JPH03150288A - 多結晶シリコンの加熱装置 - Google Patents
多結晶シリコンの加熱装置Info
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- JPH03150288A JPH03150288A JP28698989A JP28698989A JPH03150288A JP H03150288 A JPH03150288 A JP H03150288A JP 28698989 A JP28698989 A JP 28698989A JP 28698989 A JP28698989 A JP 28698989A JP H03150288 A JPH03150288 A JP H03150288A
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Landscapes
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- Silicon Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、流動層法による半導体グレードの多結晶シリ
コンの製造、あるいはベルジャ法や流動層法によって製
造された半導体グレードの多結晶シリコンの熱処理等に
使用される多結晶シリコンの加熱装置に関する。
コンの製造、あるいはベルジャ法や流動層法によって製
造された半導体グレードの多結晶シリコンの熱処理等に
使用される多結晶シリコンの加熱装置に関する。
従来の代表的な半導体グレードの多結晶シリコンの製造
法はベルジャ一法である。この製造法では、ベルジャ一
式反応容器の中のシリコン棒を通電加熱し、この状態で
反応容器内に半導体グレードのトリクロロシランと水素
、又は半導体グレードのモノシランと水素等の混合ガス
を通す、そうすると、加熱されたシリコン棒の表面に半
導体グレードのシリコンが析出される。
法はベルジャ一法である。この製造法では、ベルジャ一
式反応容器の中のシリコン棒を通電加熱し、この状態で
反応容器内に半導体グレードのトリクロロシランと水素
、又は半導体グレードのモノシランと水素等の混合ガス
を通す、そうすると、加熱されたシリコン棒の表面に半
導体グレードのシリコンが析出される。
また、最近では、−流動層法による多結晶シリコンの製
造も開始されている。流動層法による多結晶シリコンの
製造では、0.1〜3曽の多結晶シリコン小片が反応容
器の中に装入され、その状態で反応容器を外部のヒータ
ーで加熱して反応容器内に半導体グレードのトリクロロ
シラン又はモノシラン等を含む反応ガスが導入される。
造も開始されている。流動層法による多結晶シリコンの
製造では、0.1〜3曽の多結晶シリコン小片が反応容
器の中に装入され、その状態で反応容器を外部のヒータ
ーで加熱して反応容器内に半導体グレードのトリクロロ
シラン又はモノシラン等を含む反応ガスが導入される。
そうすると、反応容器内のシリコン小片が流動化し、そ
の表面に半導体グレードのシリコンが析出される。
の表面に半導体グレードのシリコンが析出される。
ベルジャ一法や流動層法によって製造された半導体グレ
ードの多結晶シリコンは、例えば単結晶シリコンの素材
とされるが、多結晶シリコンがチックラルスキ一法で単
結晶化される場合には、多結晶シリコンが融解温度まで
加熱された時に破裂して飛散する。この破裂現象は、多
結晶シリコンの急速加熱による熱歪或いは製品中の残留
ガスの膨張によるものとされており、この破裂現象を防
止するために、従来よりベルジャ一法や流動層法で製造
された半導体グレードの多結晶シリコンを600−14
00℃で熱処理して、熱歪みや残留ガスを除去すること
が行われている。
ードの多結晶シリコンは、例えば単結晶シリコンの素材
とされるが、多結晶シリコンがチックラルスキ一法で単
結晶化される場合には、多結晶シリコンが融解温度まで
加熱された時に破裂して飛散する。この破裂現象は、多
結晶シリコンの急速加熱による熱歪或いは製品中の残留
ガスの膨張によるものとされており、この破裂現象を防
止するために、従来よりベルジャ一法や流動層法で製造
された半導体グレードの多結晶シリコンを600−14
00℃で熱処理して、熱歪みや残留ガスを除去すること
が行われている。
この熱処理では、反応容器を外部のヒーターで加熱し、
反応容器内に不活性ガスを流通させながら反応容器内の
半導体グレードの多結晶シリコンを加熱する。これによ
り、多結晶シリコンが60゜〜14ooteて麟処理さ
れて熱歪みや残留ガスが除去される。
反応容器内に不活性ガスを流通させながら反応容器内の
半導体グレードの多結晶シリコンを加熱する。これによ
り、多結晶シリコンが60゜〜14ooteて麟処理さ
れて熱歪みや残留ガスが除去される。
ここでいう半導体グレードとは、(B)<0.5ppb
a、 (Pl <0.5ppba、 (C) 〈o
、4ppmaかつトータル重金属濃度< 30 ppb
aの不純物濃度を指している。これらの濃度は、チック
ラルスキー法によって製造される半導体単結晶シリコン
の原料として適切と判断される濃度である。
a、 (Pl <0.5ppba、 (C) 〈o
、4ppmaかつトータル重金属濃度< 30 ppb
aの不純物濃度を指している。これらの濃度は、チック
ラルスキー法によって製造される半導体単結晶シリコン
の原料として適切と判断される濃度である。
ところて、多結晶シリコンの製造法であるベルジャ一法
と流動層法とを比較した場合、前者がバッチ式で容器の
組立、解体を必要とするのに対し、後者は連続式で容器
の組立、解体を必要としない。
と流動層法とを比較した場合、前者がバッチ式で容器の
組立、解体を必要とするのに対し、後者は連続式で容器
の組立、解体を必要としない。
また、前者が反応容器を冷却するのに対し、後者は反応
容器を冷却しない、更に、反応表面積は前者より後者の
方が大きい、このようなことから、流動層法による製造
は、ベルジャ一法による11造よりも高能率で、消費電
力も少ないとされている。
容器を冷却しない、更に、反応表面積は前者より後者の
方が大きい、このようなことから、流動層法による製造
は、ベルジャ一法による11造よりも高能率で、消費電
力も少ないとされている。
ところが、この流動層法による多結晶シリコンの製造で
は、反応容器が直接加熱され、また、その器壁にシリコ
ン小片が直接接触するので、器壁からシリコンへの汚染
が問題になる。同様の問題は、シリコンが反応容器の器
壁に直接接触する多結晶シリコンの熱処理においても生
じる。そして、この問題は、従来の反応容器がグラファ
イト、石英、SIC等で製造されていることに起因して
いる。
は、反応容器が直接加熱され、また、その器壁にシリコ
ン小片が直接接触するので、器壁からシリコンへの汚染
が問題になる。同様の問題は、シリコンが反応容器の器
壁に直接接触する多結晶シリコンの熱処理においても生
じる。そして、この問題は、従来の反応容器がグラファ
イト、石英、SIC等で製造されていることに起因して
いる。
すなわち、グラファイト製の反応容器では、加熱時に多
結晶シリコンがグラファイト壁に接触するので、グラフ
ァイト壁よりカーボンが多結晶シリコンに侵入してカー
ボン汚染すると共に、グラファイトの気孔率が大きいの
で、反応容器外部の不純物を反応容器内部に充填された
多結晶シリコンに拡散させる恐れがある。
結晶シリコンがグラファイト壁に接触するので、グラフ
ァイト壁よりカーボンが多結晶シリコンに侵入してカー
ボン汚染すると共に、グラファイトの気孔率が大きいの
で、反応容器外部の不純物を反応容器内部に充填された
多結晶シリコンに拡散させる恐れがある。
石英製の反応容器では石英自Go、 i p p m程
度の不純物を含み、高温では多結晶シリコンの汚染源と
なる。又、流動層法による多結晶シリコンの製造の場合
、反応容器にシリコンが析出付着し、熱膨張係数の違い
により割れを発生する恐れがある。
度の不純物を含み、高温では多結晶シリコンの汚染源と
なる。又、流動層法による多結晶シリコンの製造の場合
、反応容器にシリコンが析出付着し、熱膨張係数の違い
により割れを発生する恐れがある。
SIC製の反応容器では、グラファイト製の反応容器を
同様にSiCより多結晶シリコンにカーボンが侵入して
汚染する恐れがある。
同様にSiCより多結晶シリコンにカーボンが侵入して
汚染する恐れがある。
また、従来の反応容器では反応容器の機械的強度を増加
させるために、反応容器の外aに金属製の外筒を嵌め込
み、金属製の外貴の外信から加熱する場合が多く、その
場合には、外筒に含まれる不純物が反応容器を通して反
応容器内の多結晶シリコンを汚染するおそれのあること
も、本発明者からの調査から明らかとなった。
させるために、反応容器の外aに金属製の外筒を嵌め込
み、金属製の外貴の外信から加熱する場合が多く、その
場合には、外筒に含まれる不純物が反応容器を通して反
応容器内の多結晶シリコンを汚染するおそれのあること
も、本発明者からの調査から明らかとなった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたもので、反応容
器内の半導体グレードの多結晶シリコンの汚染を問題の
ない程度に抑え得る多結晶シリコンの加1!!!lii
fを提供することを目的とする。
器内の半導体グレードの多結晶シリコンの汚染を問題の
ない程度に抑え得る多結晶シリコンの加1!!!lii
fを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段]
本発明の多結晶シリコンの加熱装置は、反応容器に装入
された半導体グレードの多結晶シリコンを該反応容器の
外面側よりヒーターにて直接加熱する多結晶シリコンの
加熱装置であって、前記反応容器が内面を高純度シリコ
ンにてIOθミー以上の厚みにコーティングしたグラフ
ァイトからなる点を特徴としている。
された半導体グレードの多結晶シリコンを該反応容器の
外面側よりヒーターにて直接加熱する多結晶シリコンの
加熱装置であって、前記反応容器が内面を高純度シリコ
ンにてIOθミー以上の厚みにコーティングしたグラフ
ァイトからなる点を特徴としている。
グラファイトは高温での割れに強く、反応容器をグラフ
ァイトで構成すれば、その外側に外筒を設けなくても、
十分な機械的強度が確保される。
ァイトで構成すれば、その外側に外筒を設けなくても、
十分な機械的強度が確保される。
また、グラファイト(C)は製造加工時に汚染されても
、高温で塩素ガスにより高純度化することができる。更
に、グラファイトよりなる反応容器の内面に厚みが10
0#−以上の高純度シリコンコーティング層を設ければ
、グラファイト自身によるカーボン汚染と、グラファイ
トを通過した汚染自質の反応容器内への侵入とが問題の
ない程度に*@される。従って、本発明の加熱装置では
、反応容器内の半導体グレードの多結晶シリコンの汚染
がH題のない程度に抑制される。
、高温で塩素ガスにより高純度化することができる。更
に、グラファイトよりなる反応容器の内面に厚みが10
0#−以上の高純度シリコンコーティング層を設ければ
、グラファイト自身によるカーボン汚染と、グラファイ
トを通過した汚染自質の反応容器内への侵入とが問題の
ない程度に*@される。従って、本発明の加熱装置では
、反応容器内の半導体グレードの多結晶シリコンの汚染
がH題のない程度に抑制される。
反応容器内面への高純度シリコンのコーティングは、半
導体グレードのモノシランガスまたはクロルシランガス
もしくはそれらのガスと、半導体グレードの水素ガスと
の混合ガスの熱分解または還元反応によって行うのが良
い、このコーティング法によると、高純度シリコンをグ
ラフアト製反応容器の内面へ簡単かつ強固に被覆させる
ことができる。
導体グレードのモノシランガスまたはクロルシランガス
もしくはそれらのガスと、半導体グレードの水素ガスと
の混合ガスの熱分解または還元反応によって行うのが良
い、このコーティング法によると、高純度シリコンをグ
ラフアト製反応容器の内面へ簡単かつ強固に被覆させる
ことができる。
反応容器を外面側より加熱するヒーターについては、従
来の加熱装置ではFe−CrヒーターまたはTaヒータ
ーが多用されている。しかし、本発明者らの調査による
と、これらのメタル系ヒーターは僅かではあるが反応容
器の器壁を通して反応容器内の多結晶シリコンを汚染す
るおそれのあることが判明した。従って、ヒーターは特
に限定しないが、より望ましくはグラファイトヒーター
が適する。
来の加熱装置ではFe−CrヒーターまたはTaヒータ
ーが多用されている。しかし、本発明者らの調査による
と、これらのメタル系ヒーターは僅かではあるが反応容
器の器壁を通して反応容器内の多結晶シリコンを汚染す
るおそれのあることが判明した。従って、ヒーターは特
に限定しないが、より望ましくはグラファイトヒーター
が適する。
以下に本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す加熱装置の断面図で、
流動層法による半導体グレードの多結晶シリコン製造装
置を示す。
流動層法による半導体グレードの多結晶シリコン製造装
置を示す。
反応容器lは円筒状で、その上部に粒子投入管2とガス
導出管7を有し、下部に多孔質の分散板4を有している
。分散板4には下方より粒子抜出管6が接続されている
。反応容器lの器壁は、厚みIO〜50−程度のグラフ
ァイトの内面に厚み100〜2000Gam程度の高純
度シリコン層を設けた2層構造になっている。反応容器
lの外周側には間隙を空けて円筒環状のグラファイトヒ
ーター5が上下2段に設けられている。そして、反応容
器lは、グラファイトヒーター5の外側から金属製力バ
ー8で覆われ、金属製力バー8の下部にはガス導入管3
が接続されている。
導出管7を有し、下部に多孔質の分散板4を有している
。分散板4には下方より粒子抜出管6が接続されている
。反応容器lの器壁は、厚みIO〜50−程度のグラフ
ァイトの内面に厚み100〜2000Gam程度の高純
度シリコン層を設けた2層構造になっている。反応容器
lの外周側には間隙を空けて円筒環状のグラファイトヒ
ーター5が上下2段に設けられている。そして、反応容
器lは、グラファイトヒーター5の外側から金属製力バ
ー8で覆われ、金属製力バー8の下部にはガス導入管3
が接続されている。
第り図の装置においては、粒子投入管2より粒径が0−
1−1論程度の多結晶シリコン小片が反応容器lの中に
装入される。また、ガス導入管3からはトリクロロシラ
ンを含む反応ガス(HXバランスで約40%)が反応容
器l内に送入される。
1−1論程度の多結晶シリコン小片が反応容器lの中に
装入される。また、ガス導入管3からはトリクロロシラ
ンを含む反応ガス(HXバランスで約40%)が反応容
器l内に送入される。
反応容器l内に送入された反応ガスは分散板4の孔を遁
過して多結晶シリコン小片層内に噴出され、シリコン小
片を流動化し、小片表面にシリコンを析出させた後、ガ
ス出口より反応容器l外に流出する。更に、グラファイ
トヒーター5により反応容器lの外周面を直接加熱し、
反応容器l内に装入された流動状態のシリコン小片を、
例えば1000℃に加熱する。シリコン小片の反応容器
l内の平均滞留時間は反応容器の大きさにもよるが通常
30時間程度である。この間にシリコン小片表面にシリ
コンが析出する。シリコンを析出させた粒径0.5〜2
論程度の多結晶シリコン小片は小片抜出管6より反応容
器l外へ逐次取り出される。
過して多結晶シリコン小片層内に噴出され、シリコン小
片を流動化し、小片表面にシリコンを析出させた後、ガ
ス出口より反応容器l外に流出する。更に、グラファイ
トヒーター5により反応容器lの外周面を直接加熱し、
反応容器l内に装入された流動状態のシリコン小片を、
例えば1000℃に加熱する。シリコン小片の反応容器
l内の平均滞留時間は反応容器の大きさにもよるが通常
30時間程度である。この間にシリコン小片表面にシリ
コンが析出する。シリコンを析出させた粒径0.5〜2
論程度の多結晶シリコン小片は小片抜出管6より反応容
器l外へ逐次取り出される。
第2図は本発明の他の実施例を示す加熱装置の断面図で
、多結晶シリコンの熱処理装置を示す。
、多結晶シリコンの熱処理装置を示す。
反応容器lは直筒部とその下部の漏斗状接続部とよりな
る。反応容器lの上部には粒子投入管9とガス導出管l
lが接続され、下部にはガス導入管10をもつ粒子抜出
管12が接続されている。
る。反応容器lの上部には粒子投入管9とガス導出管l
lが接続され、下部にはガス導入管10をもつ粒子抜出
管12が接続されている。
反応容器lの器壁は厚みlθ〜50鵬程度のグラファイ
トの内面に厚みlOO〜20000am程度の高純度シ
リコン層を設けた2N構造である。
トの内面に厚みlOO〜20000am程度の高純度シ
リコン層を設けた2N構造である。
反応容器lの外周には間隙を空けて円筒環状のグラファ
イトヒーター5が設けられている。反応容器lはグラフ
ァイトヒーター5の外側から金属製力バー13で覆われ
ている。
イトヒーター5が設けられている。反応容器lはグラフ
ァイトヒーター5の外側から金属製力バー13で覆われ
ている。
粒子取入管9より粒径O,t 5〜2閤程度の多結晶シ
リコン小片が反応容器lの中に投入される一方、ガス導
入管1Gからはアルゴンガスが例えば流速foes/s
程度で吹込まれる。反応容器l内に吹込まれたアルゴン
ガスは反応容器I内の多結晶シリコン小片を移動層状態
にし、ガス導出管11より排出される。同時に、グラフ
ァイトヒーター5は反応容器lの外周を直接加熱し、反
応容器l内の移動層状態のシリコン小片を例えば110
0℃程度に加熱する。シリコン小片は反応容器l内に通
常1時間程度滞留し、この間に熱処理される。熱処理さ
れたシリコン小片は粒子抜出管12より逐次反応容器l
外に取り出される。
リコン小片が反応容器lの中に投入される一方、ガス導
入管1Gからはアルゴンガスが例えば流速foes/s
程度で吹込まれる。反応容器l内に吹込まれたアルゴン
ガスは反応容器I内の多結晶シリコン小片を移動層状態
にし、ガス導出管11より排出される。同時に、グラフ
ァイトヒーター5は反応容器lの外周を直接加熱し、反
応容器l内の移動層状態のシリコン小片を例えば110
0℃程度に加熱する。シリコン小片は反応容器l内に通
常1時間程度滞留し、この間に熱処理される。熱処理さ
れたシリコン小片は粒子抜出管12より逐次反応容器l
外に取り出される。
なお、前述した第1図の装置は、ガス導入管3よりアル
ゴンガス等を吹込むことにより、多結晶シリコンの熱処
理装置としても利用できる。
ゴンガス等を吹込むことにより、多結晶シリコンの熱処
理装置としても利用できる。
次に、本発明の加熱装置における反応容器の製作方法お
よびその方法により製作された反応容器を使用した加熱
装置の使用結果を具体的に数値を挙げて説明する。
よびその方法により製作された反応容器を使用した加熱
装置の使用結果を具体的に数値を挙げて説明する。
第3図に示す内径10cm、厚みlc箇、管長120c
mのグラファイト管l′を、その外面倒から全長501
の2本のグラファイトヒーター5.5により加熱した。
mのグラファイト管l′を、その外面倒から全長501
の2本のグラファイトヒーター5.5により加熱した。
グラフアイト管l′の軸方向中央部の外面温度を熱電対
15により測定し、その測定温度が870℃に維持され
るようにグラファイトヒータ5.5の出力を調節した。
15により測定し、その測定温度が870℃に維持され
るようにグラファイトヒータ5.5の出力を調節した。
この状態で、グラファイト管l′の一端より管内に半導
体グレードのトリクロロシランと半導体グレードの水素
ガスとの混合ガスを送入した。ガス送入量は870℃に
おけるガス流速が30C11/5になるように調節した
。また、混合ガス中のトリクロロシラン濃度は、気相て
のトリクロロシランガスの熱分解を抑制するために体積
割合にてlO%とした。
体グレードのトリクロロシランと半導体グレードの水素
ガスとの混合ガスを送入した。ガス送入量は870℃に
おけるガス流速が30C11/5になるように調節した
。また、混合ガス中のトリクロロシラン濃度は、気相て
のトリクロロシランガスの熱分解を抑制するために体積
割合にてlO%とした。
グラファイト管l′に上記混合ガスを15時間流通させ
た後、グラファイト管l′を冷却して軸方向に切断し、
その管壁断面を観察してシリコンコーティング層の軸方
向厚み分布を測定した。ガス入口端から10cmの部分
では、シリコンコーティング層の厚みは約100#II
であったが、一部グラファイト層あるいは炭化ケイ素層
と判断される箇所がシリコンコーティング層表面に現れ
ていた。逆に、ガス出口端から10cmの部分では、シ
リコンコーティング層の厚みは50〜100 amであ
ったが、シリコンコーティング層表面にグラファイト層
あるは炭化ケイ素層と認められる部分は現れなかった。
た後、グラファイト管l′を冷却して軸方向に切断し、
その管壁断面を観察してシリコンコーティング層の軸方
向厚み分布を測定した。ガス入口端から10cmの部分
では、シリコンコーティング層の厚みは約100#II
であったが、一部グラファイト層あるいは炭化ケイ素層
と判断される箇所がシリコンコーティング層表面に現れ
ていた。逆に、ガス出口端から10cmの部分では、シ
リコンコーティング層の厚みは50〜100 amであ
ったが、シリコンコーティング層表面にグラファイト層
あるは炭化ケイ素層と認められる部分は現れなかった。
これらの両端部を除いた部分では、シリコンコーティン
グ層の厚みは250〜300〃曽であり、シリコンコー
ティング層表面にグラファイト層あるいは炭化ケイ素層
と判断される部分は認められなかった。
グ層の厚みは250〜300〃曽であり、シリコンコー
ティング層表面にグラファイト層あるいは炭化ケイ素層
と判断される部分は認められなかった。
上記方法でシリコンコーティングを行ったグラファイト
管を反応容器としt、第1図に示す本発明加熱装置を構
成し、その加熱装置により、高純度多結晶シリコン粒子
3kgを高純度アルゴンガスにより流動化状態に保持し
、1000℃×10時間の熱処理を行った。シリコンコ
ーティングで使用したトリクロロシランガスは、チック
ラルスキ一法によって製造する半導体用単結晶シリコン
の原料として実際に使用している高純度多結晶シリコン
製造用の半導体グレード高純度トリクロロシランガスと
した。また、比較のために、比較装置A−Eによる熱処
理も行った。
管を反応容器としt、第1図に示す本発明加熱装置を構
成し、その加熱装置により、高純度多結晶シリコン粒子
3kgを高純度アルゴンガスにより流動化状態に保持し
、1000℃×10時間の熱処理を行った。シリコンコ
ーティングで使用したトリクロロシランガスは、チック
ラルスキ一法によって製造する半導体用単結晶シリコン
の原料として実際に使用している高純度多結晶シリコン
製造用の半導体グレード高純度トリクロロシランガスと
した。また、比較のために、比較装置A−Eによる熱処
理も行った。
比較装置Aは、シリコンコーティングにおいてPおよび
Bを1〜5 ppba、 Cを1〜5 ppaa、重金
属を50−ppbaを含む太陽電池グレードのトリクロ
ロシランガスを使用した装置、同Bはシリコンコーティ
ング層なし、同Cはシリコンコーティング層なしでステ
ンレスsiIl外筒あり、同りは高純度シリコンコーテ
ィング層およびステンレス鋼製外筒ありの装置である。
Bを1〜5 ppba、 Cを1〜5 ppaa、重金
属を50−ppbaを含む太陽電池グレードのトリクロ
ロシランガスを使用した装置、同Bはシリコンコーティ
ング層なし、同Cはシリコンコーティング層なしでステ
ンレスsiIl外筒あり、同りは高純度シリコンコーテ
ィング層およびステンレス鋼製外筒ありの装置である。
また、比較装置fEは反応容器としてグラファイトの代
わりにSiCを用い、ステンレス鋼製外筒がない装置で
ある。
わりにSiCを用い、ステンレス鋼製外筒がない装置で
ある。
第 1 表
1 1 装 置 の 構 成
1較 *) PおよびB 0.5 pp−未満、CG−5pg
m未満。
1較 *) PおよびB 0.5 pp−未満、CG−5pg
m未満。
重金属成度30ppba未糞
*本)pおよびB 1〜5 ppba、 C1〜5 p
p@a。
p@a。
重金属50〜ppba。
第 2 表
1 1 W1品顆粒中の不純物濃度 11
1 ppba l ppba l Pp&
11 ppba ll熱処理前10.12し、
oe0.131 <10 11 1 (
0,23) (0,19) (0,22) l
(25) lそれぞれの加熱装置の構成を第1表
に示し、熱処理前後における高純度多結晶シリコン粒子
の不純物濃度を第2表に示す、いずれの装置もヒーター
はグラファイトヒーターとFe−Crヒーターとを使用
し、Fe−Crヒーターを使用した場合の結果を()内
に示す。
1 ppba l ppba l Pp&
11 ppba ll熱処理前10.12し、
oe0.131 <10 11 1 (
0,23) (0,19) (0,22) l
(25) lそれぞれの加熱装置の構成を第1表
に示し、熱処理前後における高純度多結晶シリコン粒子
の不純物濃度を第2表に示す、いずれの装置もヒーター
はグラファイトヒーターとFe−Crヒーターとを使用
し、Fe−Crヒーターを使用した場合の結果を()内
に示す。
第2表から明らかなように、本発明装置では、熱処理後
の多結晶シリコン粒子中の不純物濃度が半導体グレード
に達しているのに対し、比較装置では、熱処理後の多結
晶シリコン粒子の汚染が著しい。
の多結晶シリコン粒子中の不純物濃度が半導体グレード
に達しているのに対し、比較装置では、熱処理後の多結
晶シリコン粒子の汚染が著しい。
また、上記コーティング法において、コーティング時間
を変化させてグラファイト管両端15c■を除く部分に
おけるシリコンコーティング層の最小厚みを変化させた
。得られた各種グラファイト管を反応容器として上記熱
処理を行った結果を第4図に示す、熱処理後の高純度多
結晶シリコン粒子に、カーボン以外の不純物濃度の変化
は殆ど認められなかったので、第4図にはカーボン濃度
のみを表示した。第4図から明らかなように、シリコン
コーティング層の厚みが1007フー以上でカーボン濃
度を9.4 ppmm以下に抑えることができる。
を変化させてグラファイト管両端15c■を除く部分に
おけるシリコンコーティング層の最小厚みを変化させた
。得られた各種グラファイト管を反応容器として上記熱
処理を行った結果を第4図に示す、熱処理後の高純度多
結晶シリコン粒子に、カーボン以外の不純物濃度の変化
は殆ど認められなかったので、第4図にはカーボン濃度
のみを表示した。第4図から明らかなように、シリコン
コーティング層の厚みが1007フー以上でカーボン濃
度を9.4 ppmm以下に抑えることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の加熱装置は、
流動層法による多結晶シリコンの製造や、多結晶シリコ
ンの熱処理等において、装置から反応容器内の多結晶シ
リコンへの不純物汚染をなくし、これにより例えば単結
晶シリコンの生産性向上および品質向上に大きな効果を
発揮するものである。
流動層法による多結晶シリコンの製造や、多結晶シリコ
ンの熱処理等において、装置から反応容器内の多結晶シ
リコンへの不純物汚染をなくし、これにより例えば単結
晶シリコンの生産性向上および品質向上に大きな効果を
発揮するものである。
lIt図および第2図は本発明の実施例を示す加熱装置
の縦断面図、第3図はグラファイト管のコーティング説
明図、第4図はシリコンコーティング層の層厚とカーボ
ン濃度との関係を示すグラフである。 l:反応容器、1′ ニゲラファイト管、2゜9:粒子
投入管、3.10:ガス導入管、4:分散板、5:ヒー
ター、6.12:粒子板出資、7.11:ガス導出管、
8.13:金属製カバー。 第 l 図 フ ー【 第2図 フ 第3図 層へvフイ 第4図 1 。 シリコン層FJ(,uaI)
の縦断面図、第3図はグラファイト管のコーティング説
明図、第4図はシリコンコーティング層の層厚とカーボ
ン濃度との関係を示すグラフである。 l:反応容器、1′ ニゲラファイト管、2゜9:粒子
投入管、3.10:ガス導入管、4:分散板、5:ヒー
ター、6.12:粒子板出資、7.11:ガス導出管、
8.13:金属製カバー。 第 l 図 フ ー【 第2図 フ 第3図 層へvフイ 第4図 1 。 シリコン層FJ(,uaI)
Claims (3)
- (1)反応容器に装入された半導体グレードの多結晶シ
リコンを該反応容器の外面側よりヒーターにて直接加熱
する多結晶シリコンの加熱装置であって、前記反応容器
が内面を高純度シリコンにて100μm以上の厚みにコ
ーティングしたグラファイトからなることを特徴とする
多結晶シリコンの加熱装置。 - (2)前記反応容器内面への高純度シリコンのコーティ
ングが、半導体グレードのモノシランガスまたはクロル
シランガスもしくはそれらのガスと、半導体グレードの
水素ガスとの混合ガスの熱分解または還元反応によって
行われることを特徴とする請求項1に記載の多結晶シリ
コンの加熱装置。 - (3)前記反応容器を外面側より加熱するヒーターがグ
ラファイトヒーターであることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の多結晶シリコンの加熱装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1286989A JP2528367B2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 多結晶シリコンの加熱装置 |
US07/449,776 US5041308A (en) | 1988-12-21 | 1989-12-13 | Method of coating silicon particles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1286989A JP2528367B2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 多結晶シリコンの加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03150288A true JPH03150288A (ja) | 1991-06-26 |
JP2528367B2 JP2528367B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=17711576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1286989A Expired - Fee Related JP2528367B2 (ja) | 1988-12-21 | 1989-11-02 | 多結晶シリコンの加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528367B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5405658A (en) * | 1992-10-20 | 1995-04-11 | Albemarle Corporation | Silicon coating process |
JP2008184365A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Ulvac Japan Ltd | シリコンの製造方法 |
WO2010039570A2 (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-08 | Hemlock Semiconductor Corporation | Method of determining an amount of impurities that a contaminating material contributes to high purity silicon and furnace for treating high purity silicon |
JP2018523625A (ja) * | 2015-08-20 | 2018-08-23 | ジルトロニック アクチエンゲゼルシャフトSiltronic AG | 粒状シリコンの熱処理プロセス、粒状シリコン、およびシリコン単結晶の製造プロセス |
WO2024027340A1 (zh) * | 2022-08-03 | 2024-02-08 | 江苏中能硅业科技发展有限公司 | 一种在流化床内壁设置硅涂层的方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4965993A (ja) * | 1972-10-30 | 1974-06-26 | ||
JPS59190209A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-29 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | シリコン被膜作製方法 |
JPS63225516A (ja) * | 1987-03-14 | 1988-09-20 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 高純度粒状珪素の製造方法 |
-
1989
- 1989-11-02 JP JP1286989A patent/JP2528367B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4965993A (ja) * | 1972-10-30 | 1974-06-26 | ||
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JPS63225516A (ja) * | 1987-03-14 | 1988-09-20 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 高純度粒状珪素の製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5405658A (en) * | 1992-10-20 | 1995-04-11 | Albemarle Corporation | Silicon coating process |
JP2008184365A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Ulvac Japan Ltd | シリコンの製造方法 |
WO2010039570A2 (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-08 | Hemlock Semiconductor Corporation | Method of determining an amount of impurities that a contaminating material contributes to high purity silicon and furnace for treating high purity silicon |
WO2010039570A3 (en) * | 2008-09-30 | 2010-11-18 | Hemlock Semiconductor Corporation | Method of determining an amount of impurities that a contaminating material contributes to high purity silicon and furnace for treating high purity silicon |
JP2012504097A (ja) * | 2008-09-30 | 2012-02-16 | ヘムロック・セミコンダクター・コーポレーション | 汚染材料が高純度シリコンに寄与する不純物の量を決定する方法及び高純度シリコンを処理する炉 |
US8895324B2 (en) | 2008-09-30 | 2014-11-25 | Hemlock Semiconductor Corporation | Method of determining an amount of impurities that a contaminating material contributes to high purity silicon |
JP2018523625A (ja) * | 2015-08-20 | 2018-08-23 | ジルトロニック アクチエンゲゼルシャフトSiltronic AG | 粒状シリコンの熱処理プロセス、粒状シリコン、およびシリコン単結晶の製造プロセス |
WO2024027340A1 (zh) * | 2022-08-03 | 2024-02-08 | 江苏中能硅业科技发展有限公司 | 一种在流化床内壁设置硅涂层的方法 |
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---|---|
JP2528367B2 (ja) | 1996-08-28 |
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