JPH0335167Y2 - - Google Patents

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JPH0335167Y2
JPH0335167Y2 JP1986013529U JP1352986U JPH0335167Y2 JP H0335167 Y2 JPH0335167 Y2 JP H0335167Y2 JP 1986013529 U JP1986013529 U JP 1986013529U JP 1352986 U JP1352986 U JP 1352986U JP H0335167 Y2 JPH0335167 Y2 JP H0335167Y2
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sliding
rod
shelf
plug
tension
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、建物内において対向両壁間に両端
を突張らして張架する伸縮棚に係り、例えば浴
室、更衣室、洗面所、ローカ等において、棚を架
設できる適当な間隔がある対向両壁用に取付具や
固定具を要せずして伸縮自在な両突張り棒を張架
固定し、この両突張り棒上に棚板を支承させて架
設するようにした伸縮棚に関するものである。
「従来の技術」 従来公知の伸縮棚には例えば、1実開昭60−
108235号公報に紹介された伸縮棚、2実開昭60−
152343号公報に紹介された簡易取付け棚があり、
前者1のものでは、同公報第1図に示されたよう
に、「複数本のパイプ製固定棧を有する固定棚部
材と、これに入れ子式に挿入される複数本のスラ
イド棧からなる可動棚部材の組合せから成り、上
記可動棚部材の2本のスライド棧を突張り棧と
し、残りのスライド棧をスライド枠で連結し、上
記突張り棧を上記スライド枠に自由に貫通せし
め、かつ各突張り棧と前記固定棚部材の間にそれ
ぞれスライドを介在してなる伸縮棚。」であり、
2本の突張り棧の左端のみを他のスライド棧左端
から突出させ、右方固定棚の右端は全パイプ棧端
部を一直線に揃えて支持枠3に固定され、該支持
枠外端面を一平面状として壁面に当接させるもの
である。
また、後者2のものは、「支持棒主杆の一端に
弾撥機構を内蔵した可動杆を挿入し、他端に長さ
調節杆を挿入して伸縮自在とした突張り棒を構成
し、両突張り棒の上側に一枚の線材棚板を支承さ
せたもの。」である。
尚また、公知の突張り棒としては、3実開昭53
−53556号公報に紹介された伸縮ポールと、4実
開昭51−2426号公報に紹介されたハンガーがあ
り、前者3のものは、「内外に挿し合わして摺動
自在とした伸縮管の両管挿入部において、内管の
内端部固定板に挿通した軸にバネを挿着してその
内端を係止部に固着してなる係止体を取着し、係
止部の外壁には円周方向に沿つて漸次浅くなされ
た溝を設け、該溝に係止部の回転と共に漸次外方
へ突出する一部切欠輪状体を嵌合することによ
り、内管を回転させて外管内壁に内管を固定させ
るようにし、その固定操作を簡単にしたもの。」
である。
また、後者4のものは、「ハンガー棒の一端に
スプリングを内蔵した筒状支持部材と、他端にネ
ジ筒と螺合するネジ棒の外端を固定した筒状支持
部材とを夫夫挿着した突張り式ハンガー。」であ
る。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、前記四公知例のものはすべて弾撥機
構と弾撥力調整機構とを内蔵した棒体を弾撥機構
の反発力により対向両壁面間に突張り架設するも
のであるが、1のものでは両突張り棧の一端のみ
が棚棧側端から突出するだけであるから、対向両
壁面が共に凹凸面を形成している場合には一側壁
面への圧着が困難で架設不能であり、2のもので
は突張り棒の長さ調節杆の長短調節操作が煩わし
くて不能率であり、3のものではスプリングを挿
着した軸の内端を係止部に固着しているので、軸
の一方側だけが固定板から突出するのみでスプリ
ングの伸縮度合が小であつてその蓄勢力が少いか
ら弾撥力の増大が不充分で突張り力が弱小であ
り、4のものではネジ棒の突出長さを調節する場
合にネジ棒の捻回操作が厄介で不能率である等、
いずれのものにおいても夫夫欠陥点が認められ
る。
そこで本考案においては、前記諸々の欠陥点を
排除して突張り棒の長さ調整と弾撥力調整との操
作を容易簡単にし、弾撥力を増大させて突張り力
が強大な突張り棒による伸縮棚とすると共に、対
向両壁面の凹凸状態に対処して突張り架設が可能
なものとし、尚対向両壁間隔の広狭に応じて棚の
長短調節ができて棚板の互換性をも付与し、利用
範囲を拡大した伸縮棚を提供しようとするもので
ある。
「問題点を解決するための手段」 上記問題点解決の手段として、外管内に内管を
摺動伸縮自在に挿し合わした伸縮管内において、
内管の内端部と外管内壁間に摺動固定機構と弾撥
機構とを併設すると共に、外管の外端部において
前記弾撥機構の弾撥力調整機構を設けた両突張り
棒を左右対向両壁間に平行状に張架し、前記両突
張り棒上に左右二枚の棚板を互に摺動伸縮自在に
各一端部を重合させて載架するようにした伸縮棚
を構成するものであつて、前記突張り棒の具体的
構成を述べると、外管内に挿入した内管の内端に
鍔栓5を固着し、鍔栓5に基部を摺動自在に遊挿
して外管3の内部に挿入した摺動棒6の頭部に摺
動栓7を摺動自在に遊嵌し、摺動棒6の両突端に
抜止め手段を施し、摺動栓7の外周部に円周面に
沿い順次に一方を深くした斜溝7bを凹設し、該
斜溝内に転子10を遊嵌すると共に、摺動棒6に
圧縮弾機8を挿着して之を鍔栓5と摺動栓8との
間に介在させることにより、摺動固定機構と弾撥
機構とを併設し、尚、外管3の外端部において、
壁面当接子から内向き植設した螺杆11に捻回こ
ま13を螺合し、螺杆11の内端部を外管端部か
ら外管内に摺動自在に挿入しその挿入端部に抜止
め手段を施すことにより、弾撥機構の弾撥力調整
機構を設けた突張り棒となすものである。
「作用」 本考案における突張り棒は内外摺動伸縮管に内
装した摺動固定機構によりその長さを適宜に伸縮
させて固定し、之を対向両壁間に張架した場合に
は前記摺動固定機構に併設した弾撥機構の弾撥力
により棒両端を両側方へ張らして両壁面を突張る
ことにより固定し、更に外管外端部において弾撥
力調整機構を操作することにより前記弾撥機構の
弾撥力を調整して突張り力を増強したり又は弱め
たりできるもので、之等三機構の作用につき具体
的に詳述すると次のようである。
外管内壁に摺動栓が摺接した状態において摺動
栓の深溝部にある転子は溝底面と外管内壁とに挟
まれた状態で両者に摺接しており、之が内管の所
定方向の捻回により発生する偶力で浅溝部へ転動
してゆき、同転子外面が外管内壁に次第に強く圧
接するので、その反撥力により摺動栓全体が反対
側へ押され斜溝の反対面が外管内壁に圧接し、転
子と共に互に反対側の外管内壁に強く圧接するの
で同摺接部が固定し突張り棒の長さを一定にす
る。
そしてこの突張り棒の全長を対向両壁間の距離
よりやや長く伸ばして両壁間に突張り架設すれ
ば、その余分な長さだけ伸縮部が移動し摺動栓を
鍔栓に向つて押圧し圧縮弾機を圧縮するので、そ
の反撥力が突張り棒の両端に作用して突張り棒の
両端が両壁面に圧接し同棒が固定する。
そこで更に外管外端部の捻回こまを所定方向へ
捻じ回わすことにより螺杆が外方へ突出し外管外
端が壁面に向つて伸びようとして壁面を突張る反
作用により、逆に外管全体が内方へ移動し、外管
内壁に圧接固定した摺動栓が摺動棒に沿つて同方
向へ摺動するのでこの摺動栓で圧縮弾機を更に強
く圧縮する結果、その反撥力(蓄勢力)を増強し
て突張り棒の両端に向つて押圧力が更に加わりそ
の突張り力を増強し、垂直荷重にも対抗して棚の
支承力を増し確実に棚を支持する。
「実施例」 本考案の一実施例を添付図面により説明する。
第1図に本実施例伸縮棚の全容を示し、第2図に
その分解図を示してあるように、この伸縮棚は前
後二本の同型の突張り棒1,1′と、両突張り棒
上に摺動伸縮可能に載架する左右二枚の簀子状棚
板2,2′とで構成し、之等別々の部材を架設場
所の広さに適応させて組合わし、両突張り棒によ
り対向両壁間に架設するようにしたものである。
前記両突張り棒1,1′は、夫夫外管3と内管
4とを摺動伸縮自在に挿合わしたもので、その詳
細な構造を第3図から第7図までの各断面図及び
第8図の分解図に示してあるように、外管3に内
管4を摺動自在に挿入した摺動伸縮管の内部にお
いて、内管4の内端部と外管内壁間にこの摺動伸
縮管の摺動固定機構と、伸縮管の両外端部を突張
らすための弾撥機構とを併設し之を鍔栓5により
内管に固定するものであつて、四角状摺動棒6の
頭部6aに寄せて摺動栓7を四角状偏心孔7aに
より摺動自在に遊嵌し。更に同摺動棒中間部に圧
縮弾機8を挿着してから同棒基端部6bに前記鍔
栓5を偏心孔5bにより摺動自在に遊嵌し、基端
部の孔6cに抜止め用ピン9を挿しこんで鍔栓5
を止着してなる摺動固定機構と弾撥機構との合体
物を鍔栓5により内管内端部へ挿着し、鍔5aを
内管内端面に当接して固着する。
尚、前記摺動栓7はその外周面に円周に沿い順
次に一方を深くした斜溝7bを凹設し、該斜溝に
転子10を転動自在に遊嵌してあり、外管内壁に
この摺動栓の外周面が摺接した状態において内管
4を所定方向へ捻じ回わすと転子10が浅溝部に
転動して之が外内管壁に強く圧接して両管摺動部
が固定するようにしている。
尚又、外管3の外端部の壁面Wへの当接部にお
いて、壁面押圧子11の中心部に内向き植設した
螺杆12に捻回こま13を螺合して該螺杆内端部
12aを外管外端部にブツシユ14を介して摺動
自在に遊挿しその挿入端にピン15を挿しこんで
止着してなる弾撥力調整機構を設けてあり、この
弾撥力調整機構は捻回こま13を捻じ回わすこと
により前記外管内部に設けた弾撥機構の圧縮弾機
8の弾撥力を強弱調整するものである。
尚、図中16は内管4の外端部(壁面W′当接
部)に被着した帽体でありその外端面にはゴム板
等の滑り止め用の弾性板16aを貼着してある。
又、17は内外両管の挿嵌継目部に被着した継管
で外管端部に挿着し内管側に小径段部17aを形
成している。又、Wは左側壁、W′は右側壁を示
す。
尚又、左側棚板2は複数の直線材2a…を等間
隔に並列させその両端部と中間部との下側面を、
前後両端に外管3への係止鉤2bを下向きに形成
した連杆2cにより夫夫連結してなり、右側棚板
2′は前記左側棚板と同様な並列直線材2′a…の
右端部と中間部との上側面を、前後両端に内管へ
の係止鉤2′bを形成した連杆2′cで連結すると
共に、左端部上側面は前後両端に下向き直角鉤片
2′dを形成した連杆2′eで連結してなり、尚前
記右側棚板の並列直線材が左側棚板2の並列直線
材の間隙内に配され齟齬状になつて左側棚板の上
方に重合するように構成している。
尚、本考案は前記実施例に限られるものではな
く、棚板の形状、構造を変更し、例えば平板状、
網状、籠状又はパイプ製の簀子状等、各種形状、
構造の棚板を前記実施例に準じて左右二分割構成
し、互いに両者の接合部を摺動自在に重合させて
前後両突張り棒上に載架係合させて設けることも
容易に実施できるものであり、両突張り棒上に載
架すべき棚板は適宜なものと取替えられる互換性
を有し、且つ棚架設に当りその場の広さに対応さ
せて設けられる伸縮性をも具備するものである。
「考案の効果」 本考案の伸縮棚は、両突張り棒の内外両管摺動
部に伸縮管の摺動固定機構と突張り力を起こすた
めの弾撥機構とを併設し、更に外管の壁面当接部
に弾撥力調整機構を設けているので、両突張り棒
の全長を決めるための摺動固定操作が迅速であ
り、その後において之等を対向両壁間に突張り架
設するに際して弾撥機構の弾力に対抗してやや長
めの突張り棒を少し縮めて両壁間隔に適合さすこ
とが容易であり、更に壁当接部において弾撥力調
整機構を操作することにより前記弾撥機構の突張
り弾力を強化して対向両壁間に両突張り棒を協力
に張設することができる。
そして、前後両突張り棒を別個に夫夫長さを違
えて伸縮調節することにより対向両壁面の一方又
は両方共に凹凸部がある場合にも両棒を平行状に
張架して適宜に棚が架設され、棚架設壁面の状態
に適応させて棚が設けられる対応性を有し、広範
囲な利用価値がある。(第9図参照) 尚又、両突張り棒上に載架する棚板を左右二枚
に分割しそれらを互いに摺動自在に重合させるよ
うに構成したから、対向両壁間隔に対応させて棚
が架設せられ、両棚板の前後両縁に夫夫適数の係
合手段(係止鉤)を設けて両突張り棒へ係合させ
て支承するので棚板が離脱することなく、且つそ
の係合部により両棧に沿つて滑らせ摺動できるか
ら円滑な摺動伸縮を可能にする。
尚更に又、棚板はどのような形状、構造のもの
でも両突張り棒上に載架できるので、棚板の互換
性があり、その場に応じて適当な棚板を利用して
棚が架設できる。
尚、鍔栓及び摺動栓に設けた四角状偏心孔に同
形状の摺動棒を遊挿しているので、内管を捻回す
るとそれが摺動棒を介して摺動栓へ伝わり摺動栓
が同時に同方向へ回転する。
内管の内端部に設けた弾撥機構において、摺動
棒の両端部を夫夫鍔栓と摺動栓とから両方へ突出
可能に遊挿しているから、摺動棒の両端突出によ
り圧縮弾機の短縮率を大にしてその蓄勢力を増大
させる結果、突張り棒の突張り力をも尚一層増大
させ伸縮棚の架設を強力なものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の伸縮棚を示す斜視
図、第2図は同伸縮棚の分解斜視図、第3図は同
棚中の突張り棒全長に亘る縦断面図、第4図から
第6図までは第3図の各指示線における部分断面
図で、第4図はA〜A線、第5図はB〜B線、第
6図はC〜C線における夫夫の断面図、第7図は
第4図の転子10が転動して深溝部にある時の状
態を示す断面図、第8図は同突張り棒を一部破断
で示す分解斜視図、第9図は伸縮棚架設状態の一
例を示すもので、対向両壁面に夫夫凹凸部がある
場合における架設状態の平面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内管を外管に摺動伸縮自在に挿入し、内外両
    管の間に摺動固定機構と弾撥機構とを内蔵さ
    せ、弾撥力調整機構を併設した両突張り棒上に
    棚板を載架するよう構成した伸縮棚の突張り棒
    において、内管4の内端に固着した鍔栓5に基
    部を遊挿して外管3内に挿入した四角形の摺動
    棒6の頭部に摺動栓7を遊嵌し、摺動栓7の外
    周部で円周面に順次一方を深くして凹設した斜
    溝7bに転子10を遊嵌すると共に、摺動棒6
    に圧縮弾機8を挿着して之を鍔栓5と摺動栓7
    との間に介在させることにより、摺動固定機構
    と弾撥機構とを併設した伸縮棚。 2 壁面押圧子11を外端に螺着した螺杆12に
    捻回こま13を螺合し、螺杆内端部を外管外端
    部に遊挿することにより弾撥力調整機構を構成
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の伸縮
    棚。
JP1986013529U 1986-02-01 1986-02-01 Expired JPH0335167Y2 (ja)

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JP1986013529U JPH0335167Y2 (ja) 1986-02-01 1986-02-01

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JPS62126140U JPS62126140U (ja) 1987-08-11
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Families Citing this family (1)

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JPS5353556U (ja) * 1976-10-08 1978-05-09

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JPS5353556U (ja) * 1976-10-08 1978-05-09

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