JP3133199B2 - 耐光堅牢度の優れたカチオン染料可染性合成繊維 - Google Patents

耐光堅牢度の優れたカチオン染料可染性合成繊維

Info

Publication number
JP3133199B2
JP3133199B2 JP05254020A JP25402093A JP3133199B2 JP 3133199 B2 JP3133199 B2 JP 3133199B2 JP 05254020 A JP05254020 A JP 05254020A JP 25402093 A JP25402093 A JP 25402093A JP 3133199 B2 JP3133199 B2 JP 3133199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cationic
synthetic fiber
fiber
dye
transition metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05254020A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06192974A (ja
Inventor
浙雄 山田
重信 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP05254020A priority Critical patent/JP3133199B2/ja
Publication of JPH06192974A publication Critical patent/JPH06192974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3133199B2 publication Critical patent/JP3133199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0034Mixtures of two or more pigments or dyes of the same type
    • C09B67/0035Mixtures of phthalocyanines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐光堅牢度の優れたカ
チオン染料可染性合成繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】合成繊維はその優れた特性から用途が拡
大されているものの、克服すべき課題も増えつつある。
【0003】例えば、スポーツ用途のうち、スキーウエ
アやマリンウエアなど屋外で着用する機会が多い場合に
は、太陽光中のUV−A光やUV−B光が雪や水面で反
射し、その光が直接布帛に当たるので、色素の退色が通
常の用途よりも遥かに大きいことが知られている。
【0004】また、最近流行の、紫などの配合鮮明色ほ
ど退色が目立ち易い傾向があり、通常の、カチオン染料
可染性合成繊維をカチオン染料で染色しただけの布帛で
は到底これらのニーズには応えられないのが現状であ
る。
【0005】かかる問題を解決するため、例えば特開昭
60−252785号公報には、ポリエステル繊維に紫
外線吸収剤や酸化防止剤などの耐光性改良剤を吸着させ
る方法が開示されているが、該耐光性改良剤は大きな分
子構造を有するために繊維内部への拡散が不十分であ
り、剤の脱落が起こり易いという問題を有している。
【0006】一方、アラミド繊維に黄色系の光退色性着
色剤を練り込み、光の照射に伴って淡色化させることに
よりみかけの耐光性を向上させる方法が、特開平2−2
29281号公報に開示されているが、色相が黄色系以
外は効果が少ないという問題を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記従
来技術の有する問題点を解消し、濃色かつ鮮明に染色さ
れ、しかも配合鮮明色で染色した場合においても耐光堅
牢度の良好なカチオン染料可染性合成繊維を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するために鋭意検討を重ねた結果、カチオン染料で
染色されたカチオン染料可染性合成繊維に、カチオン型
遷移金属含有フタロシアニンを含有させることにより、
鮮明に染色されしかも耐光堅牢度が優れたカチオン染料
可染性合成繊維が得られること、特に、カチオン型遷移
金属含有フタロシアニンを繊維の外層部にリング状に配
置することにより、耐光堅牢度が飛躍的に向上したカチ
オン染料可染性合成繊維が得られることを究明した。
【0009】かくして本発明によれば、色素母体の分子
量が250〜600であるカチオン染料の1種以上を用
いて染色されたカチオン染料可染性合成繊維であって、
該合成繊維は、下記構造を有し、かつ色素母体の分子量
が1000以上のカチオン型遷移金属含有フタロシアニ
ンを繊維重量に対して0.01%以上含有していること
を特徴とするカチオン染料可染性合成繊維が提供され
る。
【0010】
【化2】
【0011】(Mは遷移金属で銅、ニッケル、鉄、クロ
ムを示す。Rはオニウム残基を示し、Rの置換個数は1
〜4である。)以下、本発明の構成要件を詳述する。本
発明におけるカチオン染料可染性合成繊維とは、カチオ
ン染料で染色可能な合成繊維をいい、アクリル繊維やテ
レフタル酸を主たる酸成分とし、エチレングリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルに、スルホン
酸金属塩基を含有するイソフタル酸成分、例えば5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸あるいは5−テトラブチル
ホスホニウムスルホイソフタル酸などを公知の方法で共
重合した共重合ポリエステル繊維あるいはポリメタフェ
ニレンイソフタルアミドを主たる構成単位とするメタ型
アラミド繊維などが例示される。
【0012】上記繊維には、本発明の目的を損なわない
範囲で安定剤、酸化防止剤、難燃剤、帯電防止剤、蛍光
増色剤、触媒、着色剤、無機微粒子などを添加したもの
でもよい。
【0013】合成繊維の形状はフィラメント、ウーリー
加工糸、紡績糸を問わず、また必要に応じて木綿、羊毛
などの天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、ポリエチレ
ンテレフタレート系ポリエステルをハードセグメントと
し、ポリオキシブチレングリコール系ポリエステルをソ
フトセグメントとするブロック共重合ポリエーテルエス
テル弾性繊維および他の合成繊維との交織、交編、混
繊、混紡などの形で使用されてもよい。
【0014】また、合成繊維の繊度には特に制限はない
が、風合の点から単繊維繊度は0.1〜4デニール程度
が好ましい。
【0015】本発明で使用するカチオン染料とは、水に
可溶性で、色素イオンがカチオンである染料をいい、次
の2つの構造タイプに分類される。
【0016】先ず、共役型カチオン染料として、メチン
系、ポリメチン系、アザメチン系、アゾ系、トリアゾー
ルアゾ系、チアゾールアゾ系、ベンゾチアゾールアゾ
系、トリフェニールメタン系などがある。次に絶縁型カ
チオン染料としてはアゾ系、アントラキノン系などがあ
る。
【0017】該カチオン染料は、色素母体の分子量が2
50〜600のものを用いる必要がある。分子量が25
0以下では熱分解が起こり易く、一方600を越えると
水に難溶性となり、染斑が発生し易くなるばかりでな
く、後述の、カチオン型金属含有フタロシアニンとの拡
散速度の差が生じにくくなる。
【0018】さらに、該カチオン染料の耐熱分解性は、
130℃で60分処理後の染料残存率が少なくとも90
%以上あることが好ましい。染料残存率が90%未満で
は色相の不鮮明化等の問題が発生する。
【0019】本発明で使用する金属フタロシアニンは、
一般には塗料としてよく用いられており、極めて大きな
分子量を有しているので光を照射しても色素の分解が起
こりにくく、耐光堅牢性に優れている。しかしながら、
これらの顔料型金属フタロシアニンを通常の染色に用い
た場合は、水不溶性で浴中での分散性が悪く、熱がかか
ると容易に凝集を起こすので染斑などの重欠点が発生
し、実用に耐えない。
【0020】本発明においては、上記金属フタロシアニ
ンを、アンモニウム塩、スルホニウム塩、イソチオウロ
ニウム塩などのオニウム塩の形にして水可溶性のカチオ
ン型金属含有フタロシアニンとする事により、通常の染
色条件で繊維に染着させることを可能としている。
【0021】さらに、金属として遷移金属を使用するこ
とにより、遷移金属と有機フタロシアニンの間で錯塩が
形成され、蛍光性が消失するために、いわゆる励起寿命
が極端に短くなり、日光に対して堅牢な色素となる。使
用する遷移金属としては銅、ニッケル、鉄、クロムが挙
げられ、特に好ましいのは銅である。
【0022】該カチオン型遷移金属含有フタロシアニン
の色素母体の分子量は1000以上であることが必要で
ある。分子量が1000未満の場合には、カチオン染料
との拡散速度差が小さくなり、本発明の効果が十分に発
現できないが、あまり大きすぎても繊維への吸着が不良
となるので、1500以下に止めるのが好ましい。
【0023】さらに、該カチオン型遷移金属含有フタロ
シアニンは繊維重量に対して0.01%以上、好ましく
は0.1%以上含有されていることが必要である。含有
量が0.01%未満の場合には十分な耐光性向上効果が
みられないが、量を増やしても効果が飽和するため2%
程度に止めることが望ましい。
【0024】本発明のカチオン染料可染性合成繊維は、
上記のカチオン染料とカチオン型遷移金属含有フタロシ
アニンを染浴中に共存させてあるいは別浴で染色するこ
とにより得られ、染色に際しては、通常の合成繊維の染
色条件がそのまま採用できる。
【0025】染色温度は、使用する合成繊維に応じて適
宜設定すれば良く、例えばポリエステル繊維の場合は1
20℃〜130℃が好ましく、メタ型アラミド繊維の場
合は130℃以上が好ましい。
【0026】また、必要に応じて染色時にキャリアやp
H調整剤、分散均染剤、紫外線吸収剤、無機塩(硫酸ナ
トリウム、硝酸ナトリウム)などを添加しても一向に差
し支えない。
【0027】
【作用】本発明は以上の構成を採っているので、以下の
作用を奏する。即ち、少なくとも1種以上のカチオン染
料で染色されたカチオン染料可染性合成繊維に、励起寿
命の短いカチオン型遷移金属含有フタロシアニンを含有
させると、染色後繊維に光が照射された際、フタロシア
ニンの遷移金属に吸収された光は瞬時に消光されるの
で、カチオン染料が受ける紫外線の量が減少し、カチオ
ン染料の色素退色を低減できる。
【0028】さらに、カチオン型遷移金属含有フタロシ
アニンの分子量は、カチオン染料の分子量よりはるかに
大きいので、繊維への拡散速度が低く、カチオン型遷移
金属含有フタロシアニンは繊維の外層部へ、いわゆるリ
ング染色の状態で吸着される。
【0029】その結果、繊維表面に照射された光は、先
ずフタロシアニンに含有されている遷移金属に吸収さ
れ、瞬時に消光されるので繊維内部に拡散しているカチ
オン染料まで到達せず、カチオン染料の色素退色が防止
できるのである。
【0030】この場合、繊維の内層部へ拡散したカチオ
ン染料は色相の発現を受け持ち、外層部のカチオン型遷
移金属含有フタロシアニンは紫外線を消光するバリヤー
の働きを受け持つことになる。しかも、カチオン型遷移
金属含有フタロシアニンは、繊維中のスルホン酸基とイ
オン結合で強固に結合しているため脱落が起こりにくく
(カチオン型遷移金属含有フタロシアニンが繊維から脱
落して染液中に溶出しないことはX線マイクロアナライ
ザーで確認済み)、結果として繊維全体の耐光堅牢度を
飛躍的に向上させることが可能となるのである。
【0031】この結果、フェードオメーター20時間照
射後の耐光変色度ΔE*が10に近い、耐光堅牢度不良の
カチオン染料でも、カチオン型遷移金属含有フタロシア
ニンを併用することにより、ΔE*を4以下程度にまで向
上させることができる。
【0032】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明する。尚、実施例で採用している評価方法は下
記の通りである。
【0033】(1) 光照射条件 JIS L0842−71に従い、染色布をフェードオ
メーターにて63℃、20時間照射した。
【0034】(2) 耐光変色度ΔE* マクベス カラーアイ (Macbeth Color-Eye)モデルM-20
20(米国、コルモーゲン社製)を使用して、光源 D65、
10度視野で原布と光照射布の拡散反射率を測定し、通常
の演算処理で明度指数L*、クロマティクネス指数a*、b*
を算出した後、JIS Z8730−1980に従って
次式よりΔE*を算出した。 ΔE*={(ΔL*)2 +(Δa*)2 +(Δb*)2 1/2 ΔE*が4以下であれば光照射による変退色が小さく、紫
などの配合鮮明色においても、良好な耐光堅牢度を有し
ていると言える。
【0035】
【実施例1〜3】公知の方法で、テレフタル酸ジメチル
に対して1.7モル%の3,5−ジカルボキシベンゼン
スルホン酸テトラn−ブチルスルホニウムを共重合し、
水酸化テトラメチルアンモニウムを50ミリモル%添加
したポリエチレンテレフタレートチップを溶融紡糸し、
75デニール/72フィラメントのカチオン染料可染性
ポリエステルマルチフィラメントを得た。
【0036】次いで、該マルチフィラメントを経緯に用
いて平織物を製織し、常法に従って、精練、リラック
ス、乾燥、プリセットを行なった。
【0037】次いで、下記構造を有するカチオン型銅含
有フタロシアニン(Kodak社製Alcian Bl
ue CI74240、色素母体の分子量1300)を0.
4%owfおよび酢酸0.4g/l、硫酸ナトリウム6
g/lを添加して浴比1:50で130℃、60分間染
色した。使用したカチオン染料およびその分子量、濃度
を表1に示す。
【0038】
【化3】
【0039】染色後、繊維表面に付着している色素を除
去するため、下記の浴中で80℃、20分間還元洗浄し
た。 NaOHフレーク 1g/l ハイドロサルファイト 1g/l アミラジンD(第一工業製薬製) 1g/l 還元洗浄後、十分水洗して乾燥、キュアリングを行な
い、耐光堅牢度を評価した。結果を表1に示す
【0040】
【実施例4】実施例3において、3,5−ジカルボキシ
ベンゼンスルホン酸テトラn−ブチルスルホニウムの代
わりに、5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分を2.
6モル%共重合した以外は実施例3と同様に実施した。
結果を表1に示す。
【0041】
【比較例1〜4】実施例1〜4において、カチオン型銅
フタロシアニンを使用しなかった以外は各々実施例1〜
4と同様に実施した。得られた織物の耐光変色度ΔE*を
表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【実施例5】メタ型アラミド繊維として、2de×38
mmカットの帝人 (株) 製コーネックス(登録商標)ス
フから得られた40/−の紡績糸を使用し、普通織機で
経密度110本/インチ、緯密度60本/インチ、目付
215g/m2の平織物を製織した。次いでこの織物
を、常法に従って精練、リラックス、乾燥した後190
℃で1分間熱処理した。
【0044】得られた織物を、表2に示すカチオン染料
を用い、実施例1と同じカチオン型銅含有フタロシアニ
ン(Kodak社製Alcian Blue CI74
240、色素母体の分子量1300)を2.5%ow
f、および酢酸0.4g/l、硝酸ナトリウム25g/
l、イソフタル酸ジメチル15g/lを添加して浴比
1:30で170℃、90分間染色した。
【0045】染色後、上記織物を実施例1と同じ処方で
80℃、20分間還元洗浄し、繊維表面に付着している
カチオン染料を除去した。還元洗浄後、十分水洗して乾
燥、キュアリングを行ない、耐光変色度ΔE*を評価し
た。結果を表2に示す。
【0046】
【実施例6】実施例5において、使用したカチオン染料
の種類を表2の如く変え、カチオン型銅含有フタロシア
ニンの添加量を0.4%owfとした以外は実施例5と
同様に実施した。結果を表2に示す。
【0047】
【実施例7】実施例5において、染浴に紫外線吸収剤
(住友化学工業製Sumisorb300)を5%ow
f添加した以外は実施例5と同様に実施した。結果を表
2に示す。
【0048】
【実施例8】実施例6において、染浴に紫外線吸収剤
(住友化学工業製Sumisorb300)を5%ow
f添加した以外は実施例6と同様に実施した。結果を表
2に示す。
【0049】
【比較例5〜6】実施例5および6において、カチオン
型銅含有フタロシアニンを使用しなかった以外は各々実
施例5および6と同様に実施した。結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、濃色かつ鮮明に染色さ
れ、しかも耐光堅牢度が飛躍的に改良された合成繊維が
得られるので、屋外でのスポーツテキスタイル分野など
への合成繊維の適用が可能となる
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−21486(JP,A) 特開 昭48−99467(JP,A) 特開 昭61−40365(JP,A) 特開 平4−194088(JP,A) 特開 昭50−152081(JP,A) 特開 昭60−282484(JP,A) 特開 昭52−37885(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06P 3/52 D06P 3/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色素母体の分子量が250〜600であ
    るカチオン染料の1種以上を用いて染色されたカチオン
    染料可染性合成繊維であって、該合成繊維は、下記構造
    を有し、かつ色素母体の分子量が1000以上のカチオ
    ン型遷移金属含有フタロシアニンを繊維重量に対して
    0.01%以上含有していることを特徴とするカチオン
    染料可染性合成繊維。 【化1】 (Mは遷移金属で銅、ニッケル、鉄、クロムを示す。R
    はオニウム残基を示し、Rの置換個数は1〜4であ
    る。)
  2. 【請求項2】 遷移金属が銅である請求項1記載のカチ
    オン染料可染性合成繊維。
  3. 【請求項3】 合成繊維が共重合ポリエステル繊維であ
    る請求項1または2記載のカチオン染料可染性合成繊
    維。
  4. 【請求項4】 合成繊維がメタ型アラミド繊維である請
    求項1または2記載のカチオン染料可染性合成繊維。
JP05254020A 1992-10-14 1993-10-12 耐光堅牢度の優れたカチオン染料可染性合成繊維 Expired - Fee Related JP3133199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05254020A JP3133199B2 (ja) 1992-10-14 1993-10-12 耐光堅牢度の優れたカチオン染料可染性合成繊維

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-276012 1992-10-14
JP27601292 1992-10-14
JP05254020A JP3133199B2 (ja) 1992-10-14 1993-10-12 耐光堅牢度の優れたカチオン染料可染性合成繊維

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06192974A JPH06192974A (ja) 1994-07-12
JP3133199B2 true JP3133199B2 (ja) 2001-02-05

Family

ID=26541501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05254020A Expired - Fee Related JP3133199B2 (ja) 1992-10-14 1993-10-12 耐光堅牢度の優れたカチオン染料可染性合成繊維

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3133199B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3583520B2 (ja) * 1995-09-29 2004-11-04 帝人テクノプロダクツ株式会社 芳香族ポリアミドを含む繊維布帛の染色方法、および染色された芳香族ポリアミドを含む繊維布帛
CA2496559A1 (en) * 2002-08-30 2004-03-11 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Method of producing coloured plastics or polymeric colour particles

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06192974A (ja) 1994-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101088659B1 (ko) 고 내광견뢰도를 가진 분산 염료 혼합물
JP2008223171A (ja) 赤外線透過防止性に優れた編地
JP3133199B2 (ja) 耐光堅牢度の優れたカチオン染料可染性合成繊維
JPH07119036A (ja) 耐光堅牢度の改良されたポリエステル繊維
JPH10251981A (ja) メタ系アラミド繊維構造物の耐光改良方法
JP2973846B2 (ja) 耐候性の改善されたポリエステル系繊維およびその製造方法ならびにその繊維を用いてなる繊維製品
JPH05247723A (ja) 不透明性、熱遮蔽性及び発色性に優れた複合繊維
EP4063547A1 (en) Fabric and protective product
JP3661339B2 (ja) 紫外線遮蔽性ポリアミド繊維
JPH0299674A (ja) 染色されたポリエーテルイミド繊維及びその染色方法
JP4668603B2 (ja) 赤外線低反射加工織編物
Shah et al. Dyeing of Modified Polypropylene—Cationic Dyes on Brominated Polypropylene
JP3885378B2 (ja) ポリエステル/ポリアミド混合繊維構造物の染色方法およびその染色物
EP3992339A1 (en) Dyed fabric, fiber product in which same is used, and method for dyeing fabric
JP2747330B2 (ja) 耐光堅牢度の優れた複合繊維
JPH0681278A (ja) 合成繊維の染色方法
JP2004132650A (ja) 迷彩シート
JPH06315407A (ja) 傘用基布
JP5065576B2 (ja) 人工毛髪用繊維
KR100331924B1 (ko) 극세 섬유의 염색 방법
JP3092288B2 (ja) ポリエステル系極細繊維構造物の染色方法
JPS61231274A (ja) 透け防止性の優れた白色布帛
JPH05140807A (ja) 人工毛髪
JP3142714B2 (ja) パラ系アラミド繊維の染色方法
KR100530556B1 (ko) 보호복용 고발색성 폴리에스테르 원단

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees