JPH0690271B2 - 探知装置 - Google Patents

探知装置

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JPH0690271B2
JPH0690271B2 JP3030052A JP3005291A JPH0690271B2 JP H0690271 B2 JPH0690271 B2 JP H0690271B2 JP 3030052 A JP3030052 A JP 3030052A JP 3005291 A JP3005291 A JP 3005291A JP H0690271 B2 JPH0690271 B2 JP H0690271B2
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巧 冨士川
基治 近藤
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Furuno Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーダ装置やス
キャニングソナーなどの探知装置に係り、特に、被探知
物の移動軌跡を表示することができる装置に関する。以
下においては、アンテナを回転させながら順次異なる方
向にレーダ探知信号を発射することにより、各方向から
帰来するエコー信号を受信し、このエコー信号を一旦画
像メモリに書き込んで記憶した後、それを読み出して表
示器に供給し、その表示面にレーダアンテナの周囲状況
を表示するレーダ装置を例に挙げて説明している。
【0002】
【従来の技術】従来のレーダ装置を図2に示して説明す
る。即ち、受信器1は、レーダアンテナ(図示せず)の
回転によって順次異なる方向に発射される探知パルス信
号に起因して各方位から帰来する1ビームのエコー信号
を受信して検波増幅する。この受信器1からの1ビーム
の受信信号はA/D変換部2でA/D変換され、時系列
的にバッファメモリ3に一旦記憶される。このバッファ
メモリ3から供給される受信信号(エコーデータ)は、
ライトデータ作成部4により画像表示用のデータに変換
される。
【0003】ライトデータ作成部4からの出力データ
は、ライトアドレス発生部5により発生される書き込み
アドレスでフレームメモリ6に書き込まれる。フレーム
メモリ6に書き込まれたデータは、リードアドレス発生
部7から発生されるラスタスキャン方式に従う読み出し
アドレスに基づいて読み出される。この読み出されたデ
ータは、図示しないCRTなどの表示器に画像表示され
る。
【0004】ライトアドレス発生部5では、アンテナ方
位、自船の針路、自船の位置及び指定される表示モード
などに基づいて直交座標(X,Y)からなる書き込みア
ドレスを発生するもので、極座標−直交座標変換を行
う。この変換は、次式に基づいて行われる。
【0005】X=Xc+Rsinθ Y=Yc+Rcosθ (但し、HU表示の場合、θ=θA、NU表示の場合、
θ=θA+θG、CU表示の場合、θ=θA+θG−θC
なる。) Xc,Ycはフレームメモリ上の自船位置アドレス、R
は自船位置からの距離、θはY軸(フレームメモリ)か
らのスイープ方向の角度、θAは船首方向を基準とした
アンテナ相対角度、θGは自船の針路、θCは設定コース
である。
【0006】なお、上記レーダ装置において、表示器へ
の表示のための読み出しをラスタスキャン方式とする場
合にライトアドレス発生部5は極座標か直交座標へと座
標変換を行うように構成するが、スパイラルスキャン方
式とする場合はライトアドレス発生部5で前述の座標変
換を行う必要がない。
【0007】以上説明した従来のレーダ装置では、モー
ド設定部(図示せず)によって、ノースアップモード
(以下、NUモードと略称する),ヘッドアップモード
(以下、HUモードと略称する),コースアップモード
(以下、CUモードと略称する)といった三つの表示モ
ードを選択できる。
【0008】NUモードは、図5に示すように、表示
画面の直上が常に北を指す。この場合、固定ブイなどの
固定物標の画像は船首の向きに関係なく常に一定方向に
表示されるが、船首の向きを北とすると、船首線は実線
矢印で示す方向に、また、船首の向きを東に変えると、
船首線が破線矢印で示す方向にそれぞれ表示される。
【0009】HUモードは、図6に示すように、表示
画面の直上が常に船首を指す。この場合、船首線は線首
の向きに関係なく常に表示画面の直上を指すように表示
されるが、船首の向きを北にすると、固定ブイなどの固
定画像がA1方向に、また、船首の向きを東に変えると、
前記固定画像はA2方向に表示される。
【0010】CUモードは、図7に示すように、表示
画面の直上が常に予め設定した船の予定進行コースを指
す。この場合、固定ブイなどの固定物標の画像は船首の
向きに関係なく常に一定方向に表示されるが、船首の向
きを北とすると、船首線は仮想線で示す方向に、また、
船首の向きを東に変えると、船首線が破線矢印で示す方
向にそれぞれ表示される。
【0011】このように、NUモードおよびCUモード
では、固定座標が表示画面上の固定方向に表示されて船
首線が向きに応じて表示画面の異なる方向に表示され、
またHUモードでは、船首線が表示画面上の固定方向に
表示されて固定物標が船首の向きに応じて表示画面の異
なる方向に表示される。
【0012】ところで、前述の〜では、自船が停止
しているかまたは移動していても移動量を無視できる状
況を前提に説明しているが、自船が移動している状況で
は、自船位置が特定位置(例えば図の中心)に固定して
表示され、自船の移動に応じて相対的に固定物標が移動
するように表示されるようになる。このような表示は、
相対運動モード(以下、RMモードと略称する)と呼ば
れており、例えば図3に示すようになる。このうち、R
M・HUモードでは、オペレータから見る実際の景色と
表示画面とが一致し、画面にあたかもオペレータが船に
乗っている景色が表示されるといったことから比較的多
用される。
【0013】また、上記の構成では、ライトアドレス発
生部5に対して自船方向の情報を与えるようにしている
から、前述の他にも真運動モード(以下、TMモードと
略称する)と呼ばれる表示が可能になる。これは、図4
に示すように、自船が移動している状況では、固定物標
が特定方向に固定となるように表示され、自船の位置が
速度及び針路に応じて移動するように表示される。な
お、TMモードはNUモードとCUモードの二つに組み
合わせることが可能であるもののHUモードとの組み合
わせは不可能である。このうち、TM・NUモードで
は、画面にあたかも地図上を船が動いている様子が表示
されるようになる。そして、これらRMモードとTMモ
ードは、オペレータによりモード設定部(図示せず)を
介して選択指定できるようになっている。
【0014】ところで、例えば自船と、被探知物(島や
ブイなどの固定物標および他船などの移動物標)との相
対的な接近を知りたいなどの要求により、これら被探知
物の移動軌跡を表示することが望まれている。このよう
な被探知物の移動軌跡を表示するには、例えば、現在の
受信信号と過去の受信信号とをフレームメモリ6に対し
て重ねて書き込み、そのデータを表示器に与えることで
可能となる。このような処理を上記従来のレーダ装置に
おいて実行するには、バッファメモリ3からの信号を現
在信号とし、フレームメモリ6からの信号を過去信号と
して、ライトデータ作成部4により信号処理して、その
処理した信号を、再度、フレームメモリ6に書き込むこ
とが考えられる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した被
探知物の移動軌跡を表示する処理は、そもそも、バッフ
ァメモリ3から与えらる現在の受信信号と既にフレーム
メモリ6に書き込んである過去の受信信号とを用いる関
係上、TM・NUモードおよびTM・CUモードの場合
では実行することが可能であるものの、RM・HUモー
ドの場合では、適正に実行することが不可能である。
【0016】つまり、TM・NUモードおよびTM・C
Uモードでは、自船が高速走行する場合や探知レンジが
小さい場合のように自船の移動量が無視できない場合で
の表示を行うときや、自船の針路が絶えず変更(回頭)
するときに、フレームメモリ6へのアンテナ回転1周分
の書き込みデータが時事刻々と更新されても、フレーム
メモリ6に書き込むデータについて自船の位置の変化や
自船の回頭の影響を受けないが、RM・HUモードで
は、フレームメモリ6に書き込むデータについて自船の
位置の変化や自船の針路の変更(回頭)の影響を受ける
からである。
【0017】このように、RM・HUモードでは、フレ
ームメモリに対する書き込みデータを時々刻々と更新す
る際、針路が加味されないために、現在信号と過去信号
とを対応付けて同じ位置に書き込むことができない。し
たがって、RM・HUモードでは、島やブイなどの固定
物標を正しい方向に表示することができないし、また、
他船などの移動物標の移動軌跡を適正に表示することが
できない。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みて創案され
たもので、主たる目的は、全ての表示モードにおいて、
自船の動きを無視できない状況や、自船の針路を絶えず
変更(回頭)する状況でも、島やブイなどの固定物標を
正しい方向に表示できるようにするとともに他船などの
移動物標の移動軌跡を適正に表示できるようにすること
である。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような構成をとる。
【0020】本発明の探知装置は、移動物体に装備さ
れ、広範囲方向に探知信号を発射し、この探知信号に起
因するエコー信号を受信して広範囲方向の状況を表示す
るものにおいて、エコー信号を受信する受信部と、下記
信号処理手段から出力される信号を、前記エコー信号の
生じた地球表面の各点に対応するアドレスで指定される
記憶素子にそれぞれ記憶する第1メモリと、下記信号処
理手段から出力される信号を、設定された表示モードで
定まるアドレスで指定された記憶素子にそれぞれ記憶す
る第2メモリと、受信部から出力される現在の受信信号
と第1メモリから読み出される過去の受信信号とを信号
処理することにより、被探知物の移動軌跡を示す画像表
示用の信号を得る信号処理手段と、第2メモリから読み
出される信号を表示する表示器とを具備することに特徴
を有する。
【0021】本発明の探知装置は、移動物体に装備さ
れ、広範囲方向に探知信号を発射し、この探知信号に起
因するエコー信号を受信して広範囲方向の状況を表示す
るものにおいて、エコー信号を受信する受信部と、下記
信号処理手段から出力される信号を、前記エコー信号の
生じた地球表面の各点に対応するアドレスで指定される
記憶素子にそれぞれ記憶する第1メモリと、受信部から
出力される現在の受信信号と第1メモリから読み出され
る過去の受信信号とを信号処理することにより、被探知
物の移動軌跡を示す画像表示用の信号を得る信号処理手
段と、第1メモリに記憶された信号を、設定された表示
モードで定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞ
れ記憶する第2メモリと、第2メモリから読み出される
信号を表示する表示器とを具備することに特徴を有す
る。
【0022】本発明の探知装置は、移動物体に装備さ
れ、順次異なる方向に探知信号を発射し、この探知信号
に起因するエコー信号を受信し、表示器に広範囲方向の
周囲状況を表示するものにおいて、エコー信号を受信す
る受信部と、受信部から送出されるエコー信号を一旦記
憶するバッファメモリと、下記信号処理手段から出力さ
れる信号を、前記エコー信号の生じた地球表面の各点に
対応するアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記憶
する第1メモリと、下記信号処理手段から出力される信
号を、設定された表示モードで定まるアドレスで指定さ
れる記憶素子にそれぞれ記憶する第2メモリと、バッフ
ァメモリから出力される現在の受信信号と第1メモリか
ら読み出される過去の受信信号とを信号処理することに
より、被探知物の移動軌跡を示す画像表示用の信号を得
る信号処理手段と、第2メモリから読み出される信号を
表示する表示器とを具備することに特徴を有する。
【0023】本発明の探知装置は、移動物体に装備さ
れ、順次異なる方向に探知信号を発射し、この探知信号
に起因するエコー信号を受信し、表示器に広範囲方向の
周囲状況を表示するものにおいて、エコー信号を受信す
る受信部と、受信部から送出されるエコー信号を一旦記
憶するバッファメモリと、下記信号処理手段から出力さ
れる信号を、前記エコー信号の生じた地球表面の各点に
対応するアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記憶
する第1メモリと、バッファメモリから出力される現在
の受信信号と第1メモリから読み出される過去の受信信
号とを信号処理することにより、被探知物の移動軌跡を
示す画像表示用の信号を得る信号処理手段と、第1メモ
リに記憶された信号を、設定された表示モードで定まる
アドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記憶する第2
メモリと、第2メモリから読み出される信号を表示する
表示器とを具備することに特徴を有する。
【0024】本発明の探知装置は、移動物体に装備さ
れ、順次異なる方向に探知信号を発射し、この探知信号
に起因するエコー信号を受信し、表示器に広範囲方向の
周囲状況を表示するものにおいて、エコー信号を受信す
る受信部と、受信部から送出されるエコー信号を一旦記
憶するバッファメモリと、下記信号処理手段から出力さ
れる信号を、真運動・ノースアップモードまたは真運動
・コースアップモードで定まるアドレスで指定される記
憶素子にそれぞれ記憶する第1メモリと、下記信号処理
手段から出力される信号を、相対運動・ヘッドアップモ
ードで定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ
記憶する第2メモリと、バッファメモリから出力される
現在の受信信号と第1メモリから読み出される過去の受
信信号とを信号処理することにより、被探知物の移動軌
跡を示す画像表示用の信号を得る信号処理手段と、第2
メモリから読み出される信号を表示する表示器とを具備
することに特徴を有する。
【0025】
【作用】本発明の探知装置では、信号処理手段から出力
される信号を第1メモリに対してエコー信号の生じた地
球表面の各点に対応するアドレス位置に記憶するから、
自船の移動量および針路の変化(回頭)による影響を受
けず、受信部から出力される現在の受信信号と第1メモ
リから出力される過去の受信信号とは対応がとれること
になる。そのため、信号処理手段では、島やブイなどの
固定物標と他船などの移動物標とを識別する信号処理が
可能となるので、固定物標を正しい方向に表示するとと
もに移動物標の適正な移動軌跡を表示する画像表示用の
信号を生成できるようになる。この信号処理手段から出
力される信号は、第2メモリにおいて、指定される表示
モードで定まるアドレス位置に書き込まれるので、この
第2メモリから出力される信号が表示器に指定の表示モ
ードで表示される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の詳細を図1に示す実施例に基
づいて説明する。図1には探知装置としてのレーダ装置
の一実施例の構成ブロックを示している。図1におい
て、従来例の図2に示した符号と同一の符号は、同一の
部品、部品等を指す。ここでは、図2の従来例と同一部
分の説明を割愛する。
【0027】移動軌跡信号生成部4aは、バッファメモ
リ3から出力される現在の受信信号と移動軌跡信号処理
メモリ8aから出力される過去の受信信号とに基づい
て、被探知物(島やブイなどの固定物標および他船など
の移動物標)の移動軌跡を示す画像表示用の信号を生成
し、移動軌跡信号処理メモリ8aおよびフレームメモリ
6へそれぞれ出力する。なお、移動軌跡信号生成部4a
では、移動軌跡を示す信号を例えば所定時間のみ表示を
持続するようにできる。また、この移動軌跡信号生成部
4aでは、バッファメモリ3から出力される信号のう
ち、ノイズのように低い信号レベル(例えば、最大値を
10としたとき、0〜4)の信号については無視し、島
や他船などからの反射波のように高い信号レベル(5以
上)の信号についてのみ移動軌跡信号処理メモリ8aに
与えるようになっている。
【0028】移動軌跡信号処理メモリ8aは、表示モー
ドとしてRM・NUモード、RM・HUモード、RM・
CUモード、TM・NUモードまたはTM・CUモード
のいずれが指定されても、移動軌跡信号生成部4aから
の出力信号が、常に、第2ライトアドレス発生部9から
与えられるTM・NUモードまたはTM・CUモードで
定まる書き込みアドレスで指定される記憶素子に書き込
まれる。一方、フレームメモリ6は、移動軌跡信号生成
部4aからの出力信号が、第1ライトアドレス発生部5
から与えられる指定の表示モード(RM・NUモード、
RM・HUモード、RM・CUモード、TM・NUモー
ド、TM・CUモードのいずれか)で定まる書き込みア
ドレスで指定される記憶素子に書き込まれる。フレーム
メモリ6に書き込まれたデータは、リードアドレス発生
部7から発生されるラスタスキャン方式に従う読み出し
アドレスに基づいて読み出される。この読み出されたデ
ータは、図示しないCRTなどの表示器に画像表示され
る。
【0029】このように、移動軌跡信号処理メモリ8a
に対する書き込みアドレスは、指定される表示モードが
何であっても、常に例えばTM・NUモードまたはTM
・CUモードで定まる書き込みアドレスとするから、自
船の動きを無視できない状況や、自船の針路を絶えず変
更(回頭)する状況でも、移動軌跡信号処理メモリ8a
からの過去信号とバッファメモリ3からの現在信号との
対応が正確にとれることになる。したがって、表示モー
ドとしてRM・HUモードが指定されていても移動軌跡
信号生成部4aにより移動物標の移動軌跡を含む適正な
画像表示用の信号を生成できるようになり、結局、RM
・HUモードにおいて、自船の動きを無視できない状況
や、自船の針路を絶えず変更(回頭)する状況でも、周
囲状況を正しく表示できるようになる。つまり、島やブ
イなどの固定物標については正しい方向に、また、他船
などの移動物標についてはその移動に伴い尾を引くよう
に表示できる。これにより、自身と被探知物(固定物標
および移動物標)との相対的な接近を認識できるように
なる。
【0030】なお、上記実施例では、表示器への表示の
ための読み出しをラスタスキャン方式とし、第1ライト
アドレス発生部および第2ライトアドレス発生部は共に
極座標から直交座標への座標変換を行ない得られたアド
レス信号をフレームメモリおよび処理メモリへ与えるよ
うにした例を挙げているが、表示器への表示のための読
み出しをスパイラルスキャン方式として実施することも
可能である。このスパイラルスキャン方式とする場合で
は、第2ライトアドレス発生部に極座標のアドレス信号
を発生させ、第1ライトアドレス発生部および第2ライ
トアドレス発生部は共に極座標から直交座標への座標変
換を行う必要はない。また、上記の実施例においては、
処理メモリにTM・NUモードにおける書き込みアドレ
スでもってエコー信号を書き込んだが、これに限定され
るものでなく、要するに、例えばTM・CUモードのよ
うにエコー信号が発生した地球上の各点に対応する処理
メモリの記憶素子に書き込めばよい。さらに、本発明は
スキャニングソナーにも適用できる。また、フレームメ
モリ6に対して、移動軌跡信号生成部から出力される信
号を記憶させるようにしているが、処理メモリに記憶さ
れた信号を記憶させるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の探知装置
では、RM・NUモード、RM・HUモード、RM・C
Uモード、TM・NUモード、TM・CUモードの全て
の表示モードにおいて、自船の動きを無視できない状況
や、自船の針路を絶えず変更(回頭)する状況でも、固
定物標を正しい方向に表示して移動物標の移動軌跡を適
正に表示できるようになるから、自身と被探知物(固定
物標および移動物標)との相対的な接近を認識できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の探知装置としてのレーダ装置の一実施
例の構成ブロック図である。
【図2】従来のレーダ装置の構成ブロック図である。
【図3】RMモードでの表示画像を示す模式図である。
【図4】TMモードでの表示画像を示す模式図である。
【図5】NUモードでの表示画像を示す模式図である。
【図6】HUモードでの表示画像を示す模式図である。
【図7】CUモードでの表示画像を示す模式図である。
【符号の説明】
1 受信器 2 A/D変換部 3 バッファメモリ 5 第1ライトアドレス発生部 6 フレームメモリ(第2メモリ) 7 リードアドレス発生部 9 第2ライトアドレス発生部 4a 移動軌跡信号生成部(信号処理手段) 8a 移動軌跡信号処理メモリ(第1メモリ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動物体に装備され、広範囲方向に探知信
    号を発射し、この探知信号に起因するエコー信号を受信
    して広範囲方向の状況を表示する探知装置において、 エコー信号を受信する受信部と、 下記信号処理手段から出力される信号を、前記エコー信
    号の生じた地球表面の各点に対応するアドレスで指定さ
    れる記憶素子にそれぞれ記憶する第1メモリと、 下記信号処理手段から出力される信号を、設定された表
    示モードで定まるアドレスで指定される記憶素子にそれ
    ぞれ記憶する第2メモリと、 受信部から出力される現在の受信信号と第1メモリから
    読み出される過去の受信信号とを信号処理することによ
    り、被探知物の移動軌跡を示す画像表示用の信号を得る
    信号処理手段と、 第2メモリから読み出される信号を表示する表示器とを
    具備する、ことを特徴とする探知装置。
  2. 【請求項2】移動物体に装備され、広範囲方向に探知信
    号を発射し、この探知信号に起因するエコー信号を受信
    して広範囲方向の状況を表示する探知装置において、 エコー信号を受信する受信部と、 下記信号処理手段から出力される信号を、前記エコー信
    号の生じた地球表面の各点に対応するアドレスで指定さ
    れる記憶素子にそれぞれ記憶する第1メモリと、 受信部から出力される現在の受信信号と第1メモリから
    読み出される過去の受信信号とを信号処理することによ
    り、被探知物の移動軌跡を示す画像表示用の信号を得る
    信号処理手段と、 第1メモリに記憶された信号を、設定された表示モード
    で定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記憶
    する第2メモリと、 第2メモリから読み出される信号を表示する表示器とを
    具備する、ことを特徴とする探知装置。
  3. 【請求項3】移動物体に装備され、順次異なる方向に探
    知信号を発射し、この探知信号に起因するエコー信号を
    受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表示する探知
    装置において、 エコー信号を受信する受信部と、 受信部から送出されるエコー信号を一旦記憶するバッフ
    ァメモリと、 下記信号処理手段から出力される信号を、前記エコー信
    号の生じた地球表面の各点に対応するアドレスで指定さ
    れる記憶素子にそれぞれ記憶する第1メモリと、 下記信号処理手段から出力される信号を、設定された表
    示モードで定まるアドレスで指定される記憶素子にそれ
    ぞれ記憶する第2メモリと、 バッファメモリから出力される現在の受信信号と第1メ
    モリから読み出される過去の受信信号とを信号処理する
    ことにより、被探知物の移動軌跡を示す画像表示用の信
    号を得る信号処理手段と、 第2メモリから読み出される信号を表示する表示器とを
    具備する、ことを特徴とする探知装置。
  4. 【請求項4】移動物体に装備され、順次異なる方向に探
    知信号を発射し、この探知信号に起因するエコー信号を
    受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表示する探知
    装置において、 エコー信号を受信する受信部と、 受信部から送出されるエコー信号を一旦記憶するバッフ
    ァメモリと、 下記信号処理手段から出力される信号を、前記エコー信
    号の生じた地球表面の各点に対応するアドレスで指定さ
    れる記憶素子にそれぞれ記憶する第1メモリと、 バッファメモリから出力される現在の受信信号と第1メ
    モリから読み出される過去の受信信号とを信号処理する
    ことにより、被探知物の移動軌跡を示す画像表示用の信
    号を得る信号処理手段と、 第1メモリに記憶された信号を、設定された表示モード
    で定まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記憶
    する第2メモリと、 第2メモリから読み出される信号を表示する表示器とを
    具備する、ことを特徴とする探知装置。
  5. 【請求項5】移動物体に装備され、順次異なる方向に探
    知信号を発射し、この探知信号に起因するエコー信号を
    受信し、表示器に広範囲方向の周囲状況を表示する探知
    装置において、 エコー信号を受信する受信部と、 受信部から送出されるエコー信号を一旦記憶するバッフ
    ァメモリと、 下記信号処理手段から出力される信号を、真運動・ノー
    スアップモードまたは真運動・コースアップモードで定
    まるアドレスで指定される記憶素子にそれぞれ記憶する
    第1メモリと、 下記信号処理手段から出力される信号を、相対運動・ヘ
    ッドアップモードで定まるアドレスで指定される記憶素
    子にそれぞれ記憶する第2メモリと、 バッファメモリから出力される現在の受信信号と第1メ
    モリから読み出される過去の受信信号とを信号処理する
    ことにより、被探知物の移動軌跡を示す画像表示用の信
    号を得る信号処理手段と、 第2メモリから読み出される信号を表示する表示器とを
    具備する、ことを特徴とする探知装置。
JP3030052A 1991-02-25 1991-02-25 探知装置 Expired - Fee Related JPH0690271B2 (ja)

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