JPH03151842A - まぶすタイプのから揚げ用衣材 - Google Patents
まぶすタイプのから揚げ用衣材Info
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- JPH03151842A JPH03151842A JP1289536A JP28953689A JPH03151842A JP H03151842 A JPH03151842 A JP H03151842A JP 1289536 A JP1289536 A JP 1289536A JP 28953689 A JP28953689 A JP 28953689A JP H03151842 A JPH03151842 A JP H03151842A
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Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は1食物繊維を含有するまぶすタイプのから掲げ
用衣材に関する。
用衣材に関する。
「従来の技術」
揚げ物惣菜には、衣材を種物にまぶして揚げるまぶすタ
イプと、衣材に水や卵液を加えて調製したバッターを種
物に付着して場げるバッタータイプとがある。更に、バ
ッタータイプには、パン粉付けを行なうブレラダータイ
プと、パン粉付けをしないフリツタ−タイプとがある。
イプと、衣材に水や卵液を加えて調製したバッターを種
物に付着して場げるバッタータイプとがある。更に、バ
ッタータイプには、パン粉付けを行なうブレラダータイ
プと、パン粉付けをしないフリツタ−タイプとがある。
衣材に食物繊維を添加して、バッターにしたときに適度
な粘度を有し、種物への付着が均一となり、橢げた場合
、カラッと揚がる揚げ物用衣材が、特開昭59−111
53号、特開昭60−224459号等。
な粘度を有し、種物への付着が均一となり、橢げた場合
、カラッと揚がる揚げ物用衣材が、特開昭59−111
53号、特開昭60−224459号等。
いくつか提案されている。しかし、これらは、特にバッ
タータイプの衣材として提案されたものである。
タータイプの衣材として提案されたものである。
一方、まぶすタイプのから揚げは、小麦粉に調味料等を
配合した衣材を、肉、魚介類等の種物にまぶして揚げた
食品で、衣材を種物にまぶした後、すぐ高温の油に入れ
て揚げる必要がある。すなわち、衣材を種物にまぶした
ものを、皿などの容器に入れて5分間以上放置すると、
種物からの水分滲出による衣材のべとつき、所謂「泣き
」により、衣と衣、衣と入れておいた容器とがくっつい
てしまい、また、衣材が「泣き」を生じた状態で揚げる
と、カラッと揚がらず、クリスビーな食感が得られない
。
配合した衣材を、肉、魚介類等の種物にまぶして揚げた
食品で、衣材を種物にまぶした後、すぐ高温の油に入れ
て揚げる必要がある。すなわち、衣材を種物にまぶした
ものを、皿などの容器に入れて5分間以上放置すると、
種物からの水分滲出による衣材のべとつき、所謂「泣き
」により、衣と衣、衣と入れておいた容器とがくっつい
てしまい、また、衣材が「泣き」を生じた状態で揚げる
と、カラッと揚がらず、クリスビーな食感が得られない
。
しかしながら1作業に慣れない場合、大量に製造する場
合、また、チルド食品、冷凍食品等に利用し、更には、
それを流通、保管する場合等。
合、また、チルド食品、冷凍食品等に利用し、更には、
それを流通、保管する場合等。
衣材を種物にまぶした後、すぐ揚げることができない場
合が増加してきたため、衣材を種物にまぶした後、放置
しても「泣き」が生じないものが望まれている。
合が増加してきたため、衣材を種物にまぶした後、放置
しても「泣き」が生じないものが望まれている。
また、チルド食品、冷凍食品等への利用に好適な鵬げ衣
用ミックスが特開昭61−152253号に提案されて
いる。この衣材は、ミックス扮に、植物蛋白を主成分と
する原料を、特定の方法で処理して得られる粉砕素材を
添加した物であり、「泣き」を防止することを目的とし
ているが、近年注目されている人体の生理活性を増進さ
せる作用までは期待できない。
用ミックスが特開昭61−152253号に提案されて
いる。この衣材は、ミックス扮に、植物蛋白を主成分と
する原料を、特定の方法で処理して得られる粉砕素材を
添加した物であり、「泣き」を防止することを目的とし
ているが、近年注目されている人体の生理活性を増進さ
せる作用までは期待できない。
「発明が解決しようとする課題」
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、衣材を種物にまぶした後、放置しても衣材の「泣
き」が生じず、チルド食品、冷凍食品として保存した場
合、更に、保存、流通中に、解凍、再冷凍がなされた場
合にも衣と衣、衣と容器がくっつかず、また、冷凍解凍
変性による油ちょう時の衣の剥離等がおこらず、かつ、
食物繊維の生理活性を有するまぶすタイプのから掲げ用
衣材を提供することにある。
的は、衣材を種物にまぶした後、放置しても衣材の「泣
き」が生じず、チルド食品、冷凍食品として保存した場
合、更に、保存、流通中に、解凍、再冷凍がなされた場
合にも衣と衣、衣と容器がくっつかず、また、冷凍解凍
変性による油ちょう時の衣の剥離等がおこらず、かつ、
食物繊維の生理活性を有するまぶすタイプのから掲げ用
衣材を提供することにある。
「課題を解決するための手段」
上記目的を達成するため、本発明のまぶすタイプのから
揚げ用衣材は、穀類、豆類、木材等から調製された食物
繊維素材を1食物繊維含有量として3〜35%IAOA
(:法による)添加したことを特徴とする。
揚げ用衣材は、穀類、豆類、木材等から調製された食物
繊維素材を1食物繊維含有量として3〜35%IAOA
(:法による)添加したことを特徴とする。
以下1本発明について詳細に説明する。
本発明のまぶすタイプのから揚げ用衣材は、小麦粉、澱
粉、調味料と、必要に応じて香辛料等からなる通常の衣
材に、穀類、豆類、木材、果実。
粉、調味料と、必要に応じて香辛料等からなる通常の衣
材に、穀類、豆類、木材、果実。
野菜等から調製された食物繊維素材を添加することによ
り得られる。
り得られる。
食物繊維素材の添加量は、食物繊維含量として3〜35
%(AOA(:法による)となるようにするのが好まし
い、なお1本発明でいう食物繊維含量とは、 AOAC
法による測定値(ブロスキー法による測定値)を意味し
ている。この食物繊維添加量が3%以下では「泣き」を
防止する効果がなく、35%以上では食感及び外観を損
ねる。
%(AOA(:法による)となるようにするのが好まし
い、なお1本発明でいう食物繊維含量とは、 AOAC
法による測定値(ブロスキー法による測定値)を意味し
ている。この食物繊維添加量が3%以下では「泣き」を
防止する効果がなく、35%以上では食感及び外観を損
ねる。
また、穀類、豆類、木材等から調製された食物繊維素材
は、食物繊維含量が60%以上のものか好ましい、60
%以下の食物繊維素材を用いた場合、種物から浸出する
水分を保水する能力が落ちるため、「泣き」を防止する
効果が弱くなる。
は、食物繊維含量が60%以上のものか好ましい、60
%以下の食物繊維素材を用いた場合、種物から浸出する
水分を保水する能力が落ちるため、「泣き」を防止する
効果が弱くなる。
食物繊維含量60%以上の食物繊維素材には、次のよう
なものがある。まず、穀類から調製された食物繊維素材
としては、小麦ふすまから調製された小麦ファイバー、
とうもろこしから調製されたコーンファイバー等があり
1例えば小麦ふすまを水洗し、アルコール処理して1食
物繊維含量を60%以上とした「小麦ファイバーSFJ
(商品名、日東製粉■製)、「セルファ−」 (商
品名、日本食品化工■製)等が市販されている。また、
豆類から調製された食物m#I素材には、大豆の外皮か
ら調製された大豆ファイバー等があり、「プロブラス」
(商品名、不二製油■製)等が市販されている。更に
、木材から調製された食物繊維素材には、例えば結晶セ
ルロース等があり、「アビセル」 (商品名、旭化成工
業■製)等が市販されている。その他、果実、野菜等か
ら調製された食物繊維素材もある。
なものがある。まず、穀類から調製された食物繊維素材
としては、小麦ふすまから調製された小麦ファイバー、
とうもろこしから調製されたコーンファイバー等があり
1例えば小麦ふすまを水洗し、アルコール処理して1食
物繊維含量を60%以上とした「小麦ファイバーSFJ
(商品名、日東製粉■製)、「セルファ−」 (商
品名、日本食品化工■製)等が市販されている。また、
豆類から調製された食物m#I素材には、大豆の外皮か
ら調製された大豆ファイバー等があり、「プロブラス」
(商品名、不二製油■製)等が市販されている。更に
、木材から調製された食物繊維素材には、例えば結晶セ
ルロース等があり、「アビセル」 (商品名、旭化成工
業■製)等が市販されている。その他、果実、野菜等か
ら調製された食物繊維素材もある。
これらの食物繊維素材のうち、特に好ましいのは、小麦
ふすまを水洗し、アルコール処理して。
ふすまを水洗し、アルコール処理して。
食物繊維含量を60%以上にした小麦ファイバーである
。この小麦ファイバーを使用すると、よりクノスビーな
食感が得られる。この小麦ファイバーを得るためには、
まず、小麦ふすまを水洗処理して、小麦ふすまに含まれ
る澱粉質、蛋白質、一部の脂質などの水溶性成分を除去
する1次に、この水洗処理物をエチルアルコールで処理
して、脂質、一部の蛋白質などのエチルアルコール可溶
性成分を除去し、最終的に食物繊維含量が60%以上(
乾物換算)となるように処理する。なお、エチルアルコ
ール処理は、油脂含量が1%以下(乾物換算)になるよ
うに行なうことがより好ましい。
。この小麦ファイバーを使用すると、よりクノスビーな
食感が得られる。この小麦ファイバーを得るためには、
まず、小麦ふすまを水洗処理して、小麦ふすまに含まれ
る澱粉質、蛋白質、一部の脂質などの水溶性成分を除去
する1次に、この水洗処理物をエチルアルコールで処理
して、脂質、一部の蛋白質などのエチルアルコール可溶
性成分を除去し、最終的に食物繊維含量が60%以上(
乾物換算)となるように処理する。なお、エチルアルコ
ール処理は、油脂含量が1%以下(乾物換算)になるよ
うに行なうことがより好ましい。
また、食物繊維素材の粒度は150μ以下が好ましい、
150μ以上の場合には、油で揚げる際に、種物からは
がれやすく、油を汚したり、揚げたあと、衣がボロボロ
落ち、また食感も損ねる。
150μ以上の場合には、油で揚げる際に、種物からは
がれやすく、油を汚したり、揚げたあと、衣がボロボロ
落ち、また食感も損ねる。
「作用」
本発明のまぶすタイプのから掲げ用衣材を。
肉、魚介類等の種物にまぶし、油で揚げるとから揚げが
得られる。衣材を種物にまぶした後、複数個を皿等の容
器に並べてしばらく放置しても、冷蔵庫等で保存しても
、「泣き」は生じず、更には、冷凍食品として運搬、保
管中に、解凍し、再冷凍した場合にも、衣と衣、衣と容
器がくっついてしまうことはない、また、冷凍解凍変性
による油ちょう時の衣の剥離等もなく、かつ、食物繊維
の生理活性を有するから揚げが得られる。
得られる。衣材を種物にまぶした後、複数個を皿等の容
器に並べてしばらく放置しても、冷蔵庫等で保存しても
、「泣き」は生じず、更には、冷凍食品として運搬、保
管中に、解凍し、再冷凍した場合にも、衣と衣、衣と容
器がくっついてしまうことはない、また、冷凍解凍変性
による油ちょう時の衣の剥離等もなく、かつ、食物繊維
の生理活性を有するから揚げが得られる。
このように、本発明の食物繊維素材を含有するまぶすタ
イプのから擺げ用衣材を、種物にまぶして放置した場合
に「泣き」が生じないのは、食物繊維が、多孔質で、保
水性の高い物質であり、種物から滲出する水分を保水す
るためであると考えられる。
イプのから擺げ用衣材を、種物にまぶして放置した場合
に「泣き」が生じないのは、食物繊維が、多孔質で、保
水性の高い物質であり、種物から滲出する水分を保水す
るためであると考えられる。
また、本発明のから揚げ用衣材を種物にまぶして冷凍し
、冷凍保存、冷凍流通中に、万一、解凍し、更に再冷凍
した場合でも、上記のように衣のくっつきが防止される
ばかりでなく、冷凍及び解凍による食感低下を防止する
という効果も得られる。すなわち1本発明のから揚げ用
衣材を用いた場合には、サクッとした良好な食感を維持
できる。このように1本発明により冷凍解凍耐性が向上
する理由は、食物繊維の保水性によるものど考えられる
。
、冷凍保存、冷凍流通中に、万一、解凍し、更に再冷凍
した場合でも、上記のように衣のくっつきが防止される
ばかりでなく、冷凍及び解凍による食感低下を防止する
という効果も得られる。すなわち1本発明のから揚げ用
衣材を用いた場合には、サクッとした良好な食感を維持
できる。このように1本発明により冷凍解凍耐性が向上
する理由は、食物繊維の保水性によるものど考えられる
。
更に、食物繊維は、便通を改善して大腸ガンなどを予防
する作用、体内の有害物質を除去する作用、肥満を抑制
する作用、血清コレステロール抑制作用等の種々の生理
活性作用を有するので1本発明のから禍げ用衣材を用い
ることにより、上記のような生理活性効果も付与するこ
とができる。
する作用、体内の有害物質を除去する作用、肥満を抑制
する作用、血清コレステロール抑制作用等の種々の生理
活性作用を有するので1本発明のから禍げ用衣材を用い
ることにより、上記のような生理活性効果も付与するこ
とができる。
「実施例」
下記に示すような配合で各種のまぶすタイプのから揚げ
用衣材を調製した。
用衣材を調製した。
実施例1
小麦粉70gと、澱粉20gと、調味料10gとからな
る衣材に、食物繊維含量的80%の小麦ファイバーであ
る[小麦ファイバーSFj (商品名1日東製粉■製
)を粉砕し150μ以下としたものlOgを添加してま
ぶすタイプのから渇げ用衣材を得た。
る衣材に、食物繊維含量的80%の小麦ファイバーであ
る[小麦ファイバーSFj (商品名1日東製粉■製
)を粉砕し150μ以下としたものlOgを添加してま
ぶすタイプのから渇げ用衣材を得た。
実施例2
[小麦ファイバーSFJを粉砕し150μ以下としたも
のの添加量を20gに変え、あとは実施例1と同様に調
製した。
のの添加量を20gに変え、あとは実施例1と同様に調
製した。
実施例3
実施例1の「小麦ファイバーSFJを粉砕し150μ以
下としたものを、食物繊維含量的85%のコーンファイ
バーである「セルファ−#2004(商品名、日本食品
加工■製)20gに変え、あとは実施例1と同様に調製
した。
下としたものを、食物繊維含量的85%のコーンファイ
バーである「セルファ−#2004(商品名、日本食品
加工■製)20gに変え、あとは実施例1と同様に調製
した。
実施例4
実施例1の[小麦ファイバーSFJを粉砕し150 u
以下としたものを、食物繊維含量的95%の[アビセル
FD−101J (商品名、旭化成工業■)20gに
変え、あとは実施例1と同様に調製した。
以下としたものを、食物繊維含量的95%の[アビセル
FD−101J (商品名、旭化成工業■)20gに
変え、あとは実施例1と同様に調製した。
実施例5
実施例1の「小麦ファイバーSFJを粉砕し150μ以
下としたものを、「小麦ファイバーSFJを粉砕し15
0 u以下としだもの6gと、「セルフy−#200
J 6gと、「アビ(? )It F D−1ol」8
gとに変え、あとは実施例1と同様に調製した。
下としたものを、「小麦ファイバーSFJを粉砕し15
0 u以下としだもの6gと、「セルフy−#200
J 6gと、「アビ(? )It F D−1ol」8
gとに変え、あとは実施例1と同様に調製した。
ン
比較例1
小麦粉70gと、澱粉20gと、調味料10gとを混合
し1食物繊維素材を添加しないミックス扮を得た。
し1食物繊維素材を添加しないミックス扮を得た。
比較例2
実施例1の「小麦ファイバーSFJを粉砕し150μ以
下としたものを、食物繊維含量的40%の小麦ふすまを
粉砕し150μ以下としたものlOgに変え、あとは実
施例1と同様に調製した。
下としたものを、食物繊維含量的40%の小麦ふすまを
粉砕し150μ以下としたものlOgに変え、あとは実
施例1と同様に調製した。
比較例3
実施例1の「小麦ファイバーSFJを粉砕し150μ以
下としたものlOgの添加量をtgに変え、あとは実施
例!と同様に調製した。
下としたものlOgの添加量をtgに変え、あとは実施
例!と同様に調製した。
実験例1
実施例1〜5、及び比較例1〜3の衣材を、それぞれ約
20gの鶏肉15個にまぶし1皿に並べて常温で放置し
た。放置後、5分、20分、60分、180分後の衣と
衣、衣と皿とのくつつき状態を以下のように評価した。
20gの鶏肉15個にまぶし1皿に並べて常温で放置し
た。放置後、5分、20分、60分、180分後の衣と
衣、衣と皿とのくつつき状態を以下のように評価した。
その結果を第1表に示す。
(評価方法)
0 :衣と衣、衣と皿とが全くくっついておらず1表面
が乾いている。
が乾いている。
O:衣と衣、衣と皿とがほとんどくっついておらず1表
面は若干濡れている。
面は若干濡れている。
Δ :衣と衣とがややくっついており、衣と皿ともやや
くっついている1表面はややベタベタしている。
くっついている1表面はややベタベタしている。
:衣と衣、衣と皿とが(つついており、表面はベタベタ
している。
している。
×x:衣と衣とが完全にくっついており、衣と皿ともく
っつき、なかなか離れない6表面は非常にベタついてい
る。
っつき、なかなか離れない6表面は非常にベタついてい
る。
(以下余白)
第1表
以上の結果から明らかなように、食物繊維含量が60%
以上の食物繊維素材を含有する実施例1〜5の衣材は、
180分間常温に放置しても、衣と衣、衣と皿とが、は
とんどくっつかないことがわかる、但し、実施例1は実
施例2〜5に比べて食物繊維素材の含量が少ないので、
くっつき防止効果がやや劣っている。
以上の食物繊維素材を含有する実施例1〜5の衣材は、
180分間常温に放置しても、衣と衣、衣と皿とが、は
とんどくっつかないことがわかる、但し、実施例1は実
施例2〜5に比べて食物繊維素材の含量が少ないので、
くっつき防止効果がやや劣っている。
実施例2〜4は1食物繊維含有量がほぼ同じで、種類の
異なる食物繊維素材を同量添加した衣材であり、実施例
5は実施例2〜4で用いた食物繊維素材を混合した衣材
である。実施例2〜5の結果が同じであることから、食
物繊維素材中、および衣材中の食物繊維含有量が同じで
あれば、同程度の効果が得られることがわかる。
異なる食物繊維素材を同量添加した衣材であり、実施例
5は実施例2〜4で用いた食物繊維素材を混合した衣材
である。実施例2〜5の結果が同じであることから、食
物繊維素材中、および衣材中の食物繊維含有量が同じで
あれば、同程度の効果が得られることがわかる。
また、比較例3は、食物繊維含量が60%以上の食物繊
維素材を含有するものの、食物繊維添加量が3%以下な
ので、その効果が得られない。
維素材を含有するものの、食物繊維添加量が3%以下な
ので、その効果が得られない。
比較例2は食物繊維含有量が60%以下の食物繊維素材
を含んでいるが、その食物aPf1素材は多孔質でなく
、保水性も充分でないため実施例1〜5には明らかに劣
る。
を含んでいるが、その食物aPf1素材は多孔質でなく
、保水性も充分でないため実施例1〜5には明らかに劣
る。
実験例2
実施例2、実施例3、比較例1及び比較例2で得られた
衣材をそれぞれ、約20gの鶏肉15個にまぶした後、
凍結し、5個ずつ重ねた状態で、常温に30分、60分
、90分、120分放置して解凍し、再び凍結した。再
凍結したもののくっつきの程度を以下のように評価し、
その結果を第2表に示す。
衣材をそれぞれ、約20gの鶏肉15個にまぶした後、
凍結し、5個ずつ重ねた状態で、常温に30分、60分
、90分、120分放置して解凍し、再び凍結した。再
凍結したもののくっつきの程度を以下のように評価し、
その結果を第2表に示す。
y
(評価方法)
○:衣と衣とが完全に離れている。
Δ:衣と衣とがくっついているものと離れているものと
がある。
がある。
×:衣と衣とが完全にくっついている。
第2表
実験例3
実施例2.実施例5.比較例!及び比較例2で得られた
衣材をそれぞれ、約20gの鶏肉にまぶし、凍結した後
、常温で、60分間放置して解凍した。冷凍、解凍を3
回繰り返し、更に凍結した後、175℃の油で、4分間
油ちょうしてから揚げを得た。これらのから擺げを、経
験豊かなパネラ−に試食させた。その結果を以下に示す
。
衣材をそれぞれ、約20gの鶏肉にまぶし、凍結した後
、常温で、60分間放置して解凍した。冷凍、解凍を3
回繰り返し、更に凍結した後、175℃の油で、4分間
油ちょうしてから揚げを得た。これらのから擺げを、経
験豊かなパネラ−に試食させた。その結果を以下に示す
。
実施例2:衣の状態は良好で、クリスビーな食感であっ
た。
た。
実施例5:衣の状態は良好で、クリスビーな食感であっ
た。
た。
比較例1:衣はボッボッで、剥離現象があり。
ややザラついた食感であった。
比較例2:衣はボッボッで、剥離現象があり。
ザラついた食感であった。
以上の結果から1食物繊維素材を含有する1本発明の衣
材は、冷凍解凍耐性を有することがわかる。
材は、冷凍解凍耐性を有することがわかる。
「発明の効果」
以上説明した様に、本発明のまぶすタイプのから揚げ用
衣材は1食物繊維素材を添加したことを特徴とするので
、この衣材を種物にまぶした後。
衣材は1食物繊維素材を添加したことを特徴とするので
、この衣材を種物にまぶした後。
容器に入れて放置したり、冷蔵保存した場合にも「泣き
]を生じず、また、冷凍保存、冷凍流通中に、万一、解
凍し、さらに再冷凍した場合でも、衣と衣、衣と容器と
がくっついてしまうことがない。
]を生じず、また、冷凍保存、冷凍流通中に、万一、解
凍し、さらに再冷凍した場合でも、衣と衣、衣と容器と
がくっついてしまうことがない。
そのため、種物に衣材をまぶした後、すぐ揚げる作業に
移れない場合や、大量に製造する場合に、種物に衣材を
付けたものを容器に並べておき、その後、油に入れて揚
げることができる。
移れない場合や、大量に製造する場合に、種物に衣材を
付けたものを容器に並べておき、その後、油に入れて揚
げることができる。
更に、冷凍解凍耐性を有することから、チルド食品、冷
凍食品としての利用が可能になり、これらの保存、流通
時に、解凍され、再凍結されることがあっても、衣のく
っつきが防止され、衣の変性や、食感の劣化もない。
凍食品としての利用が可能になり、これらの保存、流通
時に、解凍され、再凍結されることがあっても、衣のく
っつきが防止され、衣の変性や、食感の劣化もない。
また、油で揚げた場合、衣の剥離もなく、クリスビーな
食感のから揚げが得られる。
食感のから揚げが得られる。
更に、日本人の平均的食生活において、不足していると
いわれている食物繊維を補うことができ、その生理活性
効果も期待できる。
いわれている食物繊維を補うことができ、その生理活性
効果も期待できる。
Claims (4)
- (1)穀類、豆類、木材等から調製された食物繊維素材
を、食物繊維含有量として3〜35%(AOAC法によ
る)添加したことを特徴とするまぶすタイプのから揚げ
用衣材。 - (2)前記食物繊維素材の食物繊維含有量が60%以上
(AOAC法による)である請求項1記載のまぶすタイ
プのから揚げ用衣材。 - (3)前記食物繊維素材が、小麦ふすまを水洗し、アル
コール処理して、食物繊維含有量が60%以上(AOA
C法による)とされた小麦ファイバーである請求項1ま
たは2記載のまぶすタイプのから揚げ用衣材。 - (4)小麦粉、澱粉、調味料及び食物繊維素材を含有す
る請求項1〜3のいずれか1つに記載のまぶすタイプの
から揚げ用衣材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1289536A JPH03151842A (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | まぶすタイプのから揚げ用衣材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1289536A JPH03151842A (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | まぶすタイプのから揚げ用衣材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03151842A true JPH03151842A (ja) | 1991-06-28 |
Family
ID=17744517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1289536A Pending JPH03151842A (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | まぶすタイプのから揚げ用衣材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03151842A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0775514A (ja) * | 1993-09-09 | 1995-03-20 | Sanuki Foods:Kk | セルロース入りパン粉、セルロース入りバッターミックスおよびそれらを使用した電子レンジ調理加熱用油ちょう済パン粉付フライ食品の製造方法 |
WO2022163740A1 (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-04 | 株式会社日清製粉ウェルナ | 衣揚げ食品用打ち粉ミックス |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5521758A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-16 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Composition for fry coating |
JPS5911153A (ja) * | 1982-07-08 | 1984-01-20 | Nippon Shokuhin Kako Kk | 揚げ物用衣材 |
JPS60224459A (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-08 | Nitto Seifun Kk | フライ用バツタ−組成物 |
JPS63177761A (ja) * | 1987-01-16 | 1988-07-21 | Nichiro Gyogyo Kk | 揚げ物のパウダリング用組成物 |
-
1989
- 1989-11-07 JP JP1289536A patent/JPH03151842A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5521758A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-16 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Composition for fry coating |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0775514A (ja) * | 1993-09-09 | 1995-03-20 | Sanuki Foods:Kk | セルロース入りパン粉、セルロース入りバッターミックスおよびそれらを使用した電子レンジ調理加熱用油ちょう済パン粉付フライ食品の製造方法 |
WO2022163740A1 (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-04 | 株式会社日清製粉ウェルナ | 衣揚げ食品用打ち粉ミックス |
JP7144648B1 (ja) * | 2021-01-27 | 2022-09-29 | 株式会社日清製粉ウェルナ | 衣揚げ食品用打ち粉ミックス |
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