JP3530913B2 - 給水装置 - Google Patents

給水装置

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JP3530913B2
JP3530913B2 JP2003090133A JP2003090133A JP3530913B2 JP 3530913 B2 JP3530913 B2 JP 3530913B2 JP 2003090133 A JP2003090133 A JP 2003090133A JP 2003090133 A JP2003090133 A JP 2003090133A JP 3530913 B2 JP3530913 B2 JP 3530913B2
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給水装置に係り、特
に配水管から直接加圧ポンプを介して、一旦建屋屋上等
に設置された高置水槽に揚水し、高置水槽から末端給水
機器へ給水するシステムにした、いわゆる直結型の給水
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1(A)は、直結型給水装置のシステ
ム概要を示す。例えば、水道の本管である配水管11に
は流入管12が接続され、量水器15等を介して加圧ポ
ンプ13がこの流入管に接続されている。加圧ポンプ1
3の吐出側には、建屋屋上等に設けられた高置水槽14
を介して末端給水機器17へと連結された連結管18が
接続されている。連結管18には、チェッキ弁19、自
動開閉弁16等が接続されている。ここでチェッキ弁1
9は、配水管11側の圧力が低下した場合等にポンプ1
3の吐出側からの逆流を防止するための阻止弁である。
自動開閉弁16は、ポンプ停止時に高置水槽14側と加
圧ポンプ13側とを分離するための弁であり、弁開閉駆
動装置20により、その開閉が制御される。
【0003】ポンプ13は、三相200Vの商用電源に
接続された周波数・電圧変換装置(インバータ)を備え
た電動機(可変速手段)25により可変速で駆動され
る。制御部22は、流入圧力検出器21及び吐出圧力検
出器23の信号に基づき、可変速手段25に信号を送
り、ポンプ13の回転数を任意の速度に加速又は減速制
御する。
【0004】特開平5−118280号公報、特開平5
−263444号公報、特開平5−240186号公報
等によれば、加圧ポンプの吐出側の圧力を一定に保つこ
とにより、末端給水機器へ所定の圧力の水を常に供給で
きるようにポンプの速度を増減する技術が開示されてい
る。又、配水管に水圧の低下をきたさないように、ポン
プの流入側圧力が低下した際には、ポンプの速度を減速
する、又は停止することにより、配水管側の圧力の低下
を防止する技術等が開示されている。
【0005】係る直結型の給水装置においては、従来の
配水管に貯水槽を接続し、貯水槽に貯えられた水を加圧
ポンプを用いて末端給水機器へ分配するのと比較して、
種々のメリットがある。そのメリットは、貯水槽を設け
ないため、給水装置を全体として小型化でき、又設置面
積を小さくできる。水が貯留されないので、衛生上好ま
しい。配水管の水圧をそのまま加圧ポンプの吸込側に利
用できるため、加圧ポンプの揚程が低くなり、その分省
エネルギー化ができる等である。
【0006】図1(B)は、建屋屋上等に設けられた高
置水槽の概要を示す。高置水槽14には、加圧ポンプ1
3の吐出側に連結された連結管18の流入口18Aから
水槽内に水が流入する。そして、末端給水機器17側へ
と連結された連結管18の流出口18Bから水が流出
し、末端給水機器17へ給水される。高置水槽14は、
電極棒等の水位検出器24を備え、水位がポンプ運転水
位(L)、およびポンプ停止水位(H)であることを検
出する。
【0007】すなわち、高置水槽14内に貯留された水
が末端給水機器17側へ供給されると、その水位は徐々
に低下する。そしてポンプ運転水位(L)に達すると、
水位検出器24がこれを検出し、制御部22へ信号を伝
達し、制御部22からの指令により加圧ポンプ13が起
動し、自動開閉弁16が開き高置水槽14に送水する。
すると、高置水槽14内の水位は徐々に上昇し、高置水
槽内に水が一杯となるポンプ停止水位(H)に達する
と、水位検出器24がこれを検出し、制御部22に信号
を送る。そして、制御部22はポンプ13を停止し、ま
た自動開閉弁16を閉止する。
【0008】係る給水方式にれば、末端給水機器17に
は、建屋屋上等に設けられた高置水槽から給水されるの
で、常にほぼ一定の圧力で給水され、極端な水圧の上昇
あるいは低下という問題が避けられ、快適な給水が行わ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
直結型以前の給水装置では加圧ポンプの流入側に貯水槽
が設けられていたため、加圧ポンプの流入側はほぼ圧力
ゼロの状態に保たれ、ポンプ流入側の圧力が直結型のよ
うに上昇するということがなかった。ところが、上述し
たような直結型となると、例えば高置水槽内の水位が低
下しポンプ運転水位に達すると、ポンプが起動し自動開
閉弁が開く。その際に配水管側の圧力が高い場合には、
さらにポンプで加圧された圧力が高置水槽に接続された
連結管に加わり、連結管及びそれに接続された各種弁等
に大きな衝撃を与えることとなる。また同様に高置水槽
内の水位が上昇し、ポンプ停止水位に達したときに直ち
にポンプの運転を停止し、自動開閉弁を閉じると、同様
に連結管及びこれに接続された弁等に大きな衝撃を与え
ることとなる。
【0010】本発明は、上述した事情に鑑みて為された
もので、高置水槽を備えた直結型給水装置において、ポ
ンプの流入圧力が変動しても安定な高置水槽への給水動
作を行うことのできる給水装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の給水装置の第1の態様は、配水管に接続
された流入管と、この流入管に接続された加圧ポンプ
と、この加圧ポンプの吐出し側に接続され高置水槽に送
水する連結管と、前記連結管に設けられ前記加圧ポンプ
停止時に高置水槽側と加圧ポンプ側とを分離するための
自動開閉弁と、前記加圧ポンプの流入圧力を検出する流
入圧力検出器と、前記加圧ポンプの吐出し圧力を検出す
る吐出圧力検出器とを備え、前記高置水槽内の水位が低
下すると前記自動開閉弁が開いた後、前記加圧ポンプが
起動し、前記流入圧力検出器の検出圧力及び前記吐出圧
力検出器の検出圧力に基づいて任意の速度に制御される
ことを特徴とする。本発明の一態様によれば、前記加圧
ポンプは前記連結管に衝撃を及ぼさない程度の時間をか
けて起動する。
【0012】
【0013】本発明の給水装置の第の態様は、配水管
に接続された流入管に接続され可変速で駆動される加圧
ポンプを備えた給水装置であって、前記加圧ポンプの吐
出し側に設けられ前記加圧ポンプ停止時に高置水槽側と
加圧ポンプ側とを分離するための自動開閉弁と、前記加
圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検出器と、前記
加圧ポンプの吐出し圧力を検出する吐出圧力検出器と、
前記加圧ポンプを制御する制御部とを備え、前記制御部
は、高置水槽の運転水位信号を受けて前記自動開閉弁を
開いた後、前記加圧ポンプを起動して前記流入圧力検出
器の検出圧力及び前記吐出圧力検出器の検出圧力に基づ
いて任意の速度に制御することを特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】本発明の給水装置の制御装置は、配水管に
接続された流入管に接続され可変速で駆動される加圧ポ
ンプを備えた給水装置の制御装置であって、高置水槽の
運転水位信号を受けて前記加圧ポンプの吐出側に設け
られ前記加圧ポンプ停止時に高置水槽側と加圧ポンプ側
とを分離するための自動開閉弁を開いた後、前記加圧ポ
ンプを起動して前記加圧ポンプの流入圧力及び吐出圧力
に基づいて任意の速度に制御して送水することを特徴と
する。
【0018】
【0019】本発明の給水装置の第の態様は、配水管
に接続された流入管に接続され可変速で駆動される加圧
ポンプと、前記加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧
力検出器と、前記加圧ポンプの吐出し圧力を検出する吐
出圧力検出器と、前記制御装置とを備えたことを特徴と
する。
【0020】本発明の給水装置の制御方法は、配水管に
接続された流入管に接続され可変速で駆動される加圧ポ
ンプと、該加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検
出器と、該加圧ポンプの吐出し圧力を検出する吐出圧力
検出器とを備えた給水装置の制御方法であって、高置水
槽の運転水位信号を受けて前記加圧ポンプの吐出側に
設けられ前記加圧ポンプ停止時に高置水槽側と加圧ポン
プ側とを分離するための自動開閉弁を開いた後、前記加
圧ポンプを起動して前記流入圧力検出器の検出圧力及び
前記吐出圧力検出器の検出圧力に基づいて任意の速度に
制御して前記高置水槽に送水することを特徴とする。
【0021】
【0022】本発明の給水装置の好ましい態様は、配水
管に接続された流入管と、この流入管に接続された加圧
ポンプと、この加圧ポンプの吐出側に接続され高置水槽
に揚水した後、該高置水槽から末端給水機器へ給水する
連結管と、前記加圧ポンプと高置水槽を連結する連結管
の途中に設けられた自動開閉弁と、前記高置水槽内に設
けられた該水槽の水位を検出する水位検出器と、前記加
圧ポンプを制御する制御手段とを備え、該制御手段は、
前記加圧ポンプをゆっくり起動停止させる手段を備え、
前記高置水槽内の水位検出器がポンプ停止水位を検出す
るとまずポンプをゆっくり停止し、その後前記自動開閉
弁を閉じ、前記水位検出器が前記ポンプ運転水位を検出
するとまず前記自動開閉弁を開きその後前記加圧ポンプ
をゆっくり起動する。
【0023】また、本発明の給水装置の好ましい態様
は、配水管に接続された流入管と、この流入管に接続さ
れた加圧ポンプと、この加圧ポンプの吐出側に接続され
高置水槽に揚水した後、該高置水槽から末端給水機器へ
給水する連結管と、前記加圧ポンプと高置水槽を連結す
る連結管の途中に設けられた自動開閉弁と、前記高置水
槽内に設けられた該水槽の水位を検出する水位検出器
と、前記加圧ポンプを制御する制御手段とを備え、該制
御手段は、前記自動開閉弁をゆっくり起動停止させる手
段を備え、前記高置水槽内の水位検出器がポンプ停止水
位を検出するとまず自動開閉弁をゆっくり閉止しその後
ポンプを停止させ、前記水位検出器が前記ポンプ運転水
位を検出するとまず前記ポンプを起動しその後自動開閉
弁をゆっくり開く動作を行う。
【0024】
【作用】高置水槽内の水位が低下して加圧ポンプを起動
する際に、まず自動開閉弁を開きその後ポンプを起動さ
せることから、流入側圧力が上昇していても、連結管内
部の圧力が徐々に上昇することから、大きな衝撃が加え
られることが防止される。また、加圧ポンプを停止する
際に、まずポンプを停止させ、その後、自動開閉弁を閉
じることから、連結管内部の圧力が徐々に下降するの
で、同様に大きな衝撃が加えられることが防止される。
【0025】高置水槽内の水位が低下して加圧ポンプを
起動する際に、まずポンプを起動させその後自動開閉弁
を開くことから、流入側圧力が上昇していても、連結管
内部の圧力が徐々に上昇することから、大きな衝撃が加
えられることが防止される。また、加圧ポンプを停止す
る際に、まず自動開閉弁を閉じてその後ポンプを停止さ
せることから、連結管内部の圧力が徐々に下降するの
で、同様に大きな衝撃が加えられることが防止される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1及び第2実施
例について添付図面を参照しながら説明する。本実施例
においても、配水管11に加圧ポンプ13が直結され、
一旦、建屋屋上等に設けられた高置水槽に貯水され、そ
こから末端給水機器17に連結管18を介して給水する
システム構成は、図1(A)に示すとおりである。そし
て、高置水槽14は、電極棒等のポンプ停止水位H及び
ポンプ運転水位Lを検出する水位検出器24を備えてい
ることも同様である。
【0027】そして、加圧ポンプ13と高置水槽14を
連結する連結管18の途中に自動開閉弁16が設けられ
ており、第1実施例ではこの開閉弁16は弁開閉駆動装
置20により開閉が瞬間的に行われる。加圧ポンプ13
は、インバータ等の可変速手段25により駆動され、ポ
ンプの起動時に運転速度を徐々に上昇する、加圧ポンプ
をゆっくり起動する手段を備えている。また、ポンプの
停止時にも加圧ポンプ13の運転速度を徐々に下げ、ポ
ンプをゆっくり停止させる手段を備えている。
【0028】また、本発明の第2の実施例においては、
自動開閉弁16の弁開閉駆動装置20は、数秒の時間を
かけてゆっくり開き、又ゆっくり閉じる動作を行う。こ
れは、例えば電気信号により弁開度を調整できる比例制
御モータバルブ等の自動弁16と、その自動弁がゆっく
り開閉するように弁開度信号を出力する弁開閉駆動装置
20とを組み合わせることによって実施することができ
る。ポンプBの起動停止は瞬間的に行われる。
【0029】図2は、本発明の前記実施例の給水装置の
制御部の構成を示す。制御部22には高置水槽14の水
位検出器24から高置水槽内の水位が低下し、ポンプの
運転を開始すべき水位である水位L信号が伝達される。
又、同様に高置水槽内に水が揚水され、高置水槽内が満
水状態となり、ポンプ13の運転が停止されるべき水位
L信号が伝達される。
【0030】本発明の第1実施例においては、制御部2
2はポンプ13をゆっくり起動又は停止させ、自動開閉
弁16は瞬間的に開閉動作する。これに対して、本発明
の第2実施例においては、制御部22は自動開閉弁16
をゆっくり開き又は閉じて、ポンプ13は瞬間的に起動
又は停止する。
【0031】図3は、本発明の第1実施例のポンプ及び
自動開閉弁の制御フローを示す。制御装置22内には、
次に述べるルーチンが組み込まれている。まず、高置水
槽14内の水位を水位検出器24から読み込む。そし
て、高置水槽内の水位が上昇してポンプを停止すべき水
位Hであるか否かを判断する。YESである場合には、
ポンプの運転速度を徐々に下げてゆっくり停止させる。
そして自動開閉弁16を閉止する。停止水位Lでない場
合には、ポンプの運転をそのまま継続する。次に、高置
水槽内の水位が低下し、高置水槽内に給水すべき運転水
位Lであるか否かを判断する。運転水位Lである場合に
は、まず自動開閉弁16を開き、次に加圧ポンプ13を
ゆっくり起動する。運動水位Lでない場合には、ポンプ
の停止を継続する。
【0032】図4は、前述の制御フローに従った、給水
装置の各部の動作を示す。時間t の状態で、ポンプは
停止しており、高置水槽14内の水が末端給水機器17
で使用され、水位が徐々に低減しているとする。時間t
で高置水槽内水位がポンプ運転水位Lに到達する
と、まず自動開閉弁16が開放される。そして、ポンプ
がゆっくり起動し、ポンプ速度が徐々に上昇する。そし
て、数秒後ポンプは吐出圧力検出器23の圧力が所定値
となるように一定速度での運転に移行する。高置水槽内
水位は、時間t後は徐々に上昇する。高置水槽14
と加圧ポンプ13とを連結する連結管18内の水圧は、
図示するようにポンプ運転開始と共に(時間t
ら)緩やかに上昇し、ポンプ運転速度が一定となる頃に
所定の圧力が加わることになる。
【0033】高置水槽内水位がポンプの運転を停止すべ
き水位Hに達する時間tには、ポンプがゆっくり停
止する動作を開始する。即ち時間tから運転速度が
徐々に低下し、時間tでポンプが停止するとともに
自動開閉弁16は閉止される。従って、高置水槽内水位
は、ポンプの減速に伴い、やや上昇するが、ポンプが停
止した時間t以降は、末端給水機器への水の供給と
ともに徐々に低下する。加圧ポンプ13から高置水槽1
4に連結する連結管18内の圧力は、ポンプ速度の低減
とともに緩やかに低減し、自動開閉弁16の閉止によ
り、ほぼ圧力がゼロの状態となる。
【0034】図5は、本発明の第2実施例のポンプ及び
自動開閉弁の制御フローを示す。制御装置22内には、
次に述べるルーチンが組み込まれている。まず、高置水
槽14内の水位を水位検出器24から読み込む。そし
て、高置水槽内の水位が上昇してポンプを停止すべき水
位Hであるか否かを判断する。YESである場合には、
弁の開度を徐々に下げてゆっくり閉止する。そしてポン
プ13を停止する。停止水位Lでない場合には、ポンプ
の運転をそのまま継続する。次に、高置水槽内の水位が
低下し、高置水槽内に給水すべき運転水位Lであるか否
かを判断する。運転水位Lである場合には、まずポンプ
13を起動し、次に自動開閉弁16をゆっくり開く。
【0035】図6は、前述の制御フローに従った、給水
装置の各部の動作を示す。時間t の状態で、ポンプは
停止しており、高置水槽14内の水が末端給水機器17
で使用され、水位が徐々に低減しているとする。時間t
で高置水槽内水位がポンプ運転水位Lに到達する
と、まずポンプ13が起動する。そして、自動開閉弁1
6がゆっくり開き、流量が徐々に増加する。高置水槽内
水位は、時間t後は徐々に上昇する。高置水槽14
と加圧ポンプ13とを連結する連結管18内の水圧は、
図示するようにポンプ運転開始と共に(時間t
ら)緩やかに上昇し、弁開度が所定値となる頃に所定の
圧力が加わることになる。
【0036】高置水槽内水位がポンプの運転を停止すべ
き水位Hに達する時間tには、自動開閉弁がゆっく
り閉止する動作を開始する。即ち時間tから弁開度
が徐々に小さくなり、時間tで弁が閉止するととも
にポンプ13の運転は停止される。従って、高置水槽内
水位は、自動開閉弁の閉止に伴い、やや上昇するが、ポ
ンプが停止した時間t以降は、末端給水機器への水
の供給とともに徐々に低下する。加圧ポンプ13から高
置水槽14に連結する連結管18内の水圧は、弁開度の
低減とともに緩やかに低減し、自動開閉弁16の閉止に
より、ほぼ圧力がゼロの状態となる。
【0037】尚、前述した実施例においては、ポンプ又
は自動開閉弁のどちらかをゆっくり開閉しているが、そ
の双方をゆっくり開閉するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
高置水槽を備えた直結型の給水装置において、流入側の
圧力が高い場合でも、加圧ポンプの吐出側から高置水槽
に至る連結管に大きな衝撃を与えるという問題が防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)高置水槽を備えた直結型の給水装置のシ
ステム構成の説明図、(B)高置水槽の説明図。
【図2】本発明の一実施例の給水装置の制御系の説明
図。
【図3】本発明の第1実施例の制御フロー図。
【図4】前記実施例における給水装置の各部の状態を示
すタイムチャート。
【図5】本発明の第2実施例の制御フロー図。
【図6】前記実施例における給水装置の各部の状態を示
すタイムチャート。
【符号の説明】
11 配水管 12 流入管 13 加圧ポンプ 14 高置水槽 15 量水器 16 自動開閉弁 17 末端給水機器 18 連結管 18A 流入口 18B 流出口 19 チェッキ弁 20 弁開閉駆動装置 21 流入圧力検出器 22 制御部 23 吐出圧力検出器 24 水位検出器 25 可変速手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 49/00 E03B 11/16 F04B 49/06 321

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配水管に接続された流入管と、 この流入管に接続された加圧ポンプと、 この加圧ポンプの吐出し側に接続され高置水槽に送水す
    る連結管と、前記 連結管に設けられ前記加圧ポンプ停止時に高置水槽
    側と加圧ポンプ側とを分離するための自動開閉弁と、 前記加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検出器
    と、 前記加圧ポンプの吐出し圧力を検出する吐出圧力検出器
    とを備え、 前記高置水槽内の水位が低下すると前記自動開閉弁が開
    いた後、前記加圧ポンプが起動し、前記流入圧力検出器
    の検出圧力及び前記吐出圧力検出器の検出圧力に基づい
    て任意の速度に制御されることを特徴とする給水装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧ポンプは前記連結管に衝撃を及
    ぼさない程度の時間をかけて起動することを特徴とする
    請求項1に記載の給水装置。
  3. 【請求項3】 配水管に接続された流入管に接続され可
    変速で駆動される加圧ポンプを備えた給水装置であっ
    て、 前記加圧ポンプの吐出し側に設けられ前記加圧ポンプ停
    止時に高置水槽側と加圧ポンプ側とを分離するための
    動開閉弁と、 前記加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検出器
    と、 前記加圧ポンプの吐出し圧力を検出する吐出圧力検出器
    と、 前記加圧ポンプを制御する制御部とを備え、 前記制御部は、高置水槽の運転水位信号を受けて前記自
    動開閉弁を開いた後、前記加圧ポンプを起動して前記流
    入圧力検出器の検出圧力及び前記吐出圧力検出器の検出
    圧力に基づいて任意の速度に制御することを特徴とする
    給水装置。
  4. 【請求項4】 配水管に接続された流入管に接続され可
    変速で駆動される加圧ポンプを備えた給水装置の制御装
    置であって、 高置水槽の運転水位信号を受けて前記加圧ポンプの吐
    出側に設けられ前記加圧ポンプ停止時に高置水槽側と加
    圧ポンプ側とを分離するための自動開閉弁を開いた後、
    前記加圧ポンプを起動して前記加圧ポンプの流入圧力及
    び吐出圧力に基づいて任意の速度に制御して送水するこ
    とを特徴とする給水装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 配水管に接続された流入管に接続され可
    変速で駆動される加圧ポンプと、 前記加圧ポンプの流入圧力を検出する流入圧力検出器
    と、 前記加圧ポンプの吐出し圧力を検出する吐出圧力検出器
    と、 請求項に記載の制御装置とを備えたことを特徴とする
    給水装置。
  6. 【請求項6】 配水管に接続された流入管に接続され可
    変速で駆動される加圧ポンプと、該加圧ポンプの流入圧
    力を検出する流入圧力検出器と、該加圧ポンプの吐出し
    圧力を検出する吐出圧力検出器とを備えた給水装置の制
    御方法であって、 高置水槽の運転水位信号を受けて前記加圧ポンプの吐
    出側に設けられ前記加圧ポンプ停止時に高置水槽側と加
    圧ポンプ側とを分離するための自動開閉弁を開いた後、
    前記加圧ポンプを起動して前記流入圧力検出器の検出圧
    力及び前記吐出圧力検出器の検出圧力に基づいて任意の
    速度に制御して前記高置水槽に送水することを特徴とす
    る給水装置の制御方法。
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