JPH0314292Y2 - - Google Patents

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JPH0314292Y2
JPH0314292Y2 JP1988024955U JP2495588U JPH0314292Y2 JP H0314292 Y2 JPH0314292 Y2 JP H0314292Y2 JP 1988024955 U JP1988024955 U JP 1988024955U JP 2495588 U JP2495588 U JP 2495588U JP H0314292 Y2 JPH0314292 Y2 JP H0314292Y2
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JP
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metal strip
conical
grindstones
slopes
burrs
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JP1988024955U
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JPS63151260U (ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は頂角方向を対向せしめて互いに逆回転
する2個の円錐形回転砥石を適当な間隔をおいて
接近させ、その間に、張力を与えながら移動させ
るようにした薄い金属条材の幅方向の両端縁を回
転砥石の両斜面部にそれぞれ接触させて金属条材
の両端縁に生じる互いに逆方向のバリを一挙に取
り去る薄い金属条材のバリ取り装置である。
薄い金属帯からプレス、スリツタなどの切断器
を用いて幅の狭いリボン状の条材を得るとき、こ
のような金属条材は一般に両縁に反対方向にバリ
を生じる。従来この種のバリ取りにはグライン
ダ、回転刃物などで行なわれているが、金属条材
の幅が5mmから20mm程度と狭く、板厚が0.1mm以
下、特に0.03mm以下の例では、バリ取りの研磨工
具や金属条材の適当な位置決め及び調整が極めて
困難で、金属条材を傷めたり、バリの取り残しな
どのために、生産能率が悪く商品価値を損なうな
どの欠点があつた。
また、従来、実開昭53−42296号公報及び実開
昭55−129752号公報に開示されるバリ取り装置も
知られているが、これらのバリ取り装置は、薄い
金属条材の両端縁に生じる互いに逆方向のバリを
取り除くに適したものでなく、これらのバリ取り
装置の場合も、研磨工具や金属条材の適当な位置
決め及び調整が極めて困難で、金属条材を傷めた
り、バリの取り残しなどのために、生産能率が悪
く商品価値を損なうなどの欠点があつた。
それ故に、本考案の課題は、研磨工具及び金属
条材の位置決めや調整が容易で、金属条材を傷め
たり、バリの取り残しのないバリ取り装置を提供
することにある。
本考案によれば、2個の円錐形砥石及び引張部
を有し、上記2個の円錐形砥石は、これらの斜面
が間隔を置いて対向し且つ実質的に平行になるよ
うに互いに逆向きに対向配置されており、上記引
張部は、上記対向する斜面の間に通された金属条
材を引つ張るものであり、更に、上記2個に円錐
形砥石は、上記引張部により移送される際の上記
金属条材の幅方向における上記対向する斜面の間
隔を上記金属条材の幅よりも小さく設定すること
により上記金属条材にひねりを加えた状態で上記
金属条材の側縁部と接触し、且つ該金属条材と接
触する部分が上記金属条材の移送方向と逆方向に
回転するように駆動されることを特徴とする薄い
金属条材のバリ取り装置が得られる。
第1図および第2図は本考案の一実施例による
薄い金属条材のバリ取り装置の要部を示す。
本実施例のバリ取り装置は、2個の円錐形砥石
2,3、引張部(図示せず)、及び回転駆動源4,
5から成る。
金属条材1は切断の時その両縁に反対方向にバ
リ1aおよび1bが生じる。この金属条材1のバ
リ1aおよび1bに対応して、円錐形砥石2,3
を互いに頂角方向を逆向きにし且その回転中心軸
を上下方向にずらして、バリ1aには砥石2の斜
面が、バリ1bには砥石3の斜面が接するように
2個の円錐形砥石2,3を配置してある。即ち、
2個の円錐形砥石2,3は、これらの斜面が間隔
を置いて対向し且つ平行になるように互いに逆向
きに対向配置されている。尚、これらの斜面は互
いに完全に平行になる必要がなく、一方の斜面が
他方の斜面に対して多少傾いていても構わず、平
行かそれに近い状態であれば良く、即ち、これら
の斜面は、実質的に平行であれば構わない。
各円錐形砥石2,3は、同方向から見て互いに
逆回転となるように回転駆動源4,5で図におけ
る矢印の方向に回転させられる。
2個の円錐形砥石2,3の対向する斜面の間に
は、金属条材1が通される。この金属条材1は、
引張部により矢印の方向に引つ張られる。この結
果、金属条材1には、張力Pが生じる。引張部と
しては、従来から存在する引張装置、例えば、リ
ボン状物を挟持するように対向配置した2本のロ
ーラと、これらのローラを回転駆動してリボン状
物を移送させるモータとから成るものや、リボン
状物が巻き付けられるリールと、このリールを回
転させてリボン状物を巻き取らせるモータとから
成るもの等を用いれば良く、これらの他にも引張
部は色々考えられ、従つて、引張部は特に限定さ
れない。
2個の円錐形砥石2,3の対向する斜面の間隔
は、引張部により移送される際の金属条材1の幅
方向、即ち、本実施例の場合水平方向において、
金属条材1の幅よりも小さく設定されている。こ
のように設定されていると、第2図aに示すよう
に、金属条材1は、ひねられた状態でないと、こ
の対向する斜面の間を通過することができない。
従つて、この対向する斜面の間を通過する金属条
材1は、ひねりを加えられた状態でその側縁部が
それぞれ円錐形砥石2,3の斜面に接触する。
また、2個の円錐形砥石2,3は、金属条材1
と接触する部分が、金属条材1の移送方向と逆方
向に回転するようにそれぞれ矢印の方向に回転駆
動される。このように構成してあるので、円錐形
砥石2,3と金属条材1のバリは、互いに逆方向
に移動しながら接触するので、効率良くバリを取
り除くことができる。
次に、図面に基づき本実施例の動作について説
明する。
2個の円錐形砥石2,3の対向する斜面の間に
金属条材1を通し、この金属条材1を引張部によ
り、矢印の方向に移動させると、円錐形砥石2,
3の間で移動している金属条材1には張力Pが生
じ、金属条材1は復元力が生じるようにひねられ
ているので、金属条材1両縁のバリ1a,1bの
部分にFa,Fbのような力が加わり円錐形砥石2,
3と密着するようになり、円錐形砥石2,3の回
転によつてバリ1a,1bが削られて、金属条材
1のバリを取り除くことができる。
以下、本考案の効果について説明する。
本考案は、2個の円錐形砥石の対向する斜面の
間に生じた間隙に金属条材をひねりを加えて通す
ようにしたので、バリ取りの際、金属条材が多少
ずれても、金属条材の斜面に対する角度が多少変
化するだけで、金属条材の両側縁が円錐形砥石の
斜面から離れることがなく、従つて、金属条材が
多少ずれても金属条材のバリ取りに支障がない。
また、このように金属条材が多少ずれてもバリ取
りに支障がないので、円錐形砥石や金属条材の位
置調整を極めて容易に行うことができ、金属条材
の位置を決めるためのガイドローラーを特に必要
としない。
また2個の円錐形砥石間の対向する斜面の間隔
を調整することによつて、金属条材の復元力の大
きさを調整でき、バリの大きさに応じて円錐形砥
石にあたる力を調節することもできるので、金属
条材を傷つけることなくバリのみを連続的に取り
除くことができる。
以上述べたように本考案によれば、連続して効
率よく、金属条材を傷つけることなく、バリのみ
を取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の位置実施例によるバリ取り装
置のバリ取り部分の斜視図、第2図は同バリ取り
部分の円錐形砥石の位置関係を示す図でaは正面
図、bは平面図である。 1……金属条材、1a,1b……バリ、2,3
……円錐形砥石、4,5……回転駆動源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1,2個の円錐形砥石及び引張部を有し、上記
    2個の円錐形砥石は、これらの斜面が間隔を置い
    て対向し且つ実質的に平行になるように互いに逆
    向きに対向配置されており、上記引張部は、上記
    対向する斜面の間に通された金属条材を引つ張る
    ものであり、更に、上記2個の円錐形砥石は、上
    記引張部により移送される際の上記金属条材の幅
    方向における上記対向する斜面の間隔を上記金属
    条材の幅よりも小さく設定することにより上記金
    属条材にひねりを加えた状態で上記金属条材の側
    縁部と接触し、且つ該金属条材と接触する部分が
    上記金属条材の移送方向と逆方向に回転するよう
    に駆動されることを特徴とする薄い金属条材のバ
    リ取り装置。
JP1988024955U 1988-02-29 1988-02-29 Expired JPH0314292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988024955U JPH0314292Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29

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JP1988024955U JPH0314292Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29

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JPS63151260U JPS63151260U (ja) 1988-10-05
JPH0314292Y2 true JPH0314292Y2 (ja) 1991-03-29

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ID=30824657

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5342296B2 (ja) * 1974-10-17 1978-11-10

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5625774Y2 (ja) * 1976-09-17 1981-06-18
JPS55129752U (ja) * 1979-03-05 1980-09-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5342296B2 (ja) * 1974-10-17 1978-11-10

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JPS63151260U (ja) 1988-10-05

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