JPH03147635A - 自動給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〉 本発明は複写機または印刷機に係わり、給紙トレイ内に
積載されたカットシート状の複写紙または印刷紙（以下
カットシートと記す）を給紙ローラで１枚ずつ複写機内
または印刷機内に自動的に給紙する自動給紙装置に関す
る。

（従来の技術〉 複写機または印刷機において、給紙トレイ内に積載され
たカットシートの給紙は、給紙トレイ内の最上層のカッ
トシートに給紙ローラを圧接し、かつ給紙ローラを回転
して、カットシートを１枚ずつ複写機内または印刷機内
に自動的に給紙している。すなわち、給紙ローラが回転
した時、最上層のカットシートの先端両隅部は給紙トレ
イの“前面に設けられた分離爪によって給紙が一時的に
阻止されるために撓み、この時生じるカットシートの弾
性力によって１枚だけが分離爪を乗り越え、下層のカッ
トシートがら分離し、更に給紙口−ラを回転してカット
シートを複写機内または印刷機内に送り、自動的な給紙
が可能となる。

第７図および第８図は従来例の自動給紙装置の側断面図
である。

第７図において、給紙トレイ１内に積載されたカットシ
ート２は、スプリング４ａによって付勢されている給紙
トレイ１の底板３で、常に上方に押し上げられているが
、給紙トレイ１の前面に設けられた分離爪５によってカ
ットシート２の先端が押さえられている。この状態から
給紙ローラ６の図示しない昇降機構および回転駆動機構
により、給紙ローラ６を降下させて、給紙トレイ１内の
最上層のカットシート２に給紙ローラ６を圧接し、矢印
方向に回転して、前述の如くカットシート２を１枚送り
出して自動給紙を行う、最上層のカットシートの給紙が
完了すると、給紙ローラ６を上方へ回避し、次の最上層
のカットシートの給紙指令を待機している。

また、第８図の自動給紙装置においては、給紙ローラ６
がカットシート２の最上層の位置に固定されており、図
示しない給紙ローラ６の回転駆動ｌ！！桶により、給紙
ローラ６が回転自在な構造となっている。カットシート
２はスプリング４ｂによってレバー７、底板３を介して
常に給紙ローラ６に圧接している。そして給紙ローラ６
を矢印方向に回転することにより同様にカットシート２
を１枚づつ送り出して自動給紙を行う。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上記したような従来例の自動給紙装置おいて
、第７図の如く給紙ローラ６が昇降動作する方式におい
ては、図示しないソレノイド等による昇降機構と図示し
ないモータによる回転Ｉ！ｌ楕が別々に設けられている
。このため機構が複雑となると共に部品コストが高くな
る。更に給紙ローラ６の取り付は位置調整が必要となり
、作業性が悪い。

一方、第８図の如く給紙ローラ６が固定されている方式
においては、給紙ローラ６が常に最上層のカットシート
２に圧接して接触している。このためカットシート２に
給紙ローラの跡が付き、複写品位または印刷品位が低下
する等の問題点も発生する。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、給紙ト
レイ内に積載されたカットシートに給紙ローラを圧接し
て前記カットシートを１枚づつ自動的に給紙する駆動源
を保持した自動給紙装置であって、前記駆動源の回転を
伝達するよう第１の伝達部材を保持した第１の軸を軸架
する固定の給紙ブラケットと、前記第１の軸を中心とし
、かつ前記給紙ブラケットに固定された被転動体と、前
記第１の軸を回動中心として回動し、第２の軸および第
３の軸を軸架した給紙ローラアームと、前記第２の軸に
前記第１の伝達部材の回転を伝達するよう一方向クラッ
チが嵌着された第２の伝達部材および前記被転動体にそ
って転勤する転動体と、前記第３の軸に前記第１の伝達
部材の回転を伝達する第３の伝達部材および給紙ローラ
を具備してなり、前記第１の伝達部材の回転により、前
記給紙ローラを昇降および回転して前記カットシートを
給紙するよう構成したことを特徴とする自動給紙装置を
提供するものである。

（実施例） 以下に本発明に係わる自動給紙装置の一実施例を第１図
ないし第６図を参照して詳細に説明する。

なお、従来例の構成部分と同等の構成部分には同一の符
号を付して、その具体的な説明は省略する。

第１図は本発明の自動給紙装置の斜視図、第２図は本発
明の要部の給紙ローラミｍ部を一部破断して示した図、
第３図は本発明の要部の給紙ローラｉ椙部の昇降動作の
原理を示した図、第４図は本発明の要部の給紙ローラ機
構部の待機状態を示した図、第５図は本発明の要部の給
紙ローラ機構部の降下および給紙状態を示した図、第６
図は本発明の要部の給紙ローラ機構部の上昇状態を示し
た図である。

第１図において、カットシート２は給紙トレイ１内に積
載され、最上層のカットシート２の先端両隅部は給紙ト
レイ１の前面に固定された分離爪５に当接している。ま
た、給紙トレイ１の構造は従来例とは異なり、最下層の
カットシート２は、給紙トレイ１の底面１ａに図示の如
く直接当接している。そして給紙トレイ１は図示しない
複写機または印刷Ｒ（以下装置と記す）に着脱自在とな
っている。

次ぎに、給紙トレイ１内の最上層のカットシート２を給
紙する本発明の自動給紙装置の構成について、第１図お
よび第２図を用いて説明する。

本発明の自動給紙装置は大別すると、給紙モータ減速ｍ
構部１１と給紙ローラ機構部２１とから構成され、両者
はそれぞれユニット化され、ユニットごとに組み立てら
れて、装置内で両者を連結し、固定する構造となってい
る。この両者の駆動源は単一の給紙モータ１２のみで、
後述する給紙ローラ機構部２１の昇降動作および給紙ロ
ーラ６の回転駆動の駆動源となる。

給紙モータ減速ｍ構部１１は、給紙モータ１２が給紙モ
ータブラケット１３の上面１３ａに固定されており、給
紙モータ１２の先端軸のタイミングプーリ１４からタイ
ミングベルト１５を介してウオーム１７と同軸のタイミ
ングプーリ１６へ伝達される。また、給紙モータブラケ
ット１３の側面１３ｂにはウオームホイール軸１８が固
定され、この軸にウオームホイール１９ａと平歯車１９
ｂからなる一体成形された歯車体１９が軸着されている
。ウオーム１７の回転は、歯車体１９のウオームホイー
ル１９ａおよびこれと同軸上の平歯車１９ｂへ伝達され
、この平歯車１９ｂと後述する給紙ローラ機構部２１を
駆動する平歯車２４とが噛み合う構造となっている。こ
こまでが給紙モータ減速機構部１１としてユニット化さ
れている。

次に本発明の自動給紙装置の要部の給紙ローラ機構部２
１について下記する。

装置内に固定される“コ”の字形状した給紙ブラケット
２２の両端面２２ａ、２２ｂに、第１の軸２３（以下軸
２３と記す）が貫通して軸架されている。給紙ブラケッ
ト２２の端面２２ａ側で、軸２３の端部には、前述した
給紙モータ減速機構部１１の終段の歯車体１９の平歯車
１９ｂと噛み合う平歯車２４がネジ２４ａで固定されて
いる。

尚、給紙モータ減速機構部１１側の平歯車１９ｂと、給
紙ローラｍ構部２１１ＰＩの平歯車２４との連結は装置
内で行っているが、最初から合体させた構造でもかまわ
ない、また、給紙ブラケツト２２の他端面２２ｂに、被
転動体２５がスプリングビン２５ｂにより固定されてい
る。この被転動体２５には、後述する転動体３０が転勤
する。そして実施例においては、被転動体２５は、固定
されたギア２５を用いているが、牽擦車等でもかまわな
い、尚、被転動体２５は、以下本文中において固定ギア
２５と記載する。この固定ギア２５の中心孔２５ａは、
回転する軸２３に嵌合している。

また、給紙ブラケット２２の内ｌ￥ＩＩ（端面２２ａと
端面２２ｂの間）で軸２３部には、ネジ２６ａで固定さ
れた第１の伝達部材２６（以下タイミングプーリ２６と
記す）と、軸２３を回動支点として給紙ローラ６を保持
した給紙ローラアーム２７が軸着されている。尚、タイ
ミングプーリ２６は給紙ブラケット２２の端面２２ｂｆ
ＦＩと、給紙ローラアーム２７の右側面２７ｂとの間に
ある。また、給紙ローラアーム２７は、対向する左側面
２７ａと右側面２７ｂとそれらの面に連接した底面２７
ｃからなり、対向する左側面２７ａと右側面２７ｂの端
部に前述した軸２３が貫通し、軸２３を中心に回動可能
となっている。この様に軸２３は、給紙ローラ６を保持
した給紙ローラアーム２７の回動支点となり、かつ給紙
モータ減速ｍ構部１１からの動力を受は継いで、後述す
る給紙ローラ機構部２１の昇降動作および給紙ローラ６
の回転駆動に重要な機能を果たしている。

また、給紙ローラアーム２７の中間部の左右側面２７ａ
、２７ｂには、軸２３と平行な回転または静止する第２
の軸２８（以下軸２８と記す）が貫通して軸架されてい
る。そして給紙ローラアーム２７の右側面２７ｂの外側
で軸２８に、一方向クラッチ２９ａが嵌着されている第
２の伝達部材２９（以下タイミングプーリ２９と記す）
が軸着され、かつ軸２８の端部には、給紙ブラケット２
２に固定された被転動体２５に転動する転動体３０がネ
ジ３０ａで固定されている。尚、実施例において、被転
動体２５が固定ギア２５を用いているため、転動体３０
は、固定ギア２５に噛み合って転勤するギア３０にて構
成されている。また前述した如く、被転動体２５に摩擦
車等を用いた場合は、転動体３０もそれに対応した摩擦
車等にて構成される。尚、転動体３０は、以下本文中に
おいてギア３０と記載する。また、軸２８には一方面ク
ラッチ２９ａが設けられているため、軸２８の回転方向
によっては、軸２８は回転または静止する。

更に、給紙ローラアーム２７の先端部の左右側面２７ａ
、２７ｂには、軸２３および軸２８と平行で、回転する
第３の軸３１（以下軸３１と記す）が貫通して軸架され
ている。そして給紙ローラアーム２７の左側面２７ａと
右側面２７ｂの間で軸３１部には、一方向クラッチ６ａ
が嵌着されているゴム等の弾性体からなる給紙ローラ６
が軸着されている。そして給紙ローラ６には一方面クラ
ッチ６ａが嵌着されているため、給紙ローラ６がカット
シート２を給紙する方向に回転するときは、軸３１は給
紙ローラ６と一体となって回転する構造となっている。

尚、給紙ローラ６の軸３１への他の取り付は方法は、図
示しないネジで軸へ固着するか、あらかじめ給紙ローラ
６を軸３１と一体成形して給紙ローラアーム２７に軸架
する方法等がある。但し、一体成形した場合は、給紙ロ
ーラアーム２７の底面２７ｃを除き、一対の給紙ローラ
アーム２７ａ、２７ｂとする構造になる。

また、給紙ローラアーム２７の右側面２７ｂの外側で軸
３１には、第３の伝達部材３２（以下タイミングプーリ
３２と記す）がネジ３２ａで固定されて、給紙ローラ６
が回転可能となる構造である。

そして給紙ローラアーム２７の右側面２７ｂの外側に位
置しているタイミングプーリ２６，２９゜３２には、タ
イミングベルト３３が掛けられており、軸２３のタイミ
ングプーリ２６の回転により、タイミングプーリ２９．
３２へ伝達される。

また、タイミングプーリ２９．３２にタイミングプーリ
２６の回転を効率良く伝達するために、給紙ローラアー
ム２７ｂの外側に図示の如くのテンションローラ３４を
設け、タイミングベルト３３を張着している。

尚、第１．第２および第３の伝達部材２６゜２９．３２
　（タイミングプーリ２６，２９．３２）は、実施例で
はベルト伝達構造となっているが、図示しないギア伝達
構造もしくは摩擦車伝達構造等でも可能である。

また、“コ”の字形状した給紙ブラケット２２の中央部
２２ｃには、給紙ローラユニット２１の昇降時の上限位
置（待機位置）を検出するマイクロスイッチ３５が設け
られており、更にそのマイクロスイッチ３５に近接して
、一端を給紙ブラケット２２の中央部２２ｃに係止し、
他端は回動する給紙ローラアーム２７の左側面２７ａに
係止しているばね３６が設けである。このばね３６は、
図の如くのねじつばね３６、もしくは引張ばねからなり
、給紙ローラ６で給紙トレイ１の最上層のカットシート
２に圧接して給紙する時、ばね３６の付勢力がカットシ
ート２方向に作用し、後述する給紙ローラ６の圧接力の
補助力として作用する。

更に、軸２３，２８．３１の先端部には、軸２３゜２８
．３１がはずれないように、図示の如くＥ”ワッシャ２
３ａ、２８ａ、３１ａが取り付けられている。以上の構
成で給紙ローラＲ桶部２１がユニット化されている。

尚、本発明の自動給紙装置の具体的な動作説明に入る前
に、本発明の給紙ローラ機構部２１の昇降動作の基本原
理について第３図を用いて下記する。

第３図は軸２８に軸着されているタイミングプーリ２つ
に嵌着されている一方面クラッチ２９ａを仮に除いた状
態で、かつタイミングプーリ２９は軸２８に仮に固定し
、軸２８の端部のギア３０は軸２８にすでに固定されて
いる状態である。

ここでタイミングベルト３３を矢印Ａ１方向に回転させ
ると、軸２３および軸２３に固定されているタイミング
プーリ２６は矢印Ａ２方向に回転する。同様に軸２８．
タイミングプーリ２９およびギア３０は矢印Ａ３方向に
回転する。ギア３０が矢印Ａ３方向に回転すると、ギア
３ｏは自転しながら固定ギア２５に沿って矢印ｃ１方向
に転勤（公転）しながら［イ１の位置がら［ロアの位置
に向かって下降する０、ｔた反対に、タイミングベルト
３３を矢印Ｂ１方向に回転させると、同様な原理でギア
３０は固定ギア２５に沿って矢印ｃ２方向に転勤（公転
）し、［口］の位置から［イ］の位置に向かって上昇す
る０以上の動作原理は後述する第４図ないし第６図の動
作説明に寄与する。

次に、上記した構成による本発明の自動給紙装置の給紙
ローラＲ梢部２１の昇降動作および給紙動作を第１図お
よび第４図ないし第６図を用いて説明する。

第１図において、給紙モータ１２を駆動すると、前述し
た給紙モータ減速ａ楕ユニット１１の終段の歯車体１９
の平歯車１９ｂに伝達される。平歯車１９ｂの回転は、
給紙ローラユニット２１の平ｔｉｔ車２４へ伝達され、
軸２３が回転する。そして後述する第５図および第６図
の説明の時に給紙モータ減速機構ユニット１１が動作す
る。

第４図は給紙ローラ機構部２１が待機状態である。即ち
、給紙モータ１２（図示せず）は停止しており、かつウ
オーム１７．ウオームホイールＬ９ａ”Ｃ″減速れてい
るため、給紙ローラユニット２１の軸２３も停止しかつ
ロックされている。

従って張着されているタイミングベルト３３は動くこと
が出来ないし、タイミングプーリ２６゜２９．３２ら回
転出来ない、一方、軸２３を回動支点としている給紙ロ
ーラアーム２７（図示せず）は、給紙ローラ６等の部品
類を保持し、重量があるため自重で下降しようとする。

給紙ローラ６が下降するためには、前述した如く軸２８
のギア３０が回転して固定ギア２５に沿って転動しなけ
ればならないが、タイミングプーリ２９が回転出来ない
ので、一方向クラッチ２９ａの効果により軸２８が回転
出来ない、この結果、給紙ローラ機構部２１は待機状態
を保持している。

第５図は給紙ローラ機Ｗｊ部２１が下降し、給紙トレイ
エの最上層のカットシート２に給紙ローラ６が圧接して
給紙する状態である。第４図の状態から、タイミングベ
ルト３３が矢印Ａ１方向に回転するよう給紙モータ１２
（図示せず）を回転する。従って軸２３および軸２３に
固定されているタイミングプーリ２６は矢印Ａ２方向に
回転する。

同様に軸２８．タイミングプーリ２９およびギア３０は
矢印Ａ３方向に回転する。一方、軸２８には前述した如
く一方向クラッチ２９ａが軸着されている。そしてタイ
ミングベルト３３が矢印Ａ１方向に回転する時には、こ
の一方向クラッチ２９ａによる動作は、タイミングプー
リ２９が矢印Ａ３方向に回転すると、軸２８に矢印Ａ３
方向に回転するような外力が加わらない場合は軸２８が
静止し、外力が加わった場合は矢印Ａ３方向に軸２８が
回転出来る。前述した如く、給紙ローラアーム２７に保
持された給紙ローラ６等の部品類は重量があるので、軸
２８を矢印Ａ３方向に回転させる外力として自重が作用
するので軸２８は回転出来る。この結果、軸２８のギア
３０が矢印Ａ３方向に回転して固定ギア２５に沿って矢
印ＣＩ力方向転勤することにより、給紙ローラアーム２
７は、軸２３を回動支点として下降することが可能とな
る。

給紙ローラアーム２７が下降して、給紙ローラ６が最上
層のカットシート２に当接すると、給紙ローラアーム２
７はそれ以上下降出来ない。この状態で更にタイミング
ベルト３３が矢印Ａ１方向に回転すると、軸２８には自
重が作用しないので軸２８は静止し、タイミングプーリ
２９のみが回転し続ける。そして給紙ローラ６を保持し
ている軸３１のタイミングプーリ３２は回転しており、
給紙ローラ６は一方向クラッチ６ａの効果により、軸３
１と給紙ローラ６が一体となって矢印Ａ４方向に回転し
て最上層のカットシート２を矢印り方向に装置内に送り
出して給紙する。

また、最上層のカットシート２に給紙ローラ６を圧接す
る時の圧接力は、回動する給紙ローラアーム２７に保持
されている給紙ローラ６等の部品類の自重と前述したば
ね３６の付勢力との総和となる。そして給紙ローラ６に
よってカットシート２が自動的に給紙されて減少してゆ
くに従い、給紙ローラアーム２７も自重により更に下方
に降下する。この時、カットシート２に当接する給紙ロ
ーラ６を保持した給紙ローラアーム２７の角度はカット
シート２の減少と共に刻々と変化してゆく。

従って給紙ローラ６がカットシート２に当接した時の圧
接方向の分力も変化するため、カットシート２への圧接
力が常に一定とならない、このため給紙ローラ６の圧接
方向の分力がほぼ一定となるようばね３６の付勢力を補
助的に加える構造となっている。即ち、重力は変化しな
いが、ばねの付勢力は給紙ローラアーム２７の移動角度
（移動距離）に従って変化するので、圧接方向の分力が
ほぼ一定となるよう補正出来る。

尚、従来例の如くの給紙トレイ構造を使用しても本発明
の自動給紙装置で自動的に給紙することが可能である。

この場合は、給紙ローラ６の圧接位置はほぼ一定位置と
なるがなんら支障が起こらない。

第６図は最上層のカットシートの給紙が終了して、給紙
ローラ機構部２１が待機位置へ上昇した状態である。カ
ントシートの給紙が終了すると、第５図の位置から、タ
イミングベルト３３が矢印Ｂ１方向に回転するよう給紙
モータ１２（図示せず）を回転する。従って軸２３およ
び軸２３に固定されているタイミングプーリ２６は矢印
Ｂ２方向に回転する。一方、軸２８には前述した如く一
方面クラッチ２９ａが軸着されている。そしてタイミン
グベルト３３が矢印Ｂ１方向に回転する時には、この一
方向クラッチ２９ａによる動作は、軸２８とタイミング
プーリ２つが一体となって矢〔ＩＡ３方向に回転する。

従って軸２８．タイミングプーリ２９およびギア３０は
矢印Ｂ３方向に回転する。この結果、軸２８のギア３０
が矢印Ｂ３方向に回転すると、ギア３０は自転しながら
固定ギア２５に沿って矢印０２方向に転勤することによ
り、給紙ローラアーム２７は、軸２３を回動支点として
上昇し、前述したマイクロスイッチ３５（図示せず）に
より上限位置く待機位置）を検出して停止する。そして
給紙ローラ６を保持した給紙ローラアーム２７は待機位
置に保持される。そして次の最上層のカットシート２の
給紙指令を待機している。尚、給紙ローラ６には一方面
クラッチ６ａの効果により、タイミングプーリ３２．軸
３１が矢印Ｂ４方向に回転し、給紙ローラ６は静止して
いるが何ら支障が起こらない。

以上の構成により、駆動源が給紙モータ１２のみで、本
発明の自動給紙装置の給紙ローラ機構部２１の昇降動作
および給紙動作が可能となり、かつ給紙トレイ１内に積
載されたカットシート２の減少により、給紙ローラアー
ム２７の位置が変化しても、はぼ一定なカットシート２
への圧接力となる。従ってカットシート２を確実に１枚
づつ自動的に給紙することが可能となる。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明の自動給紙装置は、駆動源
となる給紙モータ減速ａ構部と給紙ローラ機構部とから
構成され、両者はそれぞれユニット化され、組み立てお
よびサービス性等の作業性が良好な構造となっている。

、ｔた、給紙ローラ機構部は、駆動源なる給紙モータを
回転させ、第１の軸を中心として、給紙ブラケットに固
定された被転動体（固定ギア）に、前述した如く一方面
クラッチが軸着されている第２の軸に固定された転動体
（ギア）が転勤することにより、給紙ローラ機構部の昇
降動作が可能となり、かつ給紙ローラが回転してカット
シートを給紙することが可能となる。従って本発明の自
動給紙装置は、駆動源が単一の給紙モータとなるので、
部品点数も少ない構造となり、かつ動作シーフェンスも
簡単となる。

更に、カットシートに給紙ローラを圧接した時、給紙ト
レイ内に積載されたカットシートの減少により、給紙ロ
ーラアームの位置が変化しても、給紙ローラの圧接力は
ほぼ一定となり、カットシートを確実に１枚づつ自動的
に給紙することが可能となる９以上の結果、複写機また
は印刷機の給紙時の信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自動給紙装置の斜視図、第２図は本発
明の要部の給紙ローラ機構部を一部破断して示した図、
第３図は本発明の要部の給紙ローラ機構部の昇降動作の
原理を示した図、第４図は本発明の要部の給紙ローラ機
構部の待機状態を示した図、第５図は本発明の要部の給
紙ローラ機構部の降下および給紙状態を示した図、第６
図は本発明の要部の給紙ローラ機構部の上昇状態を示し
た図、第７図は従来の一例の自動給紙装置の側断面図、
第８図は従来の他の例の自動給紙装置の側断面図である
。 １・・・給紙トレイ、２・・・カットシート、５・・・
分離爪、６・・・給紙ローラ、１１・・・給紙モータ機
構部、１２・・・給紙モータ、１９・・・歯車体、２１
・・・給紙ローラ機構部、２２・・・給紙ブラケット、
２３・・・第１の軸、２４・・・平歯車、２５・・・被
転動体（固定ギア）、２６・・・第１の伝達部材（タイ
ミングプーリ）、２７・・・給紙ローラアーム、 ２８・・・第２の軸、 ２９・・・第２の伝達部材（タイミングプーリ）、２９
ａ・・・一方向クラッチ、 ３０・・・転動体（ギア） ３１・・・第３の軸、 ３２・・・第３の伝達部材（タイミングプーリ）、３３
・・・タイミングベルト、 ３６・・・ばね。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 給紙トレイ内に積載されたカットシートに給紙ローラを
   圧接して前記カットシートを１枚づつ自動的に給紙する
   駆動源を保持した自動給紙装置であつて、前記駆動源の
   回転を伝達するよう第１の伝達部材を保持した第１の軸
   を軸架する固定の給紙ブラケットと、前記第１の軸を中
   心とし、かつ前記給紙ブラケットに固定された被転動体
   と、前記第１の軸を回動中心として回動し、第２の軸お
   よび第３の軸を軸架した給紙ローラアームと、前記第２
   の軸に前記第１の伝達部材の回転を伝達するよう一方向
   クラッチが嵌着された第２の伝達部材および前記被転動
   体にそって転動する転動体と、前記第３の軸に前記第１
   の伝達部材の回転を伝達する第３の伝達部材および給紙
   ローラを具備してなり、前記第１の伝達部材の回転によ
   り、前記給紙ローラを昇降および回転して前記カットシ
   ートを給紙するよう構成したことを特徴とする自動給紙
   装置。