JPS5826483Y2 - クリック機構付可変抵抗器 - Google Patents

クリック機構付可変抵抗器

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JPS5826483Y2
JPS5826483Y2 JP1975161413U JP16141375U JPS5826483Y2 JP S5826483 Y2 JPS5826483 Y2 JP S5826483Y2 JP 1975161413 U JP1975161413 U JP 1975161413U JP 16141375 U JP16141375 U JP 16141375U JP S5826483 Y2 JPS5826483 Y2 JP S5826483Y2
Authority
JP
Japan
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click
shaft
variable resistor
fixed
resistor
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975161413U
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English (en)
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JPS5273441U (ja
Inventor
良彦 住川
Original Assignee
テイコクツウシンコウギヨウ カブシキガイシヤ
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Filing date
Publication date
Application filed by テイコクツウシンコウギヨウ カブシキガイシヤ filed Critical テイコクツウシンコウギヨウ カブシキガイシヤ
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクリック機構付回転型可変抵抗器に関するもの
で、特に高性能スレチオ音響機器等に使用する高利得低
雑音可変抵抗器用として、電気的クリック雑音を少くし
たクリック機構付可変抵抗器に関するものである。
一般に回転型可変抵抗器はシャフトを回すことにより円
弧状の抵抗体上を連続的に摺接し移動することが可能な
シャフトに固着した摺動片の任意の位置において、その
可変抵抗器における最小から最大までの範囲内の任意の
抵抗値を得ることができるという特徴を備えているが、
その範囲内のある特定の抵抗値を再現させる必要のある
場合は計器によってその都度抵抗値を確かめなければな
らないという不便がある。
このために摺動片を一定の位置に自動的に停止させるよ
うにクリック機構を設けてこの目的を達する方式が既に
実施されている。
即ち従来例としては第1図および第2図に示すように、
3′は絶縁材料よりなる基板であり、その内面、ここで
は左側に馬蹄型状抵抗体4′を固着し抵抗体4′の両端
には端子を固着している。
基板3′の前側、ここでは右側に固着した外周にねじ等
の固着手段を設けた円筒状軸受2′には回転可能にシャ
フト1′を固着し、シャフト1′の右端部はつまみ等を
固着して操作部を形成する。
基板3′を貫いたシャフト1′の左端の後端にはモール
ド絶縁物よりなるローター10′を固着し、ローター1
0′の右側には抵抗体4′と摺接する弾性摺動片9′を
固着し、摺動片9′は基板3′に固着した弾性集電片1
3′を介して可変抵抗器の中間(出力)外部端子と接続
している。
11′は可変抵抗器を覆う金属板よりなる皿状のケース
で、その右側先端の脚部舌片等で基板3′に固着されて
いる。
そうしてケース11′とシャフト1′に固着したモール
ドよりなる絶縁物のロータ−10′間で、第1図に示す
ようにケース11′に固着した板ばね6′の先端に装着
したボール7′と、絶縁物のローター10′の上面の半
径方向の溝8′とを押圧係合せしめてクリック節動機構
を構成していた。
又別の従来のクリック機構としては第2図に示すように
モールドよりなる絶縁物のローター10’の左側外周位
置において上方向に盲孔10′Cを設け、コイルばね6
′及びボール7′を挿入し、これと係合するクリック溝
又は四部8′をケースに設けたものもあった。
ここでモールドよりなる絶縁物のローター10’には1
体にストッパー突起10’Bを設け、ケース11′の保
合突起11′Bと係合せしめて可変抵抗器の回転止機構
を構成している。
又ローター10′はシャフト1′先端とは金属板よりな
る押え板12′を介して固着している。
ところがこの従来の可変抵抗器のクリック機構ではモー
ルドよりなる絶縁物ローター10′をクリック機構の構
成部として利用しているため、ボール7′を介してのク
リック作用時の衝撃力により、ピエゾ効果等により微小
な衝撃雑音電圧が摺動子9′を介して可変抵抗器の出力
(中間)端子に発生していた。
このクリックによる微小な雑音電圧は低利得の一般用ラ
ジオ機器では余り問題とならないが、高利得でダイナミ
ックレンジ範囲の広い高級ステレオや通信機用可変抵抗
器では問題となり、このクリック衝撃雑音の低下が望ま
れていた。
この対策として絶縁物ローター10’の固有絶縁抵抗を
低下させる対策もあるが、可変抵抗器の絶縁性能の面で
問題があり、又絶縁物ローター10′の衝撃吸収材質へ
の変更等も強度低下やその他の問題があり、又絶縁物ロ
ーターの板厚増加は可変抵抗器の大形化となり問題があ
った。
又可変抵抗器の小型化に伴なって絶縁物ローター10’
の板厚が薄くなったことも原因して、クリック作用時の
衝撃力によるストレイキャパシターC8の微小変化〈C
8による雑音も問題となっていた。
本考案は高性能ステレオ音響機器等の高利得低雑音可変
抵抗器のクリック作用に伴なう電気的クリック雑音を大
巾に減少せしめることを目的としている。
このため本考案はこのクリック衝撃雑音対策として可変
抵抗器のクリック機構に従来のような摺動片9を保持す
るモールド絶縁物よりなるローター10′を利用せず、
クリック機構を抵抗体4を固着した基体3と1体の軸受
2と、回転シャフト1間に設けている。
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第3図は本考案実施例の側断面図、第4図は第3図にお
けるX−X断面図、第5図は部品の分解斜視図をそれぞ
れ示す。
第3図ないし第5図においてシャフト1を挿通した軸受
2.を固着し、あるいは一体に成型した絶縁材より成る
基体3には、そのケース内面側に抵抗体4を外部端子1
6を介して鋲17等で1着するとともにシャフト1の軸
方向に対して直角方向に基体3に節動機構用の孔5を設
け、この孔5の中に挿入したコイルばね6によって孔5
に嵌合するボール7をシャフト1に押付け、シャフト1
にはボール7が附勢接触する外周上の所定の位置に、節
動係合部としてクリック用の溝または凹部8を設ける。
シャフト1の左側の末端部には抵抗体4と摺接する摺動
片9を保持した絶縁板よりなるローター10を金属板よ
りなる押え板12を介して固着してあり、また基体3の
後側すなわち可変抵抗器としての要部は従来の技術に準
じて、ケース11によって覆っている。
ここで摺動片9の環状部9Bは基体3に固着した弾性集
電片13を介して可変抵抗器の中間外部端子16と接続
している。
ケース11には回転止突起11 Bを設け、前記押え板
12のストッパー突起12Bと係合して可変抵抗器の回
転止機構を構成している。
以上のように構成した本考案において、摺動片9がシャ
フト1とともに回転する際に、シャフトに設けたクリッ
ク溝または凹部8がボール7の位置と一致したとき、ば
ね圧を受けているボール7がクリック溝または凹部8に
落ち込み摺動片9およびシャフト1の回転が抑制されて
停止する。
この停止位置は常に一定しているからその時の抵抗値も
常に一定値を示すこととなる。
この回転の停止はボール7に対するばね圧によるもので
あるからクリック溝または凹部8の形状により、この停
止位置を越えて更にシャフト1を回転させて節動させる
ことも可能であり、クリック溝または凹部8の数、ある
いはコイルばね6とボール7の数のいずれかを複数個設
けることによりいくつかの節動クリック点を備えるよう
にし、それぞれに該当する抵抗値を容易に正しく再現す
ることも可能である。
又基体3の節動機構用の孔5の直径、小さく、成形した
基体の厚さは通常では従来品の厚さのままで線動機構を
追加することも可能である。
そうしてクリック機構を備えていない通常の可変抵抗器
と比べて基体の厚さは同等もしくはごく僅かだけ厚くす
ることで済んでいる。
ここで強度及び寿命のためシャフト1は金属製が望まし
く、又クリック溝8の加工もより高精度加工が必要であ
るがこれはプレス加工等で比較的容易に製作可能である
又基体3の節動用の孔5は外周迄の貫通孔でもよく、コ
イルばねは簡易歯付ねし6Bをねじ回し圧入して止めて
もよい。
本考案では従来品のようにストッパー突起10′B及び
クリック溝8′等を備えたモールド加工のローター10
’を必要とせず、板厚が薄い絶縁板をパンチング加工し
たクツツク機構付でない通常の可変抵抗器に使用されて
きた絶縁板よりなるローター10が使用できるため寸法
的、コスト的にも利用がある。
ここで第3図及び第5図に示すように本実施例では軸受
2を固着した基体3の構成はクリック節動機構として軸
受2及び基体3よりなる基体3の軸受部に節動機構用孔
5を設けている。
そうして第1図に示すように節動機構部として従来では
シャフト1の回転中心より半径r′の位置に節動機構を
設けていたが、本考案ではその約キ程度のシャフト1の
半径位置rに節動機構を設けているため、シャフト1の
クリック溝8及びクリックボールは従来品の約士の大き
さとなる。
このため又ボール7は従来の技術に準じて、適当な形状
の節動用可動体に置換えてもよい。
又本考案はクリック機構付高利得、低雑音可変抵抗器の
電気的なりリック雑音を小さくしており、可変抵抗器に
おける従来のクリック機構でのピエゾ効果によるクリッ
ク雑音及びストレイキャパシターの微小変化によるクリ
ック雑音を極めて小さくすることができた。
又本考案では従来のクリック機構を備えていない可変抵
抗器と比べてほとんど同じ大きさで構成できるため小型
であり、製作も容易で実用的効果は大きい。
又軸受内においてボールによってシャフトをその軸と直
角の方向に常に押圧しているので、ある程度シャフトの
ガタを防ぐポールベアノング的な効果があり、クリック
部がシャフト表面上にあるのでシャフト表面から距離を
置いて設けた従来のクリック方式に比し、シャフトの回
転操作における感触も良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のクリック機構を備えた可変
抵抗器の側断面図、第3図は本考案実施例の側断面図、
第4図は第3図におけるX−X断面図を示す、第5図は
本考案実施例の部品の分解斜視図を示す。 1:シャフト、2:軸受、3:基体、4:抵抗体、5:
孔、6:コイルばね、7:ボール、8:クリック用溝ま
たは凹部、9:摺動片、9B:摺動片の環状部、10:
ローター、11:ケース、11B:回転止突起、12:
押え板、12B:回転止突起、13:集電片、16:外
部端子、17:鋲。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固着しであるか、もしくは一体の軸受を外部に突出させ
    た可変抵抗器の絶縁物よりなる基体の内面に抵抗体を固
    着し、抵抗体上を摺接する摺動片を固着した回転シャフ
    トを前記軸受に回転可能に固着した可変抵抗器において
    、基体3内のシャフト1の表面に軸方向に一定の回転位
    置に応じて溝または凹部8を設けるとともに、これと係
    合して基体にシャフトと直角方向に孔5を設け、スプリ
    ング6を介して前記シャフトの溝または凹部8と係合す
    る節動用可動体7を嵌合挿着することにより、電気的ク
    リックノイズを小さくしたクリック機構付可変抵抗器
JP1975161413U 1975-11-28 1975-11-28 クリック機構付可変抵抗器 Expired JPS5826483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1975161413U JPS5826483Y2 (ja) 1975-11-28 1975-11-28 クリック機構付可変抵抗器

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Publication Number Publication Date
JPS5273441U JPS5273441U (ja) 1977-06-01
JPS5826483Y2 true JPS5826483Y2 (ja) 1983-06-08

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ID=28640277

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JP1975161413U Expired JPS5826483Y2 (ja) 1975-11-28 1975-11-28 クリック機構付可変抵抗器

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