JPH03158456A - 積層体 - Google Patents

積層体

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Publication number
JPH03158456A
JPH03158456A JP1293853A JP29385389A JPH03158456A JP H03158456 A JPH03158456 A JP H03158456A JP 1293853 A JP1293853 A JP 1293853A JP 29385389 A JP29385389 A JP 29385389A JP H03158456 A JPH03158456 A JP H03158456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent
resistant plastic
plastic films
heat resistant
laminate
Prior art date
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Pending
Application number
JP1293853A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Waki
脇 浩
Nobuhiro Fukuda
福田 信弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication of JPH03158456A publication Critical patent/JPH03158456A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は透明かつ耐熱性プラスチックフィルムにおいて
、その接着性を向上させた積層体に関す〔従来の技術お
よびその課題〕 透明性に優れ、しかも耐熱性の点でも180°C以上の
耐熱性を有するプラスチックフィルムとして、ポリエー
テルエーテルケトン、ポリエーテルスルフォンなどが開
発されているが、これらのプラスチックスフィルムを貼
り合わせる場合、あるいは対象物を接着する場合などに
おいて、その接着性に大きな問題があり、適当な接着剤
が見出されていない現状にある。したがって、これら耐
熱性フィルムを半導体素子などの支持基板として使用す
る際に大きな障害となっていた。
一般にポリオレフィン系の樹脂に対する接着剤がないこ
とが知られているが、これらのフィルムに接着機能を持
たせる方法として、フィルム表面をコロナ放電処理など
による表面修飾により接着性を向上させる方法が公知で
ある。しかしながら、これにの処理方法は、ポリエーテ
ルエーテルケトンやポリエーテルスルフォンなどの透明
耐熱性フィルムに対しては、十分な効果を発現していな
い0本発明者らは、プラスチックフィルム上に種々の無
機系材料をコーティングする研究を行った際に、ある種
の金属酸化物がこれらの耐熱性プラスチックフィルムに
良好な密着強度で形成できることを見出し、本発明に到
った。
〔発明の開示〕
すなわち、本発明は、 透明な酸化物層を表面に形成し、表面の接着特性を向上
させたことを特徴とする透明耐熱性プラスチックフィル
ム積層体、である。
すなわち、この種の接着性の乏しいプラスチックフィル
ム、特にポリエーテルエーテルケトンやポリエーテルス
ルフォンなどの透明耐熱性フィルムの接着性に関しては
、ある種の金属酸化膜層をフィルム表面にコーティング
す・ることで、本質的には接着性能を持たないプラスチ
ックフィルムの接着性を飛躍的に向上させ、フィルム同
志の接着や他の対象物との接着を可能とすることができ
たのである。より詳しくは、透明かつ耐熱性のプラスチ
ックフィルム、特にポリエーテルエーテルケトンおよび
ポリエーテルスルフォン上にシリコン、アルミニウム、
ジルコニウム、チタンから選ばれた金属元素の透明な酸
化物層を形成することによってポリエステル系、アクリ
ル系、エポキシ系などの熱硬化型および光、電子線硬化
型の接着剤に対する接着性の向上を実現したものである
以下、本発明の構成要件をさらに詳細に説明する。
本発明における金属酸化膜層はシリコン、アルミニウム
、チタン、ジルコニウムなど対応する金属を酸素雰囲気
下で真空蒸着法あるいはスパッタリング法等を適用する
ことにより形成することができる。また各々の金属酸化
物を用いた場合にも高周波スパッタリング法によっても
形成することができる。さらに、金属アルコキシドある
いは関連の有機金属化合物の塗布およびその後の加水分
解や熱分解反応によっても、またシラン等の気相からの
化学気相堆積法などによっても有効な金属酸化物層を形
成することができる。
酸化物層の厚みは特に限定を要するものではなく、酸化
物薄膜の膜厚はフィルム表面を覆うに十分な膜厚であれ
ば接着剤との密着性は向上する。
したがって100人程度の膜厚の薄膜を形成しただけで
も接着剤との接着性は向上し、実用上の問題はない、た
だし、膜厚が厚すぎるとフィルムの光学的透過率の低下
が生じ、透明性の損傷やフィルムのフレキシビリティの
低下や酸化物層の剥離などの問題を招くことになる。ま
た膜厚があまり薄く50人未満では膜の緻密化などにも
よるが、接着性の低下を引き起こすことになり、これ以
上、好ましくは100Å以上であることがより好ましい
、さらに好ましくは200−2000人であ、る。
本発明で用いる基材のプラスチックスフィルムとしては
ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルフォン
がある。またこれらの共重合体や混合体であっても、そ
の透明性、耐熱性に大きな差はなく、いずれの場合も本
発明の範囲に含まれるものである。その厚みは特に限定
するものではないが、lO〜10000μ−程度である
〔実施例1〕 厚さ50乃至100μmのポリエーテルエーテルケトン
およびポリエーテルスルフォンの各フィルムに厚さ10
00人の金属酸化膜層を二酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、酸化チタン、酸化ジルコニウムの各ターゲットを用
い、アルゴンガスによる高周波スパッタリング法で形成
した。これらのフィルム積層体に紫外線硬化型の接着剤
(商品名アロエックスUV−3100、東亜合成化学工
業(株)製)にてシリコンウェハーとの接着性を試験し
たところ剥離現象も起こらず、またシリコンウェハーの
接着もできた。この際フィルムとシリコンウェハーとの
密着強度はすべて0.5Kg/ c m以上であった。
〔実施例2〕 1100tIのポリエーテルエーテルケトンおよびポリ
エーテルスルフォンにテトラブチルチタネートのアルコ
ール溶液を用い、ゾルゲル法にて500人のチタン酸化
膜層を形成した。これらのフィルムにアロエックスUV
−3100を用いシリコンウェハーとの接着性を調べた
ところ、剥離現象もなく0.5Kg/cm以上の密着強
度が得られた。
〔比較例〕
50および100μmのポリエーテルエーテルケトンお
よびポリエーテルスルフォンのフィルムに直接アロニッ
クスUV−3100を用いたところ容易に接着剤の剥離
現象が起こり接着剤としての機能が発揮されなかった。
〔発明の効果〕
耐熱性を有する透明なプラスチックであるポリエーテル
エーテルケトンおよびポリエーテルスルフォンフィルム
を本発明で規定する金属の酸化物薄膜層でコーティング
することで表面の接着特性が飛躍的に向上し、市販の接
着剤を用いた接着加工が可能になり、この種の基材の応
用性が大きく拡大することが確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)透明な酸化物層を表面に形成し、表面の接着特性を
    向上させたことを特徴とする透明耐熱性プラスチックフ
    ィルム積層体。 2)透明な酸化物がシリコン、チタン、ジルコニウム、
    アルミニウムから選ばれた酸化物である請求項1記載の
    透明耐熱性プラスチックフィルム積層体。 3)プラスチックフィルムがポリエーテルエーテルケト
    ンおよびポリエーテルスルフォンから選ばれたものから
    なる透明かつ耐熱性プラスチックフィルムである請求項
    1記載の耐熱性プラスチックフィルム積層体。
JP1293853A 1989-11-14 1989-11-14 積層体 Pending JPH03158456A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013541181A (ja) * 2010-08-18 2013-11-07 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 発光ダイオードアセンブリおよび熱制御ブランケット、ならびにそれに関する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013541181A (ja) * 2010-08-18 2013-11-07 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 発光ダイオードアセンブリおよび熱制御ブランケット、ならびにそれに関する方法

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