり重要なテー
マであった。また、プリンタに要求される仕様の多様化
,製品のラインアップ化により、1つのモータで様々な
速度を実現しなければならなくなっている。従って、騒
音の発生し易い500pps (パルス毎秒)以下の低
速領域でもステッピングモー夕を使用する場合ができて
きた。前述のマイクロステップ制御は、ステッピングモ
ータの高分解能を実現すると共に回転を滑らかにし、低
速領域における低騒音化を実現する有効な手段であるに
も関わらず、種々の要因により騒音が発生し、さらなる
低騒音化が要求されている。また、モータ音を低減させ
る方法として筐体に遮蔽効果をもたせる方法があるが、
この方法単独で低騒音化は無理であり、実際はモー1 2 夕自身の改良との両方で対策を行なっている。
本発明は以上述べたステッピングモー夕の発生するモー
タ音に着目してなされたもので、従来のステッピングモ
ータ制御装置のモータ音を更に低減させることを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 本発明のステッピングモー夕制御方法は、複数の励磁コ
イルにより形成される合成磁界のベクトルを回転させて
ロータを回転させる多相励磁式ステッピングモータを駆
動する場合に、予め実測した当該ステッピングモータの
角度変位対静止トルク特性と正弦波との差を相殺する相
補的励磁電流を生成して、前記各励磁コイルに供給する
ことを特徴とするものである。
(作用) 以上の方法によれば、各励磁コイルに相補的励磁電流を
供給することにより、ロータの角度変位に対する各相の
発生トルクを合成した回転ベクトルを一定とすることが
できる。その結果、トルク変動がなくなり騒音が防止さ
れる。
1 3 (実施例) 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の方法説明用の、角度変位対静止トル
ク特性のグラフである。図のグラフは、横軸にステッピ
ングモー夕のロータの角度変位をとり、縦軸にトルクを
とったものである。横軸の単位は[゜],縦軸の単位は
[g cmlである。
先ず、このステッピングモータは、1ステップで7.5
6角度変位を生じるものとする。ここで、本来、モータ
の静止トルク特性は、理想的には、図の一点鎖線のよう
に正弦波になることが好ましい。
そのような理想的な特性をもつステッピングモー夕にお
いて、第5図に示す波形で駆動回路5を駆動すれば、励
磁コイル41.42によりロータの角度変位に対する各
相の発生トルクを合威した回転ベクトルを一定とするこ
とができる。そのためロータ6は滑らかに回転する。
しかしながら、実際のステッピングモータは、l 4 ロータの磁極の着磁分布が不均一であったり、ステータ
の磁極の形状が不均一であったり、ロータとステータ磁
極間の空隙にばらつき等がある。
従って、モータの角度変位対静止トルク特性は歪んだ形
となる。
本発明等の実験によれば、第1図に示すように、実際の
ステッピングモー夕の角度変位対静止トルク特性は、正
弦波状よりもやや外側に膨らんだ図の実線のような特性
となる。そ1の結果、第5図に示す波形で駆動回路5を
駆動した場合、第1図のハッチングを付した余分なトル
クがトルク変動を引き起こし、モータの振動音発生の原
因となる。
そこで、本発明においては、第1図の実線に示すような
実測トルク特性を予め求める。そして、一点鎖線の正弦
波状のトルク特性との差を相殺する変形した励磁電流、
即ち、相補的励磁電流を演算により求めておく。この相
補的励磁電流を各相の励磁コイルに供給すると、ロータ
の角度変位に対ずる各相の発生トルクを合成した回転ベ
クトル■ 5 が一定となり、上記に示すトルク変動が低減される。
第6図に、上記相補的励磁電流を求める方法を説明する
ため、立体化した静止トルク特性のグラフを示す。
第6図のグラフは、横軸に角度変位を単位[゜]でとり
、縦軸にトルクを単位[g cm]でとり、励磁電流を
パラメータとして表わしたものである。
ここで、例えば、0.2Aの励磁電流を励磁コイルに供
給した場合には、図のパラメータが0.2Aと表示され
た実線の曲線で、角度変位対静止トルク特性が得られる
。このとき、その実線に内接した破線に示す正弦波状が
理想的トルク特性である。
相補的励磁電流は次のように求める。
例えば、■の点では0.2Aの励磁電流を供給する。一
方、例えば、■の点では、■の点から垂線を下ろし、理
想的トルク特性の曲線と交わった■の点を求める。励磁
電流をパラメータとして変化1 6 させた場合、その角度変位対静止トルク特性曲線の包絡
面は、図から明らかなように鞍状の面となる。そして、
■の点から、角度変位面に対し平行に線を引き、上記包
絡面との交点を求める。例えば、励磁電流が0.16A
の角度変位対静止トルク特性曲線と交わったとする。こ
の点を■とすれば、0.]6Aを 0.2Aで“割った
値と 0.2Aをピーク値とする正弦波の■の点の角度
変位に相当する電流値とを掛け合わせたものが■の点に
おける励磁電流値となる。
上記の要領で、理想的トルク特性曲線上の点から、角度
変位面に平行に直線を引き、その直線と包絡面との交点
を求める作業を繰返し、順次励磁電流値を求めていく。
そのような励磁電流を、先に説明した要領で励磁コイル
に供給すれば、結果として理想的な合成磁界が得られる
ことになる。
理論的には、第6図で説明したような方法により本発明
を実施することができるが、近似的には、三角関数や高
次関数により理想的に近い合成磁界が得られる励磁電流
を得ることができる。
1 7 本発明者等の実験によれば、sin2波を用いた場合に
、極めて良好な結果を得た。
第7図に、そのよりなsin2波を用いた相補的励磁電
流生戒回路の説明図を示す。
図中のグラフに示すように、先ず横軸にメモリアドレス
をとり、縦軸にデータの大きさを2″でとる。このデー
タを格納するリード・オンリ・メモリ22の記憶容量に
応じてメモリアドレスを設定する。そして、各メモリア
ドレスに対応するビットのデータを、順にリード・オン
リ・メモリ22に格納しておく。こうすれば、アドレス
カウンタ21を用いて、リード・オンリ・メモリ22か
らちょうど図に示すようなsin2波23を読出すこと
ができる。sin2波の周波数は、アドレスカウンタ2
lのインクリメント速度により制御される。
第8図に、sin2波を相補的励磁電流に設定した場合
の、第5図と対応する駆動回路の波形を示す。
励磁コイル41.42の電流方向を制御する制1 8 ?信号S.及びS21[同図(a),(d)]は、第5
図に示すものと変わるところはない。また、励磁コイル
41の電流値を制御する制御信号Sl2[同図(b)]
と、励磁コイル42の電流値を制御する制御信号S2■
[同図(e)]は、何れもsin2波に相当する波形と
されている。そして、励磁コイル41.42の各励磁電
流S13[同図(C)]とS23[同図(e)]とは、
ちょうど第5図(1))から(c)あるいは(e)から
(f)への変換と同様の変換を行なった信号である。こ
れにより、各励磁コイル41.42には、sin2波の
励磁電流が互いに電気角でπ/2ずれて供給され、回転
磁界が生じる。
第9図に、種々の波形の励磁電流を励磁コイルに供給し
た場合の平均騒音レベルを比較する比較用のグラフを示
す。
このグラフは、横軸にモータ周波数を毎秒当たりのステ
ッピング周波数[pps]で表わし、縦軸に平均騒音レ
ベルを[dB]で表わした。
ここでは、方形波とsin波とsin2波について、1 9 そのピーク電流が、600mAの場合と300mAの場
合を測定した結果を示している。
口及び■でプロットした方形波は、ピーク電流値に関わ
らず比較的騒音が大きい。一方、○と●でプロツ1・シ
たsin波及び△と▲でプロットしたsin2波は、何
れも200pps付近で騒音レベルかピークを示す。し
かしながら、 sin波に比べてsin2波のほうが、
全体として騒音レベルが低く、これによりモータの騒音
低減効果があることを実証している。即ち、ステッピン
グモー夕の場合、sin2波が上記相補的励磁電流に近
いことが実証された。
本発明においては、先に第6図で示した要領で、理想的
な励磁電流データを演算し、これを出力することが最も
好ましいが、その場合、モータの駆動条件に応じて多種
の制御用データを記憶しておく必要が生じる。一方、第
7図以後の実施例で説明したように、比較的実効性のあ
る励磁電流を、一般的な三角関数や高次関数等により近
似的に求めておけば、演算も容易で制御信号も小容量の
メモリに供給できるという利点がある。
2 O (発明の効果) 以上説明した本発明のステッピングモー夕制御方法によ
れば、予め、ステッピングモータの角度変位対静止トル
ク特性と正弦波との差を相殺するような相補的励磁電流
を励磁コイルに供給するため、ロータの角度変位に対す
る各相の発生トルクを合成した回転ベクトルが一定に近
付き、ロータの回転トルクもらな無くし、モータの回転
に伴う騒音を十分低減させることができる。これにより
、低騒音化の要求が厳しく、従来ステッピングモー夕が
使用できなかったようなオフィス機器にもステッピング
モータを活用し、機器の性能向上等に役立てることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の説明用角度変位対静止トルク特
性のグラフ、第2図は従来一般のプリンタの制御回路ブ
ロック図、第3図はそのステッピングモータ駆動回路の
結線図、第4図はステッピングモータの駆動電流波形を
示す波形図、第5図は従来方法による駆動回路中の波形
を示す波形2l 図、第6図は本発明の方法を実施する場合の相補的励磁
電流を求めるための立体化した静止トルク特性を示すグ
ラフ、第7図は相補的励磁電流生成回路の説明図、第8
図は本発明の装置の駆動回路の波形、第9図は平均騒音
レベル比較用のグラフである。 2 2 7百〇− Φ 0 ψ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数の励磁コイルにより形成される合成磁界のベクトル
    を回転させてロータを回転させる多相励磁式ステッピン
    グモータを駆動する場合に、予め実測した当該ステッピ
    ングモータの角度変位対静止トルク特性と正弦波との差
    を相殺する相補的励磁電流を生成して、前記各励磁コイ
    ルに供給することを特徴とするステッピングモータ制御
    方法。
JP30463289A 1989-11-27 1989-11-27 ステッピングモータ制御方法 Pending JPH03169297A (ja)

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