JPH0316020A - シート状記録媒体の製造方法 - Google Patents
シート状記録媒体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0316020A JPH0316020A JP27044189A JP27044189A JPH0316020A JP H0316020 A JPH0316020 A JP H0316020A JP 27044189 A JP27044189 A JP 27044189A JP 27044189 A JP27044189 A JP 27044189A JP H0316020 A JPH0316020 A JP H0316020A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- heat treatment
- support
- recording medium
- bodies
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 20
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 64
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 24
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 9
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 7
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 6
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 6
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 claims description 6
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 11
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 description 10
- 230000008569 process Effects 0.000 description 10
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- ZWEHNKRNPOVVGH-UHFFFAOYSA-N 2-Butanone Chemical compound CCC(C)=O ZWEHNKRNPOVVGH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 3
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 3
- 230000002427 irreversible effect Effects 0.000 description 3
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- JHIVVAPYMSGYDF-UHFFFAOYSA-N cyclohexanone Chemical compound O=C1CCCCC1 JHIVVAPYMSGYDF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- NHUXFMNHQIITCP-UHFFFAOYSA-N 2-butoxyethyl octadecanoate Chemical compound CCCCCCCCCCCCCCCCCC(=O)OCCOCCCC NHUXFMNHQIITCP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M Chloride anion Chemical compound [Cl-] VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- UCKMPCXJQFINFW-UHFFFAOYSA-N Sulphide Chemical compound [S-2] UCKMPCXJQFINFW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N Vinyl acetate Chemical compound CC(=O)OC=C XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 1
- 230000002496 gastric effect Effects 0.000 description 1
- 230000009931 harmful effect Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 239000005056 polyisocyanate Substances 0.000 description 1
- 229920001228 polyisocyanate Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920005749 polyurethane resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000002345 surface coating layer Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く産業上の利用分野〉
本発明は、シート状の記録媒体の製造方法に関し、特に
その加熱処理工程の改善に係るものである。
その加熱処理工程の改善に係るものである。
く従来の技術〉
ポリエチレンテレフタレート,ポリイミド,ポリフエエ
レンサルファイド,ポリプロピレン等の可挑性の合或樹
脂から成る支持体の表面に記録層を形成したシート状記
録媒体は、高温の雰囲気に長時間置かれると、不可逆的
な熱収縮による寸法変化を起こす性質がある。
レンサルファイド,ポリプロピレン等の可挑性の合或樹
脂から成る支持体の表面に記録層を形成したシート状記
録媒体は、高温の雰囲気に長時間置かれると、不可逆的
な熱収縮による寸法変化を起こす性質がある。
この寸法変化が記録時と再生時との間で起こると、1・
ラッキングずれを生じてしまい、再生能力を低下させる
原因となる。
ラッキングずれを生じてしまい、再生能力を低下させる
原因となる。
そこで、この熱収縮が不可逆的であることを利用して、
シート状記録媒体の製造工程において加熱処理工程を設
け、予め積極的に熱収縮させることが提案されている。
シート状記録媒体の製造工程において加熱処理工程を設
け、予め積極的に熱収縮させることが提案されている。
また、一般的に加熱処理は記録媒体のカールやうねり、
内部歪を除去する効果を有するばかりでな《、磁気記録
媒体を加熱処理した場合には、ヘッドの走行安定性を増
大させ、さらには塗膜強度、耐久性を向上させることが
可能である。
内部歪を除去する効果を有するばかりでな《、磁気記録
媒体を加熱処理した場合には、ヘッドの走行安定性を増
大させ、さらには塗膜強度、耐久性を向上させることが
可能である。
ここで、この加熱処理工程を製造工程のどこで行うかが
問題となる。すなわち、支持体がロール状に巻かれた状
態で加熱処珊すると、長手方向の熱収縮が不十分となり
、また巻芯近くの内周部とロール外周部とで内圧が異な
ることで内外周部でも不均一が生じてしまう。
問題となる。すなわち、支持体がロール状に巻かれた状
態で加熱処珊すると、長手方向の熱収縮が不十分となり
、また巻芯近くの内周部とロール外周部とで内圧が異な
ることで内外周部でも不均一が生じてしまう。
それに対し、ロール状態で加熱処理する弊害を除去する
ため、例えば特開昭59−12733号公報では、支持
体をロール状態からレート状に巻戻して裁断し、これを
複数枚積み重ねた状簡で加熱処理を行う方法を提案して
いる。
ため、例えば特開昭59−12733号公報では、支持
体をロール状態からレート状に巻戻して裁断し、これを
複数枚積み重ねた状簡で加熱処理を行う方法を提案して
いる。
く発明が解決しようとするSa>
ところが、裁断されたシート状支持体をその表面が水平
となるように上下に積み重ねた状態で加熱処理を行うと
、次のような不具合があった。
となるように上下に積み重ねた状態で加熱処理を行うと
、次のような不具合があった。
(1)第8図に示すように、積み重ねられたシート状の
支持体20間に微小な塵埃あるいは表面塗布層の突起等
の興物12が介在するε、その異物12が支持体2の自
重によって支持体2間で挾圧され、支持体2の表面にへ
こみ,変形,傷,付着物等の欠陥を生じさせる。そして
、これが加熱処理によってさらに助長され、記録媒体へ
の重大な恒久的な欠陥をもたらす結果となる。
支持体20間に微小な塵埃あるいは表面塗布層の突起等
の興物12が介在するε、その異物12が支持体2の自
重によって支持体2間で挾圧され、支持体2の表面にへ
こみ,変形,傷,付着物等の欠陥を生じさせる。そして
、これが加熱処理によってさらに助長され、記録媒体へ
の重大な恒久的な欠陥をもたらす結果となる。
(2)積み重ねられた複数の支持体2のうち、上部に位
置するものと下部に位置するものとでは自重により加わ
る圧力が相違し、そのため、支持体2が重ねられる位置
によって表面平滑性に差が生じる可能性もある。
置するものと下部に位置するものとでは自重により加わ
る圧力が相違し、そのため、支持体2が重ねられる位置
によって表面平滑性に差が生じる可能性もある。
(3)一方、積み重ねられた支持体2は互いに密着して
いるため、加熱処理時の熱の伝播は支持体2の外縁から
徐々に内側の中心部に向う。そのため、加熱条件を支持
体2全域に亘って均一にするのが困難であった。同様に
、加熱処理時に加湿を行う場合も、水分が支持体2の中
心部へ達しに<<、内外部で不均一を生じてしまう。
いるため、加熱処理時の熱の伝播は支持体2の外縁から
徐々に内側の中心部に向う。そのため、加熱条件を支持
体2全域に亘って均一にするのが困難であった。同様に
、加熱処理時に加湿を行う場合も、水分が支持体2の中
心部へ達しに<<、内外部で不均一を生じてしまう。
本発明は、このような従来の加熱処理における不具合を
解消するものであり、異物の存在による弊害を防止する
と共に、シート全域に亘って均一に加熱処理を行うこと
のできるシート状記録媒体の製造方法を提供することを
目的としている。
解消するものであり、異物の存在による弊害を防止する
と共に、シート全域に亘って均一に加熱処理を行うこと
のできるシート状記録媒体の製造方法を提供することを
目的としている。
く課喧を解決するための手段〉
とのロ的を達成するための本発明にかかるレート状記録
媒体の製造方法1よ、合成樹脂製の支持体の加熱処理工
程を有するシート状記録媒体の製造方法において、支持
体の表面に記録層を設ける前または設けた後に該支持体
をシート状に形威し、このシート状の支持体を複数枚互
いに隣接させ且つそのシート表面が鉛直方向と平行とな
るように支持した状態で加熱処理を行うことを特徴とす
る。
媒体の製造方法1よ、合成樹脂製の支持体の加熱処理工
程を有するシート状記録媒体の製造方法において、支持
体の表面に記録層を設ける前または設けた後に該支持体
をシート状に形威し、このシート状の支持体を複数枚互
いに隣接させ且つそのシート表面が鉛直方向と平行とな
るように支持した状態で加熱処理を行うことを特徴とす
る。
ここで、支持体がポリエチレンテレフタレートの場合、
加熱処理は温度40℃〜80℃、湿度0. 0 2 k
g H, O / kg dry air以上の条件下
で行うことが望ましい。また、湿度を管理しないならば
、温度60℃以上とするのがよい。
加熱処理は温度40℃〜80℃、湿度0. 0 2 k
g H, O / kg dry air以上の条件下
で行うことが望ましい。また、湿度を管理しないならば
、温度60℃以上とするのがよい。
また、シート状記録媒体の中心部に駆動回転軸の嵌合部
材が装着されるものにあっては、支持体を最終形態たる
ディスク状に形成した後に加熱処理を行うのがよい。
材が装着されるものにあっては、支持体を最終形態たる
ディスク状に形成した後に加熱処理を行うのがよい。
さらに、加熱処理は記録媒体の記録層表面を研磨した後
に行うのがよく、また加熱処理は塵埃量クラス50万個
以下の清浄な環境で行うのがよい。
に行うのがよく、また加熱処理は塵埃量クラス50万個
以下の清浄な環境で行うのがよい。
く作 用〉
加熱処理工程において、隣接するシート状支持体の間に
異物があっても、シート表面が鉛直であるので、その多
くは落下する。また、支持体の表面に異物が残存してい
ても、隣り合う支持体はシート表面に対する垂直方向に
互いに圧接されることがないので、加熱処理時の異物の
介在による弊害はない。
異物があっても、シート表面が鉛直であるので、その多
くは落下する。また、支持体の表面に異物が残存してい
ても、隣り合う支持体はシート表面に対する垂直方向に
互いに圧接されることがないので、加熱処理時の異物の
介在による弊害はない。
一方、隣接する支持体は互いに密着していないので、熱
や湿気の伝播はシート表面から直接なされる。
や湿気の伝播はシート表面から直接なされる。
く実 施 例〉
以下、本発明の実施例を図面によって具体的に説明する
。
。
第3図は本発明の一夾施例にかかる2インチビデオフロ
ッピーディスクの製造方法の工程図である。第3図に示
すように、先ず、厚さ32μmのポリエチレンテレフタ
レート製フィルム支持体の両面に、乾燥後の磁性層の厚
さが4μmになるように磁性塗料を塗布し、乾燥させる
(第3図囚)。
ッピーディスクの製造方法の工程図である。第3図に示
すように、先ず、厚さ32μmのポリエチレンテレフタ
レート製フィルム支持体の両面に、乾燥後の磁性層の厚
さが4μmになるように磁性塗料を塗布し、乾燥させる
(第3図囚)。
ここで、磁性塗料は例えば下記の磁性塗料組成物をボー
ルミルで均一になるまで混練分散して調製される。
ルミルで均一になるまで混練分散して調製される。
麩基』01虹燻
(1)強磁性金属微粉末 ・・・1000部(組
威+ Fe 9 6 wl, Ni 4 W tx,比
表面積=45rn”/g )(2) 塩化
ビエル・酢酸ビニル・無水マレイン酸共重合体・・・9
7部 (400X20A,El本セt :/ 社製)(3)
ポリウレタン系樹脂 ・・・35部(ニツボ
ランN−2304、日本ポリウレタン社製)(4)
ポリイソシアネート化合物 ・・・75部(コロネート
L1日本ポリウレタン社製)(5) カーボンブラッ
ク ・・・10部(平均粒子径+ 0.04
μm) (6) Cr,O, =4 0 0
部(平均粒子径: 0.33μm) (7)ア電ルステアレート ・・・Zoo部(8
) ブトキシエチルステアレート ・・・15部(9
) メチルエチルケトン ・・・1740部(I
I シクロヘキサノン ・・・260部次に、
磁性層が形成された支持体を、表面の平滑性を向上させ
るためにカレンダー処理、及び硬化処理を行う(第3図
(自))。その後、支持体をロール状態から所定の幅に
裁断し(同図IC)) 、さらにその裁断された支持体
から中央に12mの円形のセンタホールを有する外径4
7−の最終形態たるディスクシ一ト状の磁気記録媒体(
メディアシ一ト)を打抜く (同図a)。
威+ Fe 9 6 wl, Ni 4 W tx,比
表面積=45rn”/g )(2) 塩化
ビエル・酢酸ビニル・無水マレイン酸共重合体・・・9
7部 (400X20A,El本セt :/ 社製)(3)
ポリウレタン系樹脂 ・・・35部(ニツボ
ランN−2304、日本ポリウレタン社製)(4)
ポリイソシアネート化合物 ・・・75部(コロネート
L1日本ポリウレタン社製)(5) カーボンブラッ
ク ・・・10部(平均粒子径+ 0.04
μm) (6) Cr,O, =4 0 0
部(平均粒子径: 0.33μm) (7)ア電ルステアレート ・・・Zoo部(8
) ブトキシエチルステアレート ・・・15部(9
) メチルエチルケトン ・・・1740部(I
I シクロヘキサノン ・・・260部次に、
磁性層が形成された支持体を、表面の平滑性を向上させ
るためにカレンダー処理、及び硬化処理を行う(第3図
(自))。その後、支持体をロール状態から所定の幅に
裁断し(同図IC)) 、さらにその裁断された支持体
から中央に12mの円形のセンタホールを有する外径4
7−の最終形態たるディスクシ一ト状の磁気記録媒体(
メディアシ一ト)を打抜く (同図a)。
続いて、打抜かれたメディアシ一トを後述する本発明の
方法によって加熱処理を行う(同図(F5)。
方法によって加熱処理を行う(同図(F5)。
次に、砥石や研磨テープによって表面研磨を行い(同図
(F)) 、その後、メディアシ一トに駆動回転軸への
嵌合部材であるコアブロックを装着し、それをシェル内
に収納して組立てる(同図向)。組立後、ミッシングパ
ルス(ドロップアウト)の有無やモジュレーシ盲ンの良
否を検査するサーティファイを行い(同図(ハ))、合
格品について包装をする(同図(I))。
(F)) 、その後、メディアシ一トに駆動回転軸への
嵌合部材であるコアブロックを装着し、それをシェル内
に収納して組立てる(同図向)。組立後、ミッシングパ
ルス(ドロップアウト)の有無やモジュレーシ盲ンの良
否を検査するサーティファイを行い(同図(ハ))、合
格品について包装をする(同図(I))。
次に、前述の加熱処理工程について詳述する。
第1図は本発明の加熱処理工程に用いる治具にレート状
支持体を支持した状態の斜視図、第2図;よそれを処理
室内に入れた状態の概念図である。
支持体を支持した状態の斜視図、第2図;よそれを処理
室内に入れた状態の概念図である。
前述のように、加熱処理は支持体を円盤上に打抜いた後
に行われる。第1図に示すように、打抜かれた円形のシ
ート状支持体21は複数枚互いに隣接し、且つそのシー
ト表面が鉛直方向と平行となるように治具22によって
支持される。
に行われる。第1図に示すように、打抜かれた円形のシ
ート状支持体21は複数枚互いに隣接し、且つそのシー
ト表面が鉛直方向と平行となるように治具22によって
支持される。
との治具22は、底板23と、この底板23上に取外し
自在に立設された一対の側板24と、両側板24間に水
平に掛渡された支持棒25とから成っている。そして、
支持体21の中心部に穿設されているセンタホール21
aを利用してこれに支持s25を押通し、支持棒25に
複数枚の支持体21を通して側板24で支持捧25を保
持することで、支持体21を吊下げる。尚、支持体21
を治具22に吊下げる時、エアスプレーのようなもので
エアを吹きかけ、各支持体21の間隔が略等しくなるよ
うに填いておくにとが好ましい。
自在に立設された一対の側板24と、両側板24間に水
平に掛渡された支持棒25とから成っている。そして、
支持体21の中心部に穿設されているセンタホール21
aを利用してこれに支持s25を押通し、支持棒25に
複数枚の支持体21を通して側板24で支持捧25を保
持することで、支持体21を吊下げる。尚、支持体21
を治具22に吊下げる時、エアスプレーのようなもので
エアを吹きかけ、各支持体21の間隔が略等しくなるよ
うに填いておくにとが好ましい。
次に、複数の支持体21を支持した治具22を、第2図
に示すように、処理室26内に入れて加熱処理を施す。
に示すように、処理室26内に入れて加熱処理を施す。
この処理室26には温湿度制御装置27が付設されてい
て、本実施例では加熱と同時に加湿を行う。尚、場合に
よっては加湿を併用しないときもある。処理fi26内
は、塵埃量クラス50万個以下(0.5μm以上の塵埃
個数が1 feetで50万以下)の清浄な環境とし、
且つ空気を循環させてお《ことが好ましく、これによっ
て支持体21の間にあるごみ等の異物を効果的に脱落さ
せることができると共に、処理室26内に均一な1!湿
度環境を得ることができる。因に、この空気循環は、例
えば、クロスフローファンやシロッコファンにより行わ
れ、実施例では処理室26の中央断面平均風速が1。6
2m/s,循環風量が3 2.4 m’ / sinで
行っている。
て、本実施例では加熱と同時に加湿を行う。尚、場合に
よっては加湿を併用しないときもある。処理fi26内
は、塵埃量クラス50万個以下(0.5μm以上の塵埃
個数が1 feetで50万以下)の清浄な環境とし、
且つ空気を循環させてお《ことが好ましく、これによっ
て支持体21の間にあるごみ等の異物を効果的に脱落さ
せることができると共に、処理室26内に均一な1!湿
度環境を得ることができる。因に、この空気循環は、例
えば、クロスフローファンやシロッコファンにより行わ
れ、実施例では処理室26の中央断面平均風速が1。6
2m/s,循環風量が3 2.4 m’ / sinで
行っている。
支持体21を処理室26内に設置してから取出すまでの
温湿度の設定例を第4図(a)に示す。同図において、
実線で温度の経時変化、破線で湿度の経時変化を表わし
ている。第4図(alに示すように、加熱処理は23℃
,0.004kg H20 / kg dry air
で開始し、1時間かけて70℃, 0.084 kg
H, 0 / kg dry ai.rで上昇させ、
それを46時間維持させ、最後に再び1時間かけて23
℃, 0. 0 04kg}{, O / kg dr
y airまで降下させて処理を終える。この場合、温
,湿度の上昇過程,下降過程において、結露,させない
よう注意を要する。支持体21の表面に結露すると、そ
れがシミとなり、欠陥に繋がるからである。そこで、本
実施例のように、上昇,下降過程では温湿度制御装[2
7によって結露しないように一定勾配で推移させること
が好ましい。
温湿度の設定例を第4図(a)に示す。同図において、
実線で温度の経時変化、破線で湿度の経時変化を表わし
ている。第4図(alに示すように、加熱処理は23℃
,0.004kg H20 / kg dry air
で開始し、1時間かけて70℃, 0.084 kg
H, 0 / kg dry ai.rで上昇させ、
それを46時間維持させ、最後に再び1時間かけて23
℃, 0. 0 04kg}{, O / kg dr
y airまで降下させて処理を終える。この場合、温
,湿度の上昇過程,下降過程において、結露,させない
よう注意を要する。支持体21の表面に結露すると、そ
れがシミとなり、欠陥に繋がるからである。そこで、本
実施例のように、上昇,下降過程では温湿度制御装[2
7によって結露しないように一定勾配で推移させること
が好ましい。
この加熱処理の条件としては、一般的に、支持体がポリ
エチレンテレフタレートの場合、温度40℃〜80℃、
湿度0. 0 2kgH20 / kg dry ai
r以上とすることが望まし<、湿度を官理しない場合に
は温度は若干高めにして60℃以上とするのがよい。
エチレンテレフタレートの場合、温度40℃〜80℃、
湿度0. 0 2kgH20 / kg dry ai
r以上とすることが望まし<、湿度を官理しない場合に
は温度は若干高めにして60℃以上とするのがよい。
ここに、加熱処理の具体的な条件については、処理対象
に応じてそこに要求される性能を勘案して適宜決定され
ろものである。上述の実施例では2インチビデオフロッ
ピーディスクについて例示したが、例えばこれよりも大
径且つ厚内の3.5インチフロッピーディスクでは、第
4図(b)に示すような温湿度条件で加熱処理を行うと
よい。すなわち、大径のものは外周側において熱収縮盪
も大きくなり、且つ一般に3.5インチフロッピーディ
スクを用いろシステムでは記jiI後の記録媒体の変形
を低く抑える必要があり、この加熱処理工程において十
分に不可逆的熱収縮を促進させろ必要があるからである
。
に応じてそこに要求される性能を勘案して適宜決定され
ろものである。上述の実施例では2インチビデオフロッ
ピーディスクについて例示したが、例えばこれよりも大
径且つ厚内の3.5インチフロッピーディスクでは、第
4図(b)に示すような温湿度条件で加熱処理を行うと
よい。すなわち、大径のものは外周側において熱収縮盪
も大きくなり、且つ一般に3.5インチフロッピーディ
スクを用いろシステムでは記jiI後の記録媒体の変形
を低く抑える必要があり、この加熱処理工程において十
分に不可逆的熱収縮を促進させろ必要があるからである
。
而して、支持体21を互いに隣接させ且つそのレート表
面が鉛直方向と平行となるように支持して加熱処理を行
うことで、隣接する支持体21間に異物があってもその
多くは落下し、異物が残存しても、隣り合う支持体21
同志はシート表面に対する!!直方向に互いに圧接され
ることがないので、その異物によってへこみ,変形,傷
等の障害が発生することがない。また、vl4接する支
持体21は互いに密着していないので、熱や湿気の伝播
はシート表面から厘接なされ、均一に加熱処理を行うこ
とができる。
面が鉛直方向と平行となるように支持して加熱処理を行
うことで、隣接する支持体21間に異物があってもその
多くは落下し、異物が残存しても、隣り合う支持体21
同志はシート表面に対する!!直方向に互いに圧接され
ることがないので、その異物によってへこみ,変形,傷
等の障害が発生することがない。また、vl4接する支
持体21は互いに密着していないので、熱や湿気の伝播
はシート表面から厘接なされ、均一に加熱処理を行うこ
とができる。
ところで、支持体21を隣接させて支持する場合、隣り
合う支持体21は近接し過ぎることもよくないし、反対
に互いに離れ過ぎることも好ましくない。すなわち、支
持体21同志の隙間が小さ過ぎると、特に湿気のかかり
が悪くなり、また互いに密着してしまう虞れがある。一
方、支持体21同志の隙間が大き過ぎると、加熱処理時
の省スペースの要請に反し、また支持体21が倒れて変
形してしまうことも考えられる。
合う支持体21は近接し過ぎることもよくないし、反対
に互いに離れ過ぎることも好ましくない。すなわち、支
持体21同志の隙間が小さ過ぎると、特に湿気のかかり
が悪くなり、また互いに密着してしまう虞れがある。一
方、支持体21同志の隙間が大き過ぎると、加熱処理時
の省スペースの要請に反し、また支持体21が倒れて変
形してしまうことも考えられる。
本実施例においては、厚み約79μmの3.5インチフ
ロッピーディスクの場合は、1200枚を約19cmの
間隔内に支持した。また、厚み約40μmの2インチフ
ロッピーディスクの場合は、500枚を約4 cmの間
隔内に支持した。これらは共に、フロッピーディスクの
厚み相当の隙間を開けるように企図したものである。
ロッピーディスクの場合は、1200枚を約19cmの
間隔内に支持した。また、厚み約40μmの2インチフ
ロッピーディスクの場合は、500枚を約4 cmの間
隔内に支持した。これらは共に、フロッピーディスクの
厚み相当の隙間を開けるように企図したものである。
一般的に、加熱処理における温湿度のかかり方や、省ス
ペース、倒れ込みによる変形防止の観点から、ディスク
の厚みをdμm1ディスクの直径をDmとしたとき、隣
り合うディスクの隙間はd / 2 μm = D /
8 0 m程度が望ましい。上述の例でいえば、3.
5インチフロッピーディスクにおいては40μm〜1職
,2インチフロッピーディスクにおいては20μm〜S
OOμmが望ましい。
ペース、倒れ込みによる変形防止の観点から、ディスク
の厚みをdμm1ディスクの直径をDmとしたとき、隣
り合うディスクの隙間はd / 2 μm = D /
8 0 m程度が望ましい。上述の例でいえば、3.
5インチフロッピーディスクにおいては40μm〜1職
,2インチフロッピーディスクにおいては20μm〜S
OOμmが望ましい。
また、1つの治具に支持する枚数としては、工程によっ
て異なるが、取扱い易さと大量処理の兼ね合いから50
0〜2000枚程度が適当である。
て異なるが、取扱い易さと大量処理の兼ね合いから50
0〜2000枚程度が適当である。
次に、本方法によって加熱処理を行った場合と、そうで
ない場合との比較検討結果を第1表に示す。
ない場合との比較検討結果を第1表に示す。
第1表
ここで、比較例1はシート状の支持体をそのシート面が
水平方向と平行となるように積み重ねて加熱処理を行っ
たもの。比較例2は磁気記録媒体をシェル内に収納した
完成品の状態において、そのシート面が鉛直方向と平行
となるように縦置きして加熱処理を行ったもの。比較例
3ば、比較例2と同じく完成品の状態において、そのシ
ート面が水平方向と平行となるよう(こ横置きして加熱
処理を行ったもの。尚、以上の各加熱処理における温度
,湿度の処理条件は本実施例と同一とした。また、比較
例4は本実施例と加熱処理における塵埃量を異ならせ、
塵埃量クラス140万個の[2下で行ったものである。
水平方向と平行となるように積み重ねて加熱処理を行っ
たもの。比較例2は磁気記録媒体をシェル内に収納した
完成品の状態において、そのシート面が鉛直方向と平行
となるように縦置きして加熱処理を行ったもの。比較例
3ば、比較例2と同じく完成品の状態において、そのシ
ート面が水平方向と平行となるよう(こ横置きして加熱
処理を行ったもの。尚、以上の各加熱処理における温度
,湿度の処理条件は本実施例と同一とした。また、比較
例4は本実施例と加熱処理における塵埃量を異ならせ、
塵埃量クラス140万個の[2下で行ったものである。
一方、比較例5は加熱処理を行わなかったものである。
ジッター量は、記録媒体に信号を記録後、60℃,
0. 12 0kg H20 / kg dry a
irで72時間保持し、その後24時間室温で放置した
後、再生ジッターを測定したものである。また、擾率は
、ドロップアウトが無く、モジュレーシ璽ンが良好なも
のを「O」とした。面振れ量は、最外周トラックでのシ
ート面のばたつきを光学式変位計で測定し、良好なもの
を「○」とした。加熱処理時必要スペース1よ、少スペ
ースで済むものをrQJとした。
0. 12 0kg H20 / kg dry a
irで72時間保持し、その後24時間室温で放置した
後、再生ジッターを測定したものである。また、擾率は
、ドロップアウトが無く、モジュレーシ璽ンが良好なも
のを「O」とした。面振れ量は、最外周トラックでのシ
ート面のばたつきを光学式変位計で測定し、良好なもの
を「○」とした。加熱処理時必要スペース1よ、少スペ
ースで済むものをrQJとした。
第1表に示すように、本方法によれば、ジッター量,得
率,面振れ量,加熱処理時必要スペースのすべての点で
良好なwj果が得られている。それに対し、比較例1で
は、必要スペースは少ないものの、支持体間に挾まれる
異物の悪影響により、シート表面に小さい凹凸が発生す
ることがあり、得率を悪化させている。
率,面振れ量,加熱処理時必要スペースのすべての点で
良好なwj果が得られている。それに対し、比較例1で
は、必要スペースは少ないものの、支持体間に挾まれる
異物の悪影響により、シート表面に小さい凹凸が発生す
ることがあり、得率を悪化させている。
一方、比較例2及び比較例3では、レエルの体積によっ
て加熱処理時の必要スペースが大きくならざるを得ず、
しかも得率,面振れ量も良くない。これは、レエル内の
磁気記録媒体はある程度自由に動ける状態にあり、処理
過程で自重が磁気記録媒体を曲げる方向に作用するから
である。さらに、事前に加熱処理を行わなかった比較例
5では、ジッター量が悪化する。一方、塵埃量の多い環
境で加熱処理を行った比較例4では、異物の付着によっ
て得率が若干低下することが認められた。
て加熱処理時の必要スペースが大きくならざるを得ず、
しかも得率,面振れ量も良くない。これは、レエル内の
磁気記録媒体はある程度自由に動ける状態にあり、処理
過程で自重が磁気記録媒体を曲げる方向に作用するから
である。さらに、事前に加熱処理を行わなかった比較例
5では、ジッター量が悪化する。一方、塵埃量の多い環
境で加熱処理を行った比較例4では、異物の付着によっ
て得率が若干低下することが認められた。
ところで、加熱処理を行うと支持体は多少変形し、上述
の実施例でいえば支持体21及びそのセンタホール21
aは少し楕円形となる。本実施例の場合、センタホール
21aにその後チャッキング用の嵌合部材であるコアブ
ロックを装着するので、センタホール21mが真円でな
くとも大きな不都合はなく、支持体21を最終形態たる
ディスク状に打抜いた後に加熱処理を行ってその後の工
程を簡素化できる利点がある。それに対し、センタホー
ルをそのままチャッキングに使用する例えば5.25イ
ンチ,8インチのフロッピーディスクにおいてはそれが
濾接オフセンターの原因となる虞れがある。そこで、そ
のような場合は加熱処理後に正規のセンタホールを穿設
することが望ましい。
の実施例でいえば支持体21及びそのセンタホール21
aは少し楕円形となる。本実施例の場合、センタホール
21aにその後チャッキング用の嵌合部材であるコアブ
ロックを装着するので、センタホール21mが真円でな
くとも大きな不都合はなく、支持体21を最終形態たる
ディスク状に打抜いた後に加熱処理を行ってその後の工
程を簡素化できる利点がある。それに対し、センタホー
ルをそのままチャッキングに使用する例えば5.25イ
ンチ,8インチのフロッピーディスクにおいてはそれが
濾接オフセンターの原因となる虞れがある。そこで、そ
のような場合は加熱処理後に正規のセンタホールを穿設
することが望ましい。
第5図はそのような場合の例を示している。
すなわち、第5図は本発明の他の実施例にかかる治具に
シート状支持体を支持した状態の斜視図である。
シート状支持体を支持した状態の斜視図である。
この例では、第5図に示すように、支持体31は最終形
態たるディスク状に打抜かれる前の四角形のシー1・状
をしており、その一遇に取付孔31mが穿設される。治
具32は底板33と一対の側板34と支持体31の取付
孔31aに挿通される支持棒35とから或っており、こ
の支持棒35によって複数のシート状支持体31を互い
に隣接した状態でそのシ− l−表面が鉛直方向と平行
となるように支持する。
態たるディスク状に打抜かれる前の四角形のシー1・状
をしており、その一遇に取付孔31mが穿設される。治
具32は底板33と一対の側板34と支持体31の取付
孔31aに挿通される支持棒35とから或っており、こ
の支持棒35によって複数のシート状支持体31を互い
に隣接した状態でそのシ− l−表面が鉛直方向と平行
となるように支持する。
而して、この状態で前述と同様に加熱処理を行い、その
後ディスク状に打抜く。
後ディスク状に打抜く。
一方、第6図及び第7図1よ本発明のその他の実施例に
かかるシート状支持体とその治具の斜視図を表わしてい
る。既に述べた実施例では、支持体のシート面を鉛直に
するための支持手段として、支持体に穿設された孔に軸
を挿通して吊下げるものを示したが、本実施例は支持体
を載置することによりそれを所要の向きに支持するもの
である。
かかるシート状支持体とその治具の斜視図を表わしてい
る。既に述べた実施例では、支持体のシート面を鉛直に
するための支持手段として、支持体に穿設された孔に軸
を挿通して吊下げるものを示したが、本実施例は支持体
を載置することによりそれを所要の向きに支持するもの
である。
第6図に示すものはディスク状の支持体21を扱う場合
であり、治具42;よその上面42aが断面半円形に凹
んだ形状とされ、その両端に側板42bが形成されてい
る。この治具42上には胃側板42b間に複数枚の支持
体21が載置されて支持される。このとき、両側板42
b間の距離と支持体21の厚さを考慮して支持体21の
枚数が決められるが、前述の場合と同様に、枚数が少な
過ぎて支持体21が倒れることがなく、また逆に枚数が
多過ぎて隣り合う支持体21が互いに密着することのな
いようにする。
であり、治具42;よその上面42aが断面半円形に凹
んだ形状とされ、その両端に側板42bが形成されてい
る。この治具42上には胃側板42b間に複数枚の支持
体21が載置されて支持される。このとき、両側板42
b間の距離と支持体21の厚さを考慮して支持体21の
枚数が決められるが、前述の場合と同様に、枚数が少な
過ぎて支持体21が倒れることがなく、また逆に枚数が
多過ぎて隣り合う支持体21が互いに密着することのな
いようにする。
また、第7図に示すものは四角形レート状の支持体51
を扱う場合であり、治具52はその上面52aが断面三
角形に凹んだ形状とされ、その両端に側板52bが形成
されている。この治具52についても、前述の治具42
と同様に、適当な隙間を開けて複数の支持体51が載置
される。
を扱う場合であり、治具52はその上面52aが断面三
角形に凹んだ形状とされ、その両端に側板52bが形成
されている。この治具52についても、前述の治具42
と同様に、適当な隙間を開けて複数の支持体51が載置
される。
ここで、上述の治具42,52において、支持体21,
51の周端面が当接する上面42a,52aに多数の小
孔あるいはスリッI・等を穿設するここで、加熱処理時
に支持体21.51の周端面を効率良く加熱加湿を行う
ことができる。さらに、支持体をこれらの上面42a,
52mで受けるのをやめて、例えば金網状のもので受け
るようにすれば、より効率的に支持体を処理室26の雰
囲気に晒すことが可能である。
51の周端面が当接する上面42a,52aに多数の小
孔あるいはスリッI・等を穿設するここで、加熱処理時
に支持体21.51の周端面を効率良く加熱加湿を行う
ことができる。さらに、支持体をこれらの上面42a,
52mで受けるのをやめて、例えば金網状のもので受け
るようにすれば、より効率的に支持体を処理室26の雰
囲気に晒すことが可能である。
尚、上述の実施例では、支持体に記録層を形威した後に
加熱処理を行っているが、この加熱処理は、支持体がシ
ート状に裁断された後であれば、記録層を形成する前に
行ってもよい。
加熱処理を行っているが、この加熱処理は、支持体がシ
ート状に裁断された後であれば、記録層を形成する前に
行ってもよい。
また、上述の実施例では、加熱処理工程の後に表面研磨
工程を設けているが、表面研磨後に加熱処理を行うよう
にしてもよい。すなわち、表面研磨によって削られてで
きる記録新生面は記録ヘッドの吸着を招き易いが、これ
を加熱処理することでその弊害も除去することが可能で
ある。
工程を設けているが、表面研磨後に加熱処理を行うよう
にしてもよい。すなわち、表面研磨によって削られてで
きる記録新生面は記録ヘッドの吸着を招き易いが、これ
を加熱処理することでその弊害も除去することが可能で
ある。
さらに、本発明の対象となる記録媒体は磁気を利用した
記録媒体に限られるものではなく、本発明はその他例え
ば光記録媒体等、可抗性を有する合成樹脂製支持体の上
に記録層を形成するもの全般に用いて有効である。
記録媒体に限られるものではなく、本発明はその他例え
ば光記録媒体等、可抗性を有する合成樹脂製支持体の上
に記録層を形成するもの全般に用いて有効である。
く発明の効果〉
以上、実施例を挙げて詳細1こ説明したように本発明に
よれば、シート状の支持体を複数枚互いに隣接させ且つ
そのシート表面が鉛直方向と平行となるように支持して
加熱処理を行うようにしたので、支持体の間に異物が介
在することによって生じるへこみ,変形,傷,付着物等
の欠陥を防止することができる。また、各支持体は互い
に自重等の圧力を及ぼし合うことがないので、支持体間
でばらつきがなく、且つ各支持体はシート全域に亘って
均一に加熱処理を行うことができる。
よれば、シート状の支持体を複数枚互いに隣接させ且つ
そのシート表面が鉛直方向と平行となるように支持して
加熱処理を行うようにしたので、支持体の間に異物が介
在することによって生じるへこみ,変形,傷,付着物等
の欠陥を防止することができる。また、各支持体は互い
に自重等の圧力を及ぼし合うことがないので、支持体間
でばらつきがなく、且つ各支持体はシート全域に亘って
均一に加熱処理を行うことができる。
さらに、この加熱処理に際してとられる支持体を縦に並
べた形態;よ、少ないスペースで多くの支持体を扱うこ
とができ、その保存形態としても取扱い易く、便利であ
る。
べた形態;よ、少ないスペースで多くの支持体を扱うこ
とができ、その保存形態としても取扱い易く、便利であ
る。
第1図は本発明の加熱処理工程に用いる治具にシート状
支持体を支持した状態の斜視図、第2図はそれを処理室
内に入れた状態の概念図、第3図は本発明の一実施例に
かかる2インチビデオフロッピーディスクの製造方法の
工程図、第4図は本発明の実施例にかかる加熱処理にお
ける2l!湿度の設定例を表わすグラフ、第5図は本発
明の他の実施例にかかる治具にシート状支持体を支持し
た状態の斜視図、第6図及び第7図は本発明のその他の
実施例にかかるシート状支持体とその治具の斜視図、第
8図は異物による不具合の説明図である。 図 面 中、 21,31.51はシート状支持体、 22,32,42,52は治具、 26は処[″4Eである。 第I図 第2図 第3 図 第5 図 35 始 第4図 (a) cb> 第6 図 f
支持体を支持した状態の斜視図、第2図はそれを処理室
内に入れた状態の概念図、第3図は本発明の一実施例に
かかる2インチビデオフロッピーディスクの製造方法の
工程図、第4図は本発明の実施例にかかる加熱処理にお
ける2l!湿度の設定例を表わすグラフ、第5図は本発
明の他の実施例にかかる治具にシート状支持体を支持し
た状態の斜視図、第6図及び第7図は本発明のその他の
実施例にかかるシート状支持体とその治具の斜視図、第
8図は異物による不具合の説明図である。 図 面 中、 21,31.51はシート状支持体、 22,32,42,52は治具、 26は処[″4Eである。 第I図 第2図 第3 図 第5 図 35 始 第4図 (a) cb> 第6 図 f
Claims (8)
- (1)合成樹脂製の支持体の加熱処理工程を有するシー
ト状記録媒体の製造方法において、支持体の表面に記録
層を設ける前または設けた後に該支持体をシート状に形
成し、このシート状の支持体を複数枚互いに隣接させ且
つそのシート表面が鉛直方向と平行となるように支持し
た状態で加熱処理を行うことを特徴とするシート状記録
媒体の製造方法。 - (2)前記支持体は少なくとも該支持体の厚みの略1/
2以上の間隔を開けて支持されることを特徴とする請求
項(1)記載のシート状記録媒体の製造方法。 - (3)前記支持体はポリエチレンテレフタレートからな
り、前記加熱処理は温度40℃〜80℃、湿度0.02
kgH_2O/kgdryair以上の条件下で行うこ
とを特徴とする請求項(1)又は(2)記載のシート状
記録媒体の製造方法。 - (4)前記支持体はポリエチレンテレフタレートからな
り、前記加熱処理は温度60℃〜80℃の条件下で行う
ことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載のシート
状記録媒体の製造方法。 - (5)前記シート状記録媒体は中心部に駆動回転軸への
嵌合部材が装着されるものであり、前記加熱処理は前記
支持体を最終形態たるディスク状に形成した後に行うこ
とを特徴とする請求項(1)、(2)、(3)又は(4
)記載のシート状記録媒体の製造方法。 - (6)前記加熱処理は前記支持体の表面に記録層を形成
し且つその表面を研磨した後に行うことを特徴とする請
求項(1)、(2)、(3)、(4)又は(5)記載の
シート状記録媒体の製造方法。 - (7)前記加熱処理は塵埃量クラス50万個以下の清浄
な環境で行うことを特徴とする請求項(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)又は(6)記載のシート状記録
媒体の製造方法。 - (8)前記加熱処理は空気を循環させつつ行うことを特
徴とする請求項(7)記載のシート状記録媒体の製造方
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27044189A JPH0316020A (ja) | 1989-03-29 | 1989-10-19 | シート状記録媒体の製造方法 |
US07/810,450 US5186976A (en) | 1989-03-29 | 1991-12-19 | Method for producing sheet-formed recording medium |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-74922 | 1989-03-29 | ||
JP7492289 | 1989-03-29 | ||
JP27044189A JPH0316020A (ja) | 1989-03-29 | 1989-10-19 | シート状記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316020A true JPH0316020A (ja) | 1991-01-24 |
Family
ID=26416084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27044189A Pending JPH0316020A (ja) | 1989-03-29 | 1989-10-19 | シート状記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0316020A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS609017B2 (ja) * | 1976-07-27 | 1985-03-07 | 東レ株式会社 | 5―シクロヘキサデセン―1―オンの製造法 |
JPS61192029A (ja) * | 1985-02-21 | 1986-08-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気デイスクの製造方法 |
JPS6283021A (ja) * | 1985-10-07 | 1987-04-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 酸素富化ユニツト |
JPS63229623A (ja) * | 1987-03-18 | 1988-09-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 円盤状磁気記録媒体の製法 |
JPS6462819A (en) * | 1987-09-02 | 1989-03-09 | Sekisui Chemical Co Ltd | Production of magnetic disk substrate |
-
1989
- 1989-10-19 JP JP27044189A patent/JPH0316020A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS609017B2 (ja) * | 1976-07-27 | 1985-03-07 | 東レ株式会社 | 5―シクロヘキサデセン―1―オンの製造法 |
JPS61192029A (ja) * | 1985-02-21 | 1986-08-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気デイスクの製造方法 |
JPS6283021A (ja) * | 1985-10-07 | 1987-04-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 酸素富化ユニツト |
JPS63229623A (ja) * | 1987-03-18 | 1988-09-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 円盤状磁気記録媒体の製法 |
JPS6462819A (en) * | 1987-09-02 | 1989-03-09 | Sekisui Chemical Co Ltd | Production of magnetic disk substrate |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10347279B2 (en) | Magnetic tape having characterized backcoat layer and method of manufacturing the same | |
US9837116B2 (en) | Magnetic tape and magnetic tape device | |
JPH0479045B2 (ja) | ||
US5015430A (en) | Method for manufacturing magnetic tape | |
JPH0316020A (ja) | シート状記録媒体の製造方法 | |
US5186976A (en) | Method for producing sheet-formed recording medium | |
JPH0316021A (ja) | シート状記録媒体の製造方法 | |
US4661377A (en) | Process for producing a magnetic recording medium having an improved dimensional stability | |
JPS6334730A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JPH0632180B2 (ja) | 円盤状磁気記録媒体の製造方法 | |
JP2827218B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JPH0676278A (ja) | 磁気ディスク | |
JPS6166223A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JPS6177181A (ja) | 磁気デイスク装置 | |
JP2005259217A (ja) | 可撓性磁気ディスク、その製造方法および磁気ディスクカートリッジ | |
JPH0376024A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JPS60133525A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2681299B2 (ja) | 記録媒体用基板のテクスチャー加工装置 | |
JPH0668458A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP3041960B2 (ja) | 磁気記録ディスクの製造方法 | |
JPH01169725A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JPS5922288B2 (ja) | 磁気デイスク媒体の製造方法 | |
JPS60111345A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP2007122783A (ja) | パンケーキの保持装置およびパンケーキの熱処理方法 | |
JPH01109527A (ja) | 磁気ディスクの製造方法 |