JPS5852649Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は薄形に構成することができる可変抵抗器に関す
るものである。

最近のラジオ受信機等の無線機等は薄形化、小形化の傾
向にあり、本考案はそれらの傾向に適した可変抵抗器を
提供しようとするものである。

以下、本考案の一実施例について図面とともに説明する
。

図において、１は周側面に３６０°より僅かに小さい範
囲で設けられた抵抗部２を有する円形の抵抗体部で、そ
の一端面には一体に周側面にローレットを施したつまみ
部３が設けられており、抵抗体部１の他端面には中心孔
４の周囲まで延長された電極部５が設けられ、この電極
部５は抵抗部２の一端部と接続されている。

６は抵抗体部１の中心孔４に回動可能に挿入された鋲７
に上記電極部５側にて挿入され、座金８により係止され
ているバネである。

上記銀７のバネ６と反対側には外部端子９が鋲孔１０に
より挿入され、カシメ等により係止されている。

さらに、外部端子９の端子孔１１には取付板１２の取付
孔１３にも入るように端子止鋲１４が挿入され、カシメ
等により取付板１２は外部端子９に固着されている。

１５はその先端部１６が上記抵抗部２に接触している刷
子で、他端部には一体または別体にして設けた外部端子
１７があり、この外部端子１７は端子止鋲１８により上
記取付板１２の取付孔１９にカシメ等により固着されて
いる。

以上のように本考案は、抵抗部を周側面に有する抵抗体
部の一端面につまみ部を設けるとともに取付板に取付け
られた外端子により抵抗体とつまみ部を保持させ上記つ
まみ部を回転させて抵抗体部を回転させることで抵抗値
を可変する構成としているので、薄形で小形な可変抵抗
器を得ることができるものであり、薄形化、小形化の傾
向にある無線機器に適用して多大の効果を有するもので
ある。

なお、抵抗体部とつまみ部とは別体のものを一体化して
も何ら差支えないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る可変抵抗器の一実施例を示す斜視
図、第２図は同分解斜視図である。 １・・・・・・抵抗体部、２・・・・・・抵抗部、３・
・・・・・つまみ部、４・・・・・・中心孔、５・・・
・・・電極部、６・・・・・・バネ、７・・・・・・鋲
、８・・・・・・座金、９・・・・・・外部端子、１２
・・・・・・取付板、１５・・・・・・刷子、１７・・
・・・・他の外部端子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周側面に抵抗部を有する抵抗体部と、この抵抗体部の一
   端面に一体または別体に設けられた共回りするつまみ部
   と、上記抵抗部の一端部に接続され他端が上記抵抗部の
   中心孔の周囲まで延長された電極部と、この電極部に電
   気的に接続されてなる中心孔に挿入された鋲に挿入され
   たバネおよび座金と、上記つまみ部側より上記銀に挿入
   されつまみ部および抵抗体部を回動可能な如く装着して
   なる外部端子と、この外部端子を取付けてなる取付板と
   、一端が上記抵抗部に接触され他端を上記取付板に取付
   けてなる他の外端子を一体又は別体に設けてなる刷子と
   より構成された可変抵抗器。