JPH03168087A - 新規発現ベクター - Google Patents

新規発現ベクター

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JPH03168087A
JPH03168087A JP1309785A JP30978589A JPH03168087A JP H03168087 A JPH03168087 A JP H03168087A JP 1309785 A JP1309785 A JP 1309785A JP 30978589 A JP30978589 A JP 30978589A JP H03168087 A JPH03168087 A JP H03168087A
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純一 宮崎
Kenichi Yamamura
研一 山村
Masayasu Araki
正健 荒木
Fukusaburo Hamada
福三郎 濱田
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Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ニワトリのβ−アクチン遺伝子プロモーター
を一部改良したハイブリッドプロモータ一を有する外来
遺伝子の高発現を目的とした新規発現ベクターに関する
. 遺伝子組換え技術の進歩に伴って、遺伝子組換えを利用
した有用物質の生産は近年急速に進歩してきている。遺
伝子組換え技術を利用して外来遺伝子を発現させる場合
には、適当な宿主細胞と、これに応じた外来遺伝子発現
用プロモーターを有する発現ベクターが用いられる.こ
れまでは、大腸菌や酵母等の取扱いが容易な微生物が発
現の宿主細胞として広く研究されてきたが、このような
微生物では外来遺伝子の発現において一部に限界がある
ことが確認されてきており、近年では高等動物培II,
Ill胞等の動物細胞を発現宿主細胞とした発現系が盛
んに研究されてきている。
これまでに知られている動物細胞を宿主とした発現系と
しては、多くの動物ウイルス遺伝子プロモーターおよび
動物細胞遺伝子プロモーターを用いた系が報告されてい
る。前者の例として、SV40遺伝子プロモーター、ア
デノウイルス主要後期遺伝子プロモーター、B型肝炎ウ
イルス遺伝子プロモーター等が使用されている.また、
後者の例としてはチミジンキナーゼ(tK)遺伝子プロ
モーター メタロチオネイン遺伝子プロモーターインタ
ーフェロン遺伝子プロモーター、免疫グロブリン遺伝子
プロモーター等が使用されている。
上記プロモーターの中では、特にSV40初期遺伝子プ
ロモーター SV40後期遺伝子プロモーターおよびア
デノウイルス主要後期遺伝子プロモーターが強力なプロ
モーター活性を有するとされているが、工業的生産に用
いられるほど生産性が充分ではなく、さらに強力なプロ
モーター並びに高発現ベクターの開発が求められている
,このような状況において、先に本発明者らは、ニワト
リのβ−アクチン遺伝子プロモーターを用いて外来遺伝
子発現用ベクターを構築し、これに種々の外来遺伝子を
組み込んでその成果を調べたところ、いずれの外来遺伝
子を組み込んだ場合にも目的遺伝子産物を従来プロモー
ターより非常に高く発現させることが可能であることを
見いだした(特願昭63−157569号)。このニワ
トリのβ−アクチン遺伝子プロモーターを用いたベクタ
ーは、これまでによく知られているSV40初期プロモ
ーターを利用したベクターと比較して、少なくとも5〜
10倍の発現量が期待でき、しかもマウス由来細胞(例
えばL細胞)のみならず、ハムスター由来細胞(CHO
細胞等)、アフリカミドリザル由来細胞(COS細胞等
)や他の動物細胞においても同様に強力なプロモーター
活性を有することが先に本発明者らにより確認されてい
る。
さらに、本発明者らは、ニワトリβ−アクチン遺伝子プ
ロモーターを用いた研究を進め、このプロモーターを一
部改良することによりさらに有効なプロモーターおよび
これを用いたベクターを開発することに戒功し特許出願
した(特願昭63−312444号)。すなわち、本発
明者らは、ニワトリのβアクチン遺伝子プロモーターと
他の遺伝子とを融合させることにより、本来のニワトリ
のβ−アクチンプロモーターよりさらにプロモーター活
性の高い新規プロモーターを得ることに成功した。
発』生f)JL飽 本発明者らは、上記の発明で得られた知見を基に、外来
遺伝子の高発現を目的として、さらに有効な発現ベクタ
ーの開発を進めた結果、極めて有効な発現ベクターを開
発した。そのベクターとは、ニワトリのβ−アクチン遺
伝子プロモーターの一部の塩基配列をウサギのβ−グロ
ビン由来の遺伝子に置き換えたハイブリッドプロモータ
ーを有し、さらにターミネーター配列を外来遺伝子発現
用の制御配列として有することを特長とする発現ベクタ
ーである。
すなわち、本発明は動物細胞を用いた発現系において外
来遺伝子を高発現させることが可能な、これまでにない
強力な新規発現ベクターを提供することを目的とする. 本発明の中で用いられるニワトリβ−アクチン遺伝子プ
ロモーターの塩基配列については、先にT. A. K
ostらによって報告されている, ( lB1eic
Acids Research 11, No.23.
  8287−8286. 1983).本発明に用い
られるニワトリのβ−アクチン遺伝子プロモーターは、
全体的にG(グアニン〉C(シトシン)含量が高く、T
ATAボックス(ANN RBS BIOC肛M, !
)l,  349−383. 1981)やCCAAT
ボックス(NUCLECI ACDS RED, 8,
127−142. 1980)などプロモーターに特徴
的な配列が備わっている遺伝子断片である。
ニワトリのβ−アクチンプロモーターにおいては、本来
のβ−アクチン構造遺伝子の翻訳開始コドン(ATG)
の上流−909の位置のG(グアニン)から−7の位置
のG(グアニン)までのDNA領域はメッセンジャーR
NAに転写された後で、削除(スプライス)される遺伝
子領域(イントロン〉と考えられる。
本発明の発現ベクターに使用されるβ−アクチンハイブ
リッドプロモーターには、ニワトリのβ一アクチンプロ
モーターのイントロン領域の途中からその下流(3゜端
側〉のスブライシングアクセブター配列を含めた遺伝子
をすべて除去し、これにスブライシングアクセブター配
列を含むウサギのβ−グロビン遺伝子を接続したことを
特徴とするハイブリッドプロモーターが用いられる.こ
のようなスブライシングアクセブター配列を有するウサ
ギβ−グロビン遺伝子とは、例えば、ウサギのβ−グロ
ビン構造遺伝子に含まれるスブライシングアクセプター
配列を有する遺伝子断片が使用される。このようにニワ
トリのβ−アクチンプロモーターのスブライシングアク
セブター配列をウサギβ−グロビン遺伝子に変換するこ
とにより、ニワトリのβ−アクチンプロモーターが持つ
本来のプロモーター活性よりさらに活性が上昇する。
ウサギβ−グロビン遺伝子をニワトリのβ−アクチンプ
ロモーターに融合させる場合には、βアクチンプロモー
ターのイントロン領域の途中から、その下流のβ−アク
チンプロモーター遺伝子を除去し、これにスプライシン
グアクセブター配列を含むウサギβ−グロビン遺伝子を
融合させるが、融合させる具体的な部位としては、β−
アクチンプロモーター配列中のMbo If部位がその
好ましい部位として挙げられる。
本発明の発現ベクターの基本的な構造としては、上述の
ニワトリのβ−アクチンハイブリッドプロモーターを有
し、該プロモーター下流に外来遺伝子を組み込むことが
可能な適当な制限酵素切断部位を有する。このような制
限酵素切断部位は、ひとつの制限酵素による認識部位が
あれば足りるが、種々の外来遺伝子を組み込み易くする
ために2つ以上の制限酵素による認識部位を有すること
も可能である。また、本発明の発現ベクターには目的の
外来遺伝子を効率よく発現させるために、目的外来遺伝
子を組み込む部位の下流にターミネーター(ボリアデニ
レーション配列)が組み込まれる。
このターミネーター配列の例としては、SV40由来の
遺伝子、ウサギβ−グロビン由来の遺伝子等が使用され
るが、特にウサギβ〜グロビン由来のターミネーター配
列を組み込むことが好ましい.また、本発明に従えば、
使用する宿主細胞に応じて、さらにエンハンサー配列が
組み込まれる.このようなエンハンサー配列は、上記ハ
イブリッドプロモーターの上流に組み込まれる。このよ
うなエンハンサー配列としては、特にサイトメガロウイ
ルス由来のエンハンサー配列を使用することが望ましい
.このサイトメガロウイルス由来のエンハンサーは、特
にマウスL細胞等を発現の宿主細胞として使用する場合
に有効である。
さらに形質転換動物細胞をクローニングするために適当
なマーカー遺伝子を組み込むことが好ましい。
また、このような本発明の発現ベクターは、大腸菌での
クローニングを行い易くするために大腸菌プラスミド由
来の遺伝子を有する.そのような大腸菌プラスミド由来
遺伝子としては、大腸菌体内で複製するためのori、
並びにクローニングの際に選択マーカーとなりうる適当
な遺伝子、例えばアンピシリンや、テトラサイクリン等
に対する薬剤耐性遺伝子が挙げられる.また、このよう
な遺伝子としてプラスミドpBR322由来の遺伝子を
組み込む場合には、pBR322複製開始点(ori)
の近くにある、宿主細胞での複製を阻害する毒性配列を
除去することが好ましい。
−l〇一 また、目的の外来遺伝子を発現させる宿主細胞としてS
V40のラージT抗原を産生ずる細胞、例えばCOS 
(アフリカミドリザル腎臓由来)細胞を用いる場合には
、上記の発現ベクターに動物細胞内で機能する複製開始
点(例えばSV40 or+)を組み込むことによりさ
らに効率よく外来遺伝子を発現させることが可能となる
. さらに、外来遺伝子の発現効率を上げるためには、ジヒ
ドロ葉敢還元化酵素(DI{PR)遺伝子を本発明の発
現ベクターに組み込むことも可能であり、または、形質
転換の際にBUR発現プラスミドと共に形質転換するこ
ともできる。この場合には、宿主細胞としてはDHPR
遺伝子欠損細胞を用いることが望ましく、培地中にメト
トレキセートを添加することで形質転換体内の遺伝子を
増幅させ、より高い発現量を得ることが可能となる.こ
のようなDHPR遺伝子を用いた発現効率アップの手法
は、すでに知られている手法であるが、本発明の発現ベ
クターに応用すれば、飛躍的に発現効率を向上させるこ
とが可能となる. −l1− β−アクチンは多種の動物細胞に存在することから、β
−アクチンプロモーターを利用している本発現系は高能
率であるばかりでなく、宿主域が広く、従って産業上の
有用性がきわめて高い発現系であるといえる。
本発明の動物細胞用発現ベクターは、これまでにない極
めて高発現が可能な動物細胞用発現ベクターであり、工
業的レベルの生産においても十分利用可能な新規な外来
遺伝子発現系を提供するものである。
以下、本発明のハイブリッドプロモーターを用いた発現
ベクターが実際に非常に有用であることを示す一例とし
て大腸菌のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子並びにB型肝炎
ウイルス表面抗原(HBsA3)遺伝子を用いて、下記
の調製例、実旌例に沿って本発明をさらに詳細に説明す
る。調製例では、比較実験の為の本来のニワトリβ−ア
クチン遺伝子プロモーターを用いた発現ベクターの構築
およびハイブリッドプロモーターを用いた発現ベクター
の構築、そして実施例では、本発明の新規発現ベク12
− ターの構築ならびにその応用例を示す。
実施例中のファージ、プラスミド、DNA、種々の酵素
、大腸菌、培養細胞などを扱う諸操作は以下にあげる雑
誌、戒書を参考とした.1.遺伝子操作実験法、高木康
敬、編著(1980)、講談社 2,遺伝子操作マニュアル、高木康敬、編著(1982
)、講談社 3. MOLBCULAR CLONING A LA
BORATORY MANUAL. T.MANIAT
ISら編、 (1982)、COLD SPRING1
{ARBOR LABORATORY.4. MRTH
OIIS IN EWZYMOLOGY、65巻、L.
  GROSSMAM.ら編、 (1980)、^CA
DI!MIC PRESS実施例中には次の略号を用い
た. CAT: クロラムフェニコール・アセチル・トランス
フェラーゼ 1acZ: β−ガラクトシダーゼ(β−gal)構造
遺伝子 13− え:」艷城fill製 ニワトリのβ−アクチン遺伝子の第1エクソン、第1イ
ントロン及び第2エクソンの一部と、それに融合した形
で続( CAT遺伝子を有するプラスミドpA2103
7 [NATURR, 314, P286〜289 
(1985)]を制限酵素NcoI (NRB #19
3)で消化した.本発明においては、発現ベクターとし
て使用する際にニワトリβ−アクチン遺伝子の第1イン
トロンと第2エクソンの間のスプライス部位が正確に機
能することを目的として以下の操作を行った. すなわち、Neo l消化後のDNAを修飾酵索S1ヌ
クレアーゼ( 9#ラ#241DA )で処理し、5゛
末端突出部位及びそのとなりの1塩基対のみを削除した
。この反応は、30mM酢酸ナトリウム. pH4. 
6. 10[1mM NaC1,1mM ZnSOa溶
液8〇一中、サンプルIINAIOJを81ヌクレアー
ゼ150単位を用い、37℃でl〜4分間行った.この
ようにしてDNAを81ヌクレアーゼで処理した後、修
飾酵素T4 DNAポリメラーゼ(クカテ#2040A
 >を作用させて一本鎖DNA部分を修飾し、5゜末端
がリン酸化された合戒DNA pCCAAGCTTGG
 ( pHindmリンカ14− −.NEB  #1050)  と共に、T4 DNA
リガーゼ(クカラ#2011A)を用いて連結環状化し
た。得られたDNA溶液で大腸菌HBIOI株を形質転
換し、単一のコロニーを分離した後、形質転換体中のプ
ラスミドDNAを回収し、制限酵素Hindll[ (
NEB#104)およびNarI(NEB#191)で
消化し、6xアクリルアミドゲル電気泳動を行い、適当
なサイズのI)NA断片が検出されたクローンをまず選
択し、そのDNA断片をファージベクターM13+op
l9 (NEB#400−19>のSal I −Kp
n I部位にクローニングし、Hindm部位付近の塩
基配列をジデオキシ法(PRO N A S, U, 
5463−5467. 1977) )により決定し、
目的とするクローンのスクリーニングを行った。
このようにして得られたプラスミドクローンp28は、
本来のニワトリβ−アクチン遺伝子のスプライシング部
位から構造遺伝子にかけての塩基配列を保持しており、
かつ開如コドンATGを含めてその3゛側の遺伝子(構
造遺伝子を含む〉が除去され、新たにHiodll1部
位が導入されている。
ロ 15一 ー          へ  ー AcSV40初期転
写のスブライシング部位及びポリアデニレーシJンシグ
ナルを含むプラスミドpsV2−cat[Mol.  
Cell  Biology.  2.  P1044
−1051(1982)コを制暉酵素Mfl■(タカラ
#1070A)で消化し、TADN^ポリメラーゼで末
端を修復した後、リン酸化した旧ndllIリンカーを
74 DNAリガーゼによって結合させた.これをさら
に旧ndm及びBag■I ( Nl!B#136 )
で消化し、6xアクリルアミドゲル電気泳動を行って約
900bPのHi ndln −Bawl I断片を抽
出した6 次に(1)で構築したp28を制限酵素Hi
ndm及びBa叶■で消化し、仔牛小腸由来アルカリホ
スファターゼ(ク村#2250A >の作用により脱リ
ン酸化した.これと前述した約900bpのHindm
 −BamH I断片を、T4 11NAリガーゼで連
結環状化し、プラスミドpAc−2を得た。
β−ガラクトシダーゼをコードしているIacZ遺伝子
全領域を含むプラスミドpcH11a (ファルマシア
#27−4508−01)を制限酵素旧ndlll及び
Bawl Iで消化−16= し、1xアガロースゲル電気泳動により約3. 8kb
pのHindm −BamH Iフラグメントを調製し
た.なお、このフラグメントの中には、SV40初期遺
伝子転写物のスプライシング部位及びポリアデニレーシ
ョン部位も含まれている。
前記(1)で構築したプラスミドp28を、制限酵素H
indm及びDamn Iで消化し、仔牛小腸由来アル
カリホスファターゼを用いて脱リン酸化した.これに上
記の処理により得た約3.8kb Hindm−Bam
HIフラグメントを加えてT4 DNAリガーゼで連結
環状化させることによりプラスミドpAc−1acZを
構築した.調製例(2)で使用したプラスミドpsV2
−catを制限酵素PvuII (夕カラ@ 1076
A)及び旧ndmで消化し、6xアクリルゲル電気泳動
により、SV40初期プロモーターを含む約340bp
のPvull−HIndl[[フラグメントを調製した
。このPvu II−Hindmフラグメントの末端を
74 DNAポリメラーゼで修復し、リン酸化したXb
a IリンカーをT4 DNAリガーゼによって結合さ
せ17− だ。制限酵素Xbal (タカラ# 1093A)で消
化した後、6%アクリルゲル電気泳動により、約350
bpのXb&I−XbaIフラグメントを調製した.次
に、プラスミドpsAc−2 (特願昭63−1575
69号)を制限酵素XbaIとPst Iで消化し、1
%アガロースゲル電気泳動により、約1. 6kbPの
Xba 1 −Pst Iフラグメントを調製した.こ
れを、制限酵素Mboll ( NHB# 148)で
消化し、T4 11NAポリメラーゼで末端を修復した
後、リン酸化したXba IリンカーをT4 DNAリ
ガーゼによって結合させた.それから、制限酵素Xho
 T及び旧nd■で消化し、IXアガロースゲル電気泳
動を行い、約1. 3kbPのXho I一旧ndl[
Iフラグメントを調製した。
次に、調製例(3)で構築したプラスミドpAc−1a
c2を制限酵素Xho I及び旧ndmで消化し、1x
アガロースグル電気泳動により約5. 8kbPのXh
ol一旧ndlllフラグメントを調製した。これに、
先の約1. 3kbpXho I−Hindmフラグメ
ントを混合し、制限酵素Xba Iで消化した後、T4
 DNAリガーゼで連結環状化させ、プラスミドpAc
−1acZ−Xba Iを構築した.・ ″″    
l  一             ロ  ー=18= ロビゝ     ハ ウサギβ−グロビン遺伝子の第2エクソンの途中から第
3エクソンの途中までを含むプラスミドpKCR[Pr
o. Natl. Acid. Sci. USA, 
 7j3,.  15271531 (1981)]を
、制限酵素ApaI (NEB #ApaI )で消化
し、末端を74 DNAポリメラーゼで修復した後、リ
ン酸化したXba IリンカーをT4 IINAリガー
ゼによって結合させた。この後、制限酵素BcoRIで
消化し、DNAポリメラーゼIで末端を修飾した。pH
lndll[リンカーをT4DNAリガーゼを用いて結
合させ、制限酵素Xbal及びHindllIで消化し
た後、6xアクリルゲル電気泳動により、約90bpの
Xbal −Hindl[rフラグメントを調製した。
この中には、ウザギβ−グロビン遺伝子の第2イントロ
ンのスプライスアクセプターサイトが含まれている。
次に、調製例(4)で構築したプラスミドpAc−1a
cZ−Xba Iを、制限酵素Xba I及びHind
mで消化し、1xアガロースゲル電気泳動により、約7
kbpのXba 119− Hindllrフラグメントを調製した.これに、先の
約90bp Xbal−Hindmフラグメントを混合
し、T4 DNAリガーゼにより連結させ、プラスミド
pAG−1acZを構築した.このプラスミドには、ニ
ワトリのβアクチン遺伝子プロモーターとウサギβ−グ
ロビン由来遺伝子とのハイブリッドプロモーターとして
、第1図に示した塩基配列を有する.このプラスミドp
AG−1acZを、制限酵素旧ndm及びBag旧で消
化し、1κアガロースゲル電気泳動により、約3. 3
kbp Hindnl−Baa旧フラグメントを調製し
た.この約3.3kbp HindI[[−Baa旧フ
ラグメントと、実施例1で調製した約900bp Hi
ndm−Baa旧フラグメントを混合し、T4 DNA
リガーゼを用いて連結させ、プラスミドpAG−2を構
築した.調製例(2〉で使用したプラスミドPSV2−
catを制限酵素HpaI (NEB #105)及び
旧ndmで消化し、末端を74 DNAポリメラーゼで
修復した後、T4 DNAリガーゼで連結環状化させ、
プラスミドps−1を調製−20− した。
このプラスミドps−1を制限酵素sphtで消化し、
末端を74 DNAポリメラーゼで修復した後、リン酸
化したB舖旧リンヵ一(NEB #1021)を添加し
て、T4 DNAリガーゼにより連結環状化させ、プラ
スミドps−2を調製した。
このプラスミドpS−2を制限酵素Bag旧で消化し、
6xアクリルゲル電気泳動により、約350bp Ba
a旧Ba■旧フラグメントを得た。この中には、S%’
40oriと、SV40初期プロモーターのボリアデニ
レーションシグナルが含まれている。
次に、調製例(5)で構築したプラスミドpAG−1a
cZを制限酵素Bit旧で消化し、先の約350bp 
BamHIBaI1旧フラグメントを添加して、T4 
DNAリガーゼにより連結環状化させて、プラスミドp
AGs−1icZを構築した. 又、調製例(5)で構築したプラスミドpAG−2を制
限酵素Bam旧で消化し、先の約350bp BamH
I−Baa旧フラグメントを添加して、T4 I)NA
リガーゼにより連結環状化させて、プラスミドpAGs
−2を構築した。
−2l− 実施例1:  ベ  ーAGG 調製例(5)で構築したプラスミドpAG−2を制限酵
素Xhol及びEcoRIで消化し、1xアガロースゲ
ル電気泳動により約1.3kbpのXhol−EcoR
Tフラグメント(フラグメントA)を調製した. 次に、調製例(5)で使用したプラスミドpKcRを制
限酵素Bglllで部分消化し、末端を74 DNAポ
リメラーゼで修復後、リン酸化したXholリンカーを
T4 DNAリガーゼによって結合させた.この後、制
限酵素EcoRIで消化し、フラグメントAをT4 D
N^リガーゼにより結合させた.それから制限酵素Xh
olで消化し、lπアガロースゲル電気泳動を行って、
約1.8kbpのXhoI−EcoRI−Xholフラ
グメント(フラグメントB〉を調製した.このフラグメ
ントBは、ニワトリβ−アクチン遺伝子プロモーターと
ウサギβ−グロビン遺伝子とのハイブリッドプロモータ
ーの下流に、ウサギβ−グロビン遺伝子のボリアデニレ
ーションシグナルが結合した形になっている.さらに、
クローニング用ベクターとして一般的に使用されている
pUcl3 [ Gene, 33. 103−119
 (1985)]一22− を制限酵索EcoO109Iで消化し、末端を74 D
NAポリメラーゼで修復した後、リン酸化したXho 
IリンカーをT4 DNAリガーゼによって結合させた
。それから制限酵素Xhol及びSal Iで消化し、
得られた2.2kbpのXhol−Sat Iフラグメ
ントとフラグメントBとをT4 DNAリガーゼにより
結合させた。可能ないくつかのプラスミドの中から、制
限酵素Xbal及びPvu Uで消化した時に約800
bpと約3. 3kbpの2本のバンドが生じるプラス
ミドを選択することにより発現ベクターpAGG(第2
図参照〉を構築した。
実施例2:  ベ  ーCAGG サイトメガロウイルス(CMV)のプロモーター領域を
含むプラスミドpcDM8 [フナコシ社製コを制限酵
素Hincll及び旧ndl[Iで消化し、1%アガロ
ースゲル電気泳動により約650bpの旧ncI[−H
indmフラグメント(フラグメントC〉を調製した.
プラスミドpUc18を制限酵素旧ncU及び旧ndn
[で消化し、T4 DNAリガーゼによりフラグメント
Cを結合させ、プラスミドpUc−CMPを調製した,
  pUc−CMPを制限酵素Ncolで消化し、末端
をT4 DNAポリメラーゼで修−23一 復した後、リン酸化したSal Iリンヵ一をT4 D
NAリガーゼによって結合させた。それから、制限酵素
Sat Iで消化し、1%アガロースゲル電気泳動によ
り約350bpのSal l− Sal lフラグメン
ト(フラグメン1−D)を調製した.このフラグメント
Dには、サイトメガロウイルスのエンハンサー領域が含
まれている.次に、実施例(1)で構築したプラスミド
pAGGを、制限酵素Aatllで消化し、末端を74
 DNAポリメラーゼで平滑にした後、リン酸化したS
ai1リンカーをT4 DNAリガーゼにより結合させ
た。さらに制限酵素Sal Iで消化した後、T4 D
NAリガーゼによりフラグメントDを結合させ、発現ベ
クターpCAGG (第3図参照〉を構築した。
実施例3:  べ  −CAGGS 調製例(6〉で構築したプラスミドpAGs−2を制限
酵素Ba+o旧で消化し、1%アガロースゲル電気泳動
により約350bpのRam旧−Bam旧フラグメント
(フラグメントE〉を調製した。フラグメントEには、
SV40oriとSV40初期転写のボリアデニレーシ
ョンシグナルが含まれている。
一24一 次に、実施例(2)で構築したプラスミドpCAGGを
制限酵素PvulIで消化し、リン酸化したBaII1
旧リンカーをT4 DNAリガーゼによって結合させた
.それから制限酵素Ba+aHIで消化し、T4 II
NAリガーゼによりフラグメントEを結合させ、発現ベ
クターpCAGGS(第4図参照〉を構築した。
β−ガラクトシダーゼ遺伝子融合ベクターpMc187
1[ファルマシア社製]を制限酵素Sal Iで消化し
、1xアガロースゲル電気泳動により約3. 1kbp
のSal ISal Iフラグメント(フラグメントF
〉を調製した。フラグメントFには、開始コドン(AT
G)を欠いたJacZ311伝子のほぼ全長が含まれて
いる.次に、実施例(3)で構築したプラスミドpcA
GGsを制限酵素EcoRIで消化し、末端を74 D
IIIAボリメラーゼで修復した後、リン酸化したXh
o IリンカーをT4DNAリガーゼによって結合させ
ることにより、プラスミドpcAGGs (Xho I
 )を調製した。それがら、このプラスミドpcAGG
s(Xhol)を制限酵素Xholで消化一25一 し、T4 DNAリガーゼによりフラグメントFを結合
させた後、さらに制限酵素Xbal及びEcoRVで消
化し、1%アガロースゲル電気泳動を行うことにより約
6.3kbpのXbal−EcoRVフラグメント《フ
ラグメントG)を調製した. 調製例(5)で構築したプラスミドpAG−1acZを
制限酵素Xbal及びEcoRVで消化し、1%アガロ
ースゲル電気泳動により約1. 5kbpのXbal 
− EcoRVフラグメント(フラグメントH〉を調製
した.このフラグメントHには、開始コドン(ATG)
を含むlacZ遺伝子の5゜末端側約1. 4kbpが
含まれている.このフラグメントHと、先のフラグメン
トGとをT4 DNAリガーゼで結合させることにより
、βガラクトシダーゼ発現プラスミドpcAGGs−1
acZを構築した. このプラスミドpCAGGS−1acZを制限酵素旧n
dllIで消化し、1xアガロースゲル電気泳動により
約3.6kbpの旧ndm一旧ndmフラグメント(フ
ラグメントエ〉を調製した。このフラグメントIには、
開始コドン(ATG)を含むl acZ遺伝子全長が含
まれている.−26− 次に、実施例(1)で構築したプラスミドpAGGを制
限酵素EcoRTで消化し、T4 11NAボリメラー
ゼ処理後、リン酸化したHindl[IリンカーをT4
 DNAリガーゼにより結合させた.それから、制限酵
素Hindfllで消化し、T4 DNAリガーゼを用
いて先のフラグメントIを結合させることによってβ−
ガラクトシダーゼ発現プラスミドpAGG−1acZを
構築した.同様にして、実施例(2)で構築したプラス
ミドpCAGGから、β−ガラクトシダーゼ発現プラス
ミドpCAGG−1acZを構築した。
実施例5:  ベ  ーCAG−    CAGS調製
例(5)で構築したプラスミドpAG−2を制限酵素X
holで消化し、これに実施例(2)で調製したフラグ
メントDを結合させることにより発現ベクターpCAG
−2を構築した。
同様に、調製例(6〉で構築したプラスミドpAGs2
から発現ベクターpCAGS−2 (第5図〉を構築し
た.調製例(5)で構築したプラスミドpAG−1ac
Zを制限−27− 酵素Xho Iで消化し、これに実施例〈2〉で調製し
たフラグメントDを結合させることによりβ−ガラクト
シダーゼ発現プラスミドpCAG−1acZを構築した
.同様に、調製例(6)で構築したプラスミドpAGS
−IacZからβ−ガラクトシダーゼ発現プラスミドp
CAGS−1acZを構築した。
100+mm円形シャーレに、COS−細胞又はL一細
胞1×10’細胞/dishをまき、常法に従いリン酸
カルシウム法により種々のプラスミド( pcH110
、PAC−1&CZ、pAG−1acZ.pAGs−1
acZ, pAGG−]acZ,  pAGGs−1a
cZ、pCAG−1acZ.pcAGs−1acZ.p
cAGGlacZ.pcAGGs−1acZ) DNA
各20μ9をこれらの宿主細胞に導入した。
リン酸力ルシウムーDNAゲルを細胞と24時間接触さ
せた後、更に10%FCS−DM1iで24時間培養し
た.トリプシン処理により細胞をd ishからはがし
、低速遠心によりベレッテイングした後、F−T bu
ffer (250mMシヨ糖、 10mMTris−
11CI.pH7.5、10mM RDTA)200J
Aに懸濁し、凍結融解を3回繰り返した後遠心−詔一 し、上清を回収した。
このようにして得られた細胞抽出液200−から10一
を分取し、β−gal活性の測定に用いた。β一ga+
活性は、常法に従い、ONPG ( o−NITROP
HENYL−βD−GALACTOPYRANO31D
E)の発色に伴う420nmの吸光度の変化を調べるこ
とによって行った。その際S■40初期プロモーターを
用いたプラスミドpcH110 [ファルマシア社製]
によって形質転換されたCOS細胞又はL一細胞の細胞
抽出液が示した吸光度を1としたときの相対的な値を表
1に示した。
表  1 COS−eel1 pcH110            1.OpAc−
1acZ           4. 0pAG−1a
cZ          12.OpAGG−1acZ
          21.4pCAG−1 acZ 
         6. 8pCAGG−1acZ  
       17.5L−cell 1,0 5.0 10o2 20.4 76.0 116.2 一29− 表1 つづき pAGs−1acZ         55.8   
   7.4pAGGs−1acZ        1
61. 0      13. 3pcAGs−1ac
Z         25.2      72.1p
cAGGs−1acZ       105.7   
  121.9上記の表から明かなように、本願発明の
各種新規ベクターに1acZ遺伝子を組み込んだプラス
ミドでは、本来のニワトリのβ−アクチンプロモーター
を用いたベクターと比較して、非常に高い発現量を示し
た。
酵母の抑制性酸性ホスファターゼプロモーターを有し、
酵母を形質転換することによりHBsAgを産生するこ
とのできるプラスミドpAs101 (特公昭61−3
0一 55951)  (10μ9)をXhoI (10u)
で37℃4時間反応させ、6xアガロースゲルにて電気
泳動させる。HBS遺伝子を含む1. 3Kbのバンド
をアガロースゲルから切り出し、透析チューブに入れ再
び電気泳動させる。ゲル断片からDNAが溶出されたの
ち、透析チューブよりDNA溶液のみを取り出し、エタ
ノール沈澱によりDNAを抽出する.抽出したHBs遺
伝子を含むDNA断片1μ9を74 DNAポリメラー
ゼ(lu)で37℃30分間反応させる。フェノール処
理、エタノール沈澱によりDNAを抽出する。
次に、前述の調製例(5)、ク6〉及び実施例1〜4で
構築した8種類のプラスミドPAG−2、pkGG.p
CAG−2、pcAOG、pAGs−2、pAGGs.
pcAGs及びpCAGGSを、それぞれ制限酵素Sa
l Iで消化した後、仔牛小腸由来アルカリフ才スファ
ターゼの作用により脱リン酸化した。そして、それぞれ
に、先のHBs Ag遺伝子を含む約1、3kbpのD
NA断片を添加し、T4DNAリガーゼの作用により連
結環状化することにより、pAG−Hllls,  p
AGG−HBs.pCAG−HBs,  pCAGG−
HBs.pAGs−HBs、pAGGs−HBs、pc
AGs−HBs及びpcAGGs−HBsを構築した。
=31ー また、HBsAgの発現量評価のための参照発現プラス
ミドpsVEs−FIBsは以下のごとく構築した。
上記と同様に、プラス多ドpASIOIを制限酵素xh
ofで消化し、アクリルアミドゲル電気泳動にょりHB
sAg遺伝子を含む約1.3kbpのDNA断片を抽出
した.一方、SV40初期遺伝子プロモーターを持つプ
ラスミドp)[SV−10 ( 7 7 ルマシア〉1
μ9をBglI[(lu)で37℃1時間反応させる.
フェノール処理、エタノール沈澱によりDNAを抽出す
る。抽出したDNAを上記と同様にT4 DNAポリメ
ラーゼ処理を行う.  TJDNAポリメラーゼ反応に
より末端を平滑末端に変換しt.;HBs遺伝子断片5
00ngトpKsV−1050ngとをT4 IINA
リガーゼ(1u)で4℃、12時間反応させる。この反
応液と大騙菌■BIOIを形質転換させる。形質転換体
がらプラスミドを抽出し、pKsV−10にHBs遺伝
子が挿入されたプラスミドpsvE948sを得ること
ができた,(2) COSIII胞におけるHBsAg
の発現ファルコン細胞培養6穴プレートに、IXIO5
細胞/穴のcos−細胞をまき、常法通りDRAE−D
extran法により下記プラスミドDNA各5μ9を
導入した,  Cell−32− Phect Transfection Kit (フ
ァルマシア社製)を用いて、DNA導入後3日後の培養
上清を分取し、HBsAg検出キット「オースリアII
J  (ダイナボット社製)を用いてHBsAg活性を
測定したく表2).psVEs−[{Bs pAG−HBs pAGG−HBs pCAG−HBs pCAGG−HBs pAGs−HBs pAGG3−HBs pCAGS−HBs 800 2900 3100 2000 2600 7000 8l00 4200 その結果、本発明において構築した新規発現プラスミド
は、いずれも、SV40初期遺伝子プロモーターを用い
たpsVE−11Bsよりも高いHBsAg活性を示し
た. −33一
【図面の簡単な説明】
第1図は、調製例で構築したpAG−2が有するニワト
リのβ−アクチンプロモーターとウサギのβグロビン遺
伝子とのハイブリッドプロモーターの塩基配列を示す. 第2図は、本発明の新規ベクターpAGGの構造を示す
. 第3図は、本発明の新規ベクターpCAGGの構造を示
す。 第4図は、本発明の新規ベクターpcAGGsの構造を
示す. 第5図は、本発明の新規ベクターpcAGs−2の構造
を示す.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ニワトリのβ−アクチン遺伝子プロモーターにお
    ける、イントロン領域の途中からその下流(3’端側)
    のスプライスアクセプター配列を含めた3’端側の遺伝
    子を除去し、これにウサギのβ−グロビンのスプライシ
    ングアクセプター配列を含む外来遺伝子を接続したハイ
    ブリッドプロモーターを有しさらに、ターミネーター配
    列を外来遺伝子発現用の制御配列として有することを特
    徴とする発現ベクター。 (2)スプライシングアクセプター配列が、ウサギのβ
    −グロビン構造遺伝子に含まれるスプライシングアクセ
    プター配列を有する遺伝子断片である前記第(1)項記
    載の発現ベクター。 (3)ターミネーター配列が、β−グロビン遺伝子由来
    の遺伝子である前記第(1)項記載の発現ベクタ(4)
    外来遺伝子発現用の制御配列としてエンハンサーをさら
    に有する前記第(1)項記載の発現ベクタ(5)該エン
    ハンサーがサイトメガロウイルス由来の遺伝子である前
    記第(4)項記載の発現ベクター。 (6)ニワトリのβ−アクチン遺伝子プロモーターにお
    ける、イントロン領域の途中からその下流(3’端側)
    のスプライスアクセプター配列を含めた3’端側の遺伝
    子を除去し、これにウサギのβ−グロビンのスプライシ
    ングアクセプター配列を含む外来遺伝子を接続したハイ
    ブリッドプロモーターを有しさらにターミネーター配列
    を外来遺伝子発現用の制御配列として有する発現ベクタ
    ーを用い、このベクタ−のハイブリッドプロモーター下
    流に外来構造遺伝子を組み込んだ組換えプラスミドによ
    り真核細胞を形質転換し、これを培養することを特徴と
    する外来遺伝子の発現方法。
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