JP2862162B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2862162B2
JP2862162B2 JP33446093A JP33446093A JP2862162B2 JP 2862162 B2 JP2862162 B2 JP 2862162B2 JP 33446093 A JP33446093 A JP 33446093A JP 33446093 A JP33446093 A JP 33446093A JP 2862162 B2 JP2862162 B2 JP 2862162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、局部洗浄機能を備えた
衛生洗浄装置及び洗浄水をノズルまで供給するための配
管系統を簡単にした給水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】局部洗浄用の衛生洗浄装置は、給水を温
水タンク内で加熱して洗浄ノズルに送り込み、この洗浄
ノズルから温水を局部に向けて噴出するという構成がそ
の基本的なものである。そして、外部からの給水方式
は、建屋の配管に接続した水道直結式のものと、便器洗
浄用のロータンク等から取水してポンプによって圧送す
る方式の種類がある。
【0003】図7は後者のポンプを利用した洗浄水の給
水系統を示す概略図である。
【0004】この給水系統は、便器用の洗浄水タンク5
0に局部洗浄のための洗浄水を溜めておくサブタンク5
1を供給源とし、その下流にポンプ52,開閉用の電磁
弁53,熱交換器54及びバキュームブレーカ55をそ
れぞれ順に配置したものとして構成される。そして、バ
キュームブレーカ55の下流には洗浄水噴出用の洗浄ノ
ズル56を配置し、先のポンプ52や洗浄ノズル56及
び全ての電気機器をコントローラ57によって制御す
る。
【0005】ポンプ52としては、衛生洗浄装置では使
用流量が比較的小さいので、定容積形であって回転式の
歯車ポンプが好適であり、一般にはこの歯車ポンプが多
用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ポンプには上流側の水
を吸い込んで吐出する自吸式のものと水の吸い込みが不
可能であって呼び水が必要な非自吸式のものとに類別さ
れる。自吸式であれば、ポンプ52に対するサブタンク
51のレベルに関係なく、水の吸い込み及び吐出が可能
である。一方、非自吸式の場合では、ポンプ52に給水
のヘッドが加わった状態にする必要があるため、図示の
ようにポンプ52よりもサブタンク51のレベルを高く
する必要があり、これらのサブタンク51とポンプ52
の間の位置関係には制限を受けることになる。
【0007】このような点から観れば、ポンプ52を自
吸式としたほうが機器の配置等については好適と言え
る。ところが、自吸式のポンプを採用するとき、たとえ
ば歯車ポンプの場合では、そのハウジングの内周壁と内
蔵した一対の歯車との間のクリアランスを厳密に保つた
め、きわめて高い精度の加工が必要であり、これに起因
してポンプ自体の単価はかなり高くなる。
【0008】一方、非自吸式とした場合では、歯車ポン
プであってもその加工が比較的簡単にできるので、コス
ト面での障害はない。しかしながら、先に述べたよう
に、非自吸式であれば吸引能力がないことから呼び水の
効果(プライミング)を持たせるために、給水源を上に
配置しなければならないという制約を受ける。
【0009】また、衛生洗浄装置の場合では、図示のよ
うにサブタンク51をポンプ53の上に配置するので、
ポンプ52には常にサブタンク51内の洗浄水のヘッド
が加わる。一方、ポンプ52が非自吸式の歯車ポンプで
あればハウジングと歯車の歯先とのクリアランスが大き
く、ヘッドの負荷によってリークを生じる。このため、
ポンプ52から洗浄ノズル56まで給水が垂れ流されて
外に漏れることになり、これを防ぐために流路開閉用の
電磁弁53が絶対必要となる。
【0010】このように、ポンプ給水の場合に非自吸式
の歯車ポンプを利用する衛生洗浄装置では、ポンプとタ
ンクとのレイアウトに制限を受けたり、給水の洗浄ノズ
ルからの漏れを防ぐための弁が別途必要となる。
【0011】本発明において解決すべき課題は、衛生洗
浄装置の給水系統において、ポンプとサブタンクを自由
に配置できしかも開閉用の弁も省略して全体をコンパク
ト化することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、便器洗浄用の
洗浄水タンクと、該洗浄水タンクから取水するサブタン
クと、該サブタンクに連通し局部に向けて洗浄水を噴出
するノズル装置とを備え、前記サブタンクからノズル装
置との間の流路にポンプを備えた衛生洗浄装置であっ
て、前記ポンプを非自吸式とすると共に該ポンプのハウ
ジングを常時洗浄水中に浸漬可能とし、前記ポンプの下
流に前記ポンプからリークする水の前記洗浄ノズル側へ
の流出を防ぐ漏出防止弁を備え、該漏出防止弁は前記サ
ブタンクへ給水する流路の最上位のヘッドに抗して閉弁
状態を維持可能な弾性付勢された弁構造を備え、また、
前記ポンプを非自吸式とすると共に、該ポンプのハウジ
ングを常時洗浄水中に浸漬可能とすることもできる。
【0013】
【作用】自吸機能を持たない非自吸式のポンプであって
も、そのハウジングの中を洗浄水で浸漬可能とすること
によって、再起動のときにはこのハウジング内に残って
いる洗浄水が呼び水としてプライミング動作でき、上流
のサブタンクから洗浄水を吸引してノズル装置側へ供給
することが可能となる。したがって、ポンプに給水ヘッ
ドを加えたり洗浄水を加圧して供給することが不要とな
るため、ポンプよりも下レベルにサブタンクを配置する
レイアウトとしても洗浄水の供給に支障はない。
【0014】また、ポンプの下流に漏出防止弁を設け、
サブタンクへ給水する流路の最上位のときのヘッドが加
わっても流路を閉じるようにしておけば、ポンプからの
流出水がノズル装置に向かうことはなく、洗浄水の漏れ
が防止される。そして、この漏出防止弁をヘッドに抗す
るだけの弾性付勢力を発生する簡単な弁構造とすること
で、電磁弁等の組み込みは不要となる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の衛生洗浄装置における給水構
造を示す洗浄ノズルまでの概略系統図である。
【0016】図において、便器本体のボール部に洗浄水
を供給する洗浄水タンク1から局部洗浄用のノズル装置
2までの給水系には、洗浄水タンク1から取水するサブ
タンク3,歯車ポンプ4,温水タンク5,バキュームブ
レーカ6がそれぞれ順に配置されている。そして、コン
トローラ7によって歯車ポンプ4による給水,温水タン
ク5による加熱及びノズル装置2の作動を含めてその他
の機器の全てが制御される系を組む。
【0017】サブタンク3は洗浄水タンク1との間に取
水管3aを配管したものである。この取水管3aとして
は、たとえば本願出願人が提案して実公平2−3053
9号として出願公告された衛生洗浄装置における配管構
造が適用でき、便器の洗浄の度に洗浄水を補充可能とし
たものであればよい。
【0018】温水タンク5はその内部にヒータ5a及び
温度センサ5bを備え、コントローラ7によって設定さ
れた温度に水を加熱して保温状態に溜めておくものであ
る。歯車ポンプ4によって上流から洗浄水が供給される
と、溜まっている湯が流入する水によって押し出されて
ノズル装置2側へと送られる。また、バキュームブレー
カ6はノズル装置2に向かう洗浄水の逆流を防ぐための
フロート式の弁を持つ従来公知のものであり、温水タン
ク5の上面に一体に設けることもできる。
【0019】ノズル装置2は、モータ2aによって進退
動作するノズルロッド2bをシリンダ2cに組み込んだ
ものであり、コントローラ7によりモータ2aを制御し
て収納位置及び洗浄位置の間を移動可能である。
【0020】サブタンク3から温水タンク5に向けて水
を供給する歯車ポンプ4は周知のものがそのまま適用で
き、その縦断面図を図2に示す。
【0021】この歯車ポンプ4は、ハウジング4aの両
端に入口ポート4b及び出口ポート4cを備え、これら
の間に一対の歯車4d,4eを収納し、一方の歯車4d
を回転駆動するモータ4fを設けたものである。そし
て、従来技術の項でも説明したように、歯車4d,4e
の矢印方向への回転によって、歯とハウジング4aの内
周とによって囲まれた空間に水を封じ込めて入口ポート
4bから出口ポート4cに供給する。
【0022】ここで、歯車ポンプ4を図2において90
°反時計方向に回した姿勢とし、入口ポート4bを下端
に及び出口ポート4cを上端に位置させた場合では、ハ
ウジング4a内が水で浸漬されていない限り水を吸引し
て汲み上げることは不可能である。すなわち、歯車ポン
プ4は自吸式ではなくその歯とハウジング4aの内周壁
との間が水で充満しいなければ、上流側の水を引き寄せ
る「呼び水」の効果(プライミング)が得られず、水の
吐出はできない。したがって、先に述べた歯車ポンプ2
の姿勢ではれば、「呼び水」のための水が充分に歯車4
d,4eの間に確保できず、ポンプとしての能力を発揮
することができない。
【0023】これに対して、図2に示すように、歯車4
d,4eを上下に位置させた姿勢とし、入口及び出口ポ
ート4b,4cの内径を或る程度小さく絞り込んだ形状
としておけば、一回の吐出の後には下側の歯車4eのほ
ぼ全体が水によって浸漬された状態で回転が停止する。
このため、再起動させたときには、ハウジング4a内の
溜まり水をプライミングに利用でき、上流からの水の吸
引及び吐出が可能となる。
【0024】以上のことから、歯車ポンプ4を図2の姿
勢として洗浄水の供給系に組み込むことで、自吸能力を
持たせることができる。このため、歯車ポンプ4に接続
する上流側の流路内では、水を加圧された状態とする必
要はなく、歯車ポンプ4による吸引による流動化と吐出
が可能となる。したがって、大気に開放するサブタンク
3から水を吸引するような配管系にも図2の歯車ポンプ
4の姿勢とすることで対応させることができる。
【0025】このように歯車ポンプ4が自吸性を持つこ
とから、歯車ポンプ4に給水のヘッドや圧送ポンプ等に
よる給水圧力をかけなくても済む。したがって、歯車ポ
ンプ4を必ずしもサブタンク3の下レベルに置く必要が
なくなり、図1に示すように上下逆転した位置関係とす
ることができ、両者の間のレイアウトの制限が解消され
る。
【0026】図3は本発明の給水構造を備えた衛生洗浄
装置を示す斜視図、図4はケーシングの内部であって洗
浄水タンク1からノズル装置2までの配管構造を示す概
略左側面図である。
【0027】図において、便器本体10にケーシング1
1が一体に取り付けられ、このケーシング11の内部に
先に説明した洗浄水タンク1からノズル装置2までの給
水系統が組み込まれている。
【0028】ケーシング11には便座11a及び便蓋1
1bを開閉自在に備え、側面に設けた操作盤11c又は
壁に掛けたリモートコントローラRによって、洗浄機能
やその他の機能部を操作する。また、ケーシング11の
内部には、局部洗浄機能部だけでなく、洗浄後の乾燥の
ための温風ファン12等が適切な位置に組み込まれ、更
にケーシング11の上端を手洗い鉢13としてこれに給
水するための吐水管13aを備えている。
【0029】洗浄水タンク1は、ケーシング11の底部
であって便器本体10の上面に載るベース11dの上に
固定され、建屋からの給水配管1aを接続している。そ
して、洗浄水タンク1の内部に取水ユニット1bを備え
ると共にこれに取水管3aを接続し、この取水管3aを
サブタンク3に連通させる。また、サブタンク3と取水
ユニット1bとの間には空気抜き管3bを設け、この空
気抜き管3bの上端を大気開放することによって、サブ
タンク3内の水位の変動に対する空気の流入及び放出を
可能とする。
【0030】サブタンク3は図3に示すように便器本体
10の上端面よりも下であってケーシング11のベース
11dよりも下方に位置し、便器本体10を正面から見
たとき左側面部と干渉しない空間に組み込まれている。
そして、歯車ポンプ4は図4に示すようにベース11d
の上面に置され、サブタンク3の上に位置している。無
論、この歯車ポンプ4は図2に示したように、非通水時
であっても下側の歯車4eの殆どが水に浸漬される姿勢
として配置される。
【0031】このようなサブタンク3及び歯車ポンプ4
の位置関係であっても、図1で説明したように、洗浄ノ
ズル2への洗浄水の供給が可能である。そして、サブタ
ンク3と歯車ポンプ4との間のレイアウトに制限がない
ため、その他の機器も含めて設計の自由度が向上し、限
られた空間のケーシング11内を有効に利用した設計が
可能となる。
【0032】ここで、歯車ポンプ4のハウジング4aと
歯車4d,4eとの間のクリアランスが大きい場合のリ
ークに備えて、ノズル装置2の手前で流路を遮断するこ
とによって洗浄水の漏れを防止する漏出防止弁を設け
る。この漏出防止弁は、基本的には逆止弁の機構を利用
したものであり、その一例としてバキュームブレーカ6
に組み込んだものを図5に示す。
【0033】バキュームブレーカ6は温水タンク5から
立ち上げた出湯管5cの上端を収納したケース6aにノ
ズル装置2に向かう給湯管6bを接続したものである。
出湯管5cの上端には給水の流動によって上に移動する
フロート6cを弁体として備えると共に、これをスプリ
ング6dによって出湯管5c側に付勢している。そし
て、ケース6aの上端側には孔6eを開けてこれを空気
抜き用とすると共に、通水時にはフロート6cが上昇し
てこの孔6eを塞ぐことによって給水の漏れを防ぐ。
【0034】ノズル装置2からの水の漏れを防ぐには、
サブタンク3へ給水する流路の最上位まで水が満たされ
ているときにフロート6cを押し上げようとする力に対
してスプリング6dがフロート6cを出湯管5cの上に
拘束して閉弁状態を維持させればよい。このため、取水
ユニット1b内の水位と、出湯管5cの上端レベルの差
によって決まるヘッドをH,出湯管5c出口の流路面積
をA及び水の比重量をγとすれば、スプリング6dのバ
ネ定数KはK≧γ・H・Aの関係を満たせば、洗浄水が
満水のときを含めてフロート6cは出湯管5cの上端を
開放しない。
【0035】このようにスプリング6dのバネ定数を適
切に設定するだけで、ノズル装置2側への洗浄水の流出
がなくなり、ノズル装置2からの水の漏れが防止され
る。そして、洗浄時には歯車ポンプ4によって洗浄水が
加圧されて供給されるので、フロート6cはスプリング
6dに抗して開弁し、ノズル装置2による局部洗浄は支
障なく行われる。
【0036】したがって、従来では流路開閉用の電磁弁
を必要としていたのに対し、簡単な構造の漏出防止弁を
バキュームブレーカ6に組み込むだけで済む。このた
め、流路開閉用の電磁弁が不要となるだけでなく、この
分の嵩を空けることができるのでレイアウトの自由度を
更に向上させることができ、部品点数及び組立て工数の
削減によるコスト低減も可能となる。
【0037】ここで、歯車ポンプ4を使用するとき、先
に説明したようにハウジング4a内の下側の歯車4eが
水で浸漬されていて呼び水効果を持続させることが必要
である。このため、通水しない期間であって洗浄過程の
終了時には必ずハウジング4a内に水が送りこまれて水
切れがない状態とすることが不可欠である。このような
水切れを防ぐため、図6に示す水切れ防止弁をサブタン
ク3の下端部に組み込む。
【0038】図において、歯車ポンプ4への洗浄水の供
給管14を接続したサブタンク3の周壁には弁孔3cを
開けると共にその周囲に弁座3dを形成し、供給管14
の内部にはこの弁座3dに着座する弁体14aを設け
る。弁体14aは供給管14の中に設けられて半径方向
に開口断面を突っ切るガイド14bに摺動自在に保持さ
れ、スプリング14cによって弁座3d方向に付勢され
ている。
【0039】洗浄水タンク2内の水位が下降して歯車ポ
ンプ4にヘッドによって給水可能な洗浄水タンク1内の
水位は、歯車ポンプ4の流路中心に相当するレベルであ
る。したがって、このレベルよりも上に水位があるとき
には水切れ防止弁は必ず開いて給水を可能とし、水位が
更に下がった後には給水が不足して歯車ポンプ4内での
水切れの発生の恐れがあるので閉弁させることが必要で
ある。このような条件に対し、歯車ポンプ4の流路中心
のレベルと弁孔3cの開口中心のレベル差に相当するヘ
ッドをh,弁孔3cの開口面積をa及び水の比重量をγ
とすれば、スプリング14cのバネ定数KはK=γ・h
・aの関係を満たせばよい。
【0040】以上により、洗浄水タンク1内が満水から
歯車ポンプ4の流路中心までのレベルまで水位が下降す
るまで、弁体14aは開いて給水が可能である。そし
て、このレベルから下がると、ヘッドhに抗してスプリ
ング14cが弁体14aを押して弁座3dに着座させて
給水が停止される。したがって、給水の停止時期の直前
までは、ヘッド差によって洗浄水タンク1から歯車ポン
プ4に確実に給水され、水切れが防止される。
【0041】このように水切れ防止弁を備えることで、
歯車ポンプ4に常に呼び水効果を与えることができ、自
吸能力がないものであっても、洗浄水の供給が可能とな
る。したがって、サブタンク3を歯車ポンプ4に対して
下方に配置しても確実な作動が維持され、サブタンク3
及び歯車ポンプ4の間の位置関係の変更も自在に行え
る。
【0042】
【発明の効果】本発明では、サブタンクをポンプよりも
下側に配置したりできる等両者の間の位置関係の制限が
無くなるので、サブタンクを他の洗浄機能部を避けて下
方に配置したりでき、ケーシング内に配置する場合であ
ればその内部空間を有効に利用したレイアウトが可能と
なり、コンパクト化が図られる。
【0043】また、流路開閉用の電磁弁も不要となるの
で、この嵩の分だけ有効スペースを活用できるほか、コ
スト面での改善も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生洗浄装置における給水構造を示す
概略系統図である。
【図2】歯車ポンプの縦断面図である。
【図3】本発明の給水構造を備えた衛生洗浄装置を組み
込んだ便器設備を示す斜視図である。
【図4】ケーシングの内部であって洗浄水タンクからノ
ズル装置までの洗浄水の供給系統の概略を示す左側面図
である。
【図5】バキュームブレーカに設ける漏出防止弁を示す
概略縦断面図である。
【図6】サブタンクの下端に設ける水切れ防止弁を示す
概略縦断面図である。
【図7】従来の衛生洗浄装置における給水構造を示す概
略系統図である。
【符号の説明】
1 洗浄水タンク 2 ノズル装置 3 サブタンク 3a 取水管 3b 空気抜き管 3c 弁孔 3d 弁座 4 歯車ポンプ 4a ハウジング 4b 入口ポート 4c 出口ポート 4d 歯車 4e 歯車 4f モータ 5 温水タンク 6 バキュームブレーカ 6a ケース 6b 出湯管 6c フロート 6c スプリング 7 コントローラ 10 便器本体 11 ケーシング 14 供給管 14a 弁体 14b ガイド 14c スプリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器洗浄用の洗浄水タンクと、該洗浄水
    タンクから取水するサブタンクと、該サブタンクに連通
    し局部に向けて洗浄水を噴出するノズル装置とを備え、
    前記サブタンクからノズル装置との間の流路にポンプを
    備えた衛生洗浄装置であって、前記ポンプを非自吸式と
    すると共に該ポンプのハウジングを常時洗浄水中に浸漬
    可能とし、前記ポンプの下流に前記ポンプからリークす
    る水の前記洗浄ノズル側への流出を防ぐ漏出防止弁を備
    え、該漏出防止弁は前記サブタンクへ給水する流路の最
    上位のヘッドに抗して閉弁状態を維持可能な弾性付勢さ
    れた弁構造を備えてなる衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 便器洗浄用の洗浄水タンクと、該洗浄
    水タンクから取水するサブタンクと、該サブタンクに連
    通し局部に向けて洗浄水を噴出するノズル装置とを備
    え、前記サブタンクからノズル装置との間の流路にポン
    プを備えた衛生洗浄装置であって、前記ポンプを非自吸
    式とすると共に、該ポンプのハウジングを常時洗浄水中
    に浸漬可能とした衛生洗浄装置。
JP33446093A 1993-12-28 1993-12-28 衛生洗浄装置 Expired - Lifetime JP2862162B2 (ja)

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JP6322816B2 (ja) * 2013-11-14 2018-05-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 衛生洗浄装置

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