JPH03150226A - 非磁性黒褐色系板状顔料粉末及びその製造法 - Google Patents

非磁性黒褐色系板状顔料粉末及びその製造法

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JPH03150226A
JPH03150226A JP29078389A JP29078389A JPH03150226A JP H03150226 A JPH03150226 A JP H03150226A JP 29078389 A JP29078389 A JP 29078389A JP 29078389 A JP29078389 A JP 29078389A JP H03150226 A JPH03150226 A JP H03150226A
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耕作 田万里
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、板状形態を呈しており、且つ、平均径0.0
3〜30.0μmであるMnが固溶している、又は、必
要により、Mn及びAlが固溶しているカリウムフェラ
イト粒子からなる非磁性黒褐色系板状顔料粉末及びその
製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、省エネルギー時代における作業能率の向上並びに
塗膜特性や樹脂特性の改良という観点から、塗料の製造
や樹脂の着色に際して、使用する顔料粒子粉末のビヒク
ルや樹脂中での分散性の向上、作業性の向上、耐熱性の
向上等が要求されている。
分散性並びに作業性を向上させる為には、顔料粒子粉末
が非磁性の板状形態を呈した粒子であり、且つ、粒子が
1(111個バラバラで、適当な大きさ、殊に、0.0
3〜30−Gumを有することが必要である。
耐熱性について言えば、例えば、顔料粒子粉末を樹脂に
練り込み射出成形をする場合には、300℃程度の高温
となる為、この程度の温度においても変色や特性劣化等
を生起することがなく安定していることが必要である。
従来、最も代表的な汎用顔料粉末は酸化鉄顔料粉末であ
り、ヘマタイトは赤褐色顔料粉末として、マグへマイト
は茶褐色顔料粉末として、マグネタイトは黒色顔料粉末
として広く使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
分散性、作業性及び耐熱性に優れた顔料粉末は、現在最
も要求されているところであるが、このような特性を兼
ね備えた黒褐色系顔料粉末ば、未だ得られていない。
即ち、公知のへマタイト粒子は、非磁性の板状形態を呈
した粒子であり、且つ、粒子が1個1個バラバラで、適
当な大きさ、殊に、0.1−100.0μmを有する粒
子が得られてはいるが、その色彩は赤褐色である。
マグヘマイト粒子は、磁性を有している為粒子相互間で
再凝集しやすいものであり、また、その粒子形態は主と
して針状であり、色彩は茶褐色である。耐熱性について
言えば、マグヘマイトは300〜400°Cを越えて温
度が高くなるとヘマタイトへの変態が生起し始める為−
茶褐色が赤味を帯びて変色し始める。
マグネタイト粒子は、その色彩が黒色系ではあるが、磁
性を有している為粒子相互間で再凝集しやすいものであ
り、また、その粒子形態は主として粒状である。耐熱性
について言えば、マグネタイト粒子は200〜300℃
を越えて温度が高くなるとマグヘマイトへの変態が生起
し始める為、黒色系が茶褐色を帯びて変色し始める。
そこで、本発明は、分散性、作業性及び耐熱性に優れた
黒褐色系顔料粉末を提供することを技術的課題とするも
のである。
〔課題を解決する為の手段〕及び(作 用〕本発明者は
、分散性、作業性及び耐熱性に優れた黒褐色系顔料粉末
を得るべく種々検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、板状形態を呈しており、且つ、平均径
0.03〜3(LOpmであるMnが固溶している、又
は、必要により、Inn及びAlが固溶しているカリウ
ムフェライト粒子からなる非磁性黒褐色系板状顔料粉末
及び平均径0−003〜30.0pmの酸化鉄粒子又は
含水酸化第二鉄粒子と炭酸カリウムとアルカリ金属の塩
化物、硫酸塩、ホウ酸塩及びケイ酸塩から選ばれた融剤
の1種又は2種以上との混合物、又は、必要により、更
にホウ酸を存在させた混合物を830〜1200℃の温
度範囲で加熱焼成して加熱焼成物を得るにあたり、該加
熱焼成物中のMn蓋がFe及びMnの総量に対し0.1
〜20.0原子%となるように、又は、必要により、前
記加熱焼成物中のMnii及びAIIがそれぞれFeと
Mn及びAIとの総量に対し、0.1〜20−0原子%
及び60.0原子%以下となるように、前記酸化鉄粒子
又は含水酸化第二鉄粒子にMn又は、必要により、h及
びAlを含有させておくか、又は、前記混合物中にMn
化合物又は、必要によりMn化合物及びAl化合物を混
合しておくことよりなる板状形態を呈しており、且つ、
平均径0.03〜3LO#mであるMnが固溶している
、又は、必要によりMn及びAlが固溶しているカリウ
ムフェライト粒子からなる非磁性黒褐色系板状顔料粉末
の製造法である。
先ず、本発明において最も重要な点は、平均径0.00
3〜30.0μmの酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子
と炭酸カリウムとアルカリ金属の塩化物、硫酸塩、ホウ
酸塩及びケイ酸塩から選ばれた融剤の1種又は2種との
混合物又は、必要により、更にホウ酸を存在させた混合
物を830〜1200℃の温度範囲で加熱焼成して加熱
焼成物を得るにあたり、該加熱焼成物中のMnlがFe
及びMnの総量に対し0゜1〜20.0原子%となるよ
うに、前記酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子にMnを
含有させておくか、又は、前記混合物中にh化合物を混
合した場合には、板状形態を呈しており、且つ、平均径
0.03〜30.0μmであるIInが固溶しているカ
リウムフェライト粒子を得ることが出来、該Mnが固溶
しているカリウムフェライト粒子は、粒子が1m1個バ
ラバラであり、非磁性で耐熱性を有し、その色彩は黒褐
色系であるという事実である。そして、粒子形態、殊に
粒子サイズが同程度であれば、Mn固溶量が増加する程
、彩度及び明度が減少し、黒色に近づく傾向がある。
また、前記の加熱焼成にあたり、前記の加熱焼成物中の
NnWl及び^19がそれぞれPeとMn及びA1との
総量に対し0.1〜20.0原子%及び60.0原子%
以下となるように、前記酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄
粒子にMn及びAIを含有させておくか、又は、前記混
合物中にMn化合物及びAI化合物を混合しf場合には
、板状形態を呈しており、且つ平均径0゜03〜30.
0ミーであるにn及びAIが固溶しているカリウムフェ
ライト粒子を得ることが出来、該Mn及びAlが固溶し
ているカリウムフェライト粒子は、粒子1(111個バ
ラバラであり、非磁性で耐熱性を有し、その色彩は黒褐
色系であるという事実である。
そして、粒子形態、殊に粒子サイズが同程度であれば、
AIの固溶量が増加する程、彩度が太きくなる傾向があ
る。
本発明におけるカリウムフェライトは、カワウ五β″フ
ェライト(KIO−nFezol、n=6.0〜4.5
)、カリウムβフェライト(KFe++0+t)及び当
該両化合物の混合物のいずれがである。
本発明におけるMnが固溶しているカリウムフェライト
粒子の色彩は、明度L°値が20〜38、色相θ= t
an−b ” / a−が20〜50”、彩度C”ab
=、rlllT]r1b 1〜30 (式中、L”、a
”、b”はClli 1976年(L”、a”、b”)
均等知覚色空間で表示した値である、)の黒褐色系であ
る。
本発明におけるMn及びAlが固溶しているカリウムフ
ェライト粒子の色彩は、明度L1値が20〜40、色相
e = tan−b ” / a ” f)<2Q 〜
5Q”、彩度c”ab=(丁1T丁1が1〜30 (式
中、L−、a”、b1はC121976年(L”、a”
、b”)均等知覚色空間で表示した値である。)の黒褐
色系である。
本発明におけるカリウムフェライトは、55G”C程度
の高温まで変色が生じることがなく掻めて耐熱性に優れ
たものである。
向、従来、カリウムフェライトとしては、例えば、ジャ
ーナル オブ クリスタル グロース(Journal
 or Crystal Growth )第71巻(
1985年)第253〜255頁に記載の1〜2111
11の大きな単結晶粒子、電気化学 第43巻(197
5年)第273〜277頁に記載のイオン導電性を研究
する為の材料としての焼結体及び特開平1−10002
9号公報に記載のスチレン製造用触媒が知られているが
、顔料用としての粒子の大きさ、形状及び色彩並びに分
散性や耐熱性等の諸特性については何ら考慮されておら
ず、本発明とは全く相違するものである。
次に、本発明実施にあたっての諸条件について述べる。
本発明における鉄原料としては、ヘマタイト、マグネタ
イト、マグヘマイト等の酸化鉄粒子、ゲータイト、アカ
ゲナイト、レピッドクロサイト等の含水酸化第二鉄粒子
を使用することができ、0゜003〜30.0pm17
)粒子が使用できる。30.0amを越える場合には、
本発明の目的とする大きさのカリウムフェライト粒子が
得られない。
使用する酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子の大きさと
生成するカリウムフェライト粒子の太きさとは相関があ
り、酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子の大きさが大き
くなる程生成カリウムフェライト粒子の大きさが大きく
なる傾向にある。
本発明において酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子と炭
酸カリウムとの混合割合は、K/ (Fe+Mn)又は
必要によりに/(Fe+Mn+AI)のモル比で18〜
28%である、 18%未満の場合には、カリウムフェ
ライト粒子中にヘマタイト粒子が混在してくる。28%
を越える場合には、非常に不安定な亜鉄酸カリウムが生
成し、カリウムフェライトが生成しない。
本発明におけるMn化合物としては、二酸化マンガン、
四三酸化マンガン等を使用することが出来る。
酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子中のMa含有量又は
混合物中のMn化合物の量は、加熱焼成物中のlln量
がFe及びtInの総量に対し0.1〜20.0原子%
となる量である。0.1原子%未溝の場合には、本発明
の目的とする非磁性黒褐色系板状顔料粉末を得ることが
できず、また、20、O原子%を越える場合には、カリ
ウムフェライト相以外の化合物が副生する。
本発明におけるAI化合物としては、AlooH、γ−
AhO3、AI(OH)s 、η−AlzOi等を使用
することが出来る。
酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子中のAl含有量又は
、混合物中のAI化合物の量は、FeとMa及びAlと
の総量に対し60.0原子%以下である。60.0原子
%を越える場合には、得られるカリウムフェライト粒子
の彩度が大きくなり、黒褐色系顔料が得られ難い。
本発明における融剤の種類は、アルカリ金属の塩化物、
硫酸塩、ホウ酸塩及びケイ酸塩から選ばれた融剤の1種
又は2種以上であり、必要によりホウ酸を使用すること
ができる。
アルカリ金属の硫酸塩及びケイ酸塩は、アルカリ金属の
塩化物に比べ、生成するカリウムフェライトを微細化さ
せる傾向があり、特に、微粒子のカリウムフェライトを
得る場合に好ましい、また、アルカリ金属のホウ酸塩は
、アルカリ金属の塩化物に比べ、生成するカリウふフェ
ライトの粒子成長を促進させる傾向がある。従って、こ
れら各種融剤を組み合わせることによって生成するカリ
ウムフェライトの粒子の大きさを目的に応じて自由に制
御することが可蛯である。
更に、本発明におけるホウ酸は、単独で使用してもカリ
ウムフェライトを生成することができないが、上記アル
カリ金属の塩化物、硫酸塩、ホウ酸塩及びケイ酸塩と併
用することにより、生成カリウムフェライトの粒子成長
を促進させる傾向がある。
アルカリ金属の塩化物としては、MCI 、 NaCl
等を使用することができる。
アルカリ金属の硫酸塩としては、K□SO4、HazS
O,等を使用することができる。
アルカリ金属のホウ酸塩としては、ケイ酸カリウム、ホ
ウ酸ナトリウム等を使用することができる。
アルカリ金属のケイ酸塩としては、ケイ酸カリウム、ケ
イ酸ナトリウム等を使用することができる。
融剤の存在量は、酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子と
Plll化合物、又は、Mn化合物及びAl化合物と炭
酸カリウムとの総重量に対し0.5〜300重量%であ
る。0.5重量%未溝の場合には、粒子相互間の焼結が
生起し、1(111個バラバラのカリウムフェライト粒
子を得ることができない、300重量%を越える場合に
も、1個1個バラバラのカリウムフェライト粒子が得ら
れるが必要以上に存在させる意味がない。
本発明における加熱焼成温度は、830〜!200″C
である。830℃未満である場合には、カリウムフェラ
イトが生起しない、 1200℃を越える場合には、融
剤が蒸発し、粒子相互間の焼結が生起する。
本発明に係るMn固溶量はFe及びPlaの総量に対し
0.1〜20.0原子%である。0.l原子%未溝の場
合には、彩度が太きくなり、黒褐色系顔料が得られ難い
、20.0原子%を越える場合には、カリウムフェライ
ト相以外の化合物が混在する。
本発明に係るAl固溶量は、FeとをIn及びAIに対
し60.0原子%以下である、 60.0原子%を越え
る場合には、得られるカリウムフェライト粒子の彩度が
大きくなり、黒褐色系顔料が得られ難い。
〔実施例〕
次に、実施例並びに比較例により、本発明を説明する。
尚、以下の実施例並びに比較例における粒子の平均径は
電子顕微鏡写真から測定した数値の平均値で示したもの
である。
また、L1値(明度)、a′値及びb°値は、潤色用試
料片を多光源分光測色計MSC−15−20(スガ試験
1111!?)を用いてHun lerのLab空間に
よりL0値、β″値、b°値をそれぞれ測色し、国際照
明委員会(Commission Internati
onale de1Eclairage%CI! ) 
1976 (L” 、a” 、b” )均等知覚色空間
に従って表示した値で示した。
測定用試料片は、カリウムフェライト粒子粉末0.5g
とヒマシ油1、Occをフーバー式マーラーで練ってペ
ースト状とし、このペーストにクリヤラッカー4.5g
を加え混練し塗料化して、キャストコート紙上に6 a
ilのアプリケータを用いて塗布することによって得た
実施例1 平均径0.02μmの球状マグネタイト粒子粉末IL5
g及びxzco、 2−03gとnnzos 2.61
g01n/(Fe+Mn)換算で15.0原子%に該当
する。)とにCI t−q= (KClはマグネタイト
とに、CO2及びMn2O3の総重量に対しlO,0重
量%に該当する。)との混合物を875°Cにおいて大
気中で1.0時間加熱焼成した後、水洗、乾燥して黒褐
色粒子粉末を得た。
得られた黒色粒子粉末は、図1の電子顕微鏡写真(X1
00OO)に示す通り、平均径1.5μmの板状粒子で
あって、粒子がl(111個バラバラであり、nn固溶
量は、蛍光X線分析の結果15原子%であり、その色彩
は、明度L1値が24.0 .色相θ−tan−b i
l / abが37.0、彩度C”ab=  a  +
b−”−が3.2であった。
また、図2のX線回折図に示す通り、カリウl、β″フ
ェライトのピークが認められた。磁性は、外部磁場10
 KOeを印加した時の磁化値が0.89 emuig
程度であり、ヘマタイトと略同程度であった。
前記黒褐色系粉末を、更に、550℃で2.0時間加熱
して耐熱性試験を行った。得られた黒褐色系粉末は、明
度L”(aが24.5 、色相0−Lan−b°/a°
が37.2°、彩度C11ab= nが3.3であり、
はとんど変色は認められず、耐熱性に優れていることが
認められた。
実施例2〜6 酸化鉄粒子粉末又は含水酸化第二鉄粒子粉末の種類、h
含有量、A1含有量及び使用聞、Mn化合物の種類及び
混合量、AI化合物の種類及び混合量、融剤の種類、割
合及び量、加熱焼成温度及び時間を種々変化させた以外
は、実施例1と同様にしてカリウムフェライト粒子を生
成させた。
この時の主要製造条件及び諸特性を表1乃至表3に示す
実施例2〜6で得られたカリウムフェライト粒子は、電
子顕微鏡観察の結果、粒子が1個1個バラバラであった
比較例1 融剤の11類を810.とした以外は実施例1と同様に
して黒褐色粒子粉末を得た。
得られた黒褐色粒子粉末は、X線回折の結果、カリウム
フェライトのピークは認められず、カリウムフェライト
は生成されていなかった。
【発明の効果〕
本発明に係る黒褐色系顔料粉末は、非磁性の板状形態を
呈した粒子であり、且つ、粒子がtat個バラバラで適
当な大きさ、殊に、0.03〜30.0μmを有するこ
とに起因して分散性及び作業性に優れており、しかも、
耐熱性に優れているので塗料用、印刷インキ用、樹脂用
着色顔料粉末として好適である。
尚、本発明に係るカリウムフェライト粒子は、板状形態
を呈しており、しかも固くて重い為羽振材用フィラーと
して、また、Koイオンの電子供与性がNa”のそれに
比べ大きい為スチレンモノマーの合成に際しての触媒と
しての用途も期待され
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例1で得られたカリウムフェライト粒子粉
末の粒子構造を示す電子顕微鏡写真(×10000)で
ある。 図2は、実施例!で得られたカリウムフェライト粒子粉
末のX線回折図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)板状形態を呈しており、且つ、平均径0.03〜
    30.0μmであるMnが固溶しているカリウムフェラ
    イト粒子からなる非磁性黒褐色系板状顔料粉末。
  2. (2)板状形態を呈しており、且つ、平均径0.03〜
    30.0μmであるMn及びAlが固溶しているカリウ
    ムフェライト粒子からなる非磁性黒褐色系板状顔料粉末
  3. (3)平均径0.003〜30.0μmの酸化鉄粒子又
    は含水酸化第二鉄粒子と炭酸カリウムとアルカリ金属の
    塩化物、硫酸塩、ホウ酸塩及びケイ酸塩から選ばれた融
    剤の1種又は2種以上との混合物を830〜1200℃
    の温度範囲で加熱焼成して加熱焼成物を得るにあたり、
    該加熱焼成物中のMn量がFe及びMnの総量に対し0
    .1〜20.0原子%となるように、前記酸化鉄粒子又
    は含水酸化第二鉄粒子にMnを含有させておくか、又は
    、前記混合物中にMn化合物を混合しておくことを特徴
    とする請求項1記載の非磁性黒褐色系板状顔料粉末の製
    造法。
  4. (4)混合物中に、融剤として更にホウ酸を存在させる
    請求項3記載の非磁性黒褐色系板状顔料粉末の製造法。
  5. (5)平均径0.003〜30.0μmの酸化鉄粒子又
    は含水酸化第二鉄粒子と炭酸カリウムとアルカリ金属の
    塩化物、硫酸塩、ホウ酸塩及びケイ酸塩から選ばれた融
    剤の1種又は2種以上との混合物を830〜1200℃
    の温度範囲で加熱焼成して加熱焼成物を得るにあたり、
    該加熱焼成物中のMn量及びAl量がそれぞれFeとM
    n及びAlとの総量に対し0.1〜20.0原子%及び
    60.0原子%以下となるように、前記酸化鉄粒子又は
    含水酸化第二鉄粒子にMn及びAlを含有させておくか
    、又は、前記混合物中にMn化合物及びAl化合物を混
    合しておくことを特徴とする請求項2記載の非磁性黒褐
    色系板状顔料粉末の製造法。
  6. (6)混合物中に、融剤として更にホウ酸を存在させる
    請求項5記載の非磁性黒褐色系板状顔料粉末の製造法。
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WO2011058966A1 (ja) * 2009-11-11 2011-05-19 戸田工業株式会社 赤外線反射性黒色顔料、該赤外線反射性黒色顔料を用いた塗料及び樹脂組成物
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