JPH03164358A - アンチロック制動装置 - Google Patents

アンチロック制動装置

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JPH03164358A
JPH03164358A JP31249790A JP31249790A JPH03164358A JP H03164358 A JPH03164358 A JP H03164358A JP 31249790 A JP31249790 A JP 31249790A JP 31249790 A JP31249790 A JP 31249790A JP H03164358 A JPH03164358 A JP H03164358A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、車輪ブレーキと;該車輪ブレーキへの制動油
圧の供給を制御する油圧制御回路と;車輪の回転速度特
性により車輪がロックしそうな状態にあるかどうかを検
知し、車輪がロックしそうな状態に入るときに前記車輪
ブレーキへの制動油圧を減少させるべく前記油圧制御回
路を作動させる制御手役と;を含むアンチロック制動装
置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかるアンチロック制動装置では、悪路を走行中
に制動操作を行なうと、制動油圧が一定であっても車輪
の接地性の変化により車輪に加わる制動力が変化するの
で、車両のサスペンションが前後方向に振動し、それに
応じて車輪速度に脈勤が生じることがある。このような
脈動が発生すると、車輪がロックする可能性のない場合
においても、制御手段では車輪ロックの可能性があると
誤判断し、制動油圧を低下させるように油圧制御回路が
作動し、制動距離が大きくなることがある。
(3)発明が解決しようとする課題 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、車両
が悪路を走行中における制動距離の増加を防止し得るよ
うにしたアンチロック制動装置を提供することを目的と
する。
B.発明の構戒 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達或するために、本発明によれば、制御手段
は、車輪速度が予め定めた基準車輪速度よりも小さいと
きに信号を出力する判断手段と、車輪が悪路を走行して
いると判断するための予め定めた間隔よりも該判断手役
の出力信号の発生間隔が小さいかどうかを検出し、小さ
いときに信号を出力する信号発生間隔検出手段と、該信
号発生間隔検出手段の出力信号に応じて前記制動油圧の
減少感度を低下させる変更手段とを備える。
(2)作用 上記構戊によれば、車輪が悪路を走行していると判断す
るために予め定めた間隔よりも判断手段の出力信号の発
生間隔が小さいときに悪路を走行中であると判断し、そ
れに応じて制動油圧の減少感度を低下させることにより
、悪路走行時の制動油圧減少度合が減少せしめられる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
先ず第1図において、ブレーキペダルlはマスクシリン
ダMに対して作動的に連結されており、車両の運転者が
このブレーキペダルlを踏むと、マスクシリンダMは油
路2に油圧を発生する。この油路2は油圧制御回路3に
連結されており、前記油圧に応じた制動油圧が油圧制御
回路3から出力される。
車両の左右前輪および左右後輪には車輪ブレーキがそれ
ぞれ装着されており、それらの車輪ブレーキに油圧制御
回路3から制動油圧が供給される。
これらの左右前輪および左右後輪の各車輪ブレーキ、な
らびにその車輪ブレーキに制動油圧を供給するための油
圧制御回路3の構成は、基本的に同様のものであるので
、以下、一左後輪用車輪ブレーキB1および右後輪用車
輪ブレーキBr,ならびにそれらのブレーキBl,Br
に関連する油圧制御回路3の部分についてのみ説明する
ことにする。
各車輪ブレーキBj!SBrの制勤油室4には油圧制御
回路3から油路5,6がそれぞれ連通される。この制動
油室4に制動油圧が供給されることにより、ピストン7
.8が相互に離反する方向に作動して、ブレーキシュー
9.10がそれぞれブレーキドラム(!!l示せず)に
接触して制動トルクを発生する。
各制動油室4内の制動油圧が大き過ぎると、各ブレーキ
シュー9.10とブレーキドラムとの間に発生する制動
トルクが大きくなり過ぎ、その結果、車輪がロック状態
となる。このため、車輪がロック状態に入りそうになる
と、油圧制御回路3により制動油圧が減圧され、それに
よって車輪がロック状態となることが回避される。
油圧制御回路3は、各車輪ブレーキB1、Brに対応し
たモジュレータ11.12を備えており、これらのモジ
ュレータ11.1−2は基本的に同一の構造を有するの
で、一方のモジュレータ11についてのみ、その構造を
詳述する。すなわちモジュレータl1は、両端が閉塞さ
れるとともに中間部が隔壁13で仕切られたシリンダ部
14と、両端部にそれぞれピストン15.16を有する
とともに両ピストン15.16間の部分で隔壁13を軸
方向に滑接自在に貫通するロッド17とを備える。隔壁
13と一方のピストン15との間に形成される一次制動
油圧室l8は、油路2を介してマスクシリンダMに連通
される。また前記隔壁13と他方のピストン16との間
に形戊される二次制動油圧室19は、油路5を介して車
輪ブレー牛Blの制動油室4に連通される。シリンダ8
14の一方の端壁と一方のピストン15との間にはアン
チロック制御油圧室20が画戊され、シリンダ部14の
他方の端壁と他方のピストン16との間には解放油室2
lが画或され、解放油室21はマスクシリンダMのリザ
ーバRに連通される。また二次制動油圧室l9にはピス
トン16を隔壁13から離反する方向に付勢するばね2
2が収納され、アンチロック制御油圧室20にはピスト
ン15を隔壁13側に向けて付勢するばね23が収納さ
れる。
アンチロック制御油圧室20には油路24が接続されて
おり、この油路24は常時閉のインレットバルブVil
を介して油圧ポンブPに接続されるとともに、常時開の
アウトレットバルブVoflを介して油タンクTに接続
される。またインレットバルブVi1および油圧ポンプ
P間にはアキコムレータAcが接続される。
他方のモジュレータ12においても、一次制動油圧室2
6はマスクシリンダMに連通され、二次制動油圧室27
は車輪ブレーキBrに連通され、解放油室28はリザー
バRに運通される。さらにアンチロック制御油圧室29
は、常時閉のインレットバルブVirを介して油圧ポン
プPに接続されるとともに、常時開のアウトレットバル
ブVorを介して油タンクTに接続される。
インレットバルブVi1,Virおよびアウトレットバ
ルブVof,Vorはソレノイド弁であり、制御手没3
2によってその開閉作動を制御される。
インレットバルブVif,Virが閉弁し且つアウトレ
ットパルブVoj!.Vorが開弁している状態では、
アンチロック制御油圧室20.29は油タンクTに開放
されており、ブレーキペダル1を踏んで一次制動油圧室
18.26にマスクシリンダMからの油圧を供給すると
、二次制動油圧室19.27の容積は減少し、各車輪ブ
レーキB1,Brの制動油室4には、マスクシリンダM
からの油圧に応じた制動油圧が供給される。したがって
制動時のトルクは運転者の制動操作に応じて自由に増大
する。
インレットバルブVi1,Virを開弁し且つアウトレ
フトバルブVow,Vorを閉弁すると、アンチロック
制御油圧室20.29にアンーチロック制御油圧が供給
されるので、マスクシリンダMからの油圧が一次制動油
圧室18.26に作用しているにもかかわらず、二次制
動油圧室19.27の容積が増大し、各車輪ブレーキB
l.Brにおける制動油室4の油圧が減少し、制動トル
クが弱められる。したがって車輪がロック状態に入ろう
とするときに、インレットバルブVi1.Virを開弁
し且つアウトレットバルブvo1,Vorを閉弁するこ
とにより、車輪がロック状態に入ることを回避すること
ができる。
第2図において、制御手段32の構成を説明するが、一
方の車輪ブレーキBfに対応するインレフトバルブVi
l#よびアウトレットバルブVolを制御するための構
戊と、他方の車輌ブレーキBrに対応するインレフトバ
ルブVirおよびアウトレットバルブVorを制御する
ための構或とは基本的に同一であるので、ここでは一方
のインレットバルブViiおよびアウトレットバルブV
o1を制御するための構成についてのみ述べる・ことに
する。
制御手段32は、マイクロコンピュータなどの判断手段
33を備え、この判断手段33は車輪がロック状態にあ
るかどうかを判断し、その判断結果に基づいて、インレ
ットバルブVi1およびアウトレットバルブVO1を開
閉作動させるための信号を出力する。
ここで、どのような条件が戊立したときにアンチロック
制御のための信号を出力するかを決定する判断基準につ
いて考えてみると、一般的に次の(a)〜&i)の4通
りの方式が提案されている。
(a)  車輪加速度</Wく基準車輪減速度一V W
 oが或立するときに信号βを出力して、制動圧力を緩
める方式。
(ロ)車輪速度V w <第1基準車輪速度Vr.が成
立したときに信号SLを出力して、制動油圧を緩める方
式。ただし、この場合、車両速度をVv,車輪の適正ス
リップ率をλ1としたときにVr,=Vv   (1−
λ,)であるので、車輪のスリップ率をλとしたときに
、V w < V r +はλ〉λ.と同意であり、V
w < V r tまたはλ〉λ1が或立するときに信
号Slが出力される。
(C)  前記(a). (b)のいずれか一方が或立
したときに制動油圧を緩める方式。
(6)前記(a).(ハ)が同時に戊立したときに制動
油圧を緩める方式。
前記(a)の方式では、基準車輪減速度一</W0を、
車輪ロックが生じるおそれのない状態での制動時には発
生することのない値、たとえば通常−2.0〜L. 2
 Gに設定している。ところが、この方式によると、雪
路やアイスバーン等で制動操作を行なうと、−1.0〜
−0. 5 G程度の車輪減速度が発生することがあり
、制動時の後半では車輪がロックするにもかかわらず制
動油圧を緩めるための信号が出力されない。また悪路走
行時には、通常制動時にも車輪加速度</Wが細かく脈
動し、車輪ロックの心配のないときにも信号βが出力さ
れて、制動効率が低下する。
また前記(ロ)の方式では、スリップ率λが高くなって
いても、すなわち信号S,が出力されていても、車輪速
度Vwが増加中であれば制動油圧は充分緩められている
と判断されるが、この期間内でも制動油圧を緩めること
になり、制動効率が低下する。
前記(C)の方式では、前記(a)の欠点およびわ)の
欠点があることは明白である。
最後に前記(d)の方式では、悪路走行時の制動効率の
低下の問題や、車輪速度Vwが増加中に制動油圧を緩め
て制動効率が低下すると言った問題が解消される。さら
に基準車輪減速度−Qwoを、通常路面走行状態で制動
時に発生する車輪減速度の範囲内たとえば−1.0〜O
G,望ましくは−0.3〜−0.6Gに設定すると、雷
路やアイスバーン等での制動操作時に車輪減速度が−1
.0〜−0.5Gとなるようなときにもロック状態を検
出して制動油圧を緩めることができる。
そこで、判断手段33では、車輪速度検出器34から車
輪速度Vwに対応した信号が入力され、その車輪速度V
wと、該車輪速度Vwに基づいて演算される車輪加速度
</Wとが、前述のように第1基準車輪速度Vr,、基
準車輪減速度一ウw0とそれぞれ比較され、 Qw<  </Wo VWくVrI がそれぞれ戊立したときに、判断手段33からハイレベ
ルの信号β+S+がそれぞれ出力される。
これらの信号β+SlはANDゲート35に入力され、
両信号がハイレベルであるときにトランジスタ36が導
通し、ソレノイド38が励磁され、インレットバルブV
iiが開弁される。またハイレベルの信号SIが出力さ
れたときに、トランジスタ37が導通し、ソレノイド3
8が励磁され、アウトレットバルブVolが閉弁される
ところで、上述のように信号β+Slで制動トルクを弱
めるようにしたときに、車輪速度はまだ減少中であり、
これは制動トルクか路面の駆動トルクよりもまだ大きい
状態であり、この時点で車輪ロックの心配が完全に解消
された訳ではない。
ただし、一般的にはシステムに10ms程度の作動遅れ
があるために、緩め信号が消滅してからもさらに制動油
圧が緩められるので、通常はこの方式で良好な結果が得
られる。しかし、路面の条件等により場合によって緩め
方が不充分で、車輪速度がそのままロック方向にいくこ
ともある。このような現象を解消するには、λ〉λ1の
ときには、車輪速度Vwが確実に増速に転じるまで緩め
信号を発生させるようにすればよい。しかるに、通常は
Qw>−</Wで緩め信号を停止しても良好な制御が得
られるにもかかわらず、</W>0になるまで緩め信号
を持続することになるので、制動トルクの緩め過ぎが発
生するという欠点がある。ただしこれは、制動荷重配分
の小さい方の車輪については実用上問題のないものであ
る。
そこで、λ2〉λ1となる第2基準スリップ率λ,に相
当する第2基準車輪速度Vr.を設定し、Vw<Vr.
すなわちλ〉λクとなってロックの可能性が大きくなっ
たときだけ、車輪速度Vwが増速に転じるまで緩め信号
を持続させるようにする。すなわち判断手段33では、
vw<Vr2またはλ〉λ,であるか否かを判断し、そ
の条件が戊立したときに償号S,を出力する。また車輪
速度Vwが増速中であることを判断するために、増速度
基準値+</w0を設定し、’:J W > + ’J
 W oであるときに信号αを出力する。
信号S,はANDゲート40の一方の入力端に入力され
るとともにORゲート41に入力され、信号αはORゲ
ート41に入力されるとともに反転してANDゲート4
0に入力される。さらに前記信号S1もORゲート41
に入力され、ORゲート4lの出力はトランジスタ37
のベースニ与えられる。また両ANDゲート35。40
の出力はORゲート42に入力され、ORゲート42の
出力はトランジスタ36のベースに与えられる。
このような制御手段32によれば、信号St,α.S2
のいずれかがハイレベルとなればトランジスタ37が導
通してアウトレットバルブV01が閉弁し、信号β+S
lがともにハイレベルであるか、信号S,がハイレベル
であって信号αがローレベルであるときにインレットバ
ルブvi1が開弁する。
次に第1および第2基準車輪速度Vr+,Vr,の設定
方法について説明すると、これらは、車両速度Vvを検
出し、これに適正な基準スリップ率λ.λ,を加味して
次のように決定するのが理想である。
V r r =V v・ (1−λ,)Vr.=Vv 
・ (1−λ,) ところが、車両速度Vvを検出する実用的な手段は今の
ところ見当たらない。そこで、車輪速度VWの変化状況
から仮の車両速度Vrを推定する方式が一般的であり、
その基本回路を第3図に示す。
第3図において、車輪速度Vwは入力端43に入力され
、この入力端は理想ダイオード44、記憶用コンデンサ
45、定電流放電回路46を介して出力端47に接続さ
れ、出力端47に車両速度Vrが出力される。すなわち
第4図において、アンチロック作動中の車輪速度Vwの
ピーク値は車両速度Vvに近いものとし、車輪速度Vw
の谷を一定勾配Grで接続することにより、仮の車両速
度Vrを推定する。
ここで車両が悪路を走行する際に、車輪速度VWの脈動
により、車輪がロックしそうな状態にあると誤って判断
し、制動油圧を不必要に低下して制動効率を低下させる
のを避けるために、制御手役32には、悪路走行中であ
ると判断するための機能と、悪路走行中と判断した状態
で車輪がロック状態にあると判断したときに制動油圧の
減少感度を低下させる機能とが備えられる。
すなわち判断手段33から出力される信号S1は、信号
発生間隔検出手段51に入力される。この信号発生間隔
検出手段51は、第5図(a)で示すように、信号S1
の発生間隔が予め定めた時間T1よりも小さいときに、
第5図(ロ)で示すようにハイレベルの信号を出力する
。前記時間T,は、車両が悪路を走行していると判断す
るために、車両が悪路を走行中に信号S,が出力される
間隔を予め調べて定められるものであり、たとえば10
0ms程度に設定される。したがって時間T,内に次の
信号S,が出力されたときに、車両が悪路を走行してい
るとして信号発生間隔検出手段51から検出信号が出力
される。
信号発生間隔検出手段51は、該信号発生間隔検出手段
51の出力信号に応じて制動油圧の減少感度を低下させ
るための変更手役52に接続されており、この変更手役
52は、遅延回路49と、該遅延回路49の出力信号に
より導通・遮断が切換えられるリレースイッチ50とか
ら構或される。
遅延回路49は、信号発生間隔検出手段51からの検出
信号の入力に応じて、第5図(C)で示すように予め定
めた時間T,だけ持続するハイレベルの作動信号を出力
するものである。また判断手段33における信号S,の
出力端は前記リレースイッチ50を介して接地されるも
のであり、該リレースイッチ50は、遅延回路49から
の作動信号により導通する。
したがって信号発生間隔検出手段51により車両が悪路
を走行していると判断されたときには、その判断時から
時間T,が経過するまでは、変更手段52により信号S
1が強制的にローレベルとされ、車両の悪路走行時に制
動油圧の減少感度が低下することになる。
このようにして車両が悪路を走行中においては、制動油
圧が減少される度合が減少し、制動油圧の不必要な減少
により制動効率が低下することが防止される。
次に第6図を参照しながら、この実施例の作用について
説明するが、第6図はアンチロック制動装置の作動態様
の一例を示すものであり、横軸は制動開始後の時間経過
を示し、縦軸には、その最上部の位置において車両速度
VV,車輪速度Vw,第1基準車輪速度Vr+および第
2基準車輪速度V r xが示され、その下方位置にお
いて車輪加速度Qw,増速度基準値+V W oおよび
基準車輪減速度−ウw0が示され、さらにその下方位置
に信号α、β+  S + +  S ”およびソレノ
イド38.39の作動状態が示され、最下部に制動油圧
pbが示される。
時刻1=0において制動を開始した直後においては、各
信号α、β*  S l +  S2の出力はローレベ
ルであり、制動油圧pbは次第に増大し、これに伴って
車輪速度Vwおよび車輪加速度Qwはともに次第に減少
する。
時刻hにおいて車輪加速度9Wが基準車輪減速度一ウw
0よりも小さくなる( V W <  </ W o)
と、信号βがハイレベルとなるが、このとき車輪速度V
wは第1基準車輪速度Vr+よりも大きいので信号S1
はローレベルのままである。したがって制動油圧pbは
増大し続け、車輪速度Vwおよび車輪加速度</Wも低
下し続ける。
時刻t,において、車輪速度Vwが第1基準車輪速度V
r.よりも低下すると、信号S,がハイレベルとなり、
ANDゲート35の出力がハイレベルとなるのに応じて
、○Rゲート42の出力がハイレベルとなるとともにO
Rゲート41の出力がハイレベルとなる。これによりソ
レノイド38.39が励磁され、インレフトバルブVi
lが開弁されるとともにアウトレフトバルブVofが閉
弁され、制動油圧Pbが低下し始め、車輪加速度ウWが
増速に転じる。このとき車輪速度Vwは低下し続ける。
時刻tsにおいて、車輪加速度Qwが基準車輪減速度一
VWaよりも大(ウw>−</we)となると、信号β
がローレベルとなり、これに応じてANDゲート35の
出力がローレベルとなる。このためインレットバルブV
iβのソレノイド38が消磁され、インレットバルブV
i1が閉弁される。これにより制動油圧Pbが一定に保
たれるようになり、制動トルクが略一定に保たれ、車輪
速度Vwは増大し始める。
時刻t,において、車輪加速度</Wが増速度基準値+
Qwoよりも大( V W > + V W o )と
なると、信号αがハイレベルとなる。また時刻t,にお
いて、車輪速度Vwが第l基準車輪速度V r +を超
えると、信号S1がローレベルとなる。さらに時刻t6
において、車輪加速度9Wが増速度基準値+</W0よ
り低下すると、信号αがローレベルとなり、アウトレフ
トバルブVowが開弁ずる。
これに応じて制動油圧pbが増大する。
時刻t,において、車輪加速度</Wが基準車輪減速度
一’Q’woよりも小(</w<  <tW0)となる
と、信号βがハイレベルとなり、時刻t.において、車
輪速度Vwが第1基準車輪速度Vr,よりも低下(Vw
<Vr1 )すると、信号S,がハイレベルとなり、こ
れに応じてANDゲート35の出力がハイレベルとなっ
てインレットバルブVi1が閉弁するとともにアウトレ
ットバルブVolが開弁し、制動油圧Pbが低下し始め
る。次いで時刻1,で車輪速度Vwが第2基準車輪速度
Vr,よりも低下(Vw< V r x ) Lて車輪
ロックの危険性が大きくなると、信号S2がハイレベル
となる。
時刻t,。で車輪加速度</Wが基準車輪減速度一</
Wよりも大となると、信号βがローレベルとなるが、制
動油圧pbはさらに低下し、車輪速度VWは増速に転じ
る。時刻tl+で車輪加速度ウ,が増速度基準値+</
w0を超えると、信号αがハイL/ ヘJL/となり、
ANDゲート40の出力がローレベルとなる。この際、
ANDゲート35の出力はローレベルであるので、OR
ゲート42の出力はローレベルであり、したがってソレ
ノイド38は消磁され、インレットバルブVi1は閉弁
する。
この結果、制動油圧pbは一定に維持されるようになる
時刻t.において、車輪速度Vwが第2基準車輪速度V
r,を超えると、信号S,がローレベルとなり、時刻t
’sで車輪速度Vwが第1基準車輪速度Vr.を超える
と、信号S,がローレベルとなるが制動油圧pbはほぼ
一定に保たれており、ロック状態が回避される。また時
刻tl4において車輪加速度</Wが増速度基準値+V
woよりも低下すると、信号αがローレベルとなり、こ
れに応じてアウトレットバルブVo1が開弁する。この
ため制動油圧pbは増加し始める。
時刻t1sで車輪加速度Qwが基準車輪減速度一</W
eよりも小さくなると、信号βがハイレベルとなり、次
の時刻h,で車輪速度Vwが第1基準車輪速度Vr.よ
りも低下して信号SIがハイレベルとなるのに応じてイ
ンレットバルブVjlが開弁するとともに、アウトレッ
トバルブVolが閉弁する。したがって制動油圧Pbが
低下し始める。さらに時刻1+1で車輪加速度ウ,が基
準車輪減速度一Oweを超えると、信号βがローレベル
となるのに応じてアウトレットバルブVolが開弁し、
制動油圧pbが一定に維持される。
時刻t.で車輪加速度9wが増速度基準値+Ow0を超
えると、信号αがハイレベルとなり、時刻t1●で車輪
速度Vwが第1基準車輪速度Vr,を超えると、信号S
,がローレベルとなる。さらに時刻t,。で車輪加速度
</.が増速度基準値+OW6よりも低下すると、信号
αがローレベルとなり、それに応じてアウトレットバル
ブVo1が開弁し、制動油圧Pbが低下し始める。
以後は、以上のような過程が同様に繰返されながら車輪
がロックすることなく車両速度が低下していく。
しかも信号S,が時間Ti内で頻繁に繰返して出力され
るときは、信号発生間隔検出手段51により車両が悪路
を走行していると判断され、その判断結果に応じて変更
手役52により制動油圧減少感度が低下せしめられるの
で、悪路走行時の制動油圧Pbの減少度合が減少し、制
動距離の増加を防止することができる。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、制御手段は、車輪速度が
予め定めた基準車輪速度よりも小さいときに信号を出力
する判断手段と、車輪が悪路を走行していると判断する
ための予め定めた間隔よりも該判断手段の出力信号の発
生間隔が小さいかどうかを検出し、小さいときに信号を
出力する信号発生間隔検出手段と、該信号発生間隔検出
手段の出力信号に応じて前記制動油圧の減少感度を低下
させる変更手段とを備えるので、信号発生間隔検出手段
では、車輪が悪路を走行していると判断するために予め
定めた間隔よりも判断手段の出力信号の発生間隔が小さ
いときに悪路を走行中であると判断し、それに応じて変
更手段により制動油圧の減少感度を低下させることによ
り、悪路走行時の制動油圧減少度合が減少せしめられ、
制動距離の増加を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は油
圧制御回路図、第2図は制御手段の構戊を示す回路図、
第3図は車両速度推定のための電気回路図、第4図は第
3図の電気回路による作動特性図、第5図(a). (
b). (C)は信号発生間隔検出手段および遅延回路
の特性を示すもので、(a)は判断回路の出力図、(ロ
)は信号発生間隔検出手段の出力図、(C)は遅延回路
の出力図、第6図はアンチロック作動状態を示す特性図
である。 3・・・油圧制御回路、32・・・制御手段、33・・
・判断手段、51・・・信号発生間隔検出手段、52・
・・変更手段、 Bj!,Br・・・車輪ブレーキ、S1・・・信号第3
図 第4図 時間 第5図 Tノ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車輪ブレーキ(Bl、Br)と;該車輪ブレーキ(Bl
    、Br)への制動油圧の供給を制御する油圧制御回路(
    3)と;車輪の回転速度特性により車輪がロックしそう
    な状態にあるかどうかを検知し、車輪がロックしそうな
    状態に入るときに前記車輪ブレーキ(Bl、Br)への
    制動油圧を減少させるべく前記油圧制御回路(3)を作
    動させる制御手段(32)と;を含むアンチロック制動
    装置において、前記制御手段(32)は、車輪速度が予
    め定めた基準車輪速度よりも小さいときに信号を出力す
    る判断手段(33)と、車輪が悪路を走行していると判
    断するための予め定めた間隔よりも該判断手段(33)
    の出力信号の発生間隔が小さいかどうかを検出し、小さ
    いときに信号を出力する信号発生間隔検出手段(51)
    と、該信号発生間隔検出手段(51)の出力信号に応じ
    て前記制動油圧の減少感度を低下させる変更手段(52
    )とを備えることを特徴とするアンチロック制動装置。
JP31249790A 1990-11-16 1990-11-16 アンチロック制動装置 Expired - Fee Related JPH066427B2 (ja)

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