JPH0314702A - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りラジアルタイヤInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
用空気入りラジアルタイヤ、例えば航空機用空気入りラ
ジアルタイヤのトレッド部外傷によるタイヤ破損を防止
し得るクラウン部の保護構造に関する。
によりトレッド表面に外傷を受けることが多い.一般に
乗用車などに適用する軽荷重用の空気入りタイヤではあ
る程度の外傷を受けても、その使用条件はさほどきびし
くないためタイヤのバーストに至ることはほとんどない
が、航空機用空気入りタイヤのように高内圧、重荷重お
よび高速の条件下で使用するタイヤにあってはトレッド
の外傷がすぐにタイヤのバーストにつながる。
用されている。すなわちバイアスタイヤは、カーカスが
バイアスでカーカスのブライ層数が多いため、有機繊維
コードからなるブライを互いにコードが交差するように
複数層配置したクラウン保護層をトレッド部の内側に設
けることができ、トレッド部が外傷を受けてもクラウン
保護層とカーカスブライとの間で外傷の進展をくいとめ
得るので有利である。
スを持ついわゆる空気入りラジアルタイヤは、航空機用
のような条件下では前述の有機繊維コードの交差層から
なるクラウン保護層を用いても、カーカスのプライ枚数
が少なく、かつベルト層に周方向ベルト層があることか
ら、トレッド外傷の進展をくいとめるような効果を期待
できず、航空機用などにも不向きであった。
ジアルタイヤに関する開示があり、この文献にはクラウ
ンの保護に波形スチールコードを用いることの記載があ
る。
にトレッド外傷の進展をくいとめることはできるが、ク
ラウン保護層とベルト層の剛性差が大きいために、航空
機の着陸時のように、タイヤに重荷重負荷が加わる場合
や突起物を乗り越す際に、クラウン保護層とベルト層の
間にクランクが生じることが問題点として残る。
条件下で使用′される空気入りラジアルタイヤのクラウ
ン保護層とベルト層の層間に生しがちなクラックを防止
し、さらにタイヤのトレッドの更生を容易にし得る構造
を提供することが目的である。
イからなり、少なくとも1プライは一対のビードコアー
のまわりでタイヤの内方から外方ヘ巻返した、折返し部
を有するトロイド状のカーカスおよび、このカーカスと
タイヤのトレッドとの間に配した複数のベルト層、をそ
なえ、さらにベルト層とトレッドとの間に、波形コード
又は波形フィラメントを配列したクラウン保護層および
そのタイヤ半径方向内方に100%伸長時のモジュラス
が70 kg /cm”以下のゴムよりなるクッション
ゴム層を配し、ベルト層のタイヤ半径方向最外層のコー
ドとクラウン保護層のタイヤ半径方向最内層の波形コー
ドとの距離を1.5 mm以上としてなることを特徴と
する重荷重用空気入りラジアルタイヤである。
図に示す断面図のごとく、コード表面間の距離である。
向最外層のコードとクラウン保護層のタイヤ半径方向最
内層の波形コードとの距離hを4.5 mm以下にする
ことが重量および発熱性の点から好ましい。なぜなら距
離hが4.5 n+mをこえるとトレッド部全体の体積
が増加しすぎ、高速耐久性が極端に悪化する場合がある
ためである。
製造性を考慮すると20 kg /cm2以上であるこ
とが推奨される。
の構造を図解した。
ト層、4はトレッド、5はビードコア、6はクラウン保
護層および7はクッションゴム層である。
の内側から外側へ巻返した4枚のターンナップブライと
、その折り返し部の外側に沿ってピードトウに向かって
のびる1枚のダウンプライとからなるアップダウン積層
になる。
側を折り返しその折り返しプライによってトレッド側域
にINを配置し、l枚のブライからなる2層のコード層
間にトレッド側域間にわたる1枚のプライとトレッド側
域のみにさらに1枚づつプライを追加し、トレッド中央
域で2層、トレッド側域で4層のコード層からなる。な
お、図示の例では、折り返しプライ端でのせん断歪の発
生を防止するためプライ端が内側の交差ベルト端を包み
こむ構或とした。
コードをタイヤの周方向にらせん状に巻き付けて構威し
た両トレッド側域間で連続するコード層を5層そなえ、
上記トレッド側域の交差ベルト層の間のトレッド中央域
に2層のコード層を配置し、さらにトレッド側域のみに
1枚づつプライを追加し、トレッド中央域で7層、トレ
ッド側域で6Nのコード層からなる。
ベルト層3とトレッド4との間に配置してなる。さらに
クラウン保護層6と周方向ベルト層3との間には、10
0%伸長時のモジュラスが70kg/cm”以下のゴム
よりなるクッションゴム層7を配してあり、ゴム層7の
厚み、すなわち周方向ベルl−N3のコード3aおよび
クラウン保護層6の波形スチールコード6aの距離(以
下層間距離という)hは1.5 mm以上を確保する。
層を構威したが、波形フィラメントを用いてもよい。
ントに有機繊維、例えば芳香族ボリアミドや脂肪族ボリ
アミドを適用することが好ましい。
形における振幅が小さくかつ波長が増大する変形を示す
。そしてコード又はフィラメントが変形するとコード又
はフィラメントの周囲のゴムもそれに追従した変形がお
こる。
いために波形コード又は波形フィラメントからなるクラ
ウン保護層6とベルト層2.3の間に大きなせん断力が
発生しセパレーションに至ってしまう. そこでクッションゴム層7をクラウン保護層6とベルト
層2.3との間に配設することにより、波形コード又は
波形フィラメント特有の変形に由来するせん断力をゴム
の変形として吸収する。
ッションゴム層のゴムは100%伸長時のモジュラスが
70kg/cm”以下であることが必須であり、70k
g/c−をこえるとせん断力吸収の効果がなくなり、し
たがってセパレーションの発生を防止できない。
レーションの発生を防止できないため、1.5M以上と
する。なお、クッションゴム層を設けるにはモジュラス
と眉間距離hを満足すればよく、実際には例えばベルト
層3あるいはクラウン保護層6のプライコーティングゴ
ムを厚めにとりhが1.5舶以上になるようにすればコ
スト面で効率的である。
り換えを行って再利用をはかるが、クッシジンゴム層に
より、クラウン保護層とベルト層の眉間距離を持つゆえ
、トレッドの更生に当り、クラウン保護層よりタイヤ外
側をはがして張り換えることが可能となり更生によって
ベルト層を傷つけることなく作業性も簡素化できる。
x 18.O R 20で下記の仕様に従う供試タイ
ヤを、表1に示す眉間距離にてそれぞれ試作し、突起ド
ラムテストを行った。その結果を表1に併記する。
N交差ベルト層:ナイロン66 1680 d/4コー
ドを周方向に対して18゜の角度で互い に交差して配置 周方向ベルト層:ナイロン66 1680 d/4コー
ドを周方向に配置 クラウン保護層:構造I X0.2 +18xO.17
5、振幅6mmおよび波長20mmの波形 スチールコードよりなる クッションゴム層=100%伸長時モジュラスが35k
g/cm”のゴムよりなる 表 1 ドラムで、断続的に一定距離(3マイル×50回)走行
させたのち、タイヤを解剖してセバレーションの有無を
確認したもので、内圧、荷重は正規の70%、すなわち
それぞれ140 Psiおよび30940Lbs,そし
て速度は20mile/hとした。
時モジュラスを変化させて行った結果について表2に示
す。なお眉間距離は2.2 mmとした。
記のように変更した同サイズのタイヤについても同様の
試験を行ったところ、セバレーションの発生は皆無であ
った。
コード(芳香族ポリアξド、 3000d/3 )よりなる クッションゴム層:100%伸長時モジュラスが35k
g/cm”のゴムよりなる (発明の効果) この発明の重荷重用タイヤは、トレッド外傷の進展をく
いとめることができ、耐久性の向上を達威し、またトレ
ッドの更生を容易にし得る。
。 1・・・カーカス 2・・・交差ベル}13・
・・周方向ベルト層 4・・・トレッド5・・・ビー
ドコア 6・・・クラウン保護層6a・・・波形
スチールコード 7・・・クッションゴム層 第1図(佃1)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、互いに平行配列をなすコードからなるプライからな
り、少なくとも1プライは一対のビードコアーのまわり
でタイヤの内方から外方へ巻返した、折返し部を有する
トロイド状のカーカスおよび、 このカーカスとタイヤのトレッドとの間に配した複数の
ベルト層、 をそなえ、 さらにベルト層とトレッドとの間に、波形コード又は波
形フィラメントを配列したクラウン保護層およびそのタ
イヤ半径方向内方に100%伸長時のモジュラスが70
kg/cm^2以下のゴムよりなるクッションゴム層を
配し、ベルト層のタイヤ半径方向最外層のコードとクラ
ウン保護層のタイヤ半径方向最内層の波形コードとの距
離を1.5mm以上としてなることを特徴とする重荷重
用空気入りラジアルタイヤ。 2、波形コード又は波形フィラメントが有機繊維からな
る請求項1に記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307691A JP2690531B2 (ja) | 1987-12-07 | 1988-12-07 | 航空機用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP62-307720 | 1987-12-07 | ||
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Publications (2)
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ID=26565229
Family Applications (1)
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JP2690531B2 (ja) | 1997-12-10 |
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