JPH0694119A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH0694119A
JPH0694119A JP4232852A JP23285292A JPH0694119A JP H0694119 A JPH0694119 A JP H0694119A JP 4232852 A JP4232852 A JP 4232852A JP 23285292 A JP23285292 A JP 23285292A JP H0694119 A JPH0694119 A JP H0694119A
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hydraulic pressure
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直幸 深谷
Jiro Nishiwaki
慈朗 西脇
Masaaki Nishida
正明 西田
Kazuhisa Ozaki
和久 尾崎
Fumitomo Yokoyama
文友 横山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クラッチの油圧サーボとブレーキの解放側油圧
室との油圧を排出させてシフトダウンを達成する自動変
速機の制御装置において、油温の変化や車速等による影
響を受けることなく常に適切なタイミングによりシフト
ダウンを行なう。 【構成】2−3シフトバルブ37の切換えにより、ブレ
ーキB1の解放側油圧室35とクラッチC0の油圧サー
ボC−0の油圧を共通の油路から排出し、オリフィス1
13により油圧サーボC−0の排出速度を遅延させる。
さらに、油圧変更信号出力手段340により油圧調整手
段5,20,30を制御して、係止側油圧室31の油圧
をブレーキB1が係合する圧より低い圧に設定する。そ
して、変速終了判断手段360で変速が終了したと判断
すると、油圧復帰信号出力手段370により係止側油圧
室31の油圧を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載される自
動変速機の制御装置に係り、詳しくは、係止側と解放側
の油圧室を有するブレーキの油圧サーボの解放側油圧室
の油圧を排出させてブレーキを係合すると共に、クラッ
チの油圧サーボの油圧を排出させてクラッチを解放する
ことにより達成されるダウンシフトの制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機は、プラネタリ変速
ギヤ機構を有しており、該プラネタリ変速ギヤ機構の所
定要素をクラッチ及びブレーキによって係合又は解放す
ることによって、複数の変速段を達成している。また、
該クラッチ及びブレーキは油圧が供給されて作動する油
圧サーボを有しており、該油圧サーボは複数の切換弁を
有する油圧制御装置によって選択的に油圧が供給及び排
出され制御される。
【0003】従来、このような自動変速機において、係
止側と解放側の油圧室を有するブレーキの油圧サーボの
解放側油圧室の油圧を排出させてブレーキを係合すると
共に、クラッチの油圧サーボの油圧を排出させてクラッ
チを解放させることによりシフトダウンを達成するもの
があり、その自動変速機の制御装置の例として図8に示
すようなものがある。
【0004】図8において、410はクラッチの油圧サ
ーボであり、420はブレーキの解放側油圧室であり、
430はブレーキの係止側油圧室であり、460はシフ
トダウンを制御するシフトバルブである。シフトダウン
に際し、シフトバルブ460のポート461に供給され
る信号圧が排出され、シフトバルブ460が図示の位置
に移動すると、油圧サーボ410及びブレーキの解放側
油圧室420の油圧が共通の油路470からオリフィス
440を介してポート464に連結するドレンポート4
62から排出する。ブレーキの係止側油圧室430には
油圧が供給されているので、ブレーキの解放側油圧室4
20の油圧の排出と共にブレーキが係合される。
【0005】この際、オリフィス440により油圧サー
ボ410及びブレーキの解放側油圧室420の油の排出
流量が制限されているために、油圧サーボ410及びブ
レーキの解放側油圧室420の油圧が同期して排出さ
れ、クラッチの解放とブレーキの係合とを同期して行う
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動変速機の制御装置においては、ブレーキの係止
側油圧室430の油圧の立ち上りは、解放側油圧室42
0の油圧が排出された後に始まるので、ブレーキの係合
が遅れてクラッチが解放した後にブレーキ係合した時に
は、エンジン吹きが発生し大きな変速ショックとなこと
がある。
【0007】図9を参照しながら詳細に説明すると、5
01は出力トルクの変動を示し、502はエンジン回転
数の変動を示し、503はブレーキの係止側油圧室43
0の油圧特性を、504はクラッチの油圧サーボ及びブ
レーキの解放側油圧室420の油圧特性を示したもので
あるが、ブレーキの係止側油圧室430の油圧は、解放
側油圧室420の油圧を排出するように作用するため
に、解放側油圧室420内の油の排出が終了してから、
すなわち、解放側油圧室420の油圧の低下と同期して
いるクラッチの油圧サーボ410の油圧の排出が終了し
てから、上昇することになり、変速のタイミングが常に
一定になってしまう。
【0008】したがって、ある特定の変速条件下でのタ
イミングを調整することは可能であっても、油温の変化
による油の特性の変化や車速の変化に対応することは困
難である。例えば、車速が低くダウンシフトに要する回
転変化の時間が短い時には、クラッチが解放しているに
もかかわらず、ブレーキの係合が遅れるために、502
aに示すようなエンジン吹きが発生する。すると、50
1aに示すように出力トルクが大きく落ち込み、さら
に、ブレーキが遅れて係合することにより501bに示
すように出力トルクが急上昇し、それが大きな変速ショ
ックとして発生するという問題点がある。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の自動変速機
の制御装置の問題点を解決して、係止側と解放側の油圧
室を有するブレーキの油圧サーボの解放側油圧室の油圧
を排出させてブレーキを係合すると共に、クラッチの油
圧サーボの油圧を排出させてクラッチを解放することに
より達成されるダウンシフト制御において、油温の変化
や車速等による影響を受けることがなく、常に適切なタ
イミングにより変速を行い、変速ショックの低減を行う
ことができる自動変速機の制御装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動変速機の制御装置は、クラッチの係合及びブレーキの
解放により達成される変速段から、前記クラッチの解放
及び前記ブレーキの係合によりシフトダウンを達成する
自動変速機の制御装置において、油圧の供給により前記
ブレーキを解放する解放側油圧室と前記ブレーキを係合
するための係止側油圧室を有するブレーキ用油圧サーボ
と、アキュムレータに連結され油圧の排出により前記ク
ラッチを解放するクラッチ用油圧サーボと、前記ブレー
キ用油圧サーボの解放側油圧室と前記クラッチ用油圧サ
ーボに、油圧を供給して前記変速段状態にする供給側
と、オリフィスを有する共通の油路を介して油圧を排出
させてシフトダウンを行う排出側とを有するシフトバル
ブと、該シフトバルブを供給側及び排出側とに切換える
シフトバルブ切換手段と、前記ブレーキ用油圧サーボの
係止側油圧室の油圧を調整する油圧調整手段と、前記ク
ラッチ用油圧サーボの油圧の排出速度を前記ブレーキ用
油圧サーボの解放側油圧室の油圧の排出速度より遅くす
る排出速度遅延手段と、自動変速機の入力回転数を検出
する入力回転数センサと、自動変速機の出力回転数を検
出する出力回転数センサと、スロットル開度を検出する
スロットル開度センサと、前記入力回転数センサ、前記
出力回転数センサ及び前記スロットル開度センサの検出
信号を入力し、前記切換手段及び前記油圧調整手段を制
御する電子制御装置とを備え、該電子制御装置は、前記
出力回転数センサと前記スロットル開度センサからの信
号により、前記変速段からシフトダウンを行うか否かを
判断する変速開始判断手段と、該変速開始判断手段がシ
フトダウンを行うと判断した時に、前記切換手段に前記
シフトバルブを排出側に切換えるように信号を出力する
変速信号出力手段と、該変速信号出力手段の信号出力
後、前記油圧調整手段に前記ブレーキ用油圧サーボの係
止側油圧室の油圧を前記ブレーキが完全に係合すること
ができる油圧より低い油圧に調整するように信号を出力
する油圧変更信号出力手段と、前記入力回転数センサと
前記出力回転数センサからの信号により、前記自動変速
機がシフトダウンを終了したか否かを判断する変速終了
判断手段と、前記変速終了判断手段が変速終了と判断し
た時に、前記油圧調整手段に前記ブレーキ用油圧サーボ
の係止側油圧室の油圧を前記ブレーキが係合することが
できる油圧に調整するように信号を出力する油圧復帰信
号出力手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【作用及び発明の効果】以上の構成に基づき本発明の自
動変速機の制御装置は、変速開始判断手段がシフトダウ
ンを行うと判断すると、シフトバルブが排出側に切換わ
り、ブレーキ用油圧サーボ解放側油圧室の油圧とクラッ
チ用油圧サーボの油圧がアキュムレータ特性に従い徐々
に排出されるが、排出速度遅延手段を有しているため
に、クラッチ用油圧サーボの油圧が排出する前にブレー
キ用油圧サーボの解放側油圧室の油圧の排出が行われ、
クラッチが係合している状態で、ブレーキ用油圧サーボ
の解放側油室の油圧によって影響されることなく係止側
油圧室の油圧を上昇させることができ、エンジン吹きを
防止することができる。また、この際、油圧変更信号出
力手段により係止側油圧室の油圧をブレーキが係合する
ことができる油圧より低い油圧にするように油圧調整手
段を制御しているので、クラッチとブレーキが同時に係
合するタイアップが発生することもない。
【0012】そして、クラッチの解放が終了して、変速
終了判断手段により自動変速機の回転変化が終了しダウ
ンシフトが終了したと判断されると、油圧復帰信号出力
手段により係止側油圧室の油圧をブレーキが係合できる
油圧にするように油圧調整手段を制御するので、油温の
変化や車速に影響されることなく適切なタイミングでブ
レーキを係合させて変速を行うことができる。
【0013】以上のように、本発明の自動変速機の制御
装置によれば、係止側と解放側の油圧室を有するブレー
キの油圧サーボの解放側油圧室の油圧を排出させてブレ
ーキを係合すると共に、クラッチの油圧サーボの油圧を
排出させてクラッチを解放することにより達成されるダ
ウンシフト制御において、クラッチの解放の前に、予め
ブレーキ用油圧サーボの係止用油圧室の油圧を上昇さ
せ、クラッチの解放による変速終了と同時にブレーキを
係合することにより、油温の変化や車速に影響されるこ
となく常に適正なタイミングでダウンシフトを行うこと
ができるので、エンジン吹きやタイアップ等による変速
ショックを防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は本発明が適用される自動
変速機のスケルトンを示す図である。
【0015】本発明が適用される4速自動変速機は、ロ
ックアップクラッチL/Cを有するトルクコンバータ5
0、4速変速ギヤ機構1、減速機構51及びデファレン
シャル装置52を有している。
【0016】4速変速ギヤ機構1は、シングルプラネタ
リギヤ10及びデュアルプラネタリギヤ11を結合させ
て形成されるプラネタリギヤユニット12を有してお
り、かつ該ギヤユニット12のサンギヤS1,S2同士
が一体に形成されたサンギヤSにより構成されている。
さらに、該サンギヤS1,S2に噛合するピニオンP
1,P1’はキャリアCRが共通となっていて、また該
ピニオン及びデュアルプラネタリギヤ11のリングギヤ
(以下、「大リングギヤ」と言う。)R2に噛合するピ
ニオンP2を支持するキャリヤCRも一体に構成されて
いる。
【0017】そして、トルクコンバータ50の出力部材
から延びている入力軸15が第1のクラッチC1を介し
て連結部材16に連結しているとともに、第2のクラッ
チC2を介してサンギヤSに連結している。さらに、連
結部材16とシングルプラネタリギヤ10のリングギヤ
(以下、「小リングギヤ」と言う。)R1との間に第3
のクラッチC3及び第2のワンウェイクラッチF0が介
在しており、また該連結部材16と大リングギヤR2と
の間に第4のクラッチC0が介在している。
【0018】また、上記サンギヤSはバンドブレーキか
らなる第1のブレーキB1により係止され得るように構
成されており、また大リングギヤR2とケース17との
間には第2のブレーキB2及び第1のワンウェイクラッ
チF1が介在している。さらに、キャリアCRは変速ギ
ヤ機構1の略々中央部に位置する出力ギヤ13に連結し
ている。
【0019】また、減速機構51はケース17に回転自
在に支持されているカウンタシャフト54を有してお
り、該シャフト54には、上記出力ギヤ13に常時噛合
している大ギヤ53、及び小ギヤ55が固定されてい
る。また、デファレンシャル装置52は、互いに噛合す
るデフピニオン56及び左右サイドピニオン57a,5
7bはそれぞれ左右フロントアクスル59a,59bに
固定されている。また、デフピニオン56はケース17
に回転自在に支持されているデフキャリア60に支持さ
れており、かつ該デフキャリア60には前記小ギヤ55
に常時噛合しているリングギヤ61が取り付けられてい
る。
【0020】図3及び図4は本発明が適用される自動変
速機の油圧制御装置を示す図である。図において、油圧
制御装置は、クラッチC1,C2,C3,C0及びブレ
ーキB1,B2をそれぞれ操作する油圧サーボC−1,
C−2,C−3,C−0,B−1,B−2を有してお
り、かつこれら油圧サーボの内、第1のクラッチ用油圧
サーボC−1、第2のクラッチ用油圧サーボC−2、第
4のクラッチ用油圧サーボC−0及び第1のブレーキ用
油圧サーボB−1にはそれぞれ各サーボと並列にアキュ
ムレータ21,22,23,24が配設されている。
【0021】さらに、図中62は運転者による各レンジ
への操作により、それぞれ油路が切換えられるマニュア
ルバルブであり、ライン圧油路PLをDレンジにてDポ
ート、3レンジにてD,3ポート、2レンジにてD,
3,2ポート、1レンジにてD,3,2,1ポート、そ
してRレンジにてRポートに連通するように切り換えら
れる。
【0022】また、3はスロットル圧及びRレンジポー
ト等からの油圧により作動して、ポンプ63からの油圧
を適宜調圧してライン圧を発生するプライマリレギュレ
ータバルブであり、また5はリニアソレノイドバルブか
らなり、スロットル開度等に基づく電気信号により制御
されて所定スロットル圧(Pth)を発生するスロット
ル圧コントロールバルブである。
【0023】該スロットル圧コントロールバルブ5は図
1に示す電子制御装置200からの電気信号により操作
されるソレノイド5a、入力ポート5b及び出力ポート
5cを有しており、出力ポート5cからのスロットル圧
Pthはプライマリレギュレータバルブ3のスロットル
圧ポート3aに供給されるとともに、アキュムレータコ
ントロールバルブ20のフィードバックポート20cに
供給される。
【0024】また、65はソレノイドモジュレータバル
ブであり、ライン圧を適宜調圧してスロットル圧コント
ロールバルブ5の入力ポート5bに供給する。さらに、
アキュムレータコントロールバルブ20は入力ポート2
0aのほか、調圧ポート20b、信号ポート20cを有
しており、調圧ポート20bからの油圧が上記アキュム
レータ21〜24の背圧室71〜74に油路jを介して供給
されている。
【0025】また、これらアキュムレータ21〜24はピ
ストン61〜64を有しており、該ピストン61〜64の正
面にて各油圧サーボに連通するアキュムレータ室91
4が構成され、またピストンの背面にてアキュムレー
タ室と同受圧面積からなる背圧室71〜74が構成され
る。アキュムレータ21のアキュムレータ室91にはスプ
リング66a、アキュムレータ22のアキュムレータ室
2にはスプリング66b、アキュムレータ23の背圧室
3にはスプリング66c、アキュムレータ24のアキュ
ムレータ室94及び背圧室74にはそれぞれスプリング6
6d及びスプリング66eが配置されている。
【0026】なお、第3のクラッチ用油圧サーボC−3
はモジュレータバルブ68が介在しており、また第2の
ブレーキ用油圧サーボB−2は直接ライン圧が供給され
る場合とモジュレータバルブ79を介してモジュレータ
圧が供給される場合とがあり、これら油圧サーボC−
3,B−2は共にアキュムレータを介在して設けられて
いない。
【0027】また、1−2シフトバルブ36、2−3シ
フトバルブ37及び3−4シフトバルブ39が配設され
ており、1−2シフトバルブ36及び3−4シフトバル
ブ39は第2のソレノイドバルブSL2により制御さ
れ、また2−3シフトバルブ37は第1のソレノイドバ
ルブSL1により制御される。
【0028】すなわち、1−2シフトバルブ36はソレ
ノイドバルブSL2からの制御油圧が作用する制御油室
36d、Dレンジポートに連通しているライン圧供給ポ
ート36a、出力ポート36b、ドレーンポート36
c、さらにB−2ポート36e、ローモジュレータポー
ト36f及び拘束用制御油室36gを有しており、2,
3,4速時に下半位置にあり、かつ1速時に上半位置に
切り換えられる。
【0029】また、2−3シフトバルブ37は、ソレノ
イドバルブSL1からの制御油圧が作用する制御油室3
7d、上記1−2シフトバルブ36の出力ポート36b
からの油路aに連通している入力ポート37a、油路b
を介して第4のクラッチ用油圧サーボC−0に連通する
出力ポート37b、ドレーンポート37c、さらに1レ
ンジ拘束用制御油室37e、ライン圧供給ポート37
f、上記1−2シフトバルブ36の拘束用制御油室36
gに連通するポート37h、ポート37i及びドレーン
ポート37jを有しており、1,2速時に下半位置にあ
り、かつ3,4速時に上半位置に切り換えられる。
【0030】また、3−4シフトバルブ39は、ソレノ
イドバルブSL2からの制御油圧が作用する制御油室3
9f、C−0ポート39a、B−1リリースポート39
b及びドレーンポート39e、さらに前記ポート37i
に連通している拘束用制御油室39g、2レンジ拘束用
制御油室39h、C−3ポート39i、ドレーンポート
39jを有しており、1,2,3速時に下半位置にあ
り、かつ4速時に上半位置に切り換えられる。
【0031】また、30はB−1モジュレータバルブで
あり、上記1−2シフトバルブ36の出力ポート36b
からの油路aにオリフィス110を介して連通している
ライン圧供給ポート30b、調圧ポ−ト30a、フィー
ドバックポート30d、さらに、拘束用制御油室30c
及びアキュムレータコントロールバルブ20の調圧ポー
ト20bに油路iを介して連通している制御油室30e
を有しており、制御油室30c,30eに制御油圧が作
用していない状態にあっては、ライン圧供給ポート30
bからのライン圧を所定割合にて減圧して調圧ポート3
0aに出力する。
【0032】さらに、32はB−1モジュレータコント
ロールバルブであり、上記2−3シフトバルブ37のポ
ート37iからの油路gに連通する第1の入力ポート3
2d、前記3−4シフトバルブ39のポート39cから
の油路hに連通している第2の入力ポート32a及び上
記B−1モジュレータバルブ30の拘束用制御油室30
cに連通している出力ポート32bを有しており、そし
て油圧サーボC−0に油路cを介して連通している制御
油室32cの解放状態にあって、第1の入力ポート32
dと出力ポート32bとを連通し、該制御油室32cへ
の油圧供給状態にあって、第2の入力ポート32aと出
力ポート32bとを連通する。
【0033】また、2−3タイミングバルブ33は、2
−3シフトバルブ37の出力ポート37bと第4のクラ
ッチ用油圧サ−ボC−0との間を連通する油路bを分岐
した油路eを介して出力ポート37bに連通する入力ポ
ート33a、3−4シフトバルブ39のポート39aに
油路mを介して連通する出力ポート33b及び油圧サー
ボC−0に連通している第1の制御油室33d及びアキ
ュムレータコントロールバルブ20の調圧ポート20b
に連通している第2の制御油室33cを有しており、油
圧サーボC−0の油圧が所定圧に上昇すると、入力33
aと出力ポート33bを連通する。
【0034】また、油圧サーボC−0とポート37bを
連通する油路bには、油路eとの分岐より上流側にオリ
フィス111、下流側にはオリフィス112が介在して
おり、油圧サーボC−0とポート39aとを連通する油
路dには、油路eとの分岐より下流側に上記オリフィス
112より大径のオリフィス113が設けられている。
【0035】さらに、油圧サーボC−0とポート39a
とを連通する油路dに油圧サーボC−0からポート39
aへの流れを許容するチェックボール40が介在してお
り、かつ該油路dから上記油路bに連通する油路eにポ
ート39aからポート37bへの油の排出を許容するチ
ェックボール41が介在している。また、油路bにはオ
リフィス111と並列的に油圧サーボC−0への流れを
許容するチェックボール42が介在されている。
【0036】なお、75はロックアップクラッチコント
ロールバルブ、76はロックアップクラッチモジュレー
タバルブ、SL3はロックアップクラッチ制御用ソレノ
イドバルブであって、図5の作動表における二重丸を付
した変速段において、適宜制御される。また、77はセ
カンドレギュレータバルブである。
【0037】次に、本実施例による作用について説明す
る。マニュアルバルブ62をNレンジに操作されている
状態において、図5に示すように第1のソレノイドバル
ブSL1のみがオンしてドレーン状態にあり、第2のソ
レノイドバルブSL2はオフで供給状態にある。
【0038】この状態では、1−2シフトバルブ36は
制御油室36dに油圧が供給されているため上半位置に
あり、かつ2−3シフトバルブ37は制御油室37dの
油圧が解放されるため下半位置にある。そして3−4シ
フトバルブ39は、制御油室39fに油圧が供給されて
いるが、2−3シフトバルブ37のポート37iから油
路n及びライン圧供給ポート37fを介してライン圧が
拘束用制御油室39gに供給されて下半位置に拘束され
る。
【0039】したがって、油路nから3−4シフトバル
ブ39のライン圧供給ポート39dに供給されたライン
圧が、ポート39iからC−3モジュレータバルブ68
を介して油圧サーボC−3に供給されるので第3のクラ
ッチは係合状態にある。
【0040】次に、マニュアルバルブ62をDレンジに
操作した状態での1速状態では、Nレンジと同様に、第
1のソレノイドバルブSL1のみがオンしてドレーン状
態にあり、第2のソレノイドバルブSL2はオフ状態に
ある。
【0041】したがって、マニュアルバルブ62のDレ
ンジポートからライン圧が第1のクラッチ用油圧サーボ
C−1にアキュムレータ21内のオリフィス114を介
して供給され。
【0042】この時、電子制御装置200からの信号に
基づきスロットル圧コントロールバルブ5が適宜作動し
て所定スロットル圧Pthが発生する。さらに、該スロ
ットル圧Pthはアキュムレータコントロールバルブ2
0の信号ポート20cに供給され、入力ポート20aに
供給されたライン圧がフィードバック圧により所定割合
に減圧され、該減圧された油圧が出力ポート20bから
各アキュムレータ21〜24の背圧室71〜74に供給され
る。
【0043】これにより、油圧サーボC−1に連通する
アキュムレータ21は第1のクラッチC1の係合特性に
対応して背圧室71の油圧がスロットル圧コントロール
バルブ5に基づき適正に制御されて、該クラッチC1は
滑らかに係合する。
【0044】なお、スロットル圧コントロールバルブ5
の制御に基づき、プライマリレギュレータバルブ3によ
るライン圧及び他のアキュムレータ22〜24の背圧室7
2〜74も同時に調圧されるが、他のクラッチC0,C2
及びブレーキB1は非係合状態にあって何ら影響を受け
ることがない。
【0045】そして、該第1及び第3のクラッチC1,
C3が係合し、かつ第1及び第2のワンウェイクラッチ
F1、F0が係合する1速状態にあっては、入力軸15
の回転は、第1及び第3のクラッチC1,C3及び第2
のワンウェイクラッチF0を介して小リングギヤR1に
伝達され、かつこの状態では第1のワンウェイクラッチ
F1により大リングギヤR2の回転が阻止されているの
で、サンギヤSを空転させながらキャリアCRは大幅に
減速され、該減速回転が出力ギヤ13から取り出され
る。そして、該出力ギヤ13の回転は減速機構51にて
減速され、さらにデファレンシャル装置52により左右
アクセルシャフト59a、59bに伝達される。
【0046】また、2速状態にあっては、第1のソレノ
イドバルブSL1に加えて第2のソレノイドバルブSL
がオンする。すると、2−3シフトバルブ37及び3−
4シフトバルブ39は下半位置に保持された状態で1−
2シフトバルブ36は制御油室36dの油圧解放により
下半位置に切り換えられる。この状態では、Dレンジポ
ートのライン圧がライン圧供給ポート36a及び出力ポ
ート36bを介して油路aに供給され、さらにB−1モ
ジュレータバルブ30のライン圧ポート30bに供給さ
れる。
【0047】また、2−3シフトバルブ37はライン圧
供給ポート37fとポート37iを連通した状態にあ
り、該Dレンジからのライン圧供給ポート37fからの
ライン圧は、ポート37i及び油路gを介してB−1モ
ジュレータコントロールバルブ32の第1の入力ポート
32dに供給され、かつ1,2速状態においては、該コ
ントロールバルブ32は上半位置にあって、入力ポート
32dの油圧は出力ポート32bを介してB−1モジュ
レータバルブ30の拘束用制御油室30cに供給されて
いる。
【0048】したがって、該モジュレータバルブ30は
左半位置に拘束された状態にあり、上記ライン圧供給ポ
ート30bのライン圧はそのまま調圧ポート30aに出
力され、該ライン圧は油路fを介して第1のブレーキ用
油圧サーボB−1のブレーキ係止用油圧室31に供給さ
れる。これにより、第1のブレーキB1のバンドをライ
ン圧に基づく強い力により締め付ける。
【0049】また、上述Dレンジへのシフトと同様に、
1→2速アップシフト時もスロットル圧コントロールバ
ルブ5が電子制御装置200からの電気信号により適宜
調圧され、さらに該スロットル圧によりライン圧がアキ
ュムレータ21〜24の背圧室71〜74に供給される。こ
れにより、B1ブレーキ油圧サーボB−1は、そのアキ
ュムレータ24が適宜背圧制御されることにより、該ブ
レーキB1の係合特性に合わせて適宜調整されて、第1
のブレーキB1は滑らかに係合する。
【0050】なお、この際、他のクラッチC1,C2,
C0用アキュムレータ21,22,23も背圧制御される
が、第2のクラッチC2及び第4のクラッチC0は解放
状態にあって何ら影響を受けることはなく、かつ第1の
クラッチC1はスロットル圧変化に基づくライン圧の変
化に伴って油圧サーボC−1の油圧が変化するが、該ク
ラッチC1は既に係合した静摩擦状態にあり、かつ係合
油圧はクラッチのトルク負荷に対してかなり高い値にあ
り、該クラッチC1が滑るようなことはない。
【0051】そして、第1及び第3のクラッチC1,C
3に加えて第1のブレーキB1が係合し、かつ第2のワ
ンウェイクラッチF0が係合する2速状態にあっては入
力軸15の回転は第1及び第3のクラッチC1,C3及
び第2のワンウェイクラッチF0を介して小リングギヤ
R1に伝達され、かつ第1のブレーキB1によりサンギ
ヤSが停止されているので、該小リングギヤR1の回転
は大リングギヤR2を空転しながらキャリアCRから2
速回転として取り出される。
【0052】なお、該1→2変速にあっては、第1のワ
ンウェイクラッチF1がオーバランして、つかみ換えに
よるシフトショックの発生を防止している。
【0053】さらに、3速状態においては、第2のソレ
ノイドバルブSL2はオン状態を維持され、かつ第1の
ソレノイドバルブSL1がオフ状態に切り換わる。
【0054】この状態では、1−2シフトバルブ36及
び3−4シフトバルブ39が下半位置に保持された状態
で2−3シフトバルブ37がその制御油圧37dの油圧
供給により上半位置に切り換わる。これにより、1−2
シフトバルブポート36a、36bを介して供給されて
いる油路aのライン圧は入力ポート37a及び出力ポー
ト37bを介して油路bに連通され、更にオリフィス1
11及びチェックボール42を介して第4のクラッチ用
油圧サーボC−0及びそのアキュムレータ23のアキュ
ムレータ室93に供給される。
【0055】また、2−3シフトバルブ37のポート3
7iが油路nからのライン圧供給ポート37fに連通し
ている状態からドレーンポート37cに切り換わり、こ
れによりB−1モジュレータコントロールバルブ32の
第1の入力ポート32dへの油圧はドレーンされる。
【0056】そして、第4のクラッチ用油圧サーボC−
0及びそのアキュムレータ23の油圧が所定値に上昇す
ると、該油圧が2−3タイミングバルブ33の第1の制
御油室33dに作用することに基づき該バルブ33が上
半位置に切り換わり、油圧bからの油圧はライン圧供給
ポート33a及び出力ポート33bを介して速やかに油
路dに供給され、更に3−4シフトバルブ39のポート
39a,39bを介して第1のブレーキ用油圧サーボB
−1のブレーキ解放用油圧室35に供給される。
【0057】さらに、この状態にあっては、油圧サーボ
C−0の油圧は油路cを介してB−1モジュレータコン
トロールバルブ32の制御室32cに作用し、該バルブ
を左半位置に切り換えるが、3−4シフトバルブ39の
ポート39cがドレーンポート39eに連通した状態に
あり、B−1モジュレータコントロールバルブ32はそ
の第1の入力ポート32dと同様に第2の入力ポート3
2aもドレーン状態にあり、したがって、B−1モジュ
レータバルブ30は調圧状態にあって、ライン圧供給ポ
ート30bのライン圧がフィードバックポート30dの
フィードバック圧により所定割合にて減圧され、該モジ
ュレータ圧が油路fを介して第1のブレーキ用油圧サー
ボB−1のブレーキ係止用油圧室31に作用する。
【0058】これにより、該油圧サーボB−1はブレー
キ解放用油圧室35に作用するライン圧がブレーキ係止
用油圧室31に作用しているモジュレータ圧に打ち勝っ
てピストンを移動し、バンドブレーキB1を解放する。
この際、アキュムレータ23に連通している油圧サーボ
C−0の油圧が高まり、その状態で2−3タイミングバ
ルブ33が切り換わってブレーキ解放用油圧室35に油
圧が速やかに供給されて、第1のブレーキB1が第4の
クラッチC0の係合に先立って解放することが防止さ
れ、瞬間的にでも1速状態に戻ることが防止される。
【0059】さらに、2→3速変速に際し、前述と同様
にスロットル圧コントロールバルブ5が電気信号により
適宜制御され、さらに該スロットル圧によりライン圧が
アキュムレータコントロールバルブ20を介して調圧さ
れ、該調圧された油圧がアキュムレータ21〜24の背圧
1〜74に供給されるとともに、2−3タイミングバル
ブ33の第2の制御室33cに供給される。
【0060】これにより、前述と同様にスロットル圧コ
ントロールバルブ5に基づくアキュムレータ背圧制御が
行なわれ、クラッチC0の係合特性に対応するように油
圧サーボC−0の油圧が調圧され、滑らかに該クラッチ
C0が係合するとともに、タイミングバルブ33の切換
えタイミングが適正に調整され、第4のクラッチC0の
係合と第1のブレーキB1の解放のタイミングが適正に
合わせられる。
【0061】また、同時B−1モジュレータバルブ30
の制御油室30eにもアキュムレータコントロールバル
ブの出力ポート20bからの油圧が供給され、該モジュ
レータバルブ30からのモジュレータ圧を高める方向に
適宜調圧する。そして、該調圧された油圧は油路fを介
してブレーキ解放用油圧室31に供給され、上述タイミ
ングバルブ33の制御と対応して、該ブレーキB1の解
放時を適正に調整する。
【0062】そして、第1及び第3のクラッチC1,C
3に加えて第4のクラッチC0が係合し、かつ第1のブ
レーキB1が解放する3速状態にあっては、入力軸15
の回転は、第2のワンウェイクラッチF0及び第3のク
ラッチC3を介して小リングギヤR1に伝達されるとと
もに、第4のクラッチC0を介して大リングギヤR2に
伝達され、プラネタリギヤユニット12が一体となる一
体回転がキャリアCRから出力ギヤ13に取り出され
る。
【0063】この際、第4のクラッチC0及び第1のブ
レーキB1とのつかみ換えを生ずるが、上述したように
適正なタイミングがとられるとともに、他の変速段を経
由する変速は阻止され、シフトショックを生ずることは
ない。
【0064】次に、4速状態においては、第1のソレノ
イドバルブSL1のオフに加えて第2のソレノイドバル
ブSL2もオフ状態に切り換わる。この状態にあって
は、2−3シフトバルブ37が上半位置に保持され、3
−4シフトバルブ39はその制御室39fに制御油圧が
供給されて、上半位置に切り換わり、また1−2シフト
バルブ36はその制御油室36dに供給されるが、2−
3シフトバルブ37のライン圧供給ポート37fのライ
ン圧がポート37hを通って拘束用制御油室36gに供
給されており、下半位置に維持されている。これによ
り、3−4シフトバルブ39のB−1リリーフポート3
9bがドレーンポート39eと連通して、第1のブレー
キ用油圧サーボB−1のブレーキ解放用油圧室31がド
レーンされる。
【0065】なお、前記3速において第4のクラッチ用
油圧サーボC−0に油圧供給されるため、油路cを介し
てB−1モジュレータコントロールバルブ32の制御油
室32cに油圧が供給され、該バルブ32は第2の入力
ポート32a及び出力ポート32bが連通した状態にあ
る下半位置に切り換えられた状態となる。この状態で、
4速において、3−4シフトバルブ39が切り換えら
れ、ライン圧供給ポート39dがポート39cに連通す
ると、ライン圧はポート39d,39c及びB−1モジ
ュレータコントロールバルブのポート32a,32bを
通ってB−1モジュレータバルブ30の拘束用制御油室
30cに供給され、すなわちライン圧ポート30bと調
圧ポート30aを直通したライン圧供給状態に切り換え
る。
【0066】したがって、油路aからのライン圧はポー
ト30b及び30aを通ってそのまま油路fに導かれ第
1のブレーキ用油圧サーボB−1のブレーキ係止用油圧
室31の供給油圧はモジュレータ圧からライン圧に切り
換わる。
【0067】さらに、3−4シフトバルブ39のC−3
ポート39iがドレーンポート39jに連通することに
より、第3の油圧サーボC−3の油圧はチェックボール
85及び3−4シフトバルブ39のポート39i及び3
9jを介してドレーンされる。
【0068】なお、4速状態にあってはスロットル圧コ
ントロールバルブ5が電子制御装置200からの電気信
号により高めに調圧され、アキュムレータコントロール
バルブ20からの出力圧であるアキュムレータ背圧が高
めに設定される。
【0069】そして、第1のクラッチC1及び第4のク
ラッチC0が係合状態にあるとともに、第1のブレーキ
B1が係止状態に切り換えられ、かつ第3のクラッチC
3が解放状態に切り換えられる4速状態にあっては、入
力軸15の回転は第4のクラッチC0を介して大リング
ギヤR2に伝達され、かつ第1のブレーキB1によるサ
ンギヤSが係止されているので、該大リングギヤR2の
回転はリングギヤR1を空転しながらキャリアCRを高
速回転し、該回転が出力ギヤ13に伝達される。
【0070】一方、4→3速にダウンシフトする際、前
述したように3−4シフトバルブ39が下半位置に切換
えられ、ポート39a,39bを通って第1のブレーキ
用油圧サーボB−1のブレーキ解放用油圧室35に油路
bからの油圧が供給されるとともに、ライン圧供給ポー
ト39dのライン圧がポート39i,C−3モジュレー
タバルブ68を介して第3のクラッチ用油圧サーボC−
3に供給される。
【0071】また、3→2速にダウンシフトする際、前
述したように2−3シフトバルブ37が下半位置に切り
換えられ、C−0ポート37bをドレーンポート37c
に連通する。すると、油圧サーボB−1のブレーキ解放
用油圧室35の油圧がポート39b,39a,油路d,
チェックボール41,油路eそして油路b及びポート3
7bを通ってドレーンポート37cからドレーンされ、
第4のクラッチ用油圧サーボC−0の油圧がアキュムレ
ータ23のアキュムレータ室93の油圧とともに油路b及
びポート37bを介してドレーンポート37cからドレ
ーンされるが、油路bに介在されたオリフィス111に
より、油圧サーボB−1のブレーキ解放油室35と油圧
サーボC−0の油圧は同様に制限されてドレーンされ
る。その際、油路dの油路eとの分岐より油圧サーボC
−0側にオリフィス113が介在されているために、油
圧サーボC−0からの油圧の排出が油圧サーボB−1の
ブレーキ解放油室35の排出より遅くなり、よって、第
4のクラッチC0の解放が第1のブレーキB1の係合に
対して遅くなる。
【0072】この際、油圧サーボC−0の油圧がオリフ
ィス112を介して油路bに排出されるが、前述のよう
にオリフィス112の穴の径はオリフィス113よりも
小径に形成されているために、油圧サーボC−0の油圧
の排出にはほとんど影響を与えることはない。
【0073】そして、B−1モジュレータコントロール
バルブ32は油圧サーボC−0の油圧が排出が終了する
まで制御油室32cに油圧が作用するので左半位置に保
持され、第2の入力ポート32aと出力ポート32bが
連通した状態であるが、ポート32aに連結する油路h
には油圧が供給されていないので、B−1モジュレータ
バルブ30の拘束用制御油室30cには油圧が作用して
いない状態であり、制御油室30eの油圧により油圧サ
ーボB−1のブレーキ係合用油室31に供給する油圧を
適宜制御することができる。
【0074】この際、後述するが、電子制御装置200
からの信号に基づき、スロットル圧コントロールバルブ
5が適宜作動して所定のスロットル圧Pthを発生さ
せ、アキュムレータコントロールバルブ20の信号ポー
ト20cに供給し、アキュムレータコントロールバルブ
20の出力ポート20bから油路iを介してB−1モジ
ュレータバルブ30の制御油室30eに油圧を供給し、
油圧サーボB−1のブレーキ係止用油室31に供給され
る油圧を制御して、変速ショックの小さな変速を達成し
ている。
【0075】さらに、2→1速にダウンシフトする際、
1−2シフトバルブ36が上半位置に切換えられ、その
出力ポート36bがドレーンポート36cに連通するよ
うに切り換えられる。したがって、第1のブレーキ用油
圧サーボB−1のブレーキ係止用油圧室31の油圧は油
路f、B−1モジュレータバルブ30のポート30a,
30b、並びにチェックボ−ル99、油路a及びポ−ト
36bからドレーンポート36cに排出される。
【0076】そして、4→2速にキックダウンする際、
3−4シフトバルブ39が下半位置に切り換えられると
ともに、2−3シフトバルブ37も下半位置に切換えら
れる。これにより、第4のクラッチ用油圧サーボC−0
の油圧が油路b及びポート37bを通ってドレーンポー
ト37cから排出されるとともに、第1のブレーキ用油
圧サーボB−1のブレーキ解放用油圧室35の油圧ポー
ト39a,39b,油路d、チェックボール41,油路
e,a及びポート37bを通ってドレーンポート37c
から排出される。
【0077】一方、マニュアルバルブ62をRレンジに
操作すると、Rレンジポートからのライン圧が第2のク
ラッチ用油圧サーボC−2及びそのアキュムレータ22
に供給される。この際、前述と同様にスロットル圧コン
トロールバルブ5が制御部からの電気信号により適宜調
圧され、さらにアキュムレータコントロールバルブ20
に作用し、ライン圧を減圧した油圧がアキュムレータ2
1〜24の背圧室71〜74に供給され、アキュムレータ2
2を背圧制御することにより、油圧サーボC−2の油圧
が第2のクラッチC2の係合特性に対応して制御され、
N→R又はD→Rの切換え時のシフトスムースが図られ
る。
【0078】さらに、該リバースレンジにあって、車両
が所定速度例えば7Km/H以下の実質的停止状態にあ
る場合は、1−2シフトバルブ36は上半位置にあっ
て、Rレンジポートからのライン圧が2方向チェックバ
ルブ43を経てポート36f及び36eを介して第2の
ブレーキ用油圧サーボB−2に供給される。
【0079】そして、第2のクラッチC2及び第2のブ
レーキB2が係合しているリバース状態にあっては、入
力軸15の回転は第2のクラッチC2を介してサンギヤ
Sに伝達され、さらに第2のブレーキB2により大リン
グギヤR2が停止されているので、該サンギヤSの回転
は小リングギヤR1を逆方向に空転させながら、キャリ
アCRに逆回転して伝達し、該逆回転が出力ギヤ13か
ら取り出される。
【0080】また、リバースレンジであって、車両が所
定速度以上にて惰性走行している場合、第2のソレノイ
ドバルブSL2がオンして1−2シフトバルブ36が下
半位置に切り換わる。この状態にあっては、第2のブレ
ーキ用油圧サーボB−2に油圧が供給されず、上述した
リバース状態にならない。
【0081】一方、マニュアルバルブ62を2レンジに
操作すると、2レンジポートからのライン圧が3−4シ
フトバルブ39の拘束用制御油室39hに供給され、該
バルブ39が上半位置、すなわち4速位置になることが
阻止される。
【0082】さらに、マニュアルバルブ62を1レンジ
に操作すると、1レンジポートからのライン圧を2−3
シフトバルブ37の拘束用制御油室37eに供給して、
該バルブが上半位置、すなわち3,4速位置になること
が阻止される。また、1レンジポートからのライン圧は
ローモジュレータバルブ79により減圧され、該モジュ
レータ圧が2方向チェックバルブ43を経て1−2シフ
トバルブ36のポート36fに供給されるとともに、1
速時に第2のブレーキ用油圧サーボB−2にモジュレー
タ圧が供給される。
【0083】次に、本発明の3→2変速制御について図
1、図6及び図7を参照しながら詳細に説明する。図1
は本発明の自動変速機の制御装置の構成を示した図であ
り、210は第1のクラッチC1の回転数から自動変速
機の入力回転数を検出する入力回転数センサであり、2
20は減速機構51の大ギヤ53の回転数から自動変速
機の出力回転数を検出する出力回転数センサであり、2
30はスロットル開度を検出するスロットル開度センサ
である。電子制御装置200は入力回転センサ210、
出力回転センサ220及びスロットル開度センサ230
からの信号により第1のソレノイドバルブSL1及びス
ロットル圧コントロールバルブ5を適宜作動させる。
【0084】ここで、本発明の共通の油路は油路bであ
り、シフトバルブ切換手段は第1のソレノイドバルブS
L1であり、油圧調整手段はスロットル圧コントロール
バルブ5、アキュムレータコントロールバルブ20及び
B−1モジュレータバルブ30からなり、排出速度遅延
手段はオリフィス113である。
【0085】図6は、電子制御装置200内にて行われ
る3→2変速制御の制御フロー300である。図7は、
3→2変速の状態のタイムチャートを示した図であり、
Aは電子制御装置200から第1のソレノイドバルブS
L1に出力される信号であり、Bは自動変速機の出力ト
ルクの変動を示したものであり、Cはエンジンの回転数
の変動を示したものであり、Dは油圧サーボC−0の油
圧特性であり、Eは油圧サーボB−1のブレーキ解放用
油圧室35の油圧特性であり、Fは油圧サーボB−1の
ブレーキ係止側油圧室31の油圧特性であり、Gはスロ
ットル圧コントロールバルブ5の出力油圧である。
【0086】次に、3→2変速制御の作動について図6
及び図7を参照して説明すると、3速状態ではスロット
ル圧コントロールバルブ5は図7のGに示すようにスロ
ットル開度に対応したスロットル圧を出力しており、こ
の油圧がアキュムレータコントロールバルブ20の信号
ポート20cに作用して、調圧ポート20bからスロッ
トル圧に基づいた油圧が出力される。そして、調圧ポー
ト20bからの油圧がB−1モジュレータバルブ30の
制御油室30eに作用してライン圧供給ポート30bの
油圧を3速用に調圧して油路fを介して油圧サーボB−
1のブレーキ係止用油圧室31に供給している。
【0087】そして、図6のステップ310で出力回転
数センサ220及びスロットル開度センサ230から現
在の車速V及びスロットル開度θを読み込み、変速開始
判断手段であるステップ320において読み込んだ車速
V及びスロットル開度θが3→2変速を行うか否かを判
断し、行うと判断した場合にはステップ330に進み、
行わないと判断した時にはステップ310に戻る。変速
信号出力手段であるステップ330では、第1のソレノ
イド弁SL1をオンにする信号を発生し2−3シフトバ
ルブ37を下半位置に切り換え2速状態とする。そして
すぐに、油圧変更信号出力手段であるスッテプ340に
おいてスロットル圧コントロールバルブ5にスロットル
圧を3→2変速用の油圧を出力させる信号を出力する。
ここで、3→2変速用の油圧は、油圧サーボB−1のブ
レーキ係止用油圧室31内の油圧をブレーキB1が係合
するに必要な油圧よりも少し低い油圧である。
【0088】ここで、2−3シフトバルブ37の切り換
えによる油圧サーボC−0及びB−1の油圧特性につい
て説明すると、2−3シフトバルブ37の切り換えによ
り出力ポート37bがドレーンポート37cに連通し、
油路b及び油路dを介して油圧サーボC−0及び油圧サ
ーボB−1の解放側油圧室35の油圧がドレーンされ、
油路bに介在されたオリフィス111により流量が制限
され緩やかなドレーン油圧特性を示す。この際、油路d
の油路bとの分岐点より油圧サーボC−0側にはオリフ
ィス113が介在されているために、図7のD及びEに
示すように油圧サ−ボC−0の油圧の排出がブレーキ解
放側油圧室35の油圧の排出より遅くなる。また、油圧
サ−ボC−0及びブレーキ解放側油圧室35の油圧特性
はアキュムレータ23の特性に依存している。
【0089】また、B−1ブレーキの係止側油圧室31
の油圧特性は、ステップ340で低めの圧に設定されて
おり、また、ブレーキ解放側油圧室35の油圧の低下と
ともに油圧サーボB−1のピストンを押し戻すために、
Fに示すようにブレーキ解放用油圧室35の油圧特性に
依存して低下していく。そして、さらにブレーキ解放側
油圧室35の油圧が低下し、油圧サーボB−1のピスト
ンが完全に押し戻されてピストンストロークが終了する
と、油圧サーボB−1ブレーキの係止側油圧室31の油
圧は徐々に増加し、ブレーキB1が係合を開始する。こ
の際、図7のBに示すように出力トルクがブレーキB1
の係合開始により少し落ち込むが、大きな変速ショック
になる程の落ち込みではない。また、この状態ではB−
1ブレーキの係止側油圧室31に供給されている油圧
は、上述のように、ステップ340でブレーキB1が係
合するに必要な油圧よりも少し低い油圧にするように設
定されているので、ブレーキB1が完全に係合すること
はない。
【0090】次に、制御フロー300のステップ350
において、入力回転数センサ210及び出力回転数セン
サ220から入力回転数NI及び出力回転数 Oを読み込
み、変速終了判断手段であるステップ360において、
入力回転数NIと出力回転数NOとの比が2速状態となり
変速が終了したか否かを判断し、変速終了であればステ
ップ370に進み、変速終了でなければステップ350
に戻る。そして油圧復帰信号出力手段であるステップ3
70において、スロットル圧コントロールバルブ5へス
ロットル開度に対応したスロットル圧への復帰、すなわ
ち、ブレーキ係止側油圧室31の油圧をブレーキB1が
係合することができる油圧に変更する信号を出力して3
→2変速の制御を終了する。
【0091】ここで、ステップ370による油圧サーボ
C−0及びB−1の油圧特性について説明すると、図7
のDにおいて、油圧サーボC−0の油圧が変速終了とと
もに急激に低下しているが、これはアキュムレータ23
内の油の排出によってクラッチC0の解放がほぼ終了し
クラッチC0がトルクを持たなくなり、これによって入
力回転数NI及び出力回転数N0が2速状態の回転数と同
期するためである。そして、Fに示すように、変速終了
の判断とともに油圧サーボB−1のブレーキ係合側油圧
室31に供給される油圧が高まり、ブレーキ係合側油圧
室31の油圧が上昇し、ブレーキB1が係合を完全に終
了して変速が終了する。
【0092】以上のように、本発明を適用した本実施例
の自動変速機の制御装置によれば、ステップ320でシ
フトダウンを行うと判断すると、2−3シフトバルブ3
7が2速側に切換わり、ブレーキB1の油圧サーボB−
1の解放側油圧室35の油圧とクラッチC0の油圧サー
ボC−0の油圧が排出されるが、オリフィス113を有
しているために、クラッチC0の油圧サーボC−0の油
圧が排出する前にブレーキB1の油圧サーボB−1の解
放側油圧室35の油圧の排出が行われ、クラッチC0が
係合している状態で、油圧サーボB−1の解放側油室3
5の油圧によって影響されることなく係止側油圧室31
の油圧を上昇させることができ、エンジン吹きを防止す
ることができる。また、この際、ステップ330により
係止側油圧室31の油圧をブレーキB1が係合すること
ができる油圧より低い油圧にするようにスロットル圧コ
ントロールバルブ5を制御しているので、クラッチC0
とブレーキB1が同時に係合するタイアップが発生する
こともない。
【0093】そして、クラッチC0の解放が終了して、
ステップ360で自動変速機の回転変化が終了し2速状
態になった判断されると、ステップ370により係止側
油圧室31の油圧をブレーキB1が係合できる油圧にす
るようにスロットル圧コントロールバルブ5を制御する
ので、油温の変化や車速に影響されることなく適切なタ
イミングでブレーキB1を係合させて変速を行うことが
できる。
【0094】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の特許請求の範囲に記載された技術
思想に基づいて種々変形することが可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の制御装置の構成を示した
図である。
【図2】本発明適用される自動変速機のスケルトン図で
ある。
【図3】本発明が適用される自動変速機の油圧回路図の
左半分を示した図である。
【図4】本発明が適用される自動変速機の油圧回路図の
右半分を示した図である。
【図5】自動変速機の係合表である。
【図6】3→2変速制御の制御フローを示した図であ
る。
【図7】3→2変速の状態のタイムチャートを示した図
である。
【図8】従来の自動変速機の制御装置を示した図であ
る。
【図9】従来のダウンシフトの状態のタイムチャートを
示した図である。
【符号の説明】
5…スロットル圧コントロールバルブ(油圧調整手段) 20…アキュムレータコントロールバルブ(油圧調整手
段) 30…B−1モジュレータバルブ(油圧調整手段) 31…係止側油圧室 35…海保側油圧室 37…2−3シフトバルブ(シフトバルブ) C0…第4のクラッチ(クラッチ) B1…第1のブレーキ(ブレーキ) SL1…第1のソレノイドバルブ(シフトバルブ切換手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 和久 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 横山 文友 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチの係合及びブレーキの解放によ
    り達成される変速段から、前記クラッチの解放及び前記
    ブレーキの係合によりシフトダウンを達成する自動変速
    機の制御装置において、 油圧の供給により前記ブレーキを解放する解放側油圧室
    と前記ブレーキを係合するための係止側油圧室を有する
    ブレーキ用油圧サーボと、アキュムレータに連結され油
    圧の排出により前記クラッチを解放するクラッチ用油圧
    サーボと、前記ブレーキ用油圧サーボの解放側油圧室と
    前記クラッチ用油圧サーボに、油圧を供給して前記変速
    段状態にする供給側と、オリフィスを有する共通の油路
    を介して油圧を排出させてシフトダウンを行う排出側と
    を有するシフトバルブと、該シフトバルブを供給側及び
    排出側とに切換えるシフトバルブ切換手段と、前記ブレ
    ーキ用油圧サーボの係止側油圧室の油圧を調整する油圧
    調整手段と、前記クラッチ用油圧サーボの油圧の排出速
    度を前記ブレーキ用油圧サーボの解放側油圧室の油圧の
    排出速度より遅くする排出速度遅延手段と、自動変速機
    の入力回転数を検出する入力回転数センサと、自動変速
    機の出力回転数を検出する出力回転数センサと、スロッ
    トル開度を検出するスロットル開度センサと、前記入力
    回転数センサ、前記出力回転数センサ及び前記スロット
    ル開度センサの検出信号を入力し、前記シフトバルブ切
    換手段及び前記油圧調整手段を制御する電子制御装置と
    を備え、 該電子制御装置は、前記出力回転数センサと前記スロッ
    トル開度センサからの信号により、前記変速段からシフ
    トダウンを行うか否かを判断する変速開始判断手段と、
    該変速開始判断手段がシフトダウンを行うと判断した時
    に、前記シフトバルブ切換手段に前記シフトバルブを排
    出側に切換えるように信号を出力する変速信号出力手段
    と、該変速信号出力手段の信号出力後、前記油圧調整手
    段に前記ブレーキ用油圧サーボの係止側油圧室の油圧を
    前記ブレーキが完全に係合することができる油圧より低
    い油圧に調整するように信号を出力する油圧変更信号出
    力手段と、前記入力回転数センサと前記出力回転数セン
    サからの信号により、前記自動変速機がシフトダウンを
    終了したか否かを判断する変速終了判断手段と、前記変
    速終了判断手段が変速終了と判断した時に、前記油圧調
    整手段に前記ブレーキ用油圧サーボの係止側油圧室の油
    圧を前記ブレーキが係合することができる油圧に調整す
    るように信号を出力する油圧復帰信号出力手段とを有す
    ることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧調整手段は、スロットル開度に
    対応する油圧を出力するスロットル圧コントロールバル
    ブと、該スロットル圧コントロールバルブの出力油圧を
    信号圧として前記アキュムレータの背圧室に供給する油
    圧を出力するアキュムレータコントロールバルブと、該
    アキュムレータコントロールバルブの出力油圧を信号圧
    として前記ブレーキ用油圧サーボの係止側油圧室に油圧
    を供給するモジュレータバルブからなり、前記電子制御
    装置は前記スロットル圧コントロールバルブに信号を出
    力することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自
    動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキ用油圧サーボの係止側油圧
    室に第2のアキュムレータが連結され、該第2のアキュ
    ムレータの背圧室に前記アキュムレータコントロールバ
    ルブの出力油圧が印加されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の自動変速機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7081068B2 (en) * 2003-02-12 2006-07-25 Komatsu Ltd. Transmission system for work vehicle
JP2017172643A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 油圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7081068B2 (en) * 2003-02-12 2006-07-25 Komatsu Ltd. Transmission system for work vehicle
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