JPH03164081A - 静電浮遊装置 - Google Patents

静電浮遊装置

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JPH03164081A
JPH03164081A JP30075289A JP30075289A JPH03164081A JP H03164081 A JPH03164081 A JP H03164081A JP 30075289 A JP30075289 A JP 30075289A JP 30075289 A JP30075289 A JP 30075289A JP H03164081 A JPH03164081 A JP H03164081A
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electrode
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荻原 正明
Tsumoru Fujii
藤井 積
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は静電気力を利用して物体を容器に非接触状態に
静止浮上して保持させるために用いる静電浮遊装置に関
するものである。
[従来の技術] 近年の新素材の開発研究の進展に伴い地上はもとより宇
宙の微小重力環境を利用して新規な材料の開発を行うこ
とが考えられており、素材を空間の一点に非接触状態で
保持して無容器で加熱、溶融、凝固等の処理を行わせる
ことか提案されている。そのため、物体を何等かの方法
で空間の一点に非接触状態で保持する技術と、該保持ざ
れた物体を加熱、溶融する技術の開発か必要となってい
る。
前者の物体を空間の一点に非接触状態で保持する技術の
1つとしては、静電場を用いる方法かあり、対象とする
物体が帯電物体であれば、これを空間の所定の位置に浮
遊させて保持させることが可能であることから、具体的
な静電浮遊装置が提案されるようになっている。
第5図及び第6図はこれまでに提案ざれている静電浮遊
装置として、二次元四重極方式の静電浮遊装置の一例を
示すもので、軸方向と直交する方向の閉じ込め力を発生
する第1浮遊用電極として、2本1絹として2組の円柱
状電極からなる二次元四重極電極1a, lb, lc
, ldを、空間の原点○を通る中心軸から等距離の位
置に該中心軸と平行に配置して、平面状態で各電極1a
,Ib, IC, ldが正方形の頂点に位置している
ようにし、且つ上記中心軸の軸線上の上下位置に、上下
方向の閉じ込め力を発生する第2浮遊用電極としての2
つの球状電極からなる直流電極2a,2bを所定間隔で
配置し、上記二次元四@極電極1a,lbとIC,ld
は第1浮遊用電源としての交流電源3に接続し、又、上
記直流電%2a,2bは第2浮遊用電源としての直流電
源4に接続し、物体5を電極間中心部6に浮遊状態に保
持させるようにしてある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、宇宙空間で用いる装置としては、占有空間、
重量共に小さいことか有利であるが、上記従来の静電浮
遊装置では、第1浮遊用電極としての二次元四重極電極
1a, lb, lc, Idか円柱状の中実体である
ため、その重墨が大であると共に占有領域も大であり、
そのため宇宙空間への打ち上げの際の負荷か大きくなる
という問題がある。又、4本の電極1a, lb, I
C, Idはいずれも枠に固定ざれていることから、大
粒径物体の浮上に対し妨げになるおそれがあると共に、
電極間に放電が生じた場合に電極間を拡げることができ
ないので、放電を防止するためには印加電圧を下げるこ
とになるが、印加電圧を下げると安定浮上に必要な電気
力も小さくなる、という問題もある。
そこで、本発明は、物体の浮遊に必要な空間は二次元四
重極電極の内側であって、外側の部分は不要であること
に看目して、四重極電極の重量を軽減させると共に占有
空間を小さくするようにし、又、四重極電極の間隔を可
変にして印加電圧を下げることなく火花放電を防止でき
るようにした静電浮遊装僧を提供しようとするものであ
る。
[課題を解決するための手段1 本発明は、上記課題を解決するために、静電気的な閉じ
込め力を発生する浮遊用電1博として、4本の棒状電極
を平行に配して平面状態で正方形の頂点に各電極が位置
するようにした二次元四単極電極を配置し、該二次元四
単極電俺と、各電極間の中心部の上下に配した直流電極
とを組み合わせ、上記二次元四重極電極は交流電源に接
続し且つ上記直流電極を直流電源に接続してなる静電浮
遊装置において、上記二次元四重極電極となる4本の棒
状電極の断面形状を、電極間中心部に而する内側を円弧
状の凸部として外側を平面状若しくは凹部にして半月状
若しくは三日月状にしてなり、又、上記半月状若しくは
三日月状の断面形状を有する二次元四重極電極の少なく
とも2本が独立して移動できるようにしてある構成とす
る。
[作  用] 二次元四重極電極を交流電源に接続すると、各電極間に
電気力線が発生し、この電気力線は電極間中心部へ向っ
て常に凸状になるので、電極間に投入された物体は、電
気力線により電極間中心部へ向い、該中心部で静止ざせ
られる。
静止させられた物体は、直流電極に印加された直流電圧
により重力方向の落下か防止ざれて安定に浮上保持ざれ
る。上記二次元四重極電極は、電気力線の存在する内側
が円弧で、外側は平面若しくは凹部としてあるので、電
極自体の重量は軽くなると共に占有空間も小さくできて
、宇宙空間に打ち上げる際の打ち上げ装置の負荷を軽減
させることができる。又、二次元四重極電極の少なくと
も2本を各々独立して移動できるようにすると、電極間
隔を容易に調整できて浮遊対象物体の径が大きくなって
も対応できると共に電極間隔を拡げることにより高電圧
を安定に印加できる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すもので、第
5図、第6図に示した従来の静電浮遊装置と同様に、物
体5を静電気的に電極間中心部6に閉し込めるための閉
じ込め力を発生する第1浮遊用電極としで、2本を1組
とする2組の円柱状電極からなる二次元四重極電極1a
lb, lc, 1dを平行に且つ平而状態て各電俺か
正方形の頂点に位置づるように配置し、又、上記電極間
中心部6の上下位直に、物体5を上−ド方向に閉じ込め
る閉じ込め力を発生させる第2浮遊用電極として球状電
極からなる直流電庵2a,2bを配置し、上記2組の二
次元四重極電極1a,lbとlc,ldを交流電源3に
接続し、又、上記直流電極2a, 2bを直流電源4に
接続して、物体5を電極間中心部6に静止させるように
してある構成において、上記4本の円柱状の電極を使用
した従来方式の二次元四重悼電極1a, lb, lc
, ldに代えて、図示の如く内側のみに円弧状凸部を
有する断而積の小さい半円柱状電極を用いてなる二次元
四重極電極7a, 7b, 7c, 7dとし、且つ上
記二次元四重極電極7a, 7b, 7c, 7dの各
々が独立して移動できるようにした構成とする。
詳jボづると、物体5を長手方向に対して直角方向に閉
じ込める閉じ込め力を発生させる第1浮遊用電極として
の二次元四重極電極7a, 7b, 7C,7dを構成
する4本の電極を、電極間中心部6に面する内側を円弧
状の凸部とし、外側を平面状にして断面形状が半月状を
なすようにするか、又は第2図に示す方向に空間の原点
Oを通るr、2mをとり、電極間隔の1/2をRとした
ときに、r2   z 2−±R2を満足する直角双曲
線の一部とし、断而積を小さくして空間を占有する領域
を小さくし且つ重量の軽減を図るようにする。
又、上記4本の半円柱状電極とした二次元四重極電極7
a, 7b, 7c, 7dを、各々独立に内外方向、
すなわち、電極間中心部6を挟/υで相対向する方向へ
移動できるように枠8に取り付け、電1極間隔を任意に
拡縮できるようにし、二次元四重{セ電極7a, 7b
, 7c, 7d間に発生する電気力線9により物体5
か電極間中心部6に向けられ、最終的に電性間中心部6
て静止浮上させられるようにし、更に、上記二次元四重
極電e 7a, 7b, 7c,7dに交流電圧を印I
ノ[1する交流電源3の周波数は、物体5の質量、帯電
量、直径、等(こ応じて1 Hz程度の低周波から数1
00Hz程度の高周波までの範囲で変化させられるよう
にしてある=今、半円柱状とした4木の電極からなる二
次元四重極電極7a, 7b, 7c, 7dに交流電
源3より交流電圧を印加させると、第3図に示す如く、
各電極7a,γb, 7c, 7d間に電気力線9か生
じる。この電気力線9は、電極間中心部6に向って凸状
となるため、物体5は電気力線9に沿って図示の如き振
動(交流電源3の周波教にほぼ一致する振動〉をしなが
ら電極間中心部6に向って動かざれ、最終的に電極間中
心部6に静止させられる。一方、直流電極2a,2bに
は直流電源4より物体5の帯電極性と同じ極性を有する
直流電圧が印IJOざれるので、上記電極間中心部6に
静止した物体5は、上記直流電極2a, 2bに印加さ
れた直流電圧によって生じるクーロン反発力(電気的な
反発力)のために物体質量とつり合って重力方向に静止
させられ、重力方向の落下が防止されて一定位置に静止
ざれて安定浮上ざせられる。
上記の静電気力を利用して物体5を静止、浮上させる場
合において、本発明では、電気力線9の存在しない部分
、すなわち、静電気力に対し不要の部分である各電(i
 7a, 7b, 7c, 7dの外側の部分をカット
して、各電極の断面形状が半月状となるようにしてある
ので、上述の如き物体5の静止、安定浮上を図りながら
空間での占有領域を小さくして且つ装置重量を軽減する
ことができて、装置全体の小型化を図ることかできる。
又、本発明では、二次元四重極電極7a, 7b, 7
c,7dを個々に独立して動かすことができるようにし
てあるので、第4図に示す如く、電極間中心部もの方向
へ接近させたり、逆に離したりして電気力線を生じさせ
ることかできる。したがって、浮遊用試料としての物体
5の径か大きくなったときは、各電恒間隔を拡げること
により容易に対応させることができ、又、電極間隔を拡
げることにより各電極に高電圧を安定に印1ノ目できる
ことになるので、電気力を増大できて、大粒径の物体で
あってもその浮上を容易に行わせることが可能となる。
又、電極間に放電が生じた場合は、放電を防止するため
に電極への印加電圧を下げる必要があるが、上記のよう
に電極間隔を拡げることにまり印加電住を下げる必要が
なくなり、印加電圧を下げることにより物体の安定浮上
に必要な電気力も小さくなる、という問題を解消でぎる
なお、本発明は上記実施例に限定ざれるものではなく、
たとえば、4本の半円社状電極からなる二次元四重極電
極7a, 7b, 7c, 7dすべてを可変にした場
合を示したか、2本1絹とした電極7a, 7bと7c
,7dにおいて少なくとも各組の1水の電極が動けるよ
うになっていてもよいこと、各電極7a, 7b, 7
c, 7dは断面形状か三日月状となる、ほぼ半円筒状
のものとしてもよく、このようにすれば、より軽積化で
きて有利であること、その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
「発明の効果] 以上述べた如く、本発明の静電浮遊装置によれば、二次
元四重極電極とする4本の電極に、内側のみに円弧状の
凸部を有して外側を平面状あるいは凹部状にした扁平形
状の電極を使用し、又、4本の電極のうち、少なくとも
2本の電極を可変式としてあるので、次の如き優れた効
果を奏し得る。
(1)二次元四重極電極の断面形状が半月状若しくは三
日月状の如き扁平形状としてあるため、空間での占有饋
域を小さくできると共に装置の重罹を従来の円柱状のも
のに比して大幅に軽減できて、宇宙空間への打ち上げに
際して打ら上げ装置の負荷を軽減させることができる。
(11)二次元四単極電極の電極間隔の調整かできるの
で、電極間に放電が生じた場合にも電極間隔を拡げるこ
とにより電極への印加電圧を下げることなく火花赦電の
防止対策が図れ、浮遊用試料としての物体の安定浮上に
支障を来たすことがない。
(iii)  上記(1!〉の如く電極間隔を調整でき
ることがら、電極間隔を拡げて電極に印加でぎる電圧を
大きくづることかできるので、電気力も増えることから
、物体か大粒径のものでも}7上ざぜることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の静電浮遊装置の概略を示す斜視図、第
2図は第1図の平面図、第3図は電気力線により物体か
動かされる状態を示す平面図、第4図は二次元四単極電
極を可変にした例を示す平面図、第5図は従来の静電浮
遊装置の概略を示す斜視図、第6図は第5図の平面図で
ある。 la, lb, lc, 1d, 7a, 7b, 7
c, 7d ・・・二次元四% 44i電極(棒状電極
) 、2a,2b・・・直流電極、3・・・交流電源、
4・・・直流電源、5・・・物体、6・・・電極間中心
部、O・・・原点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長手方向と直交する方向に閉じ込め力を発生する
    4本の棒状電極からなる二次元四重極電極と、上記閉じ
    込め方向と直交する方向の閉じ込め力を発生する直流電
    極とを組み合わせ、上記二次元四重極電極を交流電源に
    接続すると共に、上記直流電極を直流電源に接続してな
    る静電浮遊装置において、上記二次元四重極電極となる
    4本の棒状電極を、電極間中心部に面する内側のみに円
    弧状凸部を有して断面形状が半月状の如き扁平状をなす
    構成とし、且つ該扁平断面の4本の電極のうち、少なく
    とも2本を独立して移動できるようにしてなることを特
    徴とする静電浮遊装置。
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