JPH03145877A - 電子カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は映像信号を記録媒体に記録する電子カメラに関
する。

［従来の技術］ 従来より、撮影した画像をＣＣＤ等の撮像素子によって
映像信号に変換して磁気テープ、磁気ディスク等の記録
媒体上に記録する電子カメラが知られている。

これらの電子カメラによれば、撮影時に撮影する映像の
確認及び各種表示のため、また記録動作後の記録情報の
再生画像の確認等を行なえるよう、電子ビューファイン
ダが広く用いられている。

これらの電子ビューファインダを用いた電子カメラでは
、撮影しようとする被写体像にピントを合せる際も電子
ビューファインダで画像をモニタしながら行うものであ
るが、コントラストの高い被写体であればよいが、コン
トラストが低く、モニタ画面内においてピントを合せよ
うとする被写体像か明瞭でない場合にはピントが合せに
くいという問題が生じやすい。

そこで、コントラストの低い被写体であってもピントを
合せやすくするため、電子ビューファインダ等のモニタ
画面に表示される映像の輝度変化の激しい部分を強調し
て表示させ、輪郭を強調するようにする方法が考えられ
る。

ｉ６図はこのような方法の一例を示すものである、同図
において、撮影レンズ１０１を介して結像された被写体
像を光電変換して映像信号を出力するための撮像素子１
０２から出力された映像信号は、輝度信号処理回路１０
３へと供給され、周知の信号処理を施され、コンポジッ
ト映像信号に変換されて出力される。このコンポジット
映像信号は記録媒体に記録を行う記録回路３へと供給さ
れる一方、微分回路等によって構成された輪郭強調回路
１０４へと供給され、その高域成分が強調され、電子ビ
ューファインダ１０５において表示される。これによっ
て電子ビューファインダのモニタ画像の輪郭が強調され
、ピントを合せやすくすることかできる。

ところで、近年、この種の電子カメラを始めとする映像
機器の発展は１１覚ましく、あらゆる装置においてその
高画質化かはかられている。

このような高画質化の一環としてたとえば磁気ディスク
上に静止画像を記録する電子スチルカメラでは、映像信
号の節度信号成分の帯域な高域側に拡張し、より精細な
画像の記録を可能とする所謂ハイバンド記録モードが提
案され、従来の装置との互換性を考慮し、通常のローバ
ンドとともに、同一装置内で輝度信号帯域の互いに異な
る複数の映像信号を選択的に記録するような手段をとる
ことができる。すなわち通常のローバンド記録では輝度
信号帯域がたとえば４．５ＭＨ，、ハイバンド記録では
６．５ＭＨｚに設定されている。

［発明の解決しようとする問題点］ さて、このように輝度信号帯域の異なる複数の映像信号
を記録可能とした電子カメラにおいても、ピントを合せ
ようとする場合は、電子ビューファインダを見ながら行
うことになるが、上述のように、輝度信号の帯域の異な
る複数の映像信号に対して同一の輪郭強調回路によって
同一特性の高域強調を行うと、映像信号の高域成分が異
なるため、不都合を生じる。

すなわちピント合せ等を行いやすくするため、ローバン
ドの映像信号に対して適当な高域強！（エツジ強調）か
行われるように設定しておくと、ハイバンドの映像信号
に対しては強調が強すぎて強調部分が画面上に多くなり
、逆にピント合せを行いにくくする。またバイバントの
映像信号に適当な高域強調を行うと、高域成分のないロ
ーバンドの映像信号では、はとんどエツジ部分が強調さ
れない画像が電子ビューファインダに表示され、ピント
合せを行いやすくする本来の目的が失われる欠点がある
。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上述した問題点を解決することを目的としてな
されたもので、その特徴とするところは、互いに信号帯
域の異なる映像信号を選択的に記録可能な記録手段と、
前記映像信号を表示する表示手段と、前記表示手段に表
示される前記映像信号の高域成分を強調する輪郭強調手
段と、前記記録手段にて記録する前記映像信号の帯域に
応じて前記幅部強調手段のカットオフ周波数を可変する
手段とを備えた電子カメラにある。

［作用］ これによって、輝度信号帯域の異なる映像信号に対して
も、電子ビューファインダ等のモニタ画面において、ピ
ント合せ等を行う際、自然で適当な輪郭強調を行うこと
ができ画面の状況によらず正確なピント合せを容易に行
うことができる。

［実施例］ 以下、本発明における電子カメラな各図を参照しながら
その実施例について詳述する。

第１図は本発明における電子カメラの構成を示すブロッ
ク図である。

同図において、ｌは撮影しようとする被写体像を結像面
に結像させる撮影レンズ、２は撮影レンズｌによって結
像された被写体像を光電変換して撮像信号を出力するＣ
ＣＤ等の撮像素子、３は撮像素子２を駆動するための駆
動パルスを供給するクロックジェネレータ、４は撮像素
子２より出力された撮像信号に周知の信号処理を行って
輝度信号Ｙ及び色差信号Ｃを形成して出力する記録信号
処理回路、５は記録信号処理回路４より出力された輝度
信号Ｙ、色差信号Ｃを磁気ディスク等の記録媒体に記録
するのに適した信号に変換すべくＦＭ変調するＦＭ変調
器、６はＦＭ変調器５によってＦＭ変調された輝度信号
Ｙと色差信号Ｃを周波数多重した信号を図示しないビデ
オフロッピーに記録するディスクドライブユニットであ
る。ディスクドライブユニット６は図示しないビデオフ
ロッピーと称する磁気ディスクを所定の速度で回転させ
、そのビデオフロッピー」−の同心円状トラックに磁気
ヘッドを当接して記録を行うものである。

また７は記録信号処理回路４より出力された映像信号（
輝度信号Ｙ）を表示して撮影画像をモニタするための電
子ビューファインダ、８は記録信号処理回路４と電子ビ
ューファインダ７の間に配され、電子ビューファインダ
７に表示される輝度信号の高域成分を強調して画像の輪
郭を強調するための輪郭強調回路である。

尚、電子ビューフイアンダ７は、バイバントモードにお
ける画像に対しても充分に表示し得るたけの解像度を有
しているものであることは言うまでもない。

輪郭強調回路８は、微分回路によって構成され、その時
定数を映像信号中の輝度信号帯域に応して切り換えられ
るようになっている。

具体的には、オペアンプ８１の入力側に、コンデンサＣ
と抵抗Ｒ□ＲＬによって微分回路が形成されている。微
分回路は抵抗Ｒ工とコンデンサＣによるハイバンドモー
ドに適した高域強調特性に設定された微分回路と抵抗Ｒ
ＬとコンデンサＣによるローバントモードに適した高域
強調特性に設定された微分回路の２系統が備えられてお
り、これらは後述するようにカメラの記録モードがロー
バンドかハイバンドかによって切り換えられるスイッチ
Ｓによってその対応する微分回路が選択されるようにな
っている。

すなわちスイッチＳが接点ａに切り換えられた場合は抵
抗Ｒｔ、とコンデンサＣのローバンド用微分回路が、接
点すに切り換えられた場合は抵抗Ｒ□とコンデンサＣの
ハイバンド用微分回路がそれぞれ選択される。

これらの微分回路によってそのモードに応じた高域強調
を施され、オペアンプで所定のレベルに増幅された後、
加算器９で原輝度信号と加算され、電子ビューファイン
ダへと最適な高域強調すなわちエツジ強調された状態で
供給され、表示される。

１０はスイッチＳを制御して上述した微分回路の切り換
えを行うとともにクロックジェネレータ３．記録信号処
理回路４．ＦＭ変調器５、ディスクドライブユニット６
、電子ビューファインダからなる電子カメラ全体を制御
するためのシステムコントロール回路であり、マイクロ
コンピュータによって実現することができる。１１はシ
ステムコントロール回路ｌＯへと各種モードの設定、制
御を指示するための操作部で、操作部１１を操作するこ
とにより、その操作に応じた指令がシステムコントロー
ル回路に供給され、その指令に応じて各回路が制御され
る。

本願の電子カメラは以上のような構成となっており１次
にその動作をさらに詳しく説明する。

操作部１１を操作して記録モードを設定することにより
、各部に電源が供給されて動作状態となり、クロックジ
ェネレータ３の出力クロックパルスによって撮像素子２
が駆動されその撮像信号に対して記録信号処理回路４に
よって所定の処理を行われ、輝度信号Ｙと色差信号Ｃが
それぞれ出力される。そして輝度信号Ｙは微分回路から
なる輪郭強調回路８を介して高域を強調された信号は、
高域強調されない原輝度信号Ｙと混合されて電子ビュー
ファインダ７へと供給され、表示される。

また輪郭強調用の微分回路の特性を切り換えるスイッチ
Ｓの切り換えは、操作部１１によって設定されている記
録モードに応じて、システムコントロール回路によって
対応する側へと切り換えられる。

本願のような電子スチルビデオカメラでは、ローバンド
モートの映像信号中の輝度信号帯域は、第２図に示すよ
うに、たとえば４−５ＭＨｚｅハイバンドモードの輝度
信号帯域は６．５ＭＨ。

に設定されている。したがって撮像素子の水平画素数は
少なくとも帯域６．５ＭＨ，の映像信号に対応できるよ
うなものが用いられていることは言うまでもなく、記録
信号処理回路４によって所望の記録モードの帯域の輝度
信号を得ることができる。

そして撮影時には、操作部内のシャッターレリーズスイ
ッチを操作することにより、映像信号の輝度信号Ｙと色
差信号ＣとがＦＭ変調器５によってＦＭ変調されて周波
数多重され、ディスクドライブユニット６によって回転
駆動されている図示しないビデオフロッピー上の記録ト
ラックへと記録される。具体的には、カラー信号はＲ−
Ｙ、Ｂ−Ｙの色差ＦＭ信号がそれぞれ１．２　Ｍ　Ｈｚ
、１．３　Ｍ　Ｈｚをセンターキャリア周波数として、
また輝度信号はローバンドモードではシンクチップ６Ｍ
Ｈ，，ホワイトビーク７．５ＭＨ，、ハイバントモード
ではシンクチップ７．７ＭＨｚ、ホワイトピーク９．７
ＭＨｚの周波数偏移で、カラーＦＭ信号と同時に周波数
多重して記録される。

すなわち撮影を行うにあたり、撮影被写体に対してピン
トを合せようとする際、電子ビューファインダ７のモニ
タ画面には、ローバンド。

ハイバント各モードにおいて最適の特性でエツジ部が強
調して輪郭が強調された映像が表示され、被写体がコン
トラストの小さい被写体であっても、その輪郭部分が強
調されるため、適確にピントを合せることができる。

またローバンド用、ハイバンドｍ６微分回路の特性につ
いて示すと、第３図に示すように、ハイバンドモードに
おける微分回路はそのハイバンド周波数帯域Ｈに対して
低域遮断周波数ｆ□はｆ。＝ｌ／２πＣＲ，，ローバン
ドモードにおける微分回路はそのローバンド周波数奇域
りに対して低域遮断周波数ｆ　＋、はｆｔ、＝１／２π
ＣＲＬによって設定されている。

すなわち各記録モードにおける輝度信号帯域において高
周波成分の多い細かい部分のみ微分回路が働き、その微
分出力と原信号が加算され、最適な状態でエツジ強調さ
れた映像が電子ビューファインダ７に表示される。これ
によって周波数帯域の異なる記録モードそれぞれにおい
て、その輝度信号帯域に応じた最適のエツジ強調が行わ
れ、輪郭強調が不足したり、強すぎて画面を見にくくす
ることなく記録モードにかかわらず電子ビューファイン
ダを見ながら容易にピント合せを行うことができる。

上述の実施例によれば１輪郭強調回路８内の微分回路に
オペアンプ構成の１次微分回路（バイパスフィルタ）を
用いたが、たとえば遅延線を用いた２次微分回路構成と
してもよい、この例を第４図に示す。

第４図はこのような２次微分回路による輪郭強調回路１
２の構成を示すものであり、記録信号処理回路５より出
力された輝度信号Ｙは、ハイバンドモート、ローバンド
モード切り換えスイッチＳＩを介して、それぞれ異なる
遅延量り、ｈ’の遅延線１２１Ｈ，１２１Ｌへと供給さ
れる。また遅延線１２１Ｈ，１２１Ｌの出力はスイッチ
Ｓ１と連動して切り換わるスイッチＳ２を介してさらに
互いに異なる遅延量り。

ｈ′の遅延線１２２Ｈ，１２２Ｌへと供給される。すな
わちスイッチＳ、、Ｓ、がそれぞれ接点ａに切り換わっ
ているときは遅延量ｈ′の遅延線１２１Ｌ、１２２Ｌの
直列接続回路が形成され、スイッチＳ、、Ｓ、がそれぞ
れ接点すに切り換えられているときは遅延量りの遅延線
１２１Ｈ，１２２Ｈの直列回路が形成される。

遅延量りとｈ′の関係はｈ＜ｈ’であり、遅延量（ｈ′
〉の大きい遅延線１２１Ｌ、１２２Ｌはローバンドモー
ド時に選択され、遅延量（ｈ）の小さいｌｌ延＠１２１
Ｈ，１２２Ｈはハイバンドモード時に選択される。した
がってシステムコントロール回路４は、ローバントモー
ド時には、スイッチＳ　ＩＳ　＊をそれぞれ接点ａに、
ハイバンドモード時には接点すにそれぞれ切り換える。

各遅延線の２段直列回路は、その２段目遅延線の出力と
原輝度信号Ｙとを加算器１２５で加算されアッテネータ
１２３で軸に減衰された後、加算器１２６で１段目の遅
延線の出力と加算され、ローパスフィルタ１２４へと供
給される。一方ローバスフィルタ１２４の出力は上述の
１段１１の遅延線の出力と加算器１２７で加算され、電
子ビューファインダへと供給され、表示される。

これによって輝度信号のエツジ部分がその記録モードに
応じて２段の遅延線にて所定のエツジ強調が行われ、最
適の状態で画像の輪郭が強調され、記録モードによる不
自然さもなくピント合せを容易にすることができる。

以上の説明は、電子ビューファインダを見ながらマニュ
アルで焦点調節を行う際、その画像の輪郭を強調してピ
ント合せを容易にする手段について説明したが、この輪
郭強調用の微分回路の出力を用いて自動焦点調節を行う
こともできる。

自動焦点Ｅｇ１節装置としては、たとえば映像信号中の
高周波成分の量が合焦状態に応じて変化することを利用
し、これが最大となるようにレンズ位置を調節すること
により自動焦点調節を行うようにした所謂ｊ山登りサー
ボ方式１が知られており１本願も自動焦点調節方式自体
はこの方法を用いることができる。

すなわち、輝度信号の高周波成分の量が大きい程合焦点
に近くなるが、前述のように記録モードによって高域に
おける帯域が異なるので、その各記録モードの帯域に応
じて高周波成分を抽出するフィルタの通過特性を変更し
た方が、精度の高い確実な自動焦点調節を行うことがで
きる。ローバンドモートでは、ハイバンドモードに比較
して高域が伸びていないので、フィルタのカットオフ周
波数を高く設定しても。

合焦度を表す信号成分を有効に抽出することはできない
、またハイバンドモードでは、輝度信号帯域が高域に伸
びているため、フィルタのカットオフ周波数を高域へと
伸ばし、より高い周波数成分を得ることによって焦点Ｉ
Ｉ節釣動作精度を高めることができる。

第５図は上述のように、記録モードに応じて微分回路の
高域特性を変更するようにした輪郭補正回路の出力を利
用して、各記録モードに対し最適な自動焦点調節を行う
ようにした電子カメラのブロック図である。

基本構成は第１図と同様であり、同一構成部分について
は同一の符号を用いてその説明を省略する。

同図において、１３は微分回路からなる輪郭補正回路８
の出力とその出力を取り込んでたとえばｌフィールド期
間におけるピーク値をもとめ、前フィールドのピーク値
と比較し、そのピーク値が大きくなる方向にレンズを駆
動すべく制御信号を出力するピークホールド回路、１４
はピークホールド回路１３より出力された制御信号にも
とづいてレンズ駆動用モータ１５を駆動するモータ駆動
回路である。

これによって輪郭強調回路の高域成分出力が大きくなる
方向（レンズを駆動し１合焦点にレンズを位置させるこ
とができる。

そして、輪郭強調回路８よりハイバンド、ローバンドそ
れぞれのモードすなわち周波数帯域に応じたフィルタ特
性によって抽出された高域成分にもとづいてレンズを駆
動するので、正確かつ高精度に自動焦点調節を行うこと
ができる。

［発明の効果］ 以上述べたように２本発明における電子カメラによれば
、記録信号帯域の異なる複数の記録モードを切り換え可
能とした際、電子ビューファインダ等のモニタ画面に表
示させる画像信号をその各記録モードに応じた最適特性
で輪郭強調するようにしたので、記録信号帯域に応じた
高解像度画像、低解像度画像いずれにおいても最適な輪
郭強調を行うことができ、ピント合せを高精度且つ容易
に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における電子カメラの一実施例を示すブ
ロック図、 第２図は複数記録モードの信号帯域を説明するための図
、 第３図は本発明における電子カメラの輪郭強調回路の特
性を示す図、 第４図は本発明における輪郭強調回路の他の実施例を示
すブロック図、 第５図は本発明の電子カメラを自動焦点７Ａ節装置付の
カメラに適用した場合の構成を示すブロック図。 第６図は従来の電子カメラの要部のブロック図である。 も ■ 転５ ”　［ＭＨｚ） す：間濠数 第 う 関 ｆ−周兼数 殆 ■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 互いに信号帯域の異なる映像信号を選択的 に記録可能な記録手段と、前記映像信号を表示する表示
   手段と、前記表示手段に表示される前記映像信号の高域
   成分を強調する輪郭強調手段と、前記記録手段にて記録
   する前記映像信号の帯域に応じて前記輪郭強調手段のカ
   ットオフ周波数を可変する手段とを備えたことを特徴と
   する電子カメラ。