JPH03165827A - 無機粉体の造粒方法 - Google Patents

無機粉体の造粒方法

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JPH03165827A
JPH03165827A JP30328989A JP30328989A JPH03165827A JP H03165827 A JPH03165827 A JP H03165827A JP 30328989 A JP30328989 A JP 30328989A JP 30328989 A JP30328989 A JP 30328989A JP H03165827 A JPH03165827 A JP H03165827A
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JP
Japan
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powder
granulation
inorganic powder
granulated
solvent
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Pending
Application number
JP30328989A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sakamoto
和夫 坂本
Yoshiomi Watanabe
渡辺 良臣
Katsura Sugiura
桂 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASUKU KK
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
ASUKU KK
Tokai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は無機粉体の取り扱い時の飛散防止、環境汚染防
止の観点から有効で且つ射出成形機または押出成形機等
を使用する時に成形機のホッパー内でブリッジ現象を起
こすことがない無機粉体の造粒方法に関する。
[従来の技術・課題1 従来より無機粉体の取り扱い性を向上するために、種々
の方法により造粒することが試みられている。
例えば、特開昭55 − 28794号公報には、有機
顔料等の粉末を粒質化助剤と混合し、加熱して粒質化助
剤が軟化した状態で回転造粒することからなる加熱転勤
造粒法が開示されている。
しかし、この造粒法は主として有機顔料を対象とするも
のであり、この方法を平均粒子径0.8μm以下の無機
粉体の造粒に適用すると、その比表面積が大きいために
無機粉体の通常40重量%以上、好ましくは50重量%
程度の粒状化助剤を添加しなければ造粒することはでき
ない。すなわち、粒状化助剤を熱により溶解させた場合
にはその分散が悪く、結合力は弱くなり、より多くの粒
状化助剤が必要となり、また、多量の粒状化助剤を使用
し、軟化し過ぎると、造粒機への付着がひどくなり、均
一な造粒が困難になる。
また、特公昭57− 47699号公報には、水に不溶
性の粒状化助剤の存在下で、微細に分散した有機顔料ま
たは顔料配合物を懸濁させた水相と実質上水に不溶で且
つ粒状化助剤が少なくとも部分的には溶解する有機溶剤
から実質上なる第二液相とからなる二相系を粒状物が形
成するまで撹拌して造粒し、次いで得られた造粒物から
溶剤を除去することからなる有機顔料または顔料配合物
の造粒法を開示している。しかし、この造粒法も有機顔
料または顔料配合物を対象とするものであり、平均粒子
径0.8μm以下の無機粉体をこの方法により造粒して
も、得られた造粒物は脆く、粉塵が立ち易い等の欠点を
有する。
従って、本発明の目的は取り扱い時の粉塵の飛散防止す
なわち環境汚染防止に有効であり、射出成形機または押
出戒形機において無機粉体を使用する時に成形機のホッ
パー内でブリッジ現象を起こさないで効率良く使用でき
る無機粉体の造粒方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明は平均粒子径0.8μm以下の無機粉体と
、溶剤に粒状化助剤の溶解させた溶液または溶剤に粒状
化助剤を分散させた分散液を混合撹拌型造粒機に入れ、
該造粒機内を粒状化助剤の溶3 解温度より低い温度に維持しながら造粒し、得られた造
粒物を乾燥することを特徴とする無機粉体の造粒方法に
係る。
[作  用] 本発明の無機粉体の造粒方法は造粒の際に溶剤に粒状化
助剤の溶解させた溶液または溶剤に粒状化助剤を分散さ
せた分散液を使用することを特徴とするものである。
粒状化助剤を溶液または分散液の形態で使用することに
より、平均粒子径0.8μm以下の無機粉体を従来より
少量例えば35重量%以下の粒状化助剤量で造粒するこ
とができ、得られた造粒物は無機粉体の特性を維持し、
樹脂等の添加剤として使用する場合にも、樹脂の特性が
造粒時に使用される粒状化樹脂により左右されることが
ない。
本発明方法により造粒することができる無機粉体は特に
限定されるものではなく、平均粒子径が0.8μm以下
のものであればいずれのものでも造粒することができる
。このような無機粉体としては例えばカーボン、酸化ク
ロム、亜鉛華、フェラ4 イト、二酸化チタン、アルミナ、酸化マグネシウム、水
酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、雲母粉、ベン
トナイト、タルク、クレー、シリカ、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム等を例示すること
ができる。
次に、本発明に使用する粒状化助剤としては例えばワッ
クス、可塑剤、金属石鹸、金属、ゴム、樹脂、水膨潤剤
、糖、油等を使用することができる。
ここで、ワックスとしては植物ワックス(カルナバワッ
クス、木ロウ、綿ロウ等)、動物ワックス(ミツロウ、
羊毛ロウ等)、石油ワックス(パラフィンワックス、微
晶ワックス、ベトロラタム〉等を挙げることができる。
可塑剤としてはDBP,DnOP,DOP、DNP,D
LP,BLP,BBP,DOA、DOS,TCP.TO
F、ポリエチレングリコールエステル、エボキシ脂肪酸
エステル等を挙げることかできる。
金属石鹸としては例えば脂肪酸、樹脂酸、ナフテン酸の
金属塩、金属としてはアルミニウム、マンガン、コバル
ト、鉛、カルシウム、クロム、銅、鉄、水銀、マグネシ
ウム、亜鉛、ニッケル等を挙げることができる。
ゴムとしてはSBR,NBR,CR,NR、シリコンゴ
ム、アクリルゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、エチ
レンープロピレンゴム、ウレタンゴム、ブチルゴム、チ
オコールゴム、イソブレンゴム、塩化ゴム等を挙げるこ
とができる。
樹脂としてはロジン、ロジン誘導体、多価アルコールエ
ステル、変或ロジン樹脂、ロジンのカルシウムまたは亜
鉛塩、アビエスチン酸及びそのエステル、ロジンで変成
したフェノール樹脂、アクリル化合物を基とした樹脂、
天然樹脂(アマニ油、ワニス、セラック樹脂)等を挙げ
ることができる。
水膨潤剤としてはデンプンアクリロニトリルグラフト化
加水分解物、デンプンアクリル酸グラフト化物、デンプ
ンボリアクリル酸塩グラフト化物、ポリアクリル酸塩、
カルボキシメチル化セルロース、セルロースグラフト重
合物、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド
、ヒドロキシプロビルセルロース等を挙げることができ
る。
糖としてはシヨ糖、グルコース等を挙げることができ、
油としては各種の動物油(例魚油、鉱油、牛脂)、植物
油(例アマ二油、キリ油、ゴマ油、ナタネ油、ツバキ油
、ヒマシ油)、石油系潤滑剤(例スビドル油、マシン油
、内燃機関用潤滑剤)等を挙げることができる。
本発明の造粒方法においては、上述の粒状化助剤を溶剤
に溶解した溶液または溶剤に分散させた分散液を造粒の
際のバインダーとして使用する。
ここで、該溶液または分散剤中の粒状化助剤の濃度は目
的とする造粒物の大きさや無機粉体並びに粒状化助剤の
種類、造粒物の用途により依存するものであり、特に限
定されるものではないが、例えば粒状化助剤としてワッ
クスを使用し、溶剤としてトルエンを使用する場合には
、ワックス濃度が3〜10重量%の範囲内のものを使用
することが好適である。
本発明に使用することができる溶剤または分散7一 溶剤、エステル系溶剤、ハロゲン炭化水素系溶剤、ニト
ロ炭化水素系溶剤、アミン系溶剤、エーテル系溶剤、ケ
トン系溶剤、可塑性溶剤、樹脂モノマー、その他の溶剤
〈例えばフルフラール、アルドール等)及びこれらの溶
剤の2種以上の混合物等を挙げることができる。
アルコール系溶剤としては例えばメチルアルコール、エ
チルアルコール、イソプロビルアルコール、アミルアル
コール、ブチルアルコール、エチレングリコール等を挙
げることができる。
炭化水素系溶剤としては例えばトルエン、キシレン、石
油エーテル、ラッカー希釈剤、石油ナフサ、ガソリン、
イソオクタン、ヘキサン等を挙げることができる。
エステル系溶剤としては例えば酢酸メチル、ギ酸エチル
、乳酸ブチル、安息香酸メチル、メチルセルソルブアセ
テート、炭酸エチレン等を挙げることができる。
ハロゲン炭化水素系溶剤としては例えば塩化メ8 チル、トリクロルエチレン、フレオン、クロルニトロエ
タン等を挙げることができる。
アミン系溶剤としては例えばメチルアミン、プチルアミ
ン、アニリン等′を挙げることができる。
エーテル系溶剤としては例えばメチルエーテル、メチル
セロソルブ、カルビトール、メチラール、アセタール等
を挙げることができる。
ケトン系溶剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、
プチロン、バレロン等を使用することができる。
可塑性溶剤としては例えばフタル酸ジメチル、アジピン
酸ジイソブチル、ひまし油、塩素化バラフィン等を挙げ
ることができる。
また、樹脂モノマーとしては例えばスチレン樹脂モノマ
ー、アクリロニトリル樹脂モノマー、アクリル樹脂モノ
マー、メタクリル酸樹脂モノマー酢酸ビニル樹脂モノマ
ー等を挙げることができる。
次に、無機粉体への粒状化助剤の溶液または分散液の添
加量は、目的とする造粒物の大きさや無機粉体の種類、
造粒物の用途等により適宜その割台を選択することがで
きる。
該添加量の目安としては、無機粉体1oogに該溶液ま
たは分散液を少しずつ添加し、練り合わせながら無機粉
体の状態を観察し、ばらばらな分散した状態から1つの
塊となる点を見出し、その時の粒状化助剤の溶液または
分散液のmI数を求め、この量をAとすると、無機粉体
に添加する粒状化助剤の溶液または分散液の量は最大人
の量の1,3倍程度であり、最適量は0.5〜1、1倍
程度である。
造粒工程は慣用の造粒機を使用して行うことができ、例
えば冷却ジャケット付混合撹拌型造粒機を使用すること
が好ましい。
なお、造粒工程における温度は使用する粒状化助剤の溶
解温度より低い温度に維持する必要がある。
[実 施 例] 実施例1 平均粒子径0.05μmのカーボン粉体500gと、ワ
ックス(バラフィンワックス、溶解温度50℃)6重量
%含有トルエン溶液1200gとを冷却ジャケッ1・付
混合撹拌型造粒機に入れ、温度を30℃に維持しながら
アジテーター回転数2 5 0 0 rpmで造粒して
粒子径3mm以下の造粒物を得た。
次に、得られた造粒物を100℃の乾燥機で乾燥すると
、粒状化助剤含量12,6重量%のカーボン造粒物が得
られた。
この造粒物は粉塵の発生も少なく、プラスチックの射出
成形機のホッパー内で詰まることもなく、良好な品質の
ものであった。
実施例2 平均粒子径0.03μmのホワイトカーボン粉体500
gと、ワックス〈パラフィンワックス、溶解温度50℃
〉10重量%含有トルエン溶液1000gとを冷却ジャ
ケッ1・付混合撹拌型造粒機に入れ、温度を30℃に維
持しながらアジテータ一回転数250Orpmで造粒し
て粒子径3IIlm以下の造粒物を得た。
次に、得られた造粒物を100℃の乾燥機で乾1l 燥すると、粒状化助剤含量16、6重量%のホワイトカ
ーボン造粒物が得られた。
この造粒物は粉塵の発生も少なく、プラスチックの射出
成形機のホッパー内で詰まることもなく、良好な品質の
ものであった。
実施例3 平均粒子径0.5μmのベントナイト5i00gと、S
BR5重量%含有水性分散液1200gを混合撹拌型造
粒機に入れ、温度を30℃に維持しながらアジテーター
の回転数250Orpmで造粒し、粒子径5mm以下の
造粒物を得た。
次に、得られた造粒物を120℃の乾燥機で乾燥すると
、粒状化助剤含量10.7重量%のベンl・ナイト造粒
物が得られた。
この造粒物は粉塵の発生も少なく、プラスチックの射出
成形機のホッパー内で詰まることもなく、効率良く使用
できるものであった。
[発明の効果] 本発明の造粒方法によれば、特に、従来の方法では得る
ことができなかった粒状化助剤量35重12 量%以下の無機粉体の造粒物を得ることができる。
得られた造粒物は粉塵等の発生も少なく、射出戒形機や
押出成形機等のホッパーでブリッジ現象を生ずることも
なく、また、粒状化助剤量が少ないために無機粉体とし
ての特性を失うこともなく、樹脂添加剤等として好適に
使用できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  平均粒子径0.8μm以下の無機粉体と、溶剤に粒状
    化助剤の溶解させた溶液または溶剤に粒状化助剤を分散
    させた分散液を混合撹拌型造粒機に入れ、該造粒機内を
    粒状化助剤の溶解温度より低い温度に維持しながら造粒
    し、得られた造粒物を乾燥することを特徴とする無機粉
    体の造粒方法。
JP30328989A 1989-11-24 1989-11-24 無機粉体の造粒方法 Pending JPH03165827A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6348520B1 (en) * 1999-01-29 2002-02-19 Kansai Paint Co., Ltd. Method for color matching of powder coating composition
JP2002234724A (ja) * 2001-02-01 2002-08-23 Sumitomo Chem Co Ltd 水中有害イオン除去用活性アルミナ粒子及びその製造方法
CN102107127A (zh) * 2011-01-11 2011-06-29 西安蓝晓科技有限公司 一种粉体造粒技术
JP2011179051A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Seiko Epson Corp 造粒粉末および造粒粉末の製造方法

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