JPH0316512Y2 - - Google Patents
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- JPH0316512Y2 JPH0316512Y2 JP1985044299U JP4429985U JPH0316512Y2 JP H0316512 Y2 JPH0316512 Y2 JP H0316512Y2 JP 1985044299 U JP1985044299 U JP 1985044299U JP 4429985 U JP4429985 U JP 4429985U JP H0316512 Y2 JPH0316512 Y2 JP H0316512Y2
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- Japan
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- shelf
- fixed
- telescopic
- pipe
- telescoping
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 31
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 31
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、伸縮棚に関するものであつて、更
に詳細には、平行に少くとも2本配設した伸縮ポ
ール間に第1の棚と第2の棚とを夫々配設し、前
記伸縮ポールの伸縮に伴なつて前記第2の棚をス
ライドさせるよう構成して、前記伸縮ポールの全
長に亘つて有効に棚部を形成し得るようにした新
規な構造の伸縮棚に関するものである。
に詳細には、平行に少くとも2本配設した伸縮ポ
ール間に第1の棚と第2の棚とを夫々配設し、前
記伸縮ポールの伸縮に伴なつて前記第2の棚をス
ライドさせるよう構成して、前記伸縮ポールの全
長に亘つて有効に棚部を形成し得るようにした新
規な構造の伸縮棚に関するものである。
従来技術
従来公知の伸縮棚は、浴室、洗面所、押入れ等
の相対向する2つの壁面間に伸縮ポールを少くと
も2本突張り状態で張設し、該伸縮ポール間に架
設固定した棚にトイレツトペーパーやタオルなど
の比較的軽量な小物を載せるようになつている。
例えば第1図に示す従来技術に係る伸縮棚10
は、夫々受け入れパイプ14および該パイプに摺
動自在に挿入した差込みパイプ12からなる伸縮
ポール16を平行に配設し、この伸縮ポール1
6,16の前記受け入れパイプ14,14間に棚
18を架設固定することにより構成されている。
の相対向する2つの壁面間に伸縮ポールを少くと
も2本突張り状態で張設し、該伸縮ポール間に架
設固定した棚にトイレツトペーパーやタオルなど
の比較的軽量な小物を載せるようになつている。
例えば第1図に示す従来技術に係る伸縮棚10
は、夫々受け入れパイプ14および該パイプに摺
動自在に挿入した差込みパイプ12からなる伸縮
ポール16を平行に配設し、この伸縮ポール1
6,16の前記受け入れパイプ14,14間に棚
18を架設固定することにより構成されている。
前記棚18は、受け入れパイプ14に対し直角
でかつ平行に配設した2本の棚受20,20と、
該棚受20,20間に所定間隔離間させて平行に
配設した複数の棧部材22とから構成されてお
り、前記棚受20,20は伸縮ポール16,16
における受け入れパイプ14,14の両端部に架
設固定してある。そして差込みパイプ12を伸縮
させてポール16の長さを変更することにより、
対向し合う壁面間の任意の位置に自由に取付ける
ことができる。しかし前記棚18の長さは一定で
あるために、受け入れパイプ14から差込みパイ
プ12が延出している間隔は棚が全く形成されな
い空間にならざるを得ず、スペースの有効利用に
限界があつた。
でかつ平行に配設した2本の棚受20,20と、
該棚受20,20間に所定間隔離間させて平行に
配設した複数の棧部材22とから構成されてお
り、前記棚受20,20は伸縮ポール16,16
における受け入れパイプ14,14の両端部に架
設固定してある。そして差込みパイプ12を伸縮
させてポール16の長さを変更することにより、
対向し合う壁面間の任意の位置に自由に取付ける
ことができる。しかし前記棚18の長さは一定で
あるために、受け入れパイプ14から差込みパイ
プ12が延出している間隔は棚が全く形成されな
い空間にならざるを得ず、スペースの有効利用に
限界があつた。
考案が解決しようとする問題点
前述した如く、従来技術に係る伸縮棚では、棚
部が伸縮ポールを構成する受け入れパイプ側にだ
け固定されている。従つて前記差込みパイプを伸
長させて相対向する壁面間に棚を張設した場合、
受け入れパイプにのみ棚部が存在し、差込みパイ
プ側には棚部が形成されない難点がある。
部が伸縮ポールを構成する受け入れパイプ側にだ
け固定されている。従つて前記差込みパイプを伸
長させて相対向する壁面間に棚を張設した場合、
受け入れパイプにのみ棚部が存在し、差込みパイ
プ側には棚部が形成されない難点がある。
考案の目的
本考案は、前述した従来技術に係る伸縮棚に内
在している欠点に鑑み、これを好適に解決するべ
く提案されたものであつて、棚部を支持する伸縮
ポールの相対向する壁面間に突張り配置した場合
において、前記伸縮ポールの全長に亘つて棚部を
形成してスペースの有効利用を達成することを目
的とする。
在している欠点に鑑み、これを好適に解決するべ
く提案されたものであつて、棚部を支持する伸縮
ポールの相対向する壁面間に突張り配置した場合
において、前記伸縮ポールの全長に亘つて棚部を
形成してスペースの有効利用を達成することを目
的とする。
問題点を解決するための手段
前記目的を達成するために本考案に係る伸縮棚
は、受け入れパイプと、該パイプに伸縮自在に挿
入した差込みパイプとから伸縮ポールを構成し、
この伸縮ポールを少くとも2本平行に配設すると
共に、この両伸縮ポールにおける受け入れパイプ
間に、比較的目の細かいネツト状の第1の棚を架
設固定する一方、両伸縮ポールにおける差込みパ
イプの間に、比較的目の細かいネツト状の第2の
棚を架設固定し、前記両受け入れパイプに対する
差込みパイプの伸縮に伴い、前記第1の棚に対し
て第2の棚がスライド状に変移し、前記両伸縮ポ
ールの最短状態から最長状態に至る伸縮可変範囲
の全長に亘り、前記第1および第2の棚同志によ
り有効な受け面領域を形成し得るように構成した
ことを特徴とする。
は、受け入れパイプと、該パイプに伸縮自在に挿
入した差込みパイプとから伸縮ポールを構成し、
この伸縮ポールを少くとも2本平行に配設すると
共に、この両伸縮ポールにおける受け入れパイプ
間に、比較的目の細かいネツト状の第1の棚を架
設固定する一方、両伸縮ポールにおける差込みパ
イプの間に、比較的目の細かいネツト状の第2の
棚を架設固定し、前記両受け入れパイプに対する
差込みパイプの伸縮に伴い、前記第1の棚に対し
て第2の棚がスライド状に変移し、前記両伸縮ポ
ールの最短状態から最長状態に至る伸縮可変範囲
の全長に亘り、前記第1および第2の棚同志によ
り有効な受け面領域を形成し得るように構成した
ことを特徴とする。
実施例
次に本考案に係る伸縮棚につき、好適な実施例
を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説
明する。第2図は本考案に係る伸縮棚の平面図で
あつて、符号24は伸縮棚全体を示す。該伸縮棚
24は、平行に配設される伸縮ポール26,26
と、該伸縮ポール26,26の一部を構成する受
け入れパイプ28,28に固定した固定棚30
と、同じく伸縮ポール26,26の一部を構成す
る差込みパイプ32,32に取付けられてスライ
ドする可動棚34とから基本的に構成されてい
る。
を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説
明する。第2図は本考案に係る伸縮棚の平面図で
あつて、符号24は伸縮棚全体を示す。該伸縮棚
24は、平行に配設される伸縮ポール26,26
と、該伸縮ポール26,26の一部を構成する受
け入れパイプ28,28に固定した固定棚30
と、同じく伸縮ポール26,26の一部を構成す
る差込みパイプ32,32に取付けられてスライ
ドする可動棚34とから基本的に構成されてい
る。
前記伸縮ポール26は、第4図に示す如く、大
径の中空管体からなる受け入れパイプ28と、こ
のパイプ28に挿脱自在に挿通される差込みパイ
プ32とから構成されている。前記受け入れパイ
プ28の一端部には、第5図に示す如き形状をし
た固定部材36が配設されている。該固定部材3
6は、一端部にフランジを一体的に形成した円筒
状部材からなり、その他端部には前記受け入れパ
イプ28の嵌挿を許容する有底孔部40が穿設さ
れている。また固定部材36には、パイプ28の
軸線と平行に断面矩形状の有底孔部42が穿設さ
れている。また前記受け入れパイプ28の他端
部、つまり差込みパイプ32が挿入される側の端
部には、第6図に示すように別の固定部材44が
配設されている。この固定部材44には、前記受
け入れパイプ28を嵌挿させるための貫通孔46
が穿設されると共にパイプ28の軸線と平行に断
面矩形状の有底孔部48が穿設されている。
径の中空管体からなる受け入れパイプ28と、こ
のパイプ28に挿脱自在に挿通される差込みパイ
プ32とから構成されている。前記受け入れパイ
プ28の一端部には、第5図に示す如き形状をし
た固定部材36が配設されている。該固定部材3
6は、一端部にフランジを一体的に形成した円筒
状部材からなり、その他端部には前記受け入れパ
イプ28の嵌挿を許容する有底孔部40が穿設さ
れている。また固定部材36には、パイプ28の
軸線と平行に断面矩形状の有底孔部42が穿設さ
れている。また前記受け入れパイプ28の他端
部、つまり差込みパイプ32が挿入される側の端
部には、第6図に示すように別の固定部材44が
配設されている。この固定部材44には、前記受
け入れパイプ28を嵌挿させるための貫通孔46
が穿設されると共にパイプ28の軸線と平行に断
面矩形状の有底孔部48が穿設されている。
前記固定部材36の断面矩形状孔部42と前記
固定部材44の断面矩形状孔部48には、第9図
に示す如く矩形状の枠体に平行に棧を配設してな
る固定棚30の、外部枠体を構成する平行な板部
材50,50の端部50aが夫々嵌挿固定される
ものである。すなわち前記固定棚30は、平行に
配設される板部材50,50と、該棒部材50,
50間において所定間隔離間させて、直角に配設
される複数の横棒52と、前記板部材50,50
と平行に所定間隔で配設される複数の縦棒54と
から構成されている。前記横棒52は、前記板部
材50の両端部より所定長さだけ内方に位置して
配設され、従つて前記固定棚30における両板部
材50,50の両端部には、符号50aで示す端
部突出している。この突出部50aを前記固定部
材36,44に設けた断面矩形状孔部42,48
に夫々挿入することにより、固定棚30は伸縮ポ
ール26の前記受け入れパイプ28に確実に固定
される。なお固定棚30の長手方向一端部、つま
り前記固定部材44に固定される側の端部には、
前記横棒52が第3図に示すように2段に設けら
れ、該横棒52,52の間には平行な間隙Sが形
成されている。
固定部材44の断面矩形状孔部48には、第9図
に示す如く矩形状の枠体に平行に棧を配設してな
る固定棚30の、外部枠体を構成する平行な板部
材50,50の端部50aが夫々嵌挿固定される
ものである。すなわち前記固定棚30は、平行に
配設される板部材50,50と、該棒部材50,
50間において所定間隔離間させて、直角に配設
される複数の横棒52と、前記板部材50,50
と平行に所定間隔で配設される複数の縦棒54と
から構成されている。前記横棒52は、前記板部
材50の両端部より所定長さだけ内方に位置して
配設され、従つて前記固定棚30における両板部
材50,50の両端部には、符号50aで示す端
部突出している。この突出部50aを前記固定部
材36,44に設けた断面矩形状孔部42,48
に夫々挿入することにより、固定棚30は伸縮ポ
ール26の前記受け入れパイプ28に確実に固定
される。なお固定棚30の長手方向一端部、つま
り前記固定部材44に固定される側の端部には、
前記横棒52が第3図に示すように2段に設けら
れ、該横棒52,52の間には平行な間隙Sが形
成されている。
第10図a,bに示す可動棚34は、所定間隔
で平行に配設される複数の縦棒56と、この縦棒
56に対し直角に所定間隔で平行に配設される複
数の横棒58とから構成され、該可動棚34の一
端部に配設される横棒58の両端部には、フツク
60,60が形成されている。また可動棚34の
他端部には、該可動棚34に対して垂直に突出す
る突片62が形成されている。このように構成し
た可動棚34は、前記固定棚30に2段に配置さ
れる横棒52,52によつて形成される平行な間
隙S中に、前記突片61の形成側より摺動自在に
挿入されている。この突片61は、平行な間隙S
中を可動棚34が大きく摺動した際に、前記固定
棚30の横棒52と当接して間隙Sから脱落する
のを防止するためのものである。また前記可動棚
34に形成したフツク60は、第11図aに示す
如く伸縮ポール26の差込みパイプ32の一端部
に掛けられるものである。
で平行に配設される複数の縦棒56と、この縦棒
56に対し直角に所定間隔で平行に配設される複
数の横棒58とから構成され、該可動棚34の一
端部に配設される横棒58の両端部には、フツク
60,60が形成されている。また可動棚34の
他端部には、該可動棚34に対して垂直に突出す
る突片62が形成されている。このように構成し
た可動棚34は、前記固定棚30に2段に配置さ
れる横棒52,52によつて形成される平行な間
隙S中に、前記突片61の形成側より摺動自在に
挿入されている。この突片61は、平行な間隙S
中を可動棚34が大きく摺動した際に、前記固定
棚30の横棒52と当接して間隙Sから脱落する
のを防止するためのものである。また前記可動棚
34に形成したフツク60は、第11図aに示す
如く伸縮ポール26の差込みパイプ32の一端部
に掛けられるものである。
但し、前述した固定棚30および可動棚34に
ついては、サイズの長短の差異があつても、共に
各図に示されるように、比較的目の細かいネツト
状棚に形成されて、載置するべき物品が小物であ
つても、これを落下させることなく有効に載置さ
せ得るようになつている。
ついては、サイズの長短の差異があつても、共に
各図に示されるように、比較的目の細かいネツト
状棚に形成されて、載置するべき物品が小物であ
つても、これを落下させることなく有効に載置さ
せ得るようになつている。
前記差込みパイプ32の一端部には、第7図に
示す長さ調整機構62が配設され、他端部には、
第8図に示す圧着調整機構64が配設されてい
る。すなわち前記長さ調整機構62は、前記差込
みパイプ32に偏心的に嵌合固定される軸66
と、前記軸66に回転自在に軸着される円筒状カ
ム68とから構成されている。前記偏心軸66の
両端部には、前記差込みパイプ32の内径と略等
しい外径に設定した円盤状部材70,70が一体
的に形成され、両部材70,70間に前記円筒状
カム68を位置させている。また前記カム68に
は貫通孔が偏心的に穿設されており、前記軸66
に軸着した状態で、前記受け入れパイプ28中に
容易に挿入し得るようになつている。更に前記カ
ム68の外周には、スパイク金具72が埋設固定
され、その金具の弧状端縁部が半径方向に若干突
出している。なおカム68は軸66に対し360゜自
由回転するものではなく、図示しないストツパに
よりその回転は360゜の範囲内に制限されている。
示す長さ調整機構62が配設され、他端部には、
第8図に示す圧着調整機構64が配設されてい
る。すなわち前記長さ調整機構62は、前記差込
みパイプ32に偏心的に嵌合固定される軸66
と、前記軸66に回転自在に軸着される円筒状カ
ム68とから構成されている。前記偏心軸66の
両端部には、前記差込みパイプ32の内径と略等
しい外径に設定した円盤状部材70,70が一体
的に形成され、両部材70,70間に前記円筒状
カム68を位置させている。また前記カム68に
は貫通孔が偏心的に穿設されており、前記軸66
に軸着した状態で、前記受け入れパイプ28中に
容易に挿入し得るようになつている。更に前記カ
ム68の外周には、スパイク金具72が埋設固定
され、その金具の弧状端縁部が半径方向に若干突
出している。なおカム68は軸66に対し360゜自
由回転するものではなく、図示しないストツパに
よりその回転は360゜の範囲内に制限されている。
前記差込みパイプ32の他端部に設けられる圧
着調整機構64は、第8図に示すように、前記差
込みパイプ32の端部に挿入固定される筒材74
と、該筒材74の内面に形成したネジ溝に螺合す
るボルト75の端部に埋設固定される圧着部材7
6と、前記ボルト75にナツト77を介して螺着
させられる筒材78と、前記筒材74および筒材
78の間においてボルト75に弾力的に介挿され
る圧縮コイルばね80とから構成されている。
着調整機構64は、第8図に示すように、前記差
込みパイプ32の端部に挿入固定される筒材74
と、該筒材74の内面に形成したネジ溝に螺合す
るボルト75の端部に埋設固定される圧着部材7
6と、前記ボルト75にナツト77を介して螺着
させられる筒材78と、前記筒材74および筒材
78の間においてボルト75に弾力的に介挿され
る圧縮コイルばね80とから構成されている。
次に以上のように構成される伸縮棚を相対向す
る壁面間に取付ける場合の作業につき説明する。
第11図aに示す伸縮棚は伸ばす前の状態であ
り、この伸縮棚24における受け入れパイプ28
から差込みパイプ32を、張設予定の相対向する
2つの壁面間の距離と略等しい長さにまで引出し
て伸長させ、次いで差込みパイプ32を回動さ
せ、前記長さ調整機構62により該伸縮ポール2
6,26を所定長さに固定する。すなわち差込み
パイプ32を回転させれば、その長さ調整機構6
2におけるカム68が軸66の周方向に偏心回転
し、該カム68と該軸66の偏心作用下にカム6
8の外周面に埋設されるスパイク金具72が、前
記受け入れパイプ28の内面に喰い込み、差込み
パイプ32は受け入れパイプに対し強固に固定さ
れて軸方向の移動がロツクされる。この時伸縮棚
24における可動棚34は、その横棒58に形成
したフツク60,60を前記差込みパイプ32の
長さ調整機構62部分に引掛け係止しているの
で、差込みパイプ32の伸縮に伴なつて前記差込
みパイプ32上にも棚部が形成される。次に差込
みパイプ32に設けた圧着調整機構64により相
対向する2面間に対する伸縮ポール26,26の
押圧力を調整する。この場合は、前記圧着調整機
構64の圧着部材76を前記差込みパイプ32に
対して伸張する方向に回転させれば、相対向する
壁面間に前記伸縮ポール26が強く突張つて固定
されるものである。以上のように相対向する2面
間に張設した伸縮棚24では、第11図bに示す
ように前記伸縮ポール26,26の全長に亘つて
棚部を形成することができる。なお伸縮ポール2
6の軸方向両端部に配設される固定部材36およ
び圧着部材76の自由端部にはクツシヨン材82
が設けられ、該固定部材36および圧着部材76
により押圧される相対向する2面間における当接
面を、キズ付けないように構成されている。
る壁面間に取付ける場合の作業につき説明する。
第11図aに示す伸縮棚は伸ばす前の状態であ
り、この伸縮棚24における受け入れパイプ28
から差込みパイプ32を、張設予定の相対向する
2つの壁面間の距離と略等しい長さにまで引出し
て伸長させ、次いで差込みパイプ32を回動さ
せ、前記長さ調整機構62により該伸縮ポール2
6,26を所定長さに固定する。すなわち差込み
パイプ32を回転させれば、その長さ調整機構6
2におけるカム68が軸66の周方向に偏心回転
し、該カム68と該軸66の偏心作用下にカム6
8の外周面に埋設されるスパイク金具72が、前
記受け入れパイプ28の内面に喰い込み、差込み
パイプ32は受け入れパイプに対し強固に固定さ
れて軸方向の移動がロツクされる。この時伸縮棚
24における可動棚34は、その横棒58に形成
したフツク60,60を前記差込みパイプ32の
長さ調整機構62部分に引掛け係止しているの
で、差込みパイプ32の伸縮に伴なつて前記差込
みパイプ32上にも棚部が形成される。次に差込
みパイプ32に設けた圧着調整機構64により相
対向する2面間に対する伸縮ポール26,26の
押圧力を調整する。この場合は、前記圧着調整機
構64の圧着部材76を前記差込みパイプ32に
対して伸張する方向に回転させれば、相対向する
壁面間に前記伸縮ポール26が強く突張つて固定
されるものである。以上のように相対向する2面
間に張設した伸縮棚24では、第11図bに示す
ように前記伸縮ポール26,26の全長に亘つて
棚部を形成することができる。なお伸縮ポール2
6の軸方向両端部に配設される固定部材36およ
び圧着部材76の自由端部にはクツシヨン材82
が設けられ、該固定部材36および圧着部材76
により押圧される相対向する2面間における当接
面を、キズ付けないように構成されている。
考案の効果
上述したように本考案に係る伸縮棚を使用すれ
ば、相対向する2面間に張設した伸縮ポール全長
に亘つて棚部を形成することができ、限られたス
ペースを有効に利用することができる。また前記
伸縮ポールに設けた長さ調整機構および圧着調整
機構により、従来の伸縮ポールより極めて強力に
相対向する2面間に張設することができる。
ば、相対向する2面間に張設した伸縮ポール全長
に亘つて棚部を形成することができ、限られたス
ペースを有効に利用することができる。また前記
伸縮ポールに設けた長さ調整機構および圧着調整
機構により、従来の伸縮ポールより極めて強力に
相対向する2面間に張設することができる。
特に本考案の伸縮棚では、棚の枠体ともなす前
記2本平行な伸縮ポールにおける受け入れパイプ
間の第1の棚(固定棚)と、差込みパイプ間の第
2の棚(可動棚)とについて、何れも比較的目の
細かいネツト状棚としていることにより、両伸縮
ポールの最短状態から最長状態に至るまでの伸縮
可変範囲の全長において、不要な空間をなくして
常に有効な受け面領域を形成することができ、小
物をも含めて適正な姿勢で載置保管し得る。また
多段積み状態であつても、安定して載置保管する
ことができる。
記2本平行な伸縮ポールにおける受け入れパイプ
間の第1の棚(固定棚)と、差込みパイプ間の第
2の棚(可動棚)とについて、何れも比較的目の
細かいネツト状棚としていることにより、両伸縮
ポールの最短状態から最長状態に至るまでの伸縮
可変範囲の全長において、不要な空間をなくして
常に有効な受け面領域を形成することができ、小
物をも含めて適正な姿勢で載置保管し得る。また
多段積み状態であつても、安定して載置保管する
ことができる。
しかも、棚の枠体をなす前記伸縮ポールを必要
最小限の2本で構成し、受け入れパイプと差込み
パイプとを単純に挿入すればよい型式にしたの
で、製作や使用に際して双方の組立てが極めて簡
単となる。加えて、前記第1、第2の棚を細杆材
等を使用したネツト状棚としているために、棚全
体の軽量化およびコストの低減をも図ることがで
きる。
最小限の2本で構成し、受け入れパイプと差込み
パイプとを単純に挿入すればよい型式にしたの
で、製作や使用に際して双方の組立てが極めて簡
単となる。加えて、前記第1、第2の棚を細杆材
等を使用したネツト状棚としているために、棚全
体の軽量化およびコストの低減をも図ることがで
きる。
第1図は従来技術に係る伸縮棚の概略斜視図、
第2図は本考案に係る伸縮棚の平面図、第3図は
第2図の側面図、第4図は本考案に係る伸縮棚に
使用される伸縮ポールを相対向する2面間に張設
した場合の正面図、第5図は第4図の−線縦
断面図、第6図は第4図の−線縦断面図、第
7図は第4図の−線縦断面図、第8図は第4
図の−線縦断面図、第9図は本考案に係る伸
縮棚に使用される固定棚の平面図、第10図aは
本考案に係る伸縮棚に使用される可動棚の平面
図、第10図bは第10図aのA矢視図、第11
図aは本考案に係る伸縮棚を縮めた場合の概略斜
視図、第11図bは本考案に係る伸縮棚を伸ばし
た場合の概略斜視図である。 26……伸縮ポール、28……受け入れパイ
プ、30……固定棚、32……差込みパイプ、3
4……可動棚。
第2図は本考案に係る伸縮棚の平面図、第3図は
第2図の側面図、第4図は本考案に係る伸縮棚に
使用される伸縮ポールを相対向する2面間に張設
した場合の正面図、第5図は第4図の−線縦
断面図、第6図は第4図の−線縦断面図、第
7図は第4図の−線縦断面図、第8図は第4
図の−線縦断面図、第9図は本考案に係る伸
縮棚に使用される固定棚の平面図、第10図aは
本考案に係る伸縮棚に使用される可動棚の平面
図、第10図bは第10図aのA矢視図、第11
図aは本考案に係る伸縮棚を縮めた場合の概略斜
視図、第11図bは本考案に係る伸縮棚を伸ばし
た場合の概略斜視図である。 26……伸縮ポール、28……受け入れパイ
プ、30……固定棚、32……差込みパイプ、3
4……可動棚。
Claims (1)
- 受け入れパイプと、該パイプに伸縮自在に挿入
した差込みパイプとから伸縮ポールを構成し、こ
の伸縮ポールを少くとも2本平行に配設すると共
に、この両伸縮ポールにおける受け入れパイプ間
に、比較的目の細かいネツト状の第1の棚を架設
固定する一方、両伸縮ポールにおける差込みパイ
プの間に、比較的目の細かいネツト状の第2の棚
を架設固定し、前記両受け入れパイプに対する差
込みパイプの伸縮に伴い、前記第1の棚に対して
第2の棚がスライド状に変移し、前記両伸縮ポー
ルの最短状態から最長状態に至る伸縮可変範囲の
全長に亘り、前記第1および第2の棚同志により
有効な受け面領域を形成し得るように構成したこ
とを特徴とする伸縮棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985044299U JPH0316512Y2 (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985044299U JPH0316512Y2 (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61160740U JPS61160740U (ja) | 1986-10-04 |
JPH0316512Y2 true JPH0316512Y2 (ja) | 1991-04-09 |
Family
ID=30556748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985044299U Expired JPH0316512Y2 (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0316512Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335168Y2 (ja) * | 1986-03-03 | 1991-07-25 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020840B2 (ja) * | 1982-05-14 | 1985-05-23 | 工業技術院長 | 磁束量子記憶型記憶セル |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54112525U (ja) * | 1978-01-25 | 1979-08-08 | ||
JPS6020840U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-13 | 東洋金属化工株式会社 | 棚 |
-
1985
- 1985-03-27 JP JP1985044299U patent/JPH0316512Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020840B2 (ja) * | 1982-05-14 | 1985-05-23 | 工業技術院長 | 磁束量子記憶型記憶セル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61160740U (ja) | 1986-10-04 |
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