JPH0314361Y2 - - Google Patents

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JPH0314361Y2
JPH0314361Y2 JP1986025407U JP2540786U JPH0314361Y2 JP H0314361 Y2 JPH0314361 Y2 JP H0314361Y2 JP 1986025407 U JP1986025407 U JP 1986025407U JP 2540786 U JP2540786 U JP 2540786U JP H0314361 Y2 JPH0314361 Y2 JP H0314361Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、細長形状のカセツトに積層状態で収
容されているICフレームやLSIフレームのような
立体形状の被印刷物品上に社名、型番、ロツト番
号等の表示を印刷し、印刷済み物品を再びカセツ
ト内に収容する作業を自動的に行なうための立体
物品印刷装置に関するものである。
〈従来の技術〉 複数個のICチツプやLSIチツプが連結片で連結
されたICフレームやLSIフレームの各チツプのフ
ラツト面に社名や型番等の文字、記号或いはマー
クを印刷する従来の装置は、細長形状のカセツト
に積層状態で収容されているICフレームをカセ
ツトから取出して供給部な挿入し、この供給部か
ら各ICフレームを方向決めして一列状態で送り
出し、搬送コンベアで移送される過程において予
熱工程、印刷工程および乾燥工程を通過して印刷
されたICフレームが回収部に集められ、これら
のICフレームを再びカセツト内に挿入して収容
する構成になつている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前記印刷装置は、ICフレーム
のカセツトからの取出し機構からカセツトへの回
収機構までのICフレームの搬送路が略直線状と
なつていて、取出し機構と回収機構との距離がか
なりあるため、装置自体が大型になる問題の他
に、取出し機構によりICフレームが取出されて
空になつたカセツトを回収機構まで運搬しなけれ
ばならず、作業者に面倒な作業を強いているとと
もに、作業能率の低下を招来している。
そこで、本願と同一出願は、立体物品を印刷の
ための各工程に搬送する搬送路を略環状とするこ
とによつて、この搬送路の始端と終端とにそれぞ
れ設けられた立体物品のカセツトに対する取出し
機構と回収機構とを並設し、空になつたカセツト
の回収機構への自動移送と、装置の小型化並びに
作業の能率アツプを実現した立体物品印刷装置を
案出している(特開昭58−59842号公報参照)。
ところが、この装置は、被印刷物品がICチツ
プ自体であつてICフレームやLSIフレームではな
いことから、このICチツプを収容したカセツト
を、物品搬送路の始端側の延長上に水平状態で順
次送給して載置し、このカセツトの中央開口部に
沿つて動く送り爪によりカセツトから物品搬送路
に被印刷物品を順次取出し、それにより空になつ
たカセツトを水平状態のまま平行移動させて物品
搬送路の終端側の延長上に位置させる構成になつ
ている。このように、物品搬送路の始端側および
終端側の各延長上にそれぞれカセツトを位置させ
るために、物品搬送路を恰も2個のカセツト分だ
け延長した状態となつて該搬送路を略環状にした
利点が十分に活用されていなく、さほど小型化で
きない問題がある。また、物品取出し位置で空に
なつたカセツトを水平状態のまま平行移動させて
物品回収位置まで移送するので、高速化できない
欠点がある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みなさ
れたものであり、可及的な小型化と高速化を達成
できる立体物品印刷装置を提供することを技術的
課題とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記した課題を達成するための技術
的手段として、立体物品印刷装置を以下のように
構成した。即ち、全体として細長形筒状の一面に
長手方向に沿つた開口溝を有するカセツト内に積
層状態に収容されたICフレームやLSIフレーム等
の被印刷物品を、前記カセツトの一端開口から1
個づつ遂次取出して取出し方向に対し直交方向に
に移送し、物品上に印刷した後にこの印刷済み物
品をカセツト内に収容する立体物品印刷装置であ
つて、直線状の往路の搬送方向終端とこの往路に
並設した直線状の復路の搬送方向始端とが転送路
で連結され且つ該往路の始端と復路の終端とを近
接させて略環状となつた物品搬送路に沿つて物品
を移送する物品移送機構と、前記往路の始端の近
傍に並設され直立状態のカセツト内の最上部の物
品を前記開口溝を介して順次取出して前記往路の
始端に移送する物品取出し機構と、前記物品搬送
路を移送中の物品上の所定のマーク等を印刷する
物品印刷機と、前記物品取出し機構に並設され前
記復路の終端に移送された印刷済み物品を1個づ
つ直立状態のカセツト内に収容する物品回収機構
と、前記物品取出し機構により物品が取出された
空のカセツトを前記物品回収機構に移送するカセ
ツト移送機構とを具備し、このカセツト移送機構
を、前記物品搬送路に沿つた直線状のカセツト移
送路にカセツトの取出し側ストツク位置、前記カ
セツト取出し機構に対向した物品取出し位置、回
収側ストツク位置、前記物品回収機構に対向した
物品回収位置およびカセツト取出し位置をカセツ
ト送り方向に向かつて順次設けたカセツト移送用
ガイド体と、前記取出し側ストツク位置と前記物
品取出し位置および前記回収側ストツク位置と物
品回収位置の各2個づつのカセツトを個別に且つ
同時に移送するカセツト送り機構とにより構成し
たことを特徴としている。
〈作用〉 カセツト移送機構の移送用ガイド体の物品取出
し位置に直立状態に位置するカセツト内の最上部
の物品が、物品取出し機構により順次取出されて
物品搬送路の始端に移送され、物品移送機構によ
つて物品搬送路に沿つて搬送される。この搬送過
程において物品印刷機により所定の印刷が施さ
れ、搬送路の終端に達した時点で、物品回収機構
により移送ガイド体の物品回収位置のカセツトに
順次収容されていく。
この立体物品印刷装置では、物品取出し機構お
よび物品回収機構が、略環状の物品搬送路の側部
近傍に位置されているとともに、カセツトが直立
状態で移送されるので、占有面積か大幅に小さく
なつて相当の小型化を達成できる。
また、カセツトが、直立状態で移送されるとと
もに、物品の充填された取出し側ストツク位置の
カセツトと空になつた物品取出し位置のカセツト
とが同時に移送され、且つ回収側ストツク位置の
空のカセツトと物品が充填された物品回収位置の
カセツトとが同時に移送されるので、格段に高速
化できる。
〈実施例〉 以下、本考案の好ましい一実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
先ず、第3図により本考案により印刷すべき被
印刷物品1について説明すると、例えば5個の
ICチツプ1aが連結片1bを介して枠片1cに
連結されて一体となつたICフレームであり、こ
のような物品1は、運搬時の取扱い等を容易に行
な得るように、販売流通過程においては同図に示
すように全体として細長形筒状であつてその一面
に長手方向に沿つた開口溝3を有するカセツト2
内に、多数個を積層状態に収容して取り扱われる
場合が多い。従つて、このようなカセツト2内に
収容された各被印刷物品1を取出してそれぞれの
ICチツプ1aの上面に印刷を施した後に、これ
ら印刷済み物品1を再び1カセツト2内に収容す
る必要がある。
装置全体を示した第1図において、機枠台4の
右側前面には、前述のカセツト2と同様のカセツ
ト2a,2b,2cの移送機構5が設けられ、こ
のカセツト移送機構5に対向して物品取出し機構
6と物品回収機構7とが機枠台4上に可及的に近
接した所定の間隔で並設されている。この両機構
6,7は、前面にそれぞれ4個の吸着体6a,7
aを備えたチヤツク体6b,7bが、3本および
2本のガイド棒6c,7cにガイドされて矢印で
示す前後方向に往復動するようになつている。ま
た、吸着体6a,7aが物品1を吸着状態でペン
シリンダ(図示せず)により上動又は下動するよ
うになつている。
次に、物品取出し機構6により取出された物品
1を所定の工程を経た後に物品回収機構7に送る
搬送路について説明すると、物品取出し機構6の
吸着体6aの移動後端左方に往路側チエーンコン
ベア8が配設され、このチエーンコンベア8の延
長線上には往路側搬送レール9が連設され、この
搬送レール9より前方にこれと平行な復路側搬送
レール10が配設され、この搬送レール10の延
長線上には、物品回収機構7まで延びる復路側搬
送コンベア11が設けられている。また、往路側
搬送レール9の終端から復路側搬送レール10の
始端へ物品1を遂次転送するための転送チエーン
コンベア12を備えており、このチエーンコンベ
ア12から復路側搬送レール10に物品を遂次移
し替えるためのシリンダによる押出し装置(図示
せず)が設けられている。
往路側チエーンコンベア8上には、印刷のより
強力な固着強度を得るために物品1を印刷前に予
熱する予熱室13と、この予熱室13から搬送方
向側に位置する物品印刷機14とが設けられてお
り、物品印刷機14は、上下動することにより物
品1の各ICチツプ1aの上面に所定の文字や記
号或いはマーク等の表示をダイレクトに印刷する
ダイレクト印刷ヘツド14a、インクタンク14
b、インク供給部14cおよびインク塗布部14
dから成り、インクの供給、停止は電子コントロ
ールにより常に均一に制御され、印圧および印刷
位置も物品1の高さ等に応じて微調整することが
でき、更に、物品1のICチツプ1aのピツチの
相違に応じて押釦によるワンタツチ操作によりス
テツピングモータ(図示せず)を駆動して切替ら
れるようになつている。また、両搬送レール9,
10上には、印刷された物品1上のインクを迅速
に乾燥硬化させるための乾燥室15を備えている
とともに、この乾燥室15下方の機枠台4内に
は、各種作動をプログラム制御するためのプログ
ラマブルコントローラ16が内装されている。
カセツト移送機構5の詳細を示した第2図にお
いて、平行に対面された左右一対の支持板17,
18間に、送りネジ19が回転自在に軸架されて
いるとともにガイド軸20が架けられており、送
りネジ19は、右方の支持板18に取付いたモー
タ21により正、逆方向に回転される。この送り
ネジ19に螺合された雌螺子体22と、ガイド軸
20を摺動自在に挿通させた移動体23とが、連
結板24で連結されて一体となつており、モータ
21による送りネジ19の正、逆回転により移動
体22がガイド棒20に摺動して矢印で示す左右
方向に移動し、雌螺子体22の下面に固着された
検出棒24が左右の所定位置に配設された一対の
近接センサ25,26で検出された時点でモータ
21の回転が停止する。また、移動体23の前面
に固着された取付板27の両端側に支持片28,
29が後方へ突出状態に固定され、この両支持片
28,29には、回転軸30が貫通されて回転自
在に支持されており、この回転軸30に固着され
た伝達歯車31と、移動体23上に設置されたモ
ータ32に連結された駆動歯車33とが噛合さ
れ、モータ32正、逆回転によつて回転軸30が
両方向に選択的に回転するようになつている。こ
の回転軸30には、4枚の同一長方形状の送り板
34a,34b,34c,34dが各カセツト2
a〜2cの幅よりも僅かに大きい等間隔で固定さ
れていて、その固定形態は、何れも長方形の一端
側に回転軸30が偏位して回転軸30から一方向
に突出した状態で、その突出方向が右側2枚の取
出し側送り板34a,34bと左側2枚の回収側
送り板34c,34dとで相互に反対方向になる
よう取付けられている。また、回転軸30の後方
側には、各カセツト2a〜2cを保持しながら直
線的にスライドさせるガイド体35が、回転軸3
0に平行に、つまり移動体23の移動方向に対し
平行に設けられているとともに、物品取出し位置
Bと物品回収位置Dとに、カセツト2a〜2c内
に挿入してカセツト2a〜2c内の物品1を押し
上げる物品押上げ板36およびカセツト2a〜2
c内に挿入される物品1を支持する物品回収板3
7がそれぞれ上下動自在に設けられている。更
に、前記物品取出し位置Bと物品回収位置Dに
は、各位置B,Dにおけるカセツト2b,2cの
上端面に接する水平位置に発光器38a,39b
と受光器38b,39bとから成る物品検出セン
サ38,39がそれぞれ配設されている。
次に、前記構成とした実施例装置の作用を詳細
に説明する。
物品取出し機構6において、チヤツク体6bが
第1図の矢印で示す前後方向に往復動し、チヤツ
ク体6bが前方側に位置した時に吸着体6aが部
品取出し位置Bのカセツト2b内の最上部の部品
1に開口溝3を介して対面し、吸着体6aの例え
ば真空源が吸引駆動して物品1が吸着体6aに吸
着され、その後に吸着体6aの上下動用ペンシリ
ンダが駆動し、第3図に矢印で示すように吸着体
6aが物品1をカセツト2bの上端開口から取り
出せる程度の高さまで上動し、この状態を保持し
てチヤツク体6bが後端に移動した時点で吸着体
6aの吸引駆動が解除され、物品1が往路側チエ
ーンコンベア8上に載せられる。以後、物品取出
し機構6が同様の動作を繰り返してカセツト2b
内の物品1が遂次1個づつ取り出されて往復側チ
エーンコンベア8上に載せられていく。この時、
カセツト2aから取出される物品1が物品検出セ
ンサ38により検出されて物品押上げ板36が1
ステツプだけ上動し、最上部の物品1が吸着体6
aに対向する所定高さに遂次位置するようカセツ
ト2b内の各物品1が押上げられる。
往路側チエーンコンベア8に載せられた各物品
1は、コンベア8の回送により予熱室13内を通
過して印刷のより強力な固着強度を得られる程度
に予熱された後に物品印刷機14に送られ、イン
クタンク14b内のインクがインク供給部14c
を介してインク塗布部14dにより均一に塗布さ
れた印刷ヘツド14aが、上下動されて物品1の
の各チツプ1bの上面に接触し、各チツプ1bに
所定の印刷が施こされる。
この印刷済み物品1が往路側搬送レール9によ
り乾燥室15内に入り、搬送レール9の終端から
転送チエーンコンベア12により往路側搬送レー
ル10に転送されて乾燥室15内を通過し、各チ
ツプ1b上のインクを迅速に乾燥硬化させ、復路
側搬送コンベア11により物品回収機構7に移送
される。
物品回収機構7において、復路側搬送コンベア
11により送られてきた各物品1が、前述の物品
取出し機構6と逆の動作を行なう物品回収機構7
により物品回収位置Dのカセツト2c内に遂次挿
入されていく。即ち、吸着体7aが物品1を吸着
した後に僅かに上動され、この状態を保持してチ
ヤツク体7bが前端まで移動すると、物品1がカ
セツト2cの上端開口上に位置し、この時点で吸
着体7aの吸引駆動が解除されて物品1がカセツ
ト2c内に挿入され且つ物品回収板37上に載置
され、チヤツク体7bが後端に移動し且つ吸着体
7aが下動する。以後同様の動作を繰り返して復
路側搬送コンベア11上の物品1が1個づつカセ
ツト2c内に収容されていく。この時、吸着体7
aによりカセツト2c内に挿入される物品1が物
品検出センサ39により検出されて物品回収板3
7が1ステツプだけ下動し、最上部の物品1上に
他の物品1を1個分載置できるスペースが遂次形
成される。
次に、カセツト移送機構5の作用を、第4図乃
至第7図を参照しながら詳細に説明する。
先ず、第2図および第5図に示すように、ガイ
ド体35の取出し側ストツク位置Aに、物品1の
充填されたカセツト2aを予備として置いた状態
において、物品取出し位置Bのカセツト2b内の
物品1が全て取出されて空になると、それを検出
してモータ32が駆動され、回動軸30が第4図
a図の状態から同b図の矢印方向に90゜回転され、
第5図に示すように、取出し側の2枚の送り板3
4a,34bが各カセツト2a,2bに係合状態
に突出される。次いでモータ21が駆動して送り
ネジ19が回転し、移動体23および回転軸30
が第6図に示す矢印方向に移動し、このとき、両
送り板34a,34bが各カセツト2a,2bに
当接してこれをガイド体35に沿つて移動させ、
検出棒24が近接センサ25により検出されてモ
ータ21の回転が停止時、第6図に示すように空
のカセツト2bが回収側ストツク位置Cに位置す
るとともに、取出し側ストツク位置Aにあつたカ
セツト2aが物品取出し位置Bに送られ、引き続
きカセツト2aから物品1の取出しが継続され
る。また、カセツト2a,2bの移送後は、回転
軸30が第4図b図の矢印方向に90゜回転されて
各送り板34a〜34bがカセツト2a〜2cに
非係合状態となつた後に移動体33が第6図の反
矢印方向に移動され、第5図に示す元の位置に復
帰する。そして、取出し側ストツク位置Aに、第
6図に仮想線で示すように、物品1が充填された
他のカセツト2dを予備として置く。
そして、物品回収位置Dのカセツト2cが物品
1により満杯になると、これを検出してモータ3
2が駆動され、回転軸30が第4図a図の状態か
ら同c図の矢印方向に90゜回転され、第7図に示
すように回収側の2枚の送り板34c,34dが
対応する各カセツト2b,2cに対しそれぞれ係
合するよう突出される。この状態においてモータ
21が駆動して回転軸30が移動体23と一体に
第7図に示すように矢印方向に所定距離だけ移動
すると、この時、両送り板34c,34dが各カ
セツト2b,2cに当接してこれをガイド体35
に沿つて移動させ、同図に示すように回収側スト
ツク位置Cにあつた空のカセツト2bが回収位置
Dに位置されるから、この空のカセツト2bに物
品回収機構7によつて引き続き印刷済み物品1が
収容されていく。また、カセツト取出し位置Eに
送られた満杯のカセツト2cは1点鎖線矢印で示
すように適時取出され、第5図の状態となり、以
後同様の動作が繰り返えされる。
従つて、物品取出し位置Bにおいて物品1を取
り出した後の空のカセツト2bと取出し側ストツ
ク位置Aに予備として置かれたカセツト2aと
を、回転軸30の取出し側の2枚の送り板34
b,34aを係合させて回収側ストツク位置Cと
物品取出し位置Bとに同時に移動させ、空のカセ
ツト2bの回収側ストツク位置Cへの送りと物品
1の充填された新たなカセツト2aの物品取出し
機構6への補給が同時に行なわれる。一方、回収
側ストツク位置Cの空のカセツト2bの物品回収
機構7への補給と満杯となつたカセツト2cの物
品回収位置Dからの除去とが同時に行なわれ、時
間的なロスが少なく極めて能率的に作業を進めら
れる。
また、物品取出し位置Bと物品回収位置Dとが
並設されていることによりカセツト2a…2dの
移送距離が非常に短いことと、物品取出し側の2
個のカセツトの移送と物品回収側の2個のカセツ
トの移送とを単一の回転軸30に取り付けた各送
り板34a〜34dを選択的に係合させることに
よつて行なう構成としたこととにより、非常に簡
単な構成になつている。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものでは
なく、請求の範囲に基いて種々の実施態様が考え
られるのは勿論であり、例えば、取出し側ストツ
ク位置Aおよび回収側ストツク位置Cは1個所に
限らず2個所づつ設けてもよく、斯る場合は回転
軸30に6枚の送り板を設ければよい。
〈考案の効果〉 以上のように本考案の立体物品印刷装置のよる
と、物品取出し機構および物品回収機構が、略環
状の物品搬送路の始端および終端の側部近傍に位
置されているとともに、カセツトが直立状態で移
送されるので、占有面積が大幅に小さくなつて相
当の小型化を達成できる。
また、カセツトが、直立状態で移送されるとと
もに、物品の充填された取出し側ストツク位置の
カセツトと空になつた物品取出し位置のカセツト
とが同時に移送され、且つ回収側ストツク位置の
空のカセツトと物品が充填された物品回収位置の
カセツトとが同時に移送されるので、それぞれの
カセツト移送距離が極めて短く、格段に高速化で
きる。
【図面の簡単な説明】
各図面は本考案の立体物品印刷装置の一実施例
を示し、第1図は斜視図、第2図はカセツト移送
機構の詳細を示す斜視図、第3図はカセツトから
物品を取出し搬送する状態を示す斜視図、第4図
a〜cはそれぞれカセツト移送機構における回転
軸の回転による各送り板の位置関係を示す切断右
側図、第5図乃至第7図はそれぞれカセツトの移
送順序を示すカセツト移送機構の一部の平面図で
ある。 1……被印刷物品、2,2a〜2d……カセツ
ト、3……開口溝、5……カセツト移送機構、6
……物品取出し機構、7……物品回収機構、8…
…往路側チエーンコンベア、9……往路側搬送レ
ール、10……復路側搬送レール、11……復路
側搬送コンベア、12……転送チエーンコンベ
ア、14……物品印刷機、23……移動体、30
……回転軸、32……モータ、34a,34b…
…取出し側送り板、34c,34d……回収側送
り板、35……ガイド体、A……取出し側ストツ
ク位置、B……物品取出し位置、C……回収側ス
トツク位置、D……物品回収位置、E……カセツ
ト取出し位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全体として細長形筒状の一面に長手方向に沿つ
    た開口溝を有するカセツト内に積層状態に収容さ
    れたICフレームやLSIフレーム等の被印刷物品
    を、前記カセツトの一端開口から1個づつ遂次取
    出して取出し方向に対し直交方向にに移送し、物
    品上に印刷した後にこの印刷済み物品をカセツト
    内に収容する立体物品印刷装置であつて、直線状
    の往路の搬送方向終端とこの往路に並設した直線
    状の復路の搬送方向始端とが転送路で連結され且
    つ該往路の始端と復路の終端とを近接させて略環
    状となつた物品搬送路に沿つて物品を移送する物
    品移送機構と、前記往路の始端の近傍に並設され
    直立状態のカセツト内の最上部の物品を前記開口
    溝を介して順次取出して前記往路の始端に移送す
    る物品取出し機構と、前記物品搬送路を移送中の
    物品上に所定のマーク等を印刷する物品印刷機
    と、前記物品取出し機構に並設され前記復路の終
    端に移送された印刷済み物品を1個づつ直立状態
    のカセツト内に収容する物品回収機構と、前記物
    品取出し機構により物品が取出された空のカセツ
    トを前記物品回収機構に移送するカセツト移送機
    構とを具備し、このカセツト移送機構を、前記物
    品搬送路に沿つた直線状のカセツト移送路にカセ
    ツトの取出し側ストツク位置、前記カセツト取出
    し機構に対向した物品取出し位置、回収側ストツ
    ク位置、前記物品回収機構に対向した物品回収位
    置およびカセツト取出し位置をカセツト送り方向
    に向かつて順次設けたカセツト移送用ガイド体
    と、前記取出し側ストツク位置と前記物品取出し
    位置および前記回収側ストツク位置と物品回収位
    置の各2個づつのカセツトを個別に且つ同時に移
    送するカセツト送り機構とにより構成したことを
    特徴とする立体物品印刷装置。
JP1986025407U 1986-02-24 1986-02-24 Expired JPH0314361Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713749A (en) * 1980-06-30 1982-01-23 Toshiba Corp Marking machine
JPS5859842A (ja) * 1981-10-06 1983-04-09 Idec Izumi Corp 立体物品印刷装置

Patent Citations (2)

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