JP3006071U - 折畳可能な組立式ハンガー - Google Patents

折畳可能な組立式ハンガー

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JP3006071U JP1994007892U JP789294U JP3006071U JP 3006071 U JP3006071 U JP 3006071U JP 1994007892 U JP1994007892 U JP 1994007892U JP 789294 U JP789294 U JP 789294U JP 3006071 U JP3006071 U JP 3006071U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不使用時は折り畳んで空間を取らず、再使用
時は新たに組み直す必要がなく、取外しや組立時間を節
減する。 【構成】 2本の補強棒20により平行保持される両枠
棒10の中央部位に立設した支柱12の中央内部に上,
下滑動して高さ調整可能な中棒40を貫挿し、これら両
中棒の上端に吊掛ロッド50を架設してなる組立式ハン
ガーにおいて、両枠棒の両端部の適所にねじ孔110を
設けると共に、両支柱の下端に互いに相対向きに屈曲部
120を設け、補強棒20の両端にそれぞれ枠棒の両端
部と外嵌する直交向きの嵌接管23を固設して、嵌接管
の周壁にねじ孔に螺締するねじ手段24が通る長溝23
0を開設し、かつ各補強棒の軸沿いに所要数のクリップ
22を上向きに設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は組立式ハンガーに関し、特に、不使用時に手軽に折り畳むことが出来 ると共に、使用時には手軽に組立可能な組立式ハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】
不使用時に折り畳むことが出来る組立式ハンガーは、不使用時に収納場所を取 らずに収納できるため、大衆に好適に使用されている。 この種の組立式ハンガーは、図10に示すように、2本の平行に配列した枠棒 1を所要長さの2本の補強棒2により連結して、各枠棒1の両端底面にそれぞれ キャスター3を取り付けて枠台を形成し、該枠台の両枠棒1、1の軸方向中央部 に中空状パイプ体でなる支柱4を立設している。各支柱4の中空内部上端には、 上,下滑動して高さ調整可能な中棒5を挿入すると共に、該両中棒5の上端に吊 掛ロッド6を架設して、該吊掛ロッド6の両端にそれぞれ延長桿7を挿入して構 成しており、各連結部分をねじ8で締め付けて図11に示す状態に組み立ててい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種の組立式ハンガーは不使用時にはスペースをとらず便利に使用出来るが 、ハンガー全体がねじ締めによって組み立てられたものであるため、使用しない 時または家の引っ越し等で移動する時には、各部のねじ8をドライバーで外して 棒体をその都度取り外さなければならない。かつ、再び使用する時は、新たに、 かなりの時間をかけてドライバーでねじ締めして組み立て直さなければならない ので非常に不便である。 特に、ドライバーによりねじ8を夫々棒体に締め付けて新たに組立てる作業は 、ドライバーの扱いが不慣れな大衆には決して容易でなく、使用者にとって使い 勝手が悪い欠点がある。
【0004】 本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、組み立ておよび分解が容易で、使 用しない時は手軽に折り畳んで収納空間を取らず、再び使用する時は、最初から 新たに組立直す必要がない、取外しや組立時間を節減して、使用者の煩わしさを 解消する折畳可能な組立ハンガーを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は請求項1で、2本の補強棒により適当な間 隔に平行保持された両枠棒の軸沿い中央部にそれぞれ中空状支柱を立設して、各 支柱中央内部に上,下滑動して高さ調整可能な中棒を内挿し、さらに該両中棒上 端に跨がって吊掛ロッドを架設してなる組立式ハンガーにおいて、 上記両枠棒の支柱立設部位から両端へ適当な距離を隔てた箇所に上下向きのね じ孔を設けると共に、該両支柱下端にそれぞれ相対向きに適当な角度折り曲げた 屈曲部を設け、 上記2本の補強棒両端にそれぞれ上記枠棒両端部と相対回動可能に外嵌する直 交向きの嵌接管を固設して、該嵌接管周壁に上記ねじ孔と螺締するねじ手段を通 して軸回りに回動できる長溝を開設し、かつ各補強棒軸沿いに適当数のクリップ を上向きに設けてなる折畳可能な組立式ハンガーを提供するものである。
【0006】 上記支柱の下端に設ける屈曲部は、対応する支柱の一方側の支柱を上記枠棒の 長さ方向の一方側に屈折させると共に、他方側の支柱を枠棒の長さ方向の他方側 に屈折させている。よって、支柱を立設した枠棒を回転させて支柱を水平方向へ 変位させると枠棒の長さ方向に対して互いに相違した位置になり支柱が上下に重 ならないようにしている。 また、枠棒に長さ方向に間隔をあけて複数の支柱を立設し、各対向する支柱の 上端に吊掛ロッドを夫々装架する場合には、対向する支柱はいずれも枠棒の長さ 方向の反対側に屈折させ、上記と同様に水平に変位させた時に上下に重ならない ようにしている。
【0007】 また、請求項2では、上記中棒頂端内部にばね片を固装して、該ばね片一端側 面に凸起ボタンを設けると同時に、それぞれ中棒上端周面に該凸起ボタンが凸出 できる通孔を穿設し、並びに上記吊掛ロッド両端の所定箇所にそれぞれ上記中棒 上端に外嵌する下向きのスリーブ部を形成して、該スリーブ部の該中棒の通孔と 対応する周壁部位に係止孔を穿って該凸起ボタンが係止定着できるようにしてい る。 上記吊掛ロッド両端中空内部に、それぞれ伸縮棒を滑動自在かつ適当な長さに 伸出して螺締固持されるように嵌挿すれば一層好ましくなる。(請求項3)
【0008】
【作用】
上記請求項1の構成とすると、上記支柱を直立状にして補強棒の嵌接管におけ る長溝に貫挿したねじ手段を枠棒のねじ孔に螺定すると、支柱が容易に回動しな いように直立状を保持することが出来る。したがって、中棒上端に両端を嵌着し て架設された吊掛ロッドを安定した状態に保持でき、該吊掛ロッドに吊下げる衣 服を確実に支承することができる。
【0009】 また、請求項2の構成とすると、折畳んで格納する場合、中棒上端に内装され たばね片の凸起ボタンを押し込むだけで、吊掛ロッドの係止孔から離脱させるこ とができる。 さらに、吊掛ロッドを上向きに引上げて、補強棒のクリップにより挟着固持さ せ、かつ、中棒をそれぞれ支柱に収縮してから、枠棒を嵌着管内で回動させて、 両支柱を互いの相対向きに折畳むと、両支柱の下端にそれぞれ屈曲部を形成して いるので、互いに当接しないようにずれさせてほぼ平面状態に折畳合わせること ができる。 また、再び使用するときは、両支柱を直立状に押し広げてねじを螺定し、収縮 した中棒を適当な高さに引き上げて螺締して、その後、補強棒のクリップから吊 掛ロッドを外して、吊掛ロッドの両端をそれぞれ両中棒上端に嵌着係合させれば よい。
【0010】 さらに、請求項3の構成として、上記吊掛ロッドの両端より伸縮棒を適当な長 さ引出して螺定すれば、吊掛領域を任意の長さに延長することが出来る。
【0011】 この考案の上記またはその他の目的、特徴および利点は、図面を参照しての以 下の実施例の詳細な説明から一層あきらかとなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に説明する。 図1に示すように、本考案の第1実施例の折畳可能な組立式ハンガーは、2本 の枠棒10、2本の補強棒20、複数のキャスター30、2本の中棒40、吊掛 ロッド50および2本の伸縮棒60により構成している。上記キャスター30を 除くこれら各部品は断面円形状の棒体で、それぞれを金属材料により形成してい る。
【0013】 上記2本の枠棒10は図中左右水平方向に間隔を平行に配置されるもので、そ れぞれの棒体11の中央部に支柱12を上向きに立設している。これら両支柱1 2の下端には、棒体11の軸方向に沿って所要角度で傾斜させた屈曲部120を 設けると共に、該屈曲部120より上部を直立する上向きに延伸させている。こ れら支柱12は組立時に、屈曲部120の傾斜方向を相対向きに配置している。 即ち、図2に示すように、一方の支柱12を棒体11の軸方向に沿って図中右側 に上方傾斜させると共に、他方の支柱12を棒体11の軸方向に沿って図中左側 に上方傾斜させるように配置するようにしている。 支柱12の上端には、上記中棒40を所要位置で位置決め固定する固着部14 を設けており、それぞれ外周壁に外面より中空状の内部に貫通するねじ穴141 を設け、該ねじ穴141に締付ねじ13を螺締するようにしている。
【0014】 また、上記棒体11には、支柱12を立設した中央部からほぼ等距離を隔てた 両側位置に上側から下向きに、内部に貫通するねじ孔110を設けている。
【0015】 上記2本の補強棒20は、一方の補強棒20の棒体21の軸線に沿って所要数 のクリップ22を上向きに開口させた状態で固設している。クリップ22は弾性 プラスチックで形成しており、本実施例では2個のクリップ22をビス止めによ り取り付けている。
【0016】 また、両補強棒20の棒体21の両端には、それぞれ直交方向に延在する嵌接 管23を固着している。該嵌接管23の内径は上記棒体11の外径よりやや大き くしており、同一の補強棒20の両端の嵌接管23を、上記2本の枠棒10の各 棒体11の同一側端部に外嵌させるようにしている。 これら嵌接管23の周壁には、棒体11との嵌合状態で、該棒体11のねじ孔 110と対応する部位に長溝230を開設している。該長溝230は、周壁の上 側より周方向内側に略45度延在させて、その一端を側方に位置させており、該 長溝230にねじ手段24の軸部を通して、該軸部を棒体11のねじ孔110に 螺締固定するようにしている。なお、本実施例で使用されるねじ手段24はボル トで、その頭部は長溝230の幅より大きいものである。
【0017】 上記複数のキャスター30は、本実施例では4つを使用しており、それぞれ上 記両枠棒10の各棒体11の両端近傍の底面に取り付けている。 詳しくは、棒体11の取付部位に上下方向に貫通する挿通穴111を設け、該 挿通穴111にキャスター30より突出する軸部31を下方より貫通させて、上 方でナット32により締め付けて固定している。
【0018】 上記2本の中棒40は、上記支柱12より小径の棒体であり、該支柱12の中 空内部に挿入して、上,下滑動させて高さ調節をし、所要高さで締付ねじ13を 締め付けることにより中棒40の周壁を押圧して固定している。 かつ、それぞれ中棒40の上端内部にばね片42を装着している。該ばね片4 2の一端側面には外側に突出する凸起ボタン420を設けており、それぞれの中 棒40の上端周面には、ばね片42の凸起ボタン420と対応する部位に、該凸 起ボタン420を貫通可とした通孔41を穿設している。凸起ボタン420は通 孔41との係合状態で、該通孔41より所要長さで突出するように設定している 。
【0019】 上記吊掛ロッド50は、その中空状のロッド体51の両端近傍の所定箇所にそ れぞれ下向きのスリーブ部52を形成しており、該スリーブ部52の内径は、上 記中棒40の外径よりやや大きくして、中棒40の上端に外嵌するようにしてい る。この2つのスリーブ52の間の距離は、上記補強棒20の両端の嵌接管23 の間の距離と等しくしている。 かつ、スリーブ52には、中棒40の通孔41と対応する周壁部位に係止孔5 3を穿設し、該係止孔53に通孔41より突出した上記ばね片42の凸起ボタン 420を係止固定できるようにしている。 さらに、吊掛ロッド50の両端部の所要位置にはねじ穴55を設け、該ねじ穴 55にそれぞれ固定ねじ54を螺締するようにしている。
【0020】 上記2本の伸縮棒60は、それぞれ上記吊掛ロッド50の両端より中空状の内 部に挿入し、所要の突出長さに調節し、上記固定ねじ54を締め付けることによ り、該固定ねじ54の先端で伸縮棒60の外壁を押圧して位置決め固定するよう にしている。
【0021】 上記構成の各部材を組み合せて、ハンガーを設ける時、図3に示すように、先 ず、2本の補強棒20の嵌接管23をそれぞれ枠棒10の棒体11の同一側端部 に外嵌させる。 ついで、それぞれの長溝230を棒体11のねじ孔110に対応させ、ねじ手 段24を上方より長溝230を通してねじ孔110に螺締する。 ついで、4つのキャスター30をそれぞれの棒体11の両端部にナット締めし て取り付ける。
【0022】 次に、2本の中棒40をそれぞれ支柱12の中空内部に挿入し、支柱12の上 端より所要の高さで突出させた状態で、締付ねじ13を締め付けて固定する。尚 、中棒40の上端内部には、上記ばね片42を予め装着している。 この時、中棒40は、支柱12からの突出高さが両側共に同一高さで突出させ るように調節し、かつ、後工程で取り付ける吊掛ロッド50の係止孔53が穿設 された方向と、中棒40の周壁より突出するばね片42の凸起ボタン420の突 出方向が対応するように調節する。
【0023】 続いて、吊掛ロッド50の両端のスリーブ部52をそれぞれ両中棒40の上端 に外嵌し、図4に示すように、該中棒40に内装されたばね片42の凸起ボタン 420をスリーブ部52の係止孔53に係止させ、該吊掛ロッド50を水平方向 に直線状態に架設する。 この時、両支柱12の直線部は、図2に示すように、棒体11の軸方向に所要 間隔をあけた状態に配置されているが、これら支柱12は長尺な棒体で弾性を有 し、しかも、中棒40を介して上端部に吊掛ロッド50を取り付けるため、図5 に示すように、両支柱12の上端は互いに近接方向に引き寄せられ、棒体21と ロッド体51とは上面視で略平行状態に架設される。この架設状態では、中棒4 0に装着したばね片42の凸起ボタン420と吊掛ロッド50の係止孔53の係 合により、スリーブ部52と中軸40とが周方向に回転することはなく、よって 、上記棒体21とロッド体51の平行状態が保持される。
【0024】 最後に、2本の伸縮棒60をそれぞれ吊掛ロッド50の両端より内部に挿入し て、固定ねじ54を締め付けて、該固定ねじ54の軸部の先端で伸縮棒60の周 壁を押圧して組み立てを完了する。
【0025】 この組み立てが完了した状態では、図6に示すように、その補強棒20の長溝 230を貫通したねじ手段24は長溝230の上端縁230aに当接した位置で 螺締固定しており、該支柱12を略直立状に保持して容易に回動させず、ハンガ ー全体をより安定させている。
【0026】 尚、上記ハンガーにおいて、吊り下げる衣服の寸法に対応させて上記中棒40 の突出高さを調整し、かつ、衣服の量に対応させて伸縮棒60を抜出し移動させ ることは言うまでもない。
【0027】 一方、上記ハンガーを折り畳んで収納する時、図4に示す状態のばね片42の 凸起ボタン420を押し込んで、吊掛ロッド50の係止孔53との係合を解除し て、さらに吊掛ロッド50を上向きに引上げて中棒40より取り外す。 ついで、図7に示すように、吊掛ロッド50を補強棒20のクリップ22に上 方より押圧して、該クリップ22に吊掛ロッド50を挟持固定させる。
【0028】 次に、締付ねじ13を緩めて中棒40をそれぞれ支柱12の内部に収縮させた 後に、ねじ手段24を緩めて枠棒10を該嵌接管23内で回動させ、両支柱12 を互いの相対する内向きに折り畳む。ここで、各キャスター30は、枠棒10の 外側縁に位置した状態となる。
【0029】 この時、両支柱12はそれぞれ下端に屈曲部120を形成しており、上記吊掛 ロッド50の離脱により近接方向に引き寄せた支柱12は、現状に弾性復帰して 棒体11の軸方向に所要間隔をあけた状態となるため、互いに当接しないように 横にずれさせてほぼ平面状態に畳み合わせることができる。よって、収納空間を 減少することができる。
【0030】 また、折り畳んだ状態のハンガーを再び使用する時、両支柱12を直立状に押 し広げてねじ手段24を長溝230の上端部230aで螺締固定し、収縮したそ れぞれの中棒40を所要高さに引き上げて締付ねじ13を締め付けて固定する。 その後、補強棒20のクリップ22から吊掛ロッド50を外して、該吊掛ロッ ド50の両端をそれぞれ両中棒40の上端に外嵌固定させる共に、該吊掛ロッド 50の両端より伸縮棒60を所要長さ引出して、固定ねじ54を締め付けて伸縮 棒60を固定する。
【0031】 このように、上記構成の組立式ハンガーによると、組み立てる時や折り畳む時 に、従来技術のようにドライバーを用いて桿体をねじ締めして組み立てる面倒な 作業をする必要はない。
【0032】 図8は第2実施例の組立式ハンガーを示し、上記第1実施例との相違点は、両 枠棒10'の棒体11'に、 それぞれ2本の支柱12'を軸方向に所要間隔をあけ て立設しているところである。 これら支柱12'は、1本の棒体11'より軸方向に沿って同一方向に上方傾斜 する屈曲部120'を設けており、組立時には上記第1実施例と同様に、相対向 きに傾斜するように2本の枠棒10'を配置し、畳み合わせる時には互いにずれ 避けて、図9に示すように、ほぼ平面状態になるようにしている。
【0033】 また、2本の補強棒20'には、それぞれ2個のクリップ22'を設け、中棒4 0'を介して支柱12'に取り付けられた2本の吊掛ロッド50',50'を、それ ぞれの補強棒20'に挟持固定するようにしている。
【0034】 第2実施例では、このように2本の吊掛ロッド50'を並列状に構成している ことから、より大きい衣服の吊掛空間を提供することができ、その畳み合わせ方 式は上記第1実施例と同じで、収納空間を大幅に減少できると同時に、上記第1 実施例と同様な要領で展開させ、または、再度組み立てることができるので、従 来技術のようにドライバーを使って新たに組み直しする必要はない。
【0035】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1の組立式ハンガーでは、支 柱を直立状または横臥状に回動固定することができる。 また、折畳み収蔵する時に、両支柱を互いの相対向きに折畳むと、両支柱下端 にそれぞれ屈曲部を形成しているので、互いに当接しないようにずれさせてほぼ 平面状態に畳合わせることができ、収蔵空間を大幅に縮小することができる。 また、再び使用する際、両支柱を直立状に押し広げて固定させる作業、収縮し た中棒を適当な高さに引き上げて固定する作業、および吊掛ロッド両端をそれぞ れ両中棒上端に嵌着固定する作業、吊掛ロッド両端より伸縮棒を適当な長さ引出 して固定する作業は、従来のようにドライバーを用いる必要がなく、ほとんどが 手で締め付けることが出来るため、取り外しや組立時間を節減して、煩わしさを 免れることができる。 また、ハンガーを畳み合わせて収納する際、取り外した吊掛ロッドをクリップ に挟持させて収納する構成としているため、吊掛ロッドを紛失する等の不都合を 防止することが出来る。
【0036】 請求項2の組立式ハンガーでは、中棒と吊掛ロッドの係止構造として、凸起ボ タンを備えたばね片を用い、中棒の通孔と吊掛ロッドの係止孔に凸起ボタンを係 合させて固定する構成としているため、組み立ての際には吊掛ロッドのスリーブ 部を外嵌させることにより、簡単に取り付けることが出来ると共に、取り外しの 際には、凸起ボタンを押して係止孔との係合状態を解除することにより簡単に取 り外すことが出来る。
【0037】 請求項3の組立式ハンガーでは、該吊掛ロッドの両端より伸縮棒を所要な長さ 引出して任意の位置で、固定ねじを手で締め付けて固定するため、上記と同様に ドライバーを用いることなく、簡単に固定することが出来る。 また、吊り下げる衣服の量に対応させ、衣服の多い時には長尺に伸縮棒の突出 させる一方、衣服の少ない場合には伸縮棒を突出させずに占有面積を少なくする ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の組立式ハンガーの分解
斜視図である。
【図2】 2つの枠棒を組み立てた状態を示す概略側面
図である。
【図3】 第1実施例の組立式ハンガーの組立状態を示
す斜視図である。
【図4】 図3の要部断面図である。
【図5】 組立状態のハンガーの概略側面図である。
【図6】 図3の一部拡大斜視図である。
【図7】 第1実施例の組立式ハンガーを畳み合わせた
状態を示す斜視図である。
【図8】 第2実施例の組立式ハンガーを示す斜視図で
ある。
【図9】 第2実施例の組立式ハンガーを畳み合わせた
状態を示す斜視図である。
【図10】 従来の組立式ハンガーの分解斜視図であ
る。
【図11】 従来の組立式ハンガーの組立状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 枠棒 12 支柱 20 補強棒 22 クリップ 23 嵌接管 24 ねじ手段 40 中溝 41 通孔 42 ばね片 50 吊掛ロッド 52 スリーブ部 53 係止孔 60 伸縮棒 110 ねじ孔 120 屈曲部 230 長溝 420 凸起ボタン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の補強棒(20)により所要間隔に平
    行保持された両枠棒(10)の軸方向の中央部位に、それ
    ぞれ中空状の支柱(12)を立設して、各支柱(12)の中
    空内部に上,下滑動させて高さ調整可能とした中棒(4
    0)を内挿し、該両中棒(40)の上端に跨がって吊掛ロ
    ッド(50)を架設してなる組立式ハンガーにおいて、 上記両枠棒(10)の支柱(12)の立設部位から両端へ所
    要距離を隔てた箇所に上下向きのねじ孔(110)を設け
    ると共に、該両支柱(12)の下端にそれぞれ相対向きに
    所要角度折り曲げた屈曲部(120)を設け、かつ、 上記2本の補強棒(20)の両端に、それぞれ上記枠棒
    (10)の両端部に回動可能に外嵌する嵌接管(23)を直
    交方向に固設すると共に、該嵌接管(23)の周壁に上記
    ねじ孔(110)と螺締するねじ手段(24)を通して軸回
    りに回動できる長溝(230)を開設し、かつ各補強棒
    (20)の軸方向に所要数のクリップ(22)を上向きに設
    けてなる折畳可能な組立式ハンガー。
  2. 【請求項2】 上記中棒(40)の上端内部にばね片(4
    2)を装着して、該ばね片(42)の一端側面に凸起ボタ
    ン(420)を設けると共に、各中棒(40)の上端周面に
    上記凸起ボタン(420)が突出できる通孔(41)を穿設
    し、かつ、 上記吊掛ロッド(50)の両側に上記中棒(40)の上端に
    外嵌する下向きのスリーブ部(52)を形成すると共に、
    該スリーブ部(52)の周壁に上記中棒(40)の通孔
    (41)と連通する係止孔(53)を穿設して、上記凸起
    ボタン(420)が係止固定できるようにしている請求項
    1記載の折畳可能な組立式ハンガー。
  3. 【請求項3】 上記吊掛ロッド(50)の両端中空内部
    に、それぞれ伸縮棒(60)を滑動自在で且つ所要な長さ
    に伸出して螺締固持されるように挿入している請求項1
    記載の折畳可能な組立式ハンガー。
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