JPH0314007Y2 - - Google Patents

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JPH0314007Y2
JPH0314007Y2 JP1984055478U JP5547884U JPH0314007Y2 JP H0314007 Y2 JPH0314007 Y2 JP H0314007Y2 JP 1984055478 U JP1984055478 U JP 1984055478U JP 5547884 U JP5547884 U JP 5547884U JP H0314007 Y2 JPH0314007 Y2 JP H0314007Y2
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JP1984055478U
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 技術分野 この考案は可変抵抗器に関し、特に抵抗値を可
変する際に操作者にクリツク感を与え基準位置を
認識させる可変抵抗器に関するものである。
(2) 従来技術 従来の可変抵抗器のクリツク機構としては、例
えば第1図に示すようなものがある。図中、1は
ケース本体であり、このケース本体1内には円筒
状の凹所1aが設けられている。そして、この凹
所1aの底面に中心孔1bが穿設され、この中心
孔1bには回動体2の中心軸2aが挿入され、操
作者が回動体2の摘みを手で回動することにより
抵抗値を可変していた。又、この回動体2の外周
には収納凹所2bが設けられ、この収納凹所2b
にはバネ体2cと球体2dが収納されている。そ
して球体2dはバネ体2cの弾発力により回動体
2の半径方向に出入り自体に装着されている。一
方、ケース本体1の凹所1aの外周内壁面にはク
リツク用溝部1cが形成され、回動体2の回転の
際に、所望の位置で球体2dがこのクリツク用溝
部1cに係合して、操作者にクリツク感を生ぜし
めていた。
しかしながら、このような従来の可変抵抗器の
クリツク機構は、バネ体2cおよび球体2dが必
要であり部品点数が多くなる欠点があつた。
(3) 目的 そこで、この考案はこのような従来の問題点に
着目してなされたもので、クリツク機構の部品点
数の削減を図るとともに従来の凹所内径を大きく
することなく、かつ凹所底面と回動体との間の間
隙を大きくすることなく設計の自由度を上げつ
つ、操作者に常に一定の明確なクリツク感を与え
ることができる耐久性の高い可変抵抗器を提供す
ることを目的とする。
(4) 構成 以下、図面に基づいてこの考案を説明する。第
2図〜第10図はこの考案の一実施例を示す図面
である。図中、従来と同一ないし均等な部位また
は部材に同一符号を付して重複した説明を省略す
る。第5図および第6図において合成樹脂で成形
されたケース本体1の凹所1aの底部には、エポ
キシ等の材料からなる絶縁基板1hが、ケース本
体1と一体としてインサート成形され底部に配設
されている。そして、この絶縁基板1h上に穿設
された中心孔1bの外周には、導体層1eおよび
その外側には抵抗体層1fが並設して印刷されて
いる。さらに、この抵抗体層1fの外側には、ケ
ース本体1と一体に形成されて凹所1aの周方向
に延び且つ絶縁基板1h上に密着するように凹所
1aの底部周縁に形成され、上面を後述するクリ
ツク用突起が摺接移動する段部1gが略環状に形
成されている。そして段部1gの一部分であつて
導体層1eの後述するセンター端子5の上方には
クリツク用溝部1cが設けられている。そして、
このクリツク用溝部1cと相対向する1gの上方
には回動体2の係止突起2eを係止する係止部1
jが形成されている。一方、第7図および第8図
においてケース本体1の凹所1aに回動自在に挿
入される回動体2の一端の先端部には、摺動子片
3を嵌合・固定する中心軸2aおよび固定軸2b
が突設され、これと反対側の他端の外周面には、
操作者が操作するための摘部2dが形成されてい
る。そして、この中心軸2aおよび固定軸2bに
は、第9図および第10図に示す摺動子片3の中
心軸孔3aおよび固定軸孔3bが嵌合されること
により摺動子片3は回動体2の一端の先端に嵌合
されている。又摺動子片3には中心軸3aから最
も近い距離に接点3cが、次に中心軸3aから近
い距離に接点3cと相対向する側に接点3dが設
けられている。なお、接点3c、接点3dを2つ
ずつ設けてあるのは、接触安定性を図るためであ
る。さらに、両端が摺動子片3と一体に形成され
且つ中央が段部1g上面に向けて延設された弾性
アーム部3fの中央に、接点3dと中心軸孔3a
を挟んだ、最も外側の部位にはクリツク用突起3
eが設けられている。このように、接点3cと相
対向する側に接点3dが設けられているのは、摺
動子片3のバランスを保持するためであり、又摺
動子片3の中心軸3aから最も遠い距離であつ
て、接点3dと中心軸孔3aを挟んだ位置にクリ
ツク用突起3eが設けられているは摺動子片3の
バランスを良好にすると共に、摺動子片3の弾発
力を利用して操作者が一定の明確なクリツク感を
得られるような付勢力をクリツク用突起3eに与
えるためである。そして、凹所1a内に回動体2
が挿入されると、第2図に示すように接点3cは
導体層1e上に接触し、接点3dは抵抗体層1f
上に接触する。そして、導体層1eの端部および
抵抗体層1fの両端は、それぞれケース本体1に
一体として成形され植設されているセンター端子
5および端子6,7に導通状態で接続されてい
る。なお、回動体2がケース本体1の凹所1aか
ら抜け出るのを防止するために、第4図に示すよ
うに取付板4がケース本体1の上面に設けられた
突起1iに嵌合されている。
次に、この考案の作用について説明する。ま
ず、この考案に係る可変抵抗器の部品の組み付け
方法について説明すると、第4図に示すように、
先端に摺動子片3を嵌合・固定した回動体2をケ
ース本体1内に挿入し、上から取付板4で固定す
る。すなわち、取付板4の嵌合孔4aをケース本
体1の突起1iに挿入して回動体2を取付板4の
孔4bの外縁で押えて回動体2の抜け出を防止
し、突起1iの先端をつぶして取付板4をケース
本体1の上面に固定する。以上のようにして組み
付けられた可変抵抗器の摘部2dを回動操作する
と、回動体2の先端に嵌合・固定された摺動子片
3の接点3c,3dはそれぞれ凹所1a底面の絶
縁基板1h上に印刷された導体層1eと抵抗体層
1fに接触しながら摺動する。そして、接点3
c,3dの回動位置に対応して、所望の抵抗値が
センター端子5と端子6あるいは端子7の間に現
われる。このように回動体2の回動操作により、
所望の抵抗値に操作調節して、音量等が調整可能
となる。そして、この調整の際には、第3図に示
すように、クリツク用突起3eは導体層1e、抵
抗体層1f上を摺接することなく段部1g上を摺
接し、所望の位置で凹所1aの段部1gに設けら
れたクリツク用溝部1cに摺動子片3のクリツク
用突起3eが落ち込み係合する。この時、操作者
は回動体2の摘部2dを通じて明確なクリツク感
触を得る。なお、回動体2の摘部2dを回動操作
する場合に、回動体2の係止突起2eが、凹所1
aの係止部1jに係合するので、回動体2は凹所
1a内で同方向に360度は回転せず、左右に180度
回転する。
(5) 効果 以上説明してきたように、この考案によれば従
来の可変抵抗器のように回動体の先端にスプリン
グボールおよびスプリングを設ける必要がないか
らクリツク機構の部品点数の削減を図ることがで
きる。さらに、以下のような優れた効果が期待で
きる。すなわち、 (ア) 摺動子片に設けられた接点部は、ケース本体
の凹所底部に配設された絶縁基板上に設けられ
た抵抗体層上を摺接移動し、一方、クリツク用
突起は、ケース本体と一体に形成されて凹所の
周方向に延び且つ絶縁基板上に密着するように
凹所の底部周縁に設けられた段部上を摺接移動
するようにしたので、接点部とクリツク用突起
が同一平面上を摺接することはなく、部品の寸
法や組立上のバラツキによつてクリツク用突起
が抵抗体層上の一部分を摺接移動して抵抗体層
を損傷したり、また接点部がクリツク用溝部に
引掛かり、接点部自身あるいはクリツク用溝部
を損傷するという危険性がない。
従つて、この危険性を回避するために、抵抗
体層と段部(クリツク用溝部)の間にクリアラ
ンスを設ける必要がなく、同一平面上に抵抗体
層及びクリツク用溝部を設ける場合と比べて、
凹所内径を小さくすることができ、ひいては可
変抵抗器本体の小型化ができ、設計の自由度を
上げることができる。
(イ) ケース本体の凹所底部に、ケース本体と一体
に形成されて凹所の周方向に延び且つ絶縁基板
上に密着するように、凹所の底部周縁に段部が
設けられているため、ケース本体に絶縁基板を
インサート成形等で一体に形成する際、この段
部によつても絶縁基板を押さえつけることがで
きる。この結果、絶縁基板の外径を従来タイプ
より小さくしても、絶縁基板を本体ケースに確
実に固定できるので、この絶縁基板の外径が小
さくなつた分だけケース本体の外径を小さくで
きる。また、ケース本体に絶縁基板をインサー
ト成形する際に、段部を成形する金型の間隙を
通つて樹脂が流れて絶縁基板の周縁部に密着す
るので、絶縁基板をケース本体に確実に固定す
ることができる。
(ウ) クリツク用突起は、抵抗体層上を摺接移動す
る接点部と回動体の回転中心を挟む位置に設け
られているので、摺動子片のバランスが良好と
なり、摺動子片の弾発力を利用して操作者に常
に一定の明確なクリツク感を与えることができ
る。
(エ) クリツク用突起は、両端を摺動子片と一体に
形成され且つ中央が段部上面に向けて延設され
た弾性アーム部の中央に設けられているので、
両持ち状態となり、摺動子片(回動体)の回動
方向に拘らず、クリツク感は常に一定で、クリ
ツク用突起をはじめとして摺動子片の耐久性を
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の可変抵抗器のクリツク機構の一
実施例を示した断面図、第2図〜第10図はこの
考案に係る可変抵抗器のクリツク機構の一実施例
を示した断面図であり、第2図は摺動子片がケー
ス本体の底面に接触している状態を示す断面図、
第3図はクリツク用突起がクリツク用溝部に係合
した場合を示す断面図、第4図は可変抵抗器の分
解斜視図、第5図はケース本体の側面図、第6図
はケース本体の平面図、第7図は回動体の側面
図、第8図は回動体の正面図、第9図は摺動子片
の正面図、第10図は摺動子片の側面図である。 1……ケース本体、1a……凹所、1c……ク
リツク用溝部、1e……導体層、1f……抵抗体
層、1g……段部、1h……絶縁基板、2……回
動体、3……摺動子片、3c,3d……接点部、
3e……クリツク用突起、3f……弾性アーム
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース本体の凹所底部に絶縁基板が配設され、
    前記凹所の周方向に向けて延びる抵抗体層が前記
    凹所と同心に前記絶縁基板上に設けられていると
    共に、前記凹所内に一端が挿入された回動体を回
    動操作することにより、該回動体の一端に取り付
    けた摺動子片の接点部が前記抵抗体層上を摺接移
    動するようにした可変抵抗器において、 前記ケース本体と一体に形成されて前記凹所の
    周方向に延び且つ前記絶縁基板上に密着する段部
    が前記凹所の底部周縁に設けられ、前記段部上面
    にクリツク用溝部が形成され、前記抵抗体層が前
    記段部に沿つて設けられていると共に、前記摺動
    子片には両端を該摺動子片と一体に形成され且つ
    中央が前記段部上面に向けて延設された弾性アー
    ム部が設けられ、該弾性アーム部の中央には前記
    段部上を摺接移動して前記クリツク用溝部に係合
    可能なクリツク用突起が形成され、前記抵抗体層
    上を摺接する接点部と前記クリツク用突起は前記
    回動体の回転中心を挟む位置に設けられているこ
    とを特徴とする可変抵抗器。
JP5547884U 1984-04-17 1984-04-17 可変抵抗器 Granted JPS60167309U (ja)

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JP5547884U JPS60167309U (ja) 1984-04-17 1984-04-17 可変抵抗器

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JP5547884U JPS60167309U (ja) 1984-04-17 1984-04-17 可変抵抗器

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JPS60167309U JPS60167309U (ja) 1985-11-06
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JP5547884U Granted JPS60167309U (ja) 1984-04-17 1984-04-17 可変抵抗器

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JPH044760Y2 (ja) * 1987-07-01 1992-02-12

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JPS5525336B2 (ja) * 1974-04-11 1980-07-05

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