JPH03140924A - 液晶配向剤 - Google Patents

液晶配向剤

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JPH03140924A
JPH03140924A JP27867589A JP27867589A JPH03140924A JP H03140924 A JPH03140924 A JP H03140924A JP 27867589 A JP27867589 A JP 27867589A JP 27867589 A JP27867589 A JP 27867589A JP H03140924 A JPH03140924 A JP H03140924A
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JP
Japan
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polymer
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dianhydride
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JP27867589A
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English (en)
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Michinori Nishikawa
通則 西川
Osamu Fujii
修 藤井
Yasuaki Yokoyama
泰明 横山
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶配向剤に関し、特に液晶の配向性が良好
でプレチルト角が80〜90°を示すホメオトロピック
型表示素子に有用な液晶配向剤に関する。
(従来の技術〕 従来、正の誘電異方性を有するネマチック型液晶を、ポ
リイミドなどからなる液晶配向膜を有する透明電極付き
基板でサンドインチし、液晶分子の長軸が基板間で90
度連続的に捩じれるようにしてなるTN型配列セルを有
するTN型表示素子が知られている。このTN型表示素
子における液晶の配向は、ラビング処理を施された液晶
配向膜により形成されている。
このTN型表示素子は、視角依存性に劣り大面積化が難
しいため、最近、視角依存性と大面積化が容易なホメオ
トロピック型表示素子が知られるようになった。このホ
メオトロピック型表示素子は、液晶分子の長軸方向の誘
電異方性が負の液晶を垂直配向させ、電圧印加により分
子を倒して単純マトリックス駆動で動作させるものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ホメオトロピック型表示素子は、液晶を
垂直配向させるために、二酸化ケイ素を斜方蒸着した基
板を用いたり、基板をフッ素系の界面活性剤や長鎖アル
キル基を有するカップリング剤で処理することが必要で
あり、前記斜方蒸着の場合、製造工程が煩雑で大量生産
できず、界面活性剤やカップリング剤を用いた場合、信
頼性が乏しいという問題点があった。
また、前記のTN型表示素子に使用されているポリイミ
ドなどからなる液晶配向膜を用い、ホメオトロピック型
表示素子を作製した場合、配向した液晶分子の長軸と液
晶配向膜とのプレチルト角は小さすぎるため、該素子が
作動しないという問題がある。
本発明は、かかる従来の技術的課題を背景になされたも
ので、液晶の配向性が良好でプレチルト角が大きく、特
にホメオトロピック型表示素子の液晶配向膜用として好
適な液晶配向剤を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、下記一般式(1)で表される繰り返し構造単
位を有する重合体(以下「重合体(■)」という)にア
ミン化合物を混合してなる液晶配向剤を提供するもので
ある。
0      0 111 (式中、R1は4価の有機基、R2は3価または4価の
有機基、R3、R4およびR5は同一でも異なってもよ
く、水素原子またはアルキル基、aは1または2の整数
を示す。) 本発明に使用される重合体(I)中のR’は、4価の有
機基を示し、例えばテトラカルボン酸二無水物から酸無
水物基を除いた残基を示す。
このテトラカルボン酸二水物としては、例えばブタンテ
トラカルボン酸二無水物、1,2,3゜4−シクロブタ
ンテトラカルボン酸二無水物、1゜2.3.4−シクロ
ペンクンテトラカルボン酸二無水物、2,3.5−)リ
カルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、3,5.6−
)リカルポキシーノルボルナンー2−酢酸二無水物、5
−(2゜5−ジオキソテトラヒドロフリル)−3−メチ
ルシクロヘキセンジカルボン酸二無水物、ビシクロ(2
,2,2,)−オクト−7−ニンーテトラカルボン酸二
無水物などの脂肪族および脂環式テトラカルボン酸二無
水物;ピロメリット酸二無水物、3.3’、4.4’ 
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3.3’
、4.4’−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二無
水物、1゜4.5.8−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、2,3,6.7−ナフタレンテトラカルボン酸
二無水物、3.3’、4.4’−ビフェニルエーテルテ
トラカルボン酸二無水物、3.3’、4゜4′−ジメチ
ルジフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、3.3
’、4.4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸
二無水物、1,2,3゜4−フランテトラカルボン酸二
無水物、4.4′ビス(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニルスルフィドニ無水物、4.4’−ビス(
3゜4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン
ニ無水物、4.4′−ビス(3,4−ジカルボキシフェ
ノキシ)ジフェニルプロパンニ無水物、3.3’、4.
4’ −パーフルオロイソプロピリデンテトラカルボン
酸二無水物、3.3′、44′−ビフェニルエーテルテ
トラカルボン酸二無水物、ビス(フタル酸)フェニルホ
スフィンオキサイドニ無水物、p−フェニレン−ビス−
(トリフェニルフタル酸)二無水物、m−フェニレン−
ビス−(トリフェニルフタル酸)二無水物、ビス(トリ
フェニルフタル酸)−4,4’ −ジフェニルエーテル
ニ無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)4.4’−ジ
フェニルメタンニ無水物などの芳香族テトラカルボン酸
二無水物を挙げることができ、これらのうちでは2,3
.5−)リカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物が好
ましい。
また、重合体(1)中のR2は、3価または4価の有機
基を示し、例えばスルホニル基を有するジアミンからア
ミノ基を除いた残基を示す。
スルホニル基を有するジアミンとしては、例えば3,4
−ジアミノベンゼンスルホン酸、3.5ジアミノベンゼ
ンスルホン酸、2.2’ −ジスルホキシー4.4′−
ジアミノビフェニル、22′−ジスルホキシ−5,5′
−ジメチル−4゜4′−ジアミノビフェニル、2,2′
−ジスルホキシ−4,4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル、2.2′−スルホキシ−4,4′−ジアミノジフェ
ニルスルフィド、2.2′−ジスルホキシ−44′−ジ
アミノジフェニルメタン、2.2−ビス(2−スルホキ
シ−4−アミノフェニル)プロパン、2.2−ビス[4
−(2−スルホキシ−4アミノフエノキシ)フェニル]
プロパン、2.4ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−5
−ニトロフェニルアゾ)ベンゼンスルホン酸、5 (2
,4ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−5−ニトロフェ
ニルアゾ)フェニルアゾ]−1−ナフタレンスルホン酸
、ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸などを
挙げることができる。
本発明に使用される重合体(1)のうち、R3−R5が
すべて水素原子のものは、例えば前記テトラカルボン酸
二無水物と、前記スルホニル基を含有するジアミンを含
むアミン化合物とを、有機溶媒中、0〜150°C1好
ましくは0〜100°Cで反応させて得られる。
なお、前記スルホニル基を含有するジアミンは、例えば
全アミン化合物の95モル%以下、好ましくは50モル
%未満の割合で他のポリアミン化合物、例えば前記以外
のジアミン、トリアミンあるいはテトラアミンを併用す
ることができる。
このうち、スルホニル基を含有するジアミン以外のジア
ミンとしては、例えばパラフェニレンジアミン、メタフ
ェニレンジアミン、4.4′−ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルエタン、ベンジジン
、4.4’ −ジアミノジフェニルスルフィド、4.4
′−ジアミノジフェニルスルホン、44′−ジアミノジ
フェニルエーテル、■、5−ジアミノナフタレン、3゜
3′−ジメチル−4,4′−ジアミノビフェニル、3.
4′−ジアミノヘンズアニリド、3.4′ジアミノジフ
エニルエーテル、3.3′−ジアミノベンゾフェノン、
34′−ジアミノヘンシフエノン、4,4′−ジアミノ
ベンゾフェノン、2゜2−ビス(4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパン、ビス[:4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕へキサフルオロプロパン、ビ
ス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン
、1.4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1
.3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1.3
−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、9.9−ビ
ス(4−アミノフェニル)−10−ヒドロ−アントラセ
ン、9.9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、
4.4’メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、2.
2’5.5′−テトラクロロ−44′−ジアミノビフェ
ニル、2.2′−ジクロロ−4,4′−ジアミノ−5,
5′−ジメトキシビフェニル、3,3′ジメトキシ−4
,4′−ジアミノビフェニルなどの芳香族ジアミン;ジ
アミノテトラフェニルチオフェンなどのへテロ原子を有
する芳香族ジアミン;1,1’−メタキシリレンジアミ
ン、1,3プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン
、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、4.4′−ジメチルへブタメチレ
ンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホ
ロンジアミン、テトラヒドロジシクロペンタジエニレン
ジアミン、ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダニレン
シメチレンジアミン、トリシクロ(6,2,1,0”・
7〕ウンデシレンジメチルジアミンなどの脂肪族または
脂環式ジアミン; (式中、R′は炭素数1〜12のメチル基、エチル基、
プロピル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などの
シクロアルキル基、またはフェニル基などのアリール基
、pは1〜3の整数、qは1〜20の整数を示す)など
で表されるジアミノオルガノシロキサン;3,4−ジア
ミノ安息香酸、3.5−ジアミノ安息香酸、3.3’ 
−ジカルボキシ−4,4′−ジアミノビフェニル、3.
3′0 ジカルボキシ−4,4′−ジアミノ−ジフェニルメタン
、3.3′−ジカルボキシ−4,4′ジアミノジフエニ
ルエーテル、3,3′−ジカルボキシ−4,4′−ジア
ミノジフェニルスルフィド、3.3′−ジカルボキシ−
4,41−ジアミノジフェニルスルホン、2,2−ビス
(3−カルボキシ−4−アミノフェニル)プロパン、2
,2ビス(4−(3−カルボキシ−4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕プロパン、2.3−ジアミノプロピオン
酸、2.4−ジアミノブタン酸、2゜5−ジアミノペン
タン酸などを挙げることができる。
また、トリアミンとしては、例えば1.2.4トリアミ
ノベンゼン、1,2.4−トリアミノナフタレン、1,
2.6−トリアミノナフタレン、3.3’ 、4−)リ
アミノジフェニルメタン、3゜3’   4−)リアミ
ノジフェニルエーテル、2゜4.6−トリアミノピリミ
ジン、4.5.6−トリアミノピリミジン、2.4.7
−)リアミノ6−フェニルプテリジン、1,5.9−)
リアザシクロデカン、1,5.9−)リアザシクロドデ
カン、1,4.7−)リアザシクロノナンなどを、さら
にテトラアミンとしては、3.3’、4.4’−テトラ
アミノビフエニル、3.3’、4.4’テトラアミノジ
フエニルメタン、3.3’、4゜4′−テトラアミノジ
フェニルエーテル、3.3′4.4′−テトラアミノジ
フェニルスルフォン、3.3’、4.4’−テトラアミ
ノジフェニルスルフィド、3.3’、4.4’ −テト
ラアミノベンゾフェノン、1,2,4.5−テトラアミ
ノベンゼン、1,4,5.8−テトラアミノアントラキ
ノン、2.4.5.6−テトラアミノビリミジン、1,
4,8.12−テトラアザシクロペンタデカン、1,4
,8.11−テトラアザシクロテトラデカンなどを挙げ
ることができる。
さらに、重合体(1)中のR3−R5のうち、アルキル
基としては、メチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル
基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル基な
どの炭素数1〜201 2 のものを挙げることができる。
前記重合体(1)の合成に用いられる有機溶媒としては
、反応で生成する重合体を溶解させるものであれば特に
制限はなく、例えばN−メチル2−ピロリドン、N、N
−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、T−ブチロラクトン、テト
ラメチル尿素、ヘキサメチルホスホルトリアミドなどの
非プロトン系極性溶媒、m−クレゾール、キシレノール
、フェノール、ハロゲン化フェノールなどのフェノール
系溶媒を挙げることができる。
重合体(1)の合成に用いられるテトラカルボン酸二無
水物と、スルホニル基を含有するジアミンを含むアミン
化合物との使用割合は、後者のアミノ基の1当量に対し
て、テトラカルボン酸二無水物の無水物基の全量が0.
2〜2当量、好ましくは0.3〜1当量となる量である
テトラカルボン酸二無水物とスルホニル基を含有するジ
アミンを含むアミン化合物との反応は、両者を前記有機
溶媒に溶解し、攪拌下で反応させる。
なお、有機溶媒の使用量は、通常、テトラカルボン酸二
無水物およびスルホニル基を含有するジアミンを含むア
ミン化合物の総量が、0.1〜30重量%になる量であ
る。
重合体(1)のうち、R3−R5の少なくとも1個がア
ルキル基であるものは、上記のようにして得られた重合
体に、アルコールを反応させることにより合成すること
ができる。ここで、使用されるアルコールとしては、メ
タノール、エタノール、ブタノール、ヘキサノール、オ
クタツール、デシルアルコール、ドデシルアルコール、
テトラデシルアルコール、ヘキサ、デシルアルコール、
オクタデシルアルコール、エイコシルアルコールなどを
挙げることができる。
得られる重合体(1)の固有粘度〔η!、=(j!イη
rat / CSC”’ 0 、 5 g / a、3
0℃、N−メチル−2−ピロリドン中〕は、通常、0.
05〜LOdl/g、好ましくは0.05〜5a/gで
ある。
3 4 次に、アミン化合物は、下記一般式(n)で表される。
7 / 0 (式中、R6は1価の有機基、R7−R8は水素原子ま
たは1価の有機基を示す。) JIJQ式(II)で表されるアミン化合物(以下[ア
ミン化合物(■)」という)中のR6は1価の有機基、
R′!〜R8は水素原子または1価の有機基である。R
6およびR7−R8の1価の有機基としては、アミル基
、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デ
シル基、ウンデシル基、ペンタデシル基、オクタデシル
基、エイコシル基、トコシル基、トリアコンチル基、テ
トラコンシル基、シクロヘキシル基などの炭素数が通常
5〜30、好ましくは12〜30のアルキル基;フェニ
ル基、ブチルフェニル基、オクチルフェニル基、ジフェ
ニル基、ナフチル基、アントラニル基、フルオレニル基
、フルオレニル基、キノリル基、フェナントリル基、ヘ
ンゾフェナントリル基、ヒドロインデニル基などの通常
、炭素数6〜18、好ましくは10〜18の芳香族環ま
たは複素環を有する基を挙げることができる。
このようなアミン化合物(If)の具体例としては、n
−アミルアミン、n−ヘキシルアミン、nヘプチルアミ
ン、n−オクチルアミン、n−ノニルアミン、n−デシ
ルアミン、n−ドデシルアミン、n−ウンデシルアミン
、n−テトラデシルアミン、n−ペンタデシルアミン、
n−ヘキサデシルアミン、n−ヘプタデシルアミン、n
−オクタデシルアミン、n−ノナデシルアミン、n−エ
イコシルアミン、n−へイコシルアミン、n−トコジル
アミン、n−トコジルアミン、n−テトラコンル基ミン
、n−)リアコンチルアミン、シクロヘキシルアミンな
どの1級アミン;N−メチル−n−オクチルアミン、N
−メチル−n−デシルアミン、N−メチル−n−ドデシ
ルアミン、N−メチル−n−テトラデシルアミン、N−
メチルn−ヘキサデシルアミン、N−メチル−n−第5 6 フタデシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジオクチ
ルアミン、ジドデシルアミン、ジオクタデシルアミン、
ジオクタデシルアミンなどの2級アミン;アニリン、p
−n−ブチルアニリン、pt−ブチルアニリン、p−n
−オクチルアニリン、p−n−デシルアニリン、p−n
−ドデシルアニリン、p−n−テトラデシルアニリン、
ジフェニルアミン、α−ナフチルアミン、1−アミノア
ントラセン、2−アミノアントラセン、1−アミノアン
トラキノン、4−アミノビフェニル、2−アミノビフェ
ニル、6−アミノクリセン、3−アミノアントラセン、
2−アミノフルオレン、1−アミノ−9−フルオレノン
、4−アミノ−9−フルオレノン、5−アミノインダン
、5−アミノイソキノリン、9−アミノフェナントレン
などの芳香族アミン化合物を挙げることができる。
本発明の液晶配向剤は、通常、前記重合体(1)および
アミン化合物(n)を、例えば0〜100°C1好まし
くは0〜60℃の温度で混合することにより得られる。
かくて、アミン化合物(II)を、重合体(1)のスル
ホニル基に結合させることもできる。
この際、アミン化合物(II)の使用割合は、重合体(
1)中に存在するスルホニル基の総量に対して、通常、
0.1モル%以上、好ましくは5〜100モル%である
。このアミン化合物(II)の使用割合によって、液晶
配向剤に要求される液晶のプレチルト角を調節すること
ができる。
本発明の液晶配向剤は、重合体(1)およびアミン化合
物(n)を混合してなるが、通常、有機溶媒に溶解し、
通常、固形分濃度が0.1〜30重量%、好ましくは0
.5〜20重量%の溶液として調製される。これに用い
る有機溶剤は、重合体(1)の合成に用いたものと同じ
有機溶媒を挙げることができる。
また、この場合の有機溶媒には、そのほか−船釣有機溶
媒であるアルコール類、ケトン類、エステル類、エーテ
ル類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類、例えばメチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、シクロへキサ7 ノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、トリエチレングリコール、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、シュウ
酸ジエチル、マロン首ジエチル、ジエチルエーテル、エ
チレングリコールメチルエーテル、エチレングリコール
エチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエ
ーテル、エチレングリコール−1−プロピルエーテル、
エチレングリコール−n−ブチルエーテル、エチレング
リコールジメチルエーテル、エチレングリコールエチル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジクロルメタン、l 2
−ジクロルエタン、14−ジクロルブタン、トリクロル
エタン、クロルベンゼン、0−ジクロルベンゼン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどを、重合体(I)を析出させない程度に混合す
ることができる。
また、本発明の液晶配向剤は、他のポリアミック酸やポ
リイミドを混合して使用してもよい。
これによっても、液晶配向剤に要求される液晶のプレチ
ルト角の値を調整することができる。
本発明の液晶配向剤を用いて得られる液晶表示素子は、
例えば次の方法によって製造することができる。
まず、基板上にパターン状の透明導電膜を設け、この基
板の透明導電膜側に、本発明の液晶配向剤をロールコー
タ−法、スピンナー法、印刷法などで塗布し、80〜2
00°C1好ましくは120〜200°Cの温度で加熱
することにより塗膜を形成させる。
この塗膜の膜厚は、通常、0.001〜1μm、好まし
くは0.005〜0.5μmである。
形成された塗膜は、ナイロンなどの合成繊維からなる布
を巻きつけたロールでのラビングにより液晶配向処理が
施され、液晶配向膜となる。
なお、液晶配向剤の塗布に際しては、基板および透明導
電膜と塗膜との接着性をさらに良好にす9 0 るために、基板および透明導電膜上に、あらかじめシラ
ンカップリング剤、チタンカップリング剤などを塗布す
ることもできる。
また、液晶表示素子に用いられる基板としては、フロー
トガラス、ソーダガラスなどのガラスや可撓性のポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートな
どのポリエステルフィルム、さらにはポリエーテルスル
ホン、ポリカーボネート、その他のプラスチックフィル
ムなどからなる透明基板を用いることができ、透明導電
膜としては、SnO,からなるNESA膜、InzO=
SnO□からなるITO膜などを用いることができ、こ
れらの透明導電膜のパターニングには、フォト・エツチ
ング法や、あらかじめマスクを用いる方法が用いられる
液晶配向膜を形成した基板は、その2枚を液晶配向面に
対向させ、基板の間の周辺部をシール剤でシールし、液
晶を充填し、充填口を封止して液晶セルとし、その両面
に直交または逆平行に偏光板を圧着することにより液晶
表示素子とされる。
また、液晶としては、負の誘電異方性を持つ液晶であれ
ば特に限定されないが、ネマチック型液晶を形成させる
ものが好ましく、例えばシッフベース系液晶、アゾキシ
系液晶、ビフェニル系液晶、フェニルシクロヘキサン系
液晶、エステル系液晶、ターフェニル系液晶、ビフェニ
ルシクロヘキサン系液晶、ピリミジン系液晶、ジオキサ
ン系液晶、ビシクロオクタン系液晶、キュパン系液晶な
どを挙げることができる。
液晶セルの外側に使用される偏光板としては、ポリビニ
ルアルコールを延伸配向させながらヨウ素を吸収させた
H膜と呼ばれる偏光膜を酢酸セルロース保護膜で挟んだ
偏光板またはH膜そのものからなる偏光板などを挙げる
ことができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
なお、実施例におけるプレチルト角の測定は、(T、 
J、 5chffer、 et、 al、、 J、 A
ppl、 Phys、、 48+1 2 1783  (1977)、F、Nakano、et、
al、、JPN、J、  ^PpI。
Phys、、 19 2013 (1980))に記載
の方法に準拠し、He−Neレーザー光を用いる結晶回
転法により行った。
合成例1 37.2g (0,1モル)の2.2′−ジスルホキシ
−5,5′−ジメチル−4,4′−ジアミノビフェニル
を204gのN−メチル−2−ピロリドンに溶解し、さ
らに25.3g (0,25モル)のトリエチルアミン
を添加して、25゛Cで充分に攪拌したのち、22.4
g (0,1モル)の2.3.5−トリカルボキシシク
ロペンチル酢酸二無水物を加え、20時間反応させた。
次いで、反応生成液を大過剰のメタノール中に注ぎ、反
応生成物を沈澱させたのち、メタノールで洗浄し、減圧
下、40°Cで15時間乾燥させて固有粘度1. 25
d1.7gの重合体を得た。
合成例2 ジアミン化合物を、2.2′−ジスルホキシ5.5′−
ジメチル−4,4′−ジアミノビフェニル18.6g 
(0,05モル)と4,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン9.91g (0,05モル)に代えた以外は、合成
例1と同様にして固有粘度1.32dl/gの重合体を
得た。
実施例1 合成例1で得られた重合体29.8g (0,05モル)を、612gのN−メチル−2ピロリ
ドンに溶解させたのち、室温で攪拌しながら10.8g
 (0,04モル)のn−オクタデシルアミンを添加し
、20時間混合させた。
この混合物を、N−メチル−2−ピロリドンに溶解させ
、固形分濃度5重量%の溶液を調製し、孔径1μmのフ
ィルターで濾過し、液晶配向剤を調製した。この液晶配
向剤をITO膜からなる透明電極付きガラス基板上の透
明電極面に、スピナーを用い回転数3.OOOrpmで
3分間塗布し、180°Cで1時間乾燥し、乾燥膜厚0
.05.camの塗膜を形成した。
形成した塗膜に、ナイロン製の布を巻きつけたロールヲ
有するラビングマシーンにより、ロール3 4 の回転数500rpm、ステージ移動速度1cm/秒で
ラビング処理を行った。
次に、一対のラビング処理された基板の液晶配向膜を有
する側のそれぞれの外縁に、直径17μmの酸化アルミ
ニウム球入りエポキシ樹脂接着剤をスクリーン印刷塗布
したのち、一対の基板を上下にラビング方向が逆平行に
なるように重ね合わせて圧着し接着剤を硬化させた。
次に、液晶注入口より基板間にネマチック型液晶(メル
ク社製、ZLI−4318)を充填したのち、エポキシ
系接着剤で液晶注入口を封止し、得られた素子の外側の
両面に偏光板を、偏光板の偏光方向がそれぞれの基板に
塗布した液晶配向膜のラビング方向と一致するように貼
り合わせ、液晶表示素子を作製した。
得られた液晶表示素子の液晶配向性は良好であり、プレ
チルト角を測定したところ、86″であった。
実施例2〜9 合成例1〜2で得られた重合体および第1表に示すモノ
アミンを用いて、実施例1と同様にして実施例2〜9の
液晶配向剤を調製した。
得られた各液晶配向剤を用い、液晶を第2表に示すとお
りに代えた以外は、実施例1と同様にして液晶表示素子
を作製した。
作製した液晶表示素子の液晶配向性およびプレチルト角
を第2表に示す。
(以下余白) 5 6 第1表 第2表 *)重合体のスルホニル基および/またはカルボキシル
基に対するモノアミンの割合 *)メルク社製、ネマチック型液晶 比較例1 合成例1で得られた重合体を単独で用い、実施例1と同
様にして評価したところ、プレチルト角は1.8”であ
った。
〔発明の効果〕
本発明の液晶配向剤は、液晶配向性が良好でプレチルト
角が大きく、特にホメオトロピック表示素子用として好
適な液晶配向膜が得られる。
7 8 また、本発明の液晶配向剤を用いて形成した液晶配向膜
を有する液晶表示素子は、使用する液晶を選択すること
により、TN型表示素子あるいはSTN型表示素子にも
好適に使用することができる。
さらに、本発明の液晶配向剤を用いて形成した液晶配向
膜を有する液晶表示素子は、液晶の配向性および信幀性
に優れ、種々の装置に有効に使用でき、例えば卓上計算
機、゛腕時計、置時計、係数表示板、ワードプロセッサ
ー、パーソナルコンピューター、液晶テレビなどの表示
装置に用いられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表される繰り返し構造単位
    を有する重合体にアミン化合物を混合してなる液晶配向
    剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・( I ) (式中、R^1は4価の有機基、R^2は3価または4
    価の有機基、R^3、R^4およびR^5は同一でも異
    なってもよく、水素原子またはアルキル基、aは1また
    は2の整数を示す。)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09316200A (ja) * 1996-05-31 1997-12-09 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 液晶配向剤
JP2011100032A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置

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JPH09316200A (ja) * 1996-05-31 1997-12-09 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 液晶配向剤
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