JPH0314621A - 耐光堅牢度の優れた複合繊維 - Google Patents

耐光堅牢度の優れた複合繊維

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JPH0314621A
JPH0314621A JP14757189A JP14757189A JPH0314621A JP H0314621 A JPH0314621 A JP H0314621A JP 14757189 A JP14757189 A JP 14757189A JP 14757189 A JP14757189 A JP 14757189A JP H0314621 A JPH0314621 A JP H0314621A
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古田 常勝
Akira Ukita
彰 浮田
Yoshiaki Kijima
由明 來島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,耐光堅牢度の優れた複合繊維に関するもので
ある。
(従来の技術) ボリアミド,ポリエステル等の合戊繊維は,衣料用,産
業資材用に広く利用されている。しかしながら,これら
の合或繊維は,日光,特に紫外線の影響で劣化したり,
染料が分解したりして耐光堅牢度が良くないという欠点
を有している。
従来.合成繊維の耐光堅牢度を向上させる試みは種々な
されており.例えば,ベンゾフエノン系やベンゾトリア
ゾール系等の有機紫外線吸収剤を含有させる方法がある
が,有機紫外線吸収剤は一般に熱分解あるいは酸化分解
し易く,紫外線吸収能力が低下したり,得られる繊維が
淡黄色に着色し,染色後の色相に悪影響を及ぼすという
問題があった。
また,特開平1 −77623号公報には,マンガン化
合物で被覆した平均粒子径0.1μm以下の二酸化チタ
ン等の無機微粒子を含有させたポリエステル或分で,実
質的に無機微粒子を含有しないポリエステル或分を被覆
した耐光性複合繊維が提案されている。しかし.マンガ
ン化合物は一般に褐色あるいは灰色等のくすんだ色を呈
しており,この繊維は,染色後の色相が良くないという
問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は,優れた耐光堅牢度を有すると共に色調の良好
な合成繊維を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は,上記の課題を解決するものであり.繊維形或
性の良好なポリマーを芯或分とし,最大粒子径が0.1
μm以下の酸化亜鉛微粒子を0.1〜10重量%含有す
る繊維形或性の良好なポリマーを鞘成分とした耐光堅牢
度の優れた複合繊維を要旨とするものである。
以下,本発明について詳細に説明する。
本発明における繊維形或性の良好なポリマーとしては,
ポリアミド,ポリエステル,ポリオレフィン,ポリアク
リロニトリル等が挙げられる。
本発明において鞘成分に含有させる酸化亜鉛微粒子は.
最大粒子径が0.1μm以下のものであることが必要で
ある。最大粒子径が0.1μm以下の酸化亜鉛微粒子を
繊維に含有させることにより耐光堅牢度低下の原因とな
る波長300〜380nmの紫外線が吸収されると共に
可視光の透過率低下が抑制され,耐光堅牢度が優れ,か
っ色・調の良好な繊維が得られるのである。
また,酸化亜鉛微粒子の添加量は鞘戊分ポリマーの0.
1〜10重量%とすることが必要であり,この量があま
り少ないと耐光堅牢度を向上させる効果が乏しくなり,
一方,多すぎると製糸性が悪くなり.好ましくない。
.酸化亜鉛微粒子をポリマーに含有させるに際しては,
溶融ブレンダー等を用いて,酸化亜鉛微粒子の2次凝集
粒子ができるだけ発生しないようにすることが望ましい
。しかし,2次凝集粒子が発生しても酸化亜鉛微粒子の
80%以上が0.4μm以下であれば本発明の効果はあ
まり損なわれない。0.4μm以上の2次凝集粒子が多
量に発生すると紫外線吸収能力が低下すると共に,染色
後の繊維の色相に悪影響が現れる。
本発明の繊維は,鞘芯型複合繊維製造の常法によって製
造することができる。そして.鞘/芯重量比は. 70
/30〜10/ 90とすることが好ましい。
また,本発明の繊維には,必要に応じて他の添加物,例
えば難燃剤,酸化防止剤等を含有させることができ,本
発明.の繊維は,通常の繊維と同様に捲縮加工すること
も可能である。
なお,酸化亜鉛微粒子の代わりに,マグネタイトやヘマ
タイト等の微粒子を用いても耐光堅牢度の向上は可能で
あるが.繊維の色調が悪く好ましくない。
(実施例) 以下,本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
なお,繊維の性能は,次の方法で耐光堅牢度及び測色値
を測定して評価した。
耐光堅牢度 JIS L 0842に準拠して測定した。
測色値 織物にして常法により精練した後.マクベス社製分光光
度計MS− 2020型を用いて測色し.三刺激値より
CIBLab値を算出した。
(LI値が大きい程白度が大きく.a*値が大きい程赤
味が強く.b*値が大きい程黄味が強いことを示す。) 実施例1 フェノールとテトラクロロエタンとの等重量混合溶媒中
.濃度0.5g/a,温度25℃で測定した相対粘度が
1.38のポリエチレンテレフタレート95重量部と最
大粒子径0.03μm.平均粒子径0.01μmの酸化
亜鉛微粒子5重量部とを溶融混合した組戊物を鞘成分と
し.酸化亜鉛微粒子を添加しない同じポリエチレンテレ
フタレートを芯或分として,鞘/芯重量比40/ 60
の同心型鞘芯複合繊維を製造した。
この際,紡糸温度を260℃とし. .3000m/分
の速度で引き取り.引き続いて延伸温度120℃.延伸
倍率1.5倍.熱処理温度160℃で延伸,熱処理し.
75d/36のマルチフラメント糸を得た。
得られた糸条を経.緯糸に用いて,経糸密度115本/
工ン,緯糸密度90本/工ンでタック織物を製織した。
得られた織物を常法により精練.プレセットした後,サ
ンド社製分散染料; Foron Blue S−CT
Lを0.5%owf用いて130℃で30分間染色し.
170℃で30秒間熱セットした後.耐光堅牢度を評価
した。
比較例1 実施例lにおいて芯或分として用いたポリエチレンテレ
フタレートを鞘成分及び芯成分の両方に用いた他は実施
例1と同様にして繊維を製造し.耐光堅牢度を評価した
比較例2 酸化亜鉛微粒子として最大粒子径2μm,平均粒子径0
,5μmのもの用いた他は実施例■と同様にして繊維を
製造し,耐光堅牢度を評価した。
比較例3 実施例1において鞘成分として用いた酸化亜鉛微粒子を
混合した組或物を鞘成分及び芯或分の両方に用いた他は
実施例■と同様にして繊維を製造し,耐光堅牢度を評価
した。
比較例4 実施例lにおける酸化亜鉛微粒子の代わりに,最大粒子
径0.03μm,平均粒子径0.Olμmの酸化チタン
を用いた他は実施例1と同様にして繊維を製造し,耐光
堅牢度を評価した。
比較例5 比較例2における酸化チタンをマンガン原子として0.
5重量%の塩化マンガンで被覆したものに変えた他は実
施例lと同様にして繊維を製造し,耐光堅牢度を評価し
た。
実施例1及び比較例工〜5で得られた繊維の性能をまと
めて第1表に示す。
実施例2 m−クレゾール溶媒中,濃度0. 5 g / a.温
度20℃で測定した相対粘度が2.6の6ナイロン97
重量部と最大粒子径0.03μm,平均粒子径0.01
μmの酸化亜鉛微粒子3重量部とを溶融混合したものを
鞘成分とし,酸化亜鉛微粒子を添加しない同じ6ナイロ
ンを芯成分として,鞘/芯重量比30/70の同心型鞘
芯複合繊維を製造した。
この際,紡糸温度を250℃とし, 1500m/分の
速度で引き取り,引き続いて延伸温度85℃,延伸倍率
2.6倍,熱処理温度165℃で延伸,熱処理し.70
d/12のマルチフラメント糸を得た。
得られた糸条を経,緯糸に用いて,経糸密度120本/
1ン,緯糸密度90本/エンでタフタ織物を製織した。
得られた織物を常法により精練,プレセットした後,チ
バガイギー社製酸性染料; Neolon AcidR
ed B−XBを0,5%owf用いて130℃で30
分間染色した後,日華化学工業社製フィックス剤;サン
ライフE−27を2%owf用いて80℃で20分間フ
ィックス処理し,170℃で30秒間熱セットした後,
耐光堅牢度を評価した。
比較例6 実施例2において芯或分として用いた6ナイロンを鞘成
分及び芯成分の両方に用いた他は実施例2と同様にして
繊維を製造し,耐光堅牢度を評価した。
実施例2及び比較例6で得られた繊維の性能を第2表に
示す。
(発明の効果) 本発明によれば,優れた耐光堅牢度を有すると共に色調
の良好な合或繊維を製造することが可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維形成性の良好なポリマーを芯成分とし、最大
    粒子径が0.1μm以下の酸化亜鉛微粒子を0.1〜1
    0重量%含有する繊維形成性の良好なポリマーを鞘成分
    とした耐光堅牢度の優れた複合繊維。
JP14757189A 1989-06-10 1989-06-10 耐光堅牢度の優れた複合繊維 Expired - Fee Related JP2747330B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993000546A1 (en) * 1991-06-20 1993-01-07 Reinforced Plastics/Composites Pty Ltd A connecting system
JPH05117910A (ja) * 1991-10-24 1993-05-14 Toyo Kogyo Kk 輻射線遮断性繊維またはその製品

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993000546A1 (en) * 1991-06-20 1993-01-07 Reinforced Plastics/Composites Pty Ltd A connecting system
JPH05117910A (ja) * 1991-10-24 1993-05-14 Toyo Kogyo Kk 輻射線遮断性繊維またはその製品

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