JPH03157563A - 油圧サーボのアキュムレータ機構 - Google Patents

油圧サーボのアキュムレータ機構

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Publication number
JPH03157563A
JPH03157563A JP1297166A JP29716689A JPH03157563A JP H03157563 A JPH03157563 A JP H03157563A JP 1297166 A JP1297166 A JP 1297166A JP 29716689 A JP29716689 A JP 29716689A JP H03157563 A JPH03157563 A JP H03157563A
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JP
Japan
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hydraulic
pressure
valve
boat
oil
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Pending
Application number
JP1297166A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Kuwayama
桑山 善成
Jiro Nishiwaki
西脇 慈郎
Yoichi Hayakawa
早川 庸一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/612,703 priority patent/US5098354A/en
Publication of JPH03157563A publication Critical patent/JPH03157563A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/065Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means
    • F16H61/067Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means using an accumulator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 口産業上の利用分野コ 本発明は自動変速機の油圧回路内に設けられる油圧サー
ボの曙擦係合要素の係合、解放用の油圧を調整するため
のアキュムレータ機構に関する。
[従来の技術] 自動変速機の油圧サーボ内への油圧を調整するアキュム
レータには第6図に示すようなチェックボール弁126
をアキュムレータ125への油圧供給油路116中に設
けた構成を持つものがある。
このチェックボール弁126には作動油の供給量を制御
して調整する小径オリフィス127と大径オリフィス1
29が設けられ、油路を介してアキュムレータ125お
よび油圧サーボ130に作動油を供給し得る構造を持っ
ている。
したがって、油圧サーボ130が図示のようにリターン
スプリング111によりクラッチディスク131の解放
位置に設定されたピストン113の作動で多板クラッチ
ディスク131の係合するものである場合に、油圧供給
油路116から作動油が供給されるとチェックボール1
22が大径オリフィス129を閉じ、小径オリフィス1
27を介して調圧された油圧がアキュムレータ125に
作用して徐々に油圧を上げながら係合、解放ショックの
ないようにクラッチディスク131を係合させる。
一方、クラッチディスク131を解放させる場合には作
動油の供給を止めることで大径オリフィス129が開放
され、大径オリフィス12つを介して油圧サーボ130
内の作動油はすみやかに排除される。
このとき、ピストン113内には、その変位方向に貫通
した波路133内にチェックボール135を配置したチ
ェックボール弁136が設けられており、クラッチディ
スク131の解放時に油圧サーボ内の作動油を該弁13
6から排出しやすくしている。すなわち、回転中の油圧
サーボ130においては、該油圧サーボ130のクラッ
チディスク131を解放する時に、ピストンチャンバ1
32内に残る作動油には、遠心力がかかり、油路117
.116を通っては排出されない。そのためピストン1
13内にチェック弁136を設けておき、ここから作動
油をクラッチディスク131側に排出させる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、逆に、回転中の油圧サーボ130内に油圧供
給時にはピストンチャンバ132内に作動油が充満する
までは、ピストン113内のチェックボール135には
遠心力が作用しているため、チェックボール135は油
路133の片側に寄り、チェック弁136を蘭じること
ができない。すると、アキュムレータ125の小径オリ
フィス127を介して供給される程度の作動油量では油
圧サーボ130のチェック弁136から漏れ出る作動油
量に追いつかず、いつまでもクラッチディスク131が
係合しないことがある。そのため、本来係合すべきクラ
ッチ131の1系音がなされず、目的の変速段が達成さ
れないことがある。
また、油圧サーボ130のクラッチ131を係合する場
合にたとえ作動油の漏れ量が少なくても、小径オリフィ
ス127を介して徐々に供給される量の作動油は当初油
圧サーボ130のピストン113とクラッチディスク1
31との遊び間隔(第6図A)を埋める(この時間をビ
ストンストロークという。)ために使用され、第7図の
曲線Aに示すようクラッチディスク131の係合開始時
間が遅れてしまう。
そこで、本発明の目的は回転中の油圧サーボであっても
作動が確実に行え、しかも、第7図の曲線Bに示すよう
に、その作動の立ち上がりが早い油圧サーボ用のアキュ
ムレータを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明は、例えば第1図
に示すように以下の構成を採用する。
すなわち、シリンダ110と、シリンダ110内に配置
されるリターンスプリング111と、油路112からの
油圧とリターンスプリング111との付勢力のバランス
により変位するピストン113とからなり、該ピストン
113の変位によりシリンダ110内に容頂可変の油室
115を形成した前進変速段で常時回転する自動変速機
用の油圧サーボC−0のアキュムレータ機構において、
前記油路112は、油圧供給油路116と、該供給油路
116に前記油室115を介して連絡し、油圧サーボC
−0に接続する油圧被供給油路117とからなり、前記
油室115は、常開インポート119およびチェック弁
付インポート120を介して前記油圧供給油路116に
連通されるとともにアウトポート121を介して前記油
圧被供給油路117に連通され、前記ピストン113は
、油室115の油圧が設定値以下のときの変位位置にお
いて前記チェック弁122を解放する腕123を備えた
自動変速機用油圧サーボのアキュムレータli!l!!
4、 である。
[作用および発明の効果] 油圧供給油路116に圧油が供給されると、チェックボ
ール122がチェック弁付インポー120を閉じようと
するがアキュムレータ2.内のピストン113の作動腕
により、該インポート120は開始状態に保たれる。そ
こで開放されたチェック弁付インポート120および常
開インポート119を介して迅速に油室115に供給さ
れた圧油はアウトポート121を経て油圧被供給油路1
17に供給され、その供給量が油圧サーボC−0(第2
図)の油路145内のチェック弁146からリークする
作動油量より多くなるので、油圧が迅速に発生し油圧サ
ーボC−0内のピストン147がクラッチディスク14
8の係合を開始することができる。したがって、たとえ
、回転中の油圧サーボC−0に遠心油圧が発生していて
もクラッチが確実に、かつ迅速に係合を開始することが
できる。
そのため、例えば油圧サーボC−0内のピストン148
の作動が遅れるため目標とするギヤ段でなく、それ以外
のギヤ段に一時的にでも変速されるような事態は起こら
ない。
なお、カッコ内の符号は、参照のために図面の各部品と
対照するものであって、同等発明の構成を限定するもの
ではない。
[実施例コ 以下、図面に沿って本発明の実施例について説明する。
本発明の自動変速機は第2図に示す構造を持っている。
また、この自動変速機の変速ギア機構のスケマチック図
を第3図に示す。
ロックアツプクラッチL/Cを有するトルクコンバータ
50.4速変速ギヤ機構1、減速機構51およびディフ
ァレンシャル装置52を有している。
4速変速ギヤ1fillはシングルプラネタリギヤ10
およびデュアルプラネタリギヤ11を結合させてなるプ
ラネタリギヤユニット12を有しており、かつ該ギヤユ
ニット12のサンギヤSL、92同士が一体に、例えば
同じ歯数からなる一体のギヤSにて構成されている。更
に、該サンギヤに噛合するピニオンPi、PL’も一体
に、例えば1個のロングピニオンからなり、また該ピニ
オンおよびデュアルプラネタリギヤ11のリングギヤ(
以下大リングギヤという)R2に噛合するピニオンP2
を支持するキャリヤCRも一体に構成されている。
そして、トルクコンバータ50の出力部材から延びてい
る入力軸15が第1クラツチC1を介して連結部材16
に連結していると共に、第2のクラッチC2を介してサ
ンギヤSに連結している。
更に、連結部材16とシングルプラネタリギヤ10のリ
ングギヤ(以下小リングギヤという)R1との間に第3
のクラッチC3および第2のワンウェイクラッチFCが
介在しており、また該連結部材16と大リングギヤR2
との間に第4クラツチCOが介在している。また、サン
ギヤSはバンドブレーキからなる第1のブレーキB1に
て係止され得るように構成されており、また大リングギ
ヤR2とケース17との間には第2のブレーキB2およ
び第1のワンウェイクラッチF1が介在している。更に
、キャリヤCRは変速ギヤ機構1の略々中央部に位置す
る出力ギヤ13に連結している。
また、減速機ff151はケース17に回転自在に支持
されているカウンタシャフト54を有しており、該シャ
フト54には、前記出力ギヤ13に常時噛合している大
ギヤ53および小ギヤ55が固定されている。また、デ
ィファレンシャル装置52は互いに噛合するデフピニオ
ン56および左右サイドピニオン57a、57bを有し
ており、左右サイドピニオン57a、57bはそれぞれ
左右フロントアクルス59a、59bに固定されている
。また、デフピニオン56はケース17に回転自在に支
持されているデフキャリヤ60に支持されており、かつ
該デフキャリヤ60には前記小ギヤ55に常時噛合して
いるリングギヤ61が取付けられている。
また、図示していないが、第1のブレーキB1は一端6
2aをケースに固定されたバンド62を有しており、該
バンド62はサンギヤSと一体に連結されているドラム
63に巻付き、かつその先端62bが後述する油圧サー
ボB−1のピストンロンドロ9aに臨んで配置されてい
る。
一方、油圧制御装置は、第4図に示すように、前記クラ
ッチCI、C2,C3,COおよびブレーキBl、B2
をそれぞれ操作する油圧サーボC1、C−2,C−3,
C−0,B−1,B−2を有しており、かつこれら油圧
サーボの内の第1のクラッチ用油圧サーボC−1、第2
クラッチ用油圧サーボC−2、第4のクラッチ用油圧サ
ーボC−Oおよび第1のブレーキ用油圧サーボB−1に
はそれぞれ各サーボと並列にアキュムレータ21+ 2
2.2..2.が配設されている。更に、運転者による
各レンジへのシフト操作によりそれぞれ油路が切換えら
れるマニュアルバルブ58は、ライン圧油路PLをDレ
ンジにてDポート、3レンジにてり、3ボート、2レン
ジにてり、3.2ボート、ルンジにてり、3,2.1ボ
ート、そしてRレンジにてRポートに連通ずるように切
換える。また、スロットル圧およびRレンジボート等か
らの油圧により、ポンプ64からの油圧を適宜調圧して
ライン圧を発生するプライマリレギュレータバルブ3お
よびリニアソレノイドバルブからなり、スロットル開度
等に基づく電気信号により制御されて所定スロットル圧
(P、)を発生するスロットル圧コントロールバルブ5
が設けられている。
そして、スロットル圧コントロールバルブ5は制御部(
図示せず)からの電気信号により操作されるンレノイド
5a、入力ポート5bおよび出カポ−)−5cを有して
おり、出力ポート5Cからのスロットル圧Piはプライ
マリレギュレータバルブ3のスロットル圧ボート3aに
供給されると共に、アキュムレータコントロールバルブ
20の入力ボート20aに供給される。なお、ライン圧
を適宜調圧してスロットル圧コントロールバルブ5の入
力ポート5bに供給するソレノイドモジュレータバルブ
65が設けられている。更に、アキュムレータコントロ
ールバルブ20は、入力ボート20aの外、調圧ボート
20b、フィードバックボー)20cおよび4速時供給
ボート20dを有しており、調圧ボー1〜20bからの
油圧が前記アキュムレータ21〜24の背圧室71,7
□、7゜7うに供給されている。また、これらアキュム
レータ21・・・はピストン6、・・を有しており、該
ピストンの正面にて、各油圧サーボに連通ずるアキュム
レータ室91・・・が構成されると共に、該ピストン正
面には比較的短いスプリング66・・・が配置されてお
り、またピストンの背面にて、アキュムレータ室と同じ
受圧面積からなる背圧室71・・・が構成されると共に
、該ピストン背面には比較的長いスプリング67・・・
が設置されている。また、これらアキュムレータ71・
・・は、すべて同じ形状からなり、同一部品が共用して
用いられている。なお、第3クラ・lチ用油圧す−ボC
−3はモジュレータ、バルブ68が介在しており、また
第2のブレーキ用油圧サーボB−2は直接ライン圧が供
給されており、これら油圧サーボC−3,B−2は共に
アキュムレータを介在していない。
一方、1−2シフトバルブ36.2−3シフトバルブ3
7および3−4シフトバルブ39が配設されており、1
−2シフトバルブ36および3−4シフトバルブ39は
第2のソレノイドバルブSL2により制御され、また2
−3シフトバルブ37は第1のソレノイドバルブS、1
により制御される。詳しくは、1−2シフトバルブ36
は、ソレノイドバルブSL2からの制御油圧が作用する
制御油室36d、Dレンジボートに連通しているライン
圧供給ボート36a、出力ポート36b、ドレーンボー
)36c、更に、B2ボート36 e、ローモジュレー
タボート36f、Rボート36hおよび拘束用制御油室
36gを有しており、2゜3.4速時、下半位置にあり
、かつ1速時上半位置に切換えられる。また、2−3シ
フトバルブ37は、ソレノイドバルブSL1からの制御
油圧が作用する制御油室37d、前記1−2シフトバル
ブ36の出力ポートからの油路aに連通している入力ポ
ート37a、油路すを介して第4のクラッチ用油圧サー
ボC−0に連通する出力ポート37b、ドレーンボート
37C1更にルンジ拘束用制御油室37e、ライン圧供
給ボー)37f、前記1−2シフトバルブの拘束用制御
油室36gに連通するボート37h、ボート37iおよ
びドレ−ンボート37jを有しており、1.2速時下半
位置にあり、かつ3.4速時上半位置にて切換えられる
。また、3−4シフトバルブ39は、ソレノイドバルブ
SL2からの制御油圧が作用する制御油室39f、Co
ポー)39a、Blリリースポート39bおよびドレー
ンボート39e、更に前記ボート37iに連通している
拘束用制御油室39g、3レンジ拘束用制御油室39h
、C3ボh39 i、ドレーンボート39jを有してお
り、1.2.3速時下半位置にあり、かつ4速時上半位
置に切換えられる。
また、B1モジュレータバルブ30は、前記1−2シフ
トバルブ36の出力ボート36bからの油路aに連通し
ているライン圧供給ボート30b、調圧ボート30a、
フィードバックボート30d、更に拘束用制御油室30
cおよびアキュムレータコントロールバック20の調圧
ボート20bに連通している制御油室30eを有してお
り、制御油室30c、30eに制御油圧が作用していな
い状態にあっては、ライン圧供給ボート30bからのラ
イン圧を所定割合にて減圧して調圧ボート30aに出力
する。更に、B1モジュレニタコントロールバルブ32
は、前記2−3シフトバルブ37のボート37 iから
の油路gに連通ずる第1の入力ポート32d、前記3−
4シフトバルブ39のボー1” 39 cからの油路り
に連通している第2の入力ポート32aおよび前記B1
モジュレータバルブ30の拘束用制御油室30cに連通
している出力ボート32b、そして油圧サーボC−0に
油路Cを介して連通している制御油室32cを有してお
り、該制御油室32cの解放状態にあって第1の入力ポ
ート32dと出力ボート32bとを連通し、該制御油室
32cへの油圧供給状態にあって第2の入力ポート32
aと出力ボート32bとを連通ずる。
また、2−3シフトバルブ37の出力ボート37bと第
4のクラッチ用油圧サーボC−0との間を連通する油路
すに分岐して2−3タイミングバルブ33が介在してい
る。該タイミングバルブ33は、出力ボート37bに連
通する入力ポート33a、3−4シフトバルブ39のボ
ート39aに連通ずる出力ボート33bおよびオリフィ
ス43を介して油圧サーボC−0に連通している第1の
制御油室33cおよびアキュムレータコントロールバル
ブ20の調圧ボート20bに連通している第2の制御油
室30dを有しており、油圧サーボC−0の油圧が所定
圧に上昇すると、入力ポート33aと出力ボート33b
を連通する。更に、油圧サーボC−0とボート39bと
を連通する油路dにサーボC−0からボート39bへの
流れを許容するチェックボール40が介在しており、か
つ該油路dから前記油路すに連通する油路eにボート3
9aからボート37bへの油の排出を許容するチェック
ボール41が介在している。
そして、第1のブレーキ用油圧サーボB−1は、図示し
ていないが、シリンダケースに油密状に嵌合しているピ
ストンを有しており、該ピストンの一側とケースとの間
でブレーキ解放用油圧室を形成すると共に戻し用スプリ
ングが縮設されており、またピストンボス部およびケー
スとの間に油密状にかつ軸方向移動を阻止されて嵌合さ
れているエンドプレートと前記ピストンの他側との間で
ブレーキ係止用油圧室を構成している。また、ケースの
一端はカバーにて塞がれており、かつ該ケース他端から
、前記ピストンに固定されているロッドが突出して前記
第1のブレーキB1のバンド先端部に当接している。な
お、ブレーキ解放用油圧室は前記3−4シフトバルブ3
9のボート39bに連通しており、また係止用油圧室3
1は前記B1モジュレータバルブ30の調圧ボート30
aに油路fを介して連通している。
なお、第4図において、75はロックアツプクラッチコ
ントロールバルブ、76はロックアツプクラッチモジュ
レータバルブ、SL3はロックアツプクラッチ制御用ソ
レノイドバルブであって、第5図における2重丸を付し
た変速段において適宜制御される。また、77はセカン
ダリレギュレータバルブであり、7つはローモジュレー
タバルブであり、更に80はC3タイミングバルブであ
る。
ついで、本実施例による作用について説明する。
マニュアルバルブ58をDレンジに操作した状態での1
速時、第5図に示すように、第1のソレノイドバルブS
1のみがオンしてドレーン状態にあり、第2のソレノイ
ドバルブSL2はオフで供給状態にある。この状態では
、1−2シフトバルブ36は制御油室36dへの油圧供
給に基づき上半位置にあり、かつ2−3シフトバルブ3
7は制御油室37dの油圧解放に基づき下半位置にあり
、そして3−4シフトバルブ39は、制御油室39fに
油圧供給されているが、2−3シフトバルブ37のライ
ン圧供給ボート37fからのライン圧が拘束用制御油室
39gに供給されて下半位置に拘束されている。従って
、マニュアルバルブ58のDレンジボートDからライン
圧が第1のクラッチ用油圧サーボC−1に供給されてい
るだけで、他の油圧サーボには油圧されていない。
この際、制御部からの信号に基づきスロットル圧コント
ロールバルブ5が適宜作動されて所定スロットル圧P、
を発生する。更に、該スロットル圧はアキュムレータコ
ントロールバルブ20の信号ボート20Cに供給され、
入力ポート20aに供給されたライン圧がフィードバッ
ク圧により所定割合に減圧され、該減圧された油圧が出
力ポート20bから各アキュムレータ2.・・・の背圧
室7・に供給される。これにより、油圧サーボC−1に
連通ずるアキュムレータ21は、第1のクラッチC1の
係合特性に対応して背圧室7.の油圧がスロットル圧コ
ントロールバルブ5に基づき適正に制御されて、該クラ
ッチC1は滑らかに係合する。なお、スロットル圧コン
トロールバルブ5に基づき、プライマリレギュレータバ
ルブ33によるライン圧および他のアキュムレータ22
〜2.の背圧室72〜7.も同時に調圧されるが、他の
クラッチ02〜COおよびブレーキBl、B2は非係合
状態にあって同等影響を受けることがない。
そして、該第1のクラッチC1が係合し、かつ第1およ
び第2のワンウェイクラッチF1、FOが係合する1速
状態にあっては、入力軸15の回転は、第1のクラッチ
C1および第2のワンウェイクラッチFOを介して小リ
ングギヤR1に伝達され、かつこの軸では第1のワンウ
ェイクラッチF1により大リングギヤR2の回転が阻止
されているので、サンギヤSおよびそれと一体のドラム
63を自縛方向に空転させながらキャリヤCRは大幅に
減速回転され、該減速回転が出力ギヤ13から収出され
る。そして、該ギヤ13の回転は減速機fil151に
て減速され、更にディファレンシャル装置52により左
右アクスルシャフト59a。
59bに伝達される。
また、2速状態にあっては、第1のソレノイドバルブS
Llに加えて第2のソレノイドバルブS52がオンする
。すると、2−3シフトバルブ37および3−4シフト
バルブ39は下半位置に保持された状態で、1−2シフ
トバルブ36は制御油室36dの油圧解放により下半位
置に切換えられる。この状態では、Dレンジボートから
のライン圧がう゛イン圧供給ポート36aおよび出力ポ
ート36bを介して油路aに供給され、更にB1モジュ
レータバルブ30のライン圧ボート30bに供給される
。更に、2−3シフトバルブ37はDレンジからのライ
ン圧供給ボート37fとボート371を連通した状態に
あり、該Dレンジからのライン圧供給ボート37fから
のライン圧は、ボート37iおよび油路gを介してB1
モジュレータコントロールバルブ32の第1の入力ポー
ト32dに供給され、かつ1,2速状態にあっては該コ
ントロールバルブ32は上半位置にあって、入力ポート
32dの油圧は出力ポート32bを介してB1モジュレ
ータバルブ30の拘束用制御油室30Cに供給されてい
る。従って、該モジュレータバルブ30は左半位置に拘
束された状態にあり、前記ライン圧供給ボート30bの
ライン圧はそのまま調圧ボート30aに出力され、該ラ
イン圧は油路fを介して第1のブレーキ用油圧サーボB
−1のブレーキ係止用油圧室31に供給される。これに
より、ピストン6つが伸長してバンド先端62bを押圧
し、第1のブレーキB1のバンド62をライン圧に基づ
く強い力にて締付ける。なおこの際、サンギヤSおよび
それと一体のドラム63は自縛方向Aに回転しており、
バンドブレーキB1は、上述比較的弱い締付力によって
も自縛方向回転に基づく自己倍力機能によりサンギヤS
を停止し得るが、上述ライン圧に基づく大きな容量にて
確実にサンギヤSを係止する。
また、上述Dレンジへのシフト時と同様に、1→2速ア
ップシフト時も、スロットル圧コントロールバルブ5が
制御部からの電気信号により適宜調圧され、更に該スロ
ットル圧によりライン圧がアキュムレータコントロール
バルブ20にて調圧されて各アキュムレータ21・・・
の背圧室7ビ・・に供給される。これにより、B1ブレ
ーキ油圧サーボB−1は、そのアキュムレータ2.が適
宜背圧制御されることにより、該ブレーキB1の保合特
性に合せて適宜調整されて、第1のブレーキB1は滑ら
かに係合する。なおこの際、他のクラッチC1、C2,
Co用アキュムレータ2..22,2゜も背圧制御され
るが、第2のクラッチおよび第4のクラッチCOは解放
状態にあって同等影響を受けることはなく、かつ第1の
クラッチC1はスロットル圧変化に基づくライン圧の変
化に伴って油圧サーボC−、1の油圧が変化するが、該
クラッチC1は既に係合した靜m擦状態にあり、かつ係
合油圧はクラッチのトルク負荷に対してかなり高い値に
あり、該クラッチC1が滑るようなことはない。
そして、第1のクラッチC1に加えて第1ブレーキB1
が係合し、かつ第2のワンウェイクラッチFOが係合す
る2速状態にあっては、入力軸15の回転は、第1のク
ラッチC1および第2のワンウェイクラッチFOを介し
て小リングギヤR1に1云達され、かつ第1ブレーキB
1によりサンギヤSが停止されているので、該小リング
ギヤR1の回転は大リングギヤR2を空転しながらキャ
リヤCRから2速回転として取出される。なお、該1→
2変速にあっては、第1のワンウェイクラッチF1がオ
ーバランして、つかみ換えによるシフトショックの発生
を防止している。
更に、3速状態にあっては、第2のソレノイドバルブS
+、2はオン状態を維持され、かつ第1のソレノイドバ
ルブSL1がオフ状態に切換わる。
この状態では、1−2シフトバルブ36および3−4シ
フトバルブ3つが下半位置に保持された状態で、2−3
シフトバルブ37が、その制御油室37dの油圧供給に
より上半位置に切換わる。これにより、1−2シフトバ
ルブのボート36aおよび36bを介して供給されてい
る油路aのライン圧は、入力ポート37aおよび出力ポ
ート37bを介して油路すに連通され、更に第4のクラ
ッチ用油圧サーボC−〇およびそのアキュムレータ2、
のアキュムレータ室9.に供給される。また、2−3シ
フトバルブ37のボート371がDレンジからのライン
圧供給ボート37fに連通している状態からドレーンボ
ート37cに切換わり、これによりB1モジュレータコ
ントロールバルブ32の第1の入力ポート32dへの油
圧はドレーンされる。また、油圧サーボC−0に供給さ
れた油圧が油路Cを通ってC3タイミングバルブ80の
拘束用制御油室80aに作用し、該バルブ80を上半位
置に切換える。すると、3−4シフトバルブ39のライ
ン圧がボート39dからのライン圧がボート391を通
ってC3タイミングバルブの入、カポートに供給され、
更に出力ポートおよびモジュレータバルブ68を経て第
3のクラッチ用油圧サーボC−3に供給される。そして
、第4のクラッチ用油圧サーボC−0およびそのアキュ
ムレータ2.の油圧が所定値に上昇すると、該油圧が2
−3タイミングバルブ33の第1の制御油室33cに作
用することに基づき該バルブ33が上半位置に切換わり
、油圧すからの油圧はライン圧供給ボート33aおよび
出力ポート33bそしてチェックバルブ40を介して速
やかに油路dに供給され、更に3−4シフトバルブ39
のボート39a。
39bを介して第1のブレーキ用油圧サーボB−1のブ
レーキ解放用油圧室35に供給される。
更に、この状態にあっては、油圧サーボC−0の油圧は
油路Cを介してB1モジュレータバルブ32の制御油室
32cに作用し、該バルブを下半位置に切換えるが、3
−4シフトバルブ39のボート39Cがドレーンボート
39eに連通した状態にあり、B1モジュレータコント
ロールバルブ32は、その第1の入力ポート32bと同
様に第2の入力ボート32aもドレーン状態にあり、従
ってB1モジュレータバルブ30は調圧状態にあって、
ライン圧供給ボート30bのライン圧がフィードバック
ボー1−30 dのフィードバック圧等により所定割合
にて減圧され、該モジュレータ圧が油路fを介して第1
のブレーキ用油圧サーボB−1のブレーキ係止用油圧室
31に作用する。これにより、該油圧サーボB−1は、
ブレーキ解放用油圧室35に作用するライン圧がブレー
キ係止用油圧室31に作用しているモジュレータ圧に打
勝ってピストン69を移動し、バンドブレーキB1を解
放する。この際、アキュムレータ2.に連通している油
圧サーボC−Oの油圧が高まり、その状態で2−3タイ
ミングバルブ33が切り換わってブレーキ解放用油圧室
35に油圧が速やかに供給されて、第1のブレーキB1
が第4のクラッチCOの係合に先立って解放することを
防止され、瞬間的にでも1速状態に戻ることが防止され
る。
更に、2→3速変速に際し、前述と同様に、スロットル
圧コントロールバルブ5が電気信号により適宜制御され
、更に該スロットル圧によりライン圧がアキュムレータ
コントロールバルブ20を介して調圧され、該調圧され
た油圧がアキュムレータ2.・・・23・・・の背圧室
・・・7.・・・に供給されると共に、2−3タイミン
グバルブ33の第2の制御油室33dに供給される。こ
れにより、前述と同様に、スロットル圧コントロールバ
ルブ5に基づくアキュムレータ背圧制御により、クラッ
チCOの係°合特性に対応するように油圧サーボC−0
の油圧が調整され、滑らかな該クラッチCOが係合する
と共に、タイミングバルブ33の切換えタイミングが適
正に調整され、第4のクラッチCOの係合と第1のブレ
ーキB1の解放のタイミングが適正に合せられる。また
同時に、B1モジュレータバルブ30の制御油室30e
にもアキュムレータコントロールバルブの出力ポート2
0bからの油圧が供給され、該モジュレータバルブ30
からのモジュレータ油を高める方向に適宜調圧する。
そして、該調圧された油圧は油路fを介してブレーキ解
放用油圧室31に供給され、上述タイミングバルブ33
の制御と相俟って、該ブレーキB1の解放時を適正に調
整する。
更に、該2→3速アツプシフトに際して、例え、該第1
のブレーキ用油圧サーボB−1のブレーキ解放用油圧室
35への油圧供給タイミングが遅れて、−時的に第4の
クラッチCOが係合すると共に第1のブレーキB1が係
止した4速状態が表面的に現出しても、4速状態にあっ
ては、サンギヤSは反間方向Bの回転となり、モジュレ
ータ圧に基づく第1のブレーキB1の容量であっては、
該反間方向Bの回転を係止して4速状態にするには容量
不足であって、ドラム63を滑らしてしまう。
これにより、2−+3速変速時に、2→4→3速となる
変速状態が生ずることは確実に防止される。
そして、第1のクラッチC1に加えて第3のクラッチC
3および第4のクラッチCOが係合し、かつ第1のブレ
ーキB1が解放する3速状態にあっては、入力軸15の
回転は、第2のワンウェイクラッチFOおよび第3のク
ラッチC3を介して小リングギヤR1に伝達されると共
に、第4のクラブチCOを介して大リングギヤR2に伝
達され、プラネタリギヤユニット12が一体となる一体
回転がキャリヤCRから出力ギヤ13に取出される。
この際、第4のクラッチCOおよび第1のブレーキB1
とのつかみ換えを生ずるが、上述したように適正なタイ
ミングがとられると共に他の変速段を経由する変速は阻
止され、シフトショックを生ずることはない。また、第
3のクラッチC3も同時lこ係合するが、該クラッチC
3は第2ワンウエイクラツチFOと並列になっているの
で、該クラッチC3の係合タイミングは遅くて足りる。
ついで、4速状態にあっては、第1のソレノイドバSL
1のオフに加えて、第2のソレノイドバルブSL2もオ
フ状態に切換わる。この状態にあっては、2−3シフト
バルブ37が上半位置に保持され、3−4シフトバルブ
3つは、その制御油室39fに制御油圧が供給されて、
上半位置が切換わり、また1−2シフトバルブ36は、
その制御油室36dに供給されるが、2−3シフトバル
ブ37のライン圧供給ボート37fのライン圧がボ−ト
37hを通って拘束制御油室36gに供給されており、
下半位置に維持されている。これにより、3−4シフト
バルブ39の81リリーフポート39bがドレーンボー
ト39eと連通して、第1のブレーキ用油圧サーボB−
1のブレーキ解放用油圧室31がドレーンされる。なお
、前記3速における第4のクラッチ用油圧サーボC−0
への油圧供給に基づき、油路Cを介してB1モジュレー
タコントロールバルブ32の制御油室32cに油圧が供
給され、該バルブ32は第2の入力ボート32aおよび
出力ポート32bが連通状態にある下半位置に切換えら
れた状態にあるが、この状態で、4速において3−4シ
フトバルブ39が切換えられ、ライン圧供給ボート39
dがポート39Cに連通すると、ライン圧はボート39
d、39cおよびB1モジュレータコントロールバルブ
のボート32a、32bを通って81モジユレータバル
ブ30の拘束用制御用油室30cに供給され、該バルブ
30の下半位置、即ちライン圧ボート30bと調圧ボー
ト30aを直通したライン圧供給状態に切換える。従っ
て、油路aからのライン圧は、ポート30bおよび30
aを通ってそのまま油路fに導かれ、第1のブレーキ用
油圧サーボB−1のブレーキ係止用油圧室31の供給油
圧はモジュレータ圧からライン圧に切換わる。
この際、前述と同様に、スロットル圧コントロールバル
ブ5の電気制御に基づきアキュムレータ2イの背圧室フ
イへの供給油圧を制御してシフトスムースを図ることも
できるが、第4図に示すように、ブレーキ解放用油圧室
35からのドレーン油圧をオリフィス83a、83b、
83c等によりは調整することにより、第1のブレーキ
B1の係合を制御するようにしている。また、この状態
にあっては、サンギヤSおよびそれと一体のドラム63
は反間方向の回転を係止するため自己倍力作用を期待で
きないが、油圧サーボB−1のブレーキ係止用油圧室3
1に作用するライン圧に基づき、バンドブレーキB1は
大きな容量を有しており、該反間方向の回転に対しても
確実に係止する。更に、3−4シフトバルブ3つのC3
タイミングボート39iがドレーンボート39jに連通
ずることにより、第3の油圧サーボC−3の油圧はチェ
ックボール85およびC3タイミングバルブ80.3−
4シフトバルブ39のボート39iおよび39jを介し
てドレーンされる。なお、4速状態にあっては、スロッ
トル圧コントロールバルブ5が制御部からの電気信号に
より高目に調圧され、アキュムレータコントロールバル
ブ20からの出力圧であるアキュムレータ背圧が高目に
設定される。
そして、第1のクラッチC1および第4のクラッチCO
が係止状態にあると共に第1のブレーキB1が係止状態
に切換えられ、かつ第3のクラッチC3が解放状態に切
換えられる4速状態にあっては、入力軸15の回転は、
第4クラツチをCOを介して大リングギヤR2に伝達さ
れ、かつ第1のブレーキB1によりサンギヤSが係止さ
れているので、該大リングギヤR2の回転はリングギヤ
R1を空転しながらキャリヤCRを高速回転し、該回転
が出力ギヤ13に伝達される。なおこの際、第1のブレ
ーキB1の係止と共に第3のクラッチC3の解放が行わ
れるが、第3のクラッチC3を早目に解放しても第2の
ワンウェイクラッチFOにより3速状態は維持され、従
って第1のブレーキB1の係止をオリフィス83・・・
等により遅日に制御することによりつかみ換えによるシ
フ1へショックの発生は防止される。
一方、4→3速にダウンシフトする際に、前述したよう
に3−4のシフトバルブ39が下半位置に切換えられ、
ポート39a、、39bを通って第1のブレーキ用油圧
サーボB−1のブレーキ解放用油圧室35に油路すから
の油圧が供給されると共に、ライン圧供給ボート39d
のライン圧がボー)39i、C3タイミングバルブ80
およびC3モジユレータバルブ68を介して第3のクラ
ッチ用油圧サーボC−3に供給される。この際、油圧サ
ーボB−1のブレーキ解放用油圧室35へのリリース油
圧がオリフィス83b、83c等を介して制御され、こ
れにより、第2のワンウェイクラッチFOのオーバラン
から1系止への切換機能と相俟ってシフトスムーズが図
れている。
また、3→2速にダウンシフトする際、前述したように
2−3シフトバルブ37が下半位置に切り換えられ、C
Oボート37bをドレーンボート37cに連通ずる。す
ると、まず油圧サーボB−1のブレーキ解放用油圧室3
5の油圧がボート39a、39b、油路d、チェックボ
ール41、油路eそして油路すおよびボート37bを通
ってドレーンボート37Cからドレーンされ、そして第
3のクラッチ用油圧サーボC−0の油圧がアキュムレー
タ23のアキュムレータ室9.の油圧と共に油路すおよ
びボート37bを介してドレーンボート37cからドレ
ーンされる。これにより、第4のクラッチCOの解放が
第1のブレーキB1の係止に比して遅くなり、第4のク
ラッチCOおよび第1のブレーキB1が共にに解放する
1速状態を経由する変速、即ち3→1→2速となる変速
作動が防止される。更に、例え第1のブレーキ用油圧サ
ーボB−1のブレーキ解放用油圧室35のドレーンが早
くなり過ぎ、第4のクラッチCOおよび第1のブレーキ
B1が共に係合する4速状態が表面的に現出しても、こ
の状態にあっては、既に3速状態においてシフトバルブ
36が上半位置に切換えられ、その出力ボート36bが
ドレーンボート36cに連通ずるように切換えられる。
従って、第1のブーレキ用油圧サーボB−1のブレーキ
係止用油圧室31の油圧は油路f、B1モジュレータバ
ルブ30のボート30a、30b、油路aおよびボート
36bからドレーンボート36cに排出される。
そして、4−)2速にキックダウンする際、3−4シフ
トバルブ39が下半位置に切換えられると共に、2−3
シフトバルブ37ら下半位置に切換えられる。これによ
り、第4のクラッチ用油圧サーボC−0の油圧が油路す
およびボー1−37 bを通ってドレーンボート37c
から排出されると共に、第1のブレーキ用油圧サーボB
−1のブレーキ解放用油圧室35の油圧がボート39b
、3’9a、油路d、チェックボール41、油路e、a
およびボート37bを通ってドレーンボート37cから
排出される。この際、B1モジュレータコントロールバ
ルブ32は、油圧サーボC−0に基づく制御油室32c
の油圧が解放されて上半位置に切換わると共に第1の入
力ボート32aがドレーンされて、−時的に81モジユ
レータバルブ30の拘束用制御室30cの拘束圧が解放
され、該バルブ30はモジュレータ圧を発生するが、直
ちに2−3シフトバルブ37のボート37iを介してコ
ントロールバルブ32のボート32dにライン圧が供給
され、更に該ライン圧はボート32bを介して拘束用制
御油室30c供給されて、B1モジュレータバルブ30
をライン圧供給状態に拘束する。これにより、第1のプ
レー4B1は解放作動を経ることなく、係合状態を維持
され、−動作にて素早くかつ滑らかにダウンシフトされ
る。
一方、マニュアルバルブ58をRレンジに操作すると、
Rレンジポートからのライン圧が第2のクラッチ用油圧
サーボC−2およびそのアキュムレータ2□に供給され
る。この際、前述と同様に、スロットル圧コントロール
バルブ5が制御部からの電気信号により適宜調圧され、
更にアキュムレータコントロールバルブ20に作用し、
ライン圧を減圧した油圧がアキュムレータ23.2□・
・・の背圧室7+172・・・に供給され、アキュムレ
ータ2□を背圧制御することにより、油圧サーボC−2
の油圧が第2のクラッチC2の係合特性に対応して制御
され、N−+RまたはD−+Rの切換え時のシフトスム
ースが図られる。
更に、該リバースレンジにあって、車両が所定速度例え
ば7km/H以下の実質的停止状態にある場合は、1−
2シフトバルブ36は上半位置にあって、Rレンジボー
トからのライン圧が2方向チェックバルブボート36f
および36eを介して第2のブレーキ用油圧サーボB−
2に供給される。
そして、第2のクラッチC2および第2のブレーキB2
が係合しているリバース状態にあっては、入力軸15の
回転は、第2のクラッチC2を介してサンギヤSに伝達
され、更に第2のブレーキB2により大リングギヤR2
が停止されているので、該サンギヤSの回転は小リング
ギヤR1を逆方向に空転させながら、キャリヤCRに逆
回転とじて伝達し、該逆回転が出力ギヤ13から取出さ
れる。
また、リバースレンジであって、車両が所定速度以上に
て惰性走行している場合、第2ソレノイドバルブSL2
がオンして1−2シフトバルブ36が下半位置に切換わ
る。この状態にあっては第2のブレーキ用油圧サーボB
−2に油圧が供給されず、上述したりリバース状態にな
らない。
一方、マニュアルバルブ58を3レンジに操作すると、
3レンジボートからライン圧が3−4シフトバルブ39
の拘束用制御油室39hに供給され、該バルブ39が上
半位置即ち4速位置になることが阻止され葛。
また、マニュアルバルブ58を2レンジに操作すると、
2レンジボートからのライン圧が03タイミングバルブ
80の拘束用制御油室80bに供給され、該バルブ80
を右手位置に保持して、第3のクラッチ用油圧サーボC
−3に常に油圧を供給する。これにより、第3のクラ・
ンチC3を介して入力軸15と小リングギヤR1とを連
結し、コースト時における第2のワンウェイクラッチF
Oのオーバランニングによる惰性走行を排して、エンジ
ンブレーキを作動させる。
更に、マニュアルバルブ58をルンジに操作すると、ル
ンジポートからのライン圧2−3シフトバルブ37の拘
束用制御油室37eに供給して、該バルブが上半位置即
ち3,4速位置になることが阻止される。また、ルンジ
ボートからのライン圧はローモジュレータバルブ7つに
より減圧さ五、該モジュレータ圧が2方向チェックバル
ブを経て1−2シフトバルブ36のボート36fに供給
される。1速時に第2のブレーキ用油圧サーボB−2に
モジュレータ圧が供給される。
なお、上述実施例は、B1モジュレータコントロールバ
ルブ32を用いているが、必ずしも該コントロールバル
ブは必要としない構成も採り得る。
即ち、2−3シフトバルブ37のボート37iと2方向
チェックバルブ90の一方入力ボート90aに連通し、
また3−4シフトバルブ39のボート39cに該チェッ
クバルブ90の他方向入力ボート90bに連通し、そし
て該バルブ90の出力ボート90cを81モジユレータ
バルブ30の拘束用制御油室30cに連通ずる。
これにより、2速時は、2−3シフトバルブ37のライ
ン圧供給ボート37fからのライン圧が、ボート37i
、2方向チェックバルブ90の入力ボート90aおよび
出力ボート90cを介してB1モジュレータバルブ30
の拘束用制御油室30Cに供給され、該バルブをライン
圧供給状態に保持する。
また、4速時は、3−4シフトバルブ39のライン圧供
給ボート39dからのライン圧が、ボート39e、2方
向チェックバルブ90の入力ポート90bおよび出力ボ
ート90Cを介して拘束用制御油室30cに供給され、
B1モジュレータバルブ30をライン圧供給状態に保持
する。
そして、3速時は、2−3シフトバルブ37のボート3
7iはドレーンボート37cに連通し、また、3−4シ
フトバルブ39のボート39Cもドレーンボート39e
に連通して、拘束用制御油室30cは解放状態にあり、
B1モジュレータバルブ30は、ライン圧供給ボート3
0bのライン圧を適宜調圧して調圧ボート30aから出
力する。
本実施例のアキュムレータは第1図に示すように、油圧
サーボC−0用のアキュムレータ2コに適用される。油
圧サーボC−0のドラム141は第5図の作動説明図に
示すように前進各速度段において、クラッチC1がすべ
て係合状態にあるため入力軸15に直結している。その
ため、油圧サーボC−0の油室142内の作動油には遠
心力が作用している。そのため、チェック弁143から
作動油がリークし易くなり、アキュムレータ2゜のオリ
フィス11つを介して供給される作動油ではクラッチC
Oの係合がなされないことがあり得る。すると、第5図
の作動説明図を参照すると分かるように、例えば、Dレ
ンジ第2速から第3速へ変速する場合クラッチCOの係
合がなされないとDレンジ第1速のギヤ段が選択される
ことになる。
そこで、本発明のアキュムレータを油圧サーボC−0に
適用することで確実にDレンジ第2速から第3速に変速
ができる。
なお、本実施例においては第4図に示すようにクラッチ
COの解放がすみやかに行われるようにするため、アキ
ュムレータの油室115には油圧供給油路116に連通
するアウトポート137をさらに設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のアキュムレータの断面図、第2図は
本発明が適用される自動変速機の全体構造断面図、第3
図は、その変速ギヤ機構のスケマチック図、第4図は油
圧制御装置の全体を示す回路図、第5図は変速ギヤ機構
の作動説明図、第6図は従来のアキュムレータの断面図
、第7図は本発明と従来技術のアキュムレータ作動関係
図である。 21・・・アウトポート、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 シリンダと、シリンダ内に配置されるリターンスプリン
    グと、油路からの油圧とリターンスプリングの付勢力と
    のバランスにより変位するピストンとからなり、該ピス
    トンの変位によりシリンダ内に容積可変の油室を形成す
    る前進変速段で常時回転する自動変速機用油圧サーボの
    アキュムレータ機構において、 前記油路は、油圧供給油路と、該供給油路に前記油室を
    介して連絡し、油圧サーボに接続する油圧被供給油路と
    からなり、前記油室は、常開インポートおよびチェック
    弁付インポートを介して前記油圧供給油路に連通される
    とともにアウトポートを介して前記油圧被供給油路に連
    通され、前記ピストンは、油室の油圧が設定値以下のと
    きの変位位置において前記チェック弁を解放する腕を備
    えたことを特徴とする自動変速機用油圧サーボのアキュ
    ムレータ機構。
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