JPH03150572A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH03150572A
JPH03150572A JP28874689A JP28874689A JPH03150572A JP H03150572 A JPH03150572 A JP H03150572A JP 28874689 A JP28874689 A JP 28874689A JP 28874689 A JP28874689 A JP 28874689A JP H03150572 A JPH03150572 A JP H03150572A
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潔 増田
Kenji Seki
謙二 関
Hirofumi Yamanami
弘文 山南
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Takaaki Ikegami
孝彰 池上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、電子写真用感光体に関する。
[従来の技術] 感光層と支持体の間に下引き層を入れる事は良好な帯電
性を得る事、良好な接着性を得るための公知の技術であ
る。
しかしながら下引き層が設けられていても高湿条件下で
電気抵抗が低下するような材料で形成されている場合に
は支持体からの電荷注入が生じ、その結果反転現像プロ
セスにおいては微小黒点が画像」二に表われるといった
不都合がみられる。逆に下引き層の材料を高湿条件下で
電気抵抗が低下しないような材料で形成した場合には低
湿環境下で電気抵抗が上昇して残留電位が増大する。こ
れらの不具合を解決するために、アルコール可溶性樹脂
であるポリアミド樹脂をブロッキング層とし、これに添
加物を加えて導電性をコントロールし最適なブロッキン
グ層(下引き層)をつくる事が知られているが、この一
つの方法として無機顔料(例えばTio2)及び電解質
系の添加物(−Naz 803 、Li 25O4et
c)を入れるものがある。
これは上記の不具合を解決できるすぐれた処方であるが
、これも下引き層の含水分量が大きい場合、高温高湿下
に長期間保存されるとAI支持体表面に腐食が生じ感光
体の特性を劣化させるという不具合があり今−歩の改良
が望まれていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、こうした実情の下にA1支持体の腐食が抑制
された電子写真用感光体を提供することを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記の課題を解決すべく鋭意研究した結果
、ポリアミド樹脂をブロッキング層としこれに導電性ポ
リマー及び電解質系の添加物を含有させる事で高湿から
低湿まで広い環境条件下で上記問題点のない良好な感光
体が得られることを見出した。
しかしながら上記処方の下引き層をもつ感光体は高温高
湿に長期保存されるとAl支持体表面が腐食する。この
原因として下引き層の含水分量が影響していることを見
出し、特定の含水分量とする事でAl支持体の腐食のな
い良好な特性の感光体が得られる事を見出した。すなわ
ち本発明の要旨はA1支持体上に下引き層、電荷発生層
及び電荷移動層を順次積層した感光層あるいは下引き層
上に電荷発生材料と電荷移動材料を含有した感光層を有
する感光体であって上記下引き層の20℃、90%RH
における飽和含水分量が下引き層1gに対し0.02g
以下である事を特徴とする電子写真用感光体である。
下引き層の含水分量をコントロールするには、例えば下
引き層に使用される樹脂の種類を適当な含水率特性を有
するものを選択して用いたり、含水率の低い樹脂と高い
樹脂とを適当な割合で混合して用いたり或いは、樹脂中
に無機顔料等を混合し、その混合割合を適当にすること
により行うことができる。
Al支持体と感光層の間の下引き層の樹脂にはポリアミ
ド樹脂を用いる。ポリアミド樹脂としては共重合ナイロ
ンが使用される。下引き層の厚みは0.1〜lOμm、
好ましくは1〜5μmが特性上好ましい。
Al支持体の腐食は下引き層が水分を含む事によりA1
表面に水分が付着したのと同様の効果をもち、ここに数
ppmでも塩素イオンが存在するとA1酸化皮膜が局部
的破壊をうけてビット(孔食)−腐食−を生じる。
又、A1合金中には不純物としてTi5Feが含まれ、
イオン化傾向がAl>Ti>FeであるためA1と不純
物の間で局所電池が形成され、不純物はカソード反応の
極となり腐食が進行する。このとき電解質系の物質が存
在すると局部電池の反応が促進され腐食がより生じやす
くなると思われる。
以下に本発明を更に詳細に説明すると、既述のように、
本発明で用いられる感光体は導電性基板上に下引き層、
感光層を順次積層した構成が採られている。導電性基体
はアルミニウムである。
下引き層に用いられる導電性ポリマーとしては、スルホ
ン酸ナトリウム基を含む重合物、スルサン酸アンモニウ
ム基を含む重合物などで代表されるアニオン系導電性ポ
リマー、及び第四級アンモニウム塩基を含む重合物で代
表されるカチオン系導電性ポリマー等があげられる。
又、下引き層には無機顔料が含有される。こうした無機
顔料には二酸化チタン、酸化亜鉛、亜鉛華、鉛白、リト
ポン、炭酸カルシウム、アルミナ、硫酸バリウム、ホワ
イトカーボン等が例示でき、好ましくは可視光ないし近
赤外光における屈折率が1.9以上の比較的高い値をも
つ無機白色顔料である。殊に、無機白色顔料の添加はモ
アレ発生防止に有効である。
又、添加される電解質系の物質としてスルホン酸ナトリ
ウム(−Na2803 )含有物、硫酸リチウム(Li
2804 )があげられる。
下引き層には従来から用いられてきたバインダー(低抵
抗樹脂)が含まれている。もっとも、ここで用いられて
もよいがバインダーは、導電性ポリマーの溶解溶媒にも
溶は及び下引き層上に塗布される感光層形成液に浸され
ないという条件を考慮すると、水又はアルコール可溶性
のものが好ましい。具体的にはポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸ソーダ、CMC,カゼイン、アルギン酸
ソーダ、ナイロン、共重合ナイロン、アルコキシメチル
化ナイロンなどである。
これらの材料により下引き層を形成するには、導電性ポ
リマー、溶剤、電解質系添加物、無機顔料を添加し、そ
して必要に応じて前記バインダーをボールミル等に入れ
顔料をよく分散し、得られた分散液を導電性基体上に塗
布し乾燥すればよい。下引き層の厚さは0.3〜20μ
m程度である。
導電性ポリマーと無機顔料とバインダーとの割合は使用
される材料によって異なってくるため画一的に決められ
ないが、導電性ポリマーとバインダーとの合計を1部と
した場合無機顔料は重量比で10部以下好ましくは0.
05〜1o部くらいが適当である。又、導電性ポリマー
とバインダーとの割合はこれも画一的に決められないが
、導電性ポリマーを1部とした場合バインダーは重量比
で0〜200部好ましくは10〜200部くらいが適当
である。
感光層は(1)電子供与性化合物と電子受容性化合物と
の組合せにより電荷輸送錯体を形成したもの(υ5P3
4114237に記載) 、(2)有機光導電体に染料
を添加して増感したもの(特公昭48−25858号公
報に記載) 、(8)正孔あるいは電子活性マトリック
スに顔料を分散したもの(特開昭47−8L128号、
特開昭47−18545号などの公報に記載) 、(4
)電荷発生層と電荷輸送層とに機能分離したもの(特開
昭49−105537号公報に記載) 、(5)染料及
び樹脂からなる共晶錯体を主成分とするもの(特開昭4
7−10785号公報に記flli) 、(8)電荷輸
送錯体中に有機顔料ないしは無機電荷発生材料を添加し
たもの(特開昭49−91648号公報に記載)など従
来から知られている有機光導電体のいずれで形成されて
いてもかまわない。
しかし、これらの中でも特に(4)のタイプの積層型感
光体は高感度であり、かつ、機能にあわせて多様に材料
が選択でき、更に、高電界印加で一層効果を示すことか
ら本発明においては一層有利である。
電荷発生層はアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、イン
ジゴ系顔料、ペリレン系顔料、スクエアリック顔料、セ
レン粉末、セレン合金粉末、アモルファスシリコン粉末
、酸化亜鉛粉末、硫化カドミウム粉末のごとき電荷発生
物質をポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルブ
チラール、アクリル樹脂などの結着樹脂溶液中に分散し
、これを下引き層上に塗工することにより形成される。
電荷発生層の厚さは0.01〜2μmくらいが適当であ
る。
電荷輸送層はα−フェニルスチルベン化合物(特開昭5
8−198043号公報に記載)、ヒドラゾン化合物(
特開昭55−48780号公報に記載)などの電荷輸送
性物質を成膜性のある樹脂例えばポリエステル、ポリサ
ルホン、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル
類、ポリスチレンなどに溶解させ、これを電荷発生層1
3上に厚すlO〜30μ廊程度に塗工すればよい。ここ
で成膜性樹脂が用いられるのは、電荷輸送性物質が一般
に低分子量でそれ自身では成膜性に乏しいためである。
かくして製造された感光体は繰り返し使用に適しており
、必要であれば、感光層表面に従来と同様な保護層を設
けることも可能である。
こうした感光体も先に述べたように高温高湿下に保存さ
れるとA】表面の腐食及び特性の劣化が生じる。
本発明は下引き層の含水分量を特定する事でAI支持体
の腐食防止あるいは腐食スピードの低下、及び特性劣化
の防止あるいは特性劣化のスピードの低下を図るもので
ある。
実施例1 アルコール可溶性共重合ナイロン(東し社製CM−80
00) 200gをメタノール2000gに溶解したこ
れに導電性ポリマー(三洋化成社製ケミスタット812
0) 20gと酸化チタン粉末(石原産業社製A −1
100)800とを加え、更にL L 2804を1.
6g加えボールミルにて12時間分散を行った。
得られた塗工液を80■φ×(長さ) 340svのア
ルミニウムドラム(導電性基体)表面に浸漬塗布せしめ
た後、110℃で10分間乾燥して膜厚0 約2μmの下引き層を形成した。
一方、ブチラール樹脂(接水化学社製エスレックBL−
8) lQgをシクロへキサノン300gに溶解で表わ
されるトリスアゾ顔料20gを加えボールミルにて48
時間分散を行った。続いて、このものにシクロへキサノ
ン420gを加えて3時間分散を行った後容器に取り出
し、固形分が1.5重量%となるように撹拌しながらシ
クロヘキサノンで希釈して電荷発生層形成液を調製した
。この液を前記下引き層上に浸漬塗布し 120℃で1 10分間乾燥して約0.3μ■厚の電荷発生層を形成し
た。
更に、ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製パンライト
K −IHO) 240gをテトラヒドロフラン180
0gに溶解し、これに下記構造式で表わされる電荷輸送
物質140gを溶解したものを前記電荷発生層上に浸漬
塗布し、120℃で13分間乾燥して約22μ謹厚の電
荷輸送層を形成して積層型電子写真感光体を作製した。
同時に下引き層の塗工液でテフロンシートにワイヤーバ
ーにて下引き層を塗工し、同一条件で乾燥、その後剥離
しこれを微量水分測定装置[三菱化成■]C^−05型
を用い20℃90%RHに20hr放置した後水分量を
測定するとIg当り0.02gであった。
 2 上記感光層が塗工された感光体を45℃、90%RH下
に1年間保存したがA1表面は腐食なく、良好であった
比較例1 実施例1において下引き層のTiO2を100gにした
以外は同様にして感光層を作製した。含有水分量は同様
の測定で1g当り0.08gの値を得た。この感光体は
45℃、90%RH以下の環境下、1日でAI支持体が
腐食した。
比較例2.3 実施例1においてTiO2の量を540g、 275g
とした以外は同様にして感光層を塗工した。含水分量の
測定結果は下引き層ig当り0.045g及び0.08
gであった。
上記感光体を95℃、90%RHの環境下に保存したと
ころ前者は1力月で、後者は3力月でA1表面に腐食が
生じた。
[発明の効果] 本発明によれば下引き層の含水分量を小さくすることに
より、高温高湿下でのAI支持体表3 面の腐食防止あるいは腐食スピードを著しく低下させる
事ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. A1支持体の上に感光層を有する電子写真用感光体にお
    いて支持体と感光層の間に下引き層を設け、下引き層は
    水溶性もしくはアルコール可溶性樹脂、導電性ポリマー
    、電解質系の添加物、及び無機顔料からなり、該下引き
    層は20℃、90%RHの雰囲気に20hr置かれたと
    きの含水分量が下引き層1g当り、0.02g以下であ
    ることを特徴とする電子写真用感光体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5478685A (en) * 1993-04-02 1995-12-26 Fuji Electric Co., Ltd. Photoconductor for electrophotography
KR100456859B1 (ko) * 2002-03-30 2004-11-10 (주) 네오포토콘 전자사진용 감광체 및 그 제조방법
JP2005223809A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の製造方法
JP2006146227A (ja) * 2004-11-23 2006-06-08 Xerox Corp フォトレセプタ、方法及び電子写真システム
JP2013200534A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ

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