JPH05167387A - 弾性表面波デバイス - Google Patents

弾性表面波デバイス

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JPH05167387A
JPH05167387A JP32870891A JP32870891A JPH05167387A JP H05167387 A JPH05167387 A JP H05167387A JP 32870891 A JP32870891 A JP 32870891A JP 32870891 A JP32870891 A JP 32870891A JP H05167387 A JPH05167387 A JP H05167387A
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JP
Japan
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acoustic wave
surface acoustic
transducers
stage
ground pads
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Pending
Application number
JP32870891A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Hashimoto
和志 橋本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は弾性表面波デバイスに関し、縦続接
続された多電極型弾性表面波フィルタの接地電極数を減
少させた弾性表面波デバイスを実現することを目的とす
る。 【構成】 圧電結晶基板上に櫛歯状の入力トランスジュ
ーサと出力トランスジューサを複数個交互に配置した多
電極型弾性表面波フィルタを素子内で2段に縦続接続し
た弾性表面波フィルタにおいて、1段目の入力トランス
ジューサ2-1〜2 -3の複数の接地パッド10と、1段目
の接続トランスジューサ3-1,3-2の複数の接地パッド
11と、2段目の接続トランスジューサ4-1,4-2の複
数の接地パッド12と、2段目の出力トランスジューサ
-1〜5-3の複数の接地パッド13を、それぞれ別個に
連結手段14により連結して成るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性表面波デバイスに関
する。詳しくは、縦続接続された多電極型弾性表面波フ
ィルタの複数の接地電極を二層配線により接続して接地
電極数を減少した弾性表面波デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波デバイスは携帯電話等の移動
無線電話に用いられる高周波フィルタ等に利用されてい
る。図3に従来の多電極フィルタを同一素子内で二段に
縦続接続した弾性表面波フィルタの1例を示す。これは
LiTaO3 又は LiNbO3 等の圧電単結晶基板1の上にAl
等の金属をスパッタ又は蒸着し、それをホトリソグラフ
ィ技術でパターン形成した入力トランスジューサ2-1
-3と接続トランスジューサ3-1,3-2とよりなる一段
目のフィルタと、接続トランスジューサ4-1,4-2と出
力トランスジューサ5-1〜5-3とよりなる二段目のフィ
ルタとが縦続接続されているものである。
【0003】そして、入力パッド6に高周波電圧が印加
されると、基板1の圧電作用により、入力トランスジュ
ーサ2-1〜2-3から弾性表面波7が励振される。入力ト
ランスジューサ2-1〜2-3の間に配置された接続トラン
スジューサ3-1,3-2は弾性表面波7を受けて電気信号
に変換し、これを2段目の接続トランスジューサ4-1
-2に送る。入力信号を受けた2段目の接続トランスジ
ューサ4-1,4-2は弾性表面波8を放射する。その弾性
表面波8を出力トランスジューサ5-1〜5-3が受けて電
気信号に変換して信号出力パッド9から出力する。
【0004】一般に表面波の速度vは基板結晶方位によ
り一定であるため、櫛歯形の入・出力トランスジューサ
の櫛歯のピッチPを決めれば、フィルタの周波数fは、
f=v/2Pにより決まる。また櫛歯の開口幅や対数等
は所望のフィルタ特性を得る様に決められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の弾性表面波
フィルタにおいては、所望のフィルタ特性を得るために
入・出力トランスジューサの個数を7又はそれ以上配置
する場合がある。その場合、接地パッド10〜13の数
もそれだけ増えることになり、ワイヤボンディング数が
増大し、良好な接地が得られず、生産性も低下するとい
う問題がある。
【0006】本発明は、縦続接続された多電極型弾性表
面波フィルタの接地電極数を減少させた弾性表面波デバ
イスを実現しようとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性表面波デバ
イスに於いては、圧電結晶基板上に櫛歯状の入力トラン
スジューサと出力トランスジューサを複数個交互に配置
した多電極型弾性表面波フィルタを素子内で2段に縦続
接続した弾性表面波フィルタにおいて、1段目の入力ト
ランスジューサ2-1〜2-3の複数の接地パッド10と、
1段目の接続トランスジューサ3-1,3-2の複数の接地
パッド11と、2段目の接続トランスジューサ4-1,4
-2の複数の接地パッド12と、2段目の出力トランスジ
ューサ5 -1〜5-3の複数の接地パッド13を、それぞれ
別個に連結手段14により連結して成ることを特徴とす
る。
【0008】また、それに加えて上記連結手段14は連
結すべき複数の接地パッドを連続した絶縁膜15で覆
い、その接地パッド部分に窓15aをあけ、該窓15a
を通して金属膜16で各接地パッドを連結したことを特
徴とする。この構成を採ることにより、接地電極数を減
らした弾性表面波デバイスが得られる。
【0009】
【作用】図1に示すように、多電極型表面波フィルタの
1段目の入力トランスジューサ2-1〜2-3と接続トラン
スジューサ3-1,3-2、及び2段目の接続トランスジュ
ーサ4-1,4-2と出力トランスジューサ5-1〜5-3の各
複数の接地パッドをそれぞれ連結手段14で連結するこ
とにより接地パッド数を減少させることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す図であり、(a)
は平面図、(b) は (a)図のb−b線における断面図であ
る。同図において図3と同一部分は同一符号を付して示
した。本実施例は、入力トランスジューサ2-1〜2-3
接続トランスジューサ3-1,3-2とよりなる1段目のフ
ィルタと、接続トランスジューサ4-1,4-2と出力トラ
ンスジューサ5-1〜5-3とよりなる2段目のフィルタと
が縦続接続されて LiTaO3 又は LiNbO3 等の単結晶基板
1の上に形成されていることは図3で説明した従来の多
電極型弾性表面波フィルタと同様である。本実施例が従
来例と異なるところは、1段目の入力トランスジューサ
-1〜2-3の複数の接地パッド10と、1段目の接続ト
ランスジューサ3-1,3-2の複数の接地パッド11と、
2段目の接続トランスジューサ4-1,4-2の複数の接地
パッド12と、2段目の出力トランスジューサ5-1〜5
-3の複数の接地パッド13をそれぞれ別々に2層構造の
連結手段14で連結したことである。
【0011】連結手段は接地パッド部分を窓あけした絶
縁膜15と接地パッドを電気的に接続する金属膜16と
よりなり、その連結方法は図2の如くにして行われる。
まず (a)図の如く基板1の上に形成された接地パッド1
0〜13の上に、(b)図の如く絶縁膜(SiO2、ポリイミ
ド等)を5μm 程度の厚さに形成する。次いで(c) 図の
如く接地パッド部分にフォトリソグラフィ技術により窓
15aを窓あけする。その上に (d)図の如く NiCr 等の
金属を蒸着又はスパッタリングし、所要部以外の金属膜
16と絶縁膜をエッチングして除去する。このようにし
て接地パッド間を接続することができる。
【0012】なお連結された接地パッドは、入力トラン
スジューサの接地パッド10、1段目の接続トランスジ
ューサの接地パッド11、2段目の接続トランスジュー
サの接地パッド12、出力トランスジューサの接地パッ
ド13の各金属膜16をワイヤボンディングによりパッ
ケージに接地する。
【0013】通常、縦続接続したフィルタの場合、大き
な帯域減衰量が可能であるが、一段目と二段目の電気的
結合が起こりやすく充分な帯域外減衰量がとれないこと
があるが、本実施例では接地用ワイヤボンディングが少
なくてすむため、電気的結合を防止することができる。
また入・出力トランスジューサの数が増えても接地部は
4箇所ですみ生産性が向上する。
【0014】
【発明の効果】本発明に依れば、縦続接続した多電極フ
ィルタの接地用ワイヤボンディングを減少させて最少4
本で満足される。また素子内の電気的結合を引き起こし
帯域外減衰量を悪化させることもなく、品質向上と生産
性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図で、(a) は平面図、
(b) は(a)図のb−b線における断面図である。
【図2】本発明の実施例における接地パッドの連結方法
を説明するための図である。
【図3】従来の弾性表面波フィルタの1例を示す図で、
(a) は平面図、(b) は (a)図のb−b線における断面図
である。
【符号の説明】
1…基板 2-1〜2-3…入力トランスジューサ 3-1,3-2,4-1,4-2…接続トランスジューサ 5-1〜5-3…出力トランスジューサ 6…入力パッド 7,8…弾性表面波 9…出力パッド 10〜13…接地パッド 14…連結手段 15…絶縁膜 16…金属膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電結晶基板上に櫛歯状の入力トランス
    ジューサと出力トランスジューサを複数個交互に配置し
    た多電極型弾性表面波フィルタを素子内で2段に縦続接
    続した弾性表面波フィルタにおいて、 1段目の入力トランスジューサ(2-1〜2-3)の複数の
    接地パッド(10)と、1段目の接続トランスジューサ
    (3-1,3-2) の複数の接地パッド(11)と、2段目
    の接続トランスジューサ(4-1,4-2) の複数の接地パ
    ッド(12)と、2段目の出力トランスジューサ(5-1
    〜5-3)の複数の接地パッド(13)を、それぞれ別個
    に連結手段(14)により連結して成ることを特徴とす
    る弾性表面波デバイス。
  2. 【請求項2】 上記連結手段(14)は、連結すべき複
    数の接地パッドを連続した絶縁膜(15)で覆い、その
    接地パッド部分に窓(15a)をあけ、該窓(15a)
    を通して金属膜(16)で各接地パッドを連結したこと
    を特徴とする請求項1の弾性表面波デバイス。
JP32870891A 1991-12-12 1991-12-12 弾性表面波デバイス Pending JPH05167387A (ja)

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