JP2005223809A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化出来ると共に電気特性の劣化を回避できる電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】 基板上に、電子機能部と一層目配線とを第一の一層目配線により第二の一層目配線が分断されているように形成する。第一の一層目配線における、第二の一層目配線を分断している部分上に、層間樹脂層を形成する。分断されている第二の一層目配線を互いに電気的に接続する二層目配線を、上記第一の一層目配線における第一金属からなる表層に当接する面が該第一金属より還元力を備えた第二金属からなるように形成する。二層目配線を形成した後、上記層間絶縁膜の変成温度未満にて加熱処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配線パターンの交差により小型化できると共に、電気特性に優れた弾性表面波素子等の電子部品の製造方法に関するものである。
従来、携帯電話などの小型の通信機では、数十MHz〜数GHzの範囲内を通過帯域周波数とするバンドパスフィルタが多く用いられている。上記バンドパスフィルタの一例としては、小型化が可能な弾性表面波素子が挙げられる。
図6に示すように、弾性表面波素子500は、圧電基板100の表面波伝播方向に沿って、反射器(リフレクタ)510、くし歯状電極部501、くし歯状電極部502、くし歯状電極部503、反射器511を並べることでフィルタ素子504を形成している。ここで各くし歯状電極部501〜503は、相互に間挿して交叉する各くし状電極をそれぞれ有する電気信号−表面波結合変換器(Inter Digital Transducer、以下、IDTと記す)である。
また、圧電基板100の上には、入力パッド520、出力パッド521、各接地パッド522、523、524がそれぞれ形成されており、また、各IDT501〜503と各パッド520〜524とを電気的にそれぞれ導通させるための各配線パターン525〜530がそれぞれ形成されている。
ここで、各IDT501〜503、各反射器510、511、各パッド520〜524、各配線パターン525〜530はすべて、圧電基板100の上に形成された導体薄膜のパターンである。
弾性表面波素子500の入力パッド520に電気信号が印加されると、IDT501とIDT503とによって表面波が励起され、反射器510と反射器511に挟まれたIDT501、IDT502、IDT503を含む領域に表面波の定在波が発生し、この定在波のエネルギーをIDT502が電気信号に変換することで、出力パッド521に出力電位が発生する。各IDT501〜503が電気信号と表面波とを変換するときの変換特性が周波数特性を有するため、弾性表面波素子500はバンドパス特性を示す。
図6に示した弾性表面波素子500は、各反射器510、511に挟まれた音響トラックの中に、入力用の各IDT501、503と出力用のIDT502とを音響的に縦続配列する縦結合共振子型弾性表面波フィルタである。しかしながら、弾性表面波素子としては、縦結合共振子型以外にも、横結合共振子型、トランスバーサル型、ラダー型、ラティス型等の種類が挙げられる。
何れの種類の弾性表面波素子も、IDTと配線パターンとを、圧電基板の上に導体薄膜パターンとして形成することで構成されており、IDTの電気信号−表面波変換が周波数特性を有することを利用してバンドパス特性を得ている。
弾性表面波素子においては、チップ状の弾性表面波素子上における引き回しの配線パターンがチップ小型化の妨げになっているので、異なる電位の配線パターンを立体交差させて配線パターン面積を減らすことが考えられた。各特許文献1乃至5では、各配線パターンの少なくとも一部を互いに立体交差させることが開示されている。このような立体交差部においては、SiO2等の絶縁体を間に挟んで、立体交差する各配線パターン間の絶縁性を確保している。
このような各配線の素材としては、アルミニウム(以下、Alと記す)が、比較的低抵抗で、製造し易いことから、よく使用されている。しかしながら、Al層は、圧電基板との接着性に劣るため、下地の接着層として、Ni−Cr合金層とその上に形成されたAl層との積層構造が上記各配線の素材として使用されている。
特開平5−167387号公報(公開日:1993年7月2日) 特開平5−235684号公報(公開日:1993年9月10日) 特開平7−30362号公報(公開日:1995年1月31日) 特開2000−49567号公報(公開日:2000年2月18日) 特開2000−138553号公報(公開日:2000年5月16日)
ところが、上記従来例では、上記の他方の一層目配線と二層目配線の接続部分において、コンタクト抵抗が高くなって、挿入損失等の電気特性が劣化するという問題が発生した。コンタクト抵抗が高くなる原因は、推測では、基板上に、一層目の配線をAl電極にて形成後、すぐに、Al表面に自然酸化膜が形成され、その後の絶縁膜形成工程で、この形成工程の熱によってAl酸化膜がさらに厚く形成され、その上に、二層目の配線Al/Ni−Crを重ねて形成して、導通させるので、二層目のNi−Crと一層目のAlとの間に高抵抗のAl酸化膜が介在することになり、コンタクト(導通)抵抗が大きくなってしまったものと考えられる。
本発明は、この二層目配線と他方の一層目配線とを互いに導通させる部分におけるコンタクト抵抗を低減できる電子部品の製造方法を提供することを目的としている。
本発明の電子部品の製造方法は、以上の課題を解決するために、基板上に、電子機能部を形成する共に、電子機能部に接続された互いに異なる電位となる第一及び第二の一層目配線を、第一金属を主成分とする導電層が表層となると共に、第二の一層目配線が第一の一層目配線により分断されように形成し、前記第一の一層目配線における、第二の一層目配線を分断している部分上に、樹脂からなる層間絶縁膜を形成し、前記層間絶縁膜を挟んで前記第一の一層目配線に対し交差すると共に該第一の一層目配線により分断されている前記第二の一層目配線を互いに電気的に接続する二層目配線を、前記表層に当接する面が前記第一金属より還元力を備えた第二金属からなるように形成し、前記二層目配線を形成した後、上記層間絶縁膜の変成温度未満にて加熱処理することを特徴としている。
上記方法において、第二の一層目配線の表層には、その形成時や層間絶縁膜の形成時の熱により第一金属の酸化膜が形成されている。
上記方法によれば、二層目配線を形成した後、上記層間絶縁膜の変成温度未満にて加熱処理することで、第二の一層目配線と、それに電気的に接続された二層目配線との界面において、第一金属の酸化膜が第二金属の還元力により還元されるから、上記酸化膜に起因する電気抵抗を低減できる。
これにより、上記方法は、配線の交差により小型化を図りながら、交差部でのコンタクト抵抗を低減できて電気特性の劣化を抑制できる。
上記製造方法では、前記基板上に電子機能部を形成した後、前記層間絶縁膜を形成する前に、電子機能部上に保護膜を形成してもよい。
上記方法によれば、層間絶縁膜を形成する前に、電子機能部上に保護膜を形成することによって、上記形成後の、層間絶縁膜や二層目配線の形成時の膜形成や熱による電子機能部の特性への悪影響を軽減できる。
上記製造方法においては、前記層間絶縁膜を形成する時に基板上及び一層目配線上に前記樹脂からなる枠を形成してもよい。
上記方法によれば、枠の形成と層間絶縁膜の形成とを兼用できるから、工程数を低減できて低コスト化できる。
上記製造方法では、前記電子機能部は、くし型電極部であってもよい。上記製造方法においては、前記一層目配線の第一金属は、Alを主成分とするものであり、前記二層目配線の第二金属はTiであることが好ましい。上記主成分とは、Al単体を含む、Alが50%モルを超えて含まれていること示す。
上記方法によれば、Alの酸化膜をTiにより還元すると共に、上記酸化膜にAlTiOの合金を形成できて、上記酸化膜に起因する電気抵抗を低減することが可能となる。
上記製造方法では、前記樹脂は、感光性樹脂であることが望ましい。上記製造方法においては、前記樹脂は、ポリイミドであってもよい。上記製造方法では、前記加熱処理の温度を、250℃乃至370℃の範囲内に設定してもよい。
本発明の電子部品の製造方法は、以上のように、層間絶縁膜を挟んで第一の一層目配線に対し交差すると共に該第一の一層目配線により分断されている第二の一層目配線を互いに電気的に接続する二層目配線を、上記第一の一層目配線における第一金属からなる表層に当接する面が該第一金属より還元力を備えた第二金属からなるように形成し、二層目配線を形成した後、上記層間絶縁膜の変成温度未満にて加熱処理する方法である。
それゆえ、上記方法は、二層目配線を形成した後、上記層間絶縁膜の変成温度未満にて加熱処理することで、第二の一層目配線とそれに電気的に接続された二層目配線との界面において、第一金属の酸化膜が第二金属の還元力により還元されるから、上記酸化膜に起因する電気抵抗を低減できる。
この結果、上記方法は、配線の交差により小型化を図りながら、交差部でのコンタクト抵抗を低減できて電気特性の劣化を抑制できるという効果を奏する。
本発明の実施の各形態について図1乃至図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本発明の電子部品としての弾性表面波素子においては、図2に示すように、圧電基板10の表面上に弾性表面波を振動させる各IDT(電子機能部)1a〜1eが、一組としてそれらの弾性表面波の伝搬方向に沿って形成されている。さらに、各IDT1a〜1eを弾性表面波の伝搬方向の両側からそれぞれ挟む各反射器6が形成されていることが好ましい。
本実施の形態では、説明や図面作成上の都合により、圧電基板10上に一組の各IDT1a〜1eを形成した例を挙げたが、通常、複数の各組が必要に応じて形成されている。また、各IDTの形成密度としては、1mm2内に4個〜8個が挙げられる。
圧電基板10としては、LiTaO3、LiNbO3、又は水晶などの圧電基板で、波長300nm以上での光透過率が70%−80%以上、かつ裏面のラップ粗さRaが0.10μm以上の基板を用いることが望ましい。なお、本実施の形態においては、透過率75%、裏面ラップ粗さが0.15μmのLiTaO3基板を用いた。上記裏面とは、圧電基板10における、各IDT1a〜1eの形成面の反対面である。上記圧電基板10を、上記光透過率や裏面のラップ粗さに設定することで、後述するフォトリソグラフィー法による露光パターンの形成精度を向上できる。
また、圧電基板10上には、外部である配線基板(図示せず)との電気的導通を確保するための各接続パッド2a、2bと、各IDT1a〜1eと各接続パッド2a、2bとをそれぞれ接続する引き回しの各配線パターン3a〜3eとが形成されている。
各IDT1a〜1e、各反射器6、各接続パッド2a、2b及び各配線パターン3a〜3eは、アルミニウム(Al)とチタン(Ti)とを主とする多層構造配線により、真空蒸着法、スパッタリング法あるいはメッキ法によって形成されている。
本実施の形態では、上記多層構造配線として、その合計厚さが0.1μm〜0.2μmに設定され、圧電基板10側に下地層としてのTi層(厚さは、上記合計厚さの1割程度)を配し、そのTi層上にAl層を配したものが用いられている。このような多層構造配線により、配線抵抗を低減できる。上記合計厚さの設定は、各IDT1a〜1eの特性仕様により規定されるものである。
さらに、各IDT1a〜1eと、各反射器6とをそれぞれ覆うようにスパッタリング法により、シリコン酸化膜もしくは窒化膜の保護膜(図示せず)が形成されている。本実施の形態では、保護膜としてはSi34が用いられている。また、配線内の一層内の電極内訳や、Ti層とAl層の間の合金層(AlxTiyO)は、断面図には特に示されていない。なお、Si34の保護膜はIDT上に形成されるので、この断面図には現れない。
後述する層間樹脂層5を形成する前に保護膜を形成することによって、各IDT1a〜1eのくし歯状電極上が全て保護膜で覆われるため、層間樹脂層5を形成する時の加熱処理によりAlが酸素に触れなくなるため、Alが酸化して発生するヒロックの発生を防止できる。
それにより、(1)フィルタのサージ耐圧の劣化を防ぐことができ、(2)IDTのDUTY(電極幅/電極ピッチ)を大きくでき、低損失なフィルタを作ることができ、(3)絶縁膜の加熱処理に窒素オーブンではなく大気オーブンを使用することができ、製造コストを下げることができる、等の効果が得られる。
その上、各配線パターン3a〜3eには、小型化を図るために、各交差部4a〜4dが設けられている。これらのような各交差部4a〜4dの一つである交差部4d(代表として示したが他の交差部も同様)では、図2乃至図4に示すように、配線パターン3dを覆うように層間樹脂層(層間絶縁膜)5が、例えば厚さ3μmのポリイミドにより形成されている。
さらに、アース電位と相違するシグナル電位である接続パッド2aからの配線パターン(第二の一層目配線)3e及び配線パターン(第二の一層目配線)3cを電気的に互いに接続する配線パターン(二層目配線)3fが、上記層間樹脂層5を上方から跨ぐように、かつ層間樹脂層5を挟んで配線パターン(第一の一層目配線)3dと交差するように前述の多層構造配線により設けられている。配線パターン3fの合計厚みは、各IDT1a〜1eの特性仕様により規定されないので、配線パターン3c等の一層目配線より厚く、例えば1μm程度に設定されている。これにより、配線パターン3fの電気抵抗が低減されている。
このような層間樹脂層5により、アース電位である配線パターン3dと、アース電位と相違するシグナル電位である配線パターン3e及び配線パターン3cとが電気的に互いに絶縁されている。また、配線パターン3fの引き回し距離も短くでき、かつ交差により配線パターンの占有面積(投影面積)を小さくできて、得られた弾性表面波素子を小型化できる。
さらに、配線パターン3e及び配線パターン3cと、配線パターン3fとの界面には、後述する加熱(アニール)処理によってAlとTiとを含む合金層(図示せず)が、配線パターン3e及び配線パターン3cの表層におけるAlの酸化層の少なくとも一部に代えてそれぞれ形成されている。このような合金層により、上記界面でのコンタクト抵抗が低減されている。
このような弾性表面波素子では、層間樹脂層5は、従来のSiO2といった層間絶縁膜と比べて、比誘電率を低く(4未満)でき、かつ、厚さも3μmと厚くできるから、交差部での各配線パターン3d、3f間の寄生容量も低減できて、得られた弾性表面波素子における、フィルタ特性、つまり通過帯域や、遮断帯域での周波数特性も改善できる。
その上、上記弾性表面波素子においては、配線パターン3e及び配線パターン3cと、配線パターン3fとの界面といった各交差部4a〜4dでの各界面でのコンタクト抵抗が上記合金層の形成により低減されているため、挿入損失といった伝送特性(電気特性)を向上できて、各交差部4a〜4dの形成による小型化を図りながら、伝送特性(電気特性)を改善できる。
次に、上記弾性表面波素子の製造方法について説明する。まず、図3及び図4に示すように、圧電基板10上に、各IDT1a〜1e、各反射器6、各接続パッド2a、2b及び各配線パターン3a〜3eを、前記多層構造配線により、真空蒸着法、スパッタリング法あるいはメッキ法、及びフォトリソグラフィー法を用いて同時に形成する。このとき、各配線パターン3a〜3eの表面上には、電気絶縁体であるAl酸化層が発生している。
また、各配線パターン3a〜3eには、例えば、配線パターン(第一の一層目配線)3dにより分断されている各配線パターン(第二の一層目配線)3c、3eが形成されている。このような配線パターン3dと、各配線パターン3c、3eとは、弾性表面波素子の動作時において、互いに電位が相違するものである。
続いて、配線パターン3dにおける、各配線パターン3c、3eを分断している部分上に、感光性樹脂からなる後述する加熱処理により硬化して層間樹脂層(層間絶縁膜)5となる感光性樹脂層を形成する。感光性樹脂層の素材としては、加工が容易なこと、耐熱性に優れていること、硬化する温度が低く(250℃〜350℃)、IDTといった素子特性に悪影響を及ぼさないことから、感光性ポリイミドが好ましい。
その後、配線パターン3dに対し感光性樹脂層を間に挟んで交差すると共に該配線パターン3dにより分断されている各配線パターン3c、3eを互いに電気的に接続するように配線パターン(二層目配線)3fを、Al(第一金属)より還元力を備えたTi(第二金属)からなる接着層と該接着層上の導電層であるAl層との多層構造にて形成する。
このような配線パターン3fを形成した後、上記感光性樹脂層の変成温度未満で、かつ硬化温度以上にて、例えば270℃乃至370℃の範囲内での所定温度にて加熱処理する。この加熱処理により、上記感光性樹脂層は、その中に含まれる溶媒成分を除去したり、イミド化させたりしてポリイミドからなる層間樹脂層5となる。
これと共に、各配線パターン3c、3eの表層の電気絶縁体であるAl酸化層がTiにより還元され、かつTiが上記Al酸化層に浸透してAlxTiyO層がAl酸化層に代わって形成されている。AlxTiyO層はAl酸化層より電気抵抗を小さくできるため、コンタクト抵抗を低減できる。
加熱処理は、リフロー時や、パッケージへの収納時のろう材の溶融温度や封止樹脂の硬化温度の印加時といった加熱処理にて兼用させてもよい。このようにして弾性表面波素子が得られる。
このように弾性表面波素子の製造方法は、二層目配線である配線パターン3fの配線金属の構成を、従来のAl/Ni−Crから、本発明ではAl/Tiに変更し、かつ上記配線パターン3fを形成後、250℃乃至370℃の温度範囲にて加熱(アニール)処理を行うことを特徴としている。
上記製造方法において、成膜直後は配線パターン3fのTiと一層目配線である各配線パターン3c、3eのAlとの間にAl酸化膜が存在するため高抵抗であるが、加熱処理により、Al表面の高抵抗なAl酸化膜がTiにより還元され、AlとTiを含む合金に変化することにより、接合部分でのコンタクト(導通)抵抗を小さくできる。
上記加熱処理の効果の結果を示した図1から明らかなように、従来は、加熱処理を行っても抵抗が高いままである一方、本発明では、大幅に低下していることがわかる。図1の結果において、用いたコンタクト部分の面積は、それぞれ100μm2とした。
次に、前記AlxTiyO層における、x、yの好ましい範囲についてそれぞれ説明する。ここで、この合金層のO(酸素)に対するAlの比率x、及びTiの比率yの範囲は0<x<2/3、1/2≦y(以下、式(1) という)の範囲内が好ましい。
この範囲内に設定する手段としては、前述したように、加熱処理を、250℃〜370℃、より好ましくは300℃〜330℃の温度で30分〜5時間の加熱処理を行い、一層目配線である配線パターン3fのAl酸化層を構成するAl及びOと、これと接触する二層目配線である各配線パターン3c、3eのTiとの間で、相互拡散させることにより、Al酸化層をAlとTiを含む合金層に変化させることが挙げられる。
この合金層のOに対するAlの比率及びTiの比率は、加熱時間が長いほど、また、加熱温度が高いほど、Alの比率xは2/3から小さくなる一方、Tiの比率yは大きくなり、Oに対してTiの比率が十分大きくなるように設定することにより、導電率を大きくできる。
しかし、加熱処理の温度が250℃未満、或いは加熱処理の時間が30分未満では、拡散が不十分であり、Tiの比率yが、y<1/2となり、十分な導電率は得られない。
続いて、一層目配線のAlと二層目配線のTiとの間に形成されるAlとTiを含む合金層のAlの比率x、Tiの比率yの上限下限を上記式(1) のように設定した理由を以下に説明する。Al、Tiは、様々な環境において各々0〜3、0〜4までの任意の酸化数をとり得るので、Oに対するAlの比率x、Tiの比率yは一義的には定まらないものである。
しかしながら、上記式(1) は、一層目配線のAl表面に形成されたAl酸化層において、前記加熱処理の熱によって、前記二層目配線のTi層との間で相互に拡散され、Alが完全に酸化された状態から、Tiの割合が増加して、Oに対するTiの比率が増加した状態に達することを表している。
ここにおいて、二層目配線のTiの膜厚を厚くして、Tiの供給量を増加できるが、特に効果のある領域としては、一層目配線のAl酸化層の膜厚の数倍以上に設定し、その後の加熱処理の条件を適切に設定すればよい。数値例としては、二層目配線のTiの膜厚としては、10nm程度でも効果はある。
この合金層におけるOに対するTiの比率yの上限については、Tiの拡散を促進するためには加熱処理の温度を高くする必要があるが、この加熱工程の熱による層間樹脂層5としてのポリイミドの変質や、圧電基板10の変質の恐れがあるため、この加熱温度の上限が上記恐れにより規定される。この結果、この合金層におけるTiの比率yの上限が規定される。
また、本実施の形態において、図1に示すように、加熱処理によりコンタクト部分の抵抗を低下(0.1Ω/μm2→0.002Ω/μm2)させているが、この状態でAlの比率xは1/3未満、Tiの比率yは1以上と推測される。
この推測は、コンタクト部分の抵抗を低下させた試料の断面の元素分析を行った結果、一層目配線のAlと二層目配線のTi界面で酸素を検出できなかったことに基づいている。このように酸素が検出されなかった原因としては、二層目配線のTiがAl酸化膜の酸素を奪い取って、その中に拡散させてしまった結果、前記界面において、酸素濃度が薄まり検出限界未満となり、元素分析では検出できなくなったことが想定される。
このように上記製造方法では、一層目配線(下層配線)と二層目配線(上層配線)のコンタクト部分の材質をそれぞれAlとTiとに設定し、加熱処理を行うことで、Al表面の高抵抗酸化層(Al酸化層)がTiにより合金化(AlxTiyO)し、コンタクト部分の抵抗を低下(0.1Ω/μm2→0.002Ω/μm2)させることができ、フィルタの挿入損失の悪化を防止できる。
上記製造方法においては、熱処理の温度は300℃以上で歩留まりが90%〜99%以上(0.005Ω/μm2以下)となり、330℃以下で大気オーブン使用時と比較して、ヒロック発生率を5%〜1%以下にできる。また、上層配線がNiCrの場合、熱処理後においてもコンタクト抵抗は低下しないことから、AlとTiの組み合わせが好適と考えられる。
(実施の第二形態)
次に、本発明の電子部品としての弾性表面波素子に係る実施の第二形態について図5に基づき説明する。なお、上記実施の第一形態と同様な機能を有する部材に関しては、同一の部材番号を付与してそれらの説明を省いた。
本実施の形態の弾性表面波素子では、図5に示すように、圧電基板10の表面の電子機能部分を囲んで内枠8及び外枠9が上記表面から立設するようにそれぞれ設けられている。上記内枠8及び外枠9は、チップ状の弾性表面波素子を配線基板(図示せず)に対してフェイスダウンボンディングして、樹脂封止する際の樹脂流入防止堰(ダム)として機能するものである。この図5において、外枠9は、感光性ポリイミドで形成した内枠8と同時に感光性ポリイミドにて形成した外下枠9a上にさらに感光性ポリイミドの外上枠9bを形成して高さを確保したものである。
この感光性樹脂の硬化温度を加熱処理温度と同じに設定する。加熱処理温度は、交差部4dの配線接続部である各配線パターン3e、3cと配線パターン3fとの接合部分において、Al酸化層とこれに接して形成されているTi層との間で熱拡散させ、このAl酸化層を前記合金層に変えるためのものである。
よって、上記実施の第二形態の製造方法は、前記実施の第一形態で得られる効果に加え、枠9の2層目を形成する時の加熱処理条件を、各配線パターン3e、3cと配線パターン3fとの接合部分のコンタクト(接触)抵抗を下げるために行う加熱処理の温度条件と同じとすることで、樹脂流入防止堰(ダム)と層間樹脂層5との双方を形成した製品としての弾性表面波装置においては、上記双方を同時に形成できて、上記ダムを形成するための別の新たな工程を省くことができて、工程削減の効果があり、安価に製造することができる。
上記実施の各形態では、層間樹脂層5の素材に感光性ポリイミドを用いたが、他の感光性樹脂でも可能であり、ポリイミド以外に、感光性の、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、アクリル樹脂、環状オレフィン樹脂を用いることができる。感光性樹脂としては、ネガ型で現像液に有機溶剤を用いるタイプが好ましい。ポジ型の感光性樹脂は現像液にアルカリを用いるのでアルミ電極が溶けることから好ましくない。さらに、層間樹脂層5に感光性樹脂以外の樹脂を用いた場合でも可能である。
また、上記実施の各形態においては、電子部品として弾性表面波素子を用いた例を挙げたが、LSIや、チップ状のコンデンサ、チップ状のコイル等の電子部品素子を有し、かつ配線パターンを交差させて備えた配線基板や多層基板に本発明を適用できる。
本発明の電子部品の製造方法は、各配線パターンを互いに交差させて小型化できると共に、交差部において互いに接続される各配線パターン間のコンタクト抵抗を低減できて伝送特性等の電気特性を向上できる電子部品を製造できるから、携帯電話等の通信分野や、パーソナルコンピュータ等の電子情報分野に好適に利用できる。
本発明の電子部品としての弾性表面波素子の製造方法における実施の第一形態での加熱(アニール)処理の効果を示すグラフである。 上記弾性表面波素子の概略構成図である。 上記弾性表面波素子の概略要部平面図である。 上記弾性表面波素子の要部断面図である。 上記弾性表面波素子に係る実施の第二形態の要部断面図である。 従来の弾性表面波素子の概略構成図である。
符号の説明
1a〜1e:IDT(電子機能部)
2a、2b:接続パッド
3a〜3e:配線パターン(第一及び第二の一層目配線)
3f:配線パターン(二層目配線)
4a〜4d:交差部
5:層間樹脂層(層間絶縁膜)
10:圧電基板(基板)

Claims (8)

  1. 基板上に、電子機能部を形成すると共に、電子機能部に接続された互いに異なる電位となる第一及び第二の一層目配線を、第一金属を主成分とする導電層が表層となると共に、第二の一層目配線が第一の一層目配線により分断されように形成し、
    前記第一の一層目配線における、第二の一層目配線を分断している部分上に、樹脂からなる層間絶縁膜を形成し、
    前記層間絶縁膜を挟んで前記第一の一層目配線に対し交差すると共に該第一の一層目配線により分断されている前記第二の一層目配線を互いに電気的に接続する二層目配線を、前記表層に当接する面が前記第一金属より還元力を備えた第二金属からなるように形成し、
    前記二層目配線を形成した後、上記層間絶縁膜の変成温度未満にて加熱処理することを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記基板上に電子機能部を形成した後、前記層間絶縁膜を形成する前に、電子機能部上に保護膜を形成することを特徴とする請求項1記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記層間絶縁膜を形成する時に基板上及び一層目配線上に前記樹脂からなる枠を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記電子機能部は、くし型電極部であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記一層目配線の第一金属は、Alを主成分とするものであり、前記二層目配線の第二金属はTiであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電子部品の製造方法。
  6. 前記樹脂は、感光性樹脂であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電子部品の製造方法。
  7. 前記樹脂は、ポリイミドであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の電子部品の製造方法。
  8. 前記加熱処理の温度を、250℃乃至370℃の範囲内に設定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の電子部品の製造方法。
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