JPH03167212A - 合成皮革用ポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents

合成皮革用ポリウレタン樹脂の製造方法

Info

Publication number
JPH03167212A
JPH03167212A JP1307171A JP30717189A JPH03167212A JP H03167212 A JPH03167212 A JP H03167212A JP 1307171 A JP1307171 A JP 1307171A JP 30717189 A JP30717189 A JP 30717189A JP H03167212 A JPH03167212 A JP H03167212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane resin
group
composition according
organopolysiloxyl
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1307171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2961771B2 (ja
Inventor
Shigetoki Nishino
西野 茂時
Kanji Shirota
城田 寛治
Tsunenori Hashiguchi
恒則 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP1307171A priority Critical patent/JP2961771B2/ja
Publication of JPH03167212A publication Critical patent/JPH03167212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2961771B2 publication Critical patent/JP2961771B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/12Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
    • D06N3/14Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyurethanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/30Low-molecular-weight compounds
    • C08G18/38Low-molecular-weight compounds having heteroatoms other than oxygen
    • C08G18/3893Low-molecular-weight compounds having heteroatoms other than oxygen containing silicon

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成形材料、合威皮革、磁性粉結合剤、塗装材料
等に有用な耐摩耗性の優れたポリウレタン樹脂&l或物
およびそれを用いた磁気記録媒体、合成皮革に関する。
特に、家具、車両用合或皮革及び磁気記録媒体に好適な
ポリウレタン樹脂紐威物に関する。
(従来の技術) 従来より、ポリウレタン樹脂はその優れた機械的性質や
耐久性を利用して多くの用途で利用されている。しかし
ながらポリウレタン樹脂は通常耐摩耗性に劣り、しかも
表面の滑性が低いという欠点がある。この欠点を補うた
めに、シリコン樹脂、シリコンオイル、繊維素誘導体、
ポリ塩化ビニル樹脂、AS樹脂、ABS樹脂等を添加し
たり、線状のポリシロキサンの両末端に水酸基が結合し
たボリシロキサンジカルビノールをジオール成分の一部
として有機ジイソシアネートと共重合したポリウレタン
樹脂が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この様なポリウレタン樹脂は、従来のシ
リコーン或分を一切含まないポリウレタン樹脂に比べれ
ば耐摩耗性に優れるが、そのレベルは未だ不充分であっ
た. しかもこのようなポリウレタン樹脂は、添加剤が表面に
移行したり、硬くなったり、機械的性質が低下したりす
る等の問題もあった. (課題を解決するための手段) 本発明者らはこれらの問題点を改良するために鋭意研究
を重ねた結果、1つの末端がイソシアネート基と非反応
性の官能基で、他の末端に2つの水酸基を有するオルガ
ノボリシロキサンと有機ジイソシアネートを必須成分と
して反応させた分子側鎖にオルガノポリシロキシル基を
有するポリウレタン樹脂が、従来の線状ポリシロキサン
ジカルビノールを用いて得たポリウレタン樹脂に比べて
耐摩耗性に極めて優れることを見い出し本発明を完威す
るに至った. 即ち本発明は、分子側鎖にオルガノポリシロキシル基を
有するポリウレタン樹脂を含有することを特徴とするポ
リウレタン樹脂組成物、該樹脂岨威物を必須のバインダ
ー戒分として用いてなる磁気記録媒体、該樹脂組成物を
必須の皮革成分として用いてなる合成皮革を提供するも
のである.本発明に係る分子側鎖にオルガノポリシロキ
シル基を有するポリウレタン樹脂における分子側鎖とは
、ポリウレタン樹脂の最も炭素原子数の多い鎖である主
鎖に結合し、それから枝分れしている部分をいう。
又、本発明に係るポリウレタン樹脂とは、単なるウレタ
ン結合のみからなるポリウレタン樹脂とウレタン結合と
尿素結合とからなるポリウレタンポリ尿素樹脂とを併せ
て言う. 本発明に係るポリウレタン樹脂&I或物は、通常分子側
鎖に、末端がインシアネート基と非反応性の官能基で封
止されたオルガノポリシロキシル基を有するポリウレタ
ン樹脂からなるものである。
末端がイソシアネート基と非反応性の官能基で封止され
たオルガノポリシロキシル基としては、例えばトリアル
キルシリル基又はトリアリールシリル基で封止されたオ
ルガノポリシロキシル基が挙げられ、より具体的には、 一←St (CHz) J−3−TSi (Clls)
 s−f−St(ph) zO −+−rSi (Ph
) 3等が挙げられる.上記オルガノポリシロキシル基
はポリアルキルシロキシル基とボリアリールシロキシル
基がランダムあるいはブロック状に共重合したオルガノ
ポリシロキシル基でもよいのは勿論である. オルガノポリシロキシル基の繰り返し単位nは通常10
〜1000、好ましくは20〜100である。
本発明のポリウレタン樹脂組或物は、通常、1つの末端
がイソシアネート基と非反応性の官能基で、他の末端に
2つの水酸基を有するオルガノポリシロキサン(A→を
必須或分として、有機ジイソシアネート(B)とを反応
せしめることにより容易に得られる。一般的には、オル
ガノキサン(A)と、オルガノシロキサン(A)以外の
ジオール(C)とを、有機ジイソシアネート(B)と反
応せしめて、本発明のポリウレタン樹脂&Il或物は製
造される。更に、前記(A)、(B)、(C)の他に有
機ジア逅ン(D)を用いて反応を行うと、得られるポリ
ウレタン樹脂組成物は、前記(A)、(B)、(C)の
みから得られるウレタン樹脂組威物に比べて、機械的性
質が向上するので特に好ましい。この場合、前記(A)
、(B)、(C)のみを予め反応せしめて、末端イソシ
アネート基のウレタンブレポリマーとし、次いで有機ジ
アくン(D)を加えて更に反応を行うのが好ましい。
本発明に係るポリウレタン樹脂11或物を製造する際の
オルガノボリシロキサン(A)の使用割合は特に限定さ
れないが、オルガノポリシロキサン(A)、該(A)t
c分以外のジオール(C)と有機ジアミン(D)の合計
100重量部に対して通常0.1〜50重量部、好まし
くは0.5〜20重量部である。この範囲内でオルガノ
ボリシロキサン(A)の使用量を多くする程、得られる
ポリウレタン樹脂組成物の摩耗係数が小さくなる傾向が
ある。
有機ジイソシアネ−1− (B)の使用量は、通常上記
(A)、(B)および(C)成分の全活性水素を1当量
とした際、0.95〜1.10当量となる重量使用する
上記(A)、(C)、(D)威分と、(B)戒分との反
応は従来公知の方法をとることができるが、無溶剤又は
有機溶剤中で必要に応じて触媒の存在下に30〜120
゜Cの反応温度で、反応時間1〜10時間の反応条件で
行うのが好適である.本発明に係るオルガノボリシロキ
サン(A)は、特に限定されるものではないが、例えば
、一般式CI) で示されるものが挙げられる。
一般式〔I〕のR.−R,のアルキル基又はアリール基
は通常炭素原子数1−10である。
上記一般式(1)のXは、2個の水酸基を有する基であ
れば特に限定されるものではなく、ポリオルガノシロキ
シル基と2個の水酸基が、エーテル結合、カルボニル結
合、アミド結合、エステル結合を介していてもよいアル
キレン基で結合したものが挙げられ、具体的には、例え
ば が挙げられる。
上記一般式(1) のオルガノボリシロキサンと しては、 例えば、 CI. CH3 CHs CHtOtl (但し、 nは正の整数である. ) 等が挙げられる. オルガノポリシロキシル基の繰り返し単位nは、通常1
0〜1000、好ましくは20〜100である.この範
囲内で繰り返し単位nが大きくなる程、摩耗係数が小さ
くなる傾向がある. 上記一般式(1)で示されるポリシロキサン(A)は、
例えば、アリロキシアルカンジオールと、一つの末端が
シラン基であるオルガノボリシロキサンとを反応せしめ
たり、ジアルカノールモノカルボン酸と、一つの末端が
水酸基で置換されたシラン基であるオルガノボリシロキ
サンとを反応せしめたり、ジアルカノールモノカルボン
酸と、一つの末端が水酸基で置換されたシラン基である
オルガノポリシロキサンとを反応せしめたり、ジアルカ
ノールモノカルボン酸と、一つの末端がアミノ基で置換
されたシラン基であるオルガノポリシロキサンとを反応
せしめることにより得られる。
一般式(1)で示されるポリシロキサン(A)を製造す
るための原料としては、3−アリロキシ1.2−プロパ
ンジオール、2−アリロキシー1.3−プロパンジオー
ル、3−アリロキシー2−メチルー1.2−プロパンジ
オール、2−アリロキシー2−メチル−1.3−プロパ
ンジオール、3−アリロキシー2−エチル−1.2−プ
ロパンジオール、2−アリロキシ−2−エチル−1.3
−プロパンジオール、4−アリロキシー3−メチル−3
−ヒドロキシメチルーブタン−1−オール、3−アリロ
キシー3−メチル−1.5−ペンタンジオール、4−ア
リロキシー3−エチル−3−ヒドロキシメチループタン
ーl−オール、3−アリロキシ−3エチル−1,5−ペ
ンタンジオール等のアリロキシアルカンジオール、ジメ
チロール酢酸、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロー
ル酪酸等のジアルキロールモノカルボン酸く一つの末端
がシラン基であるジメチルポリシロキサン又はジフエニ
ルポリシロキサン、一つの末端が水酸基で置換されたシ
ラン基であるジメチルボリシロキサン又はジフヱニルポ
リシロキサン、一つの末端がアミノ基で置換されたシラ
ン基であるジメチルボリシロキサン又はジフェニルポリ
シロキサンが挙げられる。
有機ジイソシアネート(B)としては、例えばトリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート
、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネ
ートやヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチ
ルキシリレンイソシアネート等の脂肪族或は脂環族ジイ
ソシアネートが挙げられる.中でも、得られるポリウレ
タン樹脂組成物の耐光性が優れる点で、脂肪族ジイソシ
アネート又は脂環族ジイソシアネートを用いることが好
ましい. ポリオルガノシロキサン(A)以外のジオール(C)と
しては、例えばボリステル系ジオール、ポリエーテル系
ジオールの単独あるいはこれらの混合物が使用できる.
ポリエステル系ジオールとしては、例えばエチレングリ
コール、1.2−プロピレングリコール、1.3−プロ
ピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1.
4−プチレングリコール、2.2−ジメチル−1,3−
プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メ
チル−1.5−ペンタンジオール、1,8−オクタンジ
オール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ジブロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、シクロヘキサン−1.4−ジオール、シクロヘキサ
ン−1.4−ジメタノール等のl種又は2種以上のジオ
ールとコハク酸、マレイン酸、アジビン酸、クルタル酸
、ビメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒド
ロイソフタル酸等のジカルボン酸の1種又は2種以上と
の縮金物などである。又、前記ジオールを開始剤とする
γ一プチロラクトン、ε一カプロラクトン等の開環重合
物が挙げられる。ポリエーテル系ジオールとしては、ポ
リエステル系ジオールの項で前記したジオールを開始剤
とするエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、プ
チレンオキサイド、スチレンオキサイドの単独あるいは
2種以上の開環重合物などである.又、テトラヒドロフ
ランの開環重合物も挙げられる.又、公知の多価アルコ
ール、例えばジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、1.5−ペンタンジオール、1.6−ヘキサン
ジオール、ジメチル−1.5−ペンタンジオール、ジメ
チル−1.6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジ
オール、シクロヘキサン−1.4−ジオール、シクロヘ
キサン−1.4−ジメタノールなどと、ジアリルカーボ
ネートまたはジアルキルカーボネート、或いはホスゲン
、クロル蟻酸エステルなどとの縮合によって得られるエ
ーテル縮合、エステル結合を含まないポリ(アルキレン
カーボネート)ジオールが挙げられる。
ジオール(C)の数平均分子量は、通常500〜400
0、好ましくは1000〜3000である。
ジオール(C)は、上記したジオールの一種あるいはこ
れらの混合物が使用できる。
中でも、得られるポリウレタン樹脂組成物の耐光性、耐
加水分解性が優れる点で、ポリ(アルキレンカーボネー
ト)ジオールを用いることが好ましい. 有機ジアミン(D)としては、例えばエチレンジア【ン
、1,3−プロピレンジアミン、1.2−プロピレンジ
ア【ン、ヘキサメチレンジアミン、ヒドラジン、ピペラ
ジン、N,N’ −ジアミノビペラジン、2−メチルピ
ペラジン、4.4′ −ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン、イソホロンジアミン等のジアミン類が挙げられ、こ
れらの1種又は2種以上の混合物が使用できる。
本発明のポリウレタン樹脂U威物の製造に際しては、必
要に応じて、モノアルコール、3官能以上のアルコール
、有機モノアミン、3官能以上のアミン、有機モノイソ
シアネート、3官能以上のポリイソシアネートを使用し
てもよい.本発明のポリウレタン樹脂組成物を製造する
に際し、必要ならば触媒及び安定剤を使用することがで
きる.触媒としては例えばトリエチルアξン、トルエチ
レンジアミン、モルホリン等の含窒素化合物、酢酸カリ
ウム、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸錫等の金属塩、ジ
ブチル錫ジラウレートの如き有機金属化合物等が挙げら
れる。
安定剤としては、置換ペンゾトリアゾール類などの紫外
線に対する安定剤、フェノール誘導体などの熱酸化に対
する安定剤などを加えることができる. これらの触媒や安定剤は、ポリウレタン樹脂組底物を製
造する際に任意の段階で加えることができる。
又、反応に際しては、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチル
エチルケトン、トルエン、テトラヒドロフラン、イソプ
ロバノール、シクロヘキサノン、ジメチルフォルムアミ
ド、セロソルブ、セロソルブアセテート等の有機溶剤を
使用することができる。
本発明のポリウレタン樹脂&IItc物は通常溶液反応
により得られ、その不揮発分は、lO〜70重量%であ
り、使用時に適宜溶剤で濃度を変えることができる。
本発明のポリウレタン樹脂組成物の数平均分子量は50
00〜100000であり、20000〜sooooの
範囲が特に好ましい.又、この粘度は、5000〜10
0000cps  (不揮発分35%、MEK溶液)、
好ましくは2000〜80000cpsである.本発明
のポリウレタン樹脂組或物には、必要に応じて、その他
の樹脂、酸化防止剤、紫外線吸収剤、加水分解防止剤、
顔料、染料、増粘剤、消泡剤、界面活性剤、帯電防止剤
、難燃剤、消臭剤、分散剤、粘着付与剤樹脂、充填材、
架橋剤、磁性粉等を添加することができる。
なお、本発明では前記ポリウレタン樹脂組成物と共に、
必要ならば通常用いられているその他の樹脂、例えばポ
リウレタン樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル系共重合体、
塩化ビニループロビオン酸ビニル系共重合体、ポリビニ
ルブチラール系樹脂、繊維素系樹脂、ポリエステル樹脂
、エボキシ樹脂及びフェノキシ樹脂、ボリアミド樹脂等
の市販品を併用することもできる。
架橋剤としては、例えば、フェノールーホルムアルデヒ
ド樹脂、尿素一ホルムアルデヒド樹脂、メラξンーホル
ムアルデヒド樹脂、有機ポリイソシアネート等が挙げら
れる。
好ましい架橋剤としては、前記のポリウレタン樹脂組威
物を製造するに用いた有機ジイソシアネ−ト及びその重
合体や2官能以上のボリオール類を前記有機ジイソシア
ネートで末端イソシアネート基としたポリイソシアネー
ト及びこれらのポリイソシアネートの官能基をブロック
したブロックイソシアネートが適当である。これらのポ
リイソシアネートの数平均分子量は160〜2000の
ものが好ましく、例えばクリスボ7NX. CL−2.
 CL−5OS,パーノックD−750. 0N−95
0. 0−500, D−550 (以上、大日本イン
キ化学工業■製品)、デスモジュールL, R, RF
 (以上、住友バイエルウレタン■製品)などの各社の
市販品をいずれも使用することができる。
磁性粉としては、たとえば還元鉄粉末、T−Fe.O.
粉末、PEl304粉末、Co含有7−FegO=粉末
、Co含有Fe,0,粉末、Cryt粉末等が挙げられ
、従来公知の各種磁性粉末が使用できる。
本発明のポリウレタン樹脂組戒物は、接着剤、塗料、繊
維処理剤、成型材料、合威皮革原料、磁気記録媒体結合
剤等各種の用途に使用可能である.次に本発明を実施例
によって説明するが、これはあくまで一態様でしかなく
、本発明は実施例のみによって限定されるものではない
。尚、文中「部Jは全て重量基準による。
実施例1 末端がシラン基のポリ(メチルシロキサン)に2−アリ
ロキシ−2−エチル−1.3−プロパンジオールを反応
させた数平均分子量が3500のジヒドロキシアルキル
ポリシロキサン30部と数平均分子量2000のポリ(
ヘキサメチレンカーボネート)ジオール470部を混合
し、イソホロンジイソシアネート160部を加えて10
0℃にて2時間反応した後、ジメチルホルムアミド17
20部を加えて均一な溶液とした。この溶液にイソホロ
ンジアミン78部を加えて固形分30%で粘度500ポ
イズのポリウレタン樹脂溶液(A)を得た。この樹脂溶
液から得られた皮膜は抗張力6 2 0 kg/cd!
,破断伸度310%、100%伸長時の応力120kg
 /: cdであった。又、ブラックパネル温度83゜
Cのフェードメータで紫外線を400時間照射した後の
抗張力の保持率(耐光性の尺度である。)は84%であ
った。更に又、70゜C1相対湿度95%の雰囲気に1
0週間放置した後の抗張力保持率(耐加水分解性の尺度
である。)は93%であった。
上記ポリウレタン樹脂溶液(A)を用いて合成皮革を作
製した。
最初にマット調離型紙上に下記表皮層配合液を固形分膜
厚0.2mmとなる様に塗布し、90゜Cで3分間乾燥
させた。次いでその上に下記接着層配合液を固形分膜厚
0.2−となる様に塗布し、直ちに起毛布を貼り合わせ
て120℃で3分間乾燥した後、室温で3日間熟戒し、
離型紙を剥離して合成皮革を得た。
この合戒皮革は、荷重20グラム、速度130ffII
l/分における表面滑性測定機(ヘイドン社製モデル1
4)による摩擦係数(表面の滑性の尺度である.)が0
.16であった.又、JIS  M−403B法による
平面摩擦試験〔(荷重1 kg、ストローク140■)
、耐摩耗性の尺度である.〕では25000〜2600
0回であった。
表皮層配合液 ポリウレタン樹脂溶液(A) グイラック・Lカラー 〔大日本インキ化学工業■製 ジメチルホルムアミド 着色剤〕 100部 30部 20部 接着層配合液 クリスボン4010        100部〔大日本
インキ化学工業■製ポリウレタン樹脂、固形分 50%
〕 クリスボンNX           10部〔大日本
インキ化学工業■製 架橋剤、有効戒分75%〕 クリスボン アクセルHM       3部〔大日本
インキ化学工業■製 触媒、 有効成分工5%〕 トルエン             15部実施例2 実施例lにおaる数平均分子量3500のジヒドロキシ
アルキルボリシロヰサン30部を数平均分子16700
のジヒドロキシアルキルボリシロキサン65部に変更し
、更に実施例lにおけるジメチルフォルムアミド172
0部を1800部に変更した以外は実施例1と同様にし
て固形分30.3%で粘度520ボイズのポリウレタン
樹脂溶液(B)を得た.この樹脂の皮膜の耐光性および
耐加水分解性は実施例1のものと同様に優れていた。ポ
リウレタン樹脂溶液(A)の代わりに、このポリウレタ
ン樹脂溶液(B)を用いて、実施例1と同様の方法で合
成皮革を作威した。
得られた製品の摩耗係数と耐摩耗性を第1表に示す。
実施例3 実施例lにおける数平均分子量3500のジヒドロキシ
アルキルポリシロキサン30部を70部に変更し、更に
実施例1におけるポリ(ヘキサメチレンカーボネート)
ジオール470部を430部に変更し実施例1と同様に
して固形分29.9%で粘度470ポイズのポリウレタ
ン樹脂溶液(C)を得た.この樹脂の皮膜の耐光性およ
び耐加水分解性は実施例1のものと同様に優れていた.
ポリウレタン樹脂溶液(A)の代わりにこのポリウレタ
ン樹脂溶液(C)を用いて実施例1と同様の方法で合威
皮革を作威した。
得られた製品の摩耗係数と耐摩耗性を第1表に示す。
実施例4 実施例1における数平均分子量3500のジヒドロキシ
アルキルボリシロキサン30部を130部に変更し、更
に実施例lにおけるポリ(ヘキサメチレンカーボネート
)ジオール470部を370部に変更し実施例1と同様
にして固形分30%で粘度510ボイズのポリウレタン
樹脂溶液(D)を得た。この樹脂の皮膜の耐光性および
耐加水分解性は、実施例1のものと同様に優れていた。
ポリウレタン樹脂溶液(A)の代わりにこのポリウレタ
ン樹脂溶液(D)を用いて実施例1と同様の方法で合成
皮革を作威した。
得られた製品の摩耗係数と耐摩耗性を第1表に示す. 実施例5 実施例lにおけるポリ(ヘキサメチレンカーボネート)
ジオール470部を数平均分子12000のポリ(ヘキ
サメチレンカーボネート)ジオール440部と数平均分
子量2000のポリ(テトラメチレンエーテル)グリコ
ール30部3部に変更し実施例1と同様にして固形分3
0%で粘度520ボイズのポリウレタン樹脂溶液(E)
を得た。このポリウレタン樹脂は実施例1のものと同様
、耐光性、耐加水分解性がいずれも優れていた。ポリウ
レタン樹脂溶液(A)の代わりにこのポリウレタン樹脂
溶液(E)を用いて実施例lと同様の方法で合或皮革を
作威した。
得られた製品の摩耗係数と耐摩耗性を第l表に示す。
第1表 実施例6 実施例1における数平均分子量3500のジヒドロキシ
アルキルボリシロキサン50部と、数平均分子量が15
00のポリ(テトラメチレンアジペート)ジオール45
0部とをメチルエチルケトン1350部に溶解した後、
ジフェニルメタンジイソシアネート78部を加えて70
゜Cで8時間反応して固型分30.5%で粘度220ポ
イズのポリウレタン樹脂溶液(F)を得た. このポリウレタン樹脂溶液(F)を下記組成で配合し、
サンドミルで2時間混練した後、10部の硬化剤(大日
本インキ化学工業製のポリイソシアネート、パーノック
D−7 5 0)を加え、更に5分間混練後、濾過操作
を行ない磁性塗料を調製した. 配合 Co被着γ−FezO, ポリウレタン樹脂溶液 塩ビー酢ビ共重合体(米国UCC製 ビニライトVAGH) 大豆油レシチン            1〃シクロヘ
キサノン         l00〃トルエン    
         lOO〃200部 100# 20〃 この磁性塗料を厚さ12ミクロンのポリエステルフィル
ム上に乾燥後の膜厚が5ミクロンになる様に塗布し、乾
燥後配向処理を行なった。次いでカレンダー処理により
、鏡面加工を施し、1/2インチ幅に裁断して磁気テー
プを得た.こうして得た磁気テープ磁性面の動摩擦係数
と耐久性を次の方法で測定した。
動摩擦係数は、荷重21gをかけた状態で繰返し走行し
た時の磁気ヘッドとの動摩擦係数を1回目と100回目
について求めた。
耐久性は、上記磁気テープを120分再生長さとしてビ
デオテープカセットに組み込み、ビデオテープレコーダ
でテープ速度2m/時、ヘッド荷重30gにて繰り返し
走行させ、目詰まりが発生するまでの走行回数で表した
本実施例で得られた磁気テープの動摩擦係数(表面の滑
性の尺度である。)は走行1回目が0.lO走行100
回目も0. 10と変化なく、又、耐摩耗性については
走行100回でも目詰まりを生じなかった。
比較例l 実施例6における数平均分子13500のビヒドロキシ
アルキルポリシロキサン50部を数平均分子量2400
の両末端にヒドロキシェチル基を有するジメチルボリシ
ロキサン50部に変更した以外は、実施例6と同様にし
て、固型分30.3%で粘度195ポイズのポリウレタ
ン樹脂溶液(G)を得た。ポリウレタン樹脂溶液(F)
の代わりにこのポリウレタン樹脂溶液(G)を用い、実
施例6と同様の方法で磁気テープを作威し、評価した.
この磁気テープの動摩擦係数は走行1回目が0.21、
100回目が0.25であり、走行60回で目詰まりを
生じた。
(発明の効果) 本発明のポリウレタン樹脂は、分子側鎖にオルガノポリ
シロキシル基を有しているので、従来の分子主鎖にオル
ガノポリシロキシル基を有するポリウレタン樹脂に比べ
て優れた耐摩耗性を有している. 従って、上記特性が要求される戒形材料、合成皮革、磁
性粉結合剤、塗装材料等各種の用途に使用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子側鎖にオルガノポリシロキシル基を有するポリ
    ウレタン樹脂を含有することを特徴とするポリウレタン
    樹脂組成物。 2、分子側鎖に、末端がイソシアネート基と非反応性の
    官能基で封止されたオルガノポリシロキシル基を有する
    ポリウレタン樹脂を含有することを特徴とするポリウレ
    タン樹脂組成物。 3、末端がイソシアネート基と非反応性の官能基で封止
    されたオルガノポリシロキシル基が、▲数式、化学式、
    表等があります▼ 〔式中、R_1〜R_7は同一でも異っていてもよいア
    ルキル基又はアリール基であり、nは正の整数である。 〕 で示される基である請求項2記載の組成物。 4、ポリウレタン樹脂が、1つの末端がイソシアネート
    基と非反応性の官能基で、他の末端に2つの水酸基を有
    するオルガノポリシロキサン(A)と、有機ジイソシア
    ネート(B)とを必須成分として反応せしめたものであ
    る請求項2記載の組成物。 5、ポリウレタン樹脂が、該(A)、(B)成分と更に
    該(A)成分以外のジオール(C)とを必須成分として
    反応せしめたものである請求項2記載の組成物。 6、ポリウレタン樹脂が、該(A)、(B)、(C)成
    分と更に有機ジアミン(D)とを必須成分として反応せ
    しめたものである請求項2記載の組成物。 7、オルガノポリシロキサン(A)が、一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼…〔 I 〕 〔式中、R_1〜R_7は同一でも異っていてもよいア
    ルキル基又はアリール基であり、nは正の整数、Xは水
    酸基を2個有する基である。〕で示されるオルガノポリ
    シロキサンである請求項4記載の組成物。 8、有機ジイソシアネート(B)が、脂肪族ジイソシア
    ネート及び/又は脂環族ジイソシアネートである請求項
    4記載の組成物。 9、該(A)成分以外のジオール(C)が、ポリ(アル
    キレンカーボネート)ジオールである請求項5記載の組
    成物。 10、請求項1記載の組成物を必須のバインダー成分と
    して用いてなる磁気記録媒体。 11、請求項1記載の組成物を必須の皮革成分として用
    いてなる合成皮革。
JP1307171A 1989-11-27 1989-11-27 合成皮革用ポリウレタン樹脂の製造方法 Expired - Lifetime JP2961771B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1307171A JP2961771B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 合成皮革用ポリウレタン樹脂の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1307171A JP2961771B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 合成皮革用ポリウレタン樹脂の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03167212A true JPH03167212A (ja) 1991-07-19
JP2961771B2 JP2961771B2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=17965891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1307171A Expired - Lifetime JP2961771B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 合成皮革用ポリウレタン樹脂の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2961771B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002048777A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Chisso Corp オルガノポリシロキサンの測定方法
JP2009203592A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Seikoh Chem Co Ltd 布帛用コーティング材料
JP2011069002A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Toray Coatex Co Ltd 耐摩耗性に優れたヌバック様皮革調シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002048777A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Chisso Corp オルガノポリシロキサンの測定方法
JP2009203592A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Seikoh Chem Co Ltd 布帛用コーティング材料
JP2011069002A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Toray Coatex Co Ltd 耐摩耗性に優れたヌバック様皮革調シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2961771B2 (ja) 1999-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4420601A (en) Thermoplastic polyurethan resin
JPH0581969B2 (ja)
JPS6126612A (ja) 耐加水分解性の良好なポリウレタンの製法
JP2630467B2 (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー
JPH03167212A (ja) 合成皮革用ポリウレタン樹脂の製造方法
JP4929719B2 (ja) ポリウレタンホットメルト接着剤
JP3074768B2 (ja) ポリウレタン樹脂を用いた合成皮革
JPH02284911A (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂結合剤
JPH0762321A (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタン系バインダー及び磁気記録媒体
JP2660589B2 (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法
JP2880232B2 (ja) 磁気記録媒体用バインダー樹脂組成物
JP3578550B2 (ja) 高導電性ポリウレタン樹脂塗料
JPH083300A (ja) シロキサン変性ポリエステル系樹脂、その製造方法及び硬化性組成物
JPH09279118A (ja) ポリウレタン系粘着剤
JPH0395718A (ja) 磁気記録担体
JP3031377B1 (ja) 磁気記録媒体用バインダ―及びこれを用いた磁気記録媒体
KR960009287B1 (ko) 자기기록 매체의 결합제용 폴리우레탄수지 제조방법
JP2000322728A (ja) 磁気記録媒体
KR930001475B1 (ko) 자기 기록 매체용 결합제
JPH0676265A (ja) 磁気記録媒体用結合剤
JPH02121114A (ja) 磁気記録媒体
JPH0474773B2 (ja)
JP2882500B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH05163682A (ja) ポリウレタン樹脂を用いた合成皮革
JPS61255532A (ja) 磁気記録媒体用結合剤

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11