JPH03154778A - 研削砥石のドレス方法 - Google Patents

研削砥石のドレス方法

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JPH03154778A
JPH03154778A JP29165989A JP29165989A JPH03154778A JP H03154778 A JPH03154778 A JP H03154778A JP 29165989 A JP29165989 A JP 29165989A JP 29165989 A JP29165989 A JP 29165989A JP H03154778 A JPH03154778 A JP H03154778A
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curvature
radius
dressing
dressing tool
axis
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JP29165989A
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English (en)
Inventor
Hisayoshi Inokuchi
井ノ口 久與志
Yasuki Sasakura
閑樹 笹倉
Shigeru Ito
茂 伊藤
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JTEKT Machine Systems Corp
Original Assignee
Koyo Machine Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、研削砥石のドレス方法、さらに詳しくは、
たとえば玉軸受の軌道輪の軌道みぞの研削に使用する研
削砥石などの外周面の曲率形状の曲率半径の大きさを変
更する場合のドレス方法に関する。
従来の技術および発明の課題 第15図および第16図は、玉軸受の内輪(1)の軌道
みぞ(2)を研削するための研削砥石(3)と、そのド
レス装置(4)の1従来例を示す。
内輪(1)の軌道みぞ(2)は一定の曲率を有し、砥石
(3)の外周面は、軌道みぞ(2)の曲率に合わせて、
中凸の曲率形状に成形されている。
ドレス装置(4)は、砥石(3)の回転軸(5)と平行
な水平軸(2軸)方向とこれと直角をなす水平軸(X軸
)方向の移動ができるベース(6)と、C軸(X輪およ
びZ軸と直角をなす鉛直軸)まわりの旋回ができるよう
にベース(8)に取付けられた旋回アーム(7)と、ア
ーム(7)に取付けられたダイヤモンドのドレス工具(
8)とを備えている。
ベース(’6)およびアーム(7)は略コ字状をなし、
アーム(7)の上下二股両端部がベース(6)の上下二
股両端部間に旋回自在に取付けられている。
ドレス工具(8)は、その先端とC軸との水平距離の3
1flができるようにアーム(7)の高さの中間部に取
付けられている。
ベース(6)を停止させた状態で、C軸を中心にアーム
(7)を旋回させることにより、ドレス工具(8)の先
端がC軸を中心とする円運動を行ない、その結果、砥石
(3)の外周面が中凸の曲率形状に成形される。このと
き、ドレス工具(8)の先端とC軸との水平距離が砥石
(3)外周面の曲率形状の曲率半径、すなわち内輪(1
)の軌道みぞ(2)の曲率半径となる。
C軸からドレス工具(8)先端までの寸法Bすなわちド
レス工具(8)の旋回半径は、治具などを用いて、軌道
みぞ(2)の曲率半径・となるように設定するが、ドレ
ス工具の取付け、治具の設定などで誤差が生じ、正確な
設定ができない場合が多い。このため、試し研削を実施
しながら、C軸からドレス工具(8)先端までの寸法B
を微調整し、軌道みぞ(2)の曲率半径に合わせている
また、みぞ(2)の曲率半径が砥石(3)の厚さの半分
より小さい場合、中凸の曲率形状の両側に円筒面が形成
されるが、上記のようにC軸を中心にドレス工具(8)
を旋回させるだけでは、この円筒面を成形することが不
可能であり、円筒面を別のドレス工具で成形するか、ま
たは厚さがみぞの曲率半径の倍より薄い砥石に交換する
必要がある。
研削の対象となるみぞの曲率半径が変わった場合、これ
に合わせて、砥石(3)の中凸曲率形状の曲率半径を変
更する必要があり、この作業は、従来、次のようにして
行なわれている。
まず、前回のドレス完了位置からベース(8)をX軸方
向に移動して、旋回半径を設定できる位置へドレス工具
(8)を砥石(3)から遠ざける。
この位置で、C軸からドレス工具(8)の先端までの寸
法Bをみぞ(2)の曲率半径に合わせる。
この後、ドレス工具(8)を旋回させながら砥石(3)
に近付け、ドレス工具(8)が砥石(3)に当たる少し
手前から自動でドレス装置を動作させて、砥石(3)の
外周面を変更後の曲率半径に成形する。このとき、作業
者が砥石(3)を目視するか、ドレス音を聴゛くことに
より、砥石(3)の全域がドレスされていることを判断
する必要がある。そして、砥石(3)の全域がドレスさ
れたならば、前記同様に、ドレス工具(8)の旋回半径
Bの微調整を行なう。
このように、従来のドレス装置および方法では、砥石の
曲率形状の曲率半径・の設定および変更が面倒で、これ
に長い時間を要する。
アーム(7)の剛性不足によるびびり現象や曲率精度不
良などの発生を防止するため、アーム(7)を両端支持
形とする場合が多いが、このようにした場合、ドレス時
に砥石(3)の一部がアーム(7)の二股部の間に入り
込むため、砥石(3)の直径が大きくなると、アーム(
7)の上下長さすなわち上下の軸受スパンが長(なり、
ドレス装置が大形化する。
砥石で中凸の曲率形状を研削する場合、砥石の外周面を
中凹の曲率形状に成形する必要がある。ところが、上記
のようにドレス工具(8)の旋回だけでドレスを行なう
従来のドレス装置では、1つのドレス装置で中凸または
中凹のどちらか一方の曲率形状しか加工できない。すな
わち、上記のドレス装置では、ドレス工具(8)がその
先端より前の旋回軸を中心に旋回するので、砥石の外周
面を中凹の曲率形状に成形することができない。砥石の
外周面を中凹の曲率形状に成形するには、ドレス工具を
その先端より後の旋回軸を中心に旋回させる必要がある
が、このようにしたドレ各装置では、砥石の外周面を中
凸の曲率形状に成形することはできない。このため、砥
石の曲率形状の凹凸が変わると、ドレス装置を変える必
要があり、段取作業に長い時間がかかる。
この発明の目的は、上記の問題を解決した研削砥石のド
レス方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 この発明による方法は、研削砥石外周面の曲串形状の曲
率半径の大きさを変更するに際し、研削砥石の回転軸と
平行な第1軸方向およびこの第1軸方向と直角をなす第
2軸方向に移動しうるとともにこれら第1および第2軸
と直角をなす第3軸のまわりに旋回しうるドレス工具と
、このドレス工具の上記3軸の運動を制御する数値制御
装置とを備えたドレス装置を用い、ドレス工具に許され
た1回当りの成形切込量に応じた分だけ曲率半径の大き
さを自動的に徐々に変えて、研削砥石を成形することを
特徴とするものである。
作   用 ドレス工具の第1軸および第2軸方向の移動ならびに第
3軸まわりの旋回を数値制御することにより、ドレス工
具の先端を任意の曲率半径の円運動をさせることができ
る。このため、1つのドレス装置で、中凸の曲率形状と
中口の曲率形状の両方を成形することができ、曲率形状
の両側に円筒面を形成することもできる。また、中凸の
曲率形状を成形する場合でも、砥石をドレス工具の旋回
軸の部分まで入り込ませる必要がなく、シたがって、砥
石の直径が大きくなっても、ドレス工具の旋回軸支持軸
受スパンを短くすることができ、剛性が高く、省スペー
スにできる。しかも、曲率半径を数値で入力するだけで
よいので、曲率半径の設定および変更がきわめて簡単で
ある。さらに、曲率半径の大きさを徐々に変えるので、
砥石とドレス工具が常に接触する両者の位置関係を保つ
ことができ、したがって、ドレス作業時間が短縮され、
砥石の寸法管理を確実に行なうことができる。
実  施  例 以下、図面を参照して、この発明の詳細な説明する。
第1図〜第3図は、数値制御研削盤のドレス装置(lO
)の部分を示す。第1図は平面図、第2図は部分切欠き
正面図、第3図は部分切欠き側面図である。なお、以下
の説明において、正面側を前、背面側を後とし、正面か
ら見た左右を左右とする。すなわち、第1図の下側およ
び第3図の左側を前、第1図の上側および第3図の右側
を後とし、第1図および第2図の左右を左右とする。ま
た、左右方向の水平軸をX軸、前後方向の水平軸を2軸
とし、左側をX軸の正方向、後側を2軸の正方向とする
研削盤のベツド(11)上に砥石台(12)がのせられ
、Z軸と平行になるように砥石台(12)に口軽支持さ
れた砥石軸(13)の前端部に研削砥石(14)が取付
けられている。
砥石台(12)の左側のベツド(11)上にX軸スライ
ド(砥石半径方向スライド)(15)がのせられ、X軸
スライド(15)の上に2軸スライド(砥石軸方向スラ
イド) (16)がのせられている。X−軸スライド(
15)はたとえばサーボモータとボールねじなどを使用
したX軸駆動装置(17)によりベツド(11)上をX
軸方向に移動させられ、Z軸スライド(16)は同様の
2軸駆動装置(18)によりZ軸方向に移動させられる
2輪スライド(te)の上面に、右側に向って上下二股
状に突出した略コ字状のベース(19)が固定されてい
る。ベース(19)の上下の突出部(19a) (19
b)に、鉛直旋回軸(20)の上下両端部が軸受(21
)などを介して回転自在に支゛持されている。
旋回軸(20)の中間部に、ダイヤモンドのドレス工具
(22)が軸線方向の位置の調整ができるように水平に
取付けられている。ドレス工具(22)の軸線は、砥石
軸(13)と同じ高さにあり、かつ旋回軸(20)の鉛
直な軸線と直交している。そして、旋回軸(20)とド
レス工具(22)は、サーボモータなどを使用した駆動
装置(23)により、旋回軸(20)の軸線を中心に旋
回させられる。なお、この旋回中心軸(鉛直軸)をC軸
とし、上から見て時計方向をC軸の正方向とする。また
、ドレス工具(22)の軸線とC軸との交点をドレス工
具(22)の旋回中心Doとする。
X軸駆動装置(17)、2軸駆動装置(18)およびC
軸駆動装置(23)は数値制御装置(24)に接続され
、数値制御装置(24)からの数値指令により、ドレス
工具(22)のX軸方向およびZ軸方向の移動ならびに
C軸まわりの旋回が制御される。
上記のドレス装置(lO)を用いて、第4図に示すよう
に、砥石(14)の外周面に曲率形状を成形する場合、
ドレス工具(22)のX軸、Z軸およびC軸の制御は次
のように行なわれる。なお、砥石(14)の曲率形状の
曲率中心を0、曲率半径をAとする。また、ドレス工具
(22)の旋回中心DOから先端D1までの距離すなわ
ちドレス工具(22)の旋回半径をBとする。
砥石(14)の曲率形状をドレスするときには、ドレス
工具(22)が常に砥石面に対して垂直方向を向くよう
に、すなわち、砥石(14)の曲率中心Oを向くように
、自動的にC軸の制御が行なわれる。同時に、ドレス工
具(22)の旋回中心DOが、砥石(14)の曲率中心
0を中心とし、半径R−A+Bで、θの2倍の角度範囲
の円弧運動をするように、X軸およびZ軸の制御が行な
われ、上記のC軸と合わせて、3軸の同時制御が行なわ
れる。
上記のような数値制御を行なうための数値制御プログラ
ム(NCプログラム)には、円弧運動の半径を指令する
必要がある。このような場合、通常は、半径Rを直接指
令するが、上記のドレス装置(lO)では、半径をAと
Bの和の形で指令するようになっている。そして、Aに
は、通常、砥石(14)の曲率半径すなわち研削するみ
ぞの曲率半径の図面の値がそのまま人力される。
また、Bには、機械誤差などを含めたドレス工具(22
)の旋回半径が入力される。このため、Bを1回正確に
設定すれば、以後は、加工物が変わったときに、Bはそ
のままにして、加工物の曲率半径をAにそのまま入力す
ればよく、作業がきわめて簡単である。
また、Bをドレス工具(22)の旋回半径の基準値Bo
と誤差ΔBの和で表わし、半径RをAとBoとΔBの和
で表わすようにしてもよい。
次に、第5図および第6図を参照して、曲率形状のドレ
スの場合のNCプログラムおよびドレス工具(22)の
移動径鋒の1例を説明する。
第5図はNCプログラムを示し、第6図はドレス工具(
22)の移動径路を示す。NCプログラムの左の丸数字
はステップ番号を表わし、第6図には、NCプログラム
のステップ番号とそれを実行したときのドレス工具(2
2)の移動径路とを対応させて示している。
ステップ1では、ドレスインターバル(#2058で示
す)をリセットする。ステップ2では、ドレス回数(#
100で示す)を#2059で示す値に設定する。ステ
ップ3では、ドレス、工具(22)をX軸負方向に移動
させて、アプローチ動作を行なう。ステップ4では、砥
石軸(13)が設定回転数に到達したことを確認する。
ステップ5では、ステップ17のENDIまでのプログ
ラムを#100のドレス回数だけ繰返すための判断を行
なう。ステップ6では、さらにドレス工具(22)をX
軸負方向に移動させて、前進切込みを行なう。ステップ
7では、総切込み量(#2099)にステップ6の前進
切込み量12060)を加゛算する。ステップ8では、
ドレス工具(22)をZ軸負方向(前方向)に移動させ
る。ステップ9では、ドレス工具(22)をZ軸負方向
に円弧運動させる。なお、ステップ9のプログラムの半
径Rは#2063と#2064の和で表わされており、
前述のように、#2063にはAが、#2064にはB
が入力される。また、角度Cは#2108の2倍で表わ
されており、#2108にはθが入力される。ステップ
lOでは、ドレス工具(22)を2軸負方向に移動させ
る。ステップ11では、ドレス工具(22)をX軸負方
向に移動させて、後退切込みを行なう。ステップ12で
は、総切込み量(#2099)にステップllの後退切
込み量(#2061)を加算する。ステップ1Bでは、
ドレス工具(22)を2軸正方向(後方向)に移動させ
る。ステップ14では、ドレス工具(22)を2軸正方
向に円弧運動させる。ステップ14のプログラムの半径
Rおよび角度Cは、ステップ9の場合と同様である。
ステップ15では、ドレス工具(22)を2軸正方向に
移動させる。ステップ16では、ドレス回数をカウント
する。
Bをドレス工具(22)の旋回半径の基準値B。
と誤差ΔBの和で表わして、半径をAとBOとΔBの和
で表わす場合、ステップ9およびステップ14のプログ
ラムは第7図のようになる。同図において、#2063
にはAが、#2064にはBoが、#2065にはΔB
が入力される。
上記のドレス装置では、砥石(14)の曲率形状の曲率
半径を変更する場合に、次のような作業が行なわれる。
第8図〜第10図は、中凸曲率形状の曲率半径を小から
大に変更する場合を示す。なお、これらの図面には、砥
石(14)の形状を砥石軸(13)とドレス工具(22
)の軸線を含む平面で切断した水平断面で示している。
また、Eは、この水平断面図上の砥石(14)の幅方向
の中心線を表わしている。この場合、第9図(a)のよ
うに曲率半径がA1の状態から第10図(b)のように
曲率半径がA4の状態にする。曲率半径がA1の場合は
、曲率形状の両側に円筒面が形成されているが、曲率半
径がA4の場合は、曲率形状が砥石(14)の両端面ま
で達し、その両側に円筒面は形成されていない。
なお、以下の説明において、Aに添字を付した符号は曲
率半径、0に添字を付した符号は曲率中心、Pに添字を
付した符号は点、θに添字を付した符号は曲率中心と曲
率形状の片側の終点を結ぶ直線と中心線Eとのなす角度
をそれぞれ表わすものとする。角度θは曲率形状の扇形
の中心角の半分に等しく、中心角は2θで表わされる。
この場合のドレスは、ドレス工具(22)を切込まずに
ドレス工具(22)に許された1回当りの成形切込み量
に応じた分だけ曲率半径を徐々に大きくする第1工程と
、ドレス工具(22)を切込んで中心角2θ4全域を曲
率半径A4にする第2工程との2つの工程よりなる。
第8図(a)は第1工程のドレス回数、曲率半径の増分
値などを求めるための説明図であり、第9図は第1工程
の成形手順を順に示す。
第8図(a)において、θl−θ4−θの場合を考える
と、θ1−θ2−θ3−θ4−θとなる。曲率半径をA
IからA4にするときのドレス工具(22)が干渉する
高さすなわちP4−P5の長さをHlとすると、Hlは
次の式(1)で求められる。
Hl = (1−cos θ)  (A4−At )−
(1)ドレス可能なドレス工具(22)の最大切込み量
をΔHとすると、曲率半径を太き(する回数すなわち第
1工程のドレス回数N1は次の式(2)(小数点以下切
上げ)で求められる。
Nl −Hl /ΔH・・・・・・(2)また、切込み
をΔHとしたときの曲率半径の最大増分値をΔAとする
と、これは次の式(3)%式% (3) 第8図(a)の場合、ドレス回数は3回となり、1回目
の曲率半径A2.2回目の曲率半径へ3.3回目の曲率
半径A4は次のようになる。
A2−Al+ΔA A3−A2+ΔA A4≦A3+ΔA 第1工程の1回目は、第9図(b)に示すように、Pa
 −P2−Po −P9−PIOのように加工する。こ
のとき、P2−Po−P9では、曲率半径A2となるよ
うに加工する。これにより、PG −Pa −P2−p
Hで囲まれた部分と、Pl2−P9−PIO−P7で囲
まれた部分が削り取られ、Pa −P2−pH−Pl 
−Po −P5P12−P9−PLOのような外形にな
る。
第1工程の2回目は、第9図(C)に示すように、Pl
3−Pa −Po −Pl4−Pl5のように加工する
。このとき、Pa −Po−Pl4では、曲率半径A3
となるように加工する。これにより、Pa −Pl3−
Pa−Pl6で囲まれた部分と、Pl7− P 14−
 P 15− P toで囲まれた部分が削り取られ、
Pl3−Pa −PlB−P2−pH−PiP o −
P 5− P 12− P 9− P 17− P 1
4− P 15のような外形になる。
第1工程の3回目は、第9図(d)に示すように、P4
−Po−Pl8のように、曲率半径A4で加工する。こ
れにより、Pl3−P4−Pl9で囲まれた部分と、P
 20− P ll!−P 15で囲まれた部分が削り
取られ、P4− PL9− Pa −PlB−P2−F
il−PL −Po −P5−PL2−PG −P 1
7− P L4− P 20− P 1gのような外形
になる。
第8図(b)において、中心角2θ全域を曲率半径A4
.でドレスするための総切込み量すなわちP 21− 
P 4の高さをH2とすると、これは次の式(4)で求
められる。
H2=  A42−A12sin2θ −A 1cosθ−(A4−AI )  −(4)第2
工程で、曲率半径A4でドレスするドレス回数N2は次
の式(5)(小数点以下切上げ)で求められる。
N2−H2/ΔH・・・・・・(2) 第8図(b)の場合、ドレス回数は2回となる。
第2工程の1回目は、第10図(a)に示すように、P
 22− P 23− P 24のように、05を中心
とする曲率半径A4で加工する。
第2工程の2回目は、第1O図(b)に示すように、P
 21− P25− P26のように、08を中心とす
る曲率半径A4で加工する。これにより、中心角2θ全
域にわたって曲率半径A4でドレスが行なわれる。そし
て、さらに、研削条件に合ったドレス条件で、曲率半径
A4のドレスが必要回数行なわれる。
このような2つの工程は、数値制御装置(20に変更前
の曲率半径AIおよび角度θlと変更後の曲率半径A4
と角度θ4を入力して、プログラムを実行させることに
より、自動的に行なわれる。
なお、上記の第1工程を実施する際に、上記の第2工程
の総切込みjlH2を第1工程のドレス回数Nlで割っ
た値()12 /Nl )を第1工程の各回の切込み量
に加えて、第1工程と第2工程を同時に実施し、ドレス
時間の短縮を図ることもできる。
第8図〜第10図では、θ1と04が等しい場合を説明
したが、θ1と04が異なる場合でも、はぼ同様に処理
することができる。
また、中凸曲率形状の曲率半径を大から小に変更する場
合、中門曲率形状の曲率半径を大から小に変更する場合
、中門曲率形状の曲率半径を小から大に変更する場合も
、はぼ同様に処理することができる。次に、第11図〜
第14図を参照して、これらの場合の処理を簡単に説明
する。
第11図は、中凸曲率形状の曲率半径を大から小に変更
する場合を示す。この場合、第11図(a)のように曲
率半径がA1の状態から同図(C)のように曲率半径が
A3の状態にする。
この場合のドレスは、ドレス工具(22)を切込まずに
ドレス工具(22)に許された1回当りの成形切込み量
に応じた分だけ曲率半径を徐々に小さくする1つの工程
だけで終了する。
1回目は、P5−P2−Po −Pa−P7のように加
工する。このとき、P2−Po −Paでは、曲率半径
A2  (−At−ΔA)となるように加工する。これ
により、Po −Pa −P2で囲まれた部分と、Po
 −Pa−PGで囲まれた部分が削り取られ、Pi −
Pa −P2−P。
−PG −PG−P4のような外形になる。
2回目は、PIO−Pa −Po −pH−PL2のよ
うに加工する。このとき、Pa−Po −pHでは、曲
率半径A3  (≧A2−ΔA)となるように加工する
。これにより、Po −PL3−Paで囲まれた部分と
、Po −pH−PL4で囲まれた部分が削り取られ、
Pi −Pa −P2−PL3−Pa −Po −pH
−PL4−Pa −PG −P4のような外形になる。
これにより、中心角θ3の部分が曲率半径A3に成形さ
れ、さらに、曲率半径A3のドレスが必要回数行なわれ
る。
この場合も、数値制御装置(24)に変更前の曲率半径
Atおよび角度θ1と変更後の曲率半径A3および角度
θ3を入力して、プログラムを実行させることにより、
上記のドレス処理が自動的に行なわれる。
第12図および第13図は、中門曲率形状の曲率半径を
大から小に変更する場合を示す。この場合、第12図(
a)のように曲率半径がAtの状態から第13図(b)
のように曲率半径がA4の状態にする。
この場合のドレスは、ドレス工具(22)を切込まずに
ドレス工具(22)に許された1回当りの成形切込み量
に応じた分だけ曲率半径を徐々に大きくする第12図の
第1工程と、ドレス工具(22)を切込んで中心角2θ
4の部分を曲率半径A4にする第13図の第2工程との
2つの工程よりなる。
第1工程の1回目は、Pa −P2−Po −P7−P
aのように加工する。このとき、P2−Po−P7では
、曲率半径A2  (−At−ΔA)となるように加工
する。これにより、pt −p6−P9で囲まれた部分
と、P5−PIO−Paで囲まれた部分が削り取られ、
Pa −P9.−Po −PIO−Paのような外形に
なる。
第1工程の2回目は、pH−Pa −Po −PL2−
 P 13のように加工する。このとき、PaPo−P
L2では、曲率半径A3  (−A2−ΔA)となるよ
うに加工する。これにより、Pa−Pll−P 14−
 P 9で囲まれた部分と、P 10− P 15− 
P 13− P 8で囲まれた部分が削り取られ、Pl
l−P 14− Po −P 15− P 13のよう
な外形になる。
第1工程の3回目は、PlB−P4−Po −PL7−
 P 1gのように加工する。このとき、P4−Po−
PL7では、曲率半径A4  (≧A3−ΔA)となる
ように加工する。これにより、pH−PlB−P 19
− P 14テ囲まれた部分と、P 15− P 20
− P 1B−P 13で囲まれた部分が削り取られ、
PlB −P 19− Po −P 2G −P 18
のような外形になる。
第2工程では、P 21− P 22− P 23− 
P 24のように加工する。このとき、P22−P23
では、曲率半径A4となるように加工する。これにより
、中心角θ4の部分が曲率半径A4に成形され、さらに
、曲率半径A4のドレスが必要回数行なわれる。
この場合も、数値制御装置(24)に変更前の曲率半径
AIおよび角度θ1と変更後の曲率半径A4および角度
θ4を入力して、プログラムを実行させることにより、
上記の2つの工程のドレス処理が自動的に行なわれる。
第14図は、中口曲率形状の曲率半径を小から大に変更
する場合を示す。この場合、第14図(a)のように曲
率半径がAIの状態から同図(c)のように曲率半径が
A3の状態にする。
この場合のドレスは、ドレス工具(22)を切込まずに
ドレス工具(22)に許された1回当りの成形切込み黛
に応じた分だけ曲率半径、を徐々に大きくする1つの工
程だけで終了す:る。
1回目は、P2−Po−P7の″ように、02を中心と
する曲率半径A2  (−AI+ΔA)で加工する。こ
れにより、Pa −P’o−PLで囲まれた部分と、P
4−Po−P9で囲まれた部分が削り取られ、Pa −
Po−P9のような外形になる。
2回目は、Pa −Po−PIOのように、03を中心
とする曲率半径A3  (≦A2+ΔA)で加工する。
これにより、P5−Po−Pgで囲まれた部分と、P9
−Po−Paで囲まれた部分が削り取られ、P5−Po
−Paのような外形になる。
これにより、中心角θ3の部分が曲率半径A3に成形さ
れ、さらに、曲率半径A3のドレスが必要回数行なわれ
る。
この場合も、数値制御装置(24)に変更前の曲率半径
AIおよび角度θlと変更後の曲率半径A3および角度
θ3を入力して、プログラムを実行させることにより、
上記のドレス処理が自動的に行なわれる。
このようにくいずれの場合も、曲率半径の大きさを徐々
に変えているので、ドレス工具(22)が常に中心線E
上において砥石(14)と接触する両者の位置関係を保
つことができる。したがって、ドレス作業時間が短縮さ
れ、砥石(14)の寸法管理が確実に行なえる。
発明の効果 この発明の方法によれば、上述のように、1つのドレス
装置で、中凸の曲率形状と中門の曲串形状の両方を成形
することができ、曲率形状の両側に円筒面を形成するこ
ともできる。また、砥石の直径が大きくなっても、ドレ
ス工具の旋回軸支持軸受スパンを短くすることができ、
剛性が高く、省スペースにできる。しかも、曲率半径を
数値で入力するだけでよいので、曲率半径の設定および
変更がきわめて簡単である。さらに、砥石とドレス工具
が常に接触する両者の位置関係を保つことができ、した
がって、ドレス作業時間が短縮され、砥石の寸法管理を
確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す数値制御研削盤のドレ
ス装置の部分の概略平面図、第2図は同部分切欠き正面
図、第3図は同部分切欠き側面図、第4図は曲率形状を
ドレスするときのドレス工具の動きを説明する平面図、
第5図は曲率形状をドレスするときの数値制御プログラ
ムの1例を示す説明図、第6図は第5図の数値制御プロ
グラムを実行したときのドレス工具の軌跡を示す説明図
、第7図は数値制御プログラムの変形例を示す説明図、
第8図は中凸曲率形状の曲率半径を小から大に変更する
場合の説明図、第9図は第8図の第1工程の処理を順に
示す説明図、第10図は第8図の第2工程の処理を順に
示す説明図、第11図は中凸曲率形状の曲率半径を大か
ら小に変更する場合の説明図、第12図および第13図
は中門曲率形状の曲率半径を大から小に変更する場合の
説明図、第14図は中門曲率形状の曲率半径を小から大
に変更する場合の説明図、第15図はドレス装置の従来
例を概略的に示す部分切欠き平面図、第16図は同正面
図である。 (lO)・・・ドレス装置、(13)・・・砥石軸、(
14)・・・研削砥石、(22)・・・ドレス工具、(
24)・・・数値制御装置。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 研削砥石外周面の曲率形状の曲率半径の大きさを変更す
    るに際し、研削砥石の回転軸と平行な第1軸方向および
    この第1軸方向と直角をなす第2軸方向に移動しうると
    ともにこれら第1および第2軸と直角をなす第3軸のま
    わりに旋回しうるドレス工具と、このドレス工具の上記
    3軸の運動を制御する数値制御装置とを備えたドレス装
    置を用い、ドレス工具に許された1回当りの成形切込量
    に応じた分だけ曲率半径の大きさを自動的に徐々に変え
    て、研削砥石を成形することを特徴とする研削砥石のド
    レス方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173223A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Nsk Ltd 砥石のドレッシング方法
WO2014168301A1 (ko) * 2013-04-12 2014-10-16 Sung Jong Hyeon 광 연출장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6085867A (ja) * 1983-10-17 1985-05-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Nc研削盤の熱変位補正方法

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