JPH0315629Y2 - - Google Patents

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JPH0315629Y2
JPH0315629Y2 JP1335386U JP1335386U JPH0315629Y2 JP H0315629 Y2 JPH0315629 Y2 JP H0315629Y2 JP 1335386 U JP1335386 U JP 1335386U JP 1335386 U JP1335386 U JP 1335386U JP H0315629 Y2 JPH0315629 Y2 JP H0315629Y2
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flint
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、土木建築用山留架構体における腹起
し材と梁材の連結構造に関する。
(従来の技術) 従来の山留作業においては、第6図、第7図で
示す如く、パネル2に添接された腹起し材1と切
梁材3とが直交状態で互いに連結され、切梁材3
の両側から腹起し材1にわたつて2本の火打梁材
4,4が架設されることが普通である。
前記切梁材3及び火打梁材4を腹起し材1に連
結する構造は以下のとおりである。即ち、切梁材
3と腹起し材1の連結においては、切梁材3の長
手方向の先端面を腹起し材1の側面に当接させ、
この両者をボルト締めにより垂設固定していた。
一方、火打梁材4と腹起し材1の連結において
は、左右専用のコンクリート用火打梁材受ピース
30が腹起し材1にボルトで締めつけ固定され
て、該火打梁材受ピース30に設けられた受面に
火打梁材4が任意の角度で乗せられている。該火
打梁材4の先端部が係止面20に当接されてお
り、火打梁材4と受面にコンクリートが打設され
て、両梁材1,4は連結固定されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の梁材の連結構造においては、斜めに
腹起し材1に架設される火打梁材4と、該火打梁
材4を連結固定する火打梁材受ピース30とは、
個々に一対をなしており、土圧の作用力Fに対抗
する反力F7が火打梁材4の長手方向にも作用し、
この反力F7は腹起し材1を押すと同時に、腹起
し材1の長手方向(反力F8)にも作用する。こ
の方向への移動は火打梁材受ピース30の係止面
20により阻止されている。そのため、火打梁材
受ピース30を腹起し材1に固定しているボルト
11に一方向のせん断力が働き、このせん断力に
耐え得るために、強固なボルトや火打梁材受ピー
ス30が必要となり、頑丈な山留架構体を得るに
は形状の大きなボルト11や火打梁材受ピース3
0が必要とされた。
また、これらの火打梁材受ピース30は、火打
梁材4を受ける角度の方向に対応する左右専用に
一体に成形されたものであるので、現場で実際に
この火打梁材受ピース30を腹起し材1に取付け
るには、作業者は左右どちら用であるのか、ひと
つひとつ確認しなければならず、作業の煩雑さの
一因にもなつていた。
本考案は、この従来の問題点に鑑みて、腹起し
材に切梁材及び火打梁材を強固に連結し、かつ、
連結作業の煩雑さを少なくした山留架構体の連結
構造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じた技術
的手段は次の通りである。
土中に相対向して打設されたパネル2に腹起し
材1が添接され、相対向する腹起し材1に連結さ
れる切梁材3と火打梁材4が、梁受ピース5,6
を介して腹起し材1に連結されたものにおいて、 前記腹起し材1の長手方向に第1梁受ピース5
と第2梁受ピース6とが一対で腹起し材1に着脱
固定自在に設けられており、該梁受ピース5,6
はそれぞれに梁受面13を有し、該梁受面13の
それぞれには腹起し材1の長手方向に間隔を有し
て取付部14が設けられており、第1、第2の両
梁受ピース5,6の隣り合う双方の取付部14に
跨るように補助ピース15が取付部14と腹起し
材1に着脱固定自在に設けられ、該補助ピース1
5は前記梁受面13側の双方に係止面20,20
を有し、前記両梁材3又は4の間隔が次第にすぼ
まる姿勢で各梁受面13,13に梁材3又は4が
受けられ、その先端部が前記係止面20に当接さ
れている点にある。
(作用) 第1図に示す如く、第1梁受ピース5におい
て、火打梁材4が架設され、その先端部は補助ピ
ース15の係止面20に当接されている。そのた
め、パネル2の外方より土圧Fが架構体内部に作
用し、その反力として火打梁材4の長手方向には
反力F1が作用しており、さらにこの反力F1は、
土圧Fと逆向きで土圧Fに対抗する反力F2と、
腹起し材1の長手方向にすべろうとする反力F3
とに分解される。しかし、この反力F3方向へは
係止面20が火打梁材4の移動を阻止している。
また、第2梁受ピース6においては、火打梁材
4は、第1梁受ピース5の場合とは異なる方向、
(両梁材4,4の間隔が次第にすぼまる方向)で
架設されており、前述同様に火打梁材4には長手
方向に反力F4が作用し、この反力F4は土圧と逆
向きの反力F5と、火打梁材4のすべる方向の反
力F6とに分解される。この反力F6方向において
は、係止面20により火打梁材4の移動は阻止さ
れている。
前記第1梁受ピース5に作用する反力F3と、
第2梁受ピース6に作用する反力F6は方向が逆
で、かつ対向しているので、腹起し材1に、両梁
受ピース5,6と補助ピース15を固定している
ボルト11のせん断力は相殺される。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照して詳述する。
第1図〜第5図において、1は腹起し材であ
り、該腹起し材1はH形鋼からなり、土中に相対
向して打設されたパネル2に添接されている。
3は切梁材であり、該切梁材3はH形鋼からな
り、相対向する前記腹起し材1に連結されてい
る。該切梁材3を介して、前記パネル2の外方か
らかかる土圧Fに対して、対抗するものである。
4は火打梁材であり、前記切梁材3の長手方向
両側面から適当な長さを有して、前記腹起し材1
の側面に所定の角度で架設されている。
5は第1梁受ピース、6は第2梁受ピースであ
り、両梁受ピース5,6は一対で前記腹起し材1
の長手方向に着脱固定自在に設けられている。
第2図に示す如く該第1梁受ピース5は前記切
梁材3及び火打梁材4を腹起し材1に連結固定す
るもので、腹起し材1に着脱固定自在に取付けら
れる取付面7を有する取付面板8が設けられ、該
取付面板8には、前記腹起し材1に穿設された複
数個のボルト孔9に対応する。複数個のボルト挿
通孔10が穿設されており、該ボルト挿通孔10
と前記ボルト孔9にボルト11が挿通され、該ボ
ルト11を介して第1梁受ピース5は腹起し材1
に着脱自在に固定される。該梁受ピース5は数種
類の幅の腹起し材1に兼用できるように、ボルト
挿通孔10のピツチの異なつたものが交互に取付
面板8に穿設されており、数種類の幅の腹起し材
のボルト孔9に対応されている。12は梁受面板
であり、前記切梁材3又は火打梁材4を受けるた
めの梁受面13を有しており、前記取付面7と梁
受面13とが垂直になるようにL形に梁受面板1
2と取付面板8は溶着されている。14は取付部
であり、前記梁受面13上に腹起し材1の長手方
向に間隔を有して設けられている。この両取付部
14,14の間隔は連結される各梁材3,4の幅
よりも広いものである。また、第1梁受ピース5
と第2梁受ピース6の構造は同一であり、両梁受
ピース5,6の互いに隣り合う双方の取付部1
4,14に跨るように補助ピース15が設けられ
ている。前記取付部14は補助ピース15を係止
固定するためのものであり、補助ピース15の位
置決めと腹起し材1の長手方向に横すべりするの
を阻止する係止板16と、前記補助ピース15を
固定するために設けられたボルト挿通孔10aが
複数個穿設されている係合板17とから成る。該
係止板16と係合板17はL形を有して互いに対
称に梁受面13上に溶着されている。18はリブ
で、前記取付面板8と梁受面板12の溶着の補強
と、補助ピース15の位置決めにも効果がある。
第3図に示す如く、前記補助ピース15は、前
後左右を平板で一体に成形された、上下開口部を
有する直方体形状である。該補助ピース15の高
さ方向の中間には中間補強板19が溶着されてお
り、補助ピース15の補強が図られている。補助
ピース15の前面15aと後面15bの対向する
同位置には、ボルト挿通孔10bが複数個穿設さ
れている。前面15aに設けられたボルト挿通孔
10bは第1、第2梁受ピース5,6の前記取付
部14の係合板17,17に設けられたボルト挿
通孔10aと、また、後面15bの同挿通孔10
bは腹起し材1に設けられたボルト孔9にそれぞ
れ対応し、前後面15a,15bが前後反対にな
つても、また、補助ピース15の上下が逆になつ
ても、常に挿通孔10bの位置は腹起し材1のボ
ルト孔9及び第1、第2梁受ピース5,6の係合
板17の挿通孔10aの位置とが一致されるの
で、補助ピース15の前後面15a,15b及び
上下方向性に関係なく、ボルト11を介して第4
図に示す如く、補助ピース15は、第1、第2梁
受ピース5,6の隣り合う取付部14,14に跨
るようにして、取付部14及び腹起し材1に着脱
自在に固定されている。この場合、取付部14,
14を介して腹起し材1に固定された補助ピース
15の左右両面15c,15dが係止面20の作
用をし、前記第1、第2の梁受ピース5,6の梁
受面13,13の両面に係止面20が設けられる
ことになる。
第1図に示す如く、火打梁材4の連結におい
て、火打梁材4は両梁受面13,13にそれぞれ
架設されており、該両梁材4,4の間隔が腹起し
材1に向つて次第にすぼまる姿勢で梁受面13に
受けられ、両梁材4,4の先端部が係止面20,
20当接されており、第1、第2梁受ピース5,
6にコンクリートが打設されることにより梁材4
は腹起し材1に連結固定される。
この連結構造によれば、パネル2の外方より土
圧Fが作用すると、この土圧Fに対抗する反力と
して、第1梁受ピース5に連結された火打梁材4
の長手方向には反力F1が作用する。この反力F1
は、土圧Fと反対向きで腹起し材1を押し土圧F
に対向する反力F2と、腹起し材1の長手方向で
火打梁材4のすべる方向の反力F3とに分解され
る。また、第2梁受ピース6に連結された火打梁
材4には反力F4が作用する。同様にこの反力F4
は土圧Fに対向する反力F5と火打梁材3のすべ
る方向の反力F6とに分解される。
第1梁受ピース5に架設された火打梁材4はそ
の先端部が補助ピース15の左面15cの係止面
20に当接され、該係止面20により腹起し材1
の長手方向へのすべり(反力F3方向)が阻止さ
れている。一方、第2梁受ピース6に架設された
火打梁材4はその先端部が補助ピース15の右面
15dの係止面20に当接され、前記同様にすべ
り(反力F6方向)が阻止されている。前記両反
力F3と反力F6の方向は逆に対向しており、両火
打梁材4,4のすべりの方向は互いの間隔が狭く
なる方向であり、この反力F3,F6は相殺される。
第5図に示す如く、補助ピース15の前面15
aに切梁材3′を連結して使用することも可能で
ある。
さらに、A矢視部の如く、梁受ピース5又は6
と補助ピース15を一対で、一方向の火打梁材4
の連結部材として使用することも可能である。
また、本実施例では腹起し材1に連結される梁
材は火打梁材4として説明したが切梁材3が連結
される場合であつてもよい。
その他、第5図において、21は連結金具で、
交差された切梁材3,3が挟持固定される。22
は隅部ピースで、段階状に交差された腹起し材
1,1を連結固定しており、23は連結プレート
で、切梁材3,3を長手方向に連結している。
山留架構体の解体の際には、本件による連結構
造により連結された切梁材3及び火打梁材4は、
コンクリートが破壊されることにより取外され、
梁受ピース5,6及び補助ピース15はボルト1
1を外せば腹起し材1より取外されるので、該梁
受ピース5,6と補助ピース15の再利用も可能
である。
(考案の効果) 本考案によれば腹起し材1の長手方向にそれぞ
れに梁受面13を有した第1、第2梁受ピース
5,6が一対で腹起し材1に設けられ、該両梁受
ピース5,6に設けられた取付部14に跨るよう
に補助ピース15が設けられているので、腹起し
材1の曲げ方向に作用する火打梁材4による反力
F1,F4は分散されてしまい、そのため腹起し材
1の曲げ方向に対する剛性が強化される。
更に、補助ピース15は両梁受面13側に係止
面20を有し、火打梁材4,4の間隔が腹起し材
1に向つて次第にすぼまる姿勢で両梁受ピース
5,6に架設されているので1個の補助ピース1
5で両梁材4,4のすべる方向の移動は阻止され
る。このとき、両梁材4,4のすべる方向は逆向
きで、かつ、対向しているので、両梁受ピース
5,6と補助ピース15を腹起し材1に取付ける
ボルト11のせん断力は相殺されてしまう。その
結果この梁受ピース5,6はより強力な土圧Fに
対しても耐え得ることになり、頑丈な山留架構体
が期待できるものである。
梁受ピース5,6は梁受面13の腹起し材1の
長手方向に間隔を有して取付部14が設けられて
いるので、第1、第2梁受ピース5,6のどちら
側にも使用でき、現場で作業者はいちいち確認す
る必要がなく取り扱いが便利で、作業性において
も有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示し、第1
図は山留架構体の要部平面図、第2図は梁受ピー
スの斜視図、第3図は補助ピースの斜視図、第4
図は本考案による連結構造の斜視図、第5図は山
留架構体の斜視図、第6図、第7図は従来例を示
し、第6図は要部平面図、第7図は山留架構体の
斜視図である。 1……腹起し材、2……パネル、3……切梁
材、4……火打梁材、5……第1梁受ピース、6
……第2梁受ピース、13……梁受面、14……
取付部、15……補助ピース、20…係止面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 土中に相対向して打設されたパネル2に腹起し
    材1が添接され、相対向する腹起し材1に連結さ
    れる切梁材3と火打梁材4が、梁受ピース5,6
    を介して腹起し材1に連結されたものにおいて、 前記腹起し材1の長手方向に第1梁受ピース5
    と第2梁受ピース6とが一対で腹起し材1に着脱
    固定自在に設けられており、該梁受ピース5,6
    はそれぞれに梁受面13を有し、該梁受面13の
    それぞれには腹起し材1の長手方向に間隔を有し
    て取付部14が設けられており、第1、第2の両
    梁受ピース5,6の隣り合う双方の取付部14に
    跨るように補助ピース15が取付部14と腹起し
    材1に着脱固定自在に設けられ、該補助ピース1
    5は前記梁受面13側の双方に係止面20,20
    を有し、前記両梁材3又は4の間隔が次第にすぼ
    まる姿勢で各梁受面13,13に梁材3又は4が
    受けられ、その先端部が前記係止面20に当接さ
    れていることを特徴とする土木建築用山留架構体
    における腹起し材と梁材の連結構造。
JP1335386U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0315629Y2 (ja)

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