JP3074862B2 - 人工毛髪 - Google Patents
人工毛髪Info
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Description
好な艶消し性を示す、表面に凹部を有するポリエステル
フィラメントから成る人工毛髪に関するものである。
はヘヤーバンドなどに用いられる人工毛髪の素材とし
て、近年、ポリエチレンテレフタレートに代表される飽
和ポリエステルを主成分とする繊維が、その優れた抗張
力、耐熱性、セット保持性の良さなどの点から広く用い
られるようになった。飽和ポリエステルを主成分とする
繊維を人工毛髪として用いる場合には易セット性、セッ
ト保持性、櫛通り性、光による退色が少ないなどの特性
のほか、特に人毛に近い適度な艶消し性と色が必要とさ
れるが、常法で製糸したポリエステル繊維そのままでは
糸表面が平坦で、かつ光の屈折率が高いため、表面光沢
が強く、人工毛髪に適用することができない。この点を
改良するため、従来よりポリエステル繊維表面の艶消し
技術の提案が行なわれてきた。例えばポリエステル繊維
の表面に多数の擦過傷を生じさせて粗面化し、艶消しを
施した人工毛髪を得る方法が知られている。しかしなが
ら、この方法により得られた艶消し繊維は繊維表面に生
じた擦過傷のために繊維の強度が低下するという欠点を
有していた。また、特開昭63−12716号公報には
酸化硅素を主成分とする微粒子などを含有するポリエス
テル系繊維をアルカリ性水溶液で処理し、繊維表面に特
定の微細な凹凸を形成させた人工毛髪用ポリエステル繊
維およびその製造方法が開示されている。しかしなが
ら、この方法で得られた繊維は表面の凹凸が微細、かつ
均一過るために艶消し状態が不十分で、斜め方向からの
光を受けたときに強い光の反射を示すことが認められ、
人工毛髪としての使用が制約されていた。また、特開昭
63−211311号公報には、繊維表面に微細孔を有
するポリエステルモノフィラメント製人工毛髪が提案さ
れているが、該公報中に記載されている人工毛髪繊維表
面に存在する微細孔の大きさ(微細孔の長さ、巾および
深さの度数分布における最大頻度が特定範囲)では人毛
のくすんだサラサラ感を再現することができず、人毛の
代替え素材として不充分なものであった。
の問題のない、表面光沢が抑制され、艶消し性に優れた
ポリエステルフィラメントから成る人工毛髪の提供にあ
る。
は、表面に凹部を有するモノフィラメントにおいて、開
口部の最大長が2μm以上、30μm以下の凹部を糸表
面積100平方μm当たり0.1個〜10個有するポリ
エステルフィラメントから成る人工毛髪によって達成で
きる。以下、本発明を詳細に説明する。本発明の人工毛
髪とは、かつらあるいはヘヤーウイッグあるいは付け毛
またはヘヤーバンドなど毛髪を補う目的、あるいはおし
ゃれなどの目的で毛髪部または頭部に装着する様々な物
の全部あるいは一部分を構成する繊維材料をさすもので
ある。本発明の人工毛髪を構成するところのポリエステ
ルフィラメントのポリエステルとは、テレフタル酸を主
たる二官能性カルボン酸とし、エチレングリコールまた
は1,4−ブタンジオールを主たるグリコール成分とす
るポリエステルが好ましいが、テレフタル酸の一部ある
いは全部を2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4´
−ジカルボキシフェノキシメタン、イソフタル酸などに
置き換えたもの、また、エチレングリコールの一部ある
いは全部をジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ビスフェノール−AのEO付加物などに置き換えた
ものであってもよい。また、少量であればトリメシン
酸、トリメリット酸、硼酸、グリセリン、トリメチロー
ルプロパンなどの三官能化合物を共重合したものでもよ
い。また、該ポリエステルは、改質の目的で他の熱可塑
性合成樹脂、例えばナイロン6,ナイロン6・6などの
ポリアミド類、ポリエチレン,ポリプロピレンなどのポ
リオレフィン類、ポリテトラフルオロエチレン,ポリフ
ッ化ビニリデン,エチレン・テトラフルオロエチレンコ
ポリマーなどの含フッ素ポリマー類などを0.5重量%
から50重量%の範囲でブレンド使用することもでき
る。
ろの凹部の開口部の最大長および単位面積当たりの存在
個数は(株)日立制作所製S−4000電解放射形走査
電子顕微鏡を用いて、該フィラメント表面を500倍の
倍率で10視野撮影した写真から計測したものである。
本発明の人工毛髪を構成するところのポリエステルフィ
ラメント表面には、開口部の最大長(長手方向の径)が
2μm以上、30μm以下の凹部が糸表面積100平方
μm当たり0.1個〜10個存在することが必須であ
る。糸表面に存在する凹部の個数が糸表面積100平方
μm当たり0.1個〜10個であっても、凹部の開口部
の最大長が2μmより小さいものだけであると艶消し効
果が不十分となり、本発明の目的を達成できない。ま
た、凹部の開口部の最大長が30μmより大きいと表面
のざらつきが肉眼で見えるようになり、更には糸物性が
低下し本発明の目的上好ましくない。一方、糸表面に存
在する凹部の開口部の最大長が2μm以上、30μm以
下の範囲であっても、凹部の個数が糸表面積100平方
μm当たり0.1個より少ないと艶消し効果が不十分と
なり、本発明の目的を達成できない。また、凹部の個数
が糸表面積100平方μm当たり10個より多いと糸物
性が低下し、人工毛髪として好ましく用いることができ
ない。ここで、フィラメント表面に、開口部の最大長が
10μm以上である凹部が糸表面積100平方μm当た
り0.01個以上存在すると艶消し効果が一層顕著とな
るので、好ましい。
る方法で形成させたものでもよく、例えばポリエチレン
テレフタレート(以下、PETという)やポリブチレン
テレフタレート(以下、PBTという)などのポリエス
テルチップを溶融紡糸して得たフィラメントの表面に無
機粒子などを衝突させて凹部を形成することができるが
操作とコントロールが繁雑となる。より効率的には、ポ
リエステルの重縮合反応前あるいは反応中に、エチレン
グリコールや1,4−ブタンジオールなどのグリコール
成分中に不活性粒子を分散させたスラリーを添加し重縮
合するなど公知の方法で得た、平均粒径が1μm以上、
10μm以下の不活性粒子を、0.1重量%以上、10
重量%以下含有するPETやPBTなどのポリエステル
チップを常法により溶融紡糸・延伸した後、フィラメン
トをアルカリ性の液体中で処理する(以下、N処理とい
う)ことにより得ることができる。N処理は通常、1重
量%〜25重量%のNaOH水溶液中にフィラメントを
浸漬し、60℃〜100℃で数分から数十分処理して減
量する方法で行なわれる。このときのN処理によるフィ
ラメントの重量減少は、N処理前のフィラメント重量に
対して1〜12重量%が適当である。この場合のポリエ
ステルが含有するところの不活性粒子の平均粒径は
(株)堀場製作所製のCAPA−500を用いて測定し
たものである。該不活性粒子の含有量はN処理後の艶消
し効果、およびフィラメントとしての物理特性の点か
ら、0.1重量%以上、10重量%以下が好ましい。ま
た、平均粒径はN処理後の艶消し効果、およびフィラメ
ントとしての物性の点から1μm以上、10μm以下で
あることが好ましい。
子とは、有機粒子、無機粒子いずれでもよく、例えば炭
酸カルシウム,酸化硅素,酸化チタン,酸化アルミニウ
ムなどの酸化物、燐酸カルシウム,燐酸一水素カルシウ
ム,燐酸二水素カルシウム,燐酸カリウム,燐酸一水素
カリウム,燐酸二水素カリウム,燐酸アンチモンなどの
燐酸塩、硫酸バリウム,硫酸カルシウムなどの硫酸塩、
架橋ポリスチレンなどを挙げることができるが、特に酸
化硅素を主成分とする一次粒径が数十から数百nmなど
の微粒子が集合した凝集性粒子や球状の単分散性粒子が
取扱い易さや該フィラメントよりなる人工毛髪の発色性
などの面から好ましい。凝集性の酸化硅素粒子を用いる
と該フィラメント表面に様々な形状の混在した凹部を形
成させることができ、更には染色時に該フィラメント中
に存在する粒子の内部にも染料が侵入するため、人工毛
髪のいわゆる白ちゃけを防ぐことができる。一方、球状
の単分散性酸化硅素粒子を用いると表面の凹部の形状や
大きさが比較的均一となり、よって粒子を選択すること
で目的に応じた艶消し効果を発現することができる。ま
た、更には凝集性の酸化硅素粒子と単分散性酸化硅素粒
子を適宜使い分けたり、組み合わせて用いることもでき
る。また、上記した各種の粒子2種以上を適宜、組み合
わせて用いることもできる。
のでもよく、例えば丸、楕円、3角、T、Y、H、+、
5葉,6葉,7葉,8葉などの多葉形状、正方形、長方
形、菱形、繭型、馬蹄型などを挙げることができ、ま
た、これらの形状を一部変更したものであってもよい。
また、使用に当たってはこれら各種断面形状のフィラメ
ントを適宜組み合わせて用いることができる。
エステルフィラメント一本の太さは20μm以上、10
0μm以下であることが、天然様の効果を発現させる点
から望ましい。更に好ましくは25μm以上、100μ
m以下である。
いるときは、単一デニールのフィラメントを束ねて用い
ても良いが、かつらあるいはヘヤーウイッグまたは付け
毛などとして用いる場合は25μmから100μm以下
の範囲の太さのフィラメントを適宜組み合わせ、ミック
スして用いることが好ましい。
メントはそのまま人工毛髪として用いることができる
が、必要に応じて染色処理を行なう。染料は分散染料を
使用できるが、耐光堅牢度が5級以上のものが使用中の
人工毛髪の変・退色が少ないので、好ましい。また、染
色は公知の染色キャリヤー剤を併用しても良いが、染色
キャリヤー剤を必要としない高圧染色が好ましい。ま
た、染色前の該ポリエステルフィラメントにカーボンブ
ラックや各種顔料などが添加されていてもよく、この場
合には染色時の染料が節約できるばかりでなく、用途に
よっては染色を行なう必要がないなど、好ましいもので
ある。
変・退色を防止する目的で、公知の紫外線吸収剤を含有
させることができる。紫外線吸収剤としては、例えば
2,2−メチレンビス〔4−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)フェノール、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−
ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−
ベンゾトリアゾール、2−(5−メチル−2−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール、2−〔3,5−ビス
(2,2−ジメチルプロピル)−2−ヒドロキシフェニ
ル〕ベンゾトリアゾール、2−(3−ターシャリーブチ
ル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ターシャリーブ
チル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ベン
ゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤、および2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキ
シエトキシ)ベンゾフェノン30〜50モル%とメタク
リル酸メチル70〜30モル%とのランダムコポリマ
ー、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2´,
4,4´−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−(β−ヒドロキシエトキシ)−ベンゾフェ
ノン、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メ
トキシフェニル)メタンなどのベンゾフェノン系紫外線
吸収剤および酸化鉄微粒子などを挙げることができる。
これらの紫外線吸収剤中でもビス(5−ベンゾイル−4
−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタンおよび
2,2−メチレンビス〔4−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)フェノールおよび2−〔2−ヒドロキシ−3,
5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕−2
H−ベンゾトリアゾールおよび酸化鉄微粒子などが溶融
状態のポリエステルに添加・混合する際の耐熱性が良好
で高い耐光性が得られるため、好ましく用いることがで
きる。また、2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオ
キシエトキシ)ベンゾフェノン30〜50モル%とメタ
クリル酸メチル70〜30モル%とのランダムコポリマ
ーは高分子量でありポリエステルフィラメント中からの
ブリードアウトが少なく安定した耐光性が得られるた
め、好ましく用いることができる。また、これらの各種
紫外線吸収剤の2種以上を組み合わせて用いることもで
きる。
ら人体を守るため、燐系,ハロゲン系,三酸化アンチモ
ンなどの公知の有機または無機質の難燃剤が含まれてい
てもよい。また、該人工毛髪には、フィラメントの帯電
によるまとわり付きや絡まり、あるいは埃の付着を防止
する目的で、毛髪を構成するポリエステルを変性、ある
いは帯電防止剤を表面付与したものでもよい。
エステルフィラメントからなる人工毛髪は表面の光沢が
抑制されているため、かつらあるいはヘヤーウイッグあ
るいは付け毛またはヘヤーバンドなど毛髪を補う目的、
あるいはおしゃれなどの目的で毛髪部または頭部に装着
する様々な物の全部あるいは一部分を構成する繊維材料
など、光によるキラ付き感の嫌われる様々な分野におい
て好適に用いることができる。
明する。なお、実施例中の艶消し性の評価は、フィラメ
ント5000本を束ね、直射日光の当たる屋内の窓際で
日光の入射角5〜45度で視覚判定した。繊維軸方向に
直線的に強い反射光沢を示したものは人工毛髪として不
適当なもの、また、くすんだサラサラ感のある、人の毛
髪に類似した良好な艶消し性を示したものを人工毛髪と
して好適なものと判定した。
子を2.0重量%含有する極限粘度(フェノールとテト
ラクロルエタン1:1の混合溶剤中25℃で測定)0.
67のポリエチレンテレフタレートチップを真空下16
0℃で8時間乾燥した。該チップを、290℃でエクス
トルーダ型混練機と計量ギヤポンプおよび50メッシュ
のガラスビーズと150メッシュの金網より成る濾過層
とを有する紡糸機により、孔径0.3mmの紡出孔を3
0ホール有する紡糸口金より溶融紡糸し、次いでトータ
ル5.0倍に延伸し、更に8%のリラックス処理を施し
た後に巻取った。次いで、このモノフィラメントにN処
理(NaOH50g/l水溶液,98℃,30分間)を
加え、N処理による重量減少率7重量%のポリエステル
フイラメントを得た。得られたポリエステルフイラメン
トの糸表面には、開口部の最大長が2μm以上、30μ
m以下の凹部が糸表面積100平方μm当たり0.6個
存在していた。この凹部のうち開口部の長手方向の径が
10μm以上のものは糸表面積100平方μm当たり
0.02個存在していた。また、糸強度は3.8g/デ
ニールで、糸の直径は58μmであった。このフィラメ
ントを高圧スミス染色機を用い、次に示す染料液にて浴
比20:1、130℃で60分間の条件で染色を行な
い、次いでハイドロサルファイト1.5g/l,苛性ソ
−ダ1g/l,アミラジン1g/lを含む水溶液中(浴
比20:1)にて80℃で20分間還元洗浄を行ない、
染め上がりフィラメントを得た。このフィラメントの艶
消し性を評価したところ、くすんだサラサラ感のある人
の毛髪に類似した良好な艶消し性を示し、人工毛髪とし
て好適なものであった。 〔染料液〕 Sumikaron Brown 2.5% owf Miketon Polyester Black 0.3% owf Dianix Fast Yellow 1.5% owf Dianix Fast Dark Green 1.0% owf 実施例2 ポリエチレンテレフタレートチップ中の凝集性酸化硅素
粒子の平均粒径を1.16μmに変更した以外は、実施
例1と同様にしてポリエステルフィラメントを得た。こ
のフィラメント表面には、開口部の最大長が2μm以
上、30μm以下の凹部が糸表面積100平方μm当た
り0.5個存在していた。この凹部のうち開口部の最大
長が10μm以上のものは糸表面積100平方μm当た
り0.015個存在していた。また、糸強度は3.6g
/デニールで、糸の直径は58μmであった。このフィ
ラメントの艶消し性を評価したところ、くすんだサラサ
ラ感のある人の毛髪に類似した良好な艶消し性を示し、
人工毛髪として好適なものであった。
粒子の含有量を5.0重量%に変更した以外は、実施例
1と同様にしてポリエステルフィラメントを得た。この
フィラメント表面には、開口部の最大長が2μm以上、
30μm以下の凹部が糸表面積100平方μm当たり
5.0個存在していた。この凹部のうち開口部の最大長
が10μm以上のものは糸表面積100平方μm当たり
0.05個存在していた。このフィラメントの艶消し性
を評価したところ、前記した実施例1で得たフィラメン
トよりも更に人の毛髪に類似した良好な艶消し性を示
し、人工毛髪として好適なものであった。
子を含有しないこと以外は実施例1と同様にしてフイラ
メントを得た。このフィラメント表面には開口部の最大
長が2μm以上の凹部が認められず、2μmより小さい
微細な凹部が存在しており、艶消し性を評価したとこ
ろ、直線的な反射光沢を示し、人工毛髪には適用できな
いものであった。
粒子の含有量を0.05重量%に変更した以外は実施例
1と同様にしてフィラメントを得た。フイラメント表面
には、開口部の最大長が2μm以上、30μm以下の凹
部が糸表面積100平方μm当たり約0.05個存在し
ていたが、艶消し性が不十分で、人工毛髪には適用でき
ないものであった。
粒子の含有量を15重量%に変更した以外は、実施例1
と同様にしてフィラメントを得た。このフィラメント表
面には、開口部の最大長が2μm以上、30μm以下の
凹部が糸表面積100平方μm当たり約12個存在して
いたが、フィラメントの糸強度が1.8g/デニールと
低く、人工毛髪としては好ましくなかった。
粒子の平均粒径を0.5μmに変更した以外は、実施例
1と同様にして得たフィラメントの表面には、開口部の
最大長が2μm以上、30μm以下の凹部が糸表面積1
00平方μm当たり約0.02個存在していたが、艶消
し性が不十分で、人工毛髪には適用できないものであっ
た。
なる人工毛髪は、糸表面に開口部の最大長が2μm以
上、30μm以下の凹部を糸表面積100平方μm当た
り0.1個〜10個有しているため、表面光沢が抑制さ
れた良好な艶消し状態を示すものであり、かつらあるい
はヘヤーウイッグあるいは付け毛またはヘヤーバンドな
ど毛髪を補う目的、あるいはおしゃれなどの目的で毛髪
部または頭部に装着する様々な物の全部あるいは一部分
を構成する繊維材料として好適なものである。
Claims (2)
- 【請求項1】糸表面に凹部を有するフィラメントにおい
て、開口部の最大長が2μm以上、30μm以下の凹部
を糸表面積100平方μm当たり0.1個〜10個有す
るポリエステルフィラメントから成る人工毛髪。 - 【請求項2】開口部の最大長が10μm以上の凹部を糸
表面積100平方μm当たり0.01個以上有する請求
項1記載の人工毛髪。
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JP03301979A JP3074862B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 人工毛髪 |
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JP03301979A JP3074862B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 人工毛髪 |
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JPH05140807A JPH05140807A (ja) | 1993-06-08 |
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ID=17903430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03301979A Expired - Lifetime JP3074862B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 人工毛髪 |
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-
1991
- 1991-11-18 JP JP03301979A patent/JP3074862B2/ja not_active Expired - Lifetime
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