JPH03159942A - セメント混和剤 - Google Patents

セメント混和剤

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JPH03159942A
JPH03159942A JP29858089A JP29858089A JPH03159942A JP H03159942 A JPH03159942 A JP H03159942A JP 29858089 A JP29858089 A JP 29858089A JP 29858089 A JP29858089 A JP 29858089A JP H03159942 A JPH03159942 A JP H03159942A
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JP
Japan
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cement
admixture
acid
weight
mortar
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JP29858089A
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English (en)
Inventor
Toshio Ono
寿男 小野
Yoji Shigeyoshi
重吉 洋二
Keiichi Bessho
啓一 別所
Katsumi Ito
克美 伊藤
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/16Sulfur-containing compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はセメント組成物、例えばコンクリート、モルタ
ル、セメントペーストなどに混入するためのコンクリー
ト混和剤に関する。さらに詳しくは、セメント組成物の
コンシステンシーを改善し、かつ時間の経過によるスラ
ンプロスのような流動性の変化を低減するコンクリート
混和剤に関する。
[従来技術] 現在、スランプロスを改良するために、混和剤の分割添
加法や顆粒状流動化剤の併用が提案されている(セメン
ト●コンクリート化学とその応用、141頁、社団法人
 セメント協会発行)。
混和剤の分割添加法では繰り返し添加する必要があり、
分割添加するための人と設備が必要であり、また生コン
クリート車のように人家の近傍においてミキサーを高速
回転して騒音問題となっている。
顆粒状流動化剤の併用は、水溶性の混和剤の中に顆粒状
の流動化剤を分散させているために顆粒状流動化剤が沈
降し、使用時に性能が一定しないという問題と、長期間
保存しておくと顆粒状流動化剤が加水分解してスランプ
ロスが低下する、顆粒状流動化剤によって鉄筋が腐食す
るという問題がある。
[課題を解決するための手段コ 以上のような問題を解決するために本発明者らは鋭意検
討して、均一系でも分割添加することなく、スランプロ
スの改善された良好な流動性を有するコンクリートまた
はモルタルまたはセメントペーストを製造するためのコ
ンクリート混和剤を開発した。
すなわち本発明は、混和剤をセメントに対して0.5重
量%配合したときにセメントに吸着された割合で表わさ
れる吸着率が80%以上である混和剤A  20〜90
重量%と、該吸着率が80%未満である混和剤B  8
0〜10重量%とからなるセメント混和剤を提供するも
のである。
吸着率が80%以上の混和剤Aとしては、アルキルアリ
ールスルホン酸塩のホルマリン縮合物、リグニンスルホ
ン酸塩およびその誘導体、オキシカルボン酸塩、ポリオ
ール誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアリールエー
テル誘導体、メラミンスルホン酸塩のホルマリン縮合物
、ポリカルボン酸系高分子、アミノアリールスルホン酸
−フェノールーホルマリン縮合物、共役ジエンスルホン
化物(共)重合体(重量平均分子量50,000以上)
などが挙げられる。
吸着率が80%未満の混和剤Bとしては、共役ジエンス
ルホン化物(共)重合体(重量平均分子量が50.00
0未満、特に好ましくは30,000以下のもの)が挙
げられる。
アルキルアリールスルホン酸塩のホルマリン縮合物とし
ては、ベンゼンやナフタレンスルホン酸のホルマリンの
縮合物のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩やアルキ
ルベンゼンやアルキルナフタレンスルホン酸のホルマリ
ンの縮合物のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およ
びこれらの芳香族化合物と共縮合され、その性能を阻害
じない程度の他の芳香族化合物との共縮合化合物などが
挙げられる。
リグニンスルホン酸塩およびその誘導体としては、針葉
樹や広葉樹の天然リグニンのスルホン化物のアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩などが挙げられる。
3 オキシカルボン酸塩としては、グルコヘプトン酸、グル
コン酸、ガラクトン酸、粘液酸、クエン酸、アラボン酸
、エリスロン酸、酒石酸、リンゴ酸、アミノ酸、グリセ
リン酸、グルコール酸などが挙げられる。
ボリオール誘導体としては、ポリビニルアルコール、部
分ケン化ポリビニルアルコールおよびカルボン酸の共重
合体などが挙げられる。
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル誘導体と
しては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コールを構造単位に持ち、一般式R一φ−0{CH2 
CH2 0)−nXφ:フエニル基 R:アルキル基または水素 X:水素またはスルホニル基 またはホスフェト基 のものが挙げられる。
メラミンスルホン酸塩のホルマリン縮合物としては、メ
ラミンとホルムアルデヒドまたはパラホ4 ルムアルデヒド、亜硫酸塩類(亜硫酸ソーダ、亜硫酸ア
ンモニウム、重亜硫酸ソーダ、重亜硫酸アンモニウム)
とを水中でアルカリ条件下に付加反応させたものや、ア
ルカリ条件下に付加反応させたものをさらに弱瞭性下縮
合反応させたものや、アルカリ条件下に付加反応させた
ものを強酸性下で高度に縮合させたものが挙げられる。
ポリカルボン酸一系高分子としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、フマール酸の重合体およびビニ
ル化合物との共重合体が挙げられる。
ビニル化合物としては以下のものが挙げられる。
共重合可能な単量体としては、スチレン、αメチルスチ
レン、ビニルトルエン、パラメチルスチレンなどの芳香
族ビニル化合物;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸メチル、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールとアクリル酸もしくはメタクリル酸とのエ
ステル、ポリプロピレングリコールとアクリル酸もしく
はメタクリル酸とのエステル、ポリエチレングリコール
、プロピレングリコール共重合体とアクリル酸もしくは
メタクリル酸とのエステルなどのアクリル酸、あるいは
メタクリル酸のアルキルエステル類、ブタジエン、イソ
プレン、2ークロルー1,3−ブタジエン、1−クロル
−1.3−ブタジエンなど脂肪族共役ジエン化合物、ア
クリロニトリル、メタアクリロニトリルなどのビニルシ
アン化合物、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニルメチ
ルエチルケトン、ビニルメチルエーテル、酢酸ビニル、
ギ酸ビニル、アリルアセテート、メタアリルアセテート
、アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド、アクリル酸グリシジル、メタクリル
酸グリシジル、アクロレイン、アリルアルコールなどが
含まれる。
これらのポリカルボン酸系高分子化合物の中でアルリル
酸とアクリル酸のエチレングリコールエステル、アルリ
ル酸とアクリル酸のプロピレングリコールエステルとの
共重合体、マレイン酸のエチレングリコールエステルや
プロピレングリコー7 ルエステルの共重合体などが好ましい。
アミノアリールスルホン酸一フェノールーホルマリン縮
合物としては、特開平1−113419に示されるよう
な4−アミノベンゼンスルホン酸とフェノールのホルマ
リン縮合物や4−アミノー1−ナフタレンスルホン酸と
フェノールのホルマリン縮合物などが挙げられる。
共役ジエンスルホン化物(共)重合体としては、共役ジ
エン(共)重合体のスルホン化物およびスルホン基を有
する共役ジエン化合物の(共)重合体などが挙げられる
。これらのうちでは、特に後者の(共)重合体が好まし
い。
共役ジエン(共)重合体のスルホン化物に使用される共
役ジエン(共)重合体としては、ブタジエン、イソプレ
ンなどの共役ジエンの重合体、およびこれら共役ジエン
と他の共重合可能な単量体との共重合体が挙げられる。
この共重合可能な他の単量体としては、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、p一メチルスチレン
などの芳香族化合物;アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸メチル、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリルなどのアクリ
ル酸あるいはメタクリル酸のアルキルエステル類;アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イトコン酸などのモノもしくはジカルボン酸また
はジカルボン酸の無水物;アクリロニトリル、メタアク
リロニトリルなどのビニルシアン化合物;塩化ビニル、
塩化ビニリデン、ビニルメチルエチルケトン、ビニルメ
チルエーテル、酢酸ビニル、ギ酸ビニル、アリルアセテ
ート、メタアリルアセテート、アクリルアミド、メタア
クリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、アクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アクロレイ
ン、アリルアルコールなどが使用される。
この共重合体の好ましい具体例としては、ブタジエンー
スチレン共重合体、ブタジエンーアクリロニトリル共重
合体、イソプレンースチレン共重合体などが挙げられる
この脂肪族ジエン系(共)重合体は、該(共)重合体中
の二重結合部分を無水硫酸、発煙硫酸、クロルスルホン
酸、亜硫酸水素ナトリウムなどの公知のスルホン化剤を
用いて、公知の条件でスルホン化することができる。
スルホン基を有する共役ジエン化合物の(共)重合体と
しては、例えば次式で示される化合物の重合体もしくは
該化合物と共重合可能な他の単量体との共重合体が挙げ
られる。
RI       R6 1 C=C−C=C    ・・・・・・・・・ (I)1
1 R2 R3 R4 R5 〔式中、R1〜R6は水素原子、炭素数1〜8のアルキ
ル基、炭素数6〜20のアリール基または−SOaXで
あり、ここでXは水素原子、金属原子(好ましくは、ア
ルカリ金属原子および/またはアルカリ土類金属原子)
、アンモニウム基もしくはアミノ基であり、R1〜R6
の少なくとも1つはーso3xである。〕 上記スルホン化物は、共役ジエンを該ジエンの2つの二
重結合を残したまま、スルホン基を導入した化合物であ
る。該化合物のうち、好ましいものはブタジエン骨格、
イソプレン骨格を有するものであり、特にイソプレン骨
格を有するものが好ましい。
この共重合可能な他の単量体としては、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、pメチルスチレンな
どの芳香族化合物;アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル
、メタクリル酸メチル、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2ヒドロキシエチルメタクリルなどのアクリル酸
あるいはメタクリル酸のアルキルエステル類;アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸
、イトコン酸などのモノもしくはジカルボン酸またはジ
カルボン酸の無水物;ブタジエン、イソプレン、2−ク
ロルー1,3−ブタジエン、1−クロル−1,3−ブタ
ジエンなどの脂肪族共役ジエン;アクリロニトリル、メ
タアクリロニトリルなどのビニルシアン化合物;塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、ビニルメチルエチルケトン、ビ
ニルメチルエーテル、酢酸ビニル、ギ酸ビニル、アリル
アセテート、メタアリルアセテート、アクリルアミド、
メタアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アク
ロレイン、アリルアルコールなどが使用される。
なお、本発明の吸着率は以下の方法によって求められる
く混和剤の吸着率の測定〉 下記の配合に従って、水に溶解した混和剤に撹拌下セメ
ントを加え、激しく10分間撹拌を続けた後、セメント
と水を分離した。
分離した水中の混和剤をゲルパーミネーションクロマト
ダラム(GPC)により分子量1,000以上のポリマ
ーの濃度を測定した。
1 1 (配合条件) 水 混和剤 セメント 15g 0.15g 30g 合計 45.15 初期の混和剤濃度 混和剤AとBの使用割合は、混和剤A  15〜90重
量%、好ましくは20〜80重量%、混和剤B  85
〜10重量%、好ましくは80〜20重量%である。混
和剤Aの割合が15重量%以下ではコンクリートの初期
の流動性に乏しく、混和剤Bの割合が10%以下では流
動性の保持能力であるスランプロスが改善されない。
良好な流動性を有するコンクリートは、本発明の混和剤
を好ましくはセメントの0.01ないし2.0重量%、
さらに好ましくはセメントの0.1ないし0.  6重
量%を通常のコンクリート成分中に混和することにより
製造することができる。
前記通常のコンクリートは、セメント5〜30重量%、
粗骨材30〜60重量%、細骨材20〜50重量%、水
4〜10重量%、ならびに空気連行剤をセメントのO〜
1重量%および/または減水剤をセメントの0〜1重量
%を含むものが好ましい。
良好な流動性を有するモルタルは、本発明の混和剤をセ
メントに対し好ましくは0.01ないし1重量%、さら
に好ましくはセメントに対し0.1ないし0.6重量%
を混和することにより製造することができる。
前記通常のモルタルは、セメント15〜55重量%、水
5〜30重量%、砂35〜75重量%、ならびに空気連
行剤をセメントのO〜1重量%および/または減水剤を
セメントの0〜2重量%含むものが好ましい。
良好な流動性を有するセメントペーストは、本発明の混
和剤をセメントの0.01ないし2.0%、好ましくは
0.  1ないし0. 6%用い、通常のセメントペー
ストと混和することにより製造することができる。
前記通常のセメントペーストは、セメント20〜84重
量%、および水80〜16重量%を含むものが好ましい
セメントとしては、普通ボルトランドセメント、早強セ
メント、起早強セメント、中庸熱セメント、耐硫酸塩セ
メント、高炉セメント、フライアッシュセメントおよび
シリカセメント、さらにシリカヒューム、石粉などの混
和剤を含むセメントが挙げられる。
本発明において、コンクリートまたはモルタルまたはセ
メントペーストを製造するに際し、公知の薬剤を添加す
ることも可能である。
添加可能な薬剤としては、凝結遅延剤、水中分離防止剤
、空気連行剤などが挙げられる。
凝結遅延剤としては、グルコヘプトン酸、グルコン酸、
ガラクトン酸、粘液酸、クエン酸、アラボン酸、エリス
ロン酸、酒石酸、リンゴ酸、アミノ酸、グリセリン酸、
グルコール酸などが挙げら1 ぺ れる。
水中分離防止剤としては、高分子量のポリアクリルアミ
ド、ポリアクリル酸およびこれらの共重合体などが挙げ
られる。
空気連行剤としては、リグニンスルホン酸、ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル誘導体などが挙げら
れ、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル誘導
体としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコールを構造単位に持ち、一般式 R−φ−0{CH2 CH2 0}−nXφ:フエニル
基 R:アルキル基または水素 X:水素またはスルホニル基 またはホスフェト基 のものが挙げられる。
[実 施 例コ 以下、実施例を挙げ本発明を具体的に説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。
また、実施例中、%および部は特に断わらない限り重量
基準である。
以下の実施例、比較例においてモルタルおよびコンクリ
ートの試験は、次の処方に従って測定した。
(1)モルタルの試験法 組成物としては、モルタル流動性試験法JISR520
1により20℃で測定し、試験化合物を含むモルタルの
流動性(フロー)を試験化合物無添加モルタルの流動性
と比較した。
試験に使用した材料およびモルタルは、JISR521
0規定の普通ボルトランドセメント520g,川砂(比
重2.63、粗粒率2. 66) 1040g,および
水または混和剤4.1gを含む水溶液235mlである
JIS  R5201の標準法に従って成分を機械混合
してモルタルを製造した。
モルタルフローは、底部直径100mm、頭部直径50
mm、高さ150mmの標準型の半分の寸法の1 0 スランプコーンを用いて測定した。
試験モルタルの空気量は重量法により測定した。
モルタルフローおよび空気量の経時変化は、最初の測定
後、モルタルを混合ボウル中に回収して60分間放置し
、次いでボウル中混合スプーンで再混合し、スランプお
よび空気量を前記のようにして再度測定した。
(2)コンクリートの試験法 試験化合物を含むコンクリートの組成物を試験化合物無
添加コンクリートの組成物と比較し、コンクリートのス
ランプロス(流動性の時間的変化)を単位水量増加させ
ることにより、同じ初期スランプに調整した対照コンク
リートのスランプロスと比較した。
試験に使用した材料は下記のとおりである。
セメント:異なる製造業者3社からの、JISR521
0に規定の普通ポートラン ドセメントの混合物。
細骨材:川砂 比重:2.64 粗粒率:2.75 粗骨材:砕石 比重:2.67 粗粒率:6.70 コンクリートの配合を表−5に示す。
コンクリートは、セメント、骨材および水または試験化
合物を含む水を強制パン型ミキサー中、301の規模で
1.5分間撹拌して製造し、練り板中に放置した。
初期スランプおよびスランプの時間的変化(30分間隔
で1.5時間)を練り板内で切り返した後、測定した。
実施例1 分子量100.000のポリイソプレンスルホン酸ソー
ダ[PIPS (MwlOO,000)と略す〕と分子
量6,000のポリイソプレンスルホン酸ソーダ[PI
PS (Mw6,000)と略す〕を特願昭63−15
9214号に従って合成した。
表−1に各々の割合を変量し、モルタルの流動性とモル
タルフローの経時変化を調べた結果を示す。また、各々
のポリイソプレンスルホン酸ソーダのセメントに対する
吸着率は91%と60%であった。
表−1より本発明の混和剤は流動性とスランプロスが優
れていることがわかる。
比較例1 分子量100.000のポリイソプレンスルホン酸ソー
ダのみを混和剤としてモルタルの流動性を評価した結果
を、表−1に示した。
分子量100,000のポリイソプレンスルホン酸ソー
ダのみでは初期流動性は優れているが、モルタルの流動
性の経時変化は激しく、スランプロスは改善されていな
い。
比較例2 混和剤を入れずにモルタルの流動性を評価すべく、セメ
ントと水を混練したところ流動性は乏しく、十分に水と
セメントと砂は混ざらなかった。
また、混練したモルタルフローは14cm以下で流動化
した状態ではなかった。
1つ 20 実施例4 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物(以下
NSFと略す)と分子!6.000のポリイソプレンス
ルホン酸ソーダを用い、表−2の処方に従い、実施例1
と同様にしてモルタルの流動性とスランプロスを評価し
た結果を表−2に示す。NSFのセメント吸着率は95
%であった。
以下余白 実施例7 リグニンスルホン酸(以下LGSと略す)、メラミンス
ルホン酸のホルマリン縮合物(以下MSFと略す)と分
子量3,  000 (吸着率47%)のポリイソプレ
ンスルホン酸ソーダの混合物を用い、表−3の処方に従
い、実施例1と同様にしてモルタル流動性とモルタルフ
ローの経時変化を測定した結果を表−3に示す。LGS
の吸着率は90%、MSFの吸着率は87%であった。
以下余白 23 24 実施例9 表 5の組成のコンクリートを前記試験法に基づ、き流動性
を測定した結果を、 表−4に示す。
以 下 余 白 27 [発明の効果] 上記試験結果から明らかなように、この発明の混和剤は
セメント組成物の流動性を改良し、時間の経過によるコ
ンクリートのスランプロスを低減することができる。
表−1に示した試験結果からも、本発明の混和剤は空気
連行なしに単位水量を非常に減少せしめることができる
本発明のセメント混和剤をセメント組底物に添加すると
、セメント組成物のスランプが改良され、セメント組戊
物が長期間に亘ってスランプロスなく輸送可能になり、
さらにこの混和剤はセメント施工中、所望の場所にセメ
ント組成物をポンプ移送することを容易にする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)混和剤をセメントに対して0.5重量%配合した
    ときにセメントに吸着された割合で表わされる吸着率が
    80%以上である混和剤A10〜90重量%と、該吸着
    率が80%未満である混和剤B90〜10重量%とから
    なるセメント混和剤、(2)混和剤Bが重量平均分子量
    50,000未満の共役ジエンスルホン化物(共)重合
    体である請求項(1)のセメント混和剤、 (3)セメントおよび骨材に請求項(1)の混和剤、を
    配合してなるセメント組成物。
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JPS5838381A (ja) * 1981-08-31 1983-03-05 Nissan Motor Co Ltd 雑音防止型点火装置
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JPH01122948A (ja) * 1987-11-09 1989-05-16 Kao Corp ワーカビリティ低下の少ない高強度コンクリート組成物

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