JPH08134964A - ポンプへの呼び水補給構造 - Google Patents

ポンプへの呼び水補給構造

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JPH08134964A
JPH08134964A JP27768994A JP27768994A JPH08134964A JP H08134964 A JPH08134964 A JP H08134964A JP 27768994 A JP27768994 A JP 27768994A JP 27768994 A JP27768994 A JP 27768994A JP H08134964 A JPH08134964 A JP H08134964A
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JP
Japan
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pump
water
pipe
valve
discharge pipe
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Pending
Application number
JP27768994A
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English (en)
Inventor
Hideo Ikeda
秀男 池田
Koji Tanaka
宏治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、吸水管からの水の抜け落ちを
起因とするポンプ起動時の空転を防止する。 【構成】 ポンプ20を停止させたとき、吐出管22に
配設されたチャッキ弁24によって、このチャッキ弁2
4の上方にある吐出管22内に水が滞留する。ポンプ2
0内へ呼び水を補給するときは、バイパス管26に設け
られた第1電動弁28を開放すると、バイパス管26を
通じてチャッキ弁24の上方に滞留した水が、ポンプ2
0内へ逆流してポンプ20内を満水にする。このとき、
エア抜き弁36は開放され、ポンプ20内の空気は、エ
ア抜き管34を通じて外部に押し出される。これによっ
て、ポンプ20内が水で満たされ、空転が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプの空転を防止す
るために呼び水をポンプ内へ補給するポンプへの呼び水
補給構造に関する。
【0002】
【従来の技術】空調・給排水衛生の分野においては、図
5に示すように、陸上に揚水ポンプ40を設置し、この
揚水ポンプ40に接続された吸水管42で水槽10内の
水を吸い上げ、吐出管22を通して屋上に設置された貯
水槽や各階に設置された空調機等へ給水または循環させ
るようになっている。
【0003】このようなシステムで問題となるのは、吸
水管42から水が抜け落ちて揚水ポンプ40内に空気が
流入し、揚水ポンプ40が空転して軸受けが破損すると
いう不都合が生じることである。また、このようなシス
テムを蓄熱槽に用いた場合、揚水ポンプ40が空転する
と熱源システムの低下につながる。
【0004】このため、呼水槽44を設置して、導水管
46を通じて揚水ポンプ40のケーシング内へ呼び水を
送り込み、空気を排出してケーシング内を水で満たし、
揚水ポンプ40の空転を防止するようになっている。
【0005】しかしながら、揚水ポンプ40へ供給され
る電力負荷の変化等を検出し、呼び水を送り込むタイミ
ングを図る必要があり、システムが複雑になり、また、
呼水槽44を設置するスペースも確保しなければならな
い。
【0006】一方、吸水管42からの落水を防止するた
めに、吸水管42の吸込口にフート弁12を取付ける方
法もあるが、ゴミ等が絡んでフート弁12が閉止しない
こともあり、必ずしも完全なものとはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、呼水槽を設置することなく、かつ簡単な構造で、
吸水管からの水の抜け落ちを起因とするポンプの空転を
防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のポンプ
への呼び水補給構造は、吸水管で水を吸い上げ、吐出管
から水を吐出するポンプに用いられ、前記ポンプ停止状
態で前記吐出管内に滞留した水を呼び水としてポンプへ
逆流させる逆流手段が設けられたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項2に記載のポンプへの呼び水補給構
造は、前記逆流手段が、前記吐出管に配設された逆止弁
と、前記吐出管の前記逆止弁の上側と下側とを連通させ
るバイパス管と、前記バイパス管に設けられた開閉可能
なバイパス弁と、前記ポンプと連通されたエア抜き管
と、前記エア抜き管に配設されたエア抜き弁と、で構成
されたことを特徴としている。
【0010】請求項3に記載のポンプへの呼び水補給構
造は、前記逆流手段が、前記吐出管に配設され前記ポン
プの停止と同時に閉止し、ポンプの駆動時に開放可能な
吐出弁と、前記ポンプと連絡されたエア抜き管と、前記
エア抜き管に配設されたエア抜き弁と、で構成されたこ
とを特徴としている。
【0011】請求項4に記載のポンプへの呼び水補給構
造は、前記吐出管に、前記ポンプ内の満水状態を検出す
る水位検出手段が設けられたことを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明では、ポンプに接続され
た吸水管で水槽内の水を吸い上げ、吐出管から吐出する
ようになっている。
【0013】ここで、ポンプを停止させたとき、吸水管
から水が抜け落ち、ポンプ内に空気が流入することがあ
る。このため、ポンプの起動時に逆流手段によって、ポ
ンプ停止状態で吐出管内へ滞留した水を呼び水としてポ
ンプへ逆流させる。これによって、ポンプ内が水で満た
され、空転が防止される。
【0014】このように、ポンプ起動時に、吐出管内に
滞留した水を呼び水として利用することで、構造が簡単
で、しかも、呼び水を補給する呼水槽を設置する必要が
なくなる。
【0015】請求項2に記載の発明では、吐出管に配設
された逆止弁によって、ポンプが停止されると、この逆
止弁の上方にある吐出管内に水が滞留する。
【0016】次に、ポンプ内へ呼び水を補給するとき
は、バイパス管に設けられたバイパス弁を開放すると、
バイパス管を通じて逆止弁の上方に滞留した水が、逆止
弁の下方、すなわちポンプ内へ逆流してポンプ内を満水
にする。このとき、エア抜き弁は開放され、ポンプ内の
空気は、エア抜き管を通じて外部に押し出される。
【0017】請求項3に記載の発明では、吐出管に配設
された吐出弁が、ポンプ停止と同時に閉止し、この吐出
弁の上方にある吐出管内に水を滞留させる。
【0018】次に、ポンプ内へ呼び水を補給するとき
は、吐出弁を開放すると、吐出管に滞留した水がポンプ
内へ逆流してポンプ内を満水にする。このとき、エア抜
き弁は開放され、ポンプ内の空気は、エア抜き管を通じ
て外部に押し出される。
【0019】このように、吐出弁の開閉タイミングを調
整することによって、バイパス管が不要となる。
【0020】請求項4に記載の発明では、ポンプ内の満
水状態を検出する水位検出手段が設けられており、ポン
プ内の満水状態が確認でき、確認後ポンプを起動させる
ことで、ポンプを空転させる恐れがない。
【0021】
【実施例】図1に示すように、第1実施例に係るポンプ
への呼び水の補給構造では、地上に水槽10が設置され
ている。この水槽10に貯水された水の中には、吸込口
にフート弁12が取付けられたサクション管14が浸水
されている。このフート弁12は水の背圧によって図示
しない弁体が開閉し、サクション管14内の水を水槽1
0内へ逆流させないようになっている。
【0022】サクション管14の吐出口は、ポンプ台1
6に設置され駆動モータ18で駆動するポンプ20の吸
水口へ接続されている。このポンプ20の吐出口には、
吐出管22が接続され、上方に延設されている。吐出管
22には、チャッキ弁24が設けられており、ポンプ2
0が停止したとき、チャッキ弁24より上方にある吐出
管22内の水をポンプ20内へ逆流させないようにして
いる。
【0023】一方、チャッキ弁24の上方と下方を連通
させるように、吐出管22にはバイパス管26が接続さ
れている。このバイパス管26には、第1電動弁28が
配設されており、図2に示すように、制御装置30に接
続されている。
【0024】また、ポンプ20の吐出口より上方の吐出
管22には、制御装置30に接続されたレベルスイッチ
32が配設され、ポンプ20内が満水されたか否かを検
出するようになっている。
【0025】さらに、レベルスイッチ32とチャッキ弁
24との間には、吐出管22から横方向へ延出するエア
抜き管34が接続されている。このエア抜き管34に
は、制御装置30に接続された第2電動弁36が配設さ
れている。
【0026】次に、本実施例の作用を図3に示されたフ
ローチャートを参照して説明する。先ず、ステップ10
0で、ポンプ20の運転信号が出されたか否かを判断す
る。ポンプ20の運転信号が出されたなら、ステップ1
02でレベルスイッチ32がオン状態となったか否か判
断する。レベルスイッチ32がオン状態でないなら、す
なわち、フート弁12の何らかの欠陥によって、サクシ
ョン管14内から水が抜け落ち、ポンプ20内へ空気が
流入している状態では、ステップ104で、第1電動弁
28と第2電動弁36を開放し、開放時間をカウントす
る。
【0027】これによって、チャッキ弁24の上方に滞
留した水がバイパス管26を通じてポンプ20内へ逆流
し、ポンプ20内を水で満たす。このとき、ポンプ20
内の空気は、エア抜き管34及び第2電動弁36を通じ
て外部へ押し出される。次に、ステップ106で、30
0秒カウントされたか否か判断し、300秒カウントさ
れていないなら、ステップ108で、レベルスイッチ3
2がオン状態となったか否を判断し、レベルスイッチ3
2がオン状態でないなら、ステップ106に戻って、第
1電動弁28と第2電動弁36との開放状態を継続し、
開放時間をカウントする。
【0028】ここで、ステップ106で、300秒カウ
ントされたなら、ステップ110で、ポンプ20の異常
として警報を発する。
【0029】ステップ106とステップ108とを繰り
返して、300秒カウントされない間に、レベルスイッ
チ32がオン状態と判断されたなら、ステップ112
で、第1電動弁28と第2電動弁36を閉止する。この
とき、ポンプ20内の空気は排除され水で満水状態とな
っている。
【0030】次に、ステップ114で、ポンプ20を駆
動して、水槽10内の水を汲み上げる。このとき、ポン
プ20及びサクション管14内は、水で満たされている
ので、ポンプ20が空転することがない。
【0031】なお、ステップ102で、レベルスイッチ
32がオン状態なら、フート弁12が正常に機能しポン
プ20内は満水状態となっているので、ステップ114
でポンプ20を起動させる。
【0032】次に、第2実施例に係るポンプへの呼び水
補給構造を説明する。第2実施例では、図4に示すよう
に、バイパス管26を省き、チャッキ弁24に替えて第
3電動弁38が吐出管22に配設されている。
【0033】この第3電動弁38は、制御装置30に接
続されており、ポンプ20の運転時には開放しており、
ポンプ20の停止信号を受けて閉止するようになってい
る。これによって、ポンプ20の停止時に、第3電動弁
38の上方にある吐出管22内の水がポンプ20内へ落
水せずに滞留する。
【0034】次に、第2本実施例の作用を説明する。第
2実施例では、ポンプ20が停止すると同時に第3電動
弁38が閉止する。一方、ポンプ20の運転信号が出力
されると、先ず、レベルスイッチ32がオン状態か否か
を確認し、オフ状態であるなら、第3電動弁38及び第
2電動弁36が開放して、第3電動弁38の上方に滞留
した水をポンプ20内へ逆流させ、ポンプ20内を水で
満たす。
【0035】次に、レベルスイッチ32がオン状態とな
ったら、第3電動弁38と第2電動弁36を閉止する。
このとき、ポンプ20内の空気は排除され水で満水状態
となっている。次に、ポンプ20を駆動して、水槽10
内の水を汲み上げる。
【0036】このように、本実施例では、第3電動弁3
8の開閉動作によって、バイパス管26を省略すること
ができ、部品点数の削減が図られている。
【0037】なお、本発明は以上説明したシステムに限
定されず、プラントにおける水または油等の流体の供給
または循環にも利用される。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、呼水槽を
設置することなく、簡単な構造で、吸水管からの水の抜
け落ちを起因とする揚水ポンプの空転を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るポンプへの呼び水補給構造を
示した概念図である。
【図2】第1実施例に係るポンプへの呼び水補給構造を
示したブロック図である。
【図3】第1実施例に係るポンプへの呼び水補給構造の
制御方法を示したフローチャートである。
【図4】第2実施例に係るポンプへの呼び水補給構造を
示した概念図である。
【図5】従来のポンプへの呼び水補給構造を示した概念
図である。
【符号の説明】
24 チャッキ弁(逆止弁) 26 バイパス管 28 第1電動弁(バイパス弁) 32 レベルスイッチ(水位検出手段) 34 エア抜き管 36 第2電動弁(エア抜き弁) 38 第3電動弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水管で水を吸い上げ、吐出管から水を
    吐出するポンプに用いられ、 前記ポンプ停止状態で前記吐出管内に滞留した水を呼び
    水としてポンプへ逆流させる逆流手段が設けられたこと
    を特徴とするポンプへの呼び水補給構造。
  2. 【請求項2】 前記逆流手段が、前記吐出管に配設され
    た逆止弁と、前記吐出管の前記逆止弁の上側と下側とを
    連通させるバイパス管と、前記バイパス管に設けられた
    開閉可能なバイパス弁と、前記ポンプと連通されたエア
    抜き管と、前記エア抜き管に配設されたエア抜き弁と、
    で構成されたことを特徴とする請求項1に記載のポンプ
    への呼び水補給構造。
  3. 【請求項3】 前記逆流手段が、前記吐出管に配設され
    前記ポンプの停止と同時に閉止し、ポンプの駆動時に開
    放可能な吐出弁と、前記ポンプと連絡されたエア抜き管
    と、前記エア抜き管に配設されたエア抜き弁と、で構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載のポンプへの呼
    び水補給構造。
  4. 【請求項4】 前記吐出管に、前記ポンプ内の満水状態
    を検出する水位検出手段が設けられたことを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載のポンプへの呼び水補給
    構造。
JP27768994A 1994-11-11 1994-11-11 ポンプへの呼び水補給構造 Pending JPH08134964A (ja)

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JP27768994A JPH08134964A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 ポンプへの呼び水補給構造

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JP (1) JPH08134964A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101034139B1 (ko) * 2010-10-15 2011-05-13 케이원에코텍 주식회사 자동 보조급수 및 차단이 이루어지는 여과장치
JP2013108275A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Arumaare Engineering Kk 流動化処理土の圧送方法
JP2019174022A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 加湿装置

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JP2013108275A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Arumaare Engineering Kk 流動化処理土の圧送方法
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