JPH0552581B2 - - Google Patents
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- JPH0552581B2 JPH0552581B2 JP58104389A JP10438983A JPH0552581B2 JP H0552581 B2 JPH0552581 B2 JP H0552581B2 JP 58104389 A JP58104389 A JP 58104389A JP 10438983 A JP10438983 A JP 10438983A JP H0552581 B2 JPH0552581 B2 JP H0552581B2
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Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/1808—Driving of both record carrier and head
- G11B15/1875—Driving of both record carrier and head adaptations for special effects or editing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は静止画再生装置に関し、特に、サー
ボ系のためのコントロールパルスを記録したトラ
ツクを持たず、いわゆるヘリカルスキヤン型ビデ
オテープレコーダ(VTR)のビデオトラツク中
に、ビデオ信号と同時にサーボ制御用パイロツト
信号を記録したVTRにおける静止画再生装置に
関する。
ボ系のためのコントロールパルスを記録したトラ
ツクを持たず、いわゆるヘリカルスキヤン型ビデ
オテープレコーダ(VTR)のビデオトラツク中
に、ビデオ信号と同時にサーボ制御用パイロツト
信号を記録したVTRにおける静止画再生装置に
関する。
従来より、コントロールパルスが専用トラツク
中に書込まれたVTRでノイズレスの静止画を再
生するためには、キヤプスタンの間欠駆動を行な
うノイズレススロー動作を数回行なつてノイズレ
スの静止画を得る方法が一般に用いられている。
間欠駆動とは、まず所定時間(約10〜40msec)
のキヤプスタンモータの起動を行なつて、テープ
を所定の(通常再生時に近似の)走行速度V0ま
で立ち上げる。以下、この動作を力行モードと称
する。その後、走行速度V0なる一定速度におい
て磁気テープを走行させる(以下、このモードを
定速モードと称する)が、この期間中にコントロ
ールパルスを検出すれば、即座にもしくは若干の
時間経過後に、所定の期間(約数msecないし
30msec程度)キヤプスタンモータを制動(以下、
このモードを制動モードと称する)し、磁気テー
プの走行を停止させる。この状態で回転ビデオヘ
ツドがビデオトラツクを走査するときに画像にノ
イズが現われないように上述の力行制動および定
速モードの期間を加減して、磁気テープの送り量
を調整することが行なわれる。
中に書込まれたVTRでノイズレスの静止画を再
生するためには、キヤプスタンの間欠駆動を行な
うノイズレススロー動作を数回行なつてノイズレ
スの静止画を得る方法が一般に用いられている。
間欠駆動とは、まず所定時間(約10〜40msec)
のキヤプスタンモータの起動を行なつて、テープ
を所定の(通常再生時に近似の)走行速度V0ま
で立ち上げる。以下、この動作を力行モードと称
する。その後、走行速度V0なる一定速度におい
て磁気テープを走行させる(以下、このモードを
定速モードと称する)が、この期間中にコントロ
ールパルスを検出すれば、即座にもしくは若干の
時間経過後に、所定の期間(約数msecないし
30msec程度)キヤプスタンモータを制動(以下、
このモードを制動モードと称する)し、磁気テー
プの走行を停止させる。この状態で回転ビデオヘ
ツドがビデオトラツクを走査するときに画像にノ
イズが現われないように上述の力行制動および定
速モードの期間を加減して、磁気テープの送り量
を調整することが行なわれる。
しかしながら、コントロールパルスを検出でき
ない上述のパイロツト信号方式では、この方式を
用いることができず、たとえばビデオ用の磁気ヘ
ツドを圧電素子により、回転ドラムの回転方向と
は直角に振らせてノイズレスの静止画を得る方法
がある。また、画像にノイズが現われると、それ
をドロツプアウト信号として電気的に検出し、こ
の信号と画像のブランキング期間までの時間差を
検出して、この時間差に比例した量だけキヤプス
タンモータを駆動し、ノイズレスの静止画を得る
方法も用い得る。しかし、前述の方法は磁気ヘツ
ドを振らせるための電気的、機械的手段が種々必
要であり、高価になる。また、後者の方法では、
磁気テープ上に元々傷などがあつて、ドロツプア
ウト信号を出すときにはキヤプスタンモータが駆
動され続け、静止画が得られないという欠点があ
つた。
ない上述のパイロツト信号方式では、この方式を
用いることができず、たとえばビデオ用の磁気ヘ
ツドを圧電素子により、回転ドラムの回転方向と
は直角に振らせてノイズレスの静止画を得る方法
がある。また、画像にノイズが現われると、それ
をドロツプアウト信号として電気的に検出し、こ
の信号と画像のブランキング期間までの時間差を
検出して、この時間差に比例した量だけキヤプス
タンモータを駆動し、ノイズレスの静止画を得る
方法も用い得る。しかし、前述の方法は磁気ヘツ
ドを振らせるための電気的、機械的手段が種々必
要であり、高価になる。また、後者の方法では、
磁気テープ上に元々傷などがあつて、ドロツプア
ウト信号を出すときにはキヤプスタンモータが駆
動され続け、静止画が得られないという欠点があ
つた。
それゆえに、この発明の主たる目的は、比較的
簡単な構成で磁気テープが停止したときの回転ビ
デオヘツドと、ビデオトラツクとの相対的な位置
関係を求め、その後そのデータをもとにノイズレ
スの静止画が得られるべき位置まで、キヤプスタ
ンモータを駆動することによつて磁気テープを送
り、ノイズレスの静止画を得ることのできるよう
な静止画再生装置を提供することである。
簡単な構成で磁気テープが停止したときの回転ビ
デオヘツドと、ビデオトラツクとの相対的な位置
関係を求め、その後そのデータをもとにノイズレ
スの静止画が得られるべき位置まで、キヤプスタ
ンモータを駆動することによつて磁気テープを送
り、ノイズレスの静止画を得ることのできるよう
な静止画再生装置を提供することである。
この発明を要約すれば、磁気テープ上に記録さ
れているそれぞれの周波数が異なる4つのパイロ
ツト信号から第1および第2のフイルタによつて
隣接するトラツクに記録されているそれぞれ2つ
の周波数の成分を検出し、これらフイルタの出力
のレベルを比較するとともに、回転ヘツドの位置
を検出して電気信号に変換し、回転ヘツドの位置
信号の変化する時点と2つのフイルタ出力のレベ
ルを比較したときの変化の時点とに基づいて、そ
の時間差の大小に応じて変化する値を算出し、こ
の値をキヤプスタンモータの力行時間ならびに制
動時間とし、その力行および制動信号に応じてキ
ヤプスタンモータを駆動ないし制動するように構
成した静止画再生装置である。
れているそれぞれの周波数が異なる4つのパイロ
ツト信号から第1および第2のフイルタによつて
隣接するトラツクに記録されているそれぞれ2つ
の周波数の成分を検出し、これらフイルタの出力
のレベルを比較するとともに、回転ヘツドの位置
を検出して電気信号に変換し、回転ヘツドの位置
信号の変化する時点と2つのフイルタ出力のレベ
ルを比較したときの変化の時点とに基づいて、そ
の時間差の大小に応じて変化する値を算出し、こ
の値をキヤプスタンモータの力行時間ならびに制
動時間とし、その力行および制動信号に応じてキ
ヤプスタンモータを駆動ないし制動するように構
成した静止画再生装置である。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特
徴は以下に図面を参照して行なう詳細な説明から
一層明らかとなろう。
徴は以下に図面を参照して行なう詳細な説明から
一層明らかとなろう。
第1図はこの発明の一実施例の全体の概略ブロ
ツク図であり、第2図は第1図に示すフイルタの
一例を示す図であり、第3図は第1図に示す演算
回路の概略ブロツク図であり、第4図は第1図に
示すモータドライバの電気回路図である。
ツク図であり、第2図は第1図に示すフイルタの
一例を示す図であり、第3図は第1図に示す演算
回路の概略ブロツク図であり、第4図は第1図に
示すモータドライバの電気回路図である。
まず、第1図ないし第4図を参照してこの発明
の一実施例の構成について説明する。第1図にお
いて、磁気テープ1は矢印2の方向に送られる
が、それはキヤプスタンモータ12によつて回転
駆動されるキヤプスタン軸13とピンチローラ1
4との間に磁気テープ1を挾み付けて行なわれ
る。回転ドラム4はドラムモータ3によつて定速
回転が行なわれ、この回転ドラム4には4つの磁
気ヘツド5ないし8が搭載されている。これらは
いわゆる公知のヘリカルスキヤン型VTRヘツド
であつて、今磁気ヘツド5と6は互いにアジマス
角が異なり、回転軸に対して対称の位置に設けら
れているものとする。磁気ヘツド7と8も同様に
して軸対称の位置にあるが、そのアジマス角はと
もに等しいものとし、しかもそのアジマス角は磁
気ヘツド5のアジマス角に等しいものとする。2
個の磁石9,10は回転ドラム4と一体的に回転
するものであつて、磁気ヘツド5ないし8とは異
なる位置に設けられる。そして、これら磁石9,
10はそれぞれ磁極が相互に逆極性側を径方向の
外方に向けて取付けられているが、これらは前述
の回転する磁気ヘツド5ないし8の回転位置を検
知するためのものである。これら磁石9,10が
出す磁束は、位置が固定されたPGヘツド11に
よつて検出され、この出力はヘツドセンス回路1
9に入力されてしかるべき位置信号が作られる。
の一実施例の構成について説明する。第1図にお
いて、磁気テープ1は矢印2の方向に送られる
が、それはキヤプスタンモータ12によつて回転
駆動されるキヤプスタン軸13とピンチローラ1
4との間に磁気テープ1を挾み付けて行なわれ
る。回転ドラム4はドラムモータ3によつて定速
回転が行なわれ、この回転ドラム4には4つの磁
気ヘツド5ないし8が搭載されている。これらは
いわゆる公知のヘリカルスキヤン型VTRヘツド
であつて、今磁気ヘツド5と6は互いにアジマス
角が異なり、回転軸に対して対称の位置に設けら
れているものとする。磁気ヘツド7と8も同様に
して軸対称の位置にあるが、そのアジマス角はと
もに等しいものとし、しかもそのアジマス角は磁
気ヘツド5のアジマス角に等しいものとする。2
個の磁石9,10は回転ドラム4と一体的に回転
するものであつて、磁気ヘツド5ないし8とは異
なる位置に設けられる。そして、これら磁石9,
10はそれぞれ磁極が相互に逆極性側を径方向の
外方に向けて取付けられているが、これらは前述
の回転する磁気ヘツド5ないし8の回転位置を検
知するためのものである。これら磁石9,10が
出す磁束は、位置が固定されたPGヘツド11に
よつて検出され、この出力はヘツドセンス回路1
9に入力されてしかるべき位置信号が作られる。
ビデオ信号記録再生アンプ15は磁気ヘツド
5,6によつて通常の記録、再生を行なう際の書
込み読出しを行なうものである。ノイズレス静止
画再生を行なうときの磁気ヘツド7,8からの再
生信号もこのアンプ15が兼用される。磁気ヘツ
ド7,8の出力は、このアンプ15によつて所定
のレベルまで増幅された後、2つのフイルタ1
7,18に与えられるとともに、ビデオ信号再生
回路16にも与えられる。そして、ビデオ信号再
生回路16の出力は通常のモニタに導かれ、画像
が再生される。前述のフイルタ17,18の出力
は、それぞれその出力の相対関係を逆極性の関係
で比較する2つのコンパレータ21,22に与え
られる。これらのコンパレータ21,22の出力
はスイツチ23に接続される。切換回路20はス
イツチ23のいずれか一方側を選択して演算回路
24の入力とする。演算回路24は前述のヘツド
センス回路19の出力である位置信号と、前述の
2つのコンパレータ21,22のうちのいずれか
一方の出力とを受けてキヤプスタンモータ12の
駆動量を演算し、その結果をモータドライバ25
に与える。
5,6によつて通常の記録、再生を行なう際の書
込み読出しを行なうものである。ノイズレス静止
画再生を行なうときの磁気ヘツド7,8からの再
生信号もこのアンプ15が兼用される。磁気ヘツ
ド7,8の出力は、このアンプ15によつて所定
のレベルまで増幅された後、2つのフイルタ1
7,18に与えられるとともに、ビデオ信号再生
回路16にも与えられる。そして、ビデオ信号再
生回路16の出力は通常のモニタに導かれ、画像
が再生される。前述のフイルタ17,18の出力
は、それぞれその出力の相対関係を逆極性の関係
で比較する2つのコンパレータ21,22に与え
られる。これらのコンパレータ21,22の出力
はスイツチ23に接続される。切換回路20はス
イツチ23のいずれか一方側を選択して演算回路
24の入力とする。演算回路24は前述のヘツド
センス回路19の出力である位置信号と、前述の
2つのコンパレータ21,22のうちのいずれか
一方の出力とを受けてキヤプスタンモータ12の
駆動量を演算し、その結果をモータドライバ25
に与える。
次に、第2図を参照して第1図に示すフイルタ
17,18の構成について説明する。フイルタ1
7は演算増幅器171とコンデンサ174,17
5と抵抗172,173および176と、演算増
幅器171の出力を整流するための整流回路を構
成するダイオード177,抵抗178,180お
よびコンデンサ179とから構成される。
17,18の構成について説明する。フイルタ1
7は演算増幅器171とコンデンサ174,17
5と抵抗172,173および176と、演算増
幅器171の出力を整流するための整流回路を構
成するダイオード177,抵抗178,180お
よびコンデンサ179とから構成される。
次に、第3図を参照して演算回路24の構成に
ついて説明する。入力端子190にはヘツド切換
信号が与えられ、入力端子230には第1図に示
したスイツチ23を介して与えられるコンパレー
タ21の出力信号が入力される。ヘツド切換信号
はデレー回路241に与えられ、このヘツド切換
信号が零から正に変化した後、T00時間経過後
に、所定出力すなわち磁気テープ1の理想停止位
置信号に対応する時間幅が作られる。このデレー
回路241の出力は次段のデレー回路242に与
えられる。このデレー回路242では、さらにそ
れよりも所定時間Td遅れて出力を正から零に変
化させる。デレー回路242の出力はプリセツト
回路243とNANDゲート244の一方入力に
与えられる。したがつて、NANDゲート244
はヘツド切換信号が正に変化してからT00+Td時
間経過後にその入力が閉じられる。
ついて説明する。入力端子190にはヘツド切換
信号が与えられ、入力端子230には第1図に示
したスイツチ23を介して与えられるコンパレー
タ21の出力信号が入力される。ヘツド切換信号
はデレー回路241に与えられ、このヘツド切換
信号が零から正に変化した後、T00時間経過後
に、所定出力すなわち磁気テープ1の理想停止位
置信号に対応する時間幅が作られる。このデレー
回路241の出力は次段のデレー回路242に与
えられる。このデレー回路242では、さらにそ
れよりも所定時間Td遅れて出力を正から零に変
化させる。デレー回路242の出力はプリセツト
回路243とNANDゲート244の一方入力に
与えられる。したがつて、NANDゲート244
はヘツド切換信号が正に変化してからT00+Td時
間経過後にその入力が閉じられる。
RSフリツプフロツプ240は、始めリセツト
状態にあるものとすると、正の信号をANDゲー
ト247の一方入力に与える。このために、
ANDゲート247は開かれ、NANDゲート24
4からの正の出力をそのまま次段のANDゲート
249に与える。ANDゲート249にはクロツ
ク信号が与えられているので、このクロツク信号
はプリセツタブルダウンカウンタ250に与えら
れる。なお、前述のプリセツト回路243はデレ
ー回路242が出力を正に変化させると同時にプ
リセツタブルダウンカウンタ250を所定の初期
値にセツトする。この初期値はキヤプスタンが送
るべき磁気テープの送り量に対応する。プリセツ
タブルダウンカウンタ250のカウント値ならび
にホールド信号は力行制動比出力回路251に与
えられる。この力行制動比出力回路251は力行
信号と制動信号とを出力してモータドライバ25
に与えるものである。
状態にあるものとすると、正の信号をANDゲー
ト247の一方入力に与える。このために、
ANDゲート247は開かれ、NANDゲート24
4からの正の出力をそのまま次段のANDゲート
249に与える。ANDゲート249にはクロツ
ク信号が与えられているので、このクロツク信号
はプリセツタブルダウンカウンタ250に与えら
れる。なお、前述のプリセツト回路243はデレ
ー回路242が出力を正に変化させると同時にプ
リセツタブルダウンカウンタ250を所定の初期
値にセツトする。この初期値はキヤプスタンが送
るべき磁気テープの送り量に対応する。プリセツ
タブルダウンカウンタ250のカウント値ならび
にホールド信号は力行制動比出力回路251に与
えられる。この力行制動比出力回路251は力行
信号と制動信号とを出力してモータドライバ25
に与えるものである。
次に、第4図を参照してモータドライバ25の
構成について説明する。第1図に示したキヤプス
タンモータ12は直流モータDCMによつて構成
され、その駆動電源はV1,V2であり、この電
圧値は等しいものとする。演算回路からの力行信
号はトランジスタ255に与えられ、このトラン
ジスタ255を導通させる。トランジスタ255
の導通に応じて、トランジスタ257も導通し、
電源V1により図示極性の電圧がキヤプスタンモ
ータ12に与えられて、このキヤプスタンモータ
12が急加速する。また、演算回路24からの制
動信号はトランジスタ258のベースに与えら
れ、このトランジスタ258を導通させる。トラ
ンジスタ258が導通すると、電源V2が図示と
は逆極性の電圧をキヤプスタンモータ12に与
え、逆電圧に伴う制動がかけられる。
構成について説明する。第1図に示したキヤプス
タンモータ12は直流モータDCMによつて構成
され、その駆動電源はV1,V2であり、この電
圧値は等しいものとする。演算回路からの力行信
号はトランジスタ255に与えられ、このトラン
ジスタ255を導通させる。トランジスタ255
の導通に応じて、トランジスタ257も導通し、
電源V1により図示極性の電圧がキヤプスタンモ
ータ12に与えられて、このキヤプスタンモータ
12が急加速する。また、演算回路24からの制
動信号はトランジスタ258のベースに与えら
れ、このトランジスタ258を導通させる。トラ
ンジスタ258が導通すると、電源V2が図示と
は逆極性の電圧をキヤプスタンモータ12に与
え、逆電圧に伴う制動がかけられる。
第5図は磁気テープ上に記録されたビデオ信号
のトラツクを示す図であり、第6図は信号トラツ
ク上に記録されたパイロツト信号周波数の関係を
示す図であり、第7図はビデオヘツドの位置を検
知するPGヘツドの出力とヘツドセンス回路の出
力を示す図であり、第8図、第9図および第10
図は第1図の動作を説明するための波形図であ
り、第11図および第12図はキヤプスタンモー
タを駆動するための力行時間と制動時間との関係
を示す図である。
のトラツクを示す図であり、第6図は信号トラツ
ク上に記録されたパイロツト信号周波数の関係を
示す図であり、第7図はビデオヘツドの位置を検
知するPGヘツドの出力とヘツドセンス回路の出
力を示す図であり、第8図、第9図および第10
図は第1図の動作を説明するための波形図であ
り、第11図および第12図はキヤプスタンモー
タを駆動するための力行時間と制動時間との関係
を示す図である。
次に、第1図ないし第12図を参照して、この
発明の一実施例の具体的な動作について説明す
る。まず、正規に記録された磁気テープ1があつ
て、これを磁気ヘツド7と8とによつてフイール
ド静止画再生する場合を考える。第5図は磁気テ
ープ1上の記録パターンと磁気ヘツド5ないし8
の走行する軌跡との相関関係を示したものであつ
て、磁気テープ1上の記録済パターン例がトラツ
ク27ないし40であつて、キヤプスタン13に
よつて磁気テープ1は矢印2の方向に送られ、回
転ドラム4によつて磁気ヘツド5ないし8は磁気
テープ1上を矢印26の方向へ繰返し走査する。
トラツクは隣接する2個がペアとなつてモニタ画
像の1フレームを構成するが、1トラツクのみの
場合にはその半分の1フイールドになる。磁気テ
ープ1が停止し、1フイールドのみを繰返し再生
する静止画のモードでは、2フイールドを再生す
るフレーム静止画の場合におけるような隣接トラ
ツク間の情報の時間差による画像のブレがなく、
良好な静止画が得られる。この目的で、磁気ヘツ
ド7,8は同一アジマス角のヘツドであり、磁気
テープ1上の奇数番号のトラツクの画像信号のみ
を再生可能にしてある。また、磁気ヘツド5ない
し8の幅はトラツクの幅よりもやや広め(約130
%ないし180%位)とする。
発明の一実施例の具体的な動作について説明す
る。まず、正規に記録された磁気テープ1があつ
て、これを磁気ヘツド7と8とによつてフイール
ド静止画再生する場合を考える。第5図は磁気テ
ープ1上の記録パターンと磁気ヘツド5ないし8
の走行する軌跡との相関関係を示したものであつ
て、磁気テープ1上の記録済パターン例がトラツ
ク27ないし40であつて、キヤプスタン13に
よつて磁気テープ1は矢印2の方向に送られ、回
転ドラム4によつて磁気ヘツド5ないし8は磁気
テープ1上を矢印26の方向へ繰返し走査する。
トラツクは隣接する2個がペアとなつてモニタ画
像の1フレームを構成するが、1トラツクのみの
場合にはその半分の1フイールドになる。磁気テ
ープ1が停止し、1フイールドのみを繰返し再生
する静止画のモードでは、2フイールドを再生す
るフレーム静止画の場合におけるような隣接トラ
ツク間の情報の時間差による画像のブレがなく、
良好な静止画が得られる。この目的で、磁気ヘツ
ド7,8は同一アジマス角のヘツドであり、磁気
テープ1上の奇数番号のトラツクの画像信号のみ
を再生可能にしてある。また、磁気ヘツド5ない
し8の幅はトラツクの幅よりもやや広め(約130
%ないし180%位)とする。
ビデオトラツク上には、ビデオ信号が記録され
ているが、このビデオ信号はサーボ制御用のパイ
ロツト信号の周波数よりも高い周波数帯域の信号
である。たとえば、その境界周波数を5とすれ
ば、5は約230kHz程度であり、それよりも低い
100kHzないし170kHz程度の周波数範囲から4つ
の波長を選択しパイロツト信号に供するものとす
る。この4つの周波数を1,2,3,4とすると
き、これらは画像記録する際に、ビデオ信号に重
畳してこの順序で1トラツクずつ記録していく。
記録済みのトラツクに記録されたパイロツト信号
をトラツクごとに示したのが第5図に示す上部の
記号ある。これらの周波数はたとえば第6図に示
すごとき関係にあるとする。それは、1つのトラ
ツクに着目したとき、そのトラツク上のパイロツ
ト信号周波数(たとえば2)と1つ前のトラツク
上のパイロツト信号周波数(たとえば1)との間
の周波数差が、1つ後方のトラツク上のパイロツ
ト信号周波数(たとえば3)との間の周波数差と
は異なるようにしておき、この関係がいずれのト
ラツクについても適用できるべく考慮した例であ
る。
ているが、このビデオ信号はサーボ制御用のパイ
ロツト信号の周波数よりも高い周波数帯域の信号
である。たとえば、その境界周波数を5とすれ
ば、5は約230kHz程度であり、それよりも低い
100kHzないし170kHz程度の周波数範囲から4つ
の波長を選択しパイロツト信号に供するものとす
る。この4つの周波数を1,2,3,4とすると
き、これらは画像記録する際に、ビデオ信号に重
畳してこの順序で1トラツクずつ記録していく。
記録済みのトラツクに記録されたパイロツト信号
をトラツクごとに示したのが第5図に示す上部の
記号ある。これらの周波数はたとえば第6図に示
すごとき関係にあるとする。それは、1つのトラ
ツクに着目したとき、そのトラツク上のパイロツ
ト信号周波数(たとえば2)と1つ前のトラツク
上のパイロツト信号周波数(たとえば1)との間
の周波数差が、1つ後方のトラツク上のパイロツ
ト信号周波数(たとえば3)との間の周波数差と
は異なるようにしておき、この関係がいずれのト
ラツクについても適用できるべく考慮した例であ
る。
したがつて、周波数1と2との間の周波数差
DFは周波数4,3の間の周波数差にほぼ等しく、
周波数2,4の間はまた異なる値の周波数差すな
わちDF×n(nは任意の正数)となつておればよ
い。実際のシステムではnの値は2程度であり、
1は100kHz程度であつてもよい。但し、ビデオ
信号中にない周波数帯ならば任意の周波数をとり
得ることはいうまでもない。
DFは周波数4,3の間の周波数差にほぼ等しく、
周波数2,4の間はまた異なる値の周波数差すな
わちDF×n(nは任意の正数)となつておればよ
い。実際のシステムではnの値は2程度であり、
1は100kHz程度であつてもよい。但し、ビデオ
信号中にない周波数帯ならば任意の周波数をとり
得ることはいうまでもない。
さて、第6図に示すごとく周波数の関係を持つ
4つの周波1ないし4について、周波数1と2の
みをよく通す第6図のaのような特性を第1図の
フイルタ17に対応させ、4と3のみをよく通す
第6図のbに示すような特性をフイルタ18に対
応させる。
4つの周波1ないし4について、周波数1と2の
みをよく通す第6図のaのような特性を第1図の
フイルタ17に対応させ、4と3のみをよく通す
第6図のbに示すような特性をフイルタ18に対
応させる。
回転ドラム4が回転するに従つて、PGヘツド
11では、磁石9,10からの磁束の通過を見
て、第7図aに示すごとく信号波形を出力する。
この信号をもとにして、ヘツドセンス回路19は
第7図bに示すような方形波信号を作成する。そ
して、正の立上がりの瞬間に磁気ヘツド7が磁気
テープ1上の信号スイープを始め、立下がりの瞬
間には磁気ヘツド8がテープ1上の信号スイープ
を始めるものとする。磁石9,10の取付位置に
よつて、第7図aの信号の正の山で第7図bに示
す方形波が同時に立上がるのではなく、所定のデ
レー回路によつて遅延させた後に立上がつてもよ
い。第7図bに示す方形波信号つまりヘツド切換
信号の正の間は磁気ヘツド7が、負の間は磁気ヘ
ツド8が磁気テープ1より信号を取出しているも
のとし、2つの磁気ヘツド7,8の幅は今等しく
段差もないものとする。
11では、磁石9,10からの磁束の通過を見
て、第7図aに示すごとく信号波形を出力する。
この信号をもとにして、ヘツドセンス回路19は
第7図bに示すような方形波信号を作成する。そ
して、正の立上がりの瞬間に磁気ヘツド7が磁気
テープ1上の信号スイープを始め、立下がりの瞬
間には磁気ヘツド8がテープ1上の信号スイープ
を始めるものとする。磁石9,10の取付位置に
よつて、第7図aの信号の正の山で第7図bに示
す方形波が同時に立上がるのではなく、所定のデ
レー回路によつて遅延させた後に立上がつてもよ
い。第7図bに示す方形波信号つまりヘツド切換
信号の正の間は磁気ヘツド7が、負の間は磁気ヘ
ツド8が磁気テープ1より信号を取出しているも
のとし、2つの磁気ヘツド7,8の幅は今等しく
段差もないものとする。
さて、第5図において、今静止中の磁気テープ
1上を磁気ヘツド7,8が通る軌跡を1点鎖線
(ヘツドの底面が通る軌跡)72と、そこから一
定の距離、つまりヘツド幅yだけ離れた点線74
との間とする。このとき磁気ヘツドは磁気テープ
1のエツジに平行な直線群でハツチングを施した
トラツク35中のビデオ信号のみを再生するが、
各ヘツドの再生信号がとぎれないのでノイズレス
の静止画が再生される。このとき、パイロツト信
号の出力レベルは第8図ようになる。ここで、第
8図aはヘツド切換信号であり、第8図bはフイ
ルタ17の出力を整流して平滑した出力(以下、
単にフイルタ17のDC出力と称する)、第8図c
はフイルタ18の出力を整流して平滑した出力
(以下、単にフイルタ18のDC出力と称する)を
示し、第8図dはコンパレータ21の出力であ
る。
1上を磁気ヘツド7,8が通る軌跡を1点鎖線
(ヘツドの底面が通る軌跡)72と、そこから一
定の距離、つまりヘツド幅yだけ離れた点線74
との間とする。このとき磁気ヘツドは磁気テープ
1のエツジに平行な直線群でハツチングを施した
トラツク35中のビデオ信号のみを再生するが、
各ヘツドの再生信号がとぎれないのでノイズレス
の静止画が再生される。このとき、パイロツト信
号の出力レベルは第8図ようになる。ここで、第
8図aはヘツド切換信号であり、第8図bはフイ
ルタ17の出力を整流して平滑した出力(以下、
単にフイルタ17のDC出力と称する)、第8図c
はフイルタ18の出力を整流して平滑した出力
(以下、単にフイルタ18のDC出力と称する)を
示し、第8図dはコンパレータ21の出力であ
る。
磁気ヘツドは第5図に示す矢印26の方向に磁
気テープ1上を走査するが、トラツク34と35
とからパイロツト信号1と2とを抽出する。この
信号出力のレベルは、ヘツドがトラツクを走査す
るときのトラツクの面積に比例するので、第8図
b示す点線のようになる。また、ヘツドはトラツ
ク36からパイロツト信号3を抽出するが、これ
はフイルタ18のDC出力として得られ、第8図
cに示す点線のようになる。したがつて、コンパ
レータ21の出力は第8図dに示す点線のように
変化し、ほぼ理想的なノズレスの静止画の状態は
各部が第8図に示す点線のようになることがわか
る。なお、このときヘツド幅が狭くなつて、ヘツ
ドの上部が第5図の軌跡74ではなく1点鎖線の
ような軌跡73ならば、つまりトラツク幅とヘツ
ド幅とがほぼ等しいような状態では、フイルタ1
7,18のDC出力およびコンパレータ21の出
力の様子は第8図に示す実線のようになる。この
ときも、ノイズレス静止画になるが、コンパレー
タ21の出力を判定することによるテープ位置の
判別が限界に近くなることがわかる。
気テープ1上を走査するが、トラツク34と35
とからパイロツト信号1と2とを抽出する。この
信号出力のレベルは、ヘツドがトラツクを走査す
るときのトラツクの面積に比例するので、第8図
b示す点線のようになる。また、ヘツドはトラツ
ク36からパイロツト信号3を抽出するが、これ
はフイルタ18のDC出力として得られ、第8図
cに示す点線のようになる。したがつて、コンパ
レータ21の出力は第8図dに示す点線のように
変化し、ほぼ理想的なノズレスの静止画の状態は
各部が第8図に示す点線のようになることがわか
る。なお、このときヘツド幅が狭くなつて、ヘツ
ドの上部が第5図の軌跡74ではなく1点鎖線の
ような軌跡73ならば、つまりトラツク幅とヘツ
ド幅とがほぼ等しいような状態では、フイルタ1
7,18のDC出力およびコンパレータ21の出
力の様子は第8図に示す実線のようになる。この
ときも、ノイズレス静止画になるが、コンパレー
タ21の出力を判定することによるテープ位置の
判別が限界に近くなることがわかる。
さて、ノイズレス静止画を得たいときは、テー
プ停止位置を第8図に示すような状態が得られる
位置に制御すればよい。つまり、コンパレータ2
1の零から正への切換点が、ヘツド切換信号の零
から正への切換点から見て、所定期間T00程度遅
延した位置にくるように制御すればよい。そこ
で、今或る時刻t0以前に磁気テープ1が停止し、
磁気ヘツド7,8の底面の軌跡が第5図に示す軌
跡25であるとする。このときのフイルタ17,
18のそれぞれの出力の様子などを第9図に示
す。第9図aはヘツド切換信号であり、第9図
b,cはフイルタ17,18の各DC出力であり、
第9図dはコンパレータ21の出力である。ま
た、第9図eは送るべきテープ量をアナログ的に
示したものである。ヘツドの底面軌跡が第5図に
示す軌跡75であれば、フイルタ17のDC出力
はヘツドが切換わつた時刻t0よりトラツク35,
34からの2,1信号を得て、しばらくは一定の
出力が得られ、以後出力が低下していく。フイル
タ18のDC出力は逆にしばらくしてから出力が
得られ、以後出力が増加していく。それは磁気ヘ
ツドがトラツク33上を走つて4信号を検出する
ためであ。この様子を第9図b,cに示してい
る。この第9図から時刻t3に至つてコンパレータ
21の出力が正から零に反転する様子がわかる。
プ停止位置を第8図に示すような状態が得られる
位置に制御すればよい。つまり、コンパレータ2
1の零から正への切換点が、ヘツド切換信号の零
から正への切換点から見て、所定期間T00程度遅
延した位置にくるように制御すればよい。そこ
で、今或る時刻t0以前に磁気テープ1が停止し、
磁気ヘツド7,8の底面の軌跡が第5図に示す軌
跡25であるとする。このときのフイルタ17,
18のそれぞれの出力の様子などを第9図に示
す。第9図aはヘツド切換信号であり、第9図
b,cはフイルタ17,18の各DC出力であり、
第9図dはコンパレータ21の出力である。ま
た、第9図eは送るべきテープ量をアナログ的に
示したものである。ヘツドの底面軌跡が第5図に
示す軌跡75であれば、フイルタ17のDC出力
はヘツドが切換わつた時刻t0よりトラツク35,
34からの2,1信号を得て、しばらくは一定の
出力が得られ、以後出力が低下していく。フイル
タ18のDC出力は逆にしばらくしてから出力が
得られ、以後出力が増加していく。それは磁気ヘ
ツドがトラツク33上を走つて4信号を検出する
ためであ。この様子を第9図b,cに示してい
る。この第9図から時刻t3に至つてコンパレータ
21の出力が正から零に反転する様子がわかる。
ここで、ヘツドの底面に軌跡75が第5図に示
す理想的な位置72へ近づく(遠ざかる)ほど、
つまり右(左)へ寄るほどコンパレータ21の出
力が正から零へ反転する時期が遅れる(早くな
る)ことがわかる。このことから、コンパレータ
21の出力の変化する時期を見ることによつて、
磁気テープ1の停止している位置を知ることがで
きる。なお、この状態のとき、ビデオ再生信号
は、1フイールド時間内において始めのトラツク
35から得られるが、やがて次のトラツク33か
ら得られることになるが、途中で再生するトラツ
クが代わるので、信号の同期がとれなくなつてノ
イズのある静止画になつている。
す理想的な位置72へ近づく(遠ざかる)ほど、
つまり右(左)へ寄るほどコンパレータ21の出
力が正から零へ反転する時期が遅れる(早くな
る)ことがわかる。このことから、コンパレータ
21の出力の変化する時期を見ることによつて、
磁気テープ1の停止している位置を知ることがで
きる。なお、この状態のとき、ビデオ再生信号
は、1フイールド時間内において始めのトラツク
35から得られるが、やがて次のトラツク33か
ら得られることになるが、途中で再生するトラツ
クが代わるので、信号の同期がとれなくなつてノ
イズのある静止画になつている。
このように、コンパレータ21の出力が正から
零に変化する時期の早い遅いを見ることによつ
て、磁気テープ1の理想的な停止位置までの距離
の大小を設定することができる。その様子が第9
図eに示す鋸歯状波形である。つまり、時刻t3の
黒点イより左側ではテープ送り量が増加し、右側
では逆に減少する。ところで、ヘツド底面の軌跡
が第5図の位置75から右側へ移動し、同じく底
面の軌跡76あたりよりも右側になると、コンパ
レータ21の出力が正から零に変化することがな
くなる。つまり、トラツク34,35から得られ
る1,2の信号を出力するフイルタ17のDC出
力が常時トラツク33の4信号を出力するフイル
タ18のDC出力を上回るようになるからである。
ヘツド底面の軌跡が76よりも右側へ移動してい
く間のしばらくは、この状態が続き、第9図dに
示すコンパレータ21の出力は正のままである。
但し、この間ヘツドの切換え付近ロあたりで、ス
パイク状の変化が起こり得るが、これは後述する
ように容易に制御上の回路保護を達成できる。
零に変化する時期の早い遅いを見ることによつ
て、磁気テープ1の理想的な停止位置までの距離
の大小を設定することができる。その様子が第9
図eに示す鋸歯状波形である。つまり、時刻t3の
黒点イより左側ではテープ送り量が増加し、右側
では逆に減少する。ところで、ヘツド底面の軌跡
が第5図の位置75から右側へ移動し、同じく底
面の軌跡76あたりよりも右側になると、コンパ
レータ21の出力が正から零に変化することがな
くなる。つまり、トラツク34,35から得られ
る1,2の信号を出力するフイルタ17のDC出
力が常時トラツク33の4信号を出力するフイル
タ18のDC出力を上回るようになるからである。
ヘツド底面の軌跡が76よりも右側へ移動してい
く間のしばらくは、この状態が続き、第9図dに
示すコンパレータ21の出力は正のままである。
但し、この間ヘツドの切換え付近ロあたりで、ス
パイク状の変化が起こり得るが、これは後述する
ように容易に制御上の回路保護を達成できる。
ヘツドの底面軌跡がさらに右側へ移動し、第5
図の位置77付近になれば、ヘツド切換信号が変
化した直後に、トラツク36の3信号を検出した
フイルタ18のDC出力がトラツク35の2信号
を検出したフイルタ17のDC出力を上回るので、
コンパレータ21の出力は零に変化し、若干時間
の後再び正に復帰する。この様子は第9図で時刻
t10以降に示している。ヘツド切換信号が変化し
た時刻t10の直後にフイルタ17のDC出力は第9
図bの点線に示すように変化し、同じくフイルタ
18のDC出力は第9図cの点線のように変化す
る。この二者の間のレベル比が変化する時刻t11
以降、コンパレータ21の出力が第9図dに示す
ように正に復帰している。なお、この間第9図e
に示すように理想の停止位置へ送るべきテープの
量は少量である。また、第9図aに示すヘツド切
換信号の変化は、正から零のときをとらえている
が、これはテープ送り制御を行なう回路の都合
上、このように示してあり、零から正のときにも
同じ動きが起こることはいうまでもない。
図の位置77付近になれば、ヘツド切換信号が変
化した直後に、トラツク36の3信号を検出した
フイルタ18のDC出力がトラツク35の2信号
を検出したフイルタ17のDC出力を上回るので、
コンパレータ21の出力は零に変化し、若干時間
の後再び正に復帰する。この様子は第9図で時刻
t10以降に示している。ヘツド切換信号が変化し
た時刻t10の直後にフイルタ17のDC出力は第9
図bの点線に示すように変化し、同じくフイルタ
18のDC出力は第9図cの点線のように変化す
る。この二者の間のレベル比が変化する時刻t11
以降、コンパレータ21の出力が第9図dに示す
ように正に復帰している。なお、この間第9図e
に示すように理想の停止位置へ送るべきテープの
量は少量である。また、第9図aに示すヘツド切
換信号の変化は、正から零のときをとらえている
が、これはテープ送り制御を行なう回路の都合
上、このように示してあり、零から正のときにも
同じ動きが起こることはいうまでもない。
以上の動作を要約すれば、第5図において、理
想的な磁気ヘツド底面の軌跡72に対して、ヘツ
ド軌跡が左側に遠ければヘツド切換信号の後半で
コンパレータ21の出力が正から負に変化する。
逆に、ヘツド軌跡がそれよりも右側に移動する
と、コンパレータ21の出力の変化しない区間が
できる。さらに、右側へ移動して理想位置に近く
なると、ヘツド切換信号の変化の直後にコンパレ
ータ21の出力が負に変化し、やがて正に変化す
る。このように、テープ停止位置は、ヘツド切換
信号の変化の前後におけるコンパレータ21の変
化の様子を見ることにより検知することができ
る。換言すれば、2つのフイルタの出力を回転ド
ラム4上のヘツドの位置を検知する手段の出力と
の間の相関を見ることにより、空間的なテープ位
置を時間軸上において検知することができるもの
である。
想的な磁気ヘツド底面の軌跡72に対して、ヘツ
ド軌跡が左側に遠ければヘツド切換信号の後半で
コンパレータ21の出力が正から負に変化する。
逆に、ヘツド軌跡がそれよりも右側に移動する
と、コンパレータ21の出力の変化しない区間が
できる。さらに、右側へ移動して理想位置に近く
なると、ヘツド切換信号の変化の直後にコンパレ
ータ21の出力が負に変化し、やがて正に変化す
る。このように、テープ停止位置は、ヘツド切換
信号の変化の前後におけるコンパレータ21の変
化の様子を見ることにより検知することができ
る。換言すれば、2つのフイルタの出力を回転ド
ラム4上のヘツドの位置を検知する手段の出力と
の間の相関を見ることにより、空間的なテープ位
置を時間軸上において検知することができるもの
である。
次に、第10図は横軸に磁気テープの長手方向
の距離をとり、回転ヘツド7,8の底面の軌跡の
位置をその上にとつて示したものである。その基
準を得る測定箇所は磁気テープの中央でも端部で
もよいが、l0,l7なる位置は、ノイズレスの静止
画が得られる中心位置を示しており、トラツク数
に対応する数だけ存在する。l7の中心付近では、
l5ないしl9の間にヘツドの底面があれば、ノイズ
レスの静止画が得られ。l0の近傍も同じ範囲にノ
イズレスの静止画が得られる。l2までの間はノイ
ズレスのフイールド再生画になるが、限界となる
l2点の手前のl1点よりテープを送つて、次のl7を
中心とするゾーンの再生画にする方が確実にノイ
ズレスとなる。ところで、l0ないしl7の間の縦軸
の1点鎖線43は送るべきテープの送り量を示
し、l0の位置にてLoを送る。これは、ちようど2
トラツク分の送り量にあたる。実際の送りを始め
る点l1ではL1′、コンパレータ21の出力が
変化しなくなる最初の点l3ではL2′、その後再び
コンパレータ21の出力が変化を始める点l4では
L3′を送る。l3からl4までの間は位置検出できるな
らば、直線43に沿う値を用いればよいが、位置
検出できないならば、一定値にホールドせざるを
得ない。l4以降l7までは、また直線的に減少する
テープ送り量が算出される。さて、実際にはl3な
いしl4間のホールド値の問題を考慮して第10図
の実線のような関係で制御する。すなわち、コン
パレータ21の出力が反転しない間は一定の量を
ホールドしてテープ送りに供する。しかして後、
1点鎖線43のような直線関係と一致するように
l7点で送り量を零とする対応を考えれば第10図
に示す実線のようになる。
の距離をとり、回転ヘツド7,8の底面の軌跡の
位置をその上にとつて示したものである。その基
準を得る測定箇所は磁気テープの中央でも端部で
もよいが、l0,l7なる位置は、ノイズレスの静止
画が得られる中心位置を示しており、トラツク数
に対応する数だけ存在する。l7の中心付近では、
l5ないしl9の間にヘツドの底面があれば、ノイズ
レスの静止画が得られ。l0の近傍も同じ範囲にノ
イズレスの静止画が得られる。l2までの間はノイ
ズレスのフイールド再生画になるが、限界となる
l2点の手前のl1点よりテープを送つて、次のl7を
中心とするゾーンの再生画にする方が確実にノイ
ズレスとなる。ところで、l0ないしl7の間の縦軸
の1点鎖線43は送るべきテープの送り量を示
し、l0の位置にてLoを送る。これは、ちようど2
トラツク分の送り量にあたる。実際の送りを始め
る点l1ではL1′、コンパレータ21の出力が
変化しなくなる最初の点l3ではL2′、その後再び
コンパレータ21の出力が変化を始める点l4では
L3′を送る。l3からl4までの間は位置検出できるな
らば、直線43に沿う値を用いればよいが、位置
検出できないならば、一定値にホールドせざるを
得ない。l4以降l7までは、また直線的に減少する
テープ送り量が算出される。さて、実際にはl3な
いしl4間のホールド値の問題を考慮して第10図
の実線のような関係で制御する。すなわち、コン
パレータ21の出力が反転しない間は一定の量を
ホールドしてテープ送りに供する。しかして後、
1点鎖線43のような直線関係と一致するように
l7点で送り量を零とする対応を考えれば第10図
に示す実線のようになる。
さて、第9図のt0なる時刻に、前述の第3図に
示した演算回路24に与えられるヘツド切換信号
190が零から正に変化し、2つのデレー回路2
41,242が作動する。そして、t2時刻に至る
と、NANDゲート244が開かれ、プリセツト
回路243によつて第9図eに示すような量yの
デイジタル値がプリセツタブルダウンカウンタ2
50に設定される。コンパレータ21または22
の出力信号230は第9図dに示すように正の値
を保ち続け、この間NANDゲート244の出力
はデレー回路242の出力が正から負に変化した
ので正となり、ゆえにANDゲート249はクロ
ツクパルスをプリセツタブルダウンカウンタ25
0に与える。そして、プリセツタブルダウンカウ
ンタ250はその計数値が減算されて減つてい
く。時刻t3に至ると、第9図dに示すごとくコン
パレータ21の出力が正から負に転じ、ゲート回
路245はヘツド切換信号190が正のときにコ
ンパレータ出力230が負になつたので、その出
力が零に変化する。これは小さいデレー要素であ
る抵抗R24とコンデンサC24によつて若干遅
れた後に、フリツプフロツプ240をセツトす
る。すると、ANDゲート247のゲートが閉じ
られかつしたがつてANDゲート249も閉じら
れるので、プリセツタブルダウンカウンタ250
は減算を停止する。すなわち、第9図eのイの値
がホールドされる。この値とホールドしたことを
示すホールド信号とで次段の力行制御比出力回路
251が動作し、所定の力行、制動信号をキヤプ
スタンモータ12のモータドライバ25に与え
る。
示した演算回路24に与えられるヘツド切換信号
190が零から正に変化し、2つのデレー回路2
41,242が作動する。そして、t2時刻に至る
と、NANDゲート244が開かれ、プリセツト
回路243によつて第9図eに示すような量yの
デイジタル値がプリセツタブルダウンカウンタ2
50に設定される。コンパレータ21または22
の出力信号230は第9図dに示すように正の値
を保ち続け、この間NANDゲート244の出力
はデレー回路242の出力が正から負に変化した
ので正となり、ゆえにANDゲート249はクロ
ツクパルスをプリセツタブルダウンカウンタ25
0に与える。そして、プリセツタブルダウンカウ
ンタ250はその計数値が減算されて減つてい
く。時刻t3に至ると、第9図dに示すごとくコン
パレータ21の出力が正から負に転じ、ゲート回
路245はヘツド切換信号190が正のときにコ
ンパレータ出力230が負になつたので、その出
力が零に変化する。これは小さいデレー要素であ
る抵抗R24とコンデンサC24によつて若干遅
れた後に、フリツプフロツプ240をセツトす
る。すると、ANDゲート247のゲートが閉じ
られかつしたがつてANDゲート249も閉じら
れるので、プリセツタブルダウンカウンタ250
は減算を停止する。すなわち、第9図eのイの値
がホールドされる。この値とホールドしたことを
示すホールド信号とで次段の力行制御比出力回路
251が動作し、所定の力行、制動信号をキヤプ
スタンモータ12のモータドライバ25に与え
る。
モータドライバ25の動作については後で詳細
に説明することとし、コンパレータ出力230が
正のまま変化しないならば、ヘツド切換信号19
0が正から負に転じたこととの相関を見るゲート
246の動作によつて、ORゲート248を介し
て前述の説明と同様にしてフリツプフロツプ24
0がセツトされ、第9図eに示すハの値がプリセ
ツタブルダウンカウンタ250の出力として保持
される。この値は第10図でいえばl3,l4点間の
テープ送り量L2に対応するものである。テープ
送り量がさらに少ないときには、第9図t10にお
いてヘツド切換信号が正から零に転じ、そのとき
コンパレータ21の出力は第9図dのように零に
なるので、第3図に示すゲート回路246は動作
せずに、プリセツタブルダウンカウンタ250は
減算を継続する。時刻t11になると、コンパレー
タが零から正に立上がり、ゲート回路246の前
述の作用効果によつてプリセツタブルダウンカウ
ンタ250の出力がホールドされ、比較的少ない
値のテープ送り量が算出される。なお、このt10
ないしt11の期間では、ヘツドからの信号が異な
るヘツドにより切換わつているので、第9図dの
時刻t4におけるロ点と同様に、コンパレータ出力
がノイズ上に正負に急変する信号を出力する可能
性もある。この意味で、これらスパイク状ノイズ
の発生による誤動作を防止するべく、抵抗R24
とコンデンサC24とからなるフイルタを設けた
ものである。
に説明することとし、コンパレータ出力230が
正のまま変化しないならば、ヘツド切換信号19
0が正から負に転じたこととの相関を見るゲート
246の動作によつて、ORゲート248を介し
て前述の説明と同様にしてフリツプフロツプ24
0がセツトされ、第9図eに示すハの値がプリセ
ツタブルダウンカウンタ250の出力として保持
される。この値は第10図でいえばl3,l4点間の
テープ送り量L2に対応するものである。テープ
送り量がさらに少ないときには、第9図t10にお
いてヘツド切換信号が正から零に転じ、そのとき
コンパレータ21の出力は第9図dのように零に
なるので、第3図に示すゲート回路246は動作
せずに、プリセツタブルダウンカウンタ250は
減算を継続する。時刻t11になると、コンパレー
タが零から正に立上がり、ゲート回路246の前
述の作用効果によつてプリセツタブルダウンカウ
ンタ250の出力がホールドされ、比較的少ない
値のテープ送り量が算出される。なお、このt10
ないしt11の期間では、ヘツドからの信号が異な
るヘツドにより切換わつているので、第9図dの
時刻t4におけるロ点と同様に、コンパレータ出力
がノイズ上に正負に急変する信号を出力する可能
性もある。この意味で、これらスパイク状ノイズ
の発生による誤動作を防止するべく、抵抗R24
とコンデンサC24とからなるフイルタを設けた
ものである。
次に、モータドライバ25の動作について説明
する。キヤプスタンモータ12の回転軸にはフラ
イホイールが負荷として配置されており、また軸
受やピンチローラ圧による負荷回転抵抗分も存在
する。そこで、いわゆる機械的1次系が形成され
て、したがつてキヤプスタンモータ12は力行時
間に対して、その回転量が2次関数的な変化を示
す。力行時間に対して制動時間を一定の比の関係
におき、力行時間TDに対するテープ送り量の、
つまり回転軸の回転量の関係をとつた一例が第1
2図である。点線Aが理論的な値で、これは折れ
線Bで近似してもよい。なお、右側の曲線Cは力
行時間TDに対し、キヤプスタンモータ12がち
ようど停止できるための適切な制動時間TBを求
めたとき、その力行時間TDが全駆動時間すなわ
ち力行時間TDと制動時間TBの和に対して大体
何パーセントになるかを示したものである。力行
時間TDが零付近で53%、1トラツク分送るよう
な力行時間(たとえば40msec程度)での場合で
57%程度という一例が得られており、全力行時間
の範囲についてほぼ一定という関係がある。これ
から力行時間TDに従属して制動時間を定めれ
ば、キヤプスタン軸13が正しく起動しかつ停止
することがわかる。
する。キヤプスタンモータ12の回転軸にはフラ
イホイールが負荷として配置されており、また軸
受やピンチローラ圧による負荷回転抵抗分も存在
する。そこで、いわゆる機械的1次系が形成され
て、したがつてキヤプスタンモータ12は力行時
間に対して、その回転量が2次関数的な変化を示
す。力行時間に対して制動時間を一定の比の関係
におき、力行時間TDに対するテープ送り量の、
つまり回転軸の回転量の関係をとつた一例が第1
2図である。点線Aが理論的な値で、これは折れ
線Bで近似してもよい。なお、右側の曲線Cは力
行時間TDに対し、キヤプスタンモータ12がち
ようど停止できるための適切な制動時間TBを求
めたとき、その力行時間TDが全駆動時間すなわ
ち力行時間TDと制動時間TBの和に対して大体
何パーセントになるかを示したものである。力行
時間TDが零付近で53%、1トラツク分送るよう
な力行時間(たとえば40msec程度)での場合で
57%程度という一例が得られており、全力行時間
の範囲についてほぼ一定という関係がある。これ
から力行時間TDに従属して制動時間を定めれ
ば、キヤプスタン軸13が正しく起動しかつ停止
することがわかる。
第12図は磁気テープの位置lに対するキヤプ
スタンモータ12の力行時間の関係について前述
の第11図を念頭において再度記述したものであ
る。すなわち、この第12図は前述の第10図に
示した直線をより実際的に求めたものであるが、
理論的に求まる曲線A′に対して、近似直線B′が
それに近い。しかし、第10図の直線がそれにほ
ぼ等価であつて、良好な近似系の得られることが
わかる。このように、磁気テープの停止位置をも
とにして、磁気テープを送るべき量を算出する演
算回路24つまり、第3図に示す回路では、プリ
セツタブルダウンカウンタ250の出力をそのま
まキヤプスタンモータ12の力行時間に置換え、
この値に所定の比の値を乗じて制動時間とするの
が力行制動比出力回路251の機能である。
スタンモータ12の力行時間の関係について前述
の第11図を念頭において再度記述したものであ
る。すなわち、この第12図は前述の第10図に
示した直線をより実際的に求めたものであるが、
理論的に求まる曲線A′に対して、近似直線B′が
それに近い。しかし、第10図の直線がそれにほ
ぼ等価であつて、良好な近似系の得られることが
わかる。このように、磁気テープの停止位置をも
とにして、磁気テープを送るべき量を算出する演
算回路24つまり、第3図に示す回路では、プリ
セツタブルダウンカウンタ250の出力をそのま
まキヤプスタンモータ12の力行時間に置換え、
この値に所定の比の値を乗じて制動時間とするの
が力行制動比出力回路251の機能である。
このようにして得た力行時間TDと制動時間
TBを実際的に示したのが第9図fとg、または
hとiである。第9図eの送るべき量イがプリセ
ツタブルダウンカウンタ250で測定された後、
その値に対応するキヤプスタンモータ12の力行
時間TD1が第9図fに、またTD1から比例的に
導かれた制動時間TB1が第9図gに示されてい
る。同様にして、第9図eのハの値に対応する力
行時間TD2と、制動時間TB2を示したのが第9
図h,iである。また、時刻t11に得た第9図e
のニの値に対応して、同じく第9図h,iに示す
TD3,TB3が算出されている。このようにして、
キヤプスタンモータ12を力行、制動することに
よつて、所定のテープ送り量を行ない、ノイズの
ある静止画はノイズのない静止画の状態へ、ただ
1回または2回程度以下の時間で制御することが
できる。
TBを実際的に示したのが第9図fとg、または
hとiである。第9図eの送るべき量イがプリセ
ツタブルダウンカウンタ250で測定された後、
その値に対応するキヤプスタンモータ12の力行
時間TD1が第9図fに、またTD1から比例的に
導かれた制動時間TB1が第9図gに示されてい
る。同様にして、第9図eのハの値に対応する力
行時間TD2と、制動時間TB2を示したのが第9
図h,iである。また、時刻t11に得た第9図e
のニの値に対応して、同じく第9図h,iに示す
TD3,TB3が算出されている。このようにして、
キヤプスタンモータ12を力行、制動することに
よつて、所定のテープ送り量を行ない、ノイズの
ある静止画はノイズのない静止画の状態へ、ただ
1回または2回程度以下の時間で制御することが
できる。
なお、キヤプスタンモータ12については前述
の通常の直流モータに変えてブラシレス直流モー
タであつてもよいことはいうまでもない。この場
合、ロータが永久磁石のみからなり、機械的接触
も少ないので制御性は通常の直流モータよりも向
上する。また、第1図に示した切換回路20は同
一フイールドを再生する磁気ヘツド7,8のアジ
マスが磁気ヘツド5ではなく磁気ヘツド6のアジ
マスになつたときはスイツチ23を逆に切換える
役目をなすようにすればよい。また、フイルタ1
7,18の出力を第1図に示す点線のように接続
し、一方出力がレベルの極端に低いときなどを検
知し、スイツチ23を開いてテープ送り制御を中
止させるようにする。
の通常の直流モータに変えてブラシレス直流モー
タであつてもよいことはいうまでもない。この場
合、ロータが永久磁石のみからなり、機械的接触
も少ないので制御性は通常の直流モータよりも向
上する。また、第1図に示した切換回路20は同
一フイールドを再生する磁気ヘツド7,8のアジ
マスが磁気ヘツド5ではなく磁気ヘツド6のアジ
マスになつたときはスイツチ23を逆に切換える
役目をなすようにすればよい。また、フイルタ1
7,18の出力を第1図に示す点線のように接続
し、一方出力がレベルの極端に低いときなどを検
知し、スイツチ23を開いてテープ送り制御を中
止させるようにする。
以上のように、この発明によれば、各トラツク
にそれぞれ異なる4つの周波数で、ビデオ信号中
に同時記録されたサーボ用のパイロツト信号によ
つて制御するヘリカルスキヤン方式の磁気記録再
生装置において、その4つの周波数のうち、各2
つずつの周波数を検出する2つのフイルタ回路を
設け、その出力レベルを比較することによつてテ
ープ停止時における停止位置をまず検出すること
ができる。そして、その値をもとにただ1回また
は2回程度のキヤプスタンモータの駆動によりノ
イズレスの静止画を得ることができるので、簡単
にして良好なノイズレスの静止画を得ることがで
きる。
にそれぞれ異なる4つの周波数で、ビデオ信号中
に同時記録されたサーボ用のパイロツト信号によ
つて制御するヘリカルスキヤン方式の磁気記録再
生装置において、その4つの周波数のうち、各2
つずつの周波数を検出する2つのフイルタ回路を
設け、その出力レベルを比較することによつてテ
ープ停止時における停止位置をまず検出すること
ができる。そして、その値をもとにただ1回また
は2回程度のキヤプスタンモータの駆動によりノ
イズレスの静止画を得ることができるので、簡単
にして良好なノイズレスの静止画を得ることがで
きる。
第1図はこの発明の一実施例の概略ブロツク図
である。第2図は第1図に示すフイルタの一例を
示す図である。第3図は第1図に示す演算回路の
概略ブロツク図である。第4図はモータドライバ
の電気回路図である。第5図は磁気テープ上に記
録されたビデオ信号のトラツクを示す図である。
第6図は信号トラツク上に記録されたパイロツト
信号周波数の関係を示す図である。第7図はビデ
オヘツドの位置を検知するPGヘツドの出力とヘ
ツドセンス回路の出力を示す図である。第8図、
第9図および第10図は第1図の動作を説明する
ための波形図である。第11図および第12図は
モータを駆動するための力行時間と制動時間との
関係を示す図である。 図において、1は磁気テープ、3はドラムモー
タ、4は回転ドラム、5,6,7,8は磁気ヘツ
ド、12はキヤプスタンモータ、15はビデオ信
号記録再生アンプ、16はビデオ信号再生回路、
17,18はフイルタ、21,22はコンパレー
タ、23は切換スイツチ、24は演算回路、25
はモータドライバを示す。
である。第2図は第1図に示すフイルタの一例を
示す図である。第3図は第1図に示す演算回路の
概略ブロツク図である。第4図はモータドライバ
の電気回路図である。第5図は磁気テープ上に記
録されたビデオ信号のトラツクを示す図である。
第6図は信号トラツク上に記録されたパイロツト
信号周波数の関係を示す図である。第7図はビデ
オヘツドの位置を検知するPGヘツドの出力とヘ
ツドセンス回路の出力を示す図である。第8図、
第9図および第10図は第1図の動作を説明する
ための波形図である。第11図および第12図は
モータを駆動するための力行時間と制動時間との
関係を示す図である。 図において、1は磁気テープ、3はドラムモー
タ、4は回転ドラム、5,6,7,8は磁気ヘツ
ド、12はキヤプスタンモータ、15はビデオ信
号記録再生アンプ、16はビデオ信号再生回路、
17,18はフイルタ、21,22はコンパレー
タ、23は切換スイツチ、24は演算回路、25
はモータドライバを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転ヘツドにより磁気テープ上に信号トラツ
クが形成され、そのトラツク上にそれぞれの周波
数が異なる4つのパイロツト信号がトラツクごと
に順次繰返し記録され、その信号をサーボ制御に
供する静止画再生装置において、 前記異なる周波数の4つのパイロツト信号のう
ち、隣接するトラツクに記録されているそれぞれ
2つの周波数の成分を検出する第1および第2の
フイルタ、 前記第1および第2のフイルタの出力のレベル
を比較する比較手段、 前記回転ヘツドの位置を検出し、それを電気信
号に変換するヘツドセンス手段、 前記ヘツドセンス手段の出力信号の変化の時点
と、前記比較手段の出力の変化の時点とに基づい
て、その時間差の大小に応じて出力が比例的に変
化する値を算出し、この値をキヤプスタンモータ
の力行時間とした力行出力信号を導出するととも
に、この力行時間に従属するキヤプスタンモータ
の制動時間を算出して得られた制動出力信号を導
出する演算手段、ならびに 前記演算手段の力行および制動出力信号に応じ
て、前記キヤプスタンモータを駆動ないし制動す
る駆動手段を備えた、静止画再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104389A JPS59229765A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | 静止画再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104389A JPS59229765A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | 静止画再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59229765A JPS59229765A (ja) | 1984-12-24 |
JPH0552581B2 true JPH0552581B2 (ja) | 1993-08-05 |
Family
ID=14379387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58104389A Granted JPS59229765A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | 静止画再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59229765A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6184176A (ja) * | 1984-10-01 | 1986-04-28 | Canon Inc | 回転ヘツド型再生装置 |
JPS6184175A (ja) * | 1984-10-01 | 1986-04-28 | Canon Inc | 回転ヘツド型再生装置 |
JPS6184177A (ja) * | 1984-10-01 | 1986-04-28 | Canon Inc | 回転ヘツド型再生装置 |
JP2706653B2 (ja) * | 1984-10-04 | 1998-01-28 | キヤノン株式会社 | ビデオ信号再生装置 |
US5087995A (en) * | 1984-12-06 | 1992-02-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Information signal reproducing apparatus for effecting tracking control by using three or more rotary heads |
JP2575102B2 (ja) * | 1985-03-13 | 1997-01-22 | キヤノン株式会社 | 回転ヘツド型再生装置 |
-
1983
- 1983-06-10 JP JP58104389A patent/JPS59229765A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59229765A (ja) | 1984-12-24 |
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