JPH03141065A - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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JPH03141065A
JPH03141065A JP1280985A JP28098589A JPH03141065A JP H03141065 A JPH03141065 A JP H03141065A JP 1280985 A JP1280985 A JP 1280985A JP 28098589 A JP28098589 A JP 28098589A JP H03141065 A JPH03141065 A JP H03141065A
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JP
Japan
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speed
drum
capstan
phase
error
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JP1280985A
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Inventor
Kazusane Ihara
和実 伊原
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明は、磁気再生装置に関し、特に、磁気テープの走
行速度が異なる複数の再生モードを有する磁気再生装置
に関する。
[従来の技術] VTR(ビデオテープレコーダ)において、磁気テープ
の走行速度はキャプスタンによって制御され、再生時に
おける磁気テープからの信号の読取りを行なう磁気ヘッ
ドの磁気テープ上のトレース位置(トラッキング)およ
びトレース速度は回転ドラムおよびキャプスタンによっ
て制御される。
第3図は、VTRのキャプスタンおよびドラムと磁気テ
ープとの位置関係を示す図である。
図を参照して、キャプスタン5は、磁気テープ1に接し
て回転して、磁気テープ1を走行させる。
一方、ドラム2は、その周縁に少なくとも1対の磁気ヘ
ッド(図示せず)を取付けられ、その側面に磁気テープ
1を所定の角度で巻付けられて回転する。その結果、磁
気ヘッドが磁気テープ1をトレースし、磁気テープ1に
磁気記録された信号がドラム2に取付けられた磁気ヘッ
ドによって読取られる。
さて、VTRの場合、磁気テープ1上には、その走行方
向に対して斜めに、平行な複数のビデオトラックが形成
されており、1つのビデオトラックには1フイ一ルド期
間の映像信号が記録される。
したがって、通常の速さの再生時には、ドラム2周縁に
取付けられた磁気ヘッドが磁気テープ1上のビデオトラ
ックの各々を順次1フイ一ルド期間かかってトレースす
るように、ドラム2およびキャプスタン5が回転する。
ドラム2およびキャプスタン5は、各々、モータ3およ
び6によって駆動される。ドラム2の回転速度および回
転位相は各々、ドラム2に関して設けられた図示されな
いFG (f requency  generato
r)およびPG(pulse  generator)
によって計測される。
これらFGおよびPGの出力は、各々、ドラム2付近に
配されるFGヘッド7bおよびPGヘッド7al:誘起
される電圧である。同様に、キャプスタン5の回転速度
は、モータ6に関して設けられた図示されないFCによ
って計n1される。一方、キャプスタン5の回転位相は
、磁気テープ1のコントロールトラック記録されたコン
トロールパルスによって計測される。コントロールトラ
ックは、磁気テープ1の縁部に、その走行方向に対して
真直ぐに形成される。したがって、キャプスタン5の回
転速度および回転位相を計測するFGの出力およびコン
トロールパルスは、モータ6付近に配されるFGヘッド
7bおよび磁気テープ1の縁部に配される固定ヘッド7
aに誘起される電圧である。
ヘッド4aおよび4bからそれぞれ得られるPGの出力
(以下、PGC信号呼ぶ)およびFGの出力(以下、F
G倍信号呼ぶ)は、モータ3の回転を制御するために用
いられ、ヘッド7aおよび7bからそれぞれ得られたP
C信号およびコントロールパルスは、モータ6の回転を
制御するために用いられる。
一般に、PGC信号、回転体にその回転軸に対称に取付
けられた少な(とも1対の逆極性の磁石によって、この
磁石に対向して配されたPCヘッドに誘起される電圧で
ある。このようなPGC信号シュミットトリガ回路など
を;ti遇することによって、回転体が1回転するごと
に、回転体に取付けられた磁石対の数に等しい回数だけ
レベル反転する方形波となる。
一方、FG倍信号、一般に、回転体にその回転軸を中心
に形成された着磁面によって、この着磁面に対向して配
されるFCヘッドに誘起される電圧であり、回転体の回
転速度に比例した周波数を有する。このようなFC信号
はシュミットトリガ回路などを通過することによって、
回転体の回転速度に比例した周波数で連続的に発生する
パルスとなる。
モータ3および6は上記のようなPGC信号よヒF G
l’f号ならびにコントロールパルスに基づいて制御さ
れて、回転ドラムに取付けられた磁気ヘッドが再生速度
に応じた所定のトラッキングおよび速さで磁気テープ1
上をトレースするように、ドラム2およびキャプスタン
5の回転を制御する。
そのため、VTRは、ドラムの回転を制御するドラムサ
ーボ系およびキャプスタンの回転を制御するキャプスタ
ンサーボ系を含む。
キャプスタンサーボ系は、キャプスタンの回転速度を制
御する速度制御系およびキャプスタンの回転位相を制御
する位相制御系によって構成され、ドラムサーボ系も、
ドラムの回転速度を制御する速度制御系およびドラムの
回転位相を制御する位相制御系によって構成される。キ
ャプスタンおよびドラムの回転は、最終的には位相制御
系によって制御されるが、位相制御系はキャプスタンお
よびドラムの回転の微調整のための系であり、キャプス
タンおよびドラムの回転速度が再生モードに対応した所
定の速度に近い範囲内にあるときにしか有効でない。そ
こで、キャプスタンおよびドラムの回転速度をこのよう
な範囲まで引き込むために速度制御系が設けられる。つ
まり、速度制御系によってドラムおよびキャプスタンの
回転速度が位相制御可能な範囲まで引き込まれると、位
相制御系によってドラムおよびキャプスタンの回転が、
ドラムに取付けられた磁気ヘッドが磁気テープ上を再生
モードに応じた適正なトラッキングをとりながら適正な
速度でトレースするように位相ロックされる。
第2図は、従来のVTRのドラムサーボ系およびキャプ
スタンサーボ系の構成を示す概略プロ・ツク図である。
図を参照して、第3図におけるFGヘッド4bによって
読取られたドラム側のFG倍信号シュミット増幅器A2
によって波形整形されて前述のようなパルスとなった後
、速度系誤差検出器12および位相系比較信号発生器8
に入力される。
速度系誤差検出器12は、後述する速度系比較基準信号
発生器13からの速度基準信号に基づいて、シュミット
増幅器A2からのFC信号の周波数と、そのときの再生
モードに応じたドラム回転速度に対応する適正な周波数
とのずれの大きさに応じたレベルの信号を誤差検出出力
として出力する。つまり、速度誤差検出器12において
は、FG倍信号対して、前記適正な周波数を基準とした
周波数弁別が行なわれる。速度系誤差検出器12からの
誤差検出出力は、速度系誤差変換出力回路14によって
、ドラムを駆動するモータ3の回転速度を制御するのに
適した形式、すなわち、直流電圧に変換された後加算器
15に与えられる。
一方、第3図においてPGヘッド4aによって読取られ
たドラム側のPGC信号、シュミット増幅器A1によっ
て波形整形されて前述のような方形波となった後位相系
比較信号発生S8に入力される。
位相系比較信号発生器8は、シュミット増幅器A1およ
びA2を各々介して与えられるドラム側のPGC信号よ
びFG倍信号基づいて、後述する位相系誤差検出器9に
おいて行なわれる位相誤差検出に適した形式の、ドラム
の回転位相を表わす信号(位相比較信号)を作成して位
相系誤差検出器9および後述する位相系比較信号発生器
20に与える。
具体的は、位相系比較信号発生器8は、シュミット増幅
器A1からのPGC信号、シュミット増幅器A2からの
FC信号を基準にドラムの回転位置を示す信号、すなわ
ち前述の位相比較信号(−般ニは磁気ヘッドを切換える
ためのヘッド切換信号)に変換する。
次に、位相系誤差検出器9が、後述する位相系比較信号
発生器10からの位相基準信号に基づいて、位相系比較
信号発生器8からの位相比較信号と、そのときの再生モ
ードに応じた適正な位相で回転する回転ドラムから得ら
れる位相比較信号とのずれを検出して、そのずれの大き
さに応じたレベルの信号を位相誤差検出出力として出力
する。
つまり、位相系誤差検出器9では、PGC信号対して、
前記適正な位相を基準とした位相弁別が行なわれる。
位相系誤差検出器9の誤差検出出力は、位相系誤差変換
出力回路11によって、ドラムを駆動するモータ3の回
転速度を制御するのに適した形式(直流電圧)に変換さ
れた後、加算器15に与えられる。
加算器15は、位相系誤差変換出力回路11および速度
系誤差変換出力回路14からそれぞれ与えられる直流電
圧を加算して増幅器A5に与える。
増幅器A5は、加算器15の出力をバッファし最終的な
モータ3への制御信号として、増幅器A5と接地との間
に抵抗rlを介して接続されるモータ3に付与する。モ
ータ3は増幅器A5からの制両信号に従って、減速また
は加速される。つまり、モータ3は、ドラムの回転速度
および回転位相を選択された再生モードに適合させるよ
うに動作する。
なお、位相系比較基準信号発生器10および速度系比較
基準信号発生器13は各々、常に一定の周波数およびレ
ベルの基準信号を出力する。
以上のように、ドラムの回転は、シュミット増幅器AI
、位相系比較信号発生器81位相系誤差検出器92位相
系比較基準信号発生器10.および位相系誤差変換出力
回路11によって構成される位相系回路部と、シュミッ
トアンプA2.速度系誤差検出器12.速度系比較基準
信号発生器13、および速度系誤差変換出力回路14に
よって構成される位相系回路部と、加算器15と、増幅
器A5と、モータ3とによって構成されるドラムサーボ
系制御ブロックSAによって制御される。
一方、キャプスタンの回転は、上述のドラムサーボ系制
御ブロックSAと同様の構成を有するキャプスタンサー
ボ系制御ブロックSBによって制御される。
すなわち、第3図におけるキャプスタン側のFGへラド
7bからのFG倍信号、シュミットアンプA3を介して
速度系誤差検出器16に与えられ、ここで、速度系比較
基準信号発生器17からの一定の基準信号に基づいて周
波数弁別される。その結果、速度系誤差検出器16から
は、実際のキャプスタンの回転速度と、そのときの再生
モードに応じた適正なそれとの間のずれを示す誤差検出
出力が出力される。この誤差検出出力は、速度系誤差変
換出力回路18によってモータ6を制御できる形式に変
換された後、加算器22において、後述する、位相系誤
差変換出力回路21の出力と加算される。
一方、第3図における固定ヘッド7aによって読取られ
たコントロールパルスは、シュミット増幅器A4を介し
て位相系誤差検出器19に与えられる。位相系誤差検出
器19は、このコントロールパルスから、位相系比較基
準信号発生器20が出力する基準信号に基づいて、キャ
プスタン5の実際の回転位相とそのときの再生モードに
応じた適正なそれとのずれに対応するレベルの信号、す
なわち、誤差検出出力を作成し出力する。ただし、位相
系比較基準信号発生器20は、ドラムサーボ系制御ブロ
ックSAの位相系比較基準信号発生器10と異なり、ド
ラムサーボ系制御ブロックSA内の位相系比較基準信号
発生器8が出力する位相比較信号に基づいて、基準信号
を作成し出力する。
これは、キャプスタンとドラムとの間の相対速度を所定
値に保持し、かつ、キャプスタンの回転位相とドラムの
回転位相との関係を、そのときの再生モードに対応した
トラッキングがとられるように制御するためである。つ
まり、位相系比較基準信号発生器20からは、ドラムの
回転位相および回転速度に追随した基準信号が出力され
る。その結果、位相系誤差検出器19からは、キャプス
タンとドラムの相対速度およびトラッキングが適正化さ
れるようにキャプスタンの回転位相を制御できる誤差検
出出力が出力される。この誤差検出出力は、位相系zt
誤差換出力回路21を介して加算器22に与えられる。
このように、VTRでは、一般に、磁気テープのコント
ロールトラックから読取られたコントロールパルスがキ
ャプスタンの回転位相を示すキャプスタン側のPG倍信
号して用いられる。
加算器22の出力は、最終的なモータ6への制御信号と
して、増幅器A6を介して、増幅器A6と接地との間に
抵抗「2を介して接続されるモータ6に付与される。こ
の結果、モータ6によって駆動されるキャプスタンは、
その回転速度および位相をそのときの再生モードに適合
した状態に保持されながら回転する。
なお、位相系誤差変換出力回路11および21ならびに
、速度系誤差変換出力回路14および18は、たとえば
、入力信号のレベルに応じたデユーティ比で一定レベル
のパルスを出力するPWM(パルス幅変調器)である。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように従来のVTRに代表される磁気再生装置に
おいては、磁気テープの走行速度を決定するキャプスタ
ンの回転速度および磁気テープに対する磁気ヘッドのト
レース速度およびトラッキングを決定するドラムの回転
速度が各々個別に制御される。このため、装置の再生モ
ードが、通常の速さで再生が行なわれる通常再生モード
から、早送り再生やスローモーション再生が行なわれる
特殊再生モードに切換えられたとき、あるいは、逆に特
殊再生モードから通常再生モードに切換えられたときに
次のような問題が生じた。
上記のような再生モード切換時には、磁気テープの走行
速度、磁気テープに対する磁気ヘッドのトレース速度、
およびトラッキングが選択された再生モードに適合する
ものとなるように、ドラムサーボ系およびキャプスタン
サーボ系が動作する。
すなわち、第2図に示される例では、位相系誤差検出2
S9および19ならびに速度系誤差検出器12および1
6における位相弁別および周波数弁別が選択された再生
モードに対応する、ドラム回転位相およびキャプスタン
回転位相ならびにドラム回転速度およびキャプスタン回
転速度を基準に行なわれる。
しかし、ドラムサーボ系の種々の条件、具体的には、ド
ラム駆動するモータのトルクやイナーシャ等のモータ自
身の特性、ドラムサーボ系全体の負荷等が、キャプスタ
ンサーボ系のそれらと異なるために、ドラムおよびキャ
プスタンの回転速度は選択された再生モードに対応する
所定値に同時には安定しない。このため、再生モードが
切換わってから、ドラムおよびキャプスタンの回転速度
がそれぞれ所定値に安定するまでの過渡期間において、
ドラムとキャプスタンとの相対速度は、磁気テープ上を
磁気ヘッドに正しくトレースさせるのに適した所定値か
ら大きくずれる。
さて、従来の磁気再生装置では、ドラムとキャプスタン
との間の相対速度を所定値に保持するために、キャプス
タンの回転位相がドラムの回転位相に従って制御される
。たとえば、第2図においてはドラム側のPG倍信号基
づいて作成された位相比較信号に基づいて、キャプスタ
ンの回転位相を制御するための基準信号が作成された。
しかし、前述したように、ドラムおよびキャプスタンの
回転位相は、それぞれドラムおよびキャプスタンの回転
速度がそのときの再生モードに対応した所定値に近い値
まで変化するまでは、制御され得ない。このため、キャ
プスタンの回転位相がドラムの回転位相に従って制御さ
れるようにキャプスタンサーボ系が構成されていても、
キャプスタンの回転位相はキャプスタンおよびドラムの
回転速度が共に所定値にある程度近い値まで変化するま
では制御され得ない。つまり、ドラムおよびキャプスタ
ンの回転速度がそれぞれ、位相制御可能な範囲まで変化
するまではドラムとキャプスタンとの間の相対速度は所
定値に安定しない。
このようにドラムとキャプスタンとの間の相対速度が所
定値からずれると、磁気テープに対する磁気ヘッドのト
レース速度およびトラッキング適正でなくなるため、磁
気ヘッドによって読取られた信号が本来再生されるべき
速さで再生されない。
つまり、読取られた信号に時間的な伸縮現象が生じる。
たとえば、VTRにおいては再生モードが特殊再生モー
ドから通常再生モードにまたは、通常再生モードから特
殊再生モードに切換えられた直後には、再生された映像
信号における1水平走査周期が本来の長さとならないと
いう、水平同期信号周期の変動現象が生じる。この結果
、再生モード切換時に画面上に映し出される画像は見苦
しいものとなる。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、再生モ
ードの切換による再生信号の伸縮現象を回避し、再生モ
ード切換時の再生画像の画質を向上させることができる
磁気再生装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するために本発明にかかる磁気
再生装置は、磁気テープにヘリカルに磁気記録された情
報を少なくとも2つの再生モードで再生可能であり、磁
気テープを走行させるテープ送り手段と、磁気テープに
記録された情報を読取る磁気ヘッドを有する回転ドラム
と、回転ドラムの回転速度を検出する回転速度検出手段
と、テープ送り手段のテープ送り速度を検出するテープ
送り速度検出手段と、回転速度検出手段の検出出力に基
づいて、回転ドラムの回転速度をそのときの再生モード
に適合するように制御するための第1の制御信号を導出
する第1の制御信号導出手段と、テープ送り速度検出手
段の検出出力に基づいて、テープ送り手段のテープ送り
速度をそのときの再生モードに適合するように制御する
ための第2の制御信号を導出する第2の制御信号導出手
段とに加えて、再生モード間の切換に応答して、テープ
送り速度検出手段の検出出力に基づいて、第1の制御信
号導出手段によって導出された第1の制御信号を補正す
る第1の補正手段と、再生モード間の切換に応答して、
回転速度検出手段の検出出力に基づいて、第2の制御信
号導出手段によって導出された第2の制御信号を補正す
る第2の補正手段とを備える。
[作用] 本発明にかかる磁気再生装置は上記のように、u転ドラ
ムの回転速度を制御するための第1の制御信号導出手段
によって導出された第1の制御信号および、テープ送り
手段のテープ送り速度を制御するための第2の制御信号
導出手段によって導出された第2の制御信号を、再生モ
ードの切換に応答して、それぞれ、テープ送り速度検出
手段の検出出力および回転速度検出手段の検出出力に基
づいて補正する第1および第2の補正手段を含む。
このため、再生モード切換時には、回転ドラムの回転速
度とテープ送り手段のテープ送り速度とが互いに、関連
づけられて制御されることが可能となる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す、複数の再生モードを
有するVTRのドラムサーボ系およびキャプスタンサー
ボ系の概略ブロック図である。
図を参照して、このVTRのドラムサーボ系11J御ブ
ロツクSAは、第2図に示される従来のそれに含まれる
機能部と同様の機能部に加えて、速度系誤差検出器12
と速度系誤差変換出力回路14との間に設けられるスイ
ッチ回路SW1および速度補正演算部23を含む。
同様に、このVTRのキャプスタンサーボ系制御ブロッ
クSBは、第2図に示される従来のそれに含まれる機能
部と同様の機能部に加えて、速度系誤差検出器16と速
度系誤差変換出力回路18との間に設けられ、スイッチ
回路SW2および速度補正演算部24を含む。
なお、本実施例においても、コントロールパルスがキャ
プスタンの回転位相を示すキャプスタン側のPG倍信号
して用いられる。
スイッチ回路SWIは、VTRに一般的に備えられてい
るマイコン(図示せず)によって制御されて、速度系誤
差検出器12が出力する1%差検出出力を速度系誤差変
換出力回路14または速度補正演算部23のいずれかに
選択的に与える。
同様に、スイッチ回路SW2も前記マイコンによって制
御されてスイッチ回路SW1と連動して動作し、速度系
誤差検出器16が出力する誤差検出出力を速度系誤差変
換出力回路18または速度補正演算部24のいずれかに
選択的に与える。
具体的には、スイッチ回路SWIが速度系誤差検出器1
2の出力を速度補正演算部23に与える期間および、ス
イッチ回路SW2が速度系誤差検出器16の出力を速度
補正演算部24に与える期間は、再生モードが切換わっ
てからドラムおよびキャプスタンの回転速度が共に選択
された再生モードに対応する所定値に近い値まで十分に
引き込まれ、回転位相制御が可能となるまでの期間(過
渡期間)に設定される。そして、このような過渡期間以
外の期間には、スイッチ回路SWIおよびSW2は、そ
れぞれ、速度系誤差検出器12および16の誤差検出出
力を直接速度系誤差変換出力回路14および18に与え
る。
スイッチ回路SWIおよびSW2を上記のように制御す
るべく、マイコンは、再生モードに変化がないときには
、速度系誤差検出器12および16の出力が速度系誤差
変換出力回路14および18に直接与えられるようにス
イッチ回路SWIおよびSW2の内部接続状態を設定す
る。そして、外部スイッチ(図示せず)からの再生モー
ドの切換に応答して、マイコンがスイッチ回路SWIお
よびSW2にこれらの内部接続状態を前記の状態(通常
状態)とは逆の状態に切換える切換信号を出力し、予め
定められた時間、すなわち、キャプスタンおよびドラム
の回転速度が十分に目標値に引き込まれるのに要すると
考えられる予想時間経過した後、前記切換信号の出力を
中止して、スイッチ回路SWIおよびSW2の内部接続
状態を通常状態に戻す。
さて、過渡期間において、ドラムサーボ系SAの速度補
正演算部23は、キャプスタンサーボ系の速度系誤差検
出器16の検出出力、すなわち、キャプスタンの回転速
度の所定値からのずれの大きさと、スイッチ回路SWI
を介して与えられる速度系誤差検出器12の誤差検出出
力、すなわち、ドラムの回転速度の所定値からのずれの
大きさと比較して、その比較結果に応じてスイッチ回路
SW1からの誤差検出出力を補正する。
具体的には、たとえば、この比較結果が、キャプスタン
の回転速度の所定値からのずれの割合がドラムの回転速
度の所定値からのずれの割合よりも大きいことを示すも
のであれば、すなわち、ドラムの方がキャプスタンより
も早く所定の回転速度に引き込まれつつあれば、速度補
正演算部23は、ドラムの回転速度の所定値からのずれ
の割合をキャプスタンのそれに合わせるべく、スイッチ
回路SW1を介して与えられる誤差検出出力のレベルを
小さくしてドラムの回転速度が所定値に引き込まれるの
を遅くする。
逆に、前記比較結果が、キャプスタンの方がドラムより
も早く所定の回転速度に引き込まれつつあることを示す
ものであれば、速度補正演算部23は、ドラムの回転速
度が早く所定値に引き込まれるように、スイッチ回路S
W1を介して与えられる誤差検出出力のレベルを大きく
する。
同様に、キャプスタンサーボ系SBの速度演算補正部2
4は、ドラムサーボ系SAの誤差検出器12が出力する
誤差検出出力と、スイッチ回路SW2を介して与えられ
る速度系誤差検出器の誤差検出出力とを比較することに
よってドラムの回転速度の所定値からのずれの割合とキ
ャプスタンのそれとを比較して、スイッチ回路SW2を
介して与えられる誤差検出出力に比較結果に応じた補正
を加える。たとえば、前記比較結果が、ドラムの方がキ
ャプスタンよりも速く所定の回転速度に引き込まれつつ
あることを示すものであれば、速度補正演算部24は、
キャプスタンの回転速度の所定値からのずれの割合をド
ラムのそれに合わせるべく、スイッチ回路SW2を介し
て与えられる誤差検出出力のレベルを大きくする。前記
比較結果が、前述のものと逆であれば、速度補正演算部
24はスイッチ回路SW2を介して与えられる誤差検出
出力のレベルを小さくする。
なお、速度補正演算部23および24における速度誤差
検出器12および16の各誤差検出出力に対する上記の
ような補正は、演算部23および24がそれぞれ、与え
られる2つの誤差検出出力の差に対して、キャプスタン
を駆動するモータ6およびドラムを駆動するモータ3の
それぞれの特性(イナーシャやトルク)や各サーボ系の
負荷等に基づいて予め決定された係数を用いた演算を行
なって得た信号を補正後の誤差検出出力として出力する
ことによって実現される。補正のための演算が上記のよ
うな情報(モータの特性や負荷等)に菖づいて設定され
るのは、モータ3および6の特性や各サーボ系の負荷に
よって、増幅器A5およびA6の出力と、モータ3およ
び6の減速度および加速度との相関関係が異なるためで
ある。
上記補正のための演算は、再生モードが切換えられてか
らドラムおよびキャプスタンの回転速度および位相が選
択されたモードに適合するものに安定するまでの過渡期
間において、ドラムの回転速度の所定値からのずれ(誤
差量)をキャプスタンのそれに合わせるか、逆に、キャ
プスタンの回転速度の誤差量をドラムのそれに合わせる
か、つまり、ドラムとキャプスタンのいずれに重みを置
くかも加味されて決定されねばならない。たとえば、ド
ラムに重みが置かれた場合、再生モード切換後の過渡期
間には、ドラムサーボ系制御プロッりSAにおいて速度
補正演算部23がドラムの回転速度の誤差量をキャプス
タンのそれに合わせるべく速度系誤差検出器12の誤差
検出出力に加える補正量の方が、キャプスタンサーボ系
#御ブロックSBにおいて速度補正演算部24が速度誤
差検出器16の誤差検出出力に加える補正量よりも小さ
くなるような演算が行なわれる。逆に、キャプスタンに
重みが置かれた場合には、キャプスタン側の速度補正演
算部24において速度系誤差検出器16の誤差検出出力
に加えられる補正量が、ドラム側の速度補正演算部23
において速度系誤差検出器12の誤差検出出力に加えら
れる補正量よりも小さくなるような演算が行なわれる。
このように、ドラムまたはキャプスタンのいずれか一方
に重みを置いた演算が速度補正演算部23および24に
おいて行なわれることによって、前記過渡期間において
ドラムの回転速度の:A誤差量キャプスタンのそれとが
、ドラムまたはキャプスタンのいずれかの回転速度の誤
差量に近い値に集束する。
前記過渡期間において、速度補正演算部23および24
によってそれぞれ上記のようにして補正された速度系誤
差検出器12および16の誤差検出出力は、それぞれ、
速度系誤差変換出力回路14および18に与えられる。
したがって、前記過渡期間においては、ドラムおよびキ
ャプスタンに対して、速度補正演算部23および24に
よって補正された誤差検出出力に対応した回転速度制御
が行なわれる。この結果、前記過渡期間においては、ド
ラムの回転速度の誤差量がキャプスタンのそれに合わさ
れながら、または、キャプスタンの回転速度の誤差量が
ドラムのそれに合わされながら、ドラムおよびキャプス
タンの回転速度が制御される。
さて、このような過渡期間が終了すると、スイッチ回路
SWIおよびSW2の内部接続状態は通常状態に戻され
る。この時点ではドラムおよびキャプスタンの回転速度
は位相制御可能範囲にあるため、ドラムとキャプスタン
との間の相対速度制御およびトラッキング制御は、従来
と同様にドラムの回転位相に基づくキャプスタンの口軽
位相制御によって実現される。
以上のように、本実施例では、再生モードの切換わりに
応答して、ドラムおよびキャプスタンの回転速度が同じ
速さで所定値に引き込まれるように、すなわち、これら
の間の相対速度が所定値に保持されながら、ドラムおよ
びキャプスタンの回転速度が制御される。そして、これ
らの回転速度が位相制御可能な範囲まで引き込まれた後
に、従来の同転位相制御によるドラムとキャプスタンと
の間の相対速度制御およびトラッキング制御が行なわれ
る。このため、再生モードが切換わった直後の過渡期間
において、ドラムとキャプスタンとの間の相対速度が所
定値から大きくずれることなく、ドラムおよびキャプス
タンの回転速度および位相は選択された再生モードに対
応したものに安定する。したがって、VTRにおいて従
来問題であった再生信号の伸縮現象が回避され、再生モ
ード切換時の再生画像の画質が向上される。
なお、本実施例においてはドラム側およびキャプスタン
側の誤差検出手段出力に対して補正を行なう期間が予め
設定された一定期間とされたが、キャプスタンおよびド
ラムの実際の回転速度に応じて決定されてもよい。たと
えば、ドラムの回転位相を表わす位相系誤差検出器9の
出力およびキャプスタンの回転位相を表わす位相系誤差
検出器19の出力をマイコンに人力しておき、マイコン
がこれらの誤差検出出力からドラムおよびキャプスタン
の回転速度が位相制御可能な範囲まで十分に引き込まれ
ているか否かを判別して、十分に引き込まれたと判別し
た時点でスイッチ回路SWIおよびSW2への切換信号
の付与を中止するような構成であってもよい。つまり、
スイッチ回路SW1およびSW2の内部接続状態を通常
状態に戻すタイミングが、ドラムおよびキャプスタンの
実際の回転速度の実際の引き込まれ具合に応じて決定さ
れてもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、再生モードの切換に応答
して成る期間、ドラムの回転速度およびテープ送り速度
を制御するための第1および第2の制御信号に対して互
いの速度に基づいた補正が加えられるため、再生モード
が切換わってからドラムの回転速度およびテープ送り速
度が選択された再生モードに適合したものに共に安定す
るまでの過渡期間において、ドラムとキャプスタンとの
間の相対速度が所定値から大きくずれることを回避でき
る。この結果、上記のような過渡期間においても磁気テ
ープから読取られた再生信号は時間的伸縮のない良好な
信号となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すVTRのキャプスタン
サーボ系およびドラムサーボ系の概略ブロック図、第2
図は従来のVTRのキャプスタンサーボ系およびドラム
サーボ系の概略ブロック図、第3図はVTRにおけるキ
ャプスタンおよびドラムと磁気テープとの位置関係を示
す図である。 図において、8は位相比較信号発生器、9および19は
位相系誤差検出器、10および20は位相系比較信号発
生器、11および21は位相系誤差変換出力回路、12
および16は速度系誤差検出器、13および17は速度
系比較基準信号発生器、14および18は速度系誤差変
換出力回路、SWlおよびSW2はスイッチ回路、23
および24は速度補正演算部、3および6はモータ、S
Aはドラムサーボ系制御ブロック、SBはキャプスタン
サーボ系制御ブロックである。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 磁気テープにヘリカルに磁気記録された情報を、少なく
    とも2つの再生モードで再生可能な磁気再生装置であっ
    て、 前記磁気テープを走行させるテープ送り手段と、前記磁
    気テープに記録された情報を読取る磁気ヘッドを有する
    回転ドラムと、 前記回転ドラムの回転速度を検出する回転速度検出手段
    と、 前記テープ送り手段のテープ送り速度を検出するテープ
    送り速度検出手段と、 前記回転速度検出手段の検出出力に基づいて、前記回転
    ドラムの回転速度をそのときの再生モードに適合するよ
    うに制御するための第1の制御信号を導出する第1の制
    御信号導出手段と、 前記テープ送り速度検出手段の検出出力に基づいて、前
    記テープ送り手段のテープ送り速度をそのときの再生モ
    ードに適合するように制御するための第2の制御信号を
    導出する第2の制御信号導出手段と、 再生モード間の切換に応答して、前記テープ送り速度検
    出手段の検出出力に基づいて、前記第1の制御信号導出
    手段によって導出された前記第1の制御信号を補正する
    第1の補正手段と、 前記再生モード間の切換に応答して、前記回転速度検出
    手段の検出出力に基づいて、前記第2の制御信号導出手
    段によって導出された前記第2の制御信号を補正する第
    2の補正手段とを備えた、磁気再生装置。
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