JPH0315933Y2 - - Google Patents

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JPH0315933Y2
JPH0315933Y2 JP8769286U JP8769286U JPH0315933Y2 JP H0315933 Y2 JPH0315933 Y2 JP H0315933Y2 JP 8769286 U JP8769286 U JP 8769286U JP 8769286 U JP8769286 U JP 8769286U JP H0315933 Y2 JPH0315933 Y2 JP H0315933Y2
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hot water
storage tank
pump
pressure
air
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、貯留した水をたとえば深夜電力を利
用し加熱して湯に換え、必要に応じて給湯可能な
給湯装置に係り、特に装置を構成する加圧ポンプ
の空気抜き構造の改良に関する。
(従来の技術) たとえば、水道水を貯留タンク内に貯留し、タ
ンクに設けたヒータを深夜電力を利用して発熱
し、湯に換えて保温する。昼間など、必要に応じ
て貯留タンクに連通する給湯栓を開放すれば湯が
得られる、給湯装置が多用される。
この種装置の上記貯留タンクには、普通、給水
源と連通する給水管の他に、自動空気抜き弁と安
全弁兼負圧吸気弁が接続される。上記自動空気抜
き弁は、貯留タンク内から給湯する際に発生する
分離空気を自動的に外部に放出し、加圧ポンプの
空気吸込を未然に防止するものである。また、何
等かの理由で給水管からの給水が停止し、貯留タ
ンク内の水が全て給湯され空になつてもなお加圧
ポンプの駆動が継続すると、貯留タンク内は負圧
化し真空となる。したがつて、タンク周壁は内部
に向かつて収縮変形をきたす。上記安全弁兼負圧
吸気弁は、このとき自動的に開放してタンク内部
に空気を導入し、変形を防止するものである。
また上記加圧ポンプは、モータの回転軸に設け
られる羽根車と、この羽根車を回転自在に収容す
るケーシングとからなるポンプ部に、圧力スイツ
チ、流量スイツチ、逆止弁および圧力タンクであ
るアキユームレータ部を接続してなる。上記圧力
スイツチと流量スイツチとは、上記モータに対し
て並列的な電気的接続がなされる。すなわち、給
湯栓を開放すれば配管内の湯は必然的にここから
流出し、上記流量スイツチは所定以上の流量を感
知したときにモータをオンにする。あるいは、給
湯栓を開放すれば配管内の圧力が低下し、これを
上記圧力スイツチが感知してモータをオンに換え
る。いずれの条件を満たしても、モータはオンさ
れる。上記給湯栓を閉成し、配管内の流量が所定
量以下になるとともに圧力が所定値以上になつた
とき、はじめてモータがオフの状態になる。すな
わち、モータが停止するには、流量と圧力の両方
の条件を満足しなければならない。
ところで、このようにして構成される給湯装置
において、上記貯留タンクから加圧ポンプへ給湯
中に発生する分離空気の完全捕集は困難であつ
た。すなわち、上記自動空気抜き弁と貯留タンク
とを連通する配管の直径は、貯留タンク自体の直
径と比較して極めて小さい。分離空気はタンク全
面に亘つて発生し、これを配管は同時に捕集しき
れない。一部の空気はそのまま湯と混合して加圧
ポンプに運ばれ、場合によつては給湯栓から放出
される。しかしながら、大部分の空気は配管の折
曲部に溜つたり、あるいは加圧ポンプに運ばれて
そのままケーシング内に止まる。配管における空
気溜りは、この腐食の要因となる。またケーシン
グに溜る空気はポンプの停止時に分離し、一定量
以上の空気が集合すれば、いわゆるエアーロツク
現象を起す。すなわち、送水停止と空運転による
モータの加熱損傷の原因となる。配管径を極端に
大きくするか、あるいは貯留タンクの径を極端に
小さくすれば分離空気の捕集が容易化するが、実
用的でない。
あるいは、給水圧の低下を感知して上記安全弁
兼負圧吸気弁が開放し、貯留タンク内に外部空気
が吸込まれると、その一部の空気は加圧ポンプに
導かれ、同様に送水不能、ポンプの空運転の発生
がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上述したように貯留タンクで発生し
加圧ポンプに導かれる分離空気は、ポンプから円
滑に、かつ確実に放出して、給湯運転の信頼性の
向上を図つた給湯装置を提供しようとするもので
ある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決する手段) すなわち本考案においては、給水源と連通され
水を貯留するとともに加熱源を備えた貯留タンク
を備え、給湯栓を開放することにより配管内の流
量もしくは圧力の変動を感知して加圧ポンプが駆
動し上記貯留タンクの加熱水を給湯栓から供出し
てなり、上記貯留タンクに自動空気抜き弁および
安全弁兼負圧吸気弁を接続し、上記加圧ポンプ
は、モータの回転軸に設けられる羽根車を回転自
在に収容するケーシングからなるポンプ部に、圧
力スイツチ、流量スイツチ、逆止弁および圧力タ
ンクであるアキユームレータ部を接続してなり、
上記ポンプ部のケーシングに自動空気抜き装置を
接続したことを特徴とする給湯装置である。
(作用) このようにして構成することにより、上記貯留
タンクから送られポンプ部のケーシング内部に溜
る分離空気は、自動空気抜き装置から速やかに、
かつ自動的に外部に排出されるところから、加圧
ポンプの作動が常に確実となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図に給湯装置を示す。図中1は貯留
タンク、2は加圧ポンプ、3は給湯栓、4は配管
類であり、これらで装置が構成される。上記貯留
タンク1は、深夜電力を利用して発熱する図示し
ないヒータを備えている。周面下部には給水源と
連通し、かつ中途部に減圧弁5を設けた導入管6
が接続され、上面部には上記加圧ポンプ2を介し
て給湯栓3に連通する給湯管7が接続される。な
お、給湯管7の貯留タンク1上方部位には空気管
8が垂直に分岐していて、その端部に自動空気抜
き弁9が設けられる。さらにまた、空気管8の中
途部から空気案内管10が分岐していて、これは
貯留タンク1の設置面近傍に設けられる凹部11
に挿入するよう延出される。この空気案内管10
の中途部には、安全弁兼負圧吸気弁12が設けら
れる。
上記加圧ポンプ2は、第2図に示すようになつ
ている。すなわち、これはポンプ部13と、アキ
ユームレータ部14とからなる。上記ポンプ部1
3は、上記貯留タンク1と給湯管7を介して直接
連通するとともに羽根車15を収容するケーシン
グ16と、上記羽根車15をその回転軸に嵌着し
たモータ17とからなる。また、ケーシング16
の上端部には、逆止弁18とともに後述する自動
空気抜き装置20が設けられる。
次に、上記自動空気抜き装置20について説明
する。これは、ケーシング16に接続される空気
抜き管21の上端部に、弁体22を収容するケー
ス23が設けられてなる。上記弁体22の一部は
ケース23の上面に設けられる小孔23aから突
出するとともに自重によつて閉成する。すなわ
ち、弁体22はケース23内で上下動自在であ
り、かつこれを押し上げる力が作用すれば上記小
孔23aは開放され、外部と上記ケーシング16
内とが直接連通することとなる。
また、ケーシング16と上記アキユームレータ
部14とを連通する案内管25の中途部には、流
量スイツチ26と圧力スイツチ27とが設けられ
る。ただし、これら流量スイツチ26と圧力スイ
ツチ27は、電気的には並列に接続されるもので
ある。上記案内管25の端部に設けられるフラン
ジ25aには、上記給湯栓3と連通する給湯管7
が接続される。上記アキユームレータ部14は、
ベース28にアキユームレータカバー29が取付
けられ、これらで密閉構造の空間部が形成され
る。アキユームレータカバー29内には、ベロー
ズ状のアキユームレータ30が内部空間を上下に
2分して設けられる。なお説明すれば、アキユー
ムレータ30はこの周端部をベース28とカバー
29との間に挟着固定され、他の部分は変形自在
である。特に、アキユームレータ30によつて区
画される内部空間の下部には空気が密閉充填さ
れ、かつ上部には上記案内管25を介して湯が導
入されるようになつている。したがつて、給湯を
停止するため給湯栓3を閉成することにより、湯
充填側の圧力が高くなつてアキユームレータ30
が変形し、下部の空気充填側を圧縮して容積を減
少せしめる。上記給湯栓3を極く僅か開放したと
き、すなわち上記流量スイツチ26と圧力スイツ
チ27とが感知する程度の流量もしくは圧力がな
い状態では、それまで圧縮されていた空気がアキ
ユームレータ30を押し上げてカバー29内の湯
を給湯栓3に導出するようになつている。
しかして、たとえば水道水が導入管6から貯留
タンク1に導かれ、ここで貯留する。貯留タンク
1に設けたヒータは深夜電力を利用して発熱し、
湯に換えて保温する。必要に応じて給湯栓3を開
放すれば、流量スイツチ26もしくは圧力スイツ
チ27のいずれか一方もしくは両方が検知してモ
ータ17に通電し、羽根車15を回転駆動する。
貯留タンク1内の湯は給湯管7を介して給湯栓3
から供出されることとなる。なお、流量スイツチ
26、圧力スイツチ27およびアキユームレータ
部14の作用は従来通りである。
また貯留タンク1に設けられる自動空気抜き弁
9および安全弁兼負圧吸気弁12の作用も従来通
りであるが、自動空気抜き弁9から放出しきれな
い分離空気が加圧ポンプ2に導かれた場合には、
次に述べるようになる。
すなわち、分離した空気は湯とともにポンプ部
13のケーシング16内に導かれ、さらに羽根車
15の回転により上部に押し上げられる。所定量
の空気がケーシング16に溜ると、これは自動空
気抜き装置20の弁体21を自重に抗して押し上
げ、小孔23aを開放する。したがつて、ケーシ
ング16に溜つていた分離空気は直ちに小孔23
aより外部に放出され、案内管25を導通する湯
の妨げとならない。ここから空気が放出されれ
ば、再び弁体22は小孔23aを閉成し、通常の
状態に戻る。
同様に、貯留タンク1への給水圧不足を検知し
て安全弁兼負圧吸気弁12が開放し、タンク1内
に導かれるべき空気の一部が加圧ポンプ2に導か
れても、上記自動空気抜き装置20がその空気を
自動的に外部へ放出する。したがつて、再度の加
圧ポンプ2作動にあたつて、給湯栓3への給湯作
用を円滑に継続できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、加圧ポン
プの起動、送水、停止などの一連の動作が常に確
実になり、信頼性の向上を図ることができるとと
もに配管途中に空気溜りができることはなく、し
たがつて配管の耐久性の向上を図れるなどの効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は給湯
装置の概略的構成図、第2図は加圧ポンプ要部の
縦断面図である。 1……貯留タンク、3……給湯栓、2……加圧
ポンプ、9……自動空気抜き弁、12……安全弁
兼負圧吸気弁、16……ケーシング、13……ポ
ンプ部、20……自動空気抜き装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水源と連通され水を貯留するとともに加熱源
    を備えた貯留タンクと、給湯栓を開放したとき流
    量もしくは圧力を感知して駆動され上記貯留タン
    クの加熱水を加圧して上記給湯栓から供出する加
    圧ポンプとからなり、上記貯留タンクに、自動空
    気抜き弁および安全弁兼負圧吸気弁を接続してな
    り、上記加圧ポンプは、モータに連結した羽根車
    を回転自在に収容するケーシングからなるポンプ
    部に、圧力スイツチ、流量スイツチ、逆止弁およ
    び圧力タンクであるアキユームレータ部を接続し
    てなり、上記ポンプ部のケーシングに、この内部
    に溜る空気を自動的に外部に排出する自動空気抜
    き装置を接続したことを特徴とする給湯装置。
JP8769286U 1986-06-09 1986-06-09 Expired JPH0315933Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8769286U JPH0315933Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8769286U JPH0315933Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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Publication Number Publication Date
JPS62198417U JPS62198417U (ja) 1987-12-17
JPH0315933Y2 true JPH0315933Y2 (ja) 1991-04-05

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ID=30945133

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