JPH03163383A - レーダ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、アンテナ回転により得られた受信信号をメモ
リに書き込むとともに、メモリの内容をラスタスキャン
方式またはスパイラルスキャン方式で読み出してＣＲＴ
などの表示器に表示させるレーダ装置に関する． 〈従来の技ｉネｉ〉 従来のレーダ装置において、ノースアソブ表示（以下、
ＮＵ表示と略称する）．ヘンドアップ表示（以下、ＨＵ
表示と略称する〉．コースアップ表示（以下、ＣＵ表示
と略称する）といった三つの表示モードが選択できるよ
うに横或されたものがある． ■　ＮＵ表示は、第４図に示すように、表示画面の直上
が常に北を指す．例えば、船のコースを０゜　（北方向
基準）とすると船首線が実線矢印で示す位置に位置し、
また、船のコースを時計方向に９０゜　（東方向）変え
ると、船首線が破線矢印で示す位置に移動し、固定ブイ
などの固定画像は船のコースに関係なく不動となる．つ
まり、あたかも、表示画像はオペレータが船の上でなく
空から見る景色となる． ■　ＩＩＵ表示は、第５図に示すように、表示画面の直
上が常に船首を指す。例えば、船のコースを０″にした
ときに、その線上に固定ブイなどの固定画像がＡ１位置
に存在し、また、船のコースを時計方向に９０°変えた
とき、前記固定画像はＡ，位許に移動する．つまり、あ
たかも、表示画像はオペレータが船の上で見る景色その
ままとなる。

■　ＣＵ表示は、第６図に示すように、表示画而の直上
が常に予め設定した船の予定進行コースを指す．例えば
、船のコースを１０″に設定した場合、表示画面の直上
が常に１０’となり、船が予定進行コースどおりに進行
していると船首線の位置が実線矢印で示すようになるが
、船のヨーイングや妨害物を避けるためのコース変更に
伴い船の実進行コースを変更すると船首線の位置が画面
上で仮想線で示すように移動する．但し、船のコード変
更に関係なく固定画像は不動となる．次に、従来のレー
ダ装置を第７図に示して説明する。

即ち、受信器１は、図示省略のアンテナ回転により各方
位での１ビームの反射信号を受信して検波増幅する．こ
の受信器１からの１ビームの受信信号はＡ／Ｄ変換部２
でＡ／Ｄ変換され、時系列的にバッツァメモリ３に一旦
記憶される。このバッツァメモリ３からの受信信号（エ
コーデータ）は、ライトデータ作戒部４により画像表示
用のデータに変換される． ライトデータ作成部４からの出力データは、ライトアド
レス発生部５により発生される書き込みアドレスでフレ
ームメモリ６に書き込まれる．フレームメモリ６に書き
込まれたデータは、リードアドレス発生部７から発生さ
れるラスタスキャン方式に従う読み出しアドレスに基づ
いて読み出される．この読み出されたデータは、図示し
ないＣＲＴなどの表示器に画像表示される。

ライトアドレス発生部５では、アンテナ方位．指定され
る表示モード及び自船の針路などに基づいて直交座Ｊｌ
　（Ｘ，　Ｙ）からなる書き込みアドレスを発生するも
ので、極座標一直交座標変換を行う。この変換は、次式
に基づいて行われる．Ｘ−Ｘｃ＋Ｒｓｉｎθ，　　Ｙ＝
Ｙｃ＋Ｒ　　Ｃｏｓθ。

（但し、Ｈ　Ｕ表示の場合、θ＝θ．、ＮＵ表示の場合
、θ＝θ．＋θｃ、ＣＬＪ表示の場合、θ一θ，＋θ６
−θ，となる．） Ｘｃ，Ｙｃはフレームメモリ上の自船位置アドレス、Ｒ
は自船位置からの距難、θはＹ軸（フレームメモリ）か
らのスイーブ方向の角度、θ４は船酋方向を基準とした
アンテナ角度、θ，は自船の針路、θ，は設定コースで
ある。

なお、上記レーダ装置において、表示器への表示のため
の読み出しをラスタスキャン方式とする場合にライトア
ドレス発生部５は極座標から直交座標へと座標変換を行
うように構成するが、スパイラルスキャン方式とする場
合はライトアドレス発生部５で前述の座標変換を行う必
要がない。

また、波などからの海面反射があって被探知物と波との
判別がつきにくくなる点を考慮して、海面反射などの不
安定な反射による画像を選択的に除去するスキャン相関
と称される処理をライトデータ作成部４において行うよ
うに構威したものもある（特開昭６２　−　２２３６８
１号公報参照〉．このスキャン相関は、例えばアンテナ
回転１０周分の受信信号を用いて１周分のデータを作威
するための処理であって、簡単に説明すると、まず、第
１周目の受信信号と第２周目の受信信号とを比較し、あ
る定められた規則でもって比較結果データを作威し、次
に、前記比較結果データと第３周目の受信信号とで比較
し、新たな比較結果データを作成し、以下、順次前記同
様の処理を繰り返すことにより、海面反射などの不安定
な反射による画像を除去するのである．つまり、このス
キャン相関を行うには、バッファメモリ３から与えられ
る現在の受信信号と、既にフレームメモリ６に書き込ん
である過去の受信信号とを用いている．く発明が解決し
ようとする課題〉 ところで、表示器での表示形態のうち、ＮＵＣＵ表示で
は、フレームメモリ６へのアンテナ回転１周分の書き込
みデータが時々刻々と更新されても固定物標を示すデー
タは必ずフレームメモリ６上の同じ位置に書き込まれる
ために、固定物標の表示位置が画面上で不動となる。し
かし、ＨＵ表示だと、フレームメモリ６へのアンテナ回
転１周分の書き込みデータが時々刻々と更新されると固
定物標を示すデータでもフレームメモリ６上の異なる位
置に変わって書き込まれることがあるために、固定物標
の表示位置が画面上で時々刻々と変化してしまう。

このような理由から、ＮＵ，ＣＵ表示の場合ではスキャ
ン相関の処理を正しく行えるものの、Ｈ（ノ表示の場合
ではスキャン相関の処理が正しく行えなくなってしまう
．したがって、ＨＵ表示では海面反射による不安定な映
像が出て実質的には見にくくなっていると言える． なお、Ｈ　Ｕ表示は、オペレータから見る実際の景色と
表示画面とが一致するといったことから比較的多用され
るので、前述した点で改良の余地がある． これに対し、ＨＵ表示においてスキャン相関の処理を正
確に行うために、表示モードに関係なくフレームメモリ
６へのデータ書き込みを常にＮＵ表示に従った書き込み
アドレスで行い、表示時に表示モードに合わせてその時
々の針路に応じて読み出しアドレスを変更するといった
処理を実施すればよいと考えられるけれども、このよう
な処理は回路の動作速度を高速にする必要があるばかり
か、回路構或を特殊なものとする必要があって、複雑か
つ高価となるなどの理由により実施していない． また、従来のレーダ装置では、上述したことの他にも、
ＨＵ表示時に、被探知物の移動軌跡を表示することがで
きない．つまり、この被探知物の移動軌跡を表示するの
に、簡単には、現在の受信信号と過去の受信信号とをフ
レームメモリに対して重ねて書き込むことを行うのであ
るが、ＨＵ表示ゆえに、フレームメモリに対する書き込
みデータを時々刻々と更新する際、針路が加味するため
に、現在の受信信号と書き込みの受信信号とを同し位置
に書き込むことができない．そのために、被探知物の移
動軌跡を表示できないのである．本発明はこのような事
情に鑑みて創案されたもので、比較的簡単かつ安価な構
或で、特にＨ　Ｕ表示での正確なスキャン相関の処理を
実現できるようにするとともに、ＨＬＪ表示での被探知
物の移動軌跡を表示できるようにすることを目的として
いる． 〈課題を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達戒するために、ジャイロ
コンパスと、アンテナ方位検出部と、ノースアップ表示
，ヘッドアップ表示，コースアップ表示などの表示モー
ドを指定する表示モード設定部と、アンテナ回転による
アンテナ方位別の１ビーム分の反射信号を受信する受信
部と、受信部から出力される所定方位での１ビーム分の
受信信号を一旦記憶するバッファメモリと、バッファメ
モリからの出力データに基づいて画像表示用のデータを
作或するライトデータ作成部と、ライトデータ作成部で
作威されたデータを記憶するフレームメモリと、前記ジ
ャイロコンパス，前記アンテナ方位検出部及び表示モー
ド設定部からのデータに鰭づいて前記フレームメモリに
対するデータ書き込みアドレスを発生する第ｌライトア
ドレス発生部と、前記フレームメモリに対してラスタス
キャン方式またはスパイラルスキャン方式による読み出
しアドレスを与えるリードアドレス発生部と、前記フレ
ームメモリから読み出されたデータを画像表示する表示
器とを具備した構成のレーダ装置において、次のような
構成をとる。

即ち、本発明のレーダ’ＡＷは、前記ライトデータ作成
部から読み出されたデータを記憶する処理メモリが前記
フレームメモリと別個に設けられているとともに、前記
ジャイロコンパス及びアンテナ方位検出部からの出力デ
ータに基づいて、前記処理メモリに対して常にノースア
ップ表示モードにおける書き込みアドレスを発生させる
第２ライトアドレス発生部が設けられていることに特徴
を有する。

〈作用〉 パンファメモリからの出力データは、常にＮＵ表示モー
ドに従った書き込みアドレスで処理メモリに対して書き
込まれる．それとは別に、該処理メモリに書き込まれた
データは、適宜、指定される表示モード，アンテナ方位
，針路に基づいて第２ライトアドレス発生部で発生され
る書き込みアドレスでフレームメモリに対して書き込ま
れる．分かり易く言えば、フレームメモリに書き込むデ
ータは、処理メモリに書き込むデータと針路が異なるけ
れども同じ内容のものを単に回転した内容である。

そこで、仮に表示モードがＨＵ表示と指定された場合、
処理メモリについてはＮＵ表示モードにおけるデータが
書き込まれる一方で、フレームメモリにはＨＵ表示モー
ドにおける書き込みアドレスでデータが書き込まれる．
したがって、処理メモリに書き込まれる過去のデータと
バッツァメモリから与えられる現在のデータとを用いて
スキャン相関の処理を行うようにすれば、Ｈ　Ｕ表示モ
ードでもスキャン相関の処理が正しく行えることになる
． また、ＨＵ表示において被探知物の移動軌跡についても
、処理メモリについて現在用と過去用とを用意し、現在
用の処理メモリのデータと過去用の処理メモリのデータ
とを混合したものをフレームメモリにＨＵ表示モードに
従った書き込みアドレスで書き込むようにすれば、ＨＵ
表示モードでも披探知物の移動軌跡を表示することが可
能となる． く実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
． 第１図ないし第３図に本発明の一実施例を示している。

第ｌ図において、従来例の第７図に示した符号と同一の
符号は、同一の部品，部分等を指す． 本実施例において、従来例と異なる構成は、フレームメ
モリ６の前段にそれとほぼ同様の構或を有する処理メモ
リ８を設けるとともに、この処理メモリ８に対する第２
ライトアドレス発生部９を設けた点である． そして、この処理メモリ８には常にＮＵ表示（またはＣ
Ｕ表示）における書き込みアドレスでデータを書き込む
ようにし、フレームメモリ６にはその時々の表示モード
における書き込みアドレスでデータを書き込むようにす
る。つまり、処理メモリ８に対する第２ライトアドレス
発生部９は、常にＮＵ表示（またはＣＵ表示）の表示モ
ードにおける書き込みアドレスを発生するように構戒さ
れている．一方のフレームメモリ６に対するライトアド
レス発生部５　（請求項に記載の第１ライトアドレス発
生部に相当）は従来例のものと同一のもので、前述の第
２ライトアドレス発生部９と異なる点は、ＮＵ表示，Ｈ
Ｕ表示，ＣＵ表示の表示モードに応じた書き込みアドレ
スを発生するように構成されている点である。

具体的に、例えば針路θ（．＝９０’，アンテナ方位θ
．−９０’、表示モードをＨＵ表示とした場合には、処
理メモリ８のデータマップは第２図に示すように、また
、フレームメモリ６のデータマップは第３図に示すよう
になる．つまり、フレームメモリ６に書き込むデータは
、処理メモリ８に書き込むデータに針路θ６を加えたも
のになる．この点を除けば、処理メモリ８に書き込むデ
ータとフレームメモリ６に書き込むデータとは全く同し
で、書き込む際に処理メモリ８の内容を回転させてフレ
ームメモリ６に書き込むようにしているだけである． 次に、動作を説明する． ライトデータ作戒部４において、バッファメモリ３から
与えられる現在のデータと処理メモリ８の過去のデータ
とによりスキャン相関処理を行って作威したデータを順
次処理メモリ８に第２ライトアドレス発生部９から発生
されるＮＵ表示モードにおける書き込みアドレスで書き
込む．続いて、前記処理メモリ８に書き込んだデータに
ついて第１ライトアドレス発生部５から発生される指定
表示モードにおける書き込みアドレスでフレームメモリ
６に書き込む．このフレームメモリ６に書き込まれたデ
ータは、リードアドレス発生部７から発生される読み出
しアドレスに従って読み出されてから、図示しない表示
器に画像表示される．この表示器の画面上にはフレーム
メモリ６のデータマノプそのままの映像が表示されるこ
とになる。

つまり、ＨｔＪ表示モードを指定している場合でも、常
にＮＵ表示モードでの書き込みアドレスでデータが書き
込まれる処理メモリ８によって、過去データと現在デー
タとの対応が正確にとれるから、スキャン相関処理が正
しく実行できるようになる． また、ＨＵ表示モードにおける被探知物の移動軌跡につ
いても、図示しないが、処理メモリ８の他に複数の過去
用の処理メモリを用意し、現在用の処理メモリのデータ
と過去用の処理メモリのデータとを混合したものをフレ
ームメモリ６にＨ　Ｕ表示モードにおける書き込みアド
レスで書き込むようにすれば、Ｈ　Ｕ表示モードでも被
探知物の移動軌跡を表示することが可能となる。

なお、上記実施例では、表示器への表示に際してラスタ
スキャン方式で行うようにした例を挙げているが、スパ
イラルスキャン方式として実施することも可能である． 〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、処理メモリとそ
れに対する第２ライトアドレス発生部を設けるだけの簡
単な構成でもって、一般的に使い易いことから多用され
るＨＵ表示において、スキャン相関の処理が正しく実行
されて海面反射による不安定な映像を除去した見やすい
画像とすることができる．

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例に係り、第１図
はレーダ装置の構或ブロック図、第２図は処理メモリの
データマップ図、第３図はフレームメモリのデータマッ
プ図である． また、第４図ないし第７図は従来例に係り、第４図はＮ
Ｕ表示での表示画像を示す模式図、第５図はＨＵ表示で
の表示画像を示す模式図、第６図ばＣＵ表示での表示画
像を示す模式図、第７図ぱレーダ装置の構戒ブロック図
である． １・・・受信器、　　　　　２・・・Ａ／Ｄ変換部、３
・・・パフファメモリ、　　４・・・ライトデータ作威
部、５・・・第１ライトアドレス発生部、 ６・・・フレームメモリ、　　７・・・リードアドレス
発生部、８・・・処理メモリ、 ９・・・第２ライトアドレス発生部．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ジャイロコンパスと、アンテナ方位検出部と、 ノースアップ表示、ヘッドアップ表示、コースアップ表
   示などの表示モードを指定する表示モード設定部と、 アンテナ回転によるアンテナ方位別の１ビーム分の反射
   信号を受信する受信部と、 受信部から出力される所定方位での１ビーム分の受信信
   号を一旦記憶するバッファメモリと、バッファメモリか
   らの出力データに基づいて画像表示用のデータを作成す
   るライトデータ作成部と、 ライトデータ作成部で作成されたデータを記憶するフレ
   ームメモリと、 前記ジャイロコンパス、前記アンテナ方位検出部及び表
   示モード設定部からのデータに基づいて前記フレームメ
   モリに対するデータ書き込みアドレスを発生する第１ラ
   イトアドレス発生部と、前記フレームメモリに対してラ
   スタスキャン方式またはスパイラルスキャン方式による
   読み出しアドレスを与えるリードアドレス発生部と、前
   記フレームメモリから読み出されたデータを画像表示す
   る表示器 とを具備した構成のレーダ装置において、 前記ライトデータ作成部から読み出されたデータを記憶
   する処理メモリが前記フレームメモリと別個に設けられ
   ているとともに、 前記ジャイロコンパス及びアンテナ方位検出部からの出
   力データに基づいて、前記処理メモリに対して常にノー
   スアップ表示モードにおける書き込みアドレスを発生さ
   せる第２ライトアドレス発生部が設けられていることを
   特徴とするレーダ装置。